JPH06164514A - 光ファイバの配線切り替え装置及びその切り替え方法 - Google Patents

光ファイバの配線切り替え装置及びその切り替え方法

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JPH06164514A
JPH06164514A JP4318931A JP31893192A JPH06164514A JP H06164514 A JPH06164514 A JP H06164514A JP 4318931 A JP4318931 A JP 4318931A JP 31893192 A JP31893192 A JP 31893192A JP H06164514 A JPH06164514 A JP H06164514A
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JP
Japan
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optical fiber
arbitrary
switching
matrix board
connector
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Application number
JP4318931A
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English (en)
Inventor
Kazuto Saito
和人 斉藤
Makoto Sato
佐藤  誠
Hideo Kobayashi
英夫 小林
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線切り替え作業やメンテナンス作業の作業
性を著しく向上させることができ、しかも、高密度実装
の実現に基づいて装置規模の大規模集積化を可能にする
光ファイバの配線切り替え装置及びその切り替え方法を
提供する。 【構成】 マトリクスボード1の表面に挿抜自在に挿着
される複数の第1光ファイバ3aと、複数の第1光ファ
イバ3aから選択された任意の第1光ファイバ3bを把
持して接続を切り替える移動可能な切替ロボット6と、
弛緩した任意の第1光ファイバ3bに係止して切替ロボ
ット6の挿通溝73に導くフック70と、回転して切替
ロボット6に導かれた任意の第1光ファイバ3bを弛緩
状態から略直線状に緊張させ、切替ロボット6の把持孔
72に任意の第1光ファイバ3bを把持させる巻取機構
8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公衆通信の分野等で利
用される光ファイバの配線切り替え装置及びその切り替
え方法に関し、より詳しくは、マトリクスボードに配線
された複数の光ファイバから任意の光ファイバを切替ロ
ボットで選択して切り替える配線切り替え装置とその切
り替え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】公衆通信の分野に応用される従来の光通
信技術は、図13に示す如く、電話局等にマトリクスボ
ード1を設置し、このマトリクスボード1に加入者用の
光ファイバケーブル3と電話局用の光ファイバケーブル
5とをそれぞれ配線して、経済的な通信網を形成するよ
うにしている。
【0003】上記マトリクスボード1は、同図に示す如
く、矩形に構成され、図示しない複数のコネクタ孔が縦
横のマトリクス形に配列して穿設されるとともに、この
複数のコネクタ孔に図示しない接続用のコネクタアダプ
タがそれぞれ内蔵して挿着されており、電話局の内部に
直立して設置されている。
【0004】この電話局の内部には、長方形の光ファイ
バ配列板2が水平に吊持され、この光ファイバ配列板2
の直下にマトリクスボード1の表面側が配置されてい
る。
【0005】一方、加入者用の上記光ファイバケーブル
3は、光ファイバ配列板2の直上に懸吊して配置され、
多数の光ファイバ(以下、説明の便宜上、第1光ファイ
バと言う)3aを被覆している。
【0006】この多数の第1光ファイバ3aは加入者用
の光ファイバケーブル3の開口端から光ファイバ配列板
2を縦貫して垂下している。
【0007】そして、垂下した多数の第1光ファイバ3
aの先端にはフェルール(図示せず)がそれぞれ付着さ
れ、このフェルールには接続用のコネクタ4がそれぞれ
嵌着されており、この多数のコネクタ4がマトリクスボ
ード1のコネクタアダプタに表面側からそれぞれ挿抜自
在に挿着されている。
【0008】然して、この多数のコネクタ4のランダム
な挿着に伴ない、多数の第1光ファイバ3aが図13に
示す如く、縦横斜めに弛み縺れた蛇行状態でマトリクス
ボード1の表面に配線される。
【0009】他方、電話局用の上記光ファイバケーブル
5は、マトリクスボード1の裏面側に対向して水平に配
置され、多数の光ファイバ(以下、説明の便宜上、第2
光ファイバと言う)5aを被覆している。
【0010】この多数の第2光ファイバ5aは電話局用
の光ファイバケーブル5の開口端から突出し、その先端
にはフェルール(図示せず)がそれぞれ付着されてい
る。
【0011】そして、このフェルールには接続用のコネ
クタ4Aがそれぞれ嵌着され、この多数のコネクタ4A
がマトリクスボード1のコネクタアダプタに裏面側から
それぞれ挿抜自在にランダムで挿着されて第1光ファイ
バ3aと第2光ファイバ5aとを相互に接続している。
【0012】尚、接続される多数の第2光ファイバ5a
は、第1光ファイバ3aと同様に、縦横斜めに弛み縺れ
た蛇行状態でマトリクスボード1の裏面に配線される。
【0013】然して、マトリクスボード1に配線された
多数の第1光ファイバ3aから任意の第1光ファイバ3
bを選択して切り替える場合には、作業者が選択した任
意の第1光ファイバ3bをマトリクスボード1から慎重
に抜き取り、その後、抜き取った任意の第1光ファイバ
3bをマトリクスボード1の新たなコネクタアダプタに
表面側から再度挿着して切り替えれば良い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバの配
線切り替えは以上のように、作業者が煩雑さを伴ないな
がら多数の第1光ファイバ3aから縺れ撓んだ任意の第
1光ファイバ3bを選択して切り替えていたので、配線
切り替え作業やメンテナンス作業の作業性が非常に悪い
という欠点があった。
【0015】また、任意の第1光ファイバ3bの接続切
り替えの際、縺れた接続状態にある他の第1光ファイバ
3aを作業者が誤操作で結合解除したり、損傷させたり
する虞があった。
【0016】本発明は上記に鑑みなされたもので、配線
切り替え作業やメンテナンス作業の作業性を著しく向上
させることができるとともに、高密度実装の実現に基づ
いて装置規模の大規模集積化を可能にする光ファイバの
配線切り替え装置及びその切り替え方法を提供すること
を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を達成するため、マトリクスボードの一面に挿抜自
在に挿着される複数の第1光ファイバと、該マトリクス
ボードの他面に挿抜自在に挿着され対向する複数の第1
光ファイバに接続される複数の第2光ファイバと、該複
数の第1光ファイバから選択された任意の第1光ファイ
バを把持して接続を切り替える移動可能な切替ロボット
と、弛緩した任意の第1光ファイバに係止して該切替ロ
ボットに導く係止部材と、回転して該切替ロボットに導
かれた任意の第1光ファイバを弛緩状態から略直線状に
緊張させ、切替ロボットに任意の第1光ファイバを把持
させる巻取機構とを備えるようにしている。
【0018】また、本発明においては上述の目的を達成
するため、マトリクスボードの一面に挿着された複数の
第1光ファイバから選択された任意の第1光ファイバの
上部に切替ロボットの係止部材を係止させ、次いで、こ
の係止状態を維持しつつ任意の第1光ファイバの挿着部
に切替ロボットを対向移動させ、次いで、巻取機構を回
転動作させ弛緩した任意の第1光ファイバを略直線状に
緊張させ、次いで、任意の第1光ファイバのマトリクス
ボードへの挿着部を移動した切替ロボットに把持させる
とともに、この切替ロボットに任意の第1光ファイバの
挿着部をマトリクスボードから抜脱させた後、切替ロボ
ットを動作させてマトリクスボードの切り替え先の被挿
着部分に任意の第1光ファイバの挿着部を挿着するよう
にしている。
【0019】
【作用】本発明に係る光ファイバの配線切り替え装置に
よれば、精確に動作する切替ロボットが作業者の代わり
に多数の第1光ファイバから任意の第1光ファイバを選
択して切り替えるので、配線切り替え作業やメンテナン
ス作業の作業性を大幅に向上させることができる。
【0020】そして、任意の第1光ファイバの接続切り
替えの際、切替ロボットが配線切り替え作業を行うの
で、縺れた接続状態にある他の第1光ファイバを作業者
が誤操作で結合解除したり、損傷させたりする虞を排除
することが可能となる。
【0021】また、本発明に係る光ファイバの配線切り
替え方法によれば、マトリクスボードの表面に対し任意
の第1光ファイバが巻取機構の巻き取り作用で略直線状
態に緊張され、この任意の第1光ファイバをガイドにし
て切替ロボットが動作するので、他の第1光ファイバに
干渉されることなく、切替ロボットはマトリクスボード
のコネクタに到達することが可能となる。
【0022】さらに、巻取機構に略直線状態に緊張され
た任意の第1光ファイバに沿って切替ロボットが配線エ
リアに進入するので、切替ロボットの全ての移動ルート
を直線化でき、切替ロボットの駆動制御の簡素化や高価
で複雑なセンサの省略が期待できる。
【0023】
【実施例】以下、図1乃至図11に示す一実施例に基づ
き本発明を詳述する。本発明に係る光ファイバの配線切
り替え装置は、マトリクスボード1に配線された複数の
第1光ファイバ3aから任意の第1光ファイバ3bを選
択し、この選択した任意の第1光ファイバ3bを切替ロ
ボット6に切り替えさせるようにしている。
【0024】上記マトリクスボード1は、同図に示す如
く、矩形に構成され、図示しない複数のコネクタ孔が縦
横のマトリクス形に配列して穿設されるとともに、この
複数のコネクタ孔に図示しない接続用のコネクタアダプ
タ(被挿着部分)がそれぞれ内蔵して挿着されており、
電話局の内部に直立して設置されている。
【0025】この電話局の内部には、長方形の光ファイ
バ配列板2が水平に吊持され、この光ファイバ配列板2
の直下にマトリクスボード1の表面側が配置されてい
る。
【0026】そして、このマトリクスボード1の裏面側
には従来例と同様に電話局用の光ファイバケーブル5が
対向して水平に配置されている。
【0027】尚、マトリクスボード1は、例えば、縦1
0個×5mmピッチ・横10個×5mmピッチで100
×100光スイッチを構成し得るもの等が使用される。
【0028】一方、加入者用の上記光ファイバケーブル
3は、光ファイバ配列板2の直上に懸吊して配置され、
多数の光ファイバ(以下、説明の便宜上、第1光ファイ
バと言う)3aを被覆している。
【0029】この多数の第1光ファイバ3aは、加入者
用の光ファイバケーブル3の開口端から光ファイバ配列
板2を縦貫して垂下し、光ファイバ配列板2を縦貫した
縦貫部付近で屈曲して損傷しないようになっている。
【0030】そして、垂下した多数の第1光ファイバ3
aの先端にはフェルール(図示せず)がそれぞれ付着さ
れ、このフェルールには接続用のコネクタ(挿着部)4
がそれぞれ嵌着されており、この多数のコネクタ4がマ
トリクスボード1のコネクタアダプタに表面側からそれ
ぞれ挿抜自在に挿着されている。
【0031】然して、この多数のコネクタ4のランダム
な挿着に伴ない、多数の第1光ファイバ3aが図1に示
す如く、縦横斜めに弛み縺れた蛇行状態でマトリクスボ
ード1の表面に配線される。
【0032】他方、電話局用の上記光ファイバケーブル
5は、加入者用の光ファイバケーブル3と同様に多数の
光ファイバ(以下、説明の便宜上、第2光ファイバと言
う)5aを被覆している。
【0033】この被覆された多数の第2光ファイバ5a
は、電話局用の光ファイバケーブル5の開口端から突出
し、その先端にはフェルール(図示せず)がそれぞれ付
着されている。
【0034】そして、このフェルールには接続用のコネ
クタ4Aがそれぞれ嵌着され、この多数のコネクタ4A
がマトリクスボード1のコネクタアダプタに裏面側から
それぞれ挿抜自在にランダムで挿着されて第1光ファイ
バ3aと第2光ファイバ5aとを相互に接続している。
【0035】尚、接続される多数の第2光ファイバ5a
は、第1光ファイバ3aと同様に、縦横斜めに弛み縺れ
た蛇行状態でマトリクスボード1の裏面に配線される。
【0036】また、任意の第1光ファイバ3bを選択し
て切り替える上記切替ロボット6は、図1に示す如く、
マトリクスボード1の表面側に走行台60が配線エリア
61を介して敷設されている。
【0037】この走行台60の上面には一対の案内溝6
0aに案内されつつリニアガイドで摺動移動する取付座
62が配設されている。そして、この取付座62には矢
印方向にリニアガイドで往復動する箱形の本体63が略
挟装状態に支持されている。
【0038】この本体63の正面には上下方向に指向し
た胴体64が昇降可能に支持され、この胴体64の頂部
にはアーム67を水平に支持する略凹字形のベース65
が載設されている。
【0039】そして、このベース65の内部の両側壁に
はガイド機能を営む案内部65aがそれぞれ水平に突設
されている。また、ベース65の外側壁には操作用の操
作スイッチ群66が配設されている。
【0040】ベース65に水平に支持されるアーム67
は、略鉛筆形の前部を備えた棒状に伸長構成され、ベー
ス65の凹み部に嵌入配置されており、矢印で示す長手
方向に往復動する機能を有している。
【0041】また、アーム67の両側壁にはベース65
の案内部65aにそれぞれ嵌入する被案内部67aがそ
れぞれ凹設されている。そしてまた、アーム67の中央
部における最上面には凸部68aを有するガイド板68
が一体的に載設されている。
【0042】このガイド板68にはした凸部68aに案
内されつつ長手方向に摺動移動するブロック69が往復
動可能に嵌合配置され、このブロック69の正面上部に
は略L字形のフック(係止部材)70が水平に挿着され
ており、このフック70の折曲部が選択された任意の第
1光ファイバ3bに係止して捕獲する作用を営む。
【0043】さらに、ガイド板68の前端下方には、後
述する平面略凹字形で二股の吊持板71が前方に向けて
水平に突設されている。
【0044】そして、アーム67の前部における中心に
は任意の第1光ファイバ3bのコネクタ4を把持する把
持孔72が水平に穿設されている。
【0045】さらに、アーム67の前部には把持孔72
に連通する挿通溝73が垂直に穿設され、この挿通溝7
3を任意の第1光ファイバ3bが通過してブロック69
の方向に牽引されるようになっている(図3乃至図5参
照)。尚、この挿通溝73の略直上に上記フック70が
位置している。
【0046】さらにまた、アーム67の前部と中央部の
間には、巻取機構収納部74が形成され、この巻取機構
収納部74に上記した吊持板71が水平に配置されてお
り、この吊持板71に弛緩した任意の第1光ファイバ3
bを略直線状に緊張させる巻取機構8が配設されてい
る。
【0047】この巻取機構8は、隙間を介して相互に近
接対向する駆動ローラ80と追従ローラ81とから構成
され、これらのローラ80・81がアーム67の前部の
直後に配置されており、しかも、これらのローラ80・
81の外周面には、滑り止めと緩衝作用とを営むゴム8
2がそれぞれ巻着されている。
【0048】駆動ローラ80は、図3乃至図5に示す如
く、吊持板71の突出した一枝の先端部に回動可能に軸
着され、図示しない駆動モータの駆動に基づいて回転す
る機能を有している。
【0049】そして、追従ローラ81は、同図に示す如
く、吊持板71の突出した他の枝の先端部に回動可能に
軸着され、回転して駆動ローラ80との間に挟持した任
意の第1光ファイバ3aをブロック69の方向に移送す
る作用を営む。
【0050】次に、図6乃至図11等に基づき、マトリ
クスボード1に配線された多数の第1光ファイバ3aか
ら任意の第1光ファイバ3bを選択して切り替える場合
について説明する。尚、説明の便宜上、図6乃至図11
では任意の第1光ファイバ3bのみを示す。
【0051】先ず、切替ロボット6の取付座62が一対
の案内溝60aに案内されつつ摺動して光ファイバ配列
板2を縦貫した任意の第1光ファイバ3bの縦貫部に対
向する正面位置に移動し、胴体64が上昇して該縦貫部
にフック70を水平に対向させ、本体63が前方に摺動
して該縦貫部にフック70を接近させる。
【0052】そして、ブロック69が凸部68aに案内
されつつ前方に摺動してフック70の折曲部を弛緩した
任意の第1光ファイバ3bの縦貫部に係止させる(図3
及び図6参照)。
【0053】次いで、この係止状態を維持しつつ胴体6
4が下降して任意の第1光ファイバ3bのコネクタ4に
アーム67の把持孔72を水平に対向させ、ブロック6
9が凸部68aに案内されつつ元の位置に摺動復帰して
任意の第1光ファイバ3bをアーム67の挿通溝73に
手繰り寄せ、巻取機構8が動作する。
【0054】すると、挿通溝73に進入した任意の第1
光ファイバ3bが回転する駆動ローラ80と追従ローラ
81とに挟持されてブロック69の方向に順次牽引移送
され(図4参照)、この弛緩状態を呈した任意の第1光
ファイバ3bがマトリクスボード1の表面に対し略直線
状態に緊張される(図5及び図7参照)。
【0055】こうして、任意の第1光ファイバ3bが略
直線状態に緊張されると、ベース65の案内部65aに
案内されつつアーム67が前方に摺動し、他の第1光フ
ァイバ3aに干渉されることなく、配線エリア61に進
入したアーム67の把持孔72に任意の第1光ファイバ
3bのコネクタ4が把持される(図8参照)。
【0056】次いで、ベース65の案内部65aに案内
されつつアーム67が後方に摺動復帰してコネクタ4を
マトリクスボード1のコネクタアダプタから抜脱し(図
2及び図9参照)、配線エリア61を回避しつつ切替ロ
ボット6の取付座62、胴体64、又は本体63がそれ
ぞれ摺動してマトリクスボード1の切り替え先であるコ
ネクタアダプタにアーム67が把持したコネクタ4を水
平に対向させる(図10参照)。
【0057】然して、ベース65の案内部65aに案内
されつつアーム67が前方に再度摺動して切り替え先で
あるコネクタアダプタに任意の第1光ファイバ3aのコ
ネクタ4を挿着し(図11参照)、任意の第1光ファイ
バ3bの切り替え作業が終了する。
【0058】上記構成によれば、正確に動作する切替ロ
ボット6が作業者の代わりに多数の第1光ファイバ3a
から縺れた任意の第1光ファイバ3bを選択して切り替
えるので、配線切り替え作業やメンテナンス作業の作業
性を大幅に向上させることができる。
【0059】また、任意の第1光ファイバ3bの接続切
り替えの際、切替ロボット6が配線切り替え作業を行う
ので、縺れた接続状態にある他の第1光ファイバ3aを
作業者が誤操作で結合解除したり、損傷させたりする虞
を排除することが可能となる。
【0060】即ち、マトリクスボード1の表面に対し任
意の第1光ファイバ3bが巻取機構8の巻き取り作用で
が略直線状態に緊張され、この任意の第1光ファイバ3
bをガイドにして切替ロボット6のアーム67が配線エ
リア61に進入するので、他の第1光ファイバ3aが極
めて複雑に縺れた接続状態にあっても、他の第1光ファ
イバ3aに干渉されることなく、切替ロボット6のアー
ム67はマトリクスボード1のコネクタ4に容易に到達
することが可能となる。
【0061】さらに、略直線状態に緊張された任意の第
1光ファイバ3bをガイドにして切替ロボット6のアー
ム67が配線エリア61に進入するので、アーム67の
全ての移動ルートを直線化でき、切替ロボット6の駆動
制御の簡素化や高価で複雑な光ファイバ検出センサの省
略が期待できる。
【0062】尚、上記実施例では図1及び図2等に示す
切替ロボット6を使用するものを示したが、図12に示
す一対の把持爪75やエアシリンダ76等を備えた切替
ロボット6等を使用するようにしても同様の作用効果を
奏する。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、精確に動
作する切替ロボットが作業者の代わりに多数の第1光フ
ァイバから任意の第1光ファイバを選択して切り替える
ので、配線切り替え作業やメンテナンス作業の作業性を
大幅に向上させることができるという顕著な効果があ
る。
【0064】そして、任意の第1光ファイバの接続切り
替えの際、切替ロボットが配線切り替え作業を行うの
で、接続状態にある他の第1光ファイバを作業者が誤操
作で結合解除したり、損傷させたりする虞を確実に排除
することが可能になるという格別の効果がある。
【0065】また、本発明によれば、マトリクスボード
の表面に対し略直線状態に緊張された任意の第1光ファ
イバをガイドにして切替ロボットが動作するので、縺れ
た他の第1光ファイバに干渉されることなく、切替ロボ
ットをマトリクスボードのコネクタに極めて容易に到達
させることが可能になるという顕著な効果がある。
【0066】さらに、巻取機構が略直線状態に緊張した
任意の第1光ファイバに沿って切替ロボットが配線エリ
アに進入するので、切替ロボットの全ての動作ルートを
直線化でき、切替ロボットの駆動制御の著しい簡素化や
高価で複雑な光ファイバ検出センサの確実な省略が期待
できるという格別の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバの配線切り替え装置の
一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】本発明に係る切替ロボットがコネクタを把持し
た状態を示す全体斜視図である。
【図3】本発明に係る切替ロボットのフックと巻取機構
を示す説明図である。
【図4】本発明に係る巻取機構の動作状態を示す説明図
である。
【図5】任意の第1光ファイバが略直線状態に緊張され
た状態を示す説明図である。
【図6】本発明に係る光ファイバの配線切り替え方法の
一実施例を示す説明図である。
【図7】任意の第1光ファイバが略直線状態に緊張され
た状態を示す説明図である。
【図8】本発明に係る切替ロボットがコネクタを把持し
た状態を示す説明図である。
【図9】本発明に係る切替ロボットがコネクタをマトリ
クスボードから抜脱した状態を示す説明図である。
【図10】本発明に係る切替ロボットの移動状態を示す
説明図である。
【図11】本発明に係る切替ロボットがコネクタを再挿
着した状態を示す説明図である。
【図12】本発明に係る光ファイバの配線切り替え装置
の他の実施例を示す全体斜視図である。
【図13】従来の光ファイバの配線切り替えを示す全体
斜視図である。
【符号の説明】
1…マトリクスボード、3a…第1光ファイバ、3b…
任意の第1光ファイバ、4・4A…コネクタ(挿着
部)、5a…第2光ファイバ、6…切替ロボット、8…
巻取機構、61…配線エリア、67…アーム、70…フ
ック(係止部材)、80…駆動ローラ、81…追従ロー
ラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 英夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクスボードの一面に挿抜自在に挿
    着される複数の第1光ファイバと、該マトリクスボード
    の他面に挿抜自在に挿着され対向する複数の第1光ファ
    イバに接続される複数の第2光ファイバと、該複数の第
    1光ファイバから選択された任意の第1光ファイバを把
    持して接続を切り替える移動可能な切替ロボットと、弛
    緩した任意の第1光ファイバに係止して該切替ロボット
    に導く係止部材と、回転して該切替ロボットに導かれた
    任意の第1光ファイバを弛緩状態から略直線状に緊張さ
    せ、切替ロボットに任意の第1光ファイバを把持させる
    巻取機構とを備えたことを特徴とする光ファイバの配線
    切り替え装置。
  2. 【請求項2】 マトリクスボードの一面に挿着された複
    数の第1光ファイバから選択された任意の第1光ファイ
    バの上部に切替ロボットの係止部材を係止させ、次い
    で、この係止状態を維持しつつ任意の第1光ファイバの
    挿着部に切替ロボットを対向移動させ、次いで、巻取機
    構を回転動作させ弛緩した任意の第1光ファイバを略直
    線状に緊張させ、次いで、任意の第1光ファイバのマト
    リクスボードへの挿着部を移動した切替ロボットに把持
    させるとともに、この切替ロボットに任意の第1光ファ
    イバの挿着部をマトリクスボードから抜脱させた後、切
    替ロボットを動作させてマトリクスボードの切り替え先
    の被挿着部分に任意の第1光ファイバの挿着部を挿着す
    ることを特徴とする光ファイバの配線切り替え方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4834419A (en) * 1986-10-16 1989-05-30 Nippondenso Co., Ltd. Hydraulic stabilizer control system with road surface sensor
US4892329A (en) * 1987-11-19 1990-01-09 Nippondenso Co., Ltd. Stabilizer control apparatus for use in motor vehicles

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