JPH06165369A - 半導体式避雷装置 - Google Patents
半導体式避雷装置Info
- Publication number
- JPH06165369A JPH06165369A JP30542992A JP30542992A JPH06165369A JP H06165369 A JPH06165369 A JP H06165369A JP 30542992 A JP30542992 A JP 30542992A JP 30542992 A JP30542992 A JP 30542992A JP H06165369 A JPH06165369 A JP H06165369A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- optical
- semiconductor switch
- semiconductor
- switch circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲート信号発生回路を省略し、電気的ノイズ
による誤動作のおそれをなくした半導体式避雷装置を提
供すること。 【構成】 光サイリスタ4よりなる半導体スイッチ回路
3をギャップ2と直列に接続する。光サイリスタ4とギ
ャップとの間に例えば光ファイバよりなる光伝送路6を
設け、落雷時の過電圧によるギャップ放電の光を光サイ
リスタ4のゲートへ導き、光サイリスタ4を点弧させ
る。これにより半導体スイッチ回路3はオンとなり、系
統が接地される。
による誤動作のおそれをなくした半導体式避雷装置を提
供すること。 【構成】 光サイリスタ4よりなる半導体スイッチ回路
3をギャップ2と直列に接続する。光サイリスタ4とギ
ャップとの間に例えば光ファイバよりなる光伝送路6を
設け、落雷時の過電圧によるギャップ放電の光を光サイ
リスタ4のゲートへ導き、光サイリスタ4を点弧させ
る。これにより半導体スイッチ回路3はオンとなり、系
統が接地される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイリスタを利用した
半導体式避雷装置に関するものである。
半導体式避雷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】落雷時に発生する過電圧から送配電系統
を保護するため、従来から各種の避雷装置が使用されて
いるが、最近ではサイリスタ等よりなる半導体スイッチ
回路を利用した半導体式避雷装置が開発されている。こ
のような半導体式避雷装置は、過電圧を検出すると瞬時
に半導体スイッチ回路をオンとして系統を接地し、系統
の過電圧を解消するようにしたものである。
を保護するため、従来から各種の避雷装置が使用されて
いるが、最近ではサイリスタ等よりなる半導体スイッチ
回路を利用した半導体式避雷装置が開発されている。こ
のような半導体式避雷装置は、過電圧を検出すると瞬時
に半導体スイッチ回路をオンとして系統を接地し、系統
の過電圧を解消するようにしたものである。
【0003】ところが、これらの半導体スイッチ回路に
使用されているサイリスタ等の半導体素子を点弧するに
は、ゲートへ点弧信号を入力する必要があるため、それ
ぞれにゲート信号発生回路が必要となって設備コストが
嵩むうえ、何らかの原因によりゲート信号発生回路に電
気的なノイズが入ると、半導体式避雷装置が誤動作する
おそれがあった。更に高圧の系統に使用する場合には半
導体素子の耐圧性能を考慮して複数の半導体スイッチ回
路を直列に段積みした回路構成が必要となるが、各段毎
に設けられたゲート信号発生回路の動作時間のばらつき
により、全段同時に点弧させることは容易ではないとい
う問題もあった。
使用されているサイリスタ等の半導体素子を点弧するに
は、ゲートへ点弧信号を入力する必要があるため、それ
ぞれにゲート信号発生回路が必要となって設備コストが
嵩むうえ、何らかの原因によりゲート信号発生回路に電
気的なノイズが入ると、半導体式避雷装置が誤動作する
おそれがあった。更に高圧の系統に使用する場合には半
導体素子の耐圧性能を考慮して複数の半導体スイッチ回
路を直列に段積みした回路構成が必要となるが、各段毎
に設けられたゲート信号発生回路の動作時間のばらつき
により、全段同時に点弧させることは容易ではないとい
う問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、ゲート信号発生回路を省略すること
ができ、ノイズによる誤動作のおそれをなくし、半導体
スイッチ回路を段積みした場合にも確実に全段同時に点
弧させることを可能とした半導体式避雷装置を提供する
ために完成されたものである。
の問題点を解決し、ゲート信号発生回路を省略すること
ができ、ノイズによる誤動作のおそれをなくし、半導体
スイッチ回路を段積みした場合にも確実に全段同時に点
弧させることを可能とした半導体式避雷装置を提供する
ために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の半導体式避雷装置は、光サイリス
タよりなる半導体スイッチ回路をギャップと直列に接続
するとともに、これらの光サイリスタとギャップとの間
に、ギャップ放電によって生ずる光を光サイリスタのゲ
ートへ導く光伝送路を設けたことを特徴とするものであ
る。
めになされた本発明の半導体式避雷装置は、光サイリス
タよりなる半導体スイッチ回路をギャップと直列に接続
するとともに、これらの光サイリスタとギャップとの間
に、ギャップ放電によって生ずる光を光サイリスタのゲ
ートへ導く光伝送路を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】本発明の半導体式避雷装置は、従来のものと同
様に送配電系統に接続して使用されるものであり、系統
に落雷による過電圧が発生するとギャップが放電して閃
光を発する。この光は光ファイバのような光伝送路によ
って光サイリスタのゲートに導かれ光サイリスタを点弧
するので、半導体スイッチ回路は瞬時にオンとなり、系
統はアースされて過電圧が解消される。
様に送配電系統に接続して使用されるものであり、系統
に落雷による過電圧が発生するとギャップが放電して閃
光を発する。この光は光ファイバのような光伝送路によ
って光サイリスタのゲートに導かれ光サイリスタを点弧
するので、半導体スイッチ回路は瞬時にオンとなり、系
統はアースされて過電圧が解消される。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すもの
で、1は電力線、2は封止型のギャップ、3は2個の光
サイリスタ4、4を逆並列に接続した半導体スイッチ回
路である。これらの封止型のギャップ2と半導体スイッ
チ回路3とは、電力線1とアース5との間に直列に接続
されている。
細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を示すもの
で、1は電力線、2は封止型のギャップ、3は2個の光
サイリスタ4、4を逆並列に接続した半導体スイッチ回
路である。これらの封止型のギャップ2と半導体スイッ
チ回路3とは、電力線1とアース5との間に直列に接続
されている。
【0008】本発明において使用される光サイリスタ4
は、ゲートから光信号を入力することにより点弧される
サイリスタであり、それ自体は市販されている公知の素
子である。本実施例においては、封止型のギャップ2と
これらの光サイリスタ4、4のゲートとの間に光ファイ
バのような光伝送路6、6が設けられており、過電圧を
受けてギャップ2が放電した場合に発生する光を光伝送
路6、6を通じて光サイリスタ4、4のゲートに導き、
これらの光サイリスタ4、4を点弧させることができる
ように構成されている。なお封止型のギャップ2を使用
したのは、光伝送路6、6に外光が入らないようにして
誤動作を防止するためである。
は、ゲートから光信号を入力することにより点弧される
サイリスタであり、それ自体は市販されている公知の素
子である。本実施例においては、封止型のギャップ2と
これらの光サイリスタ4、4のゲートとの間に光ファイ
バのような光伝送路6、6が設けられており、過電圧を
受けてギャップ2が放電した場合に発生する光を光伝送
路6、6を通じて光サイリスタ4、4のゲートに導き、
これらの光サイリスタ4、4を点弧させることができる
ように構成されている。なお封止型のギャップ2を使用
したのは、光伝送路6、6に外光が入らないようにして
誤動作を防止するためである。
【0009】図1の配電線1に落雷による過電圧が発生
すると、まず封止型のギャップ2でギャップ放電が生じ
る。このギャップ放電による光は光伝送路6、6によっ
て光サイリスタ4、4のゲートに導かれて光サイリスタ
4、4を瞬時に点弧するので、半導体スイッチ回路3は
オンとなって電力線1を接地し、過電圧をアース5に逃
がすことができる。このために系統は落雷による過電圧
から保護され、続流アークによる断線等を防止すること
ができる。しかも従来のようなゲート信号発生回路が不
要であるので設備コストが安価となり、電気的なノイズ
により誤動作を生ずるおそれがない。
すると、まず封止型のギャップ2でギャップ放電が生じ
る。このギャップ放電による光は光伝送路6、6によっ
て光サイリスタ4、4のゲートに導かれて光サイリスタ
4、4を瞬時に点弧するので、半導体スイッチ回路3は
オンとなって電力線1を接地し、過電圧をアース5に逃
がすことができる。このために系統は落雷による過電圧
から保護され、続流アークによる断線等を防止すること
ができる。しかも従来のようなゲート信号発生回路が不
要であるので設備コストが安価となり、電気的なノイズ
により誤動作を生ずるおそれがない。
【0010】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例の回路に更に直列ギャップ2aを接続し
たものである。この第2の実施例の場合にも、系統に落
雷による過電圧が発生すると、直列ギャップ2aと封止型
のギャップ2で同時にギャップ放電が生ずるので、前記
したと同様に半導体スイッチ回路3をオンとして電力線
1を接地することができる。
で、第1の実施例の回路に更に直列ギャップ2aを接続し
たものである。この第2の実施例の場合にも、系統に落
雷による過電圧が発生すると、直列ギャップ2aと封止型
のギャップ2で同時にギャップ放電が生ずるので、前記
したと同様に半導体スイッチ回路3をオンとして電力線
1を接地することができる。
【0011】図3は本発明の第3の実施例を示すもの
で、半導体スイッチ回路3と並列にコンデンサ7を接続
してある。このコンデンサ7はギャップ放電と同時に半
導体スイッチ回路3に流れる急峻な電流を抑制する作用
を持ち、光サイリスタ4、4として電流上昇率の定格の
低い素子を使用した場合にも、素子の破壊を防止できる
利点がある。その他の構成は実施例1と同様である。
で、半導体スイッチ回路3と並列にコンデンサ7を接続
してある。このコンデンサ7はギャップ放電と同時に半
導体スイッチ回路3に流れる急峻な電流を抑制する作用
を持ち、光サイリスタ4、4として電流上昇率の定格の
低い素子を使用した場合にも、素子の破壊を防止できる
利点がある。その他の構成は実施例1と同様である。
【0012】図4は本発明の第4の実施例を示すもの
で、半導体スイッチ回路3やギャップ2と直列にコイル
8を接続してある。このコイル8もギャップ放電と同時
に半導体スイッチ回路3に流れる急峻な電流を抑制する
作用を持ち、実施例3と同様に光サイリスタ4、4とし
て電流上昇率の定格の低い素子を使用した場合における
素子の破壊を防止できる利点がある。
で、半導体スイッチ回路3やギャップ2と直列にコイル
8を接続してある。このコイル8もギャップ放電と同時
に半導体スイッチ回路3に流れる急峻な電流を抑制する
作用を持ち、実施例3と同様に光サイリスタ4、4とし
て電流上昇率の定格の低い素子を使用した場合における
素子の破壊を防止できる利点がある。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例による説明からも明らかな
ように、本発明の半導体式避雷装置はギャップ放電によ
り発生する光を光伝送路によって光サイリスタのゲート
に導き光サイリスタを点弧させるようにしたものである
から、落雷時に確実に動作させることができることはも
ちろん、従来のようなゲート信号発生回路が不要とな
り、設備コストが安価となるとともに、電気的なノイズ
による誤動作を確実に防止することができる。また半導
体スイッチ回路を直列に段積みした場合にも、光伝送路
を各段の光サイリスタに配線することにより、全段同時
に点弧させることができる。
ように、本発明の半導体式避雷装置はギャップ放電によ
り発生する光を光伝送路によって光サイリスタのゲート
に導き光サイリスタを点弧させるようにしたものである
から、落雷時に確実に動作させることができることはも
ちろん、従来のようなゲート信号発生回路が不要とな
り、設備コストが安価となるとともに、電気的なノイズ
による誤動作を確実に防止することができる。また半導
体スイッチ回路を直列に段積みした場合にも、光伝送路
を各段の光サイリスタに配線することにより、全段同時
に点弧させることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す回路図である。
2 ギャップ 3 半導体スイッチ回路 4 光サイリスタ 6 光伝送路
Claims (1)
- 【請求項1】 光サイリスタよりなる半導体スイッチ回
路をギャップと直列に接続するとともに、これらの光サ
イリスタとギャップとの間に、ギャップ放電によって生
ずる光を光サイリスタのゲートへ導く光伝送路を設けた
ことを特徴とする半導体式避雷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30542992A JPH06165369A (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 半導体式避雷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30542992A JPH06165369A (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 半導体式避雷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06165369A true JPH06165369A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=17945031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30542992A Withdrawn JPH06165369A (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 半導体式避雷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06165369A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005069459A1 (de) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Siemens Aktiengesellschaft | Funkenstrecke mit optisch gezündetem leistungshalbleiterbauelement |
KR100972009B1 (ko) * | 2008-07-09 | 2010-07-23 | 주식회사 혁신전공사 | 비상라인 오피티 카드를 이용한 외부 써지 보호장치 |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP30542992A patent/JPH06165369A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005069459A1 (de) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Siemens Aktiengesellschaft | Funkenstrecke mit optisch gezündetem leistungshalbleiterbauelement |
US7663856B2 (en) | 2004-01-13 | 2010-02-16 | Siemens Aktiengesellschaft | Spark gap comprising an optically triggered power semiconductor component |
KR100972009B1 (ko) * | 2008-07-09 | 2010-07-23 | 주식회사 혁신전공사 | 비상라인 오피티 카드를 이용한 외부 써지 보호장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |