JPH061628Y2 - 長尺物用作業機 - Google Patents

長尺物用作業機

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JPH061628Y2
JPH061628Y2 JP16903587U JP16903587U JPH061628Y2 JP H061628 Y2 JPH061628 Y2 JP H061628Y2 JP 16903587 U JP16903587 U JP 16903587U JP 16903587 U JP16903587 U JP 16903587U JP H061628 Y2 JPH061628 Y2 JP H061628Y2
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JP16903587U
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卓一 伴
凡也 近藤
隆 安部
修一 岡
誠 原
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Obayashi Corp
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、H型鋼等の長尺物を把持して運搬し、取付け
位置等に位置決めする場合に使用するに好適な長尺物用
作業機に係り、特に地下の基礎工事のように、高さ制限
を受ける場合に使用するに好適なものに関する。
(従来の技術) 地下鉄や地下通路等の拡張工事における地下基礎工事を
行なう場合、地中に穴を掘削してコンクリートミルクを
注入し、そのミルク注入部分に例えば2m程度の長さの
H型鋼を順次継足しながら挿入して基礎杭を構築するこ
とが行なわれるが、従来は地上からクレーンによりH型
鋼を吊り下げげて作業を行なっていた。しかし、地下鉄
や地下通路等の工事は都市部において行なわれる工事で
あるから、地上の人通りが多いため、交通上の制限を受
けると同時に交通上の支障を来たすという不都合があ
る。
また、上記工事における従来の別のH型鋼等の支持手段
として、据付式電動ウインチおよびそのロープを掛ける
ためのシーブを支持する3脚等が用いられているが、シ
ーブを好適位置に設置しなければならず、また、約20
0kg以上にも及ぶ重量物でなるH型鋼を電動ウインチに
より吊り上げるため、安全性に問題があり、さらに、H
型鋼の運搬には電動ウインチは不向であり、作業能率が
悪いという問題点がある。
油圧ショベルのフロントの先端に把持装置を取付けた作
業機を地中の既設の作業空間に入れて作業を行なえれば
上記問題点が解決するが、しかし前記フロントは多関節
であり、作業を行なうための必要高さが高くなるので、
作業が不可能となる場合が多い。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、地下
の狭い場所においてH型鋼等の接続作業等が行なえ、さ
らに作業能率、安全性が向上した長尺物用作業機を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本考案の長尺物用作業機は、
下部走行体上に旋回装置を介して設置した上部旋回体
に、動力源を設置すると共に、水平伸縮アームを傾動装
置によって傾動されるように取付け、該水平伸縮アーム
の先端に取付けた縦ガイドに沿って昇降装置により昇降
されるように昇降体を取付け、該昇降体に、旋回中心が
前記縦ガイドに対して直角をなす旋回装置を介して長尺
物把持装置を取付けたことを特徴とする。
(実施例) 以下本考案の詳細を実施例により説明する。第1図は本
考案による長尺物用作業機の一実施例を示す側面図、第
2図は正面図であり、本実施例の作業機1は、油圧ショ
ベルをベースマシンとして用いたもので、ゴム履帯2a
を巻いた下部走行体2上に旋回装置3を介して上部旋回
体4を設置し、該上部旋回体4に、電動モータ5および
これにより駆動される油圧ポンプ6からなる動力源およ
び運転席7を設置すると共に、水平伸縮アーム8を前方
に突出するように取付けたものである。該水平伸縮アー
ム8は、中空をなすアウタロッド9とインナロッド10
とを伸縮可能に嵌合し、伸縮用油圧シリンダ11を内蔵
してなり、アウタロッド9を上部旋回体4にピン12を
中心として傾動自在に取付け、アウタロッド9と上部旋
回体4との間にイアーム8傾動用油圧シリンダ13を取
付けてなる。
インナロッド10の先端には、垂下状に支持アーム14
を取付け、該支持アーム14の前面に縦ガイド15を添
設する。本実施例の縦ガイド15は、第3図、第4図に
示すように、コ字形ビームでなる左右の固定ガイド1
6,16と、各固定ガイド16にそれぞれ摺動自在に嵌
合されてた昇降ガイド17,17とからなり、第4図に
示すように、左右の固定ガイド16,16は上下の横フ
レーム18,19により一体化され、左右の昇降ガイド
17,17も上下の横フレーム20,21により一体化
される。
該縦ガイド15は、前記横フレーム19に固着したブラ
ケツト22,23をそれぞれ前記支持アーム14の下端
と、中間部に設けたブラケツト24にピン25,26に
よって連結することにより支持アーム14に取付けられ
る。
27は前記昇降ガイド17を固定ガイド16に対して昇
降させる油圧シリンダであり、これらは下端を前記左右
の固定ガイド16間を結合する横フレーム19にボルト
等により連結し、ピストンロッドを前記昇降ガイド17
間を結合する横フレーム20に結合している。
28は前記昇降ガイド17に沿って昇降させる昇降体で
あり、該昇降体28の左右にはそれぞれ上下2個ずつ前
後位置を規制するガイドローラ29を取付け、これらの
ガイドローラ29を昇降ガイド17のガイド溝17aに
転動自在に嵌合すると共に、左右方向の位置を規制する
ガイドローラ30を昇降ガイド17の前方への突出部1
7bに転動自在に当接させている。
昇降体26には、旋回中心が前記縦ガイド15に対して
直角をなす旋回装置31を介して長尺物の把持装置32
が取付けられる。旋回装置31は、第4図に示すよう
に、昇降体28に取付けた外輪33と、該外輪33に軸
受34を介して旋回自在に取付けられた内輪35と、昇
降体28内に取付けられた旋回用油圧モータ36と、そ
の出力軸に取付けられたピストン37と、該ピニオン3
7と噛合するように前記内輪35に取付けられた内歯歯
車38からなる。
前記把持装置32は、第1図、第3図に示すように、旋
回装置31の被旋回側である内輪35に固定された円盤
39と、該円盤39の前面に突設された2枚のブラケツ
ト40,40と、該ブラケツト40に2本のピン41に
より固定した固定爪42と、中間部をピン43により回
動自在に取付けた可動爪44とを有し、可動爪の一端
は、前記ブラケツト40,40間にピン45により取付
けた油圧シリンダ46のピストンロッドにピン47によ
り連結し、先端にピン48によりH型鋼49等の長尺物
の片面に押接する押接体50を取付けている。
前記油圧シリンダ27の伸縮に伴なって昇降体28を昇
降させるため、第4図に示すように、昇降体28の上面
に固着したブラケツト51にチェーン52の一端を接続
し、中間部を前記昇降ガイド17の横フレーム20に取
付けたスプロケツト53に掛け、他端を前記固定ガイド
16の横フレーム19に固着したブラケツト54に接続
しており、油圧シリンダ27を収縮させた状態において
は昇降ガイド17は固定ガイド16に対して最下位置に
あり、かつ昇降体28は昇降ガイド17に対して第4図
図示の最下位置にある。油圧シリンダ27を伸長させる
と、昇降ガイド17が固定ガイド16に対して上昇する
と共に、スプロケツト53が上昇するため、チェーン5
2により昇降体28が昇降ガイド17に対して引上げら
れる。この引上げられた状態を第1図の2点鎖線aに示
す。油圧シリンダ27を伸縮させると、昇降ガイド17
が降下すると共に、昇降体28が旋回装置31や把持装
置32を含めた重量により降下する。このような動作に
より、昇降体28は油圧シリンダ27のストロークの2
倍の距離ずつ上下動する。なお、昇降装置としては、油
圧シリンダやウインチのみをそれぞれ単独で用いたもの
も用いられるが、上記例のような油圧シリンダ27およ
びチェーン52等を用いた構成により、構造が簡単でし
かも昇降範囲の大きな昇降装置が構成される。なお、チ
ェーン52の代わりにロープやベルトを用いると共に、
スプロケツト53の代わりにシーブを用いてもよい。
第5図はこの作業機を用いて作業を行なっている状態を
示す図であり、この作業機は地下1階の天井64に開け
てある開口部(図示せず)から作業機1を入れ、長い電
源ケーブル55の先端のプラグ56を工事現場に備えて
あるコンセントに差込んで作業を行なう。第5図の例
は、地面G.L.より下の地下1階(通路)の床57上に作
業機1を設置して作業を行なっている状態であり、58
は地下2階の床(地下鉄のホーム)であり、予め地下2
階の床58より下部までボーリング機により縦穴59を
掘削し、かつコンクリートミルク60が注入してあり、
この縦穴59中および床57,58間に介在させたパイ
プ61中に充填してあるコンクリートミルク60中にH
型鋼49を継足しながら入れていく。
この作業を行なう場合、第1図に示すように、床上に置
いた台62に載置してあるH型鋼49に対し、作業機1
を走行により近づけ、かつ油圧シリンダ13を作動させ
て把持装置32の高さを調整すると共に、水平伸縮アー
ム8を伸長させて固定爪42と可動爪44の押接体50
との間にH型鋼49を挟み、油圧シリンダ40を伸長す
ることによりH型鋼49を把持し、第1図の2点鎖線a
のように、油圧シリンダ27を伸長させて把持装置32
と共にH型鋼49を持上げ、続いて旋回用油圧モータ3
6を作動させて第5図に示すようにH型鋼49を垂直に
立て、走行と旋回装置31の作動、さらには水平伸縮ア
ーム8の伸縮、油圧シリンダ13,27の作動によりH
型鋼49の下端接続部を、既にかんぬき63により床5
7に止めてある最上端にH型鋼49の上端接続部に合わ
せ、ボルトによりH型鋼どうしを接続してかんぬき63
を抜き、油圧シリンダ27を収縮させてH型鋼49の重
量によりH型鋼49をコンクリートミルク60中に埋込
む。最終のH型鋼49を入れる際には、挿入抵抗がある
ため、天井64とH型鋼49との間に油圧シリンダを介
在させてこれを伸長させることにより、H型鋼49を押
込む。
本実施例においては、動力源として電動モータ5を使用
したので、地下工事を行なう場合に地下空間の空気が汚
染されることはない。また、下部走行体2にゴム履帯2
aを巻いたため、コンクリート製床を傷つけることがな
い。
以上本考案を実施例により説明したが本考案は、上記実
施例以外に種々の変更、付加が可能である。例えば水平
伸縮アーム8を左右に揺動させる機構や縦ガイド15を
左右に揺動させる機構、あるいは縦ガイド15を支持ア
ーム14に対して傾動させる機構等を付加することがで
きる。また、本考案の作業機は、型鋼の作業のみではな
く、パイプ、板材等の作業に用いることができる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案による作業機は、油圧ショベ
ル本体等のように、下部走行体上に旋回装置を介して上
部旋回体設置したものをベースマシンとし、上部旋回体
に、水平伸縮アームを傾動自在に取付け、該水平伸縮ア
ームの先端に縦ガイドに沿って昇降させる昇降体を取付
け、が昇降体に旋回装置を介して把持装置を取付けたも
のであり、作業に必要な高さの低いものが構成されるの
で、地下空間に作業機を導入して作業を行なうことが可
能となる。従って、従来のように地上にクレーンを設置
して作業を行なう場合のように、地上の交通による制約
を受けないと同時に、交通の邪魔になることがない。ま
た、電動ウインチを用いる場合のように、シーブの設置
を行なう必要がなく、また、型鋼等を容易に運搬可能で
かつ型鋼等の位置決めも容易に行なえるので、作業を高
能率にかつ安全に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の長尺物用作業機の一実施例を示す側面
図、第2図はその正面図、第3図は該実施例の要部を示
す側面断面図、第4図は該実施例の要部の水平断面図、
第5図は該実施例の作業状態を示す側面断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 近藤 凡也 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字岸畑22 日立建機株式会社大阪サービス工場内 (72)考案者 安部 隆 大阪府大阪市北区西天満4―8―17 日立 建機株式会社近畿支店内 (72)考案者 岡 修一 奈良県奈良市若葉台3―1―7 (72)考案者 原 誠 兵庫県尼崎市尾浜町2―4―1―108 (56)参考文献 特開 昭62−236921(JP,A)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部走行体上に旋回装置を介して設置した
    上部旋回体に、動力源を設置すると共に、水平伸縮アー
    ムを、傾動装置によって傾動されるように取付け、該水
    平伸縮アームの先端に取付けた縦ガイドに沿って昇降装
    置により昇降されるように昇降体を取付け、該昇降体
    に、旋回中心が前記縦ガイドに対して直角をなす旋回装
    置を介して長尺物把持装置を取付けたことを特徴とする
    長尺物用作業機。
  2. 【請求項2】前記下部走行体はゴム履帯を有するもので
    なることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の長尺物用作業機。
  3. 【請求項3】前記動力源が電動モータおよび電動モータ
    により駆動される油圧ボンプでなることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の長尺物用作業機。
  4. 【請求項4】前記縦ガイドは、固定ガイドと該固定ガイ
    ドに対して昇降自在でかつ前記昇降体を昇降自在に装着
    した昇降ガイドとからなり、前記昇降装置は、該昇降ガ
    イドを前記固定ガイドに対して昇降させる駆動装置と、
    前記昇降ガイドの上部に取付けた輪体に中間部を掛け、
    一端を前記固定ガイドあるいはこれと一体的に結合され
    る部分に接続し、他端を前記昇降体に接続した接続部材
    とからなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の長尺物用作業機。
JP16903587U 1987-11-06 1987-11-06 長尺物用作業機 Expired - Lifetime JPH061628Y2 (ja)

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JP16903587U JPH061628Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06 長尺物用作業機

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JPH0175148U JPH0175148U (ja) 1989-05-22
JPH061628Y2 true JPH061628Y2 (ja) 1994-01-12

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JP3255278B2 (ja) * 1997-05-15 2002-02-12 鉄建建設株式会社 低空頭鋼管圧入方法と低空頭鋼管圧入機
JP2007191954A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Giken Seisakusho Co Ltd 杭圧入機及び杭圧入方法
JP5898514B2 (ja) * 2012-02-13 2016-04-06 株式会社技研製作所 杭圧入機及び杭圧入方法

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JPH0175148U (ja) 1989-05-22

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