JPH06166787A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH06166787A
JPH06166787A JP10037492A JP10037492A JPH06166787A JP H06166787 A JPH06166787 A JP H06166787A JP 10037492 A JP10037492 A JP 10037492A JP 10037492 A JP10037492 A JP 10037492A JP H06166787 A JPH06166787 A JP H06166787A
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JP
Japan
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component
thermoplastic
block
isoprene
block copolymer
Prior art date
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Application number
JP10037492A
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English (en)
Inventor
Atsuhisa Ogawa
敦久 小川
Hideo Takamatsu
秀雄 高松
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクリル系樹脂の持つ耐候性、表面硬度、透
明感などの性質を保持したままで、これにさらに柔軟
性、加工性、低温特性などの性質を付与した熱可塑性樹
脂組成物を提供する。 【構成】 アクリル系樹脂、および飽和熱可塑性エラス
トマーである、芳香族ビニル単量体からなるブロック
と、イソプレン及び/又はブタジエンからなるブロック
から構成される熱可塑性ブロック共重合体の水添物から
なる樹脂組成100重量部に対して、側鎖にアクリル系
単量体の重合物を有する、芳香族ビニル単量体からなる
ブロックと、イソプレン及び/又はブタジエンからなる
ブロックから構成される熱可塑性ブロック共重合体の水
添物0.2〜50重量部を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟でかつ高い表面硬
度を有するだけでなく、加工性、耐候性に優れ、透明感
のある熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来成形材料として使用されるアクリル
系樹脂はその特長である透明性、発色性、耐候性、表面
硬度などの特性を生かして各種材料に用いられている。
特に発色性の良い耐候性樹脂として、屋外で使用される
ことも多く、蛍光灯カバーなどの透明感のある材料など
に利用されている。また加熱すると分解して単量体にな
るために、リサイクル性のある材料としての研究も行わ
れている。しかしながら、アクリル樹脂は一般に柔軟性
に乏しく、衝撃強度が低いため、柔軟性を改良する目的
で多くの研究がなされている。
【0003】またオレフィン系樹脂やオレフィン系エラ
ストマーは、その柔軟性、押出加工性等を利点として成
形材料に使用されてきた。例えば自動車のバンパー、コ
ンソールパネル表面などの成形材料であるが、極性基を
持たないために塗装性、印刷性、着色時の発色性に劣
り、加工する際に色の種類を選べないのが実状である。
また、加工性は比較的よいが、射出成形などの比較的せ
ん断力の高い成形方法では成形しにくいことや、柔軟性
と相反して表面硬度が低く、耐擦傷性などに劣るなどの
問題もある。しかし最近の環境問題への関心の高まりに
よってリサイクル性のある材料が注目を浴びるようにな
り、オレフィン系ポリマーに関してもその改良の研究が
鋭意検討されている。
【0004】これらの両方の樹脂が特徴として有する物
性をある程度満足させられる樹脂として、ABS樹脂、
耐衝撃性アクリル樹脂などがあるが、どちらも耐衝撃性
を付与するためのゴム成分がその主鎖中に化学的に不安
定な二重結合を有するために耐候性に劣ることが知られ
ている。その耐候性を満足させるためにAES樹脂、ア
クリル酸エステル系ゴムを分散させたアクリル樹脂など
が検討されているが、物性とコストのバランスから使用
される用途が限定されている。
【0005】一方、塩化ビニル系ポリマーは、オレフィ
ン系ポリマーと並んで安価でかつ広い用途に使用される
ポリマーで、可塑剤の量により硬度、力学物性をコント
ロールすることができるため、実際に高硬度、透明性を
要求されるアクリル樹脂と競合する分野から、低硬度、
柔軟性を要求されるポリオレフィンの分野に至る多くの
材料に利用され、その低コスト性から有利性を発揮して
きた。ところが、塩化ビニル系ポリマーは元来加工性が
悪く、多くの可塑剤を必要とする。その可塑剤は経時変
化により表面に析出する現象(ブリードアウト)の問題
を抱えている。またこのポリマーは加熱によりハロゲン
含有分解生成物を生成し、そのためにリサイクルするこ
とが現実的に困難であることからその代替が求められて
いる。
【0006】そこで互いに非相溶性のアクリル系樹脂と
オレフィン系ポリマーを相溶化することができれば、ア
クリル樹脂の持つ耐候性、表面硬度、透明感などを保持
しつつ、これにさらにオレフィン系ポリマーの持つ柔軟
性、加工性、低温特性などの性質を付与することができ
るはずである。しかし2種類以上の互いに非相溶性のポ
リマーを、これらのポリマーのいずれかと部分的に相溶
性を有する第3のポリマーを用いて相溶化することは、
いくつかの特殊タイプの混合物の系では知られているも
のの、上記のような樹脂混合系で相溶化に成功した例は
これまで知られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、本発明の目
的は、アクリル樹脂の持つ耐候性、表面硬度、透明感な
どを保持しつつ、これに柔軟性、加工性、低温特性など
の性質を付与したリサイクル性のある新規な熱可塑性樹
脂組成物、及び少なくとも2種類の互いに非相溶性の熱
可塑性ポリマーを相溶化するための相溶化剤を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らの検討の結
果、上記課題は、オレフィン系ポリマーとして熱可塑性
ブロック共重合体の水添物を用い、この熱可塑性ブロッ
ク共重合体の水添物と、アクリル系樹脂の混合物に対し
て、特定の相溶化剤を配合することにより解決されるこ
とが見出された。
【0009】すなわち本発明によれば、側鎖にアクリル
系単量体の重合物を有する、芳香族ビニル単量体からな
るブロックと、イソプレン及び又はブタジエンからなる
ブロックから構成される熱可塑性ブロック共重合体の水
添物であることを特徴とする互いに非相溶性の少なくと
も2種類の熱可塑性ポリマーの相溶化剤、およびこの相
溶化剤を、(A):アクリル系樹脂10〜90重量%、
(B):芳香族ビニル単量体からなる数平均分子量が3
000〜80000のブロック(a)と、イソプレン及
び/又はブタジエンからなる数平均分子量が20000
〜200000のブロック(b)から構成され、その芳
香族ビニル単量体からなる成分が(a)と(b)の重量
合計に対して10〜60重量%の割合で含まれる、数平
均分子量が30000〜300000の熱可塑性ブロッ
ク共重合体の水添物90〜10重量%の組合せで得られ
る樹脂100重量部に対して、(C)成分として0.2
〜50重量部の割合で配合してなる熱可塑性樹脂組成物
が提供される。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明において、(A)成分として用いら
れるアクリル系樹脂は、メタクリル酸メチルの単独のポ
リマー、あるいはメタクリル酸メチルを主成分として他
の共重合性を有する単量体を少量共重合させたコポリマ
ーであり、その製造方法には特に制限はない。用いうる
共重合成分としては、アクリル酸、アクリル酸金属塩、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸s−ブチル、アクリル酸t−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどのアクリル酸エ
ステル類、メタクリル酸、メタクリル酸金属塩、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
s−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、メタク
リル酸シクロヘキシルなどのメタクリル酸エステル類、
酢酸ビニルなどの酢酸エステル類、スチレン、α−メチ
ルスチレンなどの芳香族ビニル化合物、無水マレイン
酸、マレイン酸モノ、及びジアルキルエステル類、N−
フェニルマレイミドなどのマレイミド類などが挙げら
れ、これらは1種以上を任意の組合せで、かつ任意の比
率で使用することができる。メタクリル酸メチルとの共
重合比率は、アクリル樹脂の持つ性質を大きく変化させ
ないことが必要で、具体的には0.01〜30重量%程
度の使用が可能である。
【0012】(B)成分として用いられる熱可塑性ブロ
ック共重合体の水添物は、芳香族ビニル単量体からなる
ブロック(a)と、イソプレン及び/又はブタジエンか
らなるブロック(b)から構成される。ここで用いられ
る芳香族ビニル単量体は、スチレン、α−メチルスチレ
ンなどであり、これらは単独で、もしくは2種以上を組
み合わせて使用することができる。
【0013】芳香族ビニル単量体からなるブロック
(a)は、数平均分子量が3000〜80000の範囲
にあることが必要であり、さらに該ブロック(a)はブ
ロック(b)との合計重量に対する割合で10〜60重
量%の範囲にあることが必要であり、これにより(B)
成分である熱可塑性ブロック共重合体の水添物の熱可塑
性が保持される。ブロック(a)の数平均分子量、及び
ブロック(a)のブロック(b)との合計重量に対する
割合を低く設定し、逆に硬度や強度を必要とする場合に
は大きく設定すればよい。
【0014】ブロック(a)のセグメント数については
任意に決定することができるが、これがあまり大きい場
合は製造工程が複雑になるため、1,2程度にすること
が好ましく、またこのように少ないセグメント数であっ
ても十分な性能を発揮でき、生成物の物性においてもな
んら問題を生じない。
【0015】イソプレン及び/又はブタジエンからなる
ブロック(b)は数平均分子量が20000〜2000
00の範囲にあることが必要であり、これにより(B)
成分である熱可塑性ブロック共重合体の水添物の熱可塑
性が保持される。ブロック(b)の数平均分子量が上記
の範囲を越えて大きいと、(B)成分である熱可塑性ブ
ロック共重合体の水添物が流動性を損なうため、好まし
くない。
【0016】ブロック(b)において、イソプレンとブ
タジエンはそれぞれ単独で用いることも、または両者を
任意の比率で共重合させることもでき、この場合ランダ
ム、及びブロックのどちらの構造でも目的に合わせて使
用することができる。イソプレンはブタジエンに比べて
メチル基の分岐を有するために分子運動性がブタジエン
のそれに比べて高いので、イソプレンの比率が高いもの
はより柔軟な、またブタジエンの比率が高いものはより
硬いエラストマーとしての性質を持つので、任意の選択
によってエラストマーの性質を決定することが可能であ
る。またこのブロックセグメントの耐熱、耐候性を向上
させるために水添を行うが、ガラス転移温度がほとんど
変化しないために熱可塑性のエラストマーの性質を保持
することができる。望む耐熱性、耐候性を満足させるた
めに、水添率は70%以上であることが好ましい。
【0017】該熱可塑性ブロック共重合体の水添物を合
成する方法は、通常行われる有機アルカリ金属触媒を用
いるアニオンリビング重合などによりポリマーを得、つ
いでこれを水添することによって得られる。例えば、n
−ブチルリチウム、s−ブチルリチウムなどのアニオン
重合開始剤を用いてヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサ
ンなどの飽和脂肪族炭化水素化合物、またはベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素化合物を溶媒
に用いて30から60℃の温度条件下で、芳香族ビニル
単量体をアニオン重合させることによりリビングポリマ
ーを製造し、続いてイソプレン、ブタジエンなどの共役
ジエン系単量体を系内に滴下してブロック共重合を行
い、場合によってはさらに再び芳香族ビニル単量体を系
内に滴下してブロック共重合体を製造する。この操作を
繰り返すと多元ブロックポリマーを製造することができ
る。こうして得られたリビングポリマーを、1,2−ジ
ブロモエタン、1,4−ジブロモブタン、1,4−ジク
ロロベンゼンなどのジハロゲン化合物や、四塩化錫など
の錫化合物などによってカップリング処理することでも
多元ブロックポリマーを得ることができる。あるいは重
合開始剤に1,4−ジリチオブタン、ジリチオナフタレ
ンなどの2官能性アニオン重合開始剤を用いると、共役
ジエン系単量体、続いて芳香族ビニル単量体の順に添加
することで3元ブロック共重合体が製造される。またこ
の操作を繰り返すことで多元ブロックポリマーを製造す
ることができる。重合を行う際に、共触媒としてジメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル類、エチレングリコールジメ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル
などのグリコールエーテル類、トリエチルアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N−
メチルモルホリンなどのアミン類等ルイス塩基を、重合
触媒の金属カチオンのモル数に対して概ね0.1〜10
00倍の範囲で用いた場合は、イソプレン及び/又はブ
タジエンからなるブロックセグメントのミクロ構造が変
化し、ビニル結合を含有するようになる。このビニル構
造単位が40%以上になると室温付近にガラス転移温度
を持つようになり、室温付近での制振性能を付与するこ
とができる(特開平2−102212号公報)。そし
て、所望の分子量に達したところでアルコール類、カル
ボン酸類、水などの活性水素化合物を添加して重合を停
止する。
【0018】続いて、得られた共重合体を水添すること
で該熱可塑性ブロック共重合体の水添物を製造する。水
添触媒としては均一系触媒、または不均一系触媒を用い
ることができる。均一系触媒を用いる場合、有機遷移金
属触媒(例えばニッケルアセチルアセトナート、コバル
トアセチルアセトナート、ナフテン酸ニッケル、ナフテ
ン酸コバルトなど)とアルミニウム、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属などの金属のアルキル化物との組合せに
よるチーグラー触媒などを、水添に供される重合体の二
重結合の当量に対して0.01〜0.1mol%程度使
用する。水添反応は常温〜150℃、常圧〜50kg/
cm2 の水素圧下で行われ、約1〜50時間で終了す
る。反応終了後、容器中に酸性の水を加え、激しく攪拌
させることで水添触媒を水中に溶解させる。相分離して
いる2相のうちの水相を除去し、さらに溶媒を留去する
ことで、目的の熱可塑性ブロック共重合体の水添物を得
る。
【0019】不均一触媒を用いる場合、ニッケル、コバ
ルト、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、白金などを
単独もしくはこれらをシリカ、ケイソウ土、アルミナ、
活性炭などに担持して用い、その量は重合体重量に対し
て0.5〜10重量%が適当である。これを重合反応液
に加える。また、この際、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類も混合溶媒と
して用いることができる。水添反応は常温〜250℃、
常圧〜200kg/cm2 の水素圧下で行われ、約1〜
50時間で終了する。反応終了後、容器から反応生成物
を取り出し、触媒を濾別し、得られた濾液から溶媒を留
去することで、目的の熱可塑性ブロック共重合体の水添
物を得る。
【0020】こうして得られた(A)成分及び(B)成
分に対して(C)成分として、側鎖にアクリル系単量体
の重合物を有する、芳香族ビニル単量体によるブロック
とイソプレン及び/又はブタジエンからなるブロックか
ら構成される熱可塑性ブロック共重合体の水添物を配合
することで熱可塑性樹脂組成物を得る。この(C)成分
は、側鎖のアクリル系単量体の重合物(C1)が(A)
成分に対する親和性が高く、主鎖の芳香族ビニル単量体
からなるブロックとイソプレン及び/又はブタジエンか
らなるブロックから構成される熱可塑性ブロック共重合
体の水添物は(C2)が(B)成分に対する親和性が高
いことから、相溶化剤としての効果を持つものである。
【0021】(C)成分中の(C1)成分は、(A)成
分について述べたのと基本的に同様のポリマーであり、
メタクリル酸メチルの単独のポリマー、あるいはメタク
リル酸メチルを主成分として他の共重合性を有する単量
体を少量共重合させたコポリマーである。共重合成分と
しては(A)成分で使用されるのと同様の共重合単量体
の1種以上を任意の組合せでかつ、任意の比率で使用す
ることができるが、(A)成分になるべく近い組成のも
のが好ましい。
【0022】主鎖である(C2)成分は、(B)成分に
ついて述べたのと同様の方法で製造され、通常行われる
有機アルカリ金属触媒を用いるアニオンリビング重合な
どによって合成された(B)成分に類似なポリマーを水
添して得られる。その構造は、(C)の芳香族ビニル単
量体からなるブロックが(B)成分の芳香族ビニル単量
体からなるブロック(a)と、さらに(C)のイソプレ
ン及び/又はブタジエンからなるブロックが(B)成分
のイソプレン及び/又はブタジエンからなるブロック
(b)と同じあるいは類似な分子量であることが好まし
い。また70%以上水添することにより耐熱性、耐候性
が向上し、かつ(B)成分と類似の分子構造を有するこ
とにより相溶化効果において優れたものとなる。さらに
は(C2)成分の各ブロックセグメントの構成は2元、
あるいは3元である場合に相溶化、さらには製造コスト
の面において最も効果が発揮される。
【0023】また、(C)成分中の(C1)成分と(C
2)成分の比率は任意に決定できるが、相溶化剤として
の効果をより明確にするにはより近い成分比率がよく、
具体的には(C1)/(C2)(重量比)で25/75
〜75/25の範囲が好ましい。
【0024】(C)成分は現在までに種々の合成方法が
提案されていて、それらの中から任意の方法を選択する
ことができるが、基本的には(C1)からなる成分と、
(C2)からなる成分を化学的に結合させて得られる。
例えば、(1):(C2)成分の存在下にて、過酸化物
などを触媒として用いて水素引き抜きなどによるラジカ
ル反応により、(C1)成分を構成する単量体を(C
2)成分の側鎖にグラフト重合する方法、(2):(C
1)成分ポリマーの分子鎖の末端に反応性二重結合を導
入し、(C2)成分中の残存二重結合への付加反応や、
ラジカル的な水素引き抜き反応によって(C1)成分ポ
リマーの分子鎖の末端を結合させる方法、(3):(C
2)成分に二塩基性酸無水物などの官能基を導入してカ
ルボン酸変性したものと、(C1)成分の分子鎖の末端
に水酸基又は、一級もしくは二級のアミノ基などの活性
水素基を導入したポリマーを反応させる方法などが知ら
れている。
【0025】これらのどの方法を用いても、製造される
(C)成分としての必要条件を満たすことができるが、
特にその相溶化効果を高めるためにグラフトポリマーの
分子構造をより細かくコントロールすることが重要であ
る。(C1)、(C2)各原料成分の分子量、分子量分
布、官能基含有量などを把握することにより反応率、分
岐側鎖成分の含有量などを決定することができ、
(A)、(B)の組合せに対してより適切な(C)成分
の設計ができる。以上の観点から、(3)に挙げた製造
法が最も好適である。
【0026】(3)の製造方法を以下に述べる。(C
2)成分は(B)成分の製造方法の詳細で述べた方法と
同様の方法で製造され、通常行われる有機アルカリ金属
触媒を用いるアニオンリビング重合などによって合成さ
れた(B)成分に類似なポリマーを水添して得られる。
その構造は、(C)の芳香族ビニル単量体からなるブロ
ックが(B)成分の芳香族ビニル単量体からなるブロッ
ク(a)と、さらに(C)のイソプレン及び/又はブタ
ジエンからなるブロックが(B)成分のイソプレン及び
/又はブタジエンからなるブロック(b)と同じあるい
は類似な分子量であることが好ましい。また70%以上
水添することにより耐熱性、耐候性が向上し、かつ
(B)成分と類似の分子構造を有することにより相溶化
効果において優れたものとなる。さらには(C2)成分
の各ブロックセグメントの構成は2元、あるいは3元で
ある場合に相溶化、さらには製造コストの面において最
も効果が発揮される。このようにして得られた(C2)
成分と、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラ
コン酸などの二塩基性不飽和酸無水物とを、必要に応じ
てトルエン、キシレン、シクロヘキサンなどの炭化水素
系溶媒中で、さらに必要に応じてベンゾイルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、ジ(t−ブチル)パー
オキサイドなどの過酸化物触媒を(C2)成分に対して
0.01〜1重量%添加して、常温〜200℃、1〜1
00時間攪拌して反応させることにより(C2)成分の
カルボン酸変性物が得られる。
【0027】一方(C1)成分の分子鎖の末端に水酸
基、又は一級もしくは二級のアミノ基などの活性水素基
を導入する方法として、例えば次のような方法を例示す
ることができる。ここで用いられる(C1)成分は、
(A)成分について述べたのと同様のポリマーであり、
メタクリル酸メチルの単独ポリマー、あるいはメタクリ
ル酸メチルを主成分とし、これに(A)成分で使用され
るのと同様の共重合性を有する単量体を少量共重合させ
たコポリマーである。このメタクリル酸メチルと共重合
される単量体は、その1種以上を任意の組合せで、かつ
任意の比率で使用することができるが、(A)成分にな
るべく近い組成であることが好ましい。酢酸エチル、酢
酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトンなどの飽和カ
ルボニル化合物、トルエン、キシレンなどの炭化水素化
合物を必要に応じて溶媒として用い、メタクリル酸メチ
ルの単独、あるいはメタクリル酸メチル及びこれと共重
合性を有する単量体を、チオール化合物(末端に水酸基
を導入するのであれば2−ヒドロキシエタンチオールな
どのヒドロキシル基含有チオール化合物、アミノ基を導
入するのであれば2−アミノエタンチオールなどのアミ
ノ基含有チオール化合物など)の存在下、通常のラジカ
ル重合開始剤、例えば2,2′−アゾビスイソブチロニ
トリル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)などの有機アゾ化合物等を用いて常温〜100℃
で、3〜30時間重合を行うことにより、(C1)成分
の分子鎖の末端に活性水素基を導入する。こうして得ら
れる分子鎖の末端に水酸基、又は一級もしくは二級のア
ミノ基を有するアクリル系樹脂の分子量について厳密な
意味での制限はないが、これがいたずらに大きすぎると
(C2)のカルボン酸変性物との反応性が低下し、ある
いは(C2)のカルボン酸変性物との反応により得られ
る(C)成分の溶融粘度が大きくなりすぎて、(A)成
分及び(B)成分との混練操作が行い難くなるので、数
平均分子量で10000〜80000の範囲内にあるの
が好ましい。
【0028】また、その分子鎖の末端に導入すべき官能
基は水酸基、又は一級もしくは二級のアミノ基のいずれ
であってもよいが、該熱可塑性樹脂組成物中では官能基
濃度として非常に低いためカルボキシル基との反応性が
より高く、反応結合部位の安定性がより高い官能基を選
択することが重要である。従って(D)成分中のカルボ
キシル基との反応性を高め、より効果を明確にするため
には、(C)成分の末端に導入すべき官能基は一級のア
ミノ基であることが最も好ましい。従って(C1)の製
造に使用する官能基を有するチオール化合物は、2−ア
ミノエタンチオールが最も好ましい。
【0029】(C)成分は(C1)成分の末端活性水素
基と(C2)成分のカルボン酸無水残基との反応によっ
て得られ、この反応は、例えば両成分を共通な溶媒であ
るトルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素化合物など
に溶解し、室温〜250℃の温度で0.5〜100時間
攪拌して反応させる、または押出機、ニーダーなどの溶
融混練機中で170〜300℃、滞留時間0.2〜30
分の溶融混練によって反応させることによりなしうる。
かくして得られる(C1)成分と(C2)成分との反応
混合物は、この中に(C)成分が30〜100重量%、
好ましくは50〜100重量%含まれていさえすれば、
そのまま使用することができる。
【0030】こうして得られた(C)成分ポリマーを
(A)成分及び(B)成分に対し配合することにより、
相溶化効果が発揮され、目的とする熱可塑性樹脂組成物
を得ることができる。
【0031】(C)成分の使用量は相溶化剤として十分
な機能を発揮できる量であればよいが、その量が多くな
りすぎると、(A)、(B)各成分に比べて(C)成分
の製造コストがかかることから、(A)、(B)両者の
組成100重量部に対して0.2〜50重量部の範囲で
用いられる。
【0032】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、充填剤、
顔料などの各種添加剤を任意に含有することができる。
その例を示すならば、例えばアルミナ、タルク、カーボ
ンブラック、マイカ、ゼオライト、ガラス繊維、炭素繊
維、フェライト、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム
など一般の充填剤や、染料、顔料、難燃剤、紫外線吸収
剤、その他機能性添加剤として用いられる有機系、また
は無機系添加剤などである。またその添加量は一般に用
いられる量の範囲であり、例えば全樹脂組成物100重
量部に対して0.001〜50重量部、または場合によ
り、これ以上の量を用いることができる。さらに本発明
の樹脂組成物は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン類、ポリブテン、ポリイソブチレン、プロ
セスオイル等のオレフィン系可塑剤を、物性を損なうこ
とのない程度含有することができる。
【0033】組成物を構成する成分の混合の方法は従来
の慣用の方法で行うことができ、特に制限を受けるもの
ではない。例えば通常の押出機、ニーダーなどの溶融混
練機によって溶融状態で混合する方法で行うことができ
る。またその際、(A)、(B)、及び(C)の各成分
を同時に溶融混練してもよく、またあらかじめ任意の選
択によって2者を溶融混練した物に対して残りの成分を
溶融混練してもよい。樹脂温は各原料樹脂が溶融流動す
る温度以上で、しかも劣化を起こさない範囲の温度で混
練することが必要であり、具体的には150〜300℃
の範囲であるが、より好適には180〜280℃で行わ
れる。
【0034】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、各実施例における部は重量部を表す。また
各物性は次に示す方法によって求めた。 (1)酸価:0.1N−水酸化カリウムエタノール溶液
にて直接滴定して求めた。 (2)アミノ価:0.01N−塩酸メタノール溶液にて
直接滴定して求めた。 (3)引張物性試験:JISK−7113に準拠、2号
試験片を用いて測定して求めた。 (4)硬度:ASTMD−2240、またはJISK−
6301に準拠して測定した。 (5)耐油性試験:室温でJIS2号オイル中に120
時間浸漬し、外観の変化を目視により評価した。 (6)鉛筆擦傷性:JISK−5400に準拠した方
法、装置により擦傷性を評価した。
【0035】なお本発明に用いる芳香族ビニル単量体か
らなるブロックとイソプレン及び/又はブタジエンから
なるブロックから構成される熱可塑性ブロック共重合体
の水添物は、以下のようにして製造した。
【0036】熱可塑性ブロック共重合体の水添物(1)
の製造 攪拌機及び滴下漏斗の付属した耐圧反応容器にシクロヘ
キサン500部及びs−ブチルリチウム11部を仕込
み、50℃に昇温して、滴下漏斗よりスチレン60部を
連続的に仕込み、次いでイソプレン280部を連続的に
仕込み、その後にスチレン60部を連続的に仕込んで8
時間重合を行った。その後反応系を水素で置換し、ケイ
ソウ土担持ニッケル触媒を25部加えて15kg/cm
2 の水素圧下、150℃で10時間反応させた。反応生
成物をシクロヘキサンで希釈して触媒を濾別し、次いで
濾液を減圧下で濃縮乾燥して熱可塑性ブロック共重合体
の水添物(1)を得た。NMRの分析より、スチレン−
イソプレン−スチレンの3元ブロック共重合体であり、
スチレン含有量は30.3%であることを確認した。ま
たGPCの分析から、スチレンブロックの数平均分子量
は8,300、イソプレンブロックの数平均分子量は3
8,500、全体の数平均分子量は55,000であっ
た。ヨウ素価による水添率は95.6%で、NMRによ
るベンゼン環の水添率は1.2%であった。
【0037】熱可塑性ブロック共重合体の水添物(2)
の製造 攪拌機及び滴下漏斗の付属した耐圧反応容器にシクロヘ
キサン500部及びs−ブチルリチウム9部を仕込み、
50℃に昇温して、滴下漏斗よりスチレン120部を連
続的に仕込み、次いでイソプレン160部を連続的に仕
込み、その後にスチレン120部を連続的に仕込んで7
時間重合を行った。その後反応系を水素で置換し、ケイ
ソウ土担持ニッケル触媒を20部加えて15kg/cm
2 の水素圧下、150℃で7時間反応させた。反応生成
物をシクロヘキサンで希釈して触媒を濾別し、次いで濾
液を減圧下で濃縮乾燥して熱可塑性ブロック共重合体の
水添物(2)を得た。NMRの分析により、スチレン−
イソプレン−スチレンの3元ブロック共重合体であり、
スチレン含有量は61.1%であることを確認した。ま
たGPCの分析から、スチレンブロックの数平均分子量
は21,400、イソプレンブロックの数平均分子量は
27,200、全体の数平均分子量は70,000であ
った。ヨウ素価による水添率は93.2%で、NMRに
よるベンゼン環の水添率は3.2%であった。
【0038】熱可塑性ブロック共重合体の水添物(3)
の製造 攪拌機及び滴下漏斗の付属した耐圧反応容器にシクロヘ
キサン500部及びs−ブチルリチウム9部を仕込み、
50℃に昇温して、滴下漏斗よりスチレン60部を連続
的に仕込み、次いでイソプレン280部を連続的に仕込
み、その後にスチレン60部を連続的に仕込んで10時
間重合を行った。その後反応系を水素で置換し、ケイソ
ウ土担持ニッケル触媒を30部加えて15kg/cm2
の水素圧下、150℃で10時間反応させた。反応生成
物をシクロヘキサンで希釈して触媒を濾別し、次いで濾
液を減圧下で濃縮乾燥して熱可塑性ブロック共重合体の
水添物(3)を得た。NMRの分析により、スチレン−
イソプレン−スチレンの3元ブロック共重合体であり、
スチレン含有量は31.5%であることを確認した。ま
たGPCの分析から、スチレンブロックの数平均分子量
は10,900、イソプレンブロックの数平均分子量は
47,300、全体の数平均分子量は69,100であ
った。ヨウ素価による水添率は98.0%で、NMRに
よるベンゼン環の水添率は0.8%であった。
【0039】次に、本発明に用いる側鎖にアクリル系単
量体の重合物を有する熱可塑性ブロック共重合体の水添
物(以下、相溶化剤と表記する)は、以下のようにして
製造した。
【0040】分子鎖の末端にアミノ基を有するアクリル
重合体の製造 攪拌機と滴下漏斗の付属した耐圧反応容器に酢酸エチル
300部を仕込み、次いで2−アミノエタンチオール
6.2部、メタクリル酸メチル200部、アゾビスイソ
ブチロニトリル9.9部を順次仕込んで70℃に昇温、
10時間重合を行った。得られた重合液をn−ヘキサン
中に滴下し、沈殿物を濾別、減圧乾燥して白色粉末状生
成物を得た。NMRの分析から、これが分子鎖の末端に
1級のアミノ基を有するポリメタクリル酸メチルである
ことを確認した。GPCによる分子量は38,400、
アミノ価によるアミノ基含有量は1分子当り1.21個
であった。
【0041】カルボン酸変性熱可塑性ブロック共重合体
の水添物(1)〜(3)の製造 攪拌機の付属した耐圧反応容器中にキシレン30部、熱
可塑性ブロック共重合体の水添物(1)〜(3)を30
0部、無水マレイン酸8部を仕込み、230℃で20時
間反応させた。得られた反応物を120℃、24時間減
圧乾燥し、溶媒、未反応無水マレイン酸を除去してカル
ボン酸変性熱可塑性ブロック共重合体の水添物を得た。
それぞれの酸価を表1に示す。
【0042】
【表1】 相溶化剤(1)の製造 分子鎖の末端にアミノ基を有するアクリル重合体100
部、カルボン酸変性熱可塑性ブロック共重合体の水添物
(1)100部をミキサーにて均一に混合し、窒素雰囲
気下、230℃、300rpmの2軸押出機中に供給、
反応を行った。溶媒分別による反応率を表2に示す。
【0043】相溶化剤(2)の製造 カルボン酸変性熱可塑性ブロック共重合体の水添物
(2)を用いた以外は相溶化剤(1)の製造と同様に反
応を行った。溶媒分別による反応率を表2に示す。
【0044】相溶化剤(3)の製造 カルボン酸変性熱可塑性ブロック共重合体の水添物
(3)を用いた以外は相溶化剤(1)の製造と同様に反
応を行った。溶媒分別による反応率を表2に示す。
【0045】
【表2】 〔実施例1〜5、比較例1〜3〕アクリル樹脂、熱可塑
性ブロック共重合体の水添物、及び実施例1〜5では相
溶化剤をミキサーにて表3に示す組成で混合し、窒素雰
囲気下、200℃、200rpmの2軸押出機中に供
給、溶融混合した。得られた混合物を射出成形機で各種
試験片に成形して測定した物性を表3に示す。
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、アクリル系樹脂および
熱可塑性ブロック共重合体の水添物に対して特定の相溶
化剤を配合することにより、柔軟でかつ高い表面硬度を
有するだけでなく、加工性と耐候性に優れ、透明感のあ
る熱可塑性樹脂組成物が提供される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A):アクリル系樹脂10〜90重量
    %、 (B):芳香族ビニル単量体からなる数平均分子量が3
    000〜80000のブロック(a)と、イソプレン及
    び/又はブタジエンからなる数平均分子量が20000
    〜200000のブロック(b)から構成され、その芳
    香族ビニル単量体からなる成分が(a)と(b)の重量
    合計に対して10〜60重量%の割合で含まれる、数平
    均分子量が30000〜300000の熱可塑性ブロッ
    ク共重合体の水添物90〜10重量%からなる樹脂組成
    100重量部に対して、 (C):側鎖にアクリル系単量体の重合物を有する、芳
    香族ビニル単量体からなるブロックと、イソプレン及び
    /又はブタジエンからなるブロックから構成される熱可
    塑性ブロック共重合体の水添物0.2〜50重量部 を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(C)成分である熱可塑性ブロック共重合
    体の水添物が、分子鎖末端に一級のアミノ基を有する数
    平均分子量が10000〜80000のアクリル系樹脂
    に対して、芳香族ビニル単量体からなるブロックと、イ
    ソプレン及び/又はブタジエンからなるブロックから構
    成される熱可塑性ブロック共重合体の水添物のカルボン
    酸変性物を反応させることにより得られる重合体である
    請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】側鎖にアクリル系単量体の重合物を有す
    る、芳香族ビニル単量体からなるブロックと、イソプレ
    ン及び/又はブタジエンからなるブロックから構成され
    る熱可塑性ブロック共重合体の水添物であることを特徴
    とする互いに非相溶性の少なくとも2種類の熱可塑性ポ
    リマーの相溶化剤。
  4. 【請求項4】分子鎖末端に一級のアミノ基を有する数平
    均分子量が10000〜80000のアクリル系樹脂に
    対して、芳香族ビニル単量体からなるブロックと、イソ
    プレン及び/又はブタジエンからなるブロックから構成
    される熱可塑性ブロック共重合体の水添物のカルボン酸
    変性物を反応させることを特徴とする請求項3記載の相
    溶化剤の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024024756A1 (ja) * 2022-07-25 2024-02-01 株式会社クラレ 樹脂組成物、成形体、積層構造体、及び積層構造体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024024756A1 (ja) * 2022-07-25 2024-02-01 株式会社クラレ 樹脂組成物、成形体、積層構造体、及び積層構造体の製造方法

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