JPH06163355A - 微細パターン形成方法 - Google Patents

微細パターン形成方法

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JPH06163355A
JPH06163355A JP4318924A JP31892492A JPH06163355A JP H06163355 A JPH06163355 A JP H06163355A JP 4318924 A JP4318924 A JP 4318924A JP 31892492 A JP31892492 A JP 31892492A JP H06163355 A JPH06163355 A JP H06163355A
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JP
Japan
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mask
resist
pattern
wafer
light
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Application number
JP4318924A
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English (en)
Inventor
Soichi Inoue
壮一 井上
Ichiro Mori
一朗 森
Kiyonobu Onishi
廉伸 大西
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レベンソン型位相シフトマスクを用いて所望
レジストパターンを形成する際に、マスク製造プロセス
やシフタ配置アルゴリズムの複雑化を招くことなく、解
像力の向上をはかることができ、簡易にして高解像のパ
ターン転写を可能とする微細パターン形成方法を提供す
ること。 【構成】 マスク10に形成されたパターンを投影光学
系15を介してウェハ16上に転写する微細パターン形
成方法において、マスク10として、所望レジストパタ
ーンに対応するマスク部位が開口部13で、その他のマ
スク部位が遮光部12であり、該開口部13の1つおき
に照明光の位相を180度シフトせしめる位相シフタ1
4を配置したものを用い、ウェハ16上に塗布されたポ
ジ型レジスト17にマスク10の透過像を露光したの
ち、塩基性物質の蒸気中で加熱処理を施し、次いでレジ
スト17に全面露光を行ったのち現像処理を施すことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細パターン形成方法
に係わり、特に半導体製造用縮小投影露光装置を用いた
微細パターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原画パターンの描かれたマスクを照明系
で照明し、マスク上のパターンをウェハ上に転写する縮
小投影露光装置には、転写できるパターンの微細化が要
求されている。この要求を満足するために、露光波長の
短波長化,高NA化が進められてきた。
【0003】図7に従って、従来用いられてきた露光装
置について説明する。図中71は光源であり、この光源
71からの光は楕円反射鏡やインプットレンズ等からな
る第1集光光学系72により集光され、オプチカルイン
テグレータ等からなる均一化光学系73により均一化さ
れた光となる。均一化光学系73の射出面には、光源7
3の形状を決定するアパーチャ75が配設されている。
このアパーチャ75を通した光は、アウトプットレンズ
及びコリメーションレンズ等からなる第2集光光学系7
6により集光され、マスク77に照射される。そして、
マスク77を通した光が、投影光学系78を介してウェ
ハ79に投影されるものとなっている。このような構成
においてマスク77から光が来る側をみた場合、光の性
質は、第2集光光学系76を通じて均一化光学系73か
ら出てくる光の性質となり、均一化光学系73の出射側
が見かけ上の光源に見える。このため、上記のような構
成の場合、一般に均一化光学系73の出射側74を2次
光源と称している。マスク77がウェハ79上に投影さ
れるとき、投影露光パターンの形成特性、即ち解像度や
焦点深度等は、露光波長λ,投影光学系78の開口数及
びマスク77を照射する光の性状、即ち2次光源74の
性状をきめるアパーチャ75の形状によって決まる。一
般に、露光装置の解像力r及び焦点深度Dは、 r=A1・λ/NA D=A2・λ/NA2
【0004】によって与えられる。但し、A1,A2は
プロセスファクタと呼ばれ、プロセス条件,光源の性状
等によって決定されるパラメータである。解像力を向上
させるためには、露光波長の短波長化,高NA化を行う
ことが必要であることが分る。しかしながら、同時に焦
点深度が急激に低下するという問題点が生じる。
【0005】投影露光装置の焦点深度,解像力を向上さ
せる手法として、マスク上の隣接する2箇所の透明部分
を透過する光の位相を変えればよいことが知られてい
る。従来、マスク上の隣接する2箇所の透明部分を透過
する光の位相を変化させるマスクパターンについては、
アイ・イー・イー・トランザクション オン エレクト
ロン デバイシズ、EDー29巻、第12号(1982年)第1828
頁(IEEE Trans on Electron Devices, Vol ED-29 No.1
2 (1982)p1828 )におけるマーク・デービッド・レベン
スン(Marc D. Levenson)等による“インプルービング
レゾルーションイン フォトリソグラフィ ウィズ
ア フェーズシフティング マスク(Improving Resolu
tion in Photolithography with a Phase-Shifting Mas
k )”と題する文献において論じられている。
【0006】本文献で提案している光学像を形成するた
めのマスク構造及び露光方法の典型的な例を、図8に従
って説明する。マスク基板81上にパターンの原画とな
る遮光部82を設け、更にその上に照明光の位相を変化
させる層(以下、位相シフタと称す)83を設けてい
る。隣接する透過部の一方に位相を反転させるための位
相シフタ83を形成する。このシフタの条件は、膜厚を
d,屈折率をn,露光波長をλとすると、d=λ/{2
(n−1)}の関係が必要である。
【0007】上記のマスクを通過した光は、シフタが配
置されている開口部と配置されていない開口部で互いに
逆位相であるため、パターン境界部で光強度が0とな
り、投影レンズ84を介してウェハ85上での像ではパ
ターンが分離し解像度が向上する。図示のようにネガ型
レジストを用いることによって、配線パターン等の形成
が可能である。このように所望レジストパターンの位置
が開口部に対応するマスクをネガマスクと呼ぶことにす
る。なお、このマスク構造は典型的な一例であり、他の
マスク構造も多数提案されている。他のマスク構造にお
いても同様の光学的原理によって像形成を行っている。
なお、図8の86は上記マスクにてネガ型レジストを露
光し、現像した後のレジストパターンを示している。
【0008】しかしながら、ネガ型レジストは一般的に
ポジ型レジストに比べ解像力が低いため、レベンソン型
位相シフトマスクの解像力向上効果を十分に生かすこと
ができない。そこで、ポジ型レジストを用いて同様のレ
ジストパターンを得るためのレベンソン型位相シフトマ
スクの基本構造を図9に示す。
【0009】この場合、まずマスク基板91上のレジス
トパターンに対応するマスク位置に遮光部92を配置
し、その間にシフタ93を形成する構成とならざるを得
ない(この基本構成を有するマスクをポジマスクと呼ぶ
ことにする)。このマスクを用い、ポジ型レジストを用
いて転写すると、図示のように所望位置にレジスト96
が残るのみならず、シフタのエッジ部93aに対応する
位置にもシフタエッジの位相反転効果によって像強度の
暗部が形成され、レジストパターンが残る。そして、閉
ループのレジストパターンが形成されてしまう。このた
め、シフタのエッジ部93aに対応する位置のレジスト
パターンを消すための何等かの工夫が必要となる。その
ためには、このシフタのエッジ部において急激に位相が
シフトするのを緩和すればよく、シフタのエッジをテー
パ状にしたり、階段状にしたりする工夫が成されている
(特開平4ー15652号公報、特開平4ー16693
8号公報)。
【0010】しかしながら、この種のシフタエッジの処
理工程は非常に複雑となる。また、シフタ配置のアルゴ
リズムがネガマスクに比べて複雑になるという問題点も
有している。なお、上記マスク構造は典型的な一例であ
り、他のマスク構造も多数提案されている。他のマスク
構造においても、同様の光学的原理によって像形成を行
っているため、同様の問題を生じる。従って、他のマス
ク構造においても何らかの処置によって位相反転を緩和
する工夫が必要である点、シフタ配置のアルゴリズムが
複雑化する点に変わりはない。
【0011】また、投影露光装置の焦点深度を向上させ
るための別の手法として近年、特開昭61ー91662
号公報に示されているように、従来用いている2次光源
の大きさを決める図7のアパーチャ75の代わりに、図
10に示すような円環状に透過部を有する光源変調フィ
ルタを装着することによって、2次光源の中心部の光を
用いず周辺部の光のみによって露光する方法(輪帯照明
露光法)が提案されている。
【0012】その原理を以下に示す。図7のアパーチャ
75の大きさを変えた場合、開口が小さいほど、即ちσ
値が小さいほど得られるパターンの側壁角は垂直に近く
なる。一方、細かいパターンまでの解像性を調べると、
逆にσ値が大きいほど細かいパターンまで隣接したパタ
ーン同士が分かれて転写される。かかる2つの傾向、即
ちσ値が小さいほど断面形状が良くなる一方、σ値が大
きいほど細かいパターンまで解像できるという傾向から
レジストの種類,膜厚を決めると、使用に耐える範囲の
断面形状で最も細かいパターンまで抜けるσ値の適値が
存在する。そして、多層レジスト等の使用を考え露光す
るレジスト層を薄くする場合には、上記のσ値の適値は
σが大きい方に移行する。
【0013】照明光とパターン解像性との間に上記のよ
うな関係があるから、薄いレジストの場合には、2次光
源の外側まで使うほど細かいパターンまで解像する。従
って、さらに一歩進めて、細かいパターンまで解像する
ために必要な2次光源の周辺部だけの光を用いれば、一
層の高解像化がはかれる。また、このようなフィルタを
用いることにより、解像度が上がると共に焦点深度が深
くなることが確認されている。
【0014】実際に上記輪帯照明露光を適用した結果を
以下に示す。図11は今回適用した光源変調用フィルタ
を示しており、輪帯遮蔽率εをε=r2/r1と定義す
る。図12はラインとスペースの比率が1:1(0.6
μm)のL/Sパターンに対するコヒーレンシイσと輪
帯遮蔽率εの組み合わせによって得られる焦点深度の分
布を表したものである。同様に、図13はパターンサイ
ズが0.6μmにおける孤立残しの場合、図14はパタ
ーンサイズが0.6μmにおける孤立抜きパターンの場
合を示している。
【0015】なお、上記図12から図14に示した焦点
深度(DOF値)はg線,NA=0.54,ポジ型レジ
スト(PFR−GX200),膜厚1.0μmにおける
場合を示したものである。さらに、図12から図14の
DOF値は、コヒーレンシイσ=0.5,輪帯遮蔽率ε
=0での露光条件において得られたDOF値よりパター
ン形成に必要とされるコントラスト(限界解像コントラ
スト)を算出し、その限界解像コントラストをもとに、
各コヒーレンシイσ,輪帯遮蔽率εにおける焦点深度を
算出している。
【0016】実際にプロセスにおいて必要とされるDO
Fが2μm程度であることを考慮すると、図12から明
らかなようにL/Sパターンによる制約が最も厳しく、
現状においては輪帯照明で露光する必要があることが分
る。さらに、図12から図14より以下が結論付けられ
る。L/Sパターンにおいてはσ=0.5〜0.7,ε
=0.6〜0.8が適値となり、また孤立残しパターン
に対してはσ=0.6〜0.7,ε=0.6〜0.8が
適値となり、L/Sと同様な傾向を示す。しかし、孤立
抜きパターン(コンタクトホール)に対してはσが小,
εが小(通常露光ほど良い)において適値となる。
【0017】以上のことからこの種の技術の問題点とし
て、L/Sパターン及び孤立残しパターンで構成される
層を転写する場合と、孤立抜きパターン及びコンタクト
ホールで構成される層を転写する場合とで、光源変調フ
ィルタを交換することが必要となり、実用上非常に効率
が悪くなってしまう。
【0018】一方、投影露光装置の実用的解像力を向上
させる別の手法として最近、イメージリバーサル法が提
案されている(T.Takemoto et al : A Vertically Isol
atedSelf-Aligned Transistor-VIST, IEDM Technical D
igest, p.1761 Nov.,1982、又はM.ボルセン、「ポジ
型ホトレジストの画像反転によるサブミクロン加工技
術」、「電子材料」、1987年6月号、pp43−4
8)。これは、ポジレジストを用いているにも拘らず未
露光部が溶解し、露光部のレジストが残り、ネガレジス
トと同様の溶解特性を示すというものである。
【0019】この方法を、図15に従って説明する。オ
ルソジアゾナフトキノンの光化学反応の最終生成物であ
るカルボン酸の加熱による脱炭酸反応を利用する。ま
ず、図15(a)に示すように、基板151上に塗布さ
れたポジ型レジスト152に対し、ネガ型マスクを用い
てパターンを露光する。次いで、図15(b)に示すよ
うに、加熱して脱炭酸反応を起こさせる。この時、塩基
性物質が存在すると脱炭酸反応が容易に起こることが知
られているので、アンモニア或いはアルキルアミンの蒸
気中で加熱する。又は、1ーヒドロキシエチルー2ーア
ルキルイミダゾリン,イミダゾール,トリエタノールア
ミンなどの塩基性物質を、予めレジスト152中に加え
おく。脱炭酸反応が起こると、後には炭化水素が残るの
で、この部分のレジスト152aがアルカリ現像液には
溶けなくなる。つまり、ここで、ポジ型レジストのパタ
ーンはネガ型に反転するわけである。
【0020】次いで、図15(c)において全面露光を
行い、残りの部分のレジスト膜中のオルソジアゾナフト
キノンをカルボン酸に変えた後、現像すると、図15
(d)に示すようにネガ型レジストパターンが得られ
る。レジスト形状においてもネガ型レジストと同様の逆
テーパ状の断面形状になり易い。即ち、現像をコントロ
ールすることによってレジストの断面形状を垂直に立た
せ易い。このため、MUV〜DUV領域での有力なポジ
型,ネガ型レジストが存在しなかった当時においては、
イメージリバーサル法はリソグラフィの実用的な解像力
向上につながる技術として注目されていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、レベ
ンソン型位相シフトマスクを用いて所望レジストパター
ンを形成する場合、次のような問題があった。
【0022】(1) ネガ型マスクを用いてネガ型レジスト
を露光すると、所望のレジストパターンが形成できるも
のの、ネガ型レジストの解像力が低いためにレベンソン
型位相シフトマスクの解像力向上効果が低減する。
【0023】(2) ポジ型マスクを用いてポジ型レジスト
を露光すると、マスク遮光部からはみ出したシフタのエ
ッジ部に対応する像面位置にレジストが残り、閉ループ
のレジストパターンとなってしまう。
【0024】(3) (2) の問題点を解決するために、シフ
タのエッジにテーパをつけたり、複数段の段差を設ける
と、マスク製造プロセスが複雑化してしまう。さらに、
シフタ配置のアルゴリズムがネガマスクに比べて複雑に
なる。
【0025】また、輪帯照明露光法に代表される超解像
露光法により所望レジストパターンを形成する場合、次
のような問題があった。即ち、ポジレジストを使用する
と、L/S,孤立残しパターンに対しては焦点深度向上
効果があるが、孤立抜きパターン,コンタクトホールパ
ターンに対してはかえって焦点深度が減少してしまう。
輪帯照明露光法を用いずコヒーレンシイを小さくする
と、孤立抜きパターン,コンタクトホールパターンに対
しては焦点深度が向上するが、L/Sパターン,孤立残
しパターンは焦点深度が低下してしまう。このため、実
際のLSI製造に際しては、L/Sパターン的な配線等
の転写工程においては輪帯照明とし、コンタクトホール
パターン転写工程においては低コヒーレンシイの照明に
切り替える必要が生じ、ステッパの照明光学系の設計変
更,改造を余儀なくされる。
【0026】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、レベンソン型位相シフト
マスクを用いて所望レジストパターンを形成する際に、
マスク製造プロセスやシフタ配置アルゴリズムの複雑化
を招くことなく、解像力の向上をはかることができ、簡
易にして高解像のパターン転写を可能とする微細パター
ン形成方法を提供することにある。
【0027】また、本発明の他の目的は、輪帯照明露光
法により所望レジストパターンを形成する際に、露光す
べきパターンの種別により照明条件を変えることなく、
各種パターンに焦点深度向上効果を持たせて露光するこ
とができ、簡易にして高解像のパターン転写を可能とす
る微細パターン形成方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、レベン
ソン型位相シフトマスクを用いて、又は輪帯照明露光法
により所望レジストパターンを形成する際に、イメージ
リバーサル法の考えを適用して、より優れたパターン転
写を実現することにある。
【0029】即ち本発明(請求項1)は、マスクに形成
されたパターンを投影光学系を介してウェハ上に転写す
る微細パターン形成方法において、マスクとして、所望
レジストパターンに対応するマスク部位が開口部で、そ
の他のマスク部位が遮光部であり、開口部のほぼ1つお
きに照明光の位相をほぼ180度シフトせしめる位相シ
フタを配置したものを用い、ウェハ上に塗布されたポジ
型レジストにマスクの透過像を露光したのち塩基性物質
(例えばアンモニア或いはアミン系化合物)の蒸気中の
蒸気中で加熱処理を施すか、又は予め塩基性物質が添加
されてウェハ上に塗布されたポジ型レジストにマスクの
透過像を露光したのち加熱処理を施し、次いでレジスト
に全面露光を行ったのち現像処理を施すことを特徴とす
る。
【0030】また本発明(請求項2)は、マスクに形成
されたパターンを投影光学系を介してウェハ上に転写す
る微細パターン形成方法において、マスクを照明する光
源として、周辺部が中央部に対して強度大なる形状、光
軸に対して4回対象で且つ光軸から外れた4箇所におい
て強度大なる形状、又はこれら2つの形状の複合形状と
なるものを用い、ウェハ上に塗布されたポジ型レジスト
にマスクの透過像を露光したのち塩基性物質の蒸気中で
加熱処理を施すか、又は予め塩基性物質が添加されウェ
ハ上に塗布されたポジ型レジストにマスクの透過像を露
光したのち加熱処理を施し、次いでレジストに全面露光
を行ったのち現像処理を施すことを特徴とする。
【0031】また本発明(請求項3)は、マスクに形成
されたパターンを投影光学系を介してウェハ上に転写す
る微細パターン形成方法において、マスクとして、所望
レジストパターンに対応するマスク部位が開口部で、そ
の他のマスク部位が遮光部であり、開口部のほぼ1つお
きに照明光の位相をほぼ180度シフトせしめる位相シ
フタを配置したものを用い、ウェハ上に塗布されたポジ
型レジストにマスクの透過像を露光したのち現像処理を
施し、次いでレジストの開口部に下地に対するエッチン
グマスクとなり得る物質を選択的に形成し、次いでレジ
ストを剥離することを特徴とする。
【0032】また本発明(請求項4)は、マスクに形成
されたパターンを投影光学系を介してウェハ上に転写す
る微細パターン形成方法において、マスクを照明する光
源として、周辺部が中央部に対して強度大なる形状、光
軸に対して4回対象で且つ光軸から外れた4箇所におい
て強度大なる形状、又は2つの形状の複合形状となるも
のを用い、この光源より発生する光によってマスクを照
明し、該マスクの透過像をウェハ上に塗布されたポジ型
レジストに露光し、次いでレジストに現像処理を施し、
次いでレジストの開口部に下地に対するエッチングマス
クとなり得る物質を選択的に形成し、次いでレジストを
剥離することを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明において上記問題点を解決するのは、イ
メージリバーサル法及びレジストパターンを鋳型として
エッチングマスクを形成する方法が、ウェハ上でポジパ
ターンからネガパターンへ変換する作用による。
【0034】レベンソン型位相シフトマスクの場合は、
図8に示すようにネガ型マスクとネガ型レジストとの組
合せによると、容易に所望レジストパターンが形成され
る。しかし、ネガ型レジストは一般的に解像力が低い。
ポジ型マスクとポジ型レジストの組合せでは、図9に示
すようにシフタのエッジが遮光部からはみ出してしまう
ため、このシフタによる急峻な位相変化を緩和する処置
を施さない限り所望レジストパターンは得られない。従
って、ネガ型マスクとポジ型マスクを用い、さらに上記
2手法の作用によってレジストパターンを変換すること
によって上記問題点を解決する。
【0035】即ち本発明(請求項1)によれば、ネガ型
マスクを用いることによりパターンのはみ出しをなく
し、ポジ型レジストを用いることにより高解像のパター
ン転写を行うことができる。このとき、マスクによりポ
ジ型レジストに転写されたパターンは本来形成すべきパ
ターンとは逆になっているが、この後にイメージリバー
サル法により転写パターンを反転させることにより、本
来のパターンを得ることができる。
【0036】また、輪帯照明に代表される斜入射照明露
光法の場合は、通常のレジストプロセスによるポジレジ
ストパターンにおいては孤立残しパターンに対する焦点
深度向上効果があり、孤立抜き(コンタクトホールパタ
ーン)に対する焦点深度減少効果がある。従って、コン
タクトホールパターンの層におけるレジストプロセスの
み上記2手法を用いることによって上記問題点を解決す
る。
【0037】即ち本発明(請求項2)によれば、孤立抜
きパターンに対してネガ型マスクとポジ型レジストを用
いることにより、孤立残しパターンと同様に焦点深度向
上効果を持たせることができる。このとき、マスクによ
りポジ型レジストに転写されたパターンは本来形成すべ
きパターンとは逆(孤立残しパターン)になっている
が、この後にイメージリバーサル法により転写パターン
を反転させることによって、本来のパターンを得ること
ができる。
【0038】また、本発明(請求項3,4)によれば、
ネガ型マスクとポジ型レジストを用いてパターン転写,
現像まで行った後に、レジストの開口部に下地に対する
エッチングマスクとなり得る物質を選択的に形成し、そ
の後にレジストを剥離することにより、イメージリバー
サル法と同様にポジレジストの反転パターンを形成する
ことができ、請求項1,2と同様の作用を奏する。
【0039】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。以下の第1の実施例においてはレベンソン型
位相シフト法とイメージリバーサル法の組み合わせによ
って得られる新しいメリットについて詳細に述べる。ま
た、第2の実施例においては輪帯照明露光法とイメージ
リバーサル法との組み合わせによって得られる新しい利
点について詳説する。 (実施例1)
【0040】図1,2に従って本発明の第1の実施例を
説明する。この実施例は、レベンソン型位相シフト法と
イメージリバーサル法の組み合わせによる露光工程に関
するものである。図1は本実施例の最初の工程を示すマ
スク及び露光光学系の概念的な斜視図である。マスク1
0は、基板11上に設けられた遮光部12,開口部13
及びシフタ14より構成される。シフタ14は、周期的
な開口部の1つおきに設置される。このマスク10は、
前述のようにシフタのエッジが遮光部とオーバーラップ
する、いわゆるネガマスクである。
【0041】マスク10のパターンを投影光学系15を
介してレジスト17付きのウェハ16上に転写する。レ
ジスト17には、通常のジアゾ・ノボラック系ポジレジ
ストを用いる。シフタ14のエッジは遮光部12の上に
乗っているため、エッジ部の位相反転による暗部形成が
なされない。なお、18は露光部を示しており、カルボ
ン酸の発生を示している。
【0042】この工程を含め後工程を図2に従って説明
する。図2は図1のA−A′断面を示している。図1の
工程終了後の状態が図2(a)であり、21は基板、2
2はポジレジスト、22aは露光部を示している。次い
で、図2(b)に示すように、試料を加熱して脱炭酸反
応を起こさせる。この時、塩基性物質が存在すると脱炭
酸反応が容易に起こることが知られているので、アンモ
ニア或いはアルキルアミンの蒸気中で1〜2時間加熱す
る。この代わりに、1ーヒドロキシエチルー2ーアルキ
ルイミダゾリン,イミダゾール,トリエタノールアミン
などの塩基性物質を、予めレジスト中に加えおくように
してもよい。この場合は、加熱時間は1〜5分でよい。
【0043】露光部22aにおいて脱炭酸反応が起こる
と、後には炭化水素が残るので、この部分(露光部22
a)のレジスト22がアルカリ現像液には溶けなくな
る。つまり、ここでポジ型レジスト22のパターンはネ
ガ型に反転するわけである。
【0044】次いで、図2(c)に示すように全面露光
を行い、残りの部分のレジスト膜中のオルソジアゾナフ
トキノンをカルボン酸に変えた後、現像すると、図2
(d)に示すようにネガ型レジストパターンが得られ
る。この状態で、下地に対するエッチングマスクが形成
された。次いで、図2(e)に示すように、上記のエッ
チングマスクによって下地をエッチングした後にエッチ
ングマスクを剥離する。
【0045】なお、レジストとしては通常の化学増幅型
ポジレジストの場合でも、同様の工程によってイメージ
リバーサルが可能である。また、化学増幅型ポジレジス
トを使用する場合には、通常の現像工程の代わりに有機
溶剤による現像を行うことによってもイメージリバーサ
ルが実現できる。
【0046】本実施例に示す露光方法は、以下に示す3
つの利点を有している。第1の利点は、レベンソン型位
相シフトマスクを使用してポジレジスト上にパターンを
転写するために、従来のように通常のネガレジストを使
用する場合に比べて非常に高い解像力,焦点深度が得ら
れることである。第2の利点は、上記のようなレベンソ
ン型位相シフトマスクとイメージリバーサル法の単純な
組み合わせによる効果ではない新しい利点である。即
ち、イメージリバーサル法を用いるために、ネガ型のレ
ベンソン型位相シフトマスクを用いることができ、従来
のポジ型のレベンソン型位相シフトマスクの場合のよう
に、遮光部とオーバーラップしていないシフタエッジ部
にテーパを付ける等の複雑なマスク製造工程を経る必要
がないことである。第3の利点は、イメージリバーサル
法を行うための特別な装置が必要なく、新たな設備投資
を行う必要がないというイメージリバーサル法本来の利
点も合わせ有することである。
【0047】なお、本実施例においては、マスクとして
シフタのみ形成され、そのシフタのエッジ部で未露光部
を生じせしめるマスクであるシフタオンリー位相シフト
マスクを用いても同様に効果が大きい。 (実施例2)
【0048】図3に従って本発明の第2の実施例を説明
する。この実施例は、輪帯照明露光法の特徴、即ちポジ
レジストを使用して通常の現像処理を行った場合の孤立
残しレジストパターンに対して焦点深度向上効果を有す
ることと、イメージリバーサル法の組み合わせを利用し
て、孤立抜きレジストパターン(特にコンタクトホー
ル)の焦点深度をも向上させる方法である。
【0049】図3は、本実施例に従ってエッチングマス
クを形成する場合の第1番目の工程を示している。図中
31は照明を輪帯形状とするためのリング状のアパーチ
ャである。輪帯照明によってマスク32を照明し、投影
光学系33によって、ポジレジスト35が塗布してある
ウェハ34上にマスク像が縮小投影される。図示のよう
にマスクパターンとしては、細線或いは微細島状の遮光
部で形成された孤立残しパターンである。また、レジス
トとしては通常のジアゾ・ノボラック系ポジレジストを
用いる。このようなマスクを転写すると、マスクの遮光
部に相当する部分35bが未露光部、その他35aが露
光部となる。
【0050】この後のイメージリバーサルの工程は第1
の実施例に記載した方法と全く同じである。また、化学
増幅型ポジレジストも使用可能であること、さらに化学
増幅型ポジレジストを使用した場合には通常の現像工程
の代わりに有機溶剤による現像を行うことによってイメ
ージリバーサルが実現可能であることも全く同じであ
る。さらに、本実施例においては照明方法として輪帯照
明を用いたが、本発明を限定するものではなく、光軸に
対して4回対象でありかつ光軸から外れた4つの領域に
て強度大なる光源による照明、或いはこの光源と輪帯状
の光源との混合の形状等、斜め照明を基調とするものあ
ればどのような照明方法でもよい。また、マスクとして
は、遮光体の代わりにハーフトーン膜を用いこのハーフ
トーン膜で露光光の位相を反転させるマスクであるハー
フトーン位相シフトマスク、遮光部の回りに位相シフタ
を形成したマスクである自己整合型位相シフトマスク、
シフタのみで形成されたシフターオンリー位相シフトマ
スク等の位相シフトマスクでもよい。
【0051】本実施例による孤立抜き(コンタクトホー
ル)形成法は、以下に示す3つの利点を有する。まず第
1に、イメージリバーサルによってポジレジストをネガ
化して用い、さらに輪帯照明によって照明するため、解
像力,焦点深度の高い孤立抜き(コンタクトホール)パ
ターンを形成できることである。第2に、前記のように
単に輪帯照明とイメージリバーサルの利点が足し合わさ
れるだけでなく、実際のリソグラフィの全工程を考慮す
ると大きな利点が生じる。即ち、本発明によると実際の
LSI製造に際しては、L/Sパターン的な配線等の転
写工程、コンタクトホールパターン転写工程共々輪帯照
明で露光し、コンタクトホール形成工程のみ上記イメー
ジリバーサル工程を行うため、ステッパの照明系の設計
変更,改造の必要がない。第3に、イメージリバーサル
法を行うための特別な装置が必要なく、新たな設備投資
を行う必要がないというイメージリバーサル法本来の利
点も合わせ有する。
【0052】上記のようにリソグラフィの目的は基板を
エッチングするためのエッチングマスクを形成すること
であり、上記2つの実施例にも示されたように通常では
レジストパターンがエッチングマスクとなる場合がほと
んどである。以下の2つの実施例においては、露光によ
って形成したレジストパターンをエッチングマスクとし
て用いるのではなく、エッチングマスクを形成するため
の鋳型として用いている。以下に示す実施例のポイント
は、従来ネガ型レジストを用いてしか形成できなかった
パターンを、ポジ型レジストを用いて形成可能とした点
であり、以下の実施例はこの点において共通している。 (実施例3)
【0053】図4に従って本発明の第3の実施例を説明
する。図4は、本実施例の最初の工程を示すマスク及び
露光光学系の概念的な斜視図である。マスク40は、基
板41上に形成された遮光部42,開口部43及びシフ
タ44より構成される。シフタ44は、周期的な開口部
の1つおきに設置される。このマスク40は、前述のよ
うにシフタのエッジが遮光部とオーバーラップする、い
わゆるネガマスクである。
【0054】このマスク44を投影光学系45を介して
レジスト47付きのウェハ46上に転写する。レジスト
47は通常のジアゾ・ノボラック系ポジレジスト或いは
化学増幅型ポジレジストを用いる。このため、マスクの
開口部に相当する部分が溶解してパターンを形成する。
シフタ44のエッジは遮光部42にオーバーラップして
いるため、エッジ部の位相反転による暗部形成がなされ
ない。なお、48は露光,現像後に形成されるレジスト
抜き部を示している。
【0055】この工程を含め図5に従って、本実施例を
さらに詳しく説明する。図5は、図4の一点鎖線部A−
A′での断面図である。DRAMのゲートパターン形成
工程等、Siをエッチングする場合を例にとって説明す
る。まず、図5(a)に示すように、エッチングしたい
ウェハ面(Si)51の上にSiO2 膜52を堆積す
る。その後、ポジレジスト53を塗布し、露光,現像す
る。図5(a)は図4に対応するレジストパターンであ
る。
【0056】次いで、図5(b)に示すように、SiO
2 膜52とレジスト53との選択成長性を利用し、Si
2 膜54をSiO2 膜52上のみに液相選択成長させ
る。次いで、図5(c)に示すように、レジスト53を
剥離してSiO2 膜54をエッチングマスクとして下地
のSiO2 膜52、さらにはその下地のSi51を異方
性エッチングする。その後、図5(d)に示すように、
SiO2 膜54,52を取り除き所望のエッチング形状
を得る。
【0057】本実施例に示す露光方法は、以下に示す2
点の利点を有している。まず第1に、レベンソン型位相
シフトマスクを使用してポジレジスト上に転写するため
に、従来のようにネガレジストを使用する場合に比べて
非常に解像力,焦点深度が大きいことである。第2に、
ネガ型のレベンソン型位相シフトマスクを用いるため、
従来のポジ型のレベンソン型位相シフトマスクの場合の
ように、遮光部とオーバーラップしていないシフタエッ
ジ部にテーパを付ける等の複雑なマスク製造工程を経る
必要がないことである。
【0058】なお、本実施例においては、マスクとして
シフタのみ形成され、そのシフタのエッジ部で未露光部
を生じせしめるマスクであるシフタオンリー位相シフト
マスクを用いても同様に効果が大きい。 (実施例4)
【0059】図6に従って本発明の第4の実施例を説明
する。この実施例は、ポジレジストを使用した場合の孤
立残しパターンに対して、輪帯照明が焦点深度向上効果
を有していることを利用して、孤立抜きパターン(特に
コンタクトホール)に対して焦点深度の深いエッチング
マスクを提供するものである。図6は、本実施例に従っ
てエッチングマスクを形成する場合の第1番目の工程を
示している。
【0060】図中61は、照明を輪帯形状とするための
リング状のアパーチャである。輪帯照明によってマスク
62を照明し、投影光学系63によって、ポジレジスト
65が塗布してあるウェハ64上にマスク像が縮小投影
される。本実施例においてはマスクパターンは孤立残し
パターンである。このようなマスクを転写すると、マス
クの遮光部に相当する部分65bが未露光部、その他6
5aが露光部となる。この工程も含めた後工程は、第3
の実施例に記載されたもの(図5)と全く同じである。
さらに、本実施例においては照明方法として輪帯照明を
用いたが、本発明を限定するものではなく、光軸に対し
て4回対象であり且つ光軸から外れた4つの領域にて強
度大なる光源による照明、或いはこの光源と輪帯状の光
源との混合の形状等、斜め照明を基調とするものあれば
どのような照明方法でもよい。またマスクとしては、前
述したハーフトーン位相シフトマスク,自己整合型位相
シフトマスク,シフターオンリー位相シフトマスク等の
位相シフトマスクでもよい。
【0061】本実施例による孤立抜き(コンタクトホー
ル)形成法は、以下に示す2つの利点を有する。まず第
1に、ポジレジストを用い、さらに輪帯照明であるた
め、解像力、焦点深度の高い孤立抜き(コンタクトホー
ル)パターンを形成できることである。第2に、実際の
リソグラフィの全工程を考慮すると大きな利点が生じる
ことである。即ち本発明によると実際のLSI製造に際
しては、L/Sパターン的な配線等の転写工程、コンタ
クトホールパターン転写工程共々輪帯照明で露光し、コ
ンタクトホール形成工程のみ上記実施例に記載した工程
を行うため、ステッパーの照明系の設計変更,改造の必
要がない。
【0062】なお、上記第3,4の実施例においては、
下地の物質であるSiO2 のレジストに対するSiO2
液層選択成長によってエッチングマスクを形成したが、
本発明を限定するものではない。レジストとの選択性は
必要なく、堆積する物質もSiO2 には限定されない。
カーボン(C),タングステン(W),窒化珪素(Si
Nx),シリコン(Si)等、下地に対するエッチング
マスクになり得る物質であればよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、レ
ベンソン型位相シフトマスクを用いて、又は輪帯照明露
光法により所望レジストパターンを形成する際に、ネガ
型マスクとポジ型レジストを用い、さらにイメージリバ
ーサル法の考えを適用することにより、レベンソン型位
相シフトマスクを用いる場合には、マスク製造プロセス
やシフタ配置アルゴリズムの複雑化を招くことなく、解
像力の向上をはかることができ、簡易にして高解像のパ
ターン転写が可能となる。さらに、輪帯照明露光法を用
いる場合には、露光すべきパターンの種別により照明条
件を変えることなく、各種パターンに焦点深度向上効果
を持たせて露光することができ、簡易にして高解像のパ
ターン転写が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における最初の工程を示すマスク
及び露光光学系の概念的な斜視図。
【図2】図1のA−A′断面に相当するもので、第1の
実施例におけるレジストの選択的露光後の工程断面図。
【図3】第2の実施例における最初の工程を示すマスク
及び露光光学系の概念的な断面図。
【図4】第3の実施例における最初の工程を示すマスク
及び露光光学系の概念的な斜視図。
【図5】図4のA−A′断面に相当するもので、第3の
実施例におけるレジストの選択的露光後の工程断面図。
【図6】第4の実施例における最初の工程を示すマスク
及び露光光学系の概念的な断面図。
【図7】従来の縮小投影露光装置の基本構成を示す模式
図。
【図8】ネガ型のレベンソン型位相シフトマスクを用い
て、ネガ型レジストを露光し現像した場合の例を示す斜
視図。
【図9】ポジ型のレベンソン型位相シフトマスクを用い
て、ポジ型レジストを露光し現像した場合の例を示す斜
視図。
【図10】光源変調用フィルタの例を示す図。
【図11】実際に用いた光源変調用フィルタ(輪帯フィ
ルタ)の例を示す図。
【図12】L/Sパターンにおける焦点深度のコヒーレ
ンシイσと輪帯遮蔽率ε依存性を示す図。
【図13】孤立残しパターンにおける焦点深度のコヒー
レンシイσと輪帯遮蔽率ε依存性を示す図。
【図14】孤立抜きパターンにおける焦点深度のコヒー
レンシイσと輪帯遮蔽率ε依存性を示す図。
【図15】イメージリバーサル法を説明するための工程
断面図。
【符号の説明】
10,32…ネガ型マスク 11,21…基板 12…遮光部 13…開口部 14…位相シフタ 15,33…投影光学系 16,34…ウェハ 17,22,35…ポジ型レジスト 18,22a35a…露光部 31…リング状アパーチャ 35b…未露光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7352−4M H01L 21/30 311 W 7352−4M 361 P 7352−4M 361 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスクに形成されたパターンを投影光学系
    を介してウェハ上に転写する微細パターン形成方法にお
    いて、 前記マスクとして、所望レジストパターンに対応するマ
    スク部位が開口部で、その他のマスク部位が遮光部であ
    り、開口部のほぼ1つおきに照明光の位相をほぼ180
    度シフトせしめる位相シフタを配置したものを用い、 前記ウェハ上に塗布されたポジ型レジストに前記マスク
    の透過像を露光したのち塩基性物質の蒸気中で加熱処理
    を施すか、又は予め塩基性物質が添加されて前記ウェハ
    上に塗布されたポジ型レジストに前記マスクの透過像を
    露光したのち加熱処理を施し、 次いで前記レジストに全面露光を行ったのち現像処理を
    施すことを特徴とする微細パターン形成方法。
  2. 【請求項2】マスクに形成されたパターンを投影光学系
    を介してウェハ上に転写する微細パターン形成方法にお
    いて、 前記マスクを照明する光源として、周辺部が中央部に対
    して強度大なる形状、光軸に対して4回対象で且つ光軸
    から外れた4箇所において強度大なる形状、又はこれら
    2つの形状の複合形状となるものを用い、 前記ウェハ上に塗布されたポジ型レジストに前記マスク
    の透過像を露光したのち塩基性物質の蒸気中で加熱処理
    を施すか、又は予め塩基性物質が添加されて前記ウェハ
    上に塗布されたポジ型レジストに前記マスクの透過像を
    露光したのち加熱処理を施し、 次いで前記レジストに全面露光を行ったのち現像処理を
    施すことを特徴とする微細パターン形成方法。
  3. 【請求項3】マスクに形成されたパターンを投影光学系
    を介してウェハ上に転写する微細パターン形成方法にお
    いて、 前記マスクとして、所望レジストパターンに対応するマ
    スク部位が開口部で、その他のマスク部位が遮光部であ
    り、開口部のほぼ1つおきに照明光の位相をほぼ180
    度シフトせしめる位相シフタを配置したものを用い、 前記ウェハ上に塗布されたポジ型レジストに前記マスク
    の透過像を露光したのち現像処理を施し、 次いで前記レジストの開口部に下地に対するエッチング
    マスクとなり得る物質を選択的に形成し、 次いで前記レジストを剥離することを特徴とする微細パ
    ターン形成方法。
  4. 【請求項4】マスクに形成されたパターンを投影光学系
    を介してウェハ上に転写する微細パターン形成方法にお
    いて、 前記マスクを照明する光源として、周辺部が中央部に対
    して強度大なる形状、光軸に対して4回対象で且つ光軸
    から外れた4箇所において強度大なる形状、又は前記2
    つの形状の複合形状となるものを用い、 この光源より発生する光によって前記マスクを照明し、
    該マスクの透過像を前記ウェハ上に塗布されたポジ型レ
    ジストに露光し、 次いで前記レジストに現像処理を施し、 次いで前記レジストの開口部に下地に対するエッチング
    マスクとなり得る物質を選択的に形成し、 次いで前記レジストを剥離することを特徴とする微細パ
    ターン形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010186064A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Shin-Etsu Chemical Co Ltd パターン形成方法
JP2014074787A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Sumitomo Chemical Co Ltd 保護膜の製造方法

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