JPH11312612A - 電圧調整装置 - Google Patents

電圧調整装置

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JPH11312612A
JPH11312612A JP13448798A JP13448798A JPH11312612A JP H11312612 A JPH11312612 A JP H11312612A JP 13448798 A JP13448798 A JP 13448798A JP 13448798 A JP13448798 A JP 13448798A JP H11312612 A JPH11312612 A JP H11312612A
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switch
voltage
switches
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bypass circuit
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Nagataka Seki
長隆 関
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Kitashiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タップ切換えの高速化を図り、大きな電圧変
動に対しても短時間で電圧調整を行なうことができる電
圧調整装置を提供するものである。 【解決手段】 電源線1、2に直列的に接続された直列
変圧器4の二次巻線4bと、電源線1,2間に並列的に
接続された励磁変圧器5のタップ付き二次巻線5bと
を、複数の交流スイッチ11〜16を介して接続すると
共に、これら交流スイッチ11〜16にバイパス回路6
を並列に接続した電圧調整装置において、前記交流スイ
ッチ11〜16の両端に、電圧検出器31〜36を接続
し、検出電圧が所定の電圧値以上の時に、次に選択され
る交流スイッチ12、16に切換信号を出力するタップ
選択器23を前記電圧検出器31〜36に接続したこと
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配電線や負荷の電源
線に設けられる電圧調整装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、配電線などの電源線は、送電中
の電圧降下やコンデンサを設けた負荷の変動による電圧
上昇などの電圧変動に対応するために電源線の途中に電
圧調整装置が設けられている。
【0003】従来の電圧調整装置(1相分)は、図6に
示すように電源線1、2の間に設けられている。電圧調
整装置3の構成は電源線1に直列的に直列変圧器4が接
続され、また電源線1、2間に並列的に励磁変圧器5が
接続されている。励磁変圧器5の二次巻線5bはタップ
A、B、Cが設けられ、この端子と前記直列変圧器4の
二次巻線4bとは、それぞれ交流スイッチ11、12、13、
14、15、16を介して接続され、これらの交流スイッチ11
〜16は、逆並列接続された逆阻止3端子型サイリスタが
用いられている。
【0004】またこれら交流スイッチ11〜16と並列に、
抵抗器7と交流スイッチ17とで構成されたバイパス回路
6が接続されている。8は直列変圧器4の二次巻線4b
に直列に接続された限流リアクトルである。また9は検
出用変圧器で、これは制御装置10に接続されている。
この制御装置10は、前記検出用変圧器9に接続された
電圧検出部20、基準電圧部21、これらに接続された
電圧比較器22、およびタイマを内蔵したタップ選択器
23とから構成されている。
【0005】この電圧調整装置3において、電源線1、
2間の電圧を6.6kV、直列変圧器4の一次側と二次
側の巻数比を1、励磁変圧器5の二次巻線5bのタップ
AB間電圧100V、タップBC間電圧を200Vとす
る。この状態で電圧を上げる場合には、交流スイッチ1
1、16の対をオンして、残りの交流スイッチ12〜1
5はオフのままにすると、直列変圧器4の二次巻線4b
には、励磁変圧器5のタップAC間電圧の電圧300V
が印加され、これが6.6kVに加算されて電源線1の
出側電圧は6.9kVとなる。
【0006】次に出側電圧を6.8kVに下げる場合に
は、交流スイッチ12、16の対をオンし、残りの交流
スイッチ11、13〜15をオフにするとタップBC間
電圧は200Vで、直列変圧器4の二次巻線4bには、
励磁変圧器5の二次巻線5bの電圧200Vが加算され
て電源線1の出側電圧は6.8kVに下がる。
【0007】電圧調整装置は、交流スイッチ11〜16
の半導体デバイスとして逆阻止三端子型サイリスタを逆
並列接続して使用しているので、サイリスタの特性とし
てターンオフ(オンからオフへの切換え)にはサイリス
タを流れる電流が0になってから、ある時間(百マイク
ロ秒〜数百マイクロ秒)逆電圧を印加することが必要で
ある。これはもし交流スイッチ15と16が同時にオン
すると、タップBC間が短絡されてサイリスタが破損す
るおそれがあるからである。このタップ間短絡を防止す
るためにタップ切換時の交流スイッチの切換えは、一
旦、交流スイッチに流れている電流をバイパス回路6に
移し、タイマにより交流スイッチがオフするのに十分な
時間を経てから、次に選択された交流スイッチに電流を
流すようにしている。
【0008】つまりこの切換方法を図7に基づいて説明
すると、交流スイッチ11と交流スイッチ16がオンし
て直列変圧器4と励磁変圧器5が接続されている状態
で、直列変圧器4の一次巻線4a側に負荷電流ILが流
れていると、その二次巻線4b側には一次電流による磁
束を打ち消す向きに電流ILが流れる。従ってこの電流
ILは励磁変圧器5の二次巻線5bと交流スイッチ1
1、16にも流れる。この状態でバイパス回路6の交流
スイッチ17のゲートに制御装置10から制御信号を時
刻t1 で与えると交流スイッチ17がオンする。この
後、やや遅れて時刻t2 で交流スイッチ11と16のゲ
ート信号を停止する。
【0009】交流スイッチ11、16が導通している状
態では、直列変圧器4の二次巻線4bには300Vが印
加されているので、バイパス回路6の交流スイッチ17
がオンすると抵抗器7にも300Vが印加される。この
結果、抵抗器7にはIr=300/R(但しRは抵抗器
7の抵抗値)の電流が流れ、励磁変圧器5にはIL+I
rの電流が流れる。交流スイッチ11、16は時刻t3
以降にその電流が0になりオフに転じる。その後、直列
変圧器4の二次電流ILはバイパス回路6を介して流れ
る。
【0010】次に選択する交流スイッチ12、16に時
刻t4 でゲート信号を与えた後、バイパス回路6の交流
スイッチ17のゲート信号を時刻t5 で止める。この交
流スイッチ17の電流はゲート信号を止めてから時刻t
6 で電流が0となる。それ以降、負荷電流ILは、交流
スイッチ12、16を経て励磁変圧器5に流れる。交流
スイッチ12、16が選択されることにより直列変圧器
4の二次巻線4bには200Vが印加されて電源線1、
2の出側電圧は6.8kVに下がる。なお限流リアクト
ル8はタップ切換えの際に生じる過電流を抑えるのが主
な作用である。
【0011】このように、タップ切換えを行なう場合に
は、サイリスタで形成された交流スイッチ11〜16を
流れるいずれか2つの交流スイッチの対を流れる電流を
バイパス回路6に一旦移して、全ての交流スイッチ11
〜16をオフした後、次に選択された2つの交流スイッ
チの対をオンにするという過程を経ることによりタップ
の切換を確実に行なうようになっている。
【0012】ここでタップ切換に要する時間を考える
と、交流スイッチ11〜16を形成するサイリスタのゲ
ート信号を止めてからサイリスタ電流が0になるまでの
時間は、定常状態では半サイクルあれば良いが、例えば
負荷電流ILの力率が急変すると1サイクル延びること
がありえる。また電源線1、2の負荷を投入すると瞬時
直流分が重畳して流れることがある。このため確実にサ
イリスタをオフする時間は、余裕を見て2.5〜3サイ
クルとしている。現在最も多く使用されている機械式の
接点を用いている電圧調整装置では数十秒の切換時間が
かかるので、これと比べれば3サイクル程度でも十分に
速いと考えられる。
【0013】しかしながら近年、更に電圧調整の高速化
が求められてきており、従来のサイリスタ電圧調整装置
では、バイパス回路6の導通時間が2.5〜3サイクル
程度必要であり、この間は電圧調整が行なえないため、
タップ切換えを頻繁に行なうとバイパス回路6への導通
時間が増えて、かえって電圧調整不能時間が増加する問
題がある。このため切換回数は1秒間に2回程度が限度
であり、またタップ切換えは1ステップごとに行なうた
め大きな電圧変動に対してはタップの移動完了に数秒か
かることがあった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を除
去し、タップ切換えの高速化を図り、大きな電圧変動に
対しても短時間で電圧調整を行なうことができる電圧調
整装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電圧調整装置は、電源線に直列的に接続された直列変圧
器の二次巻線と、電源線間に並列的に接続された励磁変
圧器のタップ付き二次巻線とを、サイリスタで形成され
た複数の交流スイッチを介して接続すると共に、これら
交流スイッチにバイパス回路を並列に接続して、タップ
切換え時にタップ選択器から切換信号を出力して交流ス
イッチに流れる電流を、一旦、バイパス回路に流してか
ら次に選択される交流スイッチをオンさせてタップの切
換えを行なう電圧調整装置において、前記交流スイッチ
の両端に、交流スイッチに加わる電圧を検出する電圧検
出器を接続するとともに、その出力をタップ選択器に加
え、交流スイッチからバイパス回路に電流を移し代えた
後に、前記検出電圧が所定の電圧値以上のときに、次に
選択される交流スイッチに切換信号を出力するようにし
たことを特徴とするものである。
【0016】また請求項2記載の電圧調整装置は、タッ
プ選択器に、交流スイッチがオフしてから所定時間経過
後に、次に選択される交流スイッチに切換信号を出力す
るタイマを並設したことを特徴とするものである。
【0017】また請求項3記載の電圧調整装置は、電源
線に直列的に接続された直列変圧器の二次巻線と、電源
線間に並列的に接続された励磁変圧器のタップ付き二次
巻線とを、サイリスタで形成された複数の交流スイッチ
を介して接続すると共に、これら交流スイッチにバイパ
ス回路を並列に接続して、タップ切換え時にタップ選択
器から切換信号を出力して交流スイッチに流れる電流
を、一旦、バイパス回路に流してから次に選択される交
流スイッチをオンさせてタップの切換えを行なう電圧調
整装置において、前記交流スイッチとバイパス回路との
間に電流検出器を接続するとともに、その出力をタップ
選択器に加え、交流スイッチからバイパス回路に電流を
移し代えた後に、前記電流検出器の検出電流が所定の電
流値以下のときに、次に選択される交流スイッチに切換
信号を出力するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0018】更に請求項4記載の電圧調整装置は、タッ
プ選択器に、交流スイッチがオフしてから所定時間経過
後に、次に選択される交流スイッチに切換信号を出力す
るタイマを並設したことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図3を参照して詳細に説明する。図1に示すよう
に電圧調整装置(1相分)は、電源線1、2の間に設け
られている。この電圧調整装置3の構成は電源線1に直
列的に直列変圧器4が接続され、また電源線1、2間に
並列的に励磁変圧器5が接続されている。励磁変圧器5
の二次巻線5bはタップA、B、Cが設けられ、この端
子と前記直列変圧器4の二次巻線4bとは、サイリスタ
で形成された交流スイッチ11、12〜16を介してタ
ップ切換えできるように接続されている。
【0020】また電源線1、2に検出用変圧器9が並列
に接続されている。この検出用変圧器9は、タップ選択
器23を設けた制御装置10に接続されている。ここま
での構成は図6に示す従来構成と同様である。更に本発
明では、前記交流スイッチ11、12〜16のそれぞれ
の両端に、交流スイッチ11、12〜16に加わる電圧
を検出する電圧検出器31〜36が接続され、これはタ
ップ選択器23に接続されている。
【0021】前記電圧検出器31〜36は例えば図2に
示すように、交流用フォトカプラ41と抵抗42とで構
成され、交流用フォトカプラ41のダイオード部43に
電流が流れると、発光してこの光が対向して配置したフ
ォトトランジスタ部44に照射されるとここに電流が流
れ、抵抗42の両端に電圧が生じ、この電圧を利用する
ようになっている。電圧検出器の検出電圧は図2のR
1、R2、R3の値により調整する。この検出電圧が所
定の電圧値以上のときに、次に選択される交流スイッチ
11、12〜16にタップ選択器23から切換信号を出
力するようになっている。
【0022】次に上記構成をなす電圧調整装置の動作に
ついて説明する。図1において交流スイッチ11、16
の対をオンして、残りの交流スイッチ12〜15はオフ
のままにすると、直列変圧器4の二次巻線4bには、励
磁変圧器5のタップAC間電圧の300Vが印加され、
これが6.6kVに加算されて電源線1、2の出側電圧
は6.9kVとなる。
【0023】次に励磁変圧器5のタップを交流スイッチ
12、16の対に切換えて出側電圧は6.8kVに下げ
る場合について説明する。この場合、図3に示すように
制御装置10のタップ選択器23から時刻t1 でバイパ
ス回路6の交流スイッチ17にゲート信号を与えると交
流スイッチ17がオンして電流がバイパス回路6を流れ
始める。この後、やや遅れて時刻t2 で交流スイッチ1
1と16のゲート信号を停止すると、時刻t3 で交流ス
イッチ11と16を流れる電流が0となってオフする。
【0024】この結果、交流スイッチ11と16の両端
には直列変圧器4と励磁変圧器5との差電圧が印加され
る。この差電圧を図2に示す電圧検出器31、36で検
出して、この検出電圧が所定の電圧値以上のときに、タ
ップ選択器23に信号を出力して、ここから時刻t4 で
次に選択される交流スイッチ12、16にゲート信号を
与えてオンする。この後、バイパス回路6の交流スイッ
チ17のゲート信号を時刻t5 で停止すると時刻t6 で
電流が0となる。この結果、電流が交流スイッチ12、
タップB、C、交流スイッチ16を流れて、タップBC
間電圧の200Vが印加されて電源線1の出側電圧は
6.8kVとなる。
【0025】このように交流スイッチ11と16がオフ
となり、ここで発生した電圧を電圧検出器31、36で
検出することにより、交流スイッチ11と16がオフし
た後、0.5〜1ms程度の短時間で次に選択される交
流スイッチ12、16にゲート信号を送ることができ
る。従って図7に示す従来の装置では、時刻t3 からt
4 まで2.5〜3サイクル程度の間、電圧調整が行なえ
なかったが、本発明では1サイクル程度まで短縮するこ
とができる。しかも、交流スイッチ11、16のゲート
信号を遮断してからしばらく電流が流れ続けても、交流
スイッチ11、16が完全にオフするまでは電圧が発生
しないので、次に選択される交流スイッチ12、16が
同時にオンして短絡することはない。
【0026】また交流スイッチ11、12〜16が全て
オフの状態では、直列変圧器4の二次電圧と励磁変圧器
5の二次電圧との差電圧が交流スイッチ11、12〜1
6に加わるが、まれに差電圧が0となることがある。こ
のよう場合には、電圧検出器31〜36で電圧が検出さ
れず作動しないので切換信号が出力されない。この問題
を解決するためタップ選択器23に、交流スイッチ1
1、12〜16がオフしてから所定時間経過後に、次に
選択される交流スイッチ11、12〜16に切換信号を
出力するタイマを並設した構造でも良い。
【0027】なお上記説明では交流スイッチ11、12
〜16の両端にそれぞれ電圧検出器31〜36を接続し
た場合について示したが、交流スイッチ11〜13の組
と交流スイッチ14〜16の組の何れか一方の組に電圧
検出器を設けた構造でも良い。
【0028】図4および図5は本発明の他の実施の形態
を示すもので、交流スイッチ11、12〜16とバイパ
ス回路6との間に電流検出器51を設けたものである。
この電流検出器51は図5に示すように、変流器52に
ブリッジ形のダイオード整流器53が接続され、この出
力端子にダイオード54、54が接続され、更にこのダ
イオード54、54の両端にアンプ55を並列に接続し
たものである。なお他の構成は図6に示すものと同様で
ある。
【0029】この構造の電圧調整装置は、バイパス回路
6に電流が流れて交流スイッチ11がオフするとここを
流れる電流が0となる。交流スイッチ11〜13とバイ
パス回路6との間に設けた電流検出器51は、交流スイ
ッチ11が通電状態では変流器52に二次電流が発生
し、この二次電流がダイオード整流器53で整流され
る。この整流された出力がダイオード54、54に流れ
ると、この両端に電圧が発生し、これをアンプ55で増
幅することにより電流を検知することができる。従っ
て、交流スイッチ11がオフ状態では変流器52に二次
電流が発生せず、これを検出することにより、タップ選
択器23に切換信号を出力して、次に選択される交流ス
イッチ11、12〜16に切換えられる。
【0030】なおこの電流検出器51を設けた構造の場
合にも、タップ選択器23に、交流スイッチ11、12
〜16がオフしてから所定時間経過後に、次に選択され
る交流スイッチ11、12〜16に切換信号を出力する
タイマを並設しても良い。また本発明の電流検出器51
や電圧検出器31〜36は上記構成のものに限らず、他
の回路構成の検出器を用いても良い。
【0031】なお上記説明では、励磁変圧器5を電源線
1、2の入側に設けた場合について示したが、出側に設
けた構造でも良い。また上記説明は単相回路の場合につ
いて示したが三相回路にも当然適用することができる。
なお本発明は配電線の電圧調整に限らず、電源または負
荷電圧の調整にも広く適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る電圧調整
装置によれば、交流スイッチの両端に、交流スイッチに
加わる電圧を検出する電圧検出器を接続し、交流スイッ
チがオフしたときに発生する電圧を検出するか、または
交流スイッチとバイパス回路との間に電流検出器を設
け、交流スイッチがオフしたときに電流検出器に流れる
検出電流が所定の電流値以下のときに、次に選択される
交流スイッチに切換信号を出力するタップ選択器に信号
を出力するので、タップ切換えの高速化が図られ、大き
な電圧変動に対しても短時間で電圧調整を行なうことが
できる。またタップ選択器に、交流スイッチがオフして
から所定時間経過後に、次に選択される交流スイッチに
切換信号を出力するタイマを並設することにより、電圧
検出器や電流検出器が作動しなかった場合にも確実にタ
ップ切換えを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による単相回路で示した
電圧調整装置の回路図である。
【図2】図1に示す電圧検出器を示す回路図である。
【図3】図1に示す電圧調整装置の各部の波形の変化を
示す波形図である。
【図4】本発明の他の実施の形態による単相回路で示し
た電圧調整装置の回路図である。
【図5】図4に示す電流検出器を示す回路図である。
【図6】従来の電圧調整装置を示す回路図である。
【図7】図6に示す電圧調整装置の各部の波形の変化を
示す波形図である。
【符号の説明】
1 電源線 3 電圧調整装置 4 直列変圧器 4b 二次巻線 5 励磁変圧器 5b タップ付き二次巻線 6 バイパス回路 7 抵抗器 9 検出用変圧器 10 制御装置 11 交流スイッチ 20 電圧検出部 23 タップ選択器 31 電圧検出器 41 交流用フォトカプラ 51 電流検出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源線に直列的に接続された直列変圧器
    の二次巻線と、電源線間に並列的に接続された励磁変圧
    器のタップ付き二次巻線とを、サイリスタで形成された
    複数の交流スイッチを介して接続すると共に、これら交
    流スイッチにバイパス回路を並列に接続して、タップ切
    換え時にタップ選択器から切換信号を出力して交流スイ
    ッチに流れる電流を、一旦、バイパス回路に流してから
    次に選択される交流スイッチをオンさせてタップの切換
    えを行なう電圧調整装置において、前記交流スイッチの
    両端に、交流スイッチに加わる電圧を検出する電圧検出
    器を接続するとともに、その出力をタップ選択器に加
    え、交流スイッチからバイパス回路に電流を移し代えた
    後に、前記検出電圧が所定の電圧値以上のときに、次に
    選択される交流スイッチに切換信号を出力するようにし
    たことを特徴とする電圧調整装置。
  2. 【請求項2】 タップ選択器に、交流スイッチがオフし
    てから所定時間経過後に、次に選択される交流スイッチ
    に切換信号を出力するタイマを並設したことを特徴とす
    る請求項1記載の電圧調整装置。
  3. 【請求項3】 電源線に直列的に接続された直列変圧器
    の二次巻線と、電源線間に並列的に接続された励磁変圧
    器のタップ付き二次巻線とを、サイリスタで形成された
    複数の交流スイッチを介して接続すると共に、これら交
    流スイッチにバイパス回路を並列に接続して、タップ切
    換え時にタップ選択器から切換信号を出力して交流スイ
    ッチに流れる電流を、一旦、バイパス回路に流してから
    次に選択される交流スイッチをオンさせてタップの切換
    えを行なう電圧調整装置において、前記交流スイッチと
    バイパス回路との間に電流検出器を接続するとともに、
    その出力をタップ選択器に加え、交流スイッチからバイ
    パス回路に電流を移し代えた後に、前記電流検出器の検
    出電流が所定の電流値以下のときに、次に選択される交
    流スイッチに切換信号を出力するようにしたことを特徴
    とする電圧調整装置。
  4. 【請求項4】 タップ選択器に、交流スイッチがオフし
    てから所定時間経過後に、次に選択される交流スイッチ
    に切換信号を出力するタイマを並設したことを特徴とす
    る請求項3記載の電圧調整装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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