JPH06164817A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH06164817A JPH06164817A JP4308447A JP30844792A JPH06164817A JP H06164817 A JPH06164817 A JP H06164817A JP 4308447 A JP4308447 A JP 4308447A JP 30844792 A JP30844792 A JP 30844792A JP H06164817 A JPH06164817 A JP H06164817A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】給紙動作が安定し、小型化ならびに低価格化を
実現できるファクシミリ装置を提供する。 【構成】複数枚の積載された読み取るべきシート状原稿
を給紙し、一枚ずつイメージ読み取り部へ搬送し、原稿
の画像イメージをイメージ読み取り部で読み取るファク
シミリ装置において、積載された原稿を送り出す給紙ロ
ーラと、給紙ローラで給紙された原稿の侵入禁止部材機
構を具備し、分離ローラの回転力により、給紙ローラ及
び原稿侵入禁止部材の昇降を行う。 【効果】給紙動作が安定し、小型化ならびに低価格化を
実現できるファクシミリ装置を実現できる。
実現できるファクシミリ装置を提供する。 【構成】複数枚の積載された読み取るべきシート状原稿
を給紙し、一枚ずつイメージ読み取り部へ搬送し、原稿
の画像イメージをイメージ読み取り部で読み取るファク
シミリ装置において、積載された原稿を送り出す給紙ロ
ーラと、給紙ローラで給紙された原稿の侵入禁止部材機
構を具備し、分離ローラの回転力により、給紙ローラ及
び原稿侵入禁止部材の昇降を行う。 【効果】給紙動作が安定し、小型化ならびに低価格化を
実現できるファクシミリ装置を実現できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ，複写
機，イメージスキャナ等ファクシミリ装置に関する。
機，イメージスキャナ等ファクシミリ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】積載された原稿を給紙，分離した後画像
イメージを読み取るファクシミリ装置としては、特開平
2−86524号，特開平2−193838 号公報が知られている。
イメージを読み取るファクシミリ装置としては、特開平
2−86524号，特開平2−193838 号公報が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のファクシミ
リ装置では、用紙搬送用の動力源のほかに給紙動作用も
しくは、原稿位置決め用部材動作用の専用の動力源が必
要となるため、装置の小型化ならびに低価格化が難しい
という問題があった。
リ装置では、用紙搬送用の動力源のほかに給紙動作用も
しくは、原稿位置決め用部材動作用の専用の動力源が必
要となるため、装置の小型化ならびに低価格化が難しい
という問題があった。
【０００４】本発明の目的は、給紙動作が安定し、小型
化ならびに低価格を実現できるファクシミリ装置を提供
することにある。
化ならびに低価格を実現できるファクシミリ装置を提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明のファクシミリ装置は、積載された原稿を送
り出す給紙ローラと、前記給紙ローラで給紙された前記
原稿を一枚ずつ分離する分離ローラと、原稿の侵入禁止
部材を具備し、前記分離ローラの回転力により、前記給
紙ローラおよび前記原稿侵入禁止部材の昇降を行うこと
としたものである。
に、本発明のファクシミリ装置は、積載された原稿を送
り出す給紙ローラと、前記給紙ローラで給紙された前記
原稿を一枚ずつ分離する分離ローラと、原稿の侵入禁止
部材を具備し、前記分離ローラの回転力により、前記給
紙ローラおよび前記原稿侵入禁止部材の昇降を行うこと
としたものである。
【０００６】
【作用】積載された原稿を送り出す給紙ローラと、給紙
ローラで給紙された原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ
と、原稿の侵入禁止部材機構を具備し、分離ローラの回
転力により、給紙ローラおよび原稿侵入禁止部材の昇降
を行うことにより簡便な機構で安定した給紙動作を実現
できる。
ローラで給紙された原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ
と、原稿の侵入禁止部材機構を具備し、分離ローラの回
転力により、給紙ローラおよび原稿侵入禁止部材の昇降
を行うことにより簡便な機構で安定した給紙動作を実現
できる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に沿って説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明のファクシミリ装置の一実施
例の側面部品の説明図である。
例の側面部品の説明図である。
【０００９】原稿セット時には、分離ローラ回転軸１０
を回動軸として回動自在に支持された、アーム９は一端
を原稿読み取り装置本体１００に固定された給紙ローラ
引上げばね２１２により図中反時計まわりの回転力を付
勢され、アーム９に回転自在に支持された給紙ローラ８
が上側原稿ガイド１０２の下面より下側に突出しないよ
うに引き上げられている。
を回動軸として回動自在に支持された、アーム９は一端
を原稿読み取り装置本体１００に固定された給紙ローラ
引上げばね２１２により図中反時計まわりの回転力を付
勢され、アーム９に回転自在に支持された給紙ローラ８
が上側原稿ガイド１０２の下面より下側に突出しないよ
うに引き上げられている。
【００１０】読み取るべき積載された原稿（図示せず）
は、原稿挿入口１０１よりファクシミリ装置本体１００
内に挿入され、原稿ストッパ回動支点２１１を中心に回
動可能に支持された原稿ストッパ２１０につき当たる。
この時、原稿の押し込み力による原稿ストッパ２１０の
原稿ストッパ回動支点２１１まわりの回転は、分離ロー
ラ回転軸１０を回動軸として回動自在に支持された、給
紙ローラ押し下げアーム２０９の回転防止部２０９ａ
と、原稿ストッパ２１０の回転防止部２１０ａの勘合に
より防止される。このため、原稿の積載量及び剛性に選
らず原稿は安定してセットすることができる。また、本
実施例では、原稿ストッパ２１０の先端部の当たる下側
原稿ガイド１０３に、原稿流れ方向に深さの浅くなる原
稿ストッパ逃げ１０４を設けることにより、薄紙原稿の
原稿ストッパ２１０の下への逃げによる原稿セット性の
悪化防止ならびに、原稿ストッパ２１０の位置再現性の
向上を図る。
は、原稿挿入口１０１よりファクシミリ装置本体１００
内に挿入され、原稿ストッパ回動支点２１１を中心に回
動可能に支持された原稿ストッパ２１０につき当たる。
この時、原稿の押し込み力による原稿ストッパ２１０の
原稿ストッパ回動支点２１１まわりの回転は、分離ロー
ラ回転軸１０を回動軸として回動自在に支持された、給
紙ローラ押し下げアーム２０９の回転防止部２０９ａ
と、原稿ストッパ２１０の回転防止部２１０ａの勘合に
より防止される。このため、原稿の積載量及び剛性に選
らず原稿は安定してセットすることができる。また、本
実施例では、原稿ストッパ２１０の先端部の当たる下側
原稿ガイド１０３に、原稿流れ方向に深さの浅くなる原
稿ストッパ逃げ１０４を設けることにより、薄紙原稿の
原稿ストッパ２１０の下への逃げによる原稿セット性の
悪化防止ならびに、原稿ストッパ２１０の位置再現性の
向上を図る。
【００１１】この時、原稿の積載量の多いとき、原稿押
し上げ板回動支点２１４を中心として、原稿押し上げ板
２１３を図中一点鎖線の位置まで押し下げる。
し上げ板回動支点２１４を中心として、原稿押し上げ板
２１３を図中一点鎖線の位置まで押し下げる。
【００１２】図２は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例の側面部品の説明図である。
施例の側面部品の説明図である。
【００１３】給紙動作時は、給紙動作開始の指令に対応
して、例えば、ステッピングモータ等の動力供給手段
（図示せず）の運転を開始する。動力供給手段から供給
伝達された回転力は、分離ローラ回転軸１０を介して分
離ローラ回転軸１０を回転中心として固定された分離ロ
ーラ１１に伝達され、分離ローラ１１は図中時計まわり
に回転を開始する。この時、一定のトルクで回転するト
ルク発生機により、分離ローラ回転軸１０の回転力は、
回転モーメントとして給紙ローラ押し下げアーム２０９
に伝えられ、給紙ローラ押し下げアーム２０９を分離ロ
ーラ回転軸１０を中心として図中時計まわりに回動させ
る。この時の回転力は、給紙ローラ押し下げアーム２０
９の給紙ローラ押し下げ部２０９からアーム９の押し下
げ力着力点９ｂに所定の回転トルクとして伝達され、給
紙ローラ引上げばね２１２の引上げ力に抗してアーム９
を分離ローラ回転軸１０を中心として回動させ、給紙ロ
ーラ８を原稿挿入口１０１より挿入された原稿に所定の
押しつけ力で押しつける。またさらに、給紙ローラ押し
下げアーム２０９の回転により、装置本体に固定されて
いる原稿ストッパ回動支点２１１を中心に回動する原稿
ストッパ２１０の原稿ストッパ押し下げ部２１０ａを押
し下げ、原稿ストッパ２１０は、図中、時計方向に回動
し、原稿ストッパ２１０の原稿突きあて部２１０ｂは原
稿搬送路から退き、原稿搬送路が確保される。分離ロー
ラ回転軸１０の回転力は同時に、分離ローラ回転軸１０
に固定された分離ローラ動力伝達部２０６，動力伝達部
材２０７並びに給紙ローラ動力伝達部２０５により、ア
ーム９に回動自在に軸支された給紙ローラ回動軸２０３
に固定された給紙ローラ８に伝達され、給紙ローラ８を
図中、時計方向に回動させる。このようにして、給紙ロ
ーラ８に回転力と原稿に対する押しつけ力が付与され、
原稿に搬送力が付与され、堆積された原稿の最上部の用
紙が用紙分離部へ搬送、一枚ずつに分離された後読み取
り部へ搬送され、装置外部に排出される。
して、例えば、ステッピングモータ等の動力供給手段
（図示せず）の運転を開始する。動力供給手段から供給
伝達された回転力は、分離ローラ回転軸１０を介して分
離ローラ回転軸１０を回転中心として固定された分離ロ
ーラ１１に伝達され、分離ローラ１１は図中時計まわり
に回転を開始する。この時、一定のトルクで回転するト
ルク発生機により、分離ローラ回転軸１０の回転力は、
回転モーメントとして給紙ローラ押し下げアーム２０９
に伝えられ、給紙ローラ押し下げアーム２０９を分離ロ
ーラ回転軸１０を中心として図中時計まわりに回動させ
る。この時の回転力は、給紙ローラ押し下げアーム２０
９の給紙ローラ押し下げ部２０９からアーム９の押し下
げ力着力点９ｂに所定の回転トルクとして伝達され、給
紙ローラ引上げばね２１２の引上げ力に抗してアーム９
を分離ローラ回転軸１０を中心として回動させ、給紙ロ
ーラ８を原稿挿入口１０１より挿入された原稿に所定の
押しつけ力で押しつける。またさらに、給紙ローラ押し
下げアーム２０９の回転により、装置本体に固定されて
いる原稿ストッパ回動支点２１１を中心に回動する原稿
ストッパ２１０の原稿ストッパ押し下げ部２１０ａを押
し下げ、原稿ストッパ２１０は、図中、時計方向に回動
し、原稿ストッパ２１０の原稿突きあて部２１０ｂは原
稿搬送路から退き、原稿搬送路が確保される。分離ロー
ラ回転軸１０の回転力は同時に、分離ローラ回転軸１０
に固定された分離ローラ動力伝達部２０６，動力伝達部
材２０７並びに給紙ローラ動力伝達部２０５により、ア
ーム９に回動自在に軸支された給紙ローラ回動軸２０３
に固定された給紙ローラ８に伝達され、給紙ローラ８を
図中、時計方向に回動させる。このようにして、給紙ロ
ーラ８に回転力と原稿に対する押しつけ力が付与され、
原稿に搬送力が付与され、堆積された原稿の最上部の用
紙が用紙分離部へ搬送、一枚ずつに分離された後読み取
り部へ搬送され、装置外部に排出される。
【００１４】図３は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例の側面部品の説明図である。
施例の側面部品の説明図である。
【００１５】待機状態では、給紙ローラ駆動軸２０３を
中心として回動する半月状の断面形状をした給紙ローラ
８の平面部が原稿面と平行になるように位置決めされて
おり、原稿挿入口１０１より挿入された堆積されている
原稿４００は、給紙ローラ８の下方を通り、原稿ストッ
パ（図示せず）もしくは原稿分離部に突き当てられ、原
稿のセットが完了する。この後、オペレータの指示操作
により、原稿の給紙動作を開始する。原稿の給紙動作時
には、原稿給紙動力源（図示せず）の回転力は、分離ロ
ーラ回転軸１０に伝達された後、分離ローラ回転軸１０
から給紙ローラ回動軸２０３に伝達され、分離ローラ１
１及び給紙ローラ８を図中、時計方向に回転力を付与す
る。給紙ローラ回動軸２０３は、分離ローラ回転軸１０
を支点として回動する給紙ローラ押し下げアーム２０９
に支持されており、給紙ローラ８の回転に伴い給紙ロー
ラ回動軸と原稿最上面との距離を給紙ローラ８の半径に
保つように給紙ローラ押し下げアーム２０９が揺動す
る。この時、給紙ローラ８の原稿４００への押しつけ力
は、給紙ローラ押し下げアーム２０９に固定された給紙
ローラ押し下げばね２１５により付与される。給紙され
た原稿は、分離ローラ１１及び分離片により一枚ずつに
分離され、反転ローラ１４により読み取り部に搬送され
た後、画像情報を読み取り、排紙ローラ２０及び１９に
より、原稿排紙トレイ１０６上に排紙される。
中心として回動する半月状の断面形状をした給紙ローラ
８の平面部が原稿面と平行になるように位置決めされて
おり、原稿挿入口１０１より挿入された堆積されている
原稿４００は、給紙ローラ８の下方を通り、原稿ストッ
パ（図示せず）もしくは原稿分離部に突き当てられ、原
稿のセットが完了する。この後、オペレータの指示操作
により、原稿の給紙動作を開始する。原稿の給紙動作時
には、原稿給紙動力源（図示せず）の回転力は、分離ロ
ーラ回転軸１０に伝達された後、分離ローラ回転軸１０
から給紙ローラ回動軸２０３に伝達され、分離ローラ１
１及び給紙ローラ８を図中、時計方向に回転力を付与す
る。給紙ローラ回動軸２０３は、分離ローラ回転軸１０
を支点として回動する給紙ローラ押し下げアーム２０９
に支持されており、給紙ローラ８の回転に伴い給紙ロー
ラ回動軸と原稿最上面との距離を給紙ローラ８の半径に
保つように給紙ローラ押し下げアーム２０９が揺動す
る。この時、給紙ローラ８の原稿４００への押しつけ力
は、給紙ローラ押し下げアーム２０９に固定された給紙
ローラ押し下げばね２１５により付与される。給紙され
た原稿は、分離ローラ１１及び分離片により一枚ずつに
分離され、反転ローラ１４により読み取り部に搬送され
た後、画像情報を読み取り、排紙ローラ２０及び１９に
より、原稿排紙トレイ１０６上に排紙される。
【００１６】図４，図５，図６は、本発明のファクシミ
リ装置の一実施例の動作の説明図である。
リ装置の一実施例の動作の説明図である。
【００１７】本実施例は、図３に示したファクシミリ装
置におけるさらなる動作を示している。待機状態では、
給紙ローラ駆動軸２０３を中心として回動する半月状の
断面形状をした給紙ローラ８の平面部が原稿面と略直角
になるように位置決めされており、原稿挿入口１０１よ
り挿入された堆積されている原稿４００は、給紙ローラ
８の平坦部に押しつけられ、位置決めされる。この後、
オペレータの指示操作により、原稿の給紙動作を開始す
る。給紙ローラ回動軸２０３は、分離ローラ回転軸１０
を支点として回動する給紙ローラ押し下げアーム２０９
に支持されており、給紙ローラ８の回転に伴い給紙ロー
ラ回動軸と原稿最上面との距離を給紙ローラ８の半径に
保つように給紙ローラ押し下げアーム２０９が揺動す
る。この時、給紙ローラ８の原稿４００への押しつけ力
は、給紙ローラ押し下げアーム209に固定された給紙ロ
ーラ押し下げばね２１５により付与される。給紙動作が
完了し、原稿が原稿分離部へ搬送された後、給紙ローラ
８の平面部が原稿面と略直角になるように位置決めされ
て停止する。給紙ローラ８が原稿４００の上面に接しな
いように給紙ローラ回動軸２０３の揺動動作を規定す
る、揺動規定部材（図示せず）を設けることにより、原
稿の分離，読み取り時における原稿搬送抵抗の低減を図
ることができる。
置におけるさらなる動作を示している。待機状態では、
給紙ローラ駆動軸２０３を中心として回動する半月状の
断面形状をした給紙ローラ８の平面部が原稿面と略直角
になるように位置決めされており、原稿挿入口１０１よ
り挿入された堆積されている原稿４００は、給紙ローラ
８の平坦部に押しつけられ、位置決めされる。この後、
オペレータの指示操作により、原稿の給紙動作を開始す
る。給紙ローラ回動軸２０３は、分離ローラ回転軸１０
を支点として回動する給紙ローラ押し下げアーム２０９
に支持されており、給紙ローラ８の回転に伴い給紙ロー
ラ回動軸と原稿最上面との距離を給紙ローラ８の半径に
保つように給紙ローラ押し下げアーム２０９が揺動す
る。この時、給紙ローラ８の原稿４００への押しつけ力
は、給紙ローラ押し下げアーム209に固定された給紙ロ
ーラ押し下げばね２１５により付与される。給紙動作が
完了し、原稿が原稿分離部へ搬送された後、給紙ローラ
８の平面部が原稿面と略直角になるように位置決めされ
て停止する。給紙ローラ８が原稿４００の上面に接しな
いように給紙ローラ回動軸２０３の揺動動作を規定す
る、揺動規定部材（図示せず）を設けることにより、原
稿の分離，読み取り時における原稿搬送抵抗の低減を図
ることができる。
【００１８】図７は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例の側面部品の説明図である。
施例の側面部品の説明図である。
【００１９】給紙動作が完了し、原稿が原稿分離部へ搬
送された後、給紙ローラ８の平面部が原稿面と略直角に
なるように位置決めされて停止する。この時、給紙ロー
ラ８は、給紙ローラ押し下げアーム２０９の分離ローラ
回転軸１０周りの回転により原稿４００の方向へ接近す
るが、給紙ローラ押し下げアーム２０９から張出したア
ーム揺動規定部材２０９ｃが、ファクシミリ装置本体に
固定された揺動規定部材２２２に突き当たり、給紙ロー
ラ１の平面部が原稿４００の上面に接する以前に揺動動
作を停止する。本実施例により、原稿の分離，読み取り
時における原稿搬送抵抗の低減を図ることができる。
送された後、給紙ローラ８の平面部が原稿面と略直角に
なるように位置決めされて停止する。この時、給紙ロー
ラ８は、給紙ローラ押し下げアーム２０９の分離ローラ
回転軸１０周りの回転により原稿４００の方向へ接近す
るが、給紙ローラ押し下げアーム２０９から張出したア
ーム揺動規定部材２０９ｃが、ファクシミリ装置本体に
固定された揺動規定部材２２２に突き当たり、給紙ロー
ラ１の平面部が原稿４００の上面に接する以前に揺動動
作を停止する。本実施例により、原稿の分離，読み取り
時における原稿搬送抵抗の低減を図ることができる。
【００２０】図８は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例の側面部品の説明図である。
施例の側面部品の説明図である。
【００２１】待機状態では、給紙ローラ駆動軸２０３を
中心として回動する半月状の断面形状をした給紙ローラ
８の平面部が原稿面と平行になるように位置決めされて
おり、原稿挿入口１０１より挿入された堆積されている
原稿４００は、給紙ローラ１の下方を通り、原稿ストッ
パ（図示せず）もしくは原稿分離部に突き当てられ、原
稿のセットが完了する。この後、オペレータの指示操作
により、原稿の給紙動作を開始する。原稿の給紙動作時
には、原稿給紙動力源（図示せず）の回転力は、分離ロ
ーラ回転軸１０および給紙ローラ回動軸２０３に伝達さ
れ、分離ローラ１１及び給紙ローラ８を図中、時計方向
に回転力を付与する。原稿押し上げ板２１３は、原稿押
し上げ板回動支点２１４を支点として回動自在に支持さ
れており、給紙ローラ８の回転に伴い給紙ローラ駆動軸
２０３と原稿最上面との距離を給紙ローラ８の半径に保
つように原稿押し上げ板２１３が揺動する。この時、原
稿押し上げ板２１３の原稿４００への押しつけ力は、原
稿押し上げばね固定台２２５に固定された原稿押し上げ
ばね２２４により付与される。給紙された原稿は、分離
ローラ１１及び分離片により一枚ずつに分離され、反転
ローラ１４により読み取り部に搬送された後、画像情報
を読み取り、排紙ローラ２０及び１９により、原稿排紙
トレイ１０６上に排紙される。
中心として回動する半月状の断面形状をした給紙ローラ
８の平面部が原稿面と平行になるように位置決めされて
おり、原稿挿入口１０１より挿入された堆積されている
原稿４００は、給紙ローラ１の下方を通り、原稿ストッ
パ（図示せず）もしくは原稿分離部に突き当てられ、原
稿のセットが完了する。この後、オペレータの指示操作
により、原稿の給紙動作を開始する。原稿の給紙動作時
には、原稿給紙動力源（図示せず）の回転力は、分離ロ
ーラ回転軸１０および給紙ローラ回動軸２０３に伝達さ
れ、分離ローラ１１及び給紙ローラ８を図中、時計方向
に回転力を付与する。原稿押し上げ板２１３は、原稿押
し上げ板回動支点２１４を支点として回動自在に支持さ
れており、給紙ローラ８の回転に伴い給紙ローラ駆動軸
２０３と原稿最上面との距離を給紙ローラ８の半径に保
つように原稿押し上げ板２１３が揺動する。この時、原
稿押し上げ板２１３の原稿４００への押しつけ力は、原
稿押し上げばね固定台２２５に固定された原稿押し上げ
ばね２２４により付与される。給紙された原稿は、分離
ローラ１１及び分離片により一枚ずつに分離され、反転
ローラ１４により読み取り部に搬送された後、画像情報
を読み取り、排紙ローラ２０及び１９により、原稿排紙
トレイ１０６上に排紙される。
【００２２】図９は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例の上面部品の説明図である。
施例の上面部品の説明図である。
【００２３】本実施例では、分離ローラ１１と、分離ロ
ーラ１１に同軸で固定された分離側作動伝達部２２８の
軸受部に固定された分離ローラ回転力制御部材２３４
は、分離ローラ回転軸１０が、分離ローラ１１が原稿を
読み取り部へ搬送する方向に回転したときのみ分離ロー
ラ回転軸１０の回転力を分離ローラ１１へ伝達するワン
ウエイクラッチからなり、又、トルク発生部材２２６
と、トルク発生部材２２６に固定された分離ローラ動力
伝達部２０６の軸受部に固定されたトルク発生部材回転
力制御部材２２９は、分離ローラ回転軸１０が、分離ロ
ーラ１１が原稿を読み取り部へ搬送する方向に回転した
ときのみ分離ローラ回転軸１０の回転力をトルク発生部
材２２６へ伝達するワンウエイクラッチからなる。さら
に、本実施例では、給紙ローラ動力伝達部２０５，分離
ローラ動力伝達部２０６，給紙側差動伝達部２２７、お
よび、分離側差動伝達部２２８は、プーリからなり、歯
数がそれぞれ、ｚ１，ｚ２，ｚ３，ｚ４である。又、給
紙，読み取り動作時の分離ローラ２の周速が、搬送用ロ
ーラ（図示せず）の周速より遅く、その比がａであると
き、次の関係が成り立つようにそれぞれの定数が決定さ
れている。
ーラ１１に同軸で固定された分離側作動伝達部２２８の
軸受部に固定された分離ローラ回転力制御部材２３４
は、分離ローラ回転軸１０が、分離ローラ１１が原稿を
読み取り部へ搬送する方向に回転したときのみ分離ロー
ラ回転軸１０の回転力を分離ローラ１１へ伝達するワン
ウエイクラッチからなり、又、トルク発生部材２２６
と、トルク発生部材２２６に固定された分離ローラ動力
伝達部２０６の軸受部に固定されたトルク発生部材回転
力制御部材２２９は、分離ローラ回転軸１０が、分離ロ
ーラ１１が原稿を読み取り部へ搬送する方向に回転した
ときのみ分離ローラ回転軸１０の回転力をトルク発生部
材２２６へ伝達するワンウエイクラッチからなる。さら
に、本実施例では、給紙ローラ動力伝達部２０５，分離
ローラ動力伝達部２０６，給紙側差動伝達部２２７、お
よび、分離側差動伝達部２２８は、プーリからなり、歯
数がそれぞれ、ｚ１，ｚ２，ｚ３，ｚ４である。又、給
紙，読み取り動作時の分離ローラ２の周速が、搬送用ロ
ーラ（図示せず）の周速より遅く、その比がａであると
き、次の関係が成り立つようにそれぞれの定数が決定さ
れている。
【００２４】
【数１】 （ｚ４／ｚ３)×(ｚ１／ｚ２）＜１ …（１）
【００２５】
【数２】 ａ×(ｚ４／ｚ３)×(ｚ１／ｚ２）＜１ …（２） 原稿セット時には、分離ローラ回転軸１０を回動軸とし
て回動自在に支持されたアーム９は、一端を原稿読み取
り装置本体１００に固定された給紙ローラ引上げばね２
１２により引上げ力を付勢され、アーム９に回動自在に
支持された給紙ローラ８が上側原稿ガイド１０２の下面
より下側に突出しないように引き上げられている。
て回動自在に支持されたアーム９は、一端を原稿読み取
り装置本体１００に固定された給紙ローラ引上げばね２
１２により引上げ力を付勢され、アーム９に回動自在に
支持された給紙ローラ８が上側原稿ガイド１０２の下面
より下側に突出しないように引き上げられている。
【００２６】読み取るべき積載された原稿（図示せず）
は、原稿挿入口よりファクシミリ装置本体内に挿入さ
れ、給紙ローラ８の下方を通り、原稿ストッパもしくは
原稿分離部に突き当てられ、原稿のセットが完了する。
この後、オペレータの指示操作により、原稿の給紙動作
を開始する。原稿の給紙動作時には、原稿給紙動力源
（図示せず）の回転力は、分離ローラ駆動軸動力伝達部
材２３７を介して分離ローラ回転軸１０に伝達される。
給紙開始時には、分離ローラ回転軸１０は、分離ローラ
１１が原稿を給紙する方向へ回転するため、分離ローラ
回転力制御部材２３４及び、トルク発生部材回転力制御
部材２３６はロックされ、分離ローラ回転軸１０４の回
転力は、分離ローラ１１及び、トルク発生部材２２６に
伝達される。分離ローラ１１及び、トルク発生部材２２
６に伝達された回転力は、それぞれ、動力伝達部材２０
７および、差動動力伝達部材２２９により、給紙ローラ
動力伝達部５及び、給紙側差動伝達部２２７に伝達され
る。この時、数１及び数２の関係により、給紙ローラ動
力伝達部５に伝達される回転の速度と、給紙側差動伝達
部２２７に伝達される回転の速度に差が生じ、この差を
吸収するために、トルク発生部材２２６を所定のトルク
で回動させることになる。この時、発生するトルクは、
分離ローラ回転軸１０を中心として、給紙ローラ８を原
稿の方向へ回転する方向に作用する。分離ローラ回転軸
１０が回動を続けるにともない、給紙ローラ８はトルク
発生部材２２６から発生するトルクと、給紙ローラ引上
げばね２１２の差で規定される押しつけ力で原稿に押し
つけられ、原稿を給紙する。
は、原稿挿入口よりファクシミリ装置本体内に挿入さ
れ、給紙ローラ８の下方を通り、原稿ストッパもしくは
原稿分離部に突き当てられ、原稿のセットが完了する。
この後、オペレータの指示操作により、原稿の給紙動作
を開始する。原稿の給紙動作時には、原稿給紙動力源
（図示せず）の回転力は、分離ローラ駆動軸動力伝達部
材２３７を介して分離ローラ回転軸１０に伝達される。
給紙開始時には、分離ローラ回転軸１０は、分離ローラ
１１が原稿を給紙する方向へ回転するため、分離ローラ
回転力制御部材２３４及び、トルク発生部材回転力制御
部材２３６はロックされ、分離ローラ回転軸１０４の回
転力は、分離ローラ１１及び、トルク発生部材２２６に
伝達される。分離ローラ１１及び、トルク発生部材２２
６に伝達された回転力は、それぞれ、動力伝達部材２０
７および、差動動力伝達部材２２９により、給紙ローラ
動力伝達部５及び、給紙側差動伝達部２２７に伝達され
る。この時、数１及び数２の関係により、給紙ローラ動
力伝達部５に伝達される回転の速度と、給紙側差動伝達
部２２７に伝達される回転の速度に差が生じ、この差を
吸収するために、トルク発生部材２２６を所定のトルク
で回動させることになる。この時、発生するトルクは、
分離ローラ回転軸１０を中心として、給紙ローラ８を原
稿の方向へ回転する方向に作用する。分離ローラ回転軸
１０が回動を続けるにともない、給紙ローラ８はトルク
発生部材２２６から発生するトルクと、給紙ローラ引上
げばね２１２の差で規定される押しつけ力で原稿に押し
つけられ、原稿を給紙する。
【００２７】原稿は、給紙ローラで給紙し、分離ローラ
１１で原稿を１枚ずつに分離された後、搬送ローラへ搬
送され、搬送力を付与される。この時、ローラの周速の
差から、分離ローラ回転力制御部材２３４はロックを解
除され、分離ローラ回転軸１０の回転によらず分離ロー
ラ１１は、記録紙の搬送に合わせてつれまわりを開始す
る。この時、数２の関係により、動力伝達部材２０７の
速度が早くなり、トルク発生部材回転力制御部材２３６
のロックも解除される。このため、給紙ローラ駆動軸２
０３に加わる分離ローラ駆動軸まわりの回転モーメント
がなくなるため、給紙ローラ８は、給紙ローラ引上げば
ね２１２の引上げ力により、原稿から分離される。本実
施例により、給紙動作時以外は給紙ローラが原稿に接触
せず、原稿の搬送抵抗の低減ならびに給紙能力の向上を
簡便な機構で実現することができる。
１１で原稿を１枚ずつに分離された後、搬送ローラへ搬
送され、搬送力を付与される。この時、ローラの周速の
差から、分離ローラ回転力制御部材２３４はロックを解
除され、分離ローラ回転軸１０の回転によらず分離ロー
ラ１１は、記録紙の搬送に合わせてつれまわりを開始す
る。この時、数２の関係により、動力伝達部材２０７の
速度が早くなり、トルク発生部材回転力制御部材２３６
のロックも解除される。このため、給紙ローラ駆動軸２
０３に加わる分離ローラ駆動軸まわりの回転モーメント
がなくなるため、給紙ローラ８は、給紙ローラ引上げば
ね２１２の引上げ力により、原稿から分離される。本実
施例により、給紙動作時以外は給紙ローラが原稿に接触
せず、原稿の搬送抵抗の低減ならびに給紙能力の向上を
簡便な機構で実現することができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明により、給紙動作が安定し、小型
化ならびに低価格化を実現できるファクシミリ装置を提
供することができる。
化ならびに低価格化を実現できるファクシミリ装置を提
供することができる。
【図１】本発明のファクシミリ装置の一実施例の側面部
品の説明図。
品の説明図。
【図２】本発明のファクシミリ装置の一実施例の側面部
品の説明図。
品の説明図。
【図３】本発明のファクシミリ装置の一実施例の側面部
品の説明図。
品の説明図。
【図４】本発明のファクシミリ装置の一実施例の動作の
説明図。
説明図。
【図５】本発明のファクシミリ装置の一実施例の動作の
説明図。
説明図。
【図６】本発明のファクシミリ装置の一実施例の動作の
説明図。
説明図。
【図７】本発明のファクシミリ装置の一実施例の側面部
品の説明図。
品の説明図。
【図８】本発明のファクシミリ装置の一実施例の側面部
品の説明図。
品の説明図。
【図９】本発明のファクシミリ装置の一実施例の上面部
品の説明図。
品の説明図。
８…給紙ローラ、９…給紙ローラ揺動アーム、１０…分
離ローラ回転軸、１１…分離ローラ、１０１…原稿挿入
口、１０２…上側原稿ガイド、１０３…下側原稿ガイ
ド、１０４…原稿ストッパ逃げ、２０５…給紙ローラ動
力伝達部、２０６…分離ローラ動力伝達部、２０７…動
力伝達部材、２０９…給紙ローラ押し下げアーム、２１
０…原稿ストッパ、２１１…原稿ストッパ回動支点、２
１２…給紙ローラ引上げばね、２１３…原稿押し上げ
板、２１４…原稿押し上げ板回動支点。
離ローラ回転軸、１１…分離ローラ、１０１…原稿挿入
口、１０２…上側原稿ガイド、１０３…下側原稿ガイ
ド、１０４…原稿ストッパ逃げ、２０５…給紙ローラ動
力伝達部、２０６…分離ローラ動力伝達部、２０７…動
力伝達部材、２０９…給紙ローラ押し下げアーム、２１
０…原稿ストッパ、２１１…原稿ストッパ回動支点、２
１２…給紙ローラ引上げばね、２１３…原稿押し上げ
板、２１４…原稿押し上げ板回動支点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 茂 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 渡辺 道弘 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 佐藤 正樹 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 山下 恭市 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 鈴木 智則 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内
Claims (1)
- 【請求項１】複数枚の積載された読み取るべきシート状
原稿を給紙し、一枚ずつイメージ読み取り部へ搬送し、
前記シート状原稿の画像イメージを前記イメージ読み取
り部で読み取るファクシミリ装置において、積載された
原稿を送り出す給紙ローラと、前記給紙ローラで給紙さ
れた前記シート状原稿を一枚ずつ分離する分離ローラ
と、前記シート状原稿の侵入禁止部材を具備し、前記分
離ローラの回転力により、前記給紙ローラおよび前記シ
ート状原稿の侵入禁止部材の昇降を行うことを特徴とす
るファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4308447A JPH06164817A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4308447A JPH06164817A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06164817A true JPH06164817A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=17981138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4308447A Pending JPH06164817A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06164817A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8132605B2 (en) * | 2008-01-15 | 2012-03-13 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire with tread including block having sipes |
| JP2014058390A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Kyocera Document Solutions Inc | シート搬送装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置 |
| CN105813961A (zh) * | 2014-03-27 | 2016-07-27 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 片材输送装置和图像形成装置 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP4308447A patent/JPH06164817A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8132605B2 (en) * | 2008-01-15 | 2012-03-13 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire with tread including block having sipes |
| JP2014058390A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Kyocera Document Solutions Inc | シート搬送装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置 |
| CN105813961A (zh) * | 2014-03-27 | 2016-07-27 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 片材输送装置和图像形成装置 |
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