JPH06166320A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
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- JPH06166320A JPH06166320A JP34970592A JP34970592A JPH06166320A JP H06166320 A JPH06166320 A JP H06166320A JP 34970592 A JP34970592 A JP 34970592A JP 34970592 A JP34970592 A JP 34970592A JP H06166320 A JPH06166320 A JP H06166320A
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- 238000004364 calculation method Methods 0.000 abstract description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 description 24
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 12
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
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- 238000010792 warming Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用空調装置において、渋滞状況を適確に
判断して、フロントとリアのそれぞれの風量を渋滞状況
に見合った風量に調節して、ファン騒音を極力少なくす
ると共に、風量変化に伴なう吹出温度変化を適正化して
乗員の局部的(腕、顔等)な温熱感を改良すること。 【構成】 平均車速及び車速変化頻度とを推定因子とし
て、ファジィ推論により渋滞度が演算される。この渋滞
度とフロント及びリアの熱負荷条件とから、フロント及
びリアの冷房能力の不足程度が推定され、この冷房能力
不足の程度に応じてフロントファン及びリアファンの風
量が減少させられる。
判断して、フロントとリアのそれぞれの風量を渋滞状況
に見合った風量に調節して、ファン騒音を極力少なくす
ると共に、風量変化に伴なう吹出温度変化を適正化して
乗員の局部的(腕、顔等)な温熱感を改良すること。 【構成】 平均車速及び車速変化頻度とを推定因子とし
て、ファジィ推論により渋滞度が演算される。この渋滞
度とフロント及びリアの熱負荷条件とから、フロント及
びリアの冷房能力の不足程度が推定され、この冷房能力
不足の程度に応じてフロントファン及びリアファンの風
量が減少させられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空気調和装置に
おける渋滞時の適正風量制御に関する。
おける渋滞時の適正風量制御に関する。
【0002】
【従来の技術】渋滞時の車両用空気調和装置の制御とし
て、特開昭57−118719号の発明が知られてい
る。これは、車両の走行速度が所定値以下で所定時間以
上継続するか否かで渋滞か否か判断し、渋滞時はインテ
ークドアを自動的にREC(内気還流)モードとするも
のである。
て、特開昭57−118719号の発明が知られてい
る。これは、車両の走行速度が所定値以下で所定時間以
上継続するか否かで渋滞か否か判断し、渋滞時はインテ
ークドアを自動的にREC(内気還流)モードとするも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、走
行速度が所定値以下でその走行状況が所定時間以上継続
するか否かで渋滞を判断しており、その判断の基準値は
固定的に予め定められている。しかしながら、実際の車
両走行状況は時々刻々と変化しており、その変化パター
ンも多様であるため、従来のような固定的な判断方法で
は渋滞を渋滞でないと誤判断してしまう可能性が少なく
ない。例えば、10km/h以下で10分以上を渋滞と判
断するよう設定していたとすると、9分毎に渋滞車両が
流れたならば渋滞と判断しない事となってしまう。
行速度が所定値以下でその走行状況が所定時間以上継続
するか否かで渋滞を判断しており、その判断の基準値は
固定的に予め定められている。しかしながら、実際の車
両走行状況は時々刻々と変化しており、その変化パター
ンも多様であるため、従来のような固定的な判断方法で
は渋滞を渋滞でないと誤判断してしまう可能性が少なく
ない。例えば、10km/h以下で10分以上を渋滞と判
断するよう設定していたとすると、9分毎に渋滞車両が
流れたならば渋滞と判断しない事となってしまう。
【0004】また、上記従来技術では、渋滞状況を渋滞
か渋滞でないかの2値論理で扱っているが、実際の渋滞
は、その程度において大きな幅を持っているため、渋滞
か否かの境界はあいまいであり、従来技術のような2値
論理での扱いでは判断の適正さに限界がある。
か渋滞でないかの2値論理で扱っているが、実際の渋滞
は、その程度において大きな幅を持っているため、渋滞
か否かの境界はあいまいであり、従来技術のような2値
論理での扱いでは判断の適正さに限界がある。
【0005】ところで、ワゴン車のように車室空間が比
較的広く、1つのコンプレッサで室内のフロントとリア
の双方の送風空調を行っているような車両では、特に夏
期の渋滞時には車室調和装置の冷房能力が不足気味とな
るため、室温が高めに安定してしまう。その結果、ファ
ンが長時間HI(高回転数)のままとなってしまい、フ
ァン騒音が大きいという問題がある。また、ファンがH
Iであるために、かえって吹出温度が下がらないという
問題もある。
較的広く、1つのコンプレッサで室内のフロントとリア
の双方の送風空調を行っているような車両では、特に夏
期の渋滞時には車室調和装置の冷房能力が不足気味とな
るため、室温が高めに安定してしまう。その結果、ファ
ンが長時間HI(高回転数)のままとなってしまい、フ
ァン騒音が大きいという問題がある。また、ファンがH
Iであるために、かえって吹出温度が下がらないという
問題もある。
【0006】従って、本発明の目的は、車両用空調装置
において、渋滞状況を適確に判断して、フロントとリア
のそれぞれの風量を渋滞状況に見合った風量に調節し
て、ファン騒音を極力少なくすると共に、風量変化に伴
なう吹出温度変化を適正化して乗員の局部的(腕、顔
等)な温熱感を改良することにある。
において、渋滞状況を適確に判断して、フロントとリア
のそれぞれの風量を渋滞状況に見合った風量に調節し
て、ファン騒音を極力少なくすると共に、風量変化に伴
なう吹出温度変化を適正化して乗員の局部的(腕、顔
等)な温熱感を改良することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロントファ
ン及びリアファンを備える車両用空気調和装置におい
て、平均車速を演算する手段と、車両の実質的停止と走
行との繰り返し回数たる車速変化頻度を演算する手段
と、平均車速と車速変化頻度とを前件部とし、渋滞度合
を後件部としたファジィ推論を行なう手段と、ファジィ
推論により求められた渋滞度とフロント側及びリア側の
熱負荷条件とから、フロント側及びリア側の冷房能力不
足の程度をそれぞれ推定する手段と、推定されたフロン
ト側及びリア側の冷房能力不足に応じて、フロントファ
ン及びリアファンの風量を減少させる手段とを有する車
両用空気調和装置を提供する。
ン及びリアファンを備える車両用空気調和装置におい
て、平均車速を演算する手段と、車両の実質的停止と走
行との繰り返し回数たる車速変化頻度を演算する手段
と、平均車速と車速変化頻度とを前件部とし、渋滞度合
を後件部としたファジィ推論を行なう手段と、ファジィ
推論により求められた渋滞度とフロント側及びリア側の
熱負荷条件とから、フロント側及びリア側の冷房能力不
足の程度をそれぞれ推定する手段と、推定されたフロン
ト側及びリア側の冷房能力不足に応じて、フロントファ
ン及びリアファンの風量を減少させる手段とを有する車
両用空気調和装置を提供する。
【0008】
【作用】平均車速及び車速変化頻度とを推定因子とし
て、ファジィ推論により渋滞度が演算される。この渋滞
度とフロント及びリアの熱負荷条件とから、フロント及
びリアの冷房能力の不足程度が推定され、この冷房能力
不足の程度に応じてフロントファン及びリアファンの風
量が減少させられる。
て、ファジィ推論により渋滞度が演算される。この渋滞
度とフロント及びリアの熱負荷条件とから、フロント及
びリアの冷房能力の不足程度が推定され、この冷房能力
不足の程度に応じてフロントファン及びリアファンの風
量が減少させられる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る車両用空気調和装置の一
実施例の要部構成を示すブロック図である。
実施例の要部構成を示すブロック図である。
【0010】同図において、車速センサ1は車両の走行
速度(車速)Vを検出し、これを受けて車速平均演算部
2が車速Vの平均値(平均車速)VM を演算し、変化頻
度演算部3が後に詳述するような方法で車速Vの変化頻
度VF を求める。
速度(車速)Vを検出し、これを受けて車速平均演算部
2が車速Vの平均値(平均車速)VM を演算し、変化頻
度演算部3が後に詳述するような方法で車速Vの変化頻
度VF を求める。
【0011】平均車速VM と車速変化頻度VF はファジ
ィ推論部4に送られ、ここで後に詳述するようなファジ
ィ推論が行われて渋滞度Jが求められレジスタ5に記憶
される。ファジィ推論部4は、時々刻々変化する平均車
速VM と変化頻度VF とを受けて随時渋滞度Jを演算
し、レジスタ5を更新する。
ィ推論部4に送られ、ここで後に詳述するようなファジ
ィ推論が行われて渋滞度Jが求められレジスタ5に記憶
される。ファジィ推論部4は、時々刻々変化する平均車
速VM と変化頻度VF とを受けて随時渋滞度Jを演算
し、レジスタ5を更新する。
【0012】レジスタ5に記憶された渋滞度Jは、フロ
ント吹出温度限界値演算部9及びリア吹出温度限界値演
算部18にそれぞれ与えられる。フロント吹出温度限界
値演算部9は、前記渋滞度Jと、外気センサ6からの外
気温度Ta と、日射センサ7からの日射量Ts と、フロ
ントファン給電ライン8からのフロントファン電圧VBF
とに基づいて、後述するような方法で、フロント吹出温
度限界値TFXS を演算する。このフロント吹出温度限界
値TFXS は現在の条件下ではこの値以下にはフロント吹
出温度が下がり得ないというフロント吹出温度下限を意
味するもので、これは比較部15に送られてフロント吹
出温度目標値TFXO と比較される。ここで、フロント吹
出温度目標値TFXO は、フロント吹出温度目標値演算部
14により、フロント室内センサ10からのフロント室
内温度TrFと、外気センサ6からの外気温度Ta と、日
射センサ7からの日射量Ts と、フロント温度設定器1
3からのフロント室内温度設定値TPTCFとに基いて後述
するような方法で演算されたものである。比較部15で
は、前記フロント吹出温度限界値TFXS と、フロント吹
出温度目標値TFXO とが比較され、両者の偏差ΔTFXが
フロント/リアファンパターン選択部22へ与えられ
る。
ント吹出温度限界値演算部9及びリア吹出温度限界値演
算部18にそれぞれ与えられる。フロント吹出温度限界
値演算部9は、前記渋滞度Jと、外気センサ6からの外
気温度Ta と、日射センサ7からの日射量Ts と、フロ
ントファン給電ライン8からのフロントファン電圧VBF
とに基づいて、後述するような方法で、フロント吹出温
度限界値TFXS を演算する。このフロント吹出温度限界
値TFXS は現在の条件下ではこの値以下にはフロント吹
出温度が下がり得ないというフロント吹出温度下限を意
味するもので、これは比較部15に送られてフロント吹
出温度目標値TFXO と比較される。ここで、フロント吹
出温度目標値TFXO は、フロント吹出温度目標値演算部
14により、フロント室内センサ10からのフロント室
内温度TrFと、外気センサ6からの外気温度Ta と、日
射センサ7からの日射量Ts と、フロント温度設定器1
3からのフロント室内温度設定値TPTCFとに基いて後述
するような方法で演算されたものである。比較部15で
は、前記フロント吹出温度限界値TFXS と、フロント吹
出温度目標値TFXO とが比較され、両者の偏差ΔTFXが
フロント/リアファンパターン選択部22へ与えられ
る。
【0013】上記と同様な構成がリアに関しても設けら
れている。
れている。
【0014】即ち、リア吹出温度限界値演算部18が、
レジスタ5からの渋滞度Jと、外気センサ6からの外気
温度Ta と、日射センサ7からの日射量Ts と、リアフ
ァン給電ライン16からのリアファン電圧VBRとを受け
て、現在の条件下におけるリア吹出温度の下限値である
リア吹出温度限界値TRXS を後述するような方法で演算
する。また、リア吹出温度目標値演算部20が、リア室
内センサ17からリア室内温度TrRと、外気センサ6か
らの外気温度Ta と、日射センサ7からの日射量T
s と、リア温度設定器19からのリア室内温度設定値T
PTCRとを受けて、リア吹出温度目標値TRXO を後述する
方法により演算する。このリア吹出温度目標値TRXO と
前記リア吹出温度限界値TRXS とを受けて、比較部21
が両者の偏差ΔTRXを演算し、これをフロント/リアフ
ァンパターン選択部22へ送る。
レジスタ5からの渋滞度Jと、外気センサ6からの外気
温度Ta と、日射センサ7からの日射量Ts と、リアフ
ァン給電ライン16からのリアファン電圧VBRとを受け
て、現在の条件下におけるリア吹出温度の下限値である
リア吹出温度限界値TRXS を後述するような方法で演算
する。また、リア吹出温度目標値演算部20が、リア室
内センサ17からリア室内温度TrRと、外気センサ6か
らの外気温度Ta と、日射センサ7からの日射量T
s と、リア温度設定器19からのリア室内温度設定値T
PTCRとを受けて、リア吹出温度目標値TRXO を後述する
方法により演算する。このリア吹出温度目標値TRXO と
前記リア吹出温度限界値TRXS とを受けて、比較部21
が両者の偏差ΔTRXを演算し、これをフロント/リアフ
ァンパターン選択部22へ送る。
【0015】フロント/リアファンパターン選択部22
は、温度偏差ΔTFX、ΔTRXに基づいてフロントファン
及びリアファンの制御パターンを後述する方法で選択
し、そして選択したパターンを用いてフロントファン及
びリアファンへの給電電圧(ファン電圧)を決定し、こ
れをそれぞれフロントファン電圧制御部23及びリアフ
ァン電圧制御部25に送る。これらファン電圧制御部2
3、25はそれぞれフロントファン24及びリアファン
26への給電電圧をファンパターン選択部22からのフ
ァン電圧に制御し、それによりフロントファン24及び
リアファン26の回転数、つまり風量が制御される。
は、温度偏差ΔTFX、ΔTRXに基づいてフロントファン
及びリアファンの制御パターンを後述する方法で選択
し、そして選択したパターンを用いてフロントファン及
びリアファンへの給電電圧(ファン電圧)を決定し、こ
れをそれぞれフロントファン電圧制御部23及びリアフ
ァン電圧制御部25に送る。これらファン電圧制御部2
3、25はそれぞれフロントファン24及びリアファン
26への給電電圧をファンパターン選択部22からのフ
ァン電圧に制御し、それによりフロントファン24及び
リアファン26の回転数、つまり風量が制御される。
【0016】図2は、平均車速VM 及び車速変化頻度V
F の演算並びにファジィ推論による渋滞度Jの演算の全
体処理フローを示す。
F の演算並びにファジィ推論による渋滞度Jの演算の全
体処理フローを示す。
【0017】まず、車速センサ1からの車速Vを周期的
にサンプリングし(S1)、そして、図3に示すよう
に、所定時間T2 内にサンプリングした値VN を平均化
して(S7)平均車速VM を演算する(S2)。続い
て、車速変化頻度VF を演算する(S3)。この演算の
詳細を図4に示す。
にサンプリングし(S1)、そして、図3に示すよう
に、所定時間T2 内にサンプリングした値VN を平均化
して(S7)平均車速VM を演算する(S2)。続い
て、車速変化頻度VF を演算する(S3)。この演算の
詳細を図4に示す。
【0018】図4を参照して、まずタイマフラグF1が
“1”にセットされているか否かチェックし(S8)、
“1”にセットされていなければタイマtをスタートさ
せ(S9)、タイマフラグF1を“1”にセットし(S
10)、そして減速頻度m及び加速頻度nをそれぞれ
“0”に初期設定し(S11)、その後にステップS1
2へ進む。一方、ステップS8のチェックでタイマフラ
グF1が既に“1”にセットされていたならば、直ちに
ステップS12へ進む。
“1”にセットされているか否かチェックし(S8)、
“1”にセットされていなければタイマtをスタートさ
せ(S9)、タイマフラグF1を“1”にセットし(S
10)、そして減速頻度m及び加速頻度nをそれぞれ
“0”に初期設定し(S11)、その後にステップS1
2へ進む。一方、ステップS8のチェックでタイマフラ
グF1が既に“1”にセットされていたならば、直ちに
ステップS12へ進む。
【0019】ステップS12では、車速センサ1からの
車速Vをサンプリングしてその時点での車速値VN と
し、次にステップS13へ進み、その車速値VN が所定
の第1車速閾値αより低いか否か判断する。もし、車速
値VN が第1車速閾値αより低ければステップS14へ
進み、一方、第1車速閾値αより高ければステップS1
7へ進んで車速値VN が所定の第2車速閾値βより高い
か否かチェックする。ここで、第1及び第2車速閾値
α,βとは、図5に例示するように渋滞時特有の小距離
走行と停止との頻繁なくり返しがあった場合に、それを
適確に検出できるように設定された車速閾値であって、
β>αの関係があり、車速値VN が第1車速閾値αより
低ければ実質的に停止とみなすことができ、一方第2車
速閾値βより高ければ走行中とみなすことができるよう
な値である。
車速Vをサンプリングしてその時点での車速値VN と
し、次にステップS13へ進み、その車速値VN が所定
の第1車速閾値αより低いか否か判断する。もし、車速
値VN が第1車速閾値αより低ければステップS14へ
進み、一方、第1車速閾値αより高ければステップS1
7へ進んで車速値VN が所定の第2車速閾値βより高い
か否かチェックする。ここで、第1及び第2車速閾値
α,βとは、図5に例示するように渋滞時特有の小距離
走行と停止との頻繁なくり返しがあった場合に、それを
適確に検出できるように設定された車速閾値であって、
β>αの関係があり、車速値VN が第1車速閾値αより
低ければ実質的に停止とみなすことができ、一方第2車
速閾値βより高ければ走行中とみなすことができるよう
な値である。
【0020】さて、ステップS13のチェックで車速値
VN が第1車速閾値αより低いと判断されると、これは
車両が実質的に停止していることを意味し、その場合は
まず、停止フラグF2が“1”にセットされているか否
かチェックする(S14)。その結果、停止フラグF2
が既に“1”であれば直ちにステップS21へ進み、
“1”でなければ停止回数mをインクレメントし(S1
5)、停止フラグF2を“1”にセットし、走行フラグ
F3を“0”にセットし、その後ステップS21へ進
む。
VN が第1車速閾値αより低いと判断されると、これは
車両が実質的に停止していることを意味し、その場合は
まず、停止フラグF2が“1”にセットされているか否
かチェックする(S14)。その結果、停止フラグF2
が既に“1”であれば直ちにステップS21へ進み、
“1”でなければ停止回数mをインクレメントし(S1
5)、停止フラグF2を“1”にセットし、走行フラグ
F3を“0”にセットし、その後ステップS21へ進
む。
【0021】また、ステップS17のチェックで車速値
VN が第2車速閾値βより高いと判断されると、これは
車両が走行中であることを意味し、その場合には、まず
走行フラグF3が“1”にセットされているか否かチェ
ックする(S18)。その結果、走行フラグが既に
“1”であれば直ちにステップS21へ進み、“1”で
なければ、走行回数nをインクレメントし(S19)、
停止フラグF2を“0”にセットし、走行フラグF3を
“1”にセットし(S20)、その後ステップS21へ
進む。
VN が第2車速閾値βより高いと判断されると、これは
車両が走行中であることを意味し、その場合には、まず
走行フラグF3が“1”にセットされているか否かチェ
ックする(S18)。その結果、走行フラグが既に
“1”であれば直ちにステップS21へ進み、“1”で
なければ、走行回数nをインクレメントし(S19)、
停止フラグF2を“0”にセットし、走行フラグF3を
“1”にセットし(S20)、その後ステップS21へ
進む。
【0022】また、ステップS13及びS17のチェッ
クで車速値VN が第1車速閾値αと第2車速閾値βとの
間にあると判断された場合は、それは停止中か走行中か
判断しかねる状態にあることを意味し、その場合は直ち
にステップS21へ進む。
クで車速値VN が第1車速閾値αと第2車速閾値βとの
間にあると判断された場合は、それは停止中か走行中か
判断しかねる状態にあることを意味し、その場合は直ち
にステップS21へ進む。
【0023】ステップS21へ進むと、まずタイマtの
値が車速変化頻度を測るための所定時間長T1 (図5参
照、例えば2〜3分)に達したか否かをチェックし、達
してなければ再びステップS8へもどって上述の処理を
くり返し、達しているならば停止回数mと走行回数nと
を加算する(ステップS22)。そして、この加算値m
+nを車速変化頻度VF として記憶し(ステップS2
3)、その後フラグF1,F2,F3を全て“0”にリ
セットする(S24)。
値が車速変化頻度を測るための所定時間長T1 (図5参
照、例えば2〜3分)に達したか否かをチェックし、達
してなければ再びステップS8へもどって上述の処理を
くり返し、達しているならば停止回数mと走行回数nと
を加算する(ステップS22)。そして、この加算値m
+nを車速変化頻度VF として記憶し(ステップS2
3)、その後フラグF1,F2,F3を全て“0”にリ
セットする(S24)。
【0024】再び図2を参照して、以上のようにして平
均速度VM 及び車速変化頻度VF が求まると、次にこれ
に基づいてステップS4以下のファジィ推論による渋滞
度Jの演算に入る。まず、第1入力量E1及び第2入力
量E2をそれぞれ平均車速VM 及び車速変化頻度VF と
して、図6に示すような制御ルールと、図7,8に示す
ような入力側メンバシップ関数とを用いて、各ルール毎
にグレード(Wi)を算出する(S4)。続いて、図9
に示すような出力側メンバシップ関数を用いて、各ルー
ルのグレード毎に渋滞度Jiを算出する(S5)。そし
て、算出した各ルールのグレードWiと渋滞度Jiとか
ら重心を算出してこれをその時点での渋滞度Jとする
(S6)。
均速度VM 及び車速変化頻度VF が求まると、次にこれ
に基づいてステップS4以下のファジィ推論による渋滞
度Jの演算に入る。まず、第1入力量E1及び第2入力
量E2をそれぞれ平均車速VM 及び車速変化頻度VF と
して、図6に示すような制御ルールと、図7,8に示す
ような入力側メンバシップ関数とを用いて、各ルール毎
にグレード(Wi)を算出する(S4)。続いて、図9
に示すような出力側メンバシップ関数を用いて、各ルー
ルのグレード毎に渋滞度Jiを算出する(S5)。そし
て、算出した各ルールのグレードWiと渋滞度Jiとか
ら重心を算出してこれをその時点での渋滞度Jとする
(S6)。
【0025】この渋滞度Jは、図1を参照して既に説明
したように、フロント吹出温度限界値TFXS とリア吹出
温度限界値TRXS の演算に利用される。その演算方法を
図10及び図11に示す。
したように、フロント吹出温度限界値TFXS とリア吹出
温度限界値TRXS の演算に利用される。その演算方法を
図10及び図11に示す。
【0026】まず、図10を参照してフロント側吹出温
度演算値TFXS の演算方法を説明する。まず次式に従っ
て、渋滞度とフロント側熱負荷条件とを加味したフロン
ト側昇温指数XFSを求める。
度演算値TFXS の演算方法を説明する。まず次式に従っ
て、渋滞度とフロント側熱負荷条件とを加味したフロン
ト側昇温指数XFSを求める。
【0027】XFS=J・(K1 ・Ta +K2 Ts )+K
3 ・VFB+K4 ここに、J =渋滞度 Ta =外気温度 Ts =日射量 VFB=フロントファン電圧 K1 〜K4 =定数。
3 ・VFB+K4 ここに、J =渋滞度 Ta =外気温度 Ts =日射量 VFB=フロントファン電圧 K1 〜K4 =定数。
【0028】そして、このフロント側昇温指数XFSに基
づき図10の関係に従って、フロント吹出温度限界値T
FXS を決定する。
づき図10の関係に従って、フロント吹出温度限界値T
FXS を決定する。
【0029】リア側でも同様に、図11に示すように、
まず次式に従って、渋滞度Jとリア側熱負荷条件とを加
味したリア側昇温指数XRSを求める。
まず次式に従って、渋滞度Jとリア側熱負荷条件とを加
味したリア側昇温指数XRSを求める。
【0030】XRS=J・(K1 ・Ta +K2 ・Ts )+
K3 ・VRB+K4 ここに、J =渋滞度 Ta =外気温度 Ts =日射量 VRB=リアファン電圧 K1 〜K4 =定数。
K3 ・VRB+K4 ここに、J =渋滞度 Ta =外気温度 Ts =日射量 VRB=リアファン電圧 K1 〜K4 =定数。
【0031】そして、このリア側昇温指数XRSに基づき
図11の関係に従って、リア吹出温度限界値TRXS を決
定する。
図11の関係に従って、リア吹出温度限界値TRXS を決
定する。
【0032】これら限界値TFXS 、TRXS はそれぞれ、
昇温指数XFS、XFRで示されるような環境下では、当該
限界値TFXS 、TRXS までしか吹出温度を低下させるこ
とが出来ないことを意味する。
昇温指数XFS、XFRで示されるような環境下では、当該
限界値TFXS 、TRXS までしか吹出温度を低下させるこ
とが出来ないことを意味する。
【0033】こうして演算されたフロント吹出温度限界
値TFXS とリア吹出温度限界値TRXS は、前述のよう
に、別途演算されたフロント吹出温度目標値TFXO とリ
ア吹出温度目標値TRXO と比較される。この目標値T
FXO 及びTRXO の演算方法を図12及び図13に示す。
値TFXS とリア吹出温度限界値TRXS は、前述のよう
に、別途演算されたフロント吹出温度目標値TFXO とリ
ア吹出温度目標値TRXO と比較される。この目標値T
FXO 及びTRXO の演算方法を図12及び図13に示す。
【0034】図12を参照して、フロント吹出温度目標
値TFXS の演算では、まず、次式によりフロント総合温
度指数XMFを求める。
値TFXS の演算では、まず、次式によりフロント総合温
度指数XMFを求める。
【0035】 XMF=A・TPTCF+B・Ta +C・Ts +D・TrF+E ここに、TPTCF=フロント室内温度設定値 Ta =外気温度 Ts =日射量 TrF =フロント室内温度 A〜E=定数 次に、この総合温度指数XMFに基づき、図12の関係に
従ってフロント吹出温度目標値TFXO を決定する。
従ってフロント吹出温度目標値TFXO を決定する。
【0036】リアについても同様に、図13に示すよう
に次式によりリア総合温度指数XMRを求める。
に次式によりリア総合温度指数XMRを求める。
【0037】 XMR=A・TPTCR+B・Ta +C・Ts +D・TrR+E ここに、TPTCR=リア室内温度設定値 Ta =外気温度 Ts =日射量 TrR =リア室内温度 A〜E=定数 次に、この総合温度指数XMRに基づき、図13の関係に
従ってリア吹出温度目標値TRXO を決定する。
従ってリア吹出温度目標値TRXO を決定する。
【0038】図14,15,16は、上述のようにして
求めたフロント及びリアの吹出温度限界値TFS、TRSと
吹出温度目標値TFXO 、TRXO とに基づいて、フロント
及びリアのファン制御パターンを選択する処理フローを
示す。
求めたフロント及びリアの吹出温度限界値TFS、TRSと
吹出温度目標値TFXO 、TRXO とに基づいて、フロント
及びリアのファン制御パターンを選択する処理フローを
示す。
【0039】図14及び図15を参照して、フロントフ
ァン及びリアファンそれぞれに関して、まずファンのO
FFスイッチの状態をチェックし(S25/S32)、
OFFスイッチがONであればファンの駆動を停止し
(S26/S33)、また、OFFスイッチがOFFで
あれば、次にファン制御が自動モードにセットされてい
るかマニュアルモードにセットされているかをチェック
する(S27/S34)。マニュアルモードの場合は、
ファン制御を運転者のマニュアル操作に任せ(S28/
S35)、自動モードの場合は、次に空調装置の状態が
ウォームアップ中又はクールダウン中であるか否かチェ
ックする(S29,S30/S36,S37)。ウォー
ムアップ中又はクールダウン中であればそれぞれに応じ
たファン制御に入り、一方、ウォームアップ中でもクー
ルダウン中でもなければ、次にファン制御パターンの選
択処理に入る(S31/S38)。
ァン及びリアファンそれぞれに関して、まずファンのO
FFスイッチの状態をチェックし(S25/S32)、
OFFスイッチがONであればファンの駆動を停止し
(S26/S33)、また、OFFスイッチがOFFで
あれば、次にファン制御が自動モードにセットされてい
るかマニュアルモードにセットされているかをチェック
する(S27/S34)。マニュアルモードの場合は、
ファン制御を運転者のマニュアル操作に任せ(S28/
S35)、自動モードの場合は、次に空調装置の状態が
ウォームアップ中又はクールダウン中であるか否かチェ
ックする(S29,S30/S36,S37)。ウォー
ムアップ中又はクールダウン中であればそれぞれに応じ
たファン制御に入り、一方、ウォームアップ中でもクー
ルダウン中でもなければ、次にファン制御パターンの選
択処理に入る(S31/S38)。
【0040】図16はファン制御パターン選択処理の詳
細を示す。
細を示す。
【0041】まず、前述のような方法によりフロント及
びリア吹出温度の限界値TFXS 、TRXS 及び目標値T
FXO 、TRXO を演算(S39)した後、フロント及びリ
ア毎に限界値TFXS 、TRXS と目標値TFXO 、TRXO と
の偏差ΔTFX、ΔTRXを求める(S40)。ここで、 ΔTFX=TFXS −TFXO ΔTRX=TRXS −TRXO であり、この偏差(正の値)が大きい程、冷房能力の不
足の度合が大きいことを意味する。
びリア吹出温度の限界値TFXS 、TRXS 及び目標値T
FXO 、TRXO を演算(S39)した後、フロント及びリ
ア毎に限界値TFXS 、TRXS と目標値TFXO 、TRXO と
の偏差ΔTFX、ΔTRXを求める(S40)。ここで、 ΔTFX=TFXS −TFXO ΔTRX=TRXS −TRXO であり、この偏差(正の値)が大きい程、冷房能力の不
足の度合が大きいことを意味する。
【0042】次に、フロント吹出温度偏差ΔTFXとリア
吹出温度偏差ΔTRXのいずれが大きいかチェックし(S
41)、フロント吹出温度偏差ΔTFXが大きければ、こ
れと所定のフロント偏差閾値γ1とを比較し(S4
2)、リア吹出温度偏差ΔTRXの方が大きければこれと
所定のリア偏差閾値γ2とを比較する(S43)。
吹出温度偏差ΔTRXのいずれが大きいかチェックし(S
41)、フロント吹出温度偏差ΔTFXが大きければ、こ
れと所定のフロント偏差閾値γ1とを比較し(S4
2)、リア吹出温度偏差ΔTRXの方が大きければこれと
所定のリア偏差閾値γ2とを比較する(S43)。
【0043】ステップS42の結果、フロント吹出温度
偏差ΔTFXが閾値γ1より大きければ、それはフロント
側で冷房能力が不足気味であることを意味している。こ
の場合には、図17に示す3種類のファン制御パターン
A,B,Cの中から、フロントファンについてはパター
ンBを、リアファンについてはパターンCをそれぞれ選
択する(S44,S45)。
偏差ΔTFXが閾値γ1より大きければ、それはフロント
側で冷房能力が不足気味であることを意味している。こ
の場合には、図17に示す3種類のファン制御パターン
A,B,Cの中から、フロントファンについてはパター
ンBを、リアファンについてはパターンCをそれぞれ選
択する(S44,S45)。
【0044】ここで、図17のパターンA,B,Cにつ
いて説明する。これらのパターンは、総合温度指数XM
とファン電圧(ファン回転数に対応する)との関係を規
定したものである。ここで、総合温度指数XM には、フ
ロントファン制御では、フロント吹出温度目標値の演算
の際に求めたフロント総合温度指数XMFを用い、リアフ
ァン制御では、リア吹出温度目標値の演算の際に求めた
リア総合温度指数XMRを用いる。パターンA,B,Cの
うち、パターンAは従来から使用されている標準的な制
御パターンであり、パターンBはこの標準パターンAに
比較して同一の指数XM に対するファン電圧(ファン回
転数)が少し低く規定されており、パターンCではファ
ン電圧(ファン回転数)がより一層低く規定されてい
る。
いて説明する。これらのパターンは、総合温度指数XM
とファン電圧(ファン回転数に対応する)との関係を規
定したものである。ここで、総合温度指数XM には、フ
ロントファン制御では、フロント吹出温度目標値の演算
の際に求めたフロント総合温度指数XMFを用い、リアフ
ァン制御では、リア吹出温度目標値の演算の際に求めた
リア総合温度指数XMRを用いる。パターンA,B,Cの
うち、パターンAは従来から使用されている標準的な制
御パターンであり、パターンBはこの標準パターンAに
比較して同一の指数XM に対するファン電圧(ファン回
転数)が少し低く規定されており、パターンCではファ
ン電圧(ファン回転数)がより一層低く規定されてい
る。
【0045】このようなパターンA,B,Cの中から、
ステップS44及びS45ではフロントファンに対しパ
ターンBが選択され、リアファンに対してパターンCが
選択される。これは、フロント側からの風によっても冷
房されているリア側では、標準よりもファン回転数を比
較的大きく低下させ、グリルからの距離が近く、風量低
下が乗員のフィーリングに与える影響が大きいフロント
側ではファン回転数を標準よりも比較的小さく低下させ
ることを意味する。これにより、冷房能力不足の程度に
応じて吹出風量が減少するため、吹出温度が低下して目
標温度に近づく。
ステップS44及びS45ではフロントファンに対しパ
ターンBが選択され、リアファンに対してパターンCが
選択される。これは、フロント側からの風によっても冷
房されているリア側では、標準よりもファン回転数を比
較的大きく低下させ、グリルからの距離が近く、風量低
下が乗員のフィーリングに与える影響が大きいフロント
側ではファン回転数を標準よりも比較的小さく低下させ
ることを意味する。これにより、冷房能力不足の程度に
応じて吹出風量が減少するため、吹出温度が低下して目
標温度に近づく。
【0046】一方、ステップS42の結果、フロント吹
出温度偏差が閾値γ1より小さい場合には、これはフロ
ント側もリア側も冷房能力は実質的に不足していないこ
とを意味する。この場合は、フロントファン及びリアフ
ァン共に標準的な制御パターンAを採用する(S46,
S47)。ステップS43の結果、リアファン偏差ΔT
RXが閾値γ2より小さい場合もこれと同様である(S5
0,S51)。
出温度偏差が閾値γ1より小さい場合には、これはフロ
ント側もリア側も冷房能力は実質的に不足していないこ
とを意味する。この場合は、フロントファン及びリアフ
ァン共に標準的な制御パターンAを採用する(S46,
S47)。ステップS43の結果、リアファン偏差ΔT
RXが閾値γ2より小さい場合もこれと同様である(S5
0,S51)。
【0047】ステップS43の結果、リア吹出温度偏差
ΔTRXが閾値γ2より大きい場合は、これはリア側の冷
房能力が不足気味であることを意味し、この場合、フロ
ント側も不足気味である可能性がある。そこで、この場
合はフロントファン及びリアファン共にパターンBを選
択する。
ΔTRXが閾値γ2より大きい場合は、これはリア側の冷
房能力が不足気味であることを意味し、この場合、フロ
ント側も不足気味である可能性がある。そこで、この場
合はフロントファン及びリアファン共にパターンBを選
択する。
【0048】以上のようにファン制御パターンを選択し
たならば、この選択したパターンに従って、フロント及
びリア総合温度指数XFM、XRMからフロント及びリアフ
ァン電圧を決定し、それぞれのファンを駆動する。
たならば、この選択したパターンに従って、フロント及
びリア総合温度指数XFM、XRMからフロント及びリアフ
ァン電圧を決定し、それぞれのファンを駆動する。
【0049】以上説明した実施例では、平均車速と車速
変化頻度の2因子からファジィ推論により、渋滞状況を
推定しているため、実際の渋滞状況を従来よりも適確に
推定することができる。また、渋滞度と熱負荷条件から
吹出温度の下限、つまり冷房能力を推定しているため、
冷房能力の不足を適切に検出することができる。そし
て、冷房能力不足の程度を検出して、不足程度に応じて
ファン風量を下げるようにしているため、ファン騒音に
よる不快感を解消できると共に、吹出温度を低下させる
ことができるので、乗員の温熱フィーリングを改善する
ことができる。さらに、フロントとリアのファン制御パ
ターンの組合せを、フロント及びリアの冷房能力不足の
程度に応じて考慮しているので、きめ細かな制御が可能
である。また、上述したファジィ推論は比較的簡単なル
ールと関数演算とで構成されているため、既存のマイク
ロコンピュータで十分に実現することができ、コストア
ップにつながるおそれが少ない。
変化頻度の2因子からファジィ推論により、渋滞状況を
推定しているため、実際の渋滞状況を従来よりも適確に
推定することができる。また、渋滞度と熱負荷条件から
吹出温度の下限、つまり冷房能力を推定しているため、
冷房能力の不足を適切に検出することができる。そし
て、冷房能力不足の程度を検出して、不足程度に応じて
ファン風量を下げるようにしているため、ファン騒音に
よる不快感を解消できると共に、吹出温度を低下させる
ことができるので、乗員の温熱フィーリングを改善する
ことができる。さらに、フロントとリアのファン制御パ
ターンの組合せを、フロント及びリアの冷房能力不足の
程度に応じて考慮しているので、きめ細かな制御が可能
である。また、上述したファジィ推論は比較的簡単なル
ールと関数演算とで構成されているため、既存のマイク
ロコンピュータで十分に実現することができ、コストア
ップにつながるおそれが少ない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
平均速度と車速変化頻度とからファジィ推論により渋滞
度を推定しているので、適確に渋滞度を判定できると共
に、推定した渋滞度と熱負荷条件とに応じてフロント及
びリアの冷房能力不足の程度を推定し、それぞれの不足
程度に応じてフロント及びリアのファン風量を低減する
ようにしているため、ファン騒音の不快さを抑制できる
と共に、吹出温度を目標温度に良好に近づけて乗員の温
熱フィーリングを改善することができる。
平均速度と車速変化頻度とからファジィ推論により渋滞
度を推定しているので、適確に渋滞度を判定できると共
に、推定した渋滞度と熱負荷条件とに応じてフロント及
びリアの冷房能力不足の程度を推定し、それぞれの不足
程度に応じてフロント及びリアのファン風量を低減する
ようにしているため、ファン騒音の不快さを抑制できる
と共に、吹出温度を目標温度に良好に近づけて乗員の温
熱フィーリングを改善することができる。
【図1】本発明の一実施例の要部構成を示すブロック
図。
図。
【図2】同実施例における渋滞度決定の処理を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図3】同実施例における平均車速演算の処理を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図4】同実施例における車速変化頻度演算の処理を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図5】車速変化頻度演算の説明図。
【図6】渋滞度決定のためのファジィ推論に用いる制御
ルールを示す図。
ルールを示す図。
【図7】同じくファジィ推論に用いる第1入力量に関す
る入力側メンバシップ関数を示す図。
る入力側メンバシップ関数を示す図。
【図8】同じくファジィ推論に用いる第2入力量に関す
る入力側メンバシップ関数を示す図。
る入力側メンバシップ関数を示す図。
【図9】同じくファジィ推論に用いる出力側メンバシッ
プ関数を示す図。
プ関数を示す図。
【図10】フロント吹出温度限界値の演算方法の説明
図。
図。
【図11】リア吹出温度限界値の演算方法の説明図。
【図12】フロント吹出温度目標値の演算方法の説明
図。
図。
【図13】リア吹出温度目標値の演算方法の説明図。
【図14】フロントファン制御処理のフローチャート。
【図15】リアファン制御処理のフローチャート。
【図16】ファン制御パターン選択処理のフローチャー
ト。
ト。
【図17】ファン制御パターンの説明図。
2 車速平均演算部 3 車速変化頻度演算部 4 ファジィ推論部 9 フロント吹出温度限界値演算部 14 フロント吹出温度目標値演算部 15 比較部 18 リア吹出温度限界値演算部 20 リア吹出温度目標値演算部 21 比較部 22 フロント/リアファンパターン選択部 23 フロントファン電圧制御部 25 リアファン電圧制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 フロントファン及びリアファンを備える
車両用空気調和装置において、 平均車速を演算する手段と、 車両の実質的停止と走行との繰り返し回数たる車速の変
化頻度を演算する手段と、 前記平均車速と車速変化頻度とを前件部とし、渋滞度合
を後件部としたファジィ推論を行なう手段と、 前記ファジィ推論により求められた渋滞度とフロント側
及びリア側の熱負荷条件とから、フロント側及びリア側
の冷房能力不足の程度をそれぞれ推定する手段と、 推定されたフロント側及びリア側の冷房能力不足に応じ
て、フロントファン及びリアファンの風量を減少させる
手段とを有する車両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34970592A JPH06166320A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34970592A JPH06166320A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 車両用空気調和装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06166320A true JPH06166320A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18405550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34970592A Pending JPH06166320A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06166320A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4853723A (en) * | 1986-05-30 | 1989-08-01 | Nikon Corporation | Camera with flash device |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP34970592A patent/JPH06166320A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4853723A (en) * | 1986-05-30 | 1989-08-01 | Nikon Corporation | Camera with flash device |
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