JPH0616478Y2 - X線高電圧装置 - Google Patents
X線高電圧装置Info
- Publication number
- JPH0616478Y2 JPH0616478Y2 JP1987162194U JP16219487U JPH0616478Y2 JP H0616478 Y2 JPH0616478 Y2 JP H0616478Y2 JP 1987162194 U JP1987162194 U JP 1987162194U JP 16219487 U JP16219487 U JP 16219487U JP H0616478 Y2 JPH0616478 Y2 JP H0616478Y2
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- JP
- Japan
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- voltage
- power supply
- ray high
- ray
- fluctuation
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、X線高電圧の分野で利用される。
本考案は、X線高電圧装置に関し、とくに電源入力電圧
の調整に関する。
の調整に関する。
(ロ)従来技術 X線高電圧装置において、従来では、電源入力電圧の変
動に対しては、第2図に示すような機械的しゆう動部分
を有するスライドオートトランスが用いられており、電
源電圧の変動に対し、高変圧装置の入力電圧が一定にな
るよう連動可変的に制御している。
動に対しては、第2図に示すような機械的しゆう動部分
を有するスライドオートトランスが用いられており、電
源電圧の変動に対し、高変圧装置の入力電圧が一定にな
るよう連動可変的に制御している。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ところが、このスライドオートトランスは大型で高価な
機器であり、さらに機械的接点を有するため接点部の寿
命は半導体に比べ短く大負荷も取りにくい欠点を有して
いる。
機器であり、さらに機械的接点を有するため接点部の寿
命は半導体に比べ短く大負荷も取りにくい欠点を有して
いる。
他方、近年におけるX線高電圧装置は、テトロードにて
2次側スイッチングを行なう方式、またはインバータに
て検出管電圧KVをフィードバック制御する方式を採用
するものが増えている。
2次側スイッチングを行なう方式、またはインバータに
て検出管電圧KVをフィードバック制御する方式を採用
するものが増えている。
このような方式によるX線高電圧装置の場合、±10%
以内の電源電圧変動に対しては装置は全く正常に動作す
る。従って、これらの方式のX線高電圧装置において
は、電源電圧が±10%以上変動した時のみX線高電圧
装置の入力電圧を制御してやれば十分であり、上記スラ
イドオートトランスのように電源電圧の連続的な変動に
対し常時制御することは不要となる。
以内の電源電圧変動に対しては装置は全く正常に動作す
る。従って、これらの方式のX線高電圧装置において
は、電源電圧が±10%以上変動した時のみX線高電圧
装置の入力電圧を制御してやれば十分であり、上記スラ
イドオートトランスのように電源電圧の連続的な変動に
対し常時制御することは不要となる。
本考案の目的は、上記スライドオートトランスの使用を
省き、複数の離隔値電源入力タップを有するタップ式オ
ートトランスを使用し、例えば電源電圧が±10%以上
変動するときにのみX線高電圧装置の入力電圧が正規の
電圧になるような切替え回路を含んだX線高電圧装置を
提供することである。
省き、複数の離隔値電源入力タップを有するタップ式オ
ートトランスを使用し、例えば電源電圧が±10%以上
変動するときにのみX線高電圧装置の入力電圧が正規の
電圧になるような切替え回路を含んだX線高電圧装置を
提供することである。
(ニ)問題点を解決するための手段 前記した目的は、X線管電圧の安定化制御機構を備えた
X線高電圧装置において、前記X線高電圧装置の入力電
圧を調整するタップ式オートトランスと、このオートト
ランスに供給される電源入力電圧の変動幅を検出する回
路と、検出された変動幅に応じて前記オートトランスの
電源入力タップを選択する切替え手段とを具備すること
により、達成される。
X線高電圧装置において、前記X線高電圧装置の入力電
圧を調整するタップ式オートトランスと、このオートト
ランスに供給される電源入力電圧の変動幅を検出する回
路と、検出された変動幅に応じて前記オートトランスの
電源入力タップを選択する切替え手段とを具備すること
により、達成される。
(ホ)作用 機械的しゆう動部分を有するスライドオートトランスを
省いてタップ式オートトランスを用い、電源電圧が例え
ば±10%以上変動するときにのみX線高電圧装置の入
力電圧が正規の電圧になるようタップ切替え制御手段が
提案されている。
省いてタップ式オートトランスを用い、電源電圧が例え
ば±10%以上変動するときにのみX線高電圧装置の入
力電圧が正規の電圧になるようタップ切替え制御手段が
提案されている。
(ヘ)実施例 本考案の好適な実施例は、図面に基づいて説明される。
第1図はその1実施例を示した要部回路図であり、第2
図は従来例の同様図である。
図は従来例の同様図である。
従来例は、第2図のように、スライドオートトランス1
2に電源1の電圧が入力され、X線制御回路10の入力
電圧Vinが一定になるようトランス17を介して電源
電圧検出回路16およびモータ制御回路15にてモータ
14を駆動して、スライドオートトランス12のしゆう
動子13を連続可変制御するものである。
2に電源1の電圧が入力され、X線制御回路10の入力
電圧Vinが一定になるようトランス17を介して電源
電圧検出回路16およびモータ制御回路15にてモータ
14を駆動して、スライドオートトランス12のしゆう
動子13を連続可変制御するものである。
1次側制御方式にてX線管電圧を制御する方式のX線高
電圧装置においては、電源電圧変動がそのまま負荷変動
の原因になるため、このような制御を行なつている。
電圧装置においては、電源電圧変動がそのまま負荷変動
の原因になるため、このような制御を行なつている。
しかし、テトロードを使用した2次側スイッチング方
式、または高圧出力からのフィードバック信号で管電圧
KVを制御するインバータ方式のX線高電圧装置におい
ては、電源電圧変動許容幅以内の変動については負荷変
動は生じない。
式、または高圧出力からのフィードバック信号で管電圧
KVを制御するインバータ方式のX線高電圧装置におい
ては、電源電圧変動許容幅以内の変動については負荷変
動は生じない。
このような場合、スライドオートトランスを用いてX線
制御回路10の入力電圧Vinを常に一定に制御するこ
とは必ずしも必要ではない。
制御回路10の入力電圧Vinを常に一定に制御するこ
とは必ずしも必要ではない。
そこで、本考案によりその1実施例が第1図に示され
る。
る。
1は電源であり、公称電源電圧=Vとする。2は電源電
圧検出用のトランス、3は電源電圧検出回路、4〜6は
電源ON/OFF用のマグネットスイッチ、7は抵抗、
8はマグネット切換回路、9はオートトランス、10は
X線制御回路である。
圧検出用のトランス、3は電源電圧検出回路、4〜6は
電源ON/OFF用のマグネットスイッチ、7は抵抗、
8はマグネット切換回路、9はオートトランス、10は
X線制御回路である。
まず、電源を投入する場合から説明する。
電源1に接続されたトランス2および電源電圧検出回路
3により、電源電圧が公称電源電圧値Vに対しどの程度
変動しているか検出する。
3により、電源電圧が公称電源電圧値Vに対しどの程度
変動しているか検出する。
もし、電源電圧値がV±10%以内であればマグネット
スイッチMG2を、(V+10%)以上であれば同スイ
ッチMG1を、(V−10%)以下であれば同スイッチ
MG3をそれぞれマグネット切換回路8にて自動選択す
る。
スイッチMG2を、(V+10%)以上であれば同スイ
ッチMG1を、(V−10%)以下であれば同スイッチ
MG3をそれぞれマグネット切換回路8にて自動選択す
る。
マグネットスイッチMG1〜MG3の出力は、オートト
ランス9のタップ端子には1.1V、V、0.9Vの各
電圧に相当するタップに予め接続しておく。このことに
よりX線制御回路10の入力電圧Vinは、常にその±
10%以内に保たれることになり、負荷変動は生じな
い。
ランス9のタップ端子には1.1V、V、0.9Vの各
電圧に相当するタップに予め接続しておく。このことに
よりX線制御回路10の入力電圧Vinは、常にその±
10%以内に保たれることになり、負荷変動は生じな
い。
また、一度電源を投入した後も、常に電源電圧変動をト
ランス2、および電源電圧検出回路3で監視し、電源電
圧Vが±10%以上変動した場合にはマグネットスイッ
チMG1〜MG3のいずれかが自動的に投入される。
ランス2、および電源電圧検出回路3で監視し、電源電
圧Vが±10%以上変動した場合にはマグネットスイッ
チMG1〜MG3のいずれかが自動的に投入される。
これらの回路により、公称電源電圧±20%の電源変動
に対し、装置は正常に動作することになる。
に対し、装置は正常に動作することになる。
なお、抵抗R(7)は電源投入後マグネットスイッチが
切替る際にX線高電圧装置の電源が瞬断しないようにす
るためのものである。
切替る際にX線高電圧装置の電源が瞬断しないようにす
るためのものである。
以上の実施例は単相電源を使用するX線高電圧装置につ
いて述べたが、3相電源の場合も同様に実現できる。
いて述べたが、3相電源の場合も同様に実現できる。
また、実施例では公称電源電圧±20%の電源変動に対
し正常動作する例について述べたが、マグネットスイッ
チを増やすことにより公称電源電圧±30%の電源変動
にも対応することが可能であることは明らかである。
し正常動作する例について述べたが、マグネットスイッ
チを増やすことにより公称電源電圧±30%の電源変動
にも対応することが可能であることは明らかである。
(ト)効果 a.機械的接点を有するスライドオートトランスが省か
れ、装置の寿命および信頼性が向上する。
れ、装置の寿命および信頼性が向上する。
b.装置が安価になり、しかも小型化できる。
c.スライドオートトランスよりも大きな電源電圧変動
に耐えることができる。
に耐えることができる。
d.電源電圧変動を検出してから装置の電源投入を行な
うため、X線制御回路に不必要に高い電圧または低い電
圧を印加することがなくなり、装置を安定に動作させる
ことができる。
うため、X線制御回路に不必要に高い電圧または低い電
圧を印加することがなくなり、装置を安定に動作させる
ことができる。
第1図は本考案の1実施例を示した要部回路図、第2図
は従来例の同様図である。 1は電源、2はトランス、3は電源電圧検出回路、4〜
6はマグネットスイッチ、7は抵抗、8はマグネット切
換回路、9はオートトランス、10はX線制御回路であ
る。
は従来例の同様図である。 1は電源、2はトランス、3は電源電圧検出回路、4〜
6はマグネットスイッチ、7は抵抗、8はマグネット切
換回路、9はオートトランス、10はX線制御回路であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】X線管電圧の安定化制御機構を備えたX線
高電圧装置において、前記X線高電圧装置の入力電圧を
調整するタップ式オートトランスと、このオートトラン
スに供給される電源入力電圧の変動幅を検出する回路
と、検出された変動幅に応じて前記オートトランスの電
源入力タップを選択する切替え手段とを具備しているこ
とを特徴とする、X線高電圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987162194U JPH0616478Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | X線高電圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987162194U JPH0616478Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | X線高電圧装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0166797U JPH0166797U (ja) | 1989-04-28 |
JPH0616478Y2 true JPH0616478Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=31445800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987162194U Expired - Lifetime JPH0616478Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | X線高電圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616478Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP1987162194U patent/JPH0616478Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0166797U (ja) | 1989-04-28 |
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