JPH06164163A - 電気機器の密閉箱 - Google Patents

電気機器の密閉箱

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Publication number
JPH06164163A
JPH06164163A JP31544892A JP31544892A JPH06164163A JP H06164163 A JPH06164163 A JP H06164163A JP 31544892 A JP31544892 A JP 31544892A JP 31544892 A JP31544892 A JP 31544892A JP H06164163 A JPH06164163 A JP H06164163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed box
heat
box
heat pipe
electric equipment
Prior art date
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Pending
Application number
JP31544892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kitajima
宏 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP31544892A priority Critical patent/JPH06164163A/ja
Publication of JPH06164163A publication Critical patent/JPH06164163A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファンなどの可動機械を使用することなく密閉
箱の専有容積を制限しても密閉箱、特にその上部を効果
的に冷却する。 【構成】電気機器1は、ほぼ方形な密閉箱2の内部に収
納される。密閉箱2の上部壁2bに連続して、少なくと
も一辺の、図においては四辺の垂直な仕切壁11と外気
に開放して内気を密閉する凹部12とを形成する。吸熱
部13aが上部壁2bの内部で接近し、放熱部13bが
凹部12の外部で接近する水平なヒートパイプ13を仕
切壁11を貫通して設ける。このヒートパイプ13の吸
熱部13aと放熱部13bとに水平方向に伸び、多数の
小穴14aを持つ平板14を固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、防水性や防塵性を要
求される電気機器の密閉箱に関し、例えば、車両の床下
などに設置されて制御装置やインバータ装置を収納する
密閉箱に係わる。
【0002】
【従来の技術】車両の床下に搭載される制御装置やイン
バータ装置は、防水性や防塵性を要求されるので密閉箱
に収納される。インバータ装置の主回路を構成する半導
体装置は、フィンを持つ冷却板を密閉箱の一部として外
気で直接冷却されるが、密閉箱の中央部に位置せざるを
得ない制御部は内気を介して密閉箱の壁面から冷却され
る。ファンによりフイルタを介して外気を導入すること
もあるが、保守を必要として不都合がある。制御装置に
おいても、内気を介して密閉箱の壁面から冷却され事情
は同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の技術で
は、密閉箱に収納する電気機器が大容量になってくる
と、いわゆる車両限界内に収めるために内部の実装密度
を上げる必要が生じ、密閉箱外表面の単位面積当たりの
放熱量が増加して内気温度が高まり、電気機器の耐熱温
度に問題が出てくる。特に密閉箱内の上部はより温度が
高く問題が大きい。
【0004】この発明の目的は、ファンなどの可動機械
を使用することなく密閉箱の専有容積を制限しても密閉
箱、特にその上部を効果的に冷却することができる電気
機器の密閉箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の電気機器の密
閉箱は、電気機器を収納するほぼ方形な密閉箱の上部壁
に連続して、少なくとも一辺の垂直な仕切壁と外気に開
放して内気を密閉する凹部とを形成し、吸熱部が前記上
部壁の内部で接近し放熱部が前記凹部の外部で接近する
水平なヒートパイプを前記仕切壁を貫通して設け、この
ヒートパイプの前記吸熱部と前記放熱部とに水平方向に
伸びる熱交換板を固着するものである。
【0006】このとき、前記凹部に前記密閉箱の側面の
外気に連通する空気口を設けるとよいし、更に前記熱交
換板を多数の小穴を持つ平板としたり、垂直な面を持つ
多数のフィンとしたりする。
【0007】
【作用】ヒートパイプ13により密閉箱2、特にその上
部は効果的に冷却される。そして吸熱部13aと放熱部
13bとに水平方向に伸びる熱交換板を固着するヒート
パイプ13は高さの低いものである。この低いヒートパ
イプ13の放熱部13bが仕切壁11を貫通して位置す
る凹部12からは、放熱部13bが密閉箱2の上部に突
出しないようにできて、密閉箱2の専有容積を制限でき
る。ヒートパイプ13の吸熱部13aが位置する密閉箱
2の上部壁2bの内部でも吸熱部13aは高さが低く上
部壁2bに接近するので内部を電気機器1のために有効
に活用できて密閉箱2を小形にできる。
【0008】このとき、凹部12を外気に連通させる空
気口31はヒートパイプ13の放熱部13bの放熱を促
進し、多数の小穴14aを持つ平板14や垂直な面を持
つ多数のフィン32からなる熱交換板はヒートパイプ1
3の高さ寸法を低くする。
【0009】
【実施例】図1は実施例1の断面であって図2のA−A
断面図、図2は図1の平面図であり、図3は実施例2の
要部の断面であって図4のB−B断面図、図4は図3の
平面図である。各図において同一符号をつけるものはお
よそ同一機能を持ち、重複説明を省くこともある。
【0010】図1及び図2に示す実施例1において、イ
ンバータ装置のトランジスタの主回路を構成する半導体
装置1aと制御部1bなどの電気機器1は、ほぼ方形な
密閉箱2の内部に収納され、カバー2aを外して組付け
取外しや保守点検ができる。半導体装置1aはフィン3
aを持つ冷却板3を密閉箱2の一部として外気で直接冷
却されるが、そのためフィン3aは外気が通風する通風
箱4内に曝される。通風箱4内にはそれ自体防水性や防
塵性を持つ変圧器5などが収納される。
【0011】そして密閉箱2の上部壁2bに連続して、
少なくとも一辺の、図においては四辺の垂直な仕切壁1
1と外気に開放して内気を密閉する凹部12とを形成す
る。吸熱部13aが上部壁2bの内部で接近し、放熱部
13bが凹部12の外部で接近する水平なヒートパイプ
13を仕切壁11を気密に貫通して設ける。このヒート
パイプ13の吸熱部13aと放熱部13bとに水平方向
に伸びる熱交換板を固着する。この熱交換板は多数の小
穴14aを持つ平板14とするとよい。
【0012】図3及び図4に示す実施例2においては、
前記凹部12に密閉箱2の側面の外気に連通する空気口
31を設ける。仕切壁11を貫通するヒートパイプ13
の吸熱部13aと放熱部13bとに水平方向に伸びる熱
交換板を固着する。この熱交換板は垂直な面を持つ多数
のフィン32とするとよい。前記実施例によれば、ヒー
トパイプ13により密閉箱2、特にその上部は効果的に
冷却される。そして吸熱部13aと放熱部13bとに水
平方向に伸びる熱交換板を固着するヒートパイプ13は
高さの低いものであり、この低いヒートパイプ13の放
熱部13bが仕切壁11を貫通して位置する凹部12か
らは、放熱部13bが密閉箱2の上部から突出しないよ
うにできて密閉箱2の専有容積を制限できる。ヒートパ
イプ13の吸熱部13aが位置する密閉箱2の上部壁2
bの内部でも吸熱部13aは高さが低く上部壁2bに接
近するので内部を電気機器1のために有効に活用できて
密閉箱2を小形にできる。
【0013】このとき、凹部12を外気に連通させる空
気口31はヒートパイプ13の放熱部13bの放熱を促
進し、水平方向に伸び多数の小穴14aを持つ平板14
や水平方向に伸び垂直な面を持つ多数のフィン32から
なる熱交換板はヒートパイプ13の高さ寸法を低くす
る。
【0014】
【発明の効果】この発明の電気機器の密閉箱によれば、
ヒートパイプにより密閉箱、特にその上部は効果的に冷
却されるという効果がある。そしてヒートパイプは高さ
の低いものであり、密閉箱の専有容積を制限できるし内
部を電気機器のために有効に活用できて密閉箱を小形に
できるという効果がある。このとき、凹部を外気に連通
させる空気口はヒートパイプの放熱部の放熱を促進し、
水平方向に伸び多数の小穴を持つ平板や水平方向に伸び
垂直な面を持つ多数のフィンからなる熱交換板はヒート
パイプの高さ寸法を低くするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の断面であって図2のA−A断面図
【図2】図1の平面図
【図3】実施例2の要部の断面であって図4のB−B断
面図
【図4】図3の平面図
【符号の説明】
1 電気機器 1a 半導体装
置 1b 制御部 2 密閉箱 2b 上部壁 3 冷却体 4 通風箱 5 変圧器 11 仕切壁 12 凹部 13 ヒートパイプ 13a 吸熱部 13b 放熱部 14 平板
(熱交換板)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気機器を収納するほぼ方形な密閉箱の上
    部壁に連続して、少なくとも一辺の垂直な仕切壁と外気
    に開放して内気を密閉する凹部とを形成し、吸熱部が前
    記上部壁の内部で接近し放熱部が前記凹部の外部で接近
    する水平なヒートパイプを前記仕切壁を貫通して設け、
    前記ヒートパイプの前記吸熱部と前記放熱部とに水平方
    向に伸びる熱交換板を固着することを特徴とする電気機
    器の密閉箱。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電気機器の密閉箱におい
    て、前記凹部に前記密閉箱の側面の外気に連通する空気
    口を設けることを特徴とする電気機器の密閉箱。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の電気機器の密閉箱に
    おいて、前記熱交換板を多数の小穴を持つ平板とするこ
    とを特徴とする電気機器の密閉箱。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の電気機器の密閉箱に
    おいて、前記熱交換板を垂直な面を持つ多数のフィンと
    することを特徴とする電気機器の密閉箱。
JP31544892A 1992-11-26 1992-11-26 電気機器の密閉箱 Pending JPH06164163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31544892A JPH06164163A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 電気機器の密閉箱

Applications Claiming Priority (1)

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JP31544892A JPH06164163A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 電気機器の密閉箱

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Publication Number Publication Date
JPH06164163A true JPH06164163A (ja) 1994-06-10

Family

ID=18065493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31544892A Pending JPH06164163A (ja) 1992-11-26 1992-11-26 電気機器の密閉箱

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JP (1) JPH06164163A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013195756A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 用紙冷却装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013195756A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 用紙冷却装置及び画像形成装置

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