JPH06163141A - アキシャル電子部品の半田付け装置 - Google Patents
アキシャル電子部品の半田付け装置Info
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- JPH06163141A JPH06163141A JP33109492A JP33109492A JPH06163141A JP H06163141 A JPH06163141 A JP H06163141A JP 33109492 A JP33109492 A JP 33109492A JP 33109492 A JP33109492 A JP 33109492A JP H06163141 A JPH06163141 A JP H06163141A
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- electronic component
- axial
- axial electronic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フライバックトランス二次コイルの端子群に
対してアキシャル電子部品のリードを、より多くのパタ
ーンに半田付けすることができる半田付け装置を得る。 【構成】 半田槽と、フライバックトランス二次コイル
を移送するコイル荷役装置と、アキシャル電子部品を移
送する電子部品荷役装置と、前記アキシャル電子部品を
上方から落下させて前記チャックに供給し得るように前
記チャックが往復動される水平な一方向に複数配設され
た電子部品供給装置とを備え、前記フライバックトラン
ス二次コイルの端子に対する前記アキシャル電子部品の
リードの当接を噴流半田槽の上方で行うと共に、そのま
まの姿で下方へ移動させて前記半田槽により、かかる当
接部分に半田を塗布し得るように構成。
対してアキシャル電子部品のリードを、より多くのパタ
ーンに半田付けすることができる半田付け装置を得る。 【構成】 半田槽と、フライバックトランス二次コイル
を移送するコイル荷役装置と、アキシャル電子部品を移
送する電子部品荷役装置と、前記アキシャル電子部品を
上方から落下させて前記チャックに供給し得るように前
記チャックが往復動される水平な一方向に複数配設され
た電子部品供給装置とを備え、前記フライバックトラン
ス二次コイルの端子に対する前記アキシャル電子部品の
リードの当接を噴流半田槽の上方で行うと共に、そのま
まの姿で下方へ移動させて前記半田槽により、かかる当
接部分に半田を塗布し得るように構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アキシャル電子部品の
半田付け装置、更に詳しくは、フライバックトランス二
次コイルの端子に、ダイオードや抵抗体等のようなアキ
シャル電子部品を半田付する装置に関するものである。
半田付け装置、更に詳しくは、フライバックトランス二
次コイルの端子に、ダイオードや抵抗体等のようなアキ
シャル電子部品を半田付する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フライバックトランス二次コイル
1(図16参照)の左右の端子2a,2bに、ダイオー
ドや抵抗体等のようなアキシャル電子部品3を半田付け
する作業は人手を介して行われていた。
1(図16参照)の左右の端子2a,2bに、ダイオー
ドや抵抗体等のようなアキシャル電子部品3を半田付け
する作業は人手を介して行われていた。
【0003】すなわち、作業員が一方の手に適当な治具
を持って、これでアキシャル電子部品3の1個若しくは
複数個を把持して、それらのリード4a,4bを、フラ
イバックトランス二次コイル1の端子2a,2bに当接
させると共に他方の手に持っている半田コテで半田付け
を行っていた。
を持って、これでアキシャル電子部品3の1個若しくは
複数個を把持して、それらのリード4a,4bを、フラ
イバックトランス二次コイル1の端子2a,2bに当接
させると共に他方の手に持っている半田コテで半田付け
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その為、作業性が悪い
と共に不良品の発生が避け難かった。そこで、かかる作
業を自動的になし得る装置、すなわち、半田槽と、フラ
イバックトランス二次コイルを移送するコイル荷役装置
と、アキシャル電子部品をチャックで把持して移送する
電子部品荷役装置とを備え、下方に向って突出されてい
るフライバックトランス二次コイルの端子に対するアキ
シャル電子部品のリードの当接を半田槽の上方で行うと
共に、そのままの姿で下方へ移動させて半田槽により、
かかる当接部分に半田を塗布し得るように構成した半田
付け装置の開発に着手したが、これと併せて、チヤック
に対してアキシャル電子部品を効果的に供給し得る技術
の開発が必要であった。
と共に不良品の発生が避け難かった。そこで、かかる作
業を自動的になし得る装置、すなわち、半田槽と、フラ
イバックトランス二次コイルを移送するコイル荷役装置
と、アキシャル電子部品をチャックで把持して移送する
電子部品荷役装置とを備え、下方に向って突出されてい
るフライバックトランス二次コイルの端子に対するアキ
シャル電子部品のリードの当接を半田槽の上方で行うと
共に、そのままの姿で下方へ移動させて半田槽により、
かかる当接部分に半田を塗布し得るように構成した半田
付け装置の開発に着手したが、これと併せて、チヤック
に対してアキシャル電子部品を効果的に供給し得る技術
の開発が必要であった。
【0005】本発明は、このようなことに鑑み、鋭意検
討の結果、チヤックに対してアキシャル電子部品を供給
する装置を、チャックの上方よりアキシャル電子部品を
供給し得るようにチャックが往復動される水平な一方向
に複数配設すればよいことを見出したのである。
討の結果、チヤックに対してアキシャル電子部品を供給
する装置を、チャックの上方よりアキシャル電子部品を
供給し得るようにチャックが往復動される水平な一方向
に複数配設すればよいことを見出したのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
アキシャル電子部品の半田付け装置は、半田槽と、アキ
シャル電子部品の一方のリードの中間部を把持する一方
のチャックと他方のリードの中間部を把持する他方のチ
ャックとを有し、かつ前記アキシャル電子部品を水平に
保ちながら移送し得るように前記チャックを上下動し得
ると共に水平な一方向へ往復動し得るように装着した電
子部品荷役装置と、フライバックトランス二次コイルを
嵌着するコイル受け治具を水平に保ちながら上下動し得
ると共に水平な一方向に往復動し得るように装着したコ
イル荷役装置と、前記チャックに前記アキシャル電子部
品を供給する電子部品供給装置とを備え、前記コイル受
け治具に嵌着されて前記半田槽の上方に移送されて来て
端子を下方に向けて突出させている前記フライバックト
ランス二次コイルの前記端子に対して、前記チャックで
把持されて移送されて来た前記アキシャル電子部品のリ
ード先端部を当接させ得ると共に、かかる当接を保ちな
がら前記コイル受け治具と前記チャックとを一緒に下方
へ移動させて前記半田槽により前記当接部分に半田を塗
布し得るように構成されたアキシャル電子部品の半田付
け装置において、前記電子部品供給装置を、前記チャッ
クの上方より前記アキシャル電子部品を供給し得るよう
に前記チャックが往復動される水平な一方向に複数配設
したことを特徴とするものである。
アキシャル電子部品の半田付け装置は、半田槽と、アキ
シャル電子部品の一方のリードの中間部を把持する一方
のチャックと他方のリードの中間部を把持する他方のチ
ャックとを有し、かつ前記アキシャル電子部品を水平に
保ちながら移送し得るように前記チャックを上下動し得
ると共に水平な一方向へ往復動し得るように装着した電
子部品荷役装置と、フライバックトランス二次コイルを
嵌着するコイル受け治具を水平に保ちながら上下動し得
ると共に水平な一方向に往復動し得るように装着したコ
イル荷役装置と、前記チャックに前記アキシャル電子部
品を供給する電子部品供給装置とを備え、前記コイル受
け治具に嵌着されて前記半田槽の上方に移送されて来て
端子を下方に向けて突出させている前記フライバックト
ランス二次コイルの前記端子に対して、前記チャックで
把持されて移送されて来た前記アキシャル電子部品のリ
ード先端部を当接させ得ると共に、かかる当接を保ちな
がら前記コイル受け治具と前記チャックとを一緒に下方
へ移動させて前記半田槽により前記当接部分に半田を塗
布し得るように構成されたアキシャル電子部品の半田付
け装置において、前記電子部品供給装置を、前記チャッ
クの上方より前記アキシャル電子部品を供給し得るよう
に前記チャックが往復動される水平な一方向に複数配設
したことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面に
基いて述べると、正面図である図1、図1の平面図であ
る図2及び図1の右側面図である図3において、電子部
品荷役装置5は、機台6に回転し得るように装着されて
いる軸7にボールネジを介して係合された可動基体8に
一対のチャック9a,9bを装着しているが、このチャ
ック9a,9bは、平面図である図4において示されて
いるように、チャック基体10に装着されている。
基いて述べると、正面図である図1、図1の平面図であ
る図2及び図1の右側面図である図3において、電子部
品荷役装置5は、機台6に回転し得るように装着されて
いる軸7にボールネジを介して係合された可動基体8に
一対のチャック9a,9bを装着しているが、このチャ
ック9a,9bは、平面図である図4において示されて
いるように、チャック基体10に装着されている。
【0008】なお、この基体10は、その脚部11に固
着されているスライダー12(図1参照)を可動基体8
に固着されているレール13に係合させて装着されてい
る。また、可動基体8に固着されているブラケット15
に、アクチュエータ14が固着されているが、これのピ
ストンロッド上端は、チャック基体10の脚部11に螺
着されているジョイント16(図3参照)に螺結されて
いる。
着されているスライダー12(図1参照)を可動基体8
に固着されているレール13に係合させて装着されてい
る。また、可動基体8に固着されているブラケット15
に、アクチュエータ14が固着されているが、これのピ
ストンロッド上端は、チャック基体10の脚部11に螺
着されているジョイント16(図3参照)に螺結されて
いる。
【0009】その為、アクチュエータ14のピストンロ
ッドの出没制御によりチャック9a,9bを水平に上下
動させることができるが、チャック9a,9bの下方へ
の移動は、後述するように、下方へ移動されるコイル荷
役装置のコロ57(図6,7参照)をチャック基体10
の脚部11に当接させて行われる。また、可動基体8を
移動させることにより、チャック9a,9bを水平な一
方向(軸7の軸心方向)に往復動し得るが、これは、A
Cサーボモータ17を起動して軸7を所定方向に駆動回
転させることにより行われる。
ッドの出没制御によりチャック9a,9bを水平に上下
動させることができるが、チャック9a,9bの下方へ
の移動は、後述するように、下方へ移動されるコイル荷
役装置のコロ57(図6,7参照)をチャック基体10
の脚部11に当接させて行われる。また、可動基体8を
移動させることにより、チャック9a,9bを水平な一
方向(軸7の軸心方向)に往復動し得るが、これは、A
Cサーボモータ17を起動して軸7を所定方向に駆動回
転させることにより行われる。
【0010】なお、チャック9a,9bの上方への移動
は、チャック基体10の脚部11に固着されているフッ
ク18がストッパー19に当接すると停止されるが、ス
トッパー19は、可動基体8に固着されているブラケッ
ト20に装着され、そして、ACサーボモータ17と軸
7は巻き掛け伝動手段21により駆動伝達し得るように
連係されている。
は、チャック基体10の脚部11に固着されているフッ
ク18がストッパー19に当接すると停止されるが、ス
トッパー19は、可動基体8に固着されているブラケッ
ト20に装着され、そして、ACサーボモータ17と軸
7は巻き掛け伝動手段21により駆動伝達し得るように
連係されている。
【0011】次に、チャック9a,9bが装着されてい
るチャック基体10は、図4において、脚部11に固着
された胴部25に頭部26を固着して構成されている
が、かかる頭部26は爪係止面27と弾性体係止面28
とを形成している。また、二対の爪駆動ピン29(上下
一対の爪駆動ピンが胴部25を挟むように2組装着され
ている)は、頭部26を貫通し、かつ図示矢印方向へ移
動し得るように一定間隔に装着されているが、この駆動
ピン29の一端、すなわち、爪係止面27に対して突出
される方の一端に、可動爪30が固着されていると共に
弾性体係止面28に対して突出される方の他端に、弾性
体31が環装されている。なお、弾性体31は、爪駆動
ピン29を弾性体係止面28に対して最大に突出させる
ように付勢している。その為、この状態においては、可
動爪30が、爪係止面27に当接されている。
るチャック基体10は、図4において、脚部11に固着
された胴部25に頭部26を固着して構成されている
が、かかる頭部26は爪係止面27と弾性体係止面28
とを形成している。また、二対の爪駆動ピン29(上下
一対の爪駆動ピンが胴部25を挟むように2組装着され
ている)は、頭部26を貫通し、かつ図示矢印方向へ移
動し得るように一定間隔に装着されているが、この駆動
ピン29の一端、すなわち、爪係止面27に対して突出
される方の一端に、可動爪30が固着されていると共に
弾性体係止面28に対して突出される方の他端に、弾性
体31が環装されている。なお、弾性体31は、爪駆動
ピン29を弾性体係止面28に対して最大に突出させる
ように付勢している。その為、この状態においては、可
動爪30が、爪係止面27に当接されている。
【0012】一方、一対の固定爪32は、夫々が可動爪
30と近接されるようにチャック基体10の頭部26に
固着され、かかる固定爪32の先端部には図5において
示されているように、アキシャル電子部品3のリード4
a,4bを支持する為のスリット33を複数有している
櫛歯状部34が形成されている。同様に、可動爪30の
先端部にも、スリット35を複数有している櫛歯状部3
4が形成されている。なお、両スリット33,35は、
夫々の爪の上端及び両側端に開口するように設けられ、
かつ可動爪30のスリット35は、固定爪32のスリッ
ト33と異なりスリット壁の一方に凹部36を有してい
る。
30と近接されるようにチャック基体10の頭部26に
固着され、かかる固定爪32の先端部には図5において
示されているように、アキシャル電子部品3のリード4
a,4bを支持する為のスリット33を複数有している
櫛歯状部34が形成されている。同様に、可動爪30の
先端部にも、スリット35を複数有している櫛歯状部3
4が形成されている。なお、両スリット33,35は、
夫々の爪の上端及び両側端に開口するように設けられ、
かつ可動爪30のスリット35は、固定爪32のスリッ
ト33と異なりスリット壁の一方に凹部36を有してい
る。
【0013】その為、爪駆動ピン29を、弾性体31に
よる付勢に抗して、頭部26の爪係止面27に対して突
出させるように移動させることにより、固定爪32のス
リット33に対して可動爪30のスリット35を、それ
らの上方からアキシャル電子部品3のリード4a,4b
を両スリットに挿入し得る状態に整合させることができ
る。
よる付勢に抗して、頭部26の爪係止面27に対して突
出させるように移動させることにより、固定爪32のス
リット33に対して可動爪30のスリット35を、それ
らの上方からアキシャル電子部品3のリード4a,4b
を両スリットに挿入し得る状態に整合させることができ
る。
【0014】そして、一方のチャック9aのスリット3
3,35でアキシャル電子部品3の一方のリード4aを
支持すると共に他方のチャック9bのスリット33,3
5で他方のリード4bを支持した後、爪駆動ピン29を
自由状態にすることにより図4において示されているよ
うに、元の位置へ移動させることができ、従って、アキ
シャル電子部品3を把持、すなわち、弾性体31の付勢
により、固定爪32のスリット33に対する可動爪30
のスリット35の位置ずれを生じさせてアキシャル電子
部品3のリード4a,4bを把持することができる。
3,35でアキシャル電子部品3の一方のリード4aを
支持すると共に他方のチャック9bのスリット33,3
5で他方のリード4bを支持した後、爪駆動ピン29を
自由状態にすることにより図4において示されているよ
うに、元の位置へ移動させることができ、従って、アキ
シャル電子部品3を把持、すなわち、弾性体31の付勢
により、固定爪32のスリット33に対する可動爪30
のスリット35の位置ずれを生じさせてアキシャル電子
部品3のリード4a,4bを把持することができる。
【0015】なお、弾性体31による付勢に抗して爪駆
動ピン29を移動させる制御は、チャック基体10の胴
部25に固着されているアクチュエータ36のピストン
ロッドを出没させて行われ、また、アキシャル電子部品
3のリード4a,4bは、固定爪32より一定長に突出
された状態に把持(チャック9a,9bによりリード4
a,4bの中間部が把持)されるが、かかる把持におい
て、両リード4a,4bは、スリット35の凹部36内
に位置され、これにより、上方への移動が阻止される。
動ピン29を移動させる制御は、チャック基体10の胴
部25に固着されているアクチュエータ36のピストン
ロッドを出没させて行われ、また、アキシャル電子部品
3のリード4a,4bは、固定爪32より一定長に突出
された状態に把持(チャック9a,9bによりリード4
a,4bの中間部が把持)されるが、かかる把持におい
て、両リード4a,4bは、スリット35の凹部36内
に位置され、これにより、上方への移動が阻止される。
【0016】而して、この荷役装置5によると、図1に
おいて示されているように、ストッパー19にフック1
8を当接させた状態において、可動基体8を図1におい
て右側へ移動させて、後述の電子部品供給装置(図1
0,11参照)より供給されるアキシャル電子部品3の
リード4a,4bをチャック9a,9bで把持し、必要
個数を把持し得ると、左側へ移動させて噴流半田槽40
の上方に鎖線で示されているように、アキシャル電子部
品3を把持しているチャック9a,9bを位置させるこ
とができる。
おいて示されているように、ストッパー19にフック1
8を当接させた状態において、可動基体8を図1におい
て右側へ移動させて、後述の電子部品供給装置(図1
0,11参照)より供給されるアキシャル電子部品3の
リード4a,4bをチャック9a,9bで把持し、必要
個数を把持し得ると、左側へ移動させて噴流半田槽40
の上方に鎖線で示されているように、アキシャル電子部
品3を把持しているチャック9a,9bを位置させるこ
とができる。
【0017】一方、かかる荷役装置5に対し、正面図で
ある図6及びこの図の左側面図である図7において示さ
れているコイル荷役装置45が、チャック9a,9bで
把持されているアキシャル電子部品3上に、フライバッ
クトランス二次コイル1を移送して来るが、この荷役装
置45は、フライバックトランス二次コイル1を嵌着す
るコイル受け治具46を、水平に保ちながら上下動し得
ると共に水平な一方向(電子部品荷役装置5の軸7の軸
心方向と直交する方向)に往復動し得るように装着され
ている。
ある図6及びこの図の左側面図である図7において示さ
れているコイル荷役装置45が、チャック9a,9bで
把持されているアキシャル電子部品3上に、フライバッ
クトランス二次コイル1を移送して来るが、この荷役装
置45は、フライバックトランス二次コイル1を嵌着す
るコイル受け治具46を、水平に保ちながら上下動し得
ると共に水平な一方向(電子部品荷役装置5の軸7の軸
心方向と直交する方向)に往復動し得るように装着され
ている。
【0018】すなわち、アクチュエータ47により水平
な一方向(図7において水平な左右方向)に往復動し得
るように装着されたスライダー48にベースブラケット
49を固着すると共に、このブラケット49に回転し得
るように装着されている軸50にボールネジを介して係
合された可動ブラケット51にコイル受け治具46を装
着している。なお、アクチュエータ47は、機台52に
固着されている左右のブラケット53に水平に固着さ
れ、また、軸50とベースブラケット49に固着されて
いるACサーボモータ54は、巻き掛け伝動手段55に
より駆動伝達し得るように連係されている。その為、ア
クチュエータ47を制御して可動ブラケット51を、ス
ライダー48等と一緒に図7において左右方向に移動さ
せることができると共に原動装置54を駆動して上下動
させることができる。
な一方向(図7において水平な左右方向)に往復動し得
るように装着されたスライダー48にベースブラケット
49を固着すると共に、このブラケット49に回転し得
るように装着されている軸50にボールネジを介して係
合された可動ブラケット51にコイル受け治具46を装
着している。なお、アクチュエータ47は、機台52に
固着されている左右のブラケット53に水平に固着さ
れ、また、軸50とベースブラケット49に固着されて
いるACサーボモータ54は、巻き掛け伝動手段55に
より駆動伝達し得るように連係されている。その為、ア
クチュエータ47を制御して可動ブラケット51を、ス
ライダー48等と一緒に図7において左右方向に移動さ
せることができると共に原動装置54を駆動して上下動
させることができる。
【0019】図7においては、このようにして左側に移
動された状態が実線で示されているが、水平に保たれて
いるコイル受け治具46の先端に、図示されていないコ
イル交換装置によりフライバックトランス二次コイル1
が嵌着される。その際、フライバックトランス二次コイ
ル1は、端子2a,2bが上方に向って突出されるよう
に嵌着され、次いで、治具受け58が180度回転され
てコイル治具46が揺動され、かかる揺動によりフライ
バックトランス二次コイル1が反転されて端子2a,2
bが下方に向って突出された状態にされる。
動された状態が実線で示されているが、水平に保たれて
いるコイル受け治具46の先端に、図示されていないコ
イル交換装置によりフライバックトランス二次コイル1
が嵌着される。その際、フライバックトランス二次コイ
ル1は、端子2a,2bが上方に向って突出されるよう
に嵌着され、次いで、治具受け58が180度回転され
てコイル治具46が揺動され、かかる揺動によりフライ
バックトランス二次コイル1が反転されて端子2a,2
bが下方に向って突出された状態にされる。
【0020】続いて、可動ブラケット51が、スライダ
ー48等と一緒に左方向に移動されて鎖線で示されてい
る所に移動される。すると、可動ブラケット51に装着
されているアーム56に、回転し得るように装着されて
いるコロ57が、上述の電子部品荷役装置5の上方位置
(鎖線で示される位置A)に移送されると共に、コイル
受け治具46に嵌着されているフライバックトランス二
次コイル1も、電子部品荷役装置5の上方位置に移送さ
れる。この姿が図1においても鎖線で示されている。
ー48等と一緒に左方向に移動されて鎖線で示されてい
る所に移動される。すると、可動ブラケット51に装着
されているアーム56に、回転し得るように装着されて
いるコロ57が、上述の電子部品荷役装置5の上方位置
(鎖線で示される位置A)に移送されると共に、コイル
受け治具46に嵌着されているフライバックトランス二
次コイル1も、電子部品荷役装置5の上方位置に移送さ
れる。この姿が図1においても鎖線で示されている。
【0021】なお、コイル受け治具46は、治具受け5
8に固着されているが、かかる治具受け58は、可動ブ
ラケット51に固着されているロータリーアクチュエー
タ59で回転され得るように軸受60等を介して装着さ
れている。また、アーム56はコロ57の高さ位置の調
整をし得るように装着されており、可動ブラケット51
に固着された目盛板61及びアーム56に装着された指
針62を備えている。
8に固着されているが、かかる治具受け58は、可動ブ
ラケット51に固着されているロータリーアクチュエー
タ59で回転され得るように軸受60等を介して装着さ
れている。また、アーム56はコロ57の高さ位置の調
整をし得るように装着されており、可動ブラケット51
に固着された目盛板61及びアーム56に装着された指
針62を備えている。
【0022】而して、続いて、ACサーボモータ54に
より軸50が所定方向に駆動回転されて可動ブラケット
51が下方へ移動され、これにより、コロ57が電子部
品荷役装置5のチャック基体10の脚部11上端に当接
される。すると、電子部品荷役装置5のチャック9a,
9bが、下方に向って突出されているフライバックトラ
ンス二次コイル1の一方の端子2aと他方の端子2b間
に位置され、アキシャル電子部品3の一方のリード4a
が、隣り合う端子2a同士間に位置されると共に他方の
リード4bが、隣り合う端子2b同士間に位置され、次
いで、可動基体8が僅かに移動され、従って、チャック
9a,9bが移動されてアキシャル電子部品3のリード
4a,4bが各端子に当接される。
より軸50が所定方向に駆動回転されて可動ブラケット
51が下方へ移動され、これにより、コロ57が電子部
品荷役装置5のチャック基体10の脚部11上端に当接
される。すると、電子部品荷役装置5のチャック9a,
9bが、下方に向って突出されているフライバックトラ
ンス二次コイル1の一方の端子2aと他方の端子2b間
に位置され、アキシャル電子部品3の一方のリード4a
が、隣り合う端子2a同士間に位置されると共に他方の
リード4bが、隣り合う端子2b同士間に位置され、次
いで、可動基体8が僅かに移動され、従って、チャック
9a,9bが移動されてアキシャル電子部品3のリード
4a,4bが各端子に当接される。
【0023】このようにして、コイル受け治具46に嵌
着されているフライバックトランス二次コイル1の端子
2a,2bに対して、チャック9a,9bに把持されて
いるアキシャル電子部品3のリード4a,4bを確実に
当接させることができるが、これに引き続いて、下方へ
移動されるコロ57で押されてチャック基体10が下方
へ移動される。
着されているフライバックトランス二次コイル1の端子
2a,2bに対して、チャック9a,9bに把持されて
いるアキシャル電子部品3のリード4a,4bを確実に
当接させることができるが、これに引き続いて、下方へ
移動されるコロ57で押されてチャック基体10が下方
へ移動される。
【0024】その際、電子部品荷役装置5のアクチュエ
ータ14の突出されているピストンロッドが、コロ57
で押されて下方へ移動されるチャック基体10の脚部1
1で押されて没される。なお、アクチュエータ14は、
コロ57で押される力よりも小さい力でピストンロッド
を突出させるように制御されている。その為、下方への
移動中に、端子2a,2bとリード4a,4bとの当接
位置のずれが発生するのを防止することができ、従っ
て、下方の噴流半田槽40において良好に半田付けを行
うことができる。
ータ14の突出されているピストンロッドが、コロ57
で押されて下方へ移動されるチャック基体10の脚部1
1で押されて没される。なお、アクチュエータ14は、
コロ57で押される力よりも小さい力でピストンロッド
を突出させるように制御されている。その為、下方への
移動中に、端子2a,2bとリード4a,4bとの当接
位置のずれが発生するのを防止することができ、従っ
て、下方の噴流半田槽40において良好に半田付けを行
うことができる。
【0025】図8において噴流半田槽40の斜視姿が、
また、図9において半田塗布態様が夫々示されている
が、端子2a,2bとリード4a,4bとの当接箇所
に、溶融半田が噴流されるようにフライバックトランス
二次コイル1及びアキシャル電子部品3が位置される。
かかる半田の塗布中において、可動爪30の凹部36に
リード4a,4bを位置させているので、溶融半田の噴
流により、軽いアキシャル電子部品3が上方へ移動され
るのを防止し得て確実に半田付けをすることができる。
また、図9において半田塗布態様が夫々示されている
が、端子2a,2bとリード4a,4bとの当接箇所
に、溶融半田が噴流されるようにフライバックトランス
二次コイル1及びアキシャル電子部品3が位置される。
かかる半田の塗布中において、可動爪30の凹部36に
リード4a,4bを位置させているので、溶融半田の噴
流により、軽いアキシャル電子部品3が上方へ移動され
るのを防止し得て確実に半田付けをすることができる。
【0026】以下、所定時間の半田塗布を終えると、A
Cサーボモータ54により軸50が所定方向に駆動回転
されて可動ブラケット51が上方へ移動され、それに追
従してアクチュエータ14のピストンロッドも上方へ突
出されてチャック基体10が上方へ移動される。アクチ
ュエータ14は、上述のように常に上方へピストンロッ
ドを突出させるように制御されているので、可動ブラケ
ット51の上方への移動によりコロ57が上方へ移動さ
れると、それに追従してピストンロッドが上方へ突出さ
れてチャック基体10も上方へ移動される。
Cサーボモータ54により軸50が所定方向に駆動回転
されて可動ブラケット51が上方へ移動され、それに追
従してアクチュエータ14のピストンロッドも上方へ突
出されてチャック基体10が上方へ移動される。アクチ
ュエータ14は、上述のように常に上方へピストンロッ
ドを突出させるように制御されているので、可動ブラケ
ット51の上方への移動によりコロ57が上方へ移動さ
れると、それに追従してピストンロッドが上方へ突出さ
れてチャック基体10も上方へ移動される。
【0027】その為、前記当接箇所に塗布された溶融半
田が十分に固化されない状態においてフライバックトラ
ンス二次コイル1及びアキシャル電子部品3を上方へ移
送させても、かかる当接箇所のずれが発生するのを防止
しながら塗布された溶融半田を固化させることができ、
従って、確実に半田付けすることができて不良品の発生
を防止することができる。
田が十分に固化されない状態においてフライバックトラ
ンス二次コイル1及びアキシャル電子部品3を上方へ移
送させても、かかる当接箇所のずれが発生するのを防止
しながら塗布された溶融半田を固化させることができ、
従って、確実に半田付けすることができて不良品の発生
を防止することができる。
【0028】なお、可動ブラケット51が図7において
示されているように、上方の基準位置に移動された状態
においては、コロ57がチャック基体10の上端より上
方に位置されると共にフライバックトランス二次コイル
1も同様に位置されるが、可動ブラケット51が、かか
る基準位置に移動される前に、チャック基体10のフッ
ク18がストッパー19に当接してチャック基体10の
移動の停止される。すると、チャック9a,9bの把持
が解除され、その為、アキシャル電子部品3を半田付け
し得たフライバックトランス二次コイル1を、コイル受
け治具46により更に上方へ移送することができる。
示されているように、上方の基準位置に移動された状態
においては、コロ57がチャック基体10の上端より上
方に位置されると共にフライバックトランス二次コイル
1も同様に位置されるが、可動ブラケット51が、かか
る基準位置に移動される前に、チャック基体10のフッ
ク18がストッパー19に当接してチャック基体10の
移動の停止される。すると、チャック9a,9bの把持
が解除され、その為、アキシャル電子部品3を半田付け
し得たフライバックトランス二次コイル1を、コイル受
け治具46により更に上方へ移送することができる。
【0029】そして、可動ブラケット51が上方の基準
位置に移動されると、アクチュエータ47が作動して可
動ブラケット51が図7において左側に移動され、その
後、ロータリーアクチュエータ59が作動してコイル受
け治具46が180度揺動され、これにより、アキシャ
ル電子部品3を半田付けし得たフライバックトランス二
次コイル1を、コイル交換位置に移送することができ、
かつ、ここにおいて、図示されていないコイル交換装置
によりコイル受け治具46から取り除かれると共に、次
に半田付けしようとするフライバックトランス二次コイ
ル1が空のコイル受け治具46に嵌着される。以下、同
様の工程を経て次々と半田付けをすることができる。
位置に移動されると、アクチュエータ47が作動して可
動ブラケット51が図7において左側に移動され、その
後、ロータリーアクチュエータ59が作動してコイル受
け治具46が180度揺動され、これにより、アキシャ
ル電子部品3を半田付けし得たフライバックトランス二
次コイル1を、コイル交換位置に移送することができ、
かつ、ここにおいて、図示されていないコイル交換装置
によりコイル受け治具46から取り除かれると共に、次
に半田付けしようとするフライバックトランス二次コイ
ル1が空のコイル受け治具46に嵌着される。以下、同
様の工程を経て次々と半田付けをすることができる。
【0030】その際、電子部品荷役装置5のチャック9
a,9bに対するアキシャル電子部品3の供給は、正面
図である図10及びこの図の左側面図である図11にお
いて示されている電子部品供給装置70a〜70cによ
り行われる。すなわち、可動ブラケット51(図7参
照)が上方の基準位置に移動され、コイル受け治具46
に嵌着されている半田付けをし得たフライバックトラン
ス二次コイル1が、図1又は図7において鎖線で示され
る位置に移送されると、空荷のチャック9a,9bをそ
の下方に位置させている電子部品荷役装置5が図1にお
いて右側へ移動され、図10において示されている電子
部品供給装置70a〜70cの下方へ移動される。
a,9bに対するアキシャル電子部品3の供給は、正面
図である図10及びこの図の左側面図である図11にお
いて示されている電子部品供給装置70a〜70cによ
り行われる。すなわち、可動ブラケット51(図7参
照)が上方の基準位置に移動され、コイル受け治具46
に嵌着されている半田付けをし得たフライバックトラン
ス二次コイル1が、図1又は図7において鎖線で示され
る位置に移送されると、空荷のチャック9a,9bをそ
の下方に位置させている電子部品荷役装置5が図1にお
いて右側へ移動され、図10において示されている電子
部品供給装置70a〜70cの下方へ移動される。
【0031】なお、これらの部品供給装置70a〜70
cは、チャック9a,9bに対し、その上方よりアキシ
ャル電子部品3を供給し得るように、チャック9a,9
bが往復動される水平な一方向に所定間隔に配設されて
いるが、チャック9a,9bは、必要に応じて選ばれた
一つの電子部品供給装置の下方へ移動される。同図にお
いては、電子部品供給装置70cの下方にチャック9
a,9bを移動させた姿が鎖線で示されている。
cは、チャック9a,9bに対し、その上方よりアキシ
ャル電子部品3を供給し得るように、チャック9a,9
bが往復動される水平な一方向に所定間隔に配設されて
いるが、チャック9a,9bは、必要に応じて選ばれた
一つの電子部品供給装置の下方へ移動される。同図にお
いては、電子部品供給装置70cの下方にチャック9
a,9bを移動させた姿が鎖線で示されている。
【0032】而して、電子部品供給装置70cの下方
に、チャック9a,9bが位置されると、電子部品供給
装置70cが、テーピングされているアキシャル電子部
品3(図12参照)の左右のリード4a,4bを切断
し、これにより、左右のテープ71より離脱されたアキ
シャル電子部品3が、後述の通路で案内されて電子部品
供給装置70cの下端より落下され、待機しているチャ
ック9a,9bのスリット33,35でリード4a,4
bが支持される(図4,11参照)。その際、チャック
9a,9bは、アキシャル電子部品3を支持するに適し
た位置に事前に位置決めされるが、これはACサーボモ
ータ17を制御して可動基体8を所定位置に移動させて
行われる。
に、チャック9a,9bが位置されると、電子部品供給
装置70cが、テーピングされているアキシャル電子部
品3(図12参照)の左右のリード4a,4bを切断
し、これにより、左右のテープ71より離脱されたアキ
シャル電子部品3が、後述の通路で案内されて電子部品
供給装置70cの下端より落下され、待機しているチャ
ック9a,9bのスリット33,35でリード4a,4
bが支持される(図4,11参照)。その際、チャック
9a,9bは、アキシャル電子部品3を支持するに適し
た位置に事前に位置決めされるが、これはACサーボモ
ータ17を制御して可動基体8を所定位置に移動させて
行われる。
【0033】また、かかる供給は、例えば、チャック9
a,9bの先端に最も近いスリット33,35に最初に
供給し、次いで、その隣のスリット33,35に供給す
る等、必要に応じて適当な順序で行われ、更には、全て
のスリット33,35群に供給したり、あるいは、必要
な箇所のスリット33,35だけに供給したりすること
もでき、加えて、電子部品供給装置70cから必要な箇
所のスリット33,35だけに供給した後、他の電子部
品供給装置70a又は70bにより、他の空荷のスリッ
ト33,35に供給したりすることもでき、このよう
に、各種態様に供給することができる。
a,9bの先端に最も近いスリット33,35に最初に
供給し、次いで、その隣のスリット33,35に供給す
る等、必要に応じて適当な順序で行われ、更には、全て
のスリット33,35群に供給したり、あるいは、必要
な箇所のスリット33,35だけに供給したりすること
もでき、加えて、電子部品供給装置70cから必要な箇
所のスリット33,35だけに供給した後、他の電子部
品供給装置70a又は70bにより、他の空荷のスリッ
ト33,35に供給したりすることもでき、このよう
に、各種態様に供給することができる。
【0034】その為、電子部品供給装置70a〜70c
夫々から互いに異なるアキシャル電子部品3を供給する
ことにより、チャック9a,9bに対して、より多くの
パターンにアキシャル電子部品3を供給することができ
るから、フライバックトランス二次コイル1に対する半
田付けの多様性を一段と向上させることができる。
夫々から互いに異なるアキシャル電子部品3を供給する
ことにより、チャック9a,9bに対して、より多くの
パターンにアキシャル電子部品3を供給することができ
るから、フライバックトランス二次コイル1に対する半
田付けの多様性を一段と向上させることができる。
【0035】なお、電子部品供給装置70a〜70c
は、脚72の上端に固着された装置フレーム73に装着
されているが、これらは、アキシャル電子部品3がテー
ピングされているテープ71を、ストック部74からガ
イド75,76を経てリード切断部77に送ると共に、
かかるリード切断部77において、アキシャル電子部品
3のリード4a,4bを一定長に切断し、かつアキシャ
ル電子部品3が取り除かれた左右の空荷テープ71a
を、ガイド78を経て引取りローラ79,80に送るこ
とができるように装着されている。
は、脚72の上端に固着された装置フレーム73に装着
されているが、これらは、アキシャル電子部品3がテー
ピングされているテープ71を、ストック部74からガ
イド75,76を経てリード切断部77に送ると共に、
かかるリード切断部77において、アキシャル電子部品
3のリード4a,4bを一定長に切断し、かつアキシャ
ル電子部品3が取り除かれた左右の空荷テープ71a
を、ガイド78を経て引取りローラ79,80に送るこ
とができるように装着されている。
【0036】すなわち、両ローラ79,80は、図10
のZ矢視図である図13において示されているように、
モータ81により駆動回転され、摩擦力により左右の空
テープ71aを引っ張って傾斜移送具82上に移送し得
るように装着されているが、引取りローラ79と80
は、歯車83,84で駆動伝達し得るように連係されて
いる。
のZ矢視図である図13において示されているように、
モータ81により駆動回転され、摩擦力により左右の空
テープ71aを引っ張って傾斜移送具82上に移送し得
るように装着されているが、引取りローラ79と80
は、歯車83,84で駆動伝達し得るように連係されて
いる。
【0037】一方、ストック部74からリード切断部7
7に送られて来る、アキシャル電子部品3がテーピング
されているテープ71(図12参照)は、図11のY矢
視図である図14及びX矢視図である図15において示
されているように、一対の入口ガイド85a,85b及
び縦ガイド86a,86bで形成された通路87で案内
されて下方の爪車88に向って移送されるが、かかるテ
ープ71の移送は、モータ81を制御して行われると共
に、これに追従して爪車88が一方々向(図示矢印方
向)へ駆動回転される。
7に送られて来る、アキシャル電子部品3がテーピング
されているテープ71(図12参照)は、図11のY矢
視図である図14及びX矢視図である図15において示
されているように、一対の入口ガイド85a,85b及
び縦ガイド86a,86bで形成された通路87で案内
されて下方の爪車88に向って移送されるが、かかるテ
ープ71の移送は、モータ81を制御して行われると共
に、これに追従して爪車88が一方々向(図示矢印方
向)へ駆動回転される。
【0038】この回転制御は、爪車88が固着されてい
る軸89とリンク機構を介して連係されている図示され
ていないアクチュエータを介して行われ、これにより爪
車88の鋸歯爪で、テーピングされているアキシャル電
子部品3のリード4a,4bを引っ掛けた姿で移送する
ことができ、従って、自由に回転し得るように装着され
ているカッター90の所を通過する際にリード4a,4
bが切断される。
る軸89とリンク機構を介して連係されている図示され
ていないアクチュエータを介して行われ、これにより爪
車88の鋸歯爪で、テーピングされているアキシャル電
子部品3のリード4a,4bを引っ掛けた姿で移送する
ことができ、従って、自由に回転し得るように装着され
ているカッター90の所を通過する際にリード4a,4
bが切断される。
【0039】そして、切断されて左右のテープ71から
離脱されたアキシャル電子部品3は爪車88で更に移送
され、アキシャル電子部品3が落下通路91の入口の所
に移送されると、爪車88の鋸歯爪から離脱されて落下
通路91内に移送される。従って、落下通路91の出口
からアキシャル電子部品3を落下させて、待機されてい
るチャック9a,9bのスリット33,35に供給する
ことができる。なお、空荷の左右のテープ71aは、ガ
イド78を経て引取りローラ79,80側へ移送され
る。
離脱されたアキシャル電子部品3は爪車88で更に移送
され、アキシャル電子部品3が落下通路91の入口の所
に移送されると、爪車88の鋸歯爪から離脱されて落下
通路91内に移送される。従って、落下通路91の出口
からアキシャル電子部品3を落下させて、待機されてい
るチャック9a,9bのスリット33,35に供給する
ことができる。なお、空荷の左右のテープ71aは、ガ
イド78を経て引取りローラ79,80側へ移送され
る。
【0040】以上、本発明に係る一実施例について述べ
たが、本発明においては、アキシャル電子部品3を半田
付けし得たフライバックトランス二次コイル1を、前記
コイル交換位置に移送する途中において導通検査をし得
るように適当な検査装置を配設してもよく、また、コイ
ル受け治具46は、揺動し得るように装着しないで、図
7において常に右側に水平に保たれているように装着し
てもよく、更には、コイル受け治具46を、図1におい
て、水平に保ちながら上下動し得ると共に水平な左右方
向(水平な一方向)に往復動し得るように装着してもよ
く、半田槽についても、噴流半田槽以外の半田槽であっ
てもよい。
たが、本発明においては、アキシャル電子部品3を半田
付けし得たフライバックトランス二次コイル1を、前記
コイル交換位置に移送する途中において導通検査をし得
るように適当な検査装置を配設してもよく、また、コイ
ル受け治具46は、揺動し得るように装着しないで、図
7において常に右側に水平に保たれているように装着し
てもよく、更には、コイル受け治具46を、図1におい
て、水平に保ちながら上下動し得ると共に水平な左右方
向(水平な一方向)に往復動し得るように装着してもよ
く、半田槽についても、噴流半田槽以外の半田槽であっ
てもよい。
【0041】なお、上述の実施例のように、コイル治具
46を、水平に保ちながら上下動し得ると共にコイル治
具46の軸心方向(水平な一方向)に往復動し得るよう
に装着する一方、チャック9a,9bを、水平に保ちな
がら上下動し得ると共にコイル治具46の軸心方向と直
交する方向(水平な一方向)に往復動し得るように装着
することにより、装置の全体的構成を小型化することが
できる。なお、本発明においていう『フライバックトラ
ンス二次コイル』とは、巻線及び端子絡げをし得たフラ
イバックトランスをいう。
46を、水平に保ちながら上下動し得ると共にコイル治
具46の軸心方向(水平な一方向)に往復動し得るよう
に装着する一方、チャック9a,9bを、水平に保ちな
がら上下動し得ると共にコイル治具46の軸心方向と直
交する方向(水平な一方向)に往復動し得るように装着
することにより、装置の全体的構成を小型化することが
できる。なお、本発明においていう『フライバックトラ
ンス二次コイル』とは、巻線及び端子絡げをし得たフラ
イバックトランスをいう。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明によると、チャッ
クに対して、より多くのパターンにアキシャル電子部品
を供給し得ると共に、かかるパターンを保ちながら、フ
ライバックトランス二次コイルの端子群に対してアキシ
ャル電子部品のリードを半田付けし得る装置を得ること
ができる。
クに対して、より多くのパターンにアキシャル電子部品
を供給し得ると共に、かかるパターンを保ちながら、フ
ライバックトランス二次コイルの端子群に対してアキシ
ャル電子部品のリードを半田付けし得る装置を得ること
ができる。
【図1】電子部品荷役装置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】チャックの平面図である。
【図5】チャックの櫛歯部の斜視図である。
【図6】コイル荷役装置の正面図である。
【図7】図6の左側面図である。
【図8】噴流半田槽の斜視図である。
【図9】半田付け態様を示す拡大図である。
【図10】電子部品供給装置の正面図である。
【図11】図10の左側面図である。
【図12】アキシャル電子部品のテーピング態様を示す
平面図である。
平面図である。
【図13】図10のZ矢視図である。
【図14】図11のY−Y矢視図である。
【図15】図11のX−X矢視図である。
【図16】フライバックトランス二次コイルに対するア
キシャル電子部品の固着態様を示す斜視図である。
キシャル電子部品の固着態様を示す斜視図である。
1 フライバックトランス二次コイル 2a,2b 端子 3 アキシャル電子部品 4a,4b リード 5 電子部品荷役装置 9a,9b チャック 10 チャック基体 33 固定爪のスリット 35 可動爪のスリット 40 噴流半田槽 45 コイル荷役装置 46 コイル受け治具 70a〜70c 電子部品供給装置 71 アキシャル電子部品がテーピングされているテー
プ 71a アキシャル電子部品が取り除かれたテープ
プ 71a アキシャル電子部品が取り除かれたテープ
Claims (1)
- 【請求項1】 半田槽と、アキシャル電子部品の一方の
リードの中間部を把持する一方のチャックと他方のリー
ドの中間部を把持する他方のチャックとを有し、かつ前
記アキシャル電子部品を水平に保ちながら移送し得るよ
うに前記チャックを上下動し得ると共に水平な一方向へ
往復動し得るように装着した電子部品荷役装置と、フラ
イバックトランス二次コイルを嵌着するコイル受け治具
を水平に保ちながら上下動し得ると共に水平な一方向に
往復動し得るように装着したコイル荷役装置と、前記チ
ャックに前記アキシャル電子部品を供給する電子部品供
給装置とを備え、前記コイル受け治具に嵌着されて前記
半田槽の上方に移送されて来て端子を下方に向けて突出
させている前記フライバックトランス二次コイルの前記
端子に対して、前記チャックで把持されて移送されて来
た前記アキシャル電子部品のリード先端部を当接させ得
ると共に、かかる当接を保ちながら前記コイル受け治具
と前記チャックとを一緒に下方へ移動させて前記半田槽
により前記当接部分に半田を塗布し得るように構成され
たアキシャル電子部品の半田付け装置において、前記電
子部品供給装置を、前記チャックの上方より前記アキシ
ャル電子部品を供給し得るように前記チャックが往復動
される水平な一方向に複数配設したことを特徴とするア
キシャル電子部品の半田付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109492A JPH07118359B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | アキシャル電子部品の半田付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109492A JPH07118359B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | アキシャル電子部品の半田付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06163141A true JPH06163141A (ja) | 1994-06-10 |
JPH07118359B2 JPH07118359B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=18239791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33109492A Expired - Fee Related JPH07118359B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | アキシャル電子部品の半田付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118359B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113695697A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-11-26 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种线圈浸锡焊接装置 |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP33109492A patent/JPH07118359B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113695697A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-11-26 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种线圈浸锡焊接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07118359B2 (ja) | 1995-12-18 |
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