JPH06165549A - 電動機制御方法および電動機制御装置 - Google Patents
電動機制御方法および電動機制御装置Info
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- JPH06165549A JPH06165549A JP4311742A JP31174292A JPH06165549A JP H06165549 A JPH06165549 A JP H06165549A JP 4311742 A JP4311742 A JP 4311742A JP 31174292 A JP31174292 A JP 31174292A JP H06165549 A JPH06165549 A JP H06165549A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機に接続する負荷にバックラッシュが存
在する為に発生する負荷イナーシャ変動によって電動機
の制御能力が劣化することを防ぐ。 【構成】 第一に初期状態時に、電動機に入力するトル
ク指令と実際の加速度からバックラッシュの発生する前
と後の負荷イナーシャ値の平均値と制御ゲインを求め
る。第二に通常動作時に、上記と同様の方法で負荷イナ
ーシャ値を求める。第三に求めた負荷イナーシャ値と初
期状態時に求めた負荷イナーシャ値の平均値を比較す
る。第四に比較結果により制御ゲインをバックラッシュ
発生前の値か、発生後の値かに切り換える。
在する為に発生する負荷イナーシャ変動によって電動機
の制御能力が劣化することを防ぐ。 【構成】 第一に初期状態時に、電動機に入力するトル
ク指令と実際の加速度からバックラッシュの発生する前
と後の負荷イナーシャ値の平均値と制御ゲインを求め
る。第二に通常動作時に、上記と同様の方法で負荷イナ
ーシャ値を求める。第三に求めた負荷イナーシャ値と初
期状態時に求めた負荷イナーシャ値の平均値を比較す
る。第四に比較結果により制御ゲインをバックラッシュ
発生前の値か、発生後の値かに切り換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機を制御する駆動装
置において、バックラッシュ等の影響で発生する負荷イ
ナーシャ変動による制御特性劣化を防止する電動機制御
方法および装置に関するものである。
置において、バックラッシュ等の影響で発生する負荷イ
ナーシャ変動による制御特性劣化を防止する電動機制御
方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は制御系の構成を示すブロック図で
ある。電動機を制御する駆動装置の制御系は、一般に電
動機の速度情報をフィードバックする速度ループと、電
動機の位置情報をフィードバックする位置ループで構成
されている。また速度ループには、速度追従定常偏差を
除去する為の積分器が挿入されている。電動機の回転位
置はエンコーダによって検出される。検出された位置信
号は位置ループにフィードバックされる。位置フィード
バック量の大きさは位置ループ内に配置された位置比例
ゲイン(Kp)により決まる。位置比例ゲインは、位置
指令と電動機の実際の位置の誤差が最小になるように調
整される。またエンコーダによって検出された位置信号
は、微分器により速度信号に変換され、速度ループにフ
ィードバックされる。速度フィードバック量の大きさは
速度ループ内に配置された速度比例ゲイン(Kvp)に
より決まる。速度比例ゲインは、電動機と接続する負荷
が振動しない範囲で、位置ループから入力される速度指
令と電動機の実際の速度との誤差が最小になるように調
整される。速度ループ内の積分器のゲインは速度積分ゲ
イン(Kvi)により決まる。速度積分ゲインは速度指
令と電動機の実速度の定常偏差が最小になり、かつ振動
の起きない値に調整される。
ある。電動機を制御する駆動装置の制御系は、一般に電
動機の速度情報をフィードバックする速度ループと、電
動機の位置情報をフィードバックする位置ループで構成
されている。また速度ループには、速度追従定常偏差を
除去する為の積分器が挿入されている。電動機の回転位
置はエンコーダによって検出される。検出された位置信
号は位置ループにフィードバックされる。位置フィード
バック量の大きさは位置ループ内に配置された位置比例
ゲイン(Kp)により決まる。位置比例ゲインは、位置
指令と電動機の実際の位置の誤差が最小になるように調
整される。またエンコーダによって検出された位置信号
は、微分器により速度信号に変換され、速度ループにフ
ィードバックされる。速度フィードバック量の大きさは
速度ループ内に配置された速度比例ゲイン(Kvp)に
より決まる。速度比例ゲインは、電動機と接続する負荷
が振動しない範囲で、位置ループから入力される速度指
令と電動機の実際の速度との誤差が最小になるように調
整される。速度ループ内の積分器のゲインは速度積分ゲ
イン(Kvi)により決まる。速度積分ゲインは速度指
令と電動機の実速度の定常偏差が最小になり、かつ振動
の起きない値に調整される。
【0003】電動機に歯車を接続した場合、図4に示す
様にその歯車と噛み合う負荷側の歯車との連結部にすき
間ができることがある。このすき間の為に、電動機側の
歯車の動きにかかわらず、負荷側の歯車が停止している
状態が現れる。この特性を歯車のバックラッシュとい
う。バックラッシュが発生すると、歯車が噛み合ってい
るときと、噛み合っていないときで電動機にかかる負荷
荷重(負荷イナーシャ値)が変動する。ゆえに、歯車の
噛み合っていない状態で制御ゲインを調整すると、歯車
の噛み合っている状態では制御ゲインが低くなり制御能
力が劣化する。また歯車の噛み合っている状態で制御ゲ
インを調整すると、歯車の噛み合っていない状態では制
御ゲインが高すぎて制御系が振動的になる。通常は安全
性を考慮して、制御系が振動することのない歯車の噛み
合っていない状態で制御ゲインを調整する。
様にその歯車と噛み合う負荷側の歯車との連結部にすき
間ができることがある。このすき間の為に、電動機側の
歯車の動きにかかわらず、負荷側の歯車が停止している
状態が現れる。この特性を歯車のバックラッシュとい
う。バックラッシュが発生すると、歯車が噛み合ってい
るときと、噛み合っていないときで電動機にかかる負荷
荷重(負荷イナーシャ値)が変動する。ゆえに、歯車の
噛み合っていない状態で制御ゲインを調整すると、歯車
の噛み合っている状態では制御ゲインが低くなり制御能
力が劣化する。また歯車の噛み合っている状態で制御ゲ
インを調整すると、歯車の噛み合っていない状態では制
御ゲインが高すぎて制御系が振動的になる。通常は安全
性を考慮して、制御系が振動することのない歯車の噛み
合っていない状態で制御ゲインを調整する。
【0004】図5は、従来の電動機駆動装置の構成図を
示している。図5において、1は位置指令発生手段、3
は位置比例ゲイン、4は速度比例ゲイン、5は速度積分
ゲイン、6は積分器、7は微分器、8はD/Aコンバー
タ、9は駆動手段、10は電動機、11は負荷。12は
エンコーダである。
示している。図5において、1は位置指令発生手段、3
は位置比例ゲイン、4は速度比例ゲイン、5は速度積分
ゲイン、6は積分器、7は微分器、8はD/Aコンバー
タ、9は駆動手段、10は電動機、11は負荷。12は
エンコーダである。
【0005】以上のように構成された電動機駆動装置に
ついて、従来の電動機制御方法を示す。
ついて、従来の電動機制御方法を示す。
【0006】電動機10の駆動指令は位置指令発生手段
1から送られる。位置指令発生手段1から発生した位置
指令は、エンコーダ12から出力された電動機10の位
置を示す位置信号と差分が取られる。差分を取られた位
置誤差信号には位置比例ゲイン3が乗算される。位置比
例ゲイン3が乗算された位置誤差信号は、位置信号を微
分器7により微分して求めた速度信号と差分が取られ
る。差分を取られた速度誤差信号には、比例補償、積分
補償が行われる。比例補償では速度比例ゲイン4が乗算
される。積分補償では速度積分ゲイン5が乗算され、積
分器6により積分演算が行われる。それぞれの演算結果
は加算され、D/Aコンバータ8によりアナログ信号に
変換される。D/Aコンバータ8の出力は、駆動手段9
内部で3相の電流指令に変換され電動機10を駆動し、
電動機10に接続する負荷11を任意の位置に移動させ
る。
1から送られる。位置指令発生手段1から発生した位置
指令は、エンコーダ12から出力された電動機10の位
置を示す位置信号と差分が取られる。差分を取られた位
置誤差信号には位置比例ゲイン3が乗算される。位置比
例ゲイン3が乗算された位置誤差信号は、位置信号を微
分器7により微分して求めた速度信号と差分が取られ
る。差分を取られた速度誤差信号には、比例補償、積分
補償が行われる。比例補償では速度比例ゲイン4が乗算
される。積分補償では速度積分ゲイン5が乗算され、積
分器6により積分演算が行われる。それぞれの演算結果
は加算され、D/Aコンバータ8によりアナログ信号に
変換される。D/Aコンバータ8の出力は、駆動手段9
内部で3相の電流指令に変換され電動機10を駆動し、
電動機10に接続する負荷11を任意の位置に移動させ
る。
【0007】図3において、速度ループにおける制御系
の開ループ伝達関数G1(S)は、次のように記述する
ことができる。
の開ループ伝達関数G1(S)は、次のように記述する
ことができる。
【0008】
【数1】
【0009】速度比例ゲイン4(Kvp)は、速度ルー
プの比例項であり、速度ループの帰還ゲイン、ゲイン交
点を決める。速度積分ゲイン5(Kvi)は、速度ルー
プの積分項であり、速度ループの定常偏差を除去する役
割がある。Kviの値が大きい程定常偏差は小さくなる
が、Kviが大きくなると1/S項が大きくなりゲイン
交点での制御系が2次になるので不安定になる。Kvi
の値は制御系が不安定にならない範囲で最も大きな値に
設定される。
プの比例項であり、速度ループの帰還ゲイン、ゲイン交
点を決める。速度積分ゲイン5(Kvi)は、速度ルー
プの積分項であり、速度ループの定常偏差を除去する役
割がある。Kviの値が大きい程定常偏差は小さくなる
が、Kviが大きくなると1/S項が大きくなりゲイン
交点での制御系が2次になるので不安定になる。Kvi
の値は制御系が不安定にならない範囲で最も大きな値に
設定される。
【0010】位置ループから見ると、位置を微分したも
のが速度なので、速度比例ゲイン4(Kvp)は微分
項、速度積分ゲイン5(Kvi)は比例項を意味するよ
うになる。また位置比例ゲイン3(Kp)は積分項を意
味する。位置比例ゲイン3(Kp)は位置ループの低周
波数領域の帰還ゲインの大きさを決定する。Kpゲイン
3は、Kviゲイン5と同様に、制御系が不安定になら
ない範囲で最も大きな値に設定される。これらのゲイン
値により、制御系の外乱抑制率と安定性が決まる。
のが速度なので、速度比例ゲイン4(Kvp)は微分
項、速度積分ゲイン5(Kvi)は比例項を意味するよ
うになる。また位置比例ゲイン3(Kp)は積分項を意
味する。位置比例ゲイン3(Kp)は位置ループの低周
波数領域の帰還ゲインの大きさを決定する。Kpゲイン
3は、Kviゲイン5と同様に、制御系が不安定になら
ない範囲で最も大きな値に設定される。これらのゲイン
値により、制御系の外乱抑制率と安定性が決まる。
【0011】電動機10に接続する負荷11が歯車であ
ってバックラッシュが存在する場合は、電動機10が静
止時に振動しないように、電動機10に接続する歯車
と、その歯車に連結する負荷側の歯車が接触していない
状態で各制御ゲインを設定する。
ってバックラッシュが存在する場合は、電動機10が静
止時に振動しないように、電動機10に接続する歯車
と、その歯車に連結する負荷側の歯車が接触していない
状態で各制御ゲインを設定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来で
は、電動機に接続する負荷にバックラッシュが存在する
場合、電動機に接続する歯車と、その歯車に連結する負
荷側の歯車が接触していない状態で各制御ゲインを設定
する為に、歯車が接触した状態では制御ゲインが低くな
ってしまう。制御ゲインが低くなると、制御能力が劣化
し、指令に対する追従残差が大きくなる。また指令に対
する応答も遅くなるという欠点を有していた。
は、電動機に接続する負荷にバックラッシュが存在する
場合、電動機に接続する歯車と、その歯車に連結する負
荷側の歯車が接触していない状態で各制御ゲインを設定
する為に、歯車が接触した状態では制御ゲインが低くな
ってしまう。制御ゲインが低くなると、制御能力が劣化
し、指令に対する追従残差が大きくなる。また指令に対
する応答も遅くなるという欠点を有していた。
【0013】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、電動機に接続する負荷にバックラッシュが
存在しても、負荷イナーシャ値を監視し、負荷イナーシ
ャ値が変動すればバックラッシュが発生したとして、制
御ゲインを最適の値に変更することにより、常に制御系
を適正な状態に保ちバックラッシュによる制御能力の低
下を防ぐことができる優れた方法を提供することを目的
とするものである。
ものであり、電動機に接続する負荷にバックラッシュが
存在しても、負荷イナーシャ値を監視し、負荷イナーシ
ャ値が変動すればバックラッシュが発生したとして、制
御ゲインを最適の値に変更することにより、常に制御系
を適正な状態に保ちバックラッシュによる制御能力の低
下を防ぐことができる優れた方法を提供することを目的
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電動機制御方法は、電動機の加速度を求める
ステップと、前記電動機に入力するトルク指令を検出す
るステップと、前記加速度と前記トルク指令の値から前
記電動機に接続する負荷のイナーシャを求めるステップ
と、前記負荷のイナーシャの値に従って前記電動機の制
御ゲインを設定するステップを有するか、あるいは、電
動機と、前記電動機を駆動する駆動手段と、前記電動機
の加速度を検出する加速度検出手段と、前記電動機のト
ルク指令入力と前記電動機の加速度から、前記電動機に
接続する負荷のイナーシャの値を推定するイナーシャ推
定手段と、前記イナーシャ値の変動を検出するイナーシ
ャ変動検出手段と、前記イナーシャ値の変動過程を予め
記録するメモリと、前記メモリから読み出した変動過程
に従って制御ゲインを設定するゲイン設定手段とを有す
る電動機制御装置を含んで構成される。
に本発明の電動機制御方法は、電動機の加速度を求める
ステップと、前記電動機に入力するトルク指令を検出す
るステップと、前記加速度と前記トルク指令の値から前
記電動機に接続する負荷のイナーシャを求めるステップ
と、前記負荷のイナーシャの値に従って前記電動機の制
御ゲインを設定するステップを有するか、あるいは、電
動機と、前記電動機を駆動する駆動手段と、前記電動機
の加速度を検出する加速度検出手段と、前記電動機のト
ルク指令入力と前記電動機の加速度から、前記電動機に
接続する負荷のイナーシャの値を推定するイナーシャ推
定手段と、前記イナーシャ値の変動を検出するイナーシ
ャ変動検出手段と、前記イナーシャ値の変動過程を予め
記録するメモリと、前記メモリから読み出した変動過程
に従って制御ゲインを設定するゲイン設定手段とを有す
る電動機制御装置を含んで構成される。
【0015】
【作用】本発明は上記のような方法により次のような作
用を有する。すなわち電動機の加速度と電動機に入力す
るトルク指令の大きさから、負荷イナーシャの変動を検
知することによって、電動機に接続する歯車と、その歯
車に連結する負荷側の歯車が接触しているのかどうかを
推定することができる。
用を有する。すなわち電動機の加速度と電動機に入力す
るトルク指令の大きさから、負荷イナーシャの変動を検
知することによって、電動機に接続する歯車と、その歯
車に連結する負荷側の歯車が接触しているのかどうかを
推定することができる。
【0016】したがって、本発明によれば、電動機に接
続する歯車と、その歯車に連結する負荷側の歯車が接触
しているかどうかを検知し、制御ゲインの設定変更を行
うことにより、バックラッシュの発生に伴う負荷イナー
シャ変動による電動機の制御能力の劣化を防ぐことがで
きる。
続する歯車と、その歯車に連結する負荷側の歯車が接触
しているかどうかを検知し、制御ゲインの設定変更を行
うことにより、バックラッシュの発生に伴う負荷イナー
シャ変動による電動機の制御能力の劣化を防ぐことがで
きる。
【0017】また、歯車の接触状況を予め学習し、通常
動作時には学習しておいた値を使用して制御ゲインの設
定変更を行うことにより、歯車の接触状況を検知する時
間を省くことができ、制御ゲイン変更の応答性を向上さ
せ、制御特性を改善することができる。
動作時には学習しておいた値を使用して制御ゲインの設
定変更を行うことにより、歯車の接触状況を検知する時
間を省くことができ、制御ゲイン変更の応答性を向上さ
せ、制御特性を改善することができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例の電動機駆動装置
の構成図を示すものである。図1において、1は位置指
令発生手段、2はゲイン設定手段、3は位置比例ゲイ
ン、4は速度比例ゲイン、5は速度積分ゲイン、6は積
分器、7は微分器、8はD/Aコンバータ、9は駆動手
段、10は電動機、11は負荷、12はエンコーダ、1
3はトルク指令検出手段、14は加速度検出手段、15
はイナーシャ推定手段、16はイナーシャ変動検出手
段、17はメモリである。
の構成図を示すものである。図1において、1は位置指
令発生手段、2はゲイン設定手段、3は位置比例ゲイ
ン、4は速度比例ゲイン、5は速度積分ゲイン、6は積
分器、7は微分器、8はD/Aコンバータ、9は駆動手
段、10は電動機、11は負荷、12はエンコーダ、1
3はトルク指令検出手段、14は加速度検出手段、15
はイナーシャ推定手段、16はイナーシャ変動検出手
段、17はメモリである。
【0020】電動機駆動装置の動作については、従来例
と同じなので省略する。以上のように構成された電動機
駆動装置について、以下その動作を図1および図2のフ
ロチャートにもとづき説明する。
と同じなので省略する。以上のように構成された電動機
駆動装置について、以下その動作を図1および図2のフ
ロチャートにもとづき説明する。
【0021】第一にバックラッシュ発生前後の負荷イナ
ーシャ変動率を求める。位置指令発生手段1から任意の
周波数の正弦波信号を入力する(ステップ1)。正弦波
振幅の初期値は0にする。その時に電動機10に流れる
電流信号の振幅をトルク指令検出手段13で検出する。
トルク指令検出手段13では、検出した電流信号にトル
ク定数を乗算しトルク指令値を求める。電動機10の移
動量(位置信号)はエンコーダ12で検出される。エン
コーダ12で検出された位置信号は微分器7で微分演算
され速度信号に変換される。速度信号は、さらに加速度
検出手段14で微分演算され加速度信号に変換される。
ーシャ変動率を求める。位置指令発生手段1から任意の
周波数の正弦波信号を入力する(ステップ1)。正弦波
振幅の初期値は0にする。その時に電動機10に流れる
電流信号の振幅をトルク指令検出手段13で検出する。
トルク指令検出手段13では、検出した電流信号にトル
ク定数を乗算しトルク指令値を求める。電動機10の移
動量(位置信号)はエンコーダ12で検出される。エン
コーダ12で検出された位置信号は微分器7で微分演算
され速度信号に変換される。速度信号は、さらに加速度
検出手段14で微分演算され加速度信号に変換される。
【0022】図3において、負荷11のイナーシャをJ
L、電動機10のイナーシャをJM、トルク指令をT
M、電動機10の加速度をAMとすれば次式が成り立
つ。
L、電動機10のイナーシャをJM、トルク指令をT
M、電動機10の加速度をAMとすれば次式が成り立
つ。
【0023】
【数2】
【0024】つまり、求めたトルク指令を電動機10の
加速度で除算することにより、電動機10+負荷11の
イナーシャを求めることができる。電動機10のイナー
シャは、あらかじめわかっているので、負荷11のイナ
ーシャを求めることができる。このことは本発明の一実
施例においても同様に成り立つ。負荷11のイナーシャ
は、イナーシャ推定手段15で求められる(ステップ
2)。入力正弦波の振幅を少し上げ(ステップ3)、さ
らにステップ2と同様の方法で負荷11のイナーシャを
求める(ステップ4)。イナーシャ変動検出手段16で
は、入力正弦波の振幅を上げる前の負荷11のイナーシ
ャ値と上げた後の負荷11のイナーシャ値とを比較し変
動の有無を調べる(ステップ5)。変動が検出されなけ
ればステップ3、4、5の操作を繰り返す。変動が検出
されたならば、電動機10に接続する歯車と、その歯車
に連結する負荷側の歯車が接触して負荷イナーシャが増
加したと判断して、変動検出前の負荷11のイナーシャ
値を変動検出後の負荷11のイナーシャ値で除算し負荷
イナーシャの変動率を求める(ステップ6)。また変動
検出前の負荷11のイナーシャ値と変動検出後の負荷1
1のイナーシャ値の平均値を求める(ステップ7)。あ
る程度入力正弦波振幅の値を上げても負荷イナーシャ値
の変動がなければ、負荷11にバックラッシュが存在し
ないと見なして測定を終了する。負荷11にバックラッ
シュが存在しない場合は、従来どうりの方法で制御動作
を行う。
加速度で除算することにより、電動機10+負荷11の
イナーシャを求めることができる。電動機10のイナー
シャは、あらかじめわかっているので、負荷11のイナ
ーシャを求めることができる。このことは本発明の一実
施例においても同様に成り立つ。負荷11のイナーシャ
は、イナーシャ推定手段15で求められる(ステップ
2)。入力正弦波の振幅を少し上げ(ステップ3)、さ
らにステップ2と同様の方法で負荷11のイナーシャを
求める(ステップ4)。イナーシャ変動検出手段16で
は、入力正弦波の振幅を上げる前の負荷11のイナーシ
ャ値と上げた後の負荷11のイナーシャ値とを比較し変
動の有無を調べる(ステップ5)。変動が検出されなけ
ればステップ3、4、5の操作を繰り返す。変動が検出
されたならば、電動機10に接続する歯車と、その歯車
に連結する負荷側の歯車が接触して負荷イナーシャが増
加したと判断して、変動検出前の負荷11のイナーシャ
値を変動検出後の負荷11のイナーシャ値で除算し負荷
イナーシャの変動率を求める(ステップ6)。また変動
検出前の負荷11のイナーシャ値と変動検出後の負荷1
1のイナーシャ値の平均値を求める(ステップ7)。あ
る程度入力正弦波振幅の値を上げても負荷イナーシャ値
の変動がなければ、負荷11にバックラッシュが存在し
ないと見なして測定を終了する。負荷11にバックラッ
シュが存在しない場合は、従来どうりの方法で制御動作
を行う。
【0025】第二にバックラッシュ発生前後の制御ゲイ
ン値を求める。電動機10が回転していない通常制御動
作時における速度比例ゲイン4、速度積分ゲイン5、位
置比例ゲイン3の適正値を従来例で記述した方法により
設定する。ここで設定した各制御ゲインは、電動機10
が回転していない状態での値なので、電動機10に接続
する歯車と、その歯車に連結する負荷側の歯車が接触し
ていない状態でのゲインである。これらの各制御ゲイン
値をバックラッシュ発生前の制御ゲイン値として記録す
る(ステップ8)。またステップ8で設定した制御ゲイ
ン値にステップ6で求めた負荷イナーシャの変動率を乗
算し、電動機10に接続する歯車と、その歯車に連結す
る負荷側の歯車が接触している状態での制御ゲイン値を
求め、ステップ8と同様に、バックラッシュ発生後の制
御ゲイン値として記録する(ステップ9)。記録が終了
すれば、通常の制御動作を開始する。
ン値を求める。電動機10が回転していない通常制御動
作時における速度比例ゲイン4、速度積分ゲイン5、位
置比例ゲイン3の適正値を従来例で記述した方法により
設定する。ここで設定した各制御ゲインは、電動機10
が回転していない状態での値なので、電動機10に接続
する歯車と、その歯車に連結する負荷側の歯車が接触し
ていない状態でのゲインである。これらの各制御ゲイン
値をバックラッシュ発生前の制御ゲイン値として記録す
る(ステップ8)。またステップ8で設定した制御ゲイ
ン値にステップ6で求めた負荷イナーシャの変動率を乗
算し、電動機10に接続する歯車と、その歯車に連結す
る負荷側の歯車が接触している状態での制御ゲイン値を
求め、ステップ8と同様に、バックラッシュ発生後の制
御ゲイン値として記録する(ステップ9)。記録が終了
すれば、通常の制御動作を開始する。
【0026】バックラッシュ発生前後の制御ゲインを求
める方法は、電動機10を回転させながら、位置指令発
生手段1から発生する位置指令と、エンコーダ12から
発生する位置信号の誤差が最小になり、かつ振動の起き
ない値になるように、また位置比例ゲイン3から出力す
る信号と、微分器7から出力する速度信号の誤差が最小
になり、かつ振動の起きない値になるように速度比例ゲ
イン4、速度積分ゲイン5、位置比例ゲイン3の適正値
を求め、バックラッシュ発生後の制御ゲイン値として記
録し、バックラッシュ発生後の制御ゲイン値をステップ
6で求めた負荷イナーシャの変動率で除算し、バックラ
ッシュ発生前の制御ゲイン値として記録する方法でも良
い。
める方法は、電動機10を回転させながら、位置指令発
生手段1から発生する位置指令と、エンコーダ12から
発生する位置信号の誤差が最小になり、かつ振動の起き
ない値になるように、また位置比例ゲイン3から出力す
る信号と、微分器7から出力する速度信号の誤差が最小
になり、かつ振動の起きない値になるように速度比例ゲ
イン4、速度積分ゲイン5、位置比例ゲイン3の適正値
を求め、バックラッシュ発生後の制御ゲイン値として記
録し、バックラッシュ発生後の制御ゲイン値をステップ
6で求めた負荷イナーシャの変動率で除算し、バックラ
ッシュ発生前の制御ゲイン値として記録する方法でも良
い。
【0027】第三に通常制御動作時における制御ゲイン
切り換え方法の説明を行う。イナーシャ推定手段15に
おいて、ステップ2と同一の方法で負荷11のイナーシ
ャ値の測定を行う(ステップ10)。イナーシャ変動検
出手段16では、測定した負荷11のイナーシャ値とス
テップ7で求めた負荷11のイナーシャ値の平均値を比
較する(ステップ11)。測定した負荷11のイナーシ
ャ値が負荷11のイナーシャ値の平均値より小さけれ
ば、電動機10に接続する歯車と、その歯車に連結する
負荷側の歯車が接触していない状態だと判断して、ゲイ
ン設定手段2に負荷イナーシャ変動検出信号を送る。ゲ
イン設定手段2では、ステップ8で記録したバックラッ
シュ発生前の各制御ゲイン値を制御ループに設定する
(ステップ12)。測定した負荷11のイナーシャ値が
負荷11のイナーシャ値の平均値より大きければ、電動
機10に接続する歯車と、その歯車に連結する負荷側の
歯車が接触している状態だと判断して、ステップ9で記
録したバックラッシュ発生後の各制御ゲイン値を制御ル
ープに設定する(ステップ13)。
切り換え方法の説明を行う。イナーシャ推定手段15に
おいて、ステップ2と同一の方法で負荷11のイナーシ
ャ値の測定を行う(ステップ10)。イナーシャ変動検
出手段16では、測定した負荷11のイナーシャ値とス
テップ7で求めた負荷11のイナーシャ値の平均値を比
較する(ステップ11)。測定した負荷11のイナーシ
ャ値が負荷11のイナーシャ値の平均値より小さけれ
ば、電動機10に接続する歯車と、その歯車に連結する
負荷側の歯車が接触していない状態だと判断して、ゲイ
ン設定手段2に負荷イナーシャ変動検出信号を送る。ゲ
イン設定手段2では、ステップ8で記録したバックラッ
シュ発生前の各制御ゲイン値を制御ループに設定する
(ステップ12)。測定した負荷11のイナーシャ値が
負荷11のイナーシャ値の平均値より大きければ、電動
機10に接続する歯車と、その歯車に連結する負荷側の
歯車が接触している状態だと判断して、ステップ9で記
録したバックラッシュ発生後の各制御ゲイン値を制御ル
ープに設定する(ステップ13)。
【0028】一方、通常動作が常に決まった動作をする
ときは、予めバックラッシュの発生する位置を学習する
為に、基準となる動作指令を位置指令発生手段1から発
生させ電動機10を動かす。この時にイナーシャ変動検
出手段16でバックラッシュの発生が検出されたなら
ば、その時のエンコーダ12の出力と、測定した負荷1
1のイナーシャ値が負荷11のイナーシャ値の平均値よ
り小さいか、大きいかを示す比較結果信号を逐次、メモ
リ17に記録する。通常制御動作時には、エンコーダ1
2の出力とメモリ17から読み出したエンコーダ値を比
較し、値が一致すれば比較結果信号に従ってゲイン設定
手段2に負荷イナーシャ変動検出信号を送る。ゲイン設
定手段2では、比較結果信号が、測定した負荷11のイ
ナーシャ値が負荷11のイナーシャ値の平均値より小さ
いことを示していたならば、ステップ8で記録したバッ
クラッシュ発生前の各制御ゲイン値を制御ループに設定
する。比較結果信号が、測定した負荷11のイナーシャ
値が負荷11のイナーシャ値の平均値より大きいことを
示していたならば、ステップ9で記録したバックラッシ
ュ発生後の各制御ゲイン値を制御ループに設定する。こ
のように、17という手段を追加することによって、通
常動作時において、予め学習しておいた歯車の接触状況
を使用して制御ゲインの設定変更を行うことにより、歯
車の接触状況を検知する時間を省くことができ、制御ゲ
イン変更の応答性を向上させ、制御特性を改善すること
ができるという効果が得られる。
ときは、予めバックラッシュの発生する位置を学習する
為に、基準となる動作指令を位置指令発生手段1から発
生させ電動機10を動かす。この時にイナーシャ変動検
出手段16でバックラッシュの発生が検出されたなら
ば、その時のエンコーダ12の出力と、測定した負荷1
1のイナーシャ値が負荷11のイナーシャ値の平均値よ
り小さいか、大きいかを示す比較結果信号を逐次、メモ
リ17に記録する。通常制御動作時には、エンコーダ1
2の出力とメモリ17から読み出したエンコーダ値を比
較し、値が一致すれば比較結果信号に従ってゲイン設定
手段2に負荷イナーシャ変動検出信号を送る。ゲイン設
定手段2では、比較結果信号が、測定した負荷11のイ
ナーシャ値が負荷11のイナーシャ値の平均値より小さ
いことを示していたならば、ステップ8で記録したバッ
クラッシュ発生前の各制御ゲイン値を制御ループに設定
する。比較結果信号が、測定した負荷11のイナーシャ
値が負荷11のイナーシャ値の平均値より大きいことを
示していたならば、ステップ9で記録したバックラッシ
ュ発生後の各制御ゲイン値を制御ループに設定する。こ
のように、17という手段を追加することによって、通
常動作時において、予め学習しておいた歯車の接触状況
を使用して制御ゲインの設定変更を行うことにより、歯
車の接触状況を検知する時間を省くことができ、制御ゲ
イン変更の応答性を向上させ、制御特性を改善すること
ができるという効果が得られる。
【0029】このように上記実施例によれば、電動機1
0の加速度と電動機10に入力するトルク指令の値から
負荷11のイナーシャを求め、負荷11のイナーシャ値
が変動すればバックラッシュが発生したと判断して、制
御ゲインを適正な値に切り換えることにより、電動機の
制御系を常に一定の状態に保つことができる。ゆえにバ
ックラッシュの発生による電動機の制御能力の劣化を防
ぐことができる。
0の加速度と電動機10に入力するトルク指令の値から
負荷11のイナーシャを求め、負荷11のイナーシャ値
が変動すればバックラッシュが発生したと判断して、制
御ゲインを適正な値に切り換えることにより、電動機の
制御系を常に一定の状態に保つことができる。ゆえにバ
ックラッシュの発生による電動機の制御能力の劣化を防
ぐことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、電動機に接続する歯車と、その歯車に連結する負荷
側の歯車が接触しているかどうかを、負荷のイナーシャ
変動を監視することにより検知し、制御ゲインを最適な
値に切り換えることにより、常に制御系を適正な状態に
保つことができる。したがってバックラッシュの発生に
より制御能力が劣化し、指令に対する追従残差が大きく
なることや、指令に対する応答が遅くなることを防ぐこ
とができるという効果を有する。
に、電動機に接続する歯車と、その歯車に連結する負荷
側の歯車が接触しているかどうかを、負荷のイナーシャ
変動を監視することにより検知し、制御ゲインを最適な
値に切り換えることにより、常に制御系を適正な状態に
保つことができる。したがってバックラッシュの発生に
より制御能力が劣化し、指令に対する追従残差が大きく
なることや、指令に対する応答が遅くなることを防ぐこ
とができるという効果を有する。
【0031】また、歯車の接触状況を予め学習してお
き、通常動作時に学習結果を使用して制御ゲインの設定
変更を行うことにより、歯車の接触状況を検知する時間
を省くことができ、制御ゲイン変更の応答性を向上さ
せ、制御特性を改善することができるという効果を有す
る。
き、通常動作時に学習結果を使用して制御ゲインの設定
変更を行うことにより、歯車の接触状況を検知する時間
を省くことができ、制御ゲイン変更の応答性を向上さ
せ、制御特性を改善することができるという効果を有す
る。
【図1】本発明の一実施例における電動機駆動装置の構
成図
成図
【図2】本発明の一実施例における電動機制御方法を示
すフローチャート
すフローチャート
【図3】制御系の構成を示すブロック図
【図4】バックラッシュの構造を示す歯車上面図
【図5】従来の電動機駆動装置の構成図
1 位置指令発生手段 2 ゲイン設定手段 3 位置比例ゲイン 4 速度比例ゲイン 5 速度積分ゲイン 6 積分器 7 微分器 8 D/Aコンバータ 9 駆動手段 10 電動機 11 負荷 12 エンコーダ 13 トルク指令検出手段 14 加速度検出手段 15 イナーシャ推定手段 16 イナーシャ変動検出手段 17 メモリ 21 トルク定数 22 電動機+負荷モデル
Claims (6)
- 【請求項1】電動機の加速度を求めるステップと、前記
電動機に入力するトルク指令を検出するステップと、前
記加速度と前記トルク指令の値から前記電動機に接続す
る負荷のイナーシャを求めるステップと、前記負荷のイ
ナーシャの値に基づいて前記電動機の制御ゲインを設定
するステップを有することを特徴とする電動機制御方
法。 - 【請求項2】制御ゲインを設定するステップは、電動機
に接続する第一の歯車と前記第一の歯車と噛み合う第二
の歯車とが接触していない状態で調整された前記電動機
の第一の制御ゲインと、前記第一の歯車と前記第二の歯
車とが接触している状態で調整された前記電動機の第二
の制御ゲインを交互に設定するステップを含んでなるこ
とを特徴とする請求項1記載の電動機制御方法。 - 【請求項3】制御ゲインを設定するステップは、前記求
められたイナーシャの値が、前記電動機に接続する第一
の歯車と前記第一の歯車と噛み合う第二の歯車とが接触
していない状態での第一の負荷イナーシャ値と、前記第
一の歯車と前記第二の歯車とが接触している状態での第
二の負荷イナーシャ値の平均値より小さくなった時に制
御ゲインを設定するステップと、前記求められたイナー
シャの値が、前記平均値より大きくなった時に制御ゲイ
ンを設定するステップを含んでなることを特徴とする請
求項1記載の電動機制御方法。 - 【請求項4】電動機と、前記電動機を駆動する駆動手段
と、前記電動機の加速度を検出する加速度検出手段と、
前記電動機のトルク指令入力と前記電動機の加速度か
ら、前記電動機に接続する負荷のイナーシャの値を推定
するイナーシャ推定手段と、前記イナーシャ値の変動を
検出するイナーシャ変動検出手段と、前記イナーシャ値
の変動過程を予め記録するメモリと、前記メモリから読
み出した変動過程に従って制御ゲインを設定するゲイン
設定手段とを有することを特徴とする電動機制御装置。 - 【請求項5】ゲイン設定手段は、前記電動機に接続する
第一の歯車と前記第一の歯車と噛み合う第二の歯車とが
接触していない状態で調整された前記電動機の第一の制
御ゲインと、前記第一の歯車と前記第二の歯車とが接触
している状態で調整された前記電動機の第二の制御ゲイ
ンを交互に設定するスイッチを含んで構成されることを
特徴とする請求項4記載の電動機制御装置。 - 【請求項6】イナーシャ変動検出手段は、前記イナーシ
ャ推定手段で求めたイナーシャの値が、前記電動機に接
続する第一の歯車と前記第一の歯車と噛み合う第二の歯
車とが接触していない状態での第一の負荷イナーシャ値
と、前記第一の歯車と前記第二の歯車とが接触している
状態での第二の負荷イナーシャ値の平均値より小さくな
った時と、前記イナーシャ推定手段で求めたイナーシャ
の値が、前記平均値より大きくなった時に負荷イナーシ
ャ変動検出信号を出力する負荷イナーシャ変動検出信号
出力手段を含んで構成されることを特徴とする請求項4
記載の電動機制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4311742A JPH06165549A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 電動機制御方法および電動機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4311742A JPH06165549A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 電動機制御方法および電動機制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165549A true JPH06165549A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18020935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4311742A Pending JPH06165549A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 電動機制御方法および電動機制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06165549A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004098258A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Yaskawa Electric Corp | 緊急減速停止時のバックラッシュ抑制方法 |
JP2012010462A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Caterpillar Sarl | 作業機械の電動機トルク制御装置 |
JP2012007335A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Caterpillar Sarl | 作業機械の電動機トルク制御装置 |
JP2012196082A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Toyota Motor Corp | 電動車両 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP4311742A patent/JPH06165549A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004098258A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Yaskawa Electric Corp | 緊急減速停止時のバックラッシュ抑制方法 |
JP2012010462A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Caterpillar Sarl | 作業機械の電動機トルク制御装置 |
JP2012007335A (ja) * | 2010-06-23 | 2012-01-12 | Caterpillar Sarl | 作業機械の電動機トルク制御装置 |
JP2012196082A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Toyota Motor Corp | 電動車両 |
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