JPH0616551Y2 - 培養装置 - Google Patents

培養装置

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JPH0616551Y2
JPH0616551Y2 JP1987132217U JP13221787U JPH0616551Y2 JP H0616551 Y2 JPH0616551 Y2 JP H0616551Y2 JP 1987132217 U JP1987132217 U JP 1987132217U JP 13221787 U JP13221787 U JP 13221787U JP H0616551 Y2 JPH0616551 Y2 JP H0616551Y2
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JP
Japan
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tank
medium
culture
recovery
pipe
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JP1987132217U
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JPS6438998U (ja
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浩一 山形
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は培養装置に関する。さらに詳しくは連続培養
に好適な培養装置に関する。
(ロ)従来の技術 細胞や細菌の培養は、培地タンクから送液ポンプを介し
て培養槽に接続される培地供給管路と、培養槽から送液
ポンプを介して回収タンクに接続される培地回収管路と
からなる培養システムを用いて行われる。該システムは
通常クリーンベンチ外に設置されており、連続培養を行
うときは新鮮培地の補給や回収培地の回収が必要となる
が、これはクリーンベンチ内で行われている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながらクリーンベンチ内で新鮮培地の補給や回収
培地の回収を行うには、培養システムごとクリーンベン
チ内に持ち込むか、クリーンベンチ外で培地タンクや回
収タンクを培地供給管路または培地回収管路から切り離
してクリーンベンチ内へ持ち込まなければならない。前
者の場合には簡便に行うことができず煩雑になり、後者
の場合には培地の補給や回収が行われている間、タンク
側および培養槽側の端部は開放されたままとなり、好ま
しくない細菌等の混入の危険がある。
この考案はかかる状況に鑑みなされたものであり、簡便
にかつ細菌等の混入の危険をおかさずに培地の補給や回
収ができうる培養装置を提供しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 かくしてこの考案によれば、培地タンクから送液ポンプ
を介して培養槽に接続される培地供給管路と、培養槽か
ら送液ポンプを介して回収タンクに接続される培地回収
管路とが近接して設定されてなり、 上記培地供給管路の培地タンクと送液ポンプとの間およ
び上記培地回収管路の回収タンクと送液ポンプとの間
に、各々管路端部を互いに着脱可能に連結する同一の雄
雌継手構造からなる接続部が形成され、 これらの接続部の連結の組替えにより、培地タンクに接
続された培地供給管路部と回収タンクに接続された培地
回収管路部とが連結され、培養槽に接続された培地供給
管路部と培地回収管路部とが連結されるように、該接続
部の雄雌継手の配置が互いに逆になるよう構成されてな
ることを特徴とする培養装置が提供される。
この考案は、着脱可能に連結する雄雌継手構造からなる
同一の接続部を、培地供給管路と培地回収管路にそれぞ
れ設け、これらの構造を互いに雄雌逆配置とすることに
よって連結の相方を替えて組替接続した場合、培養槽
と、培地タンクおよび回収タンクとをいずれも細菌類の
混入を防いで無菌的に切り離されうるよう構成したこと
を特徴とする。
この考案において、培地供給管路および培地回収管路は
近接して設定されかつ要部に可撓性を有する材質または
要部が屈曲性を有する構造で形成されることが好まし
い。
これらの管路の途中に設けられる接続部は、すくなくと
も火炎滅菌に耐えうる耐熱性を有する材質であることが
好ましく、通常金属製、ガラス製等で構成される。なお
この接続部は上記管路と一体に構成されていても良い
が、上記のごとく要求される可撓性と耐熱性との点か
ら、通常それぞれ適する材質で構成されることが好まし
い。上記接続部は、管路端部を互いに着脱可能に連結す
る雄雌継手構造に形成されるが、この場合雌部に対して
雄部が単に挿着される構造のものであってもよく、挿着
状態においてストッパが掛かる構造のものであってもよ
い。さらに雌部、雄部のいずれかまたは両方の内部に、
連結を開放された時に連通を妨げるように作動する弁を
有しているものであればなお好ましい。
この考案において上記接続部は、培地供給タンクから培
養槽への培地供給方向と培養槽から回収タンクへの培地
回収方向とで互いに雄部、雌部が逆配置となるように設
定される。例えば培地供給管路において培地タンクに接
続された管路端部に雄部を、培養槽に接続された管路端
部に雌部を設定した場合、培地回収管路においては回収
タンクに接続された管路端部に雌部を、培養槽に接続さ
れた管路端部に雄部を設定することとなる。従って上記
逆配置に設定しておくことにより、培地タンクと回収タ
ンクとが管路接続できるようになり、かつ残った管路端
部同士が管路接続できるようになる。このようにすれば
培地タンクと回収タンクとが連通する空間は外部と断絶
され、一方培養槽も外部と断絶されることとなる。この
ことは両タンク内および培養槽内への外部からの菌の侵
入を防止できることを意味する。従って培地タンクへの
新鮮培地の補給および回収タンクからの培地の回収のた
めには、両タンクを上記のごとく管路接続してクリーン
ベンチ内に持ち込めばよいこととなる。その間クリーン
ベンチ外でも培養槽には細菌の侵入は起こらない。
またこの考案において、上記のごとく接続部の連結の解
放および連結の形成等を行う場合、必ずこの接続部を滅
菌することが必要である。該滅菌は通常火炎滅菌が行わ
れるが、アルコールで拭う等も可能である。この滅菌処
理により無菌的な連結の組替えが可能となる。
(ホ)作用 この考案によれば、培地タンクへの新鮮培地を補給する
場合または回収タンクの培地を回収する場合、近接して
設定された培地供給管路および培地回収管路にそれぞれ
設けられている同一の雄雌継手構造でかつ互いに逆配置
で構成された各接続部の連結を解放し、これらの雄部お
よび雌部を互いに相方を組替えて連結すると、培地タン
クと回収タンクとが管路接続されこれらの両タンクに連
通する空間が外気と断絶されるとともに、培養槽を介し
て培地供給管路部と培地回収管路部とが接続されて培養
槽も外気と断絶されることとなる。
以下実施例によりこの考案を詳細に説明するが、これに
よりこの考案は限定されるものではない。
(ヘ)実施例 第1図はこの考案の培養装置の一実施例の構成説明図で
ある。図においてこの培養装置(1)は、新鮮培地を貯留
した培地タンク(2)からペリスタポンプ(3)を介して培養
槽(4)に接続されるシリコンゴム製の培地供給管路(a)
と、上記培養槽(4)から同一のペリスタポンプ(3)を介し
て回収タンク(5)に接続されるシリコンゴム製の培地回
収管路(b)とから構成されている。上記培地供給管路(a)
と培地回収管路(b)とは近接して設定されており、さら
に培地供給管路(a)の培地タンク(2)とペリスタポンプ
(3)との間および上記培地回収管路(b)の回収タンク(5)
とペリスタポンプ(3)との間に、それぞれ同一の管路接
続部(A)(B)が設けられている。この管路接続部(A)(B)
は、管路端部を互いに着脱可能に連結する雄雌継手構造
に形成されたステンレス製の管継手で構成されている。
すなわち、管路接続部(A)は培地タンク(1)に接続された
培地供給管路部(a1)端部に設定された雄構造部(A1)と、
培養槽(4)からペリスタポンプ(3)を介して接続された培
地供給管路部(a2)端部に設定された雌構造部(A2)で構成
されており、一方管路接続部(B)は回収タンク(5)に接続
された培地回収管路部(b1)端部に設けられた雌構造部(B
1)と、培養槽(4)からペリスタポンプ(3)を介して接続さ
れた培地回収管路部(b2)端部に設けられた雄構造部(B2)
とから構成されており、これらの管路接続部(A)(B)にお
いて雄雌構造部が逆配置に設定されている。なお、上記
培養槽(4)には図示しないpH電極、DOセンサ、温度
計、酸素供給部、排気部が設定されている。
以上のごとく構成された培養装置において、所定量の培
地および培養細胞(例えばマウス・マウスハイブリドー
マ等)からなる培養液を培養槽に入れ、温度、pH、溶存
酸素量を所定値に設定して培養を行うが、培養期間中は
ペリスタポンプを作動させ、培地タンクから新鮮培地を
供給しかつ回収培地タンクへは培養槽中の培地を回収す
る。この状態を続けていく過程で培地タンクが空になり
または回収タンクが一杯になったときは、まずペリスタ
ポンプを逆転して培地供給管路内および培地回収管路内
の培地(または培養液)を除いてこれらの管路内を空に
する。次いで各管路接続部およびその付近をアルコール
ランプ等の火炎またはアルコール等で拭って滅菌処理
し、第2図(イ)に示すごとく各管路接続部の連結(A1-
A2,B1-B2)を解除して雄構造部と雌構造部を切り離すと
ともに、すばやく同図(ロ)に示すごとく雄構造部と雌
構造部を組替えて連結(A1-B1,A2-B2)する。これによっ
て一方に培地タンクと回収タンクとが管路接続されて両
タンクを連通する閉空間が形成され、他方に培養槽を介
して連通する閉空間が形成されることとなる。従って両
タンクおよび培養槽双方共に無菌的に分離されることと
なり、双方に好ましくない菌が混入する危険はない。こ
の後両タンクはクリーンベンチ内に持ち込まれて、新鮮
培地の補給、回収培地の回収を安全にすなわち好ましく
ない菌が混入する危険を避けて行うことができる。この
状態が長時間に渡っても培養槽には上記のごとき危険は
ない。次いで培地タンクへの新鮮培地の補給、回収培地
の回収が終了した後、各管路接続部を上記と同様に滅菌
処理して培地タンクおよび回収タンクと接続する。この
とき各管路接続部はそれぞれの管路において雄構造部と
雌構造部とが逆配置に設定されているので誤接続の危険
なく行うことができる。この後再び培養が続けられる。
(ト)考案の効果 この考案によれば、新鮮培地補給や培地回収等の為の管
路切り離しが、長時間にわたって細菌等の汚染の危険無
しに行うことができる。また管路切り離し後の再接続に
おいて誤接続の危険がない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の培養装置の一実施例の構成説明図、
第2図は第1図の培養装置における管路接続部の連結の
組替えを説明する説明図である。 (2)……培地タンク、(3)……ペリスタポンプ、 (4)……培養槽、(5)……回収タンク、 (a)……培地供給管路、(b)……培地回収管路、 (A)(B)……管路接続部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】培地タンクから送液ポンプを介して培養槽
    に接続される培地供給管路と、培養槽から送液ポンプを
    介して回収タンクに接続される培地回収管路とが近接し
    て設定されてなり、 上記培地供給管路の培地タンクと送液ポンプとの間およ
    び上記培地回収管路の回収タンクと送液ポンプとの間
    に、各々管路端部を互いに着脱可能に連結する同一の雄
    雌継手構造からなる接続部が形成され、 これらの接続部の連結の組替えにより、培地タンクに接
    続された培地供給管路部と回収タンクに接続された培地
    回収管路部とが連結され、培養槽に接続された培地供給
    管路部と培地回収管路部とが連結されるように、該接続
    部の雄雌継手の配置が互いに逆になるよう構成されてな
    ることを特徴とする培養装置。
JP1987132217U 1987-08-28 1987-08-28 培養装置 Expired - Lifetime JPH0616551Y2 (ja)

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JPS6438998U JPS6438998U (ja) 1989-03-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1742515B1 (en) 2004-03-29 2019-11-20 UDC Ireland Limited Organic electroluminescent display device

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