JPH0616301Y2 - オイルクーラ - Google Patents

オイルクーラ

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JPH0616301Y2
JPH0616301Y2 JP1473089U JP1473089U JPH0616301Y2 JP H0616301 Y2 JPH0616301 Y2 JP H0616301Y2 JP 1473089 U JP1473089 U JP 1473089U JP 1473089 U JP1473089 U JP 1473089U JP H0616301 Y2 JPH0616301 Y2 JP H0616301Y2
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JP
Japan
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hole
oil
inflow
laminated
flow path
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JP1473089U
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JPH02109176U (ja
Inventor
利光 栗和田
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は油圧を用いる建設機械等の大型車両に用いられ
る積層型のオイルクーラに関する。
〔従来技術〕
積層型オイルクーラは、少なくとも一方が皿状に形成さ
れ且つ、両端部にオイル連通孔が穿設された一対の細長
いプレートを重ね合わせてその周縁を液密にろう付け
し、内部の偏平な流路中にインナーフィンを設けてエレ
メントを構成する。このようなエレメントを複数段積層
し、最上段のオイル連通孔に夫々ボス部を取付けると共
に、最下段の下面側プレートには連通孔を有しないもの
を用いる。そして、オイルを各エレメントの一端から他
端に流通させると共に、エレメントの外面側に冷却水を
流通させて、それとオイルとの間に熱交換を行わせるも
のである。このようなオイルクーラは、オイルの入口パ
イプと出口パイプとがエレメントの長手方向に互いに離
間しているため、配管系統をコンパクトにし難い欠点が
あった。
又、他の従来型オイルクーラとしてエレメントの一端部
にオイルの出口と入口とを形成した2パス型のものも存
在した。このタイプのオイルクーラは配管系統をコンパ
クトにすることができるが、オイル流通路中の下流部に
おいていわゆるエレメントのパンクを生じ易い欠点があ
った。これはオイルが下流側に流通するに従って冷却さ
れ、その粘性が大となり内部の流体抵抗が増大するにも
拘わらず、オイルクーラの内部圧は比較的高く保たれる
ためエレメントのろう付け部に亀裂が生じ、オイル漏れ
を起こす虞れがあった。
そこで本考案は、配管系統をコンパクトにすることがで
きると共に、オイル流通路の下流部においてエレメント
のパンクを生じることのない信頼性の高いオイルクーラ
を提供することを目的とし、その目的達成のために次の
構成をとる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のオイルクーラは、少なくとも一方が皿状に形成
され且つ、両端部に孔が穿設された一対の細長いプレー
トを有する。そしてそれらの間にインナーフィンが内装
され両プレートの周縁を液密に接合し、内部にオイルが
流通する偏平流路を形成してエレメントを構成する。そ
して複数の該エレメントを前記孔で連通して積層し、エ
レメントの外周に冷却用熱交換媒体を流通させるように
構成したものである。ここにおいて本考案の特徴とする
ところは、長手方向一端部及び他端部に流入孔1及び流
出孔2を設ける。この流入孔1は前記偏平流路に連通す
ると共に、流出孔2はその偏平流路から内部で区画分離
される。又前記一端部には連通孔3を設け第1エレメン
ト4を構成する。次に、偏平流路に夫々連通する流入孔
5及び流出孔6が長手方向両端部に穿設された第2エレ
メント7を設ける。さらに、夫々の流入1,流出孔2及
び連通孔3を互いに積層して複数の前記第1エレメント
4どうしを積層して第1積層群を形成する。そして、夫
々の流入孔5,流出孔6を互いに整合し第2エレメント
7どうしを積層して第2積層群を形成する。そして、第
2積層群の最上段の流入孔5及び流出孔6と第1積層群
の最下段の前記流出孔2及び連通孔3を互いに整合して
積層する。さらに、前記第1積層群の最上段の流入孔1
及び連通孔3に出入り口パイプ連結用のボス部8を設け
る。そして、前記偏平流路内を長手方向に流通するオイ
ルに対して、第1エレメント4に内装されたインナーフ
ィン9の流体抵抗よりも第2エレメント7に内装される
インナーフィン10のそれの方を小さくしたものである。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案のオイルクーラの実施例につ
き説明する。
第1図は本オイルクーラの一例を示す分解斜視図、第2
図はそのオイル流通路を示す説明図、第3図は同流通路
を平面的に示す説明図、第4図は第3図のIV−IV矢視断
面図、第5図は各エレメントに内装されるインナーフィ
ンの部分的斜視略図である。この実施例のオイルクーラ
は第2図に示す如く一例として4段で構成され、上2段
が夫々第1エレメント4から形成され、下2段が第2エ
レメント7から形成される。夫々のエレメントは、上下
一対の皿状プレートを互いに逆向きに重ね合わせると共
に、その内部にリーンホースメント13及びインナーフィ
ン9,10を内装する。そして一対のプレートの外周を液
密に接合したものである。そして上部に位置される第1
エレメント4は、第1図に示す如く、その長手方向左端
に一対の流入孔1,連通孔3が穿設されると共に、右端
に流出孔2が穿設される。この連通孔3はリーンホース
メント13により内部と隔離され、オイルの戻り通路を形
成するものである。又、下部に位置される第2エレメン
ト7は右端及び左端に夫々流入孔5,流出孔6が穿設さ
れている。次に第1エレメント4に内装されるインナー
フィン9は、マルチエントリー型のものからなると共
に、その長手方向が第5図において矢印A方向に伸びて
いる。次に、第2エレメント7に内装されるインナーフ
ィン10は、同じくマルチエントリー型のものであるが、
その長手方向が前記インナーフィン9と90°異なる。即
ち、第5図において矢印B方向がフィンの長手方向であ
る。従って、夫々エレメントの長手方向にオイルが流通
したとき第1エレメント4のインナーフィン9よりも第
2エレメント7のインナーフィン10の方が流体抵抗が小
さくなる。このような第1エレメント4及び第2エレメ
ント7を夫々スペーサ15を介して積層すると共に、各接
触部間を液密にろう付け固定する。そして、最上段の第
1エレメント4にボス部8を位置させ、そこに図示しな
い出入口パイプを接続するものである。
〔作用〕
このようにしてなるオイルクーラは第1図及び第2図に
おいて図示しないポンプにより高温のオイルが流入孔1
より流入し、上2段の第1エレメント4内を左から右へ
流通する。このときのオイルの温度は高いので粘性が低
く比較的流通抵抗の大なるインナーフィン9内を円滑に
流通する。そして、オイルと第1エレメント4外面側に
流通する冷却水との間に熱交換を行う。そしてエレメン
ト4の右端に達したオイルは下2段の流入孔5から第2
エレメント7内を右端から左端に流通する。このとき先
の熱交換によりオイルの温度は比較的低温になって粘性
がある程度高くなっている。ところが、第2エレメント
7内のインナーフィン10はその流通抵抗が比較的小さい
から、オイルの粘性が高くても該第2エレメント7内を
そのオイルが円滑に流通し、流出孔6から上方へ移動し
第1エレメント4のリーンホースメント13で囲まれた孔
内を上昇し、出口パイプより外部に流出するものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案のオイルクーラは、オイル流通路の上流側に位置
する第1エレメント4に内装されたインナーフィン9の
流体抵抗よりも、下流側に位置された第2エレメント7
のインナーフィン10の流体抵抗の方が小さいから、オイ
ルクーラの特に下流側で生じ易いいわゆるエレメントの
パンクを防ぎ得る。即ち、内部を流通する非冷却用オイ
ルは下流側にいくに従って冷却されその粘性抵抗が大と
なるため、特に下流部におけるエレメント内の流通抵抗
が増し下流側エレメントのろう付け部にオイル漏れを生
ずる虞れがあるが、本考案ではその粘性が高くなる分だ
けインナーフィン10の流体抵抗を小としているから、ろ
う付け部の亀裂を防止し、信頼性の高いオイルクーラと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本オイルクーラの一例を示す分解斜視図、第2
図はそのオイル流通路を示す説明図、第3図は同流通路
を平面的に示す説明図、第4図は第3図のIV−IV矢視断
面図、第5図は各エレメントに内装されるインナーフィ
ンの斜視略図である。 1,5……流入孔、2,6……流出孔 3……連通孔、4……第1エレメント 7……第2エレメント、8……ボス部 9,10……インナーフィン 12……バイパス弁、13……リーンホースメント 14,15……スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が皿状に形成され且つ両端
    部に孔が穿設された一対の細長いプレートを有し且つ、
    両プレート間にインナーフィンを内装し、両プレートの
    周縁を液密に接合して、内部にオイルが流通する偏平流
    路が形成されたエレメントを構成し、複数の該エレメン
    トを前記孔で連通して積層し、エレメントの外周に冷却
    用熱交換媒体を流通させるように構成したオイルクーラ
    において、長手方向一端部及び他端部に設けられ前記偏
    平流路に連通する流入孔(1)及び流出孔(2)とその偏平流
    路から内部で区画分離されて前記一端部に設けた連通孔
    (3)とを有する第1エレメント(4)と、前記偏平流路に夫
    々連通する流入孔(5)及び流出孔(6)が長手方向両端部に
    穿設された第2エレメント(7)と、夫々の流出入孔(1)
    (2)及び連通孔(3)を互いに整合して複数の前記第1エレ
    メント(4)どうし積層して第1積層群を形成すると共
    に、夫々の流出入孔(5)(6)を互いに整合して前記第2エ
    レメント(7)どうしを積層して第2積層群を形成し、第
    2積層群の最上段の前記流入孔(5)及び流出孔(6)と第1
    積層群の最下段の前記流出孔(2)及び連通孔(3)を互いに
    整合して積層し、前記第1積層群の最上段の流入孔(1)
    及び連通孔(3)に出入口パイプ連結用ボス部(8)を設け、
    前記偏平流路内を長手方向に流通するオイルに対して前
    記第1エレメント(4)に内装されるインナーフィン(9)の
    流体抵抗よりも前記第2エレメント(7)に内装されるイ
    ンナーフィン(10)のそれの方を小さくしたことを特徴と
    するオイルクーラ。
JP1473089U 1989-02-10 1989-02-10 オイルクーラ Expired - Lifetime JPH0616301Y2 (ja)

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CN100516758C (zh) * 2007-06-12 2009-07-22 缪志先 一种无封条板翅式换热器

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JPH02109176U (ja) 1990-08-30

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