JPH06162860A - 電気接点装置 - Google Patents
電気接点装置Info
- Publication number
- JPH06162860A JPH06162860A JP33801292A JP33801292A JPH06162860A JP H06162860 A JPH06162860 A JP H06162860A JP 33801292 A JP33801292 A JP 33801292A JP 33801292 A JP33801292 A JP 33801292A JP H06162860 A JPH06162860 A JP H06162860A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な構成で信頼性の高い電気接点装
置を提供する。 【構成】 太鼓形状に巻き線処理した接点バネと、該接
点バネに接触する接点部材を設け、両者の間に必要な接
点圧力を前記接点バネの巻線方向と直角方向に与える。
置を提供する。 【構成】 太鼓形状に巻き線処理した接点バネと、該接
点バネに接触する接点部材を設け、両者の間に必要な接
点圧力を前記接点バネの巻線方向と直角方向に与える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接点装置に関し、
特に微弱電流を用いない各種装置に用いる電気接点装置
に関する。
特に微弱電流を用いない各種装置に用いる電気接点装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気接点装置としては、図６に示
すような、いわゆるコネクタタイプが良く知られてい
る。これは、例えばプリント基板１０に取付けられたメ
ス型コネクタ１２と、該メス型コネクタ１２に対して嵌
合するオス型コネクタ１４から成る。なお、図中、符号
１６はオス型コネクタに接続されているリード線を示
す。このようなコネクタは、オス型およびメス型の形状
をした樹脂製のハウジングの中に金属製の切片を設け、
この切片の接触により導通を得るものである。このタイ
プのコネクタは歴史もあり信頼性も高いものである。
すような、いわゆるコネクタタイプが良く知られてい
る。これは、例えばプリント基板１０に取付けられたメ
ス型コネクタ１２と、該メス型コネクタ１２に対して嵌
合するオス型コネクタ１４から成る。なお、図中、符号
１６はオス型コネクタに接続されているリード線を示
す。このようなコネクタは、オス型およびメス型の形状
をした樹脂製のハウジングの中に金属製の切片を設け、
この切片の接触により導通を得るものである。このタイ
プのコネクタは歴史もあり信頼性も高いものである。
【０００３】次に良く利用されるのが図７に示すよな板
バネのバネ性を利用した電気接点装置である。即ち、例
えばプリント基板１０に取付けられた板バネ接点１８に
対して接触金属片２０を接触させるものである。なお、
図中、符号１８ａ、１８ｂは、ぞれぞれ、板バネ接点１
８の接触部およびプリント基板への接合部を示す。
バネのバネ性を利用した電気接点装置である。即ち、例
えばプリント基板１０に取付けられた板バネ接点１８に
対して接触金属片２０を接触させるものである。なお、
図中、符号１８ａ、１８ｂは、ぞれぞれ、板バネ接点１
８の接触部およびプリント基板への接合部を示す。
【０００４】その他の接点構成としては、図８に示すよ
うに一般的な圧縮バネを使用するものがある。即ち圧縮
バネ接点２２に対して接触金属片２４を接触させるもの
である。なお、図中、符号２２ａは圧縮バネ接点２２の
プリント基板への接合部を示す。
うに一般的な圧縮バネを使用するものがある。即ち圧縮
バネ接点２２に対して接触金属片２４を接触させるもの
である。なお、図中、符号２２ａは圧縮バネ接点２２の
プリント基板への接合部を示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最初に述べた
従来例のコネクタタイプのものは、人手により挿入され
る場合は問題がないが、オス型部、メス型部が自動機に
より挿入される場合には、コネクタ同士の位置決め精度
の問題から片側のハウジングをフローティング型とし、
Ｘ、Ｙ、Ｚ方向にある程度の自由移動ができるように
し、ラフな挿入精度においても正確な挿入と切片の安定
的な接触が計られるようにすることがある。
従来例のコネクタタイプのものは、人手により挿入され
る場合は問題がないが、オス型部、メス型部が自動機に
より挿入される場合には、コネクタ同士の位置決め精度
の問題から片側のハウジングをフローティング型とし、
Ｘ、Ｙ、Ｚ方向にある程度の自由移動ができるように
し、ラフな挿入精度においても正確な挿入と切片の安定
的な接触が計られるようにすることがある。
【０００５】このようなフローティングコネクタは広く
実用化され、信頼性も高いが、その機構の複雑さとそれ
ぞれの搭載装置だけのカスタム化になり易いという面か
らコスト的に高いものとなっている。
実用化され、信頼性も高いが、その機構の複雑さとそれ
ぞれの搭載装置だけのカスタム化になり易いという面か
らコスト的に高いものとなっている。
【０００６】第２の従来例の構成では、板バネの形状に
もよるが、運搬中に変形したり、作業員が誤って変形さ
せたりする可能性が残り、そのような意味で、信頼性が
高いとはいえない。
もよるが、運搬中に変形したり、作業員が誤って変形さ
せたりする可能性が残り、そのような意味で、信頼性が
高いとはいえない。
【０００７】第３の従来例はプリント基板への実装が安
定しているとはいい難い。
定しているとはいい難い。
【０００８】したがって、本発明の目的は、比較的簡単
な構成で信頼性の高い電気接点装置を提供することにあ
る。
な構成で信頼性の高い電気接点装置を提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、太鼓形状に巻き線処理した接点バネ
と、該接点バネに接触する接点部材を具備し、両者の間
に必要な接点圧力を前記接点バネの巻線方向と直角方向
に与えることを特徴とする電気接点装置を採用するもの
である。
めに、本発明は、太鼓形状に巻き線処理した接点バネ
と、該接点バネに接触する接点部材を具備し、両者の間
に必要な接点圧力を前記接点バネの巻線方向と直角方向
に与えることを特徴とする電気接点装置を採用するもの
である。
【００１０】
【実施例】次に、図面（図１〜図４）を参照して本発明
の好ましい実施例を説明する。図１、図２、図３および
図４は、それぞれ、実施例全体の正面図、実施例全体の
平面図、バネ接点の正面図、バネ接点の側面図である。
図中、符号１は、プリント基板２にはんだ接続されたバ
ネ接点を示し、このバネ接点は、約１μｍ程のすずメッ
キがプレコートされた直径約０．３５ｍｍのバネ線材を
太鼓形状にコイリングしたものである。そして、中央部
分の最大径が約８ｍｍで２ターン巻いてあり、両端の最
小径の部分が約４ｍｍとなっている。符号１ａは、バネ
接点１の下方向への抜け止めを示す。
の好ましい実施例を説明する。図１、図２、図３および
図４は、それぞれ、実施例全体の正面図、実施例全体の
平面図、バネ接点の正面図、バネ接点の側面図である。
図中、符号１は、プリント基板２にはんだ接続されたバ
ネ接点を示し、このバネ接点は、約１μｍ程のすずメッ
キがプレコートされた直径約０．３５ｍｍのバネ線材を
太鼓形状にコイリングしたものである。そして、中央部
分の最大径が約８ｍｍで２ターン巻いてあり、両端の最
小径の部分が約４ｍｍとなっている。符号１ａは、バネ
接点１の下方向への抜け止めを示す。
【００１１】符号３はバネ接点を接触する接触片を示
し、この接触片は約１μｍ程のすずメッキがプレコート
された厚み約０．３５ｍｍのリン青銅板である。符号４
は接点片３を支持している支持部材を示す。支持部材４
はビス５によってプリント基板２に連結されており、△
寸法が約１０ｍｍになるようにギャップ設定されてい
る。それによって、バネ接点１の最大径部分が接触片３
によって押され最小径の位置まで変形して撓むことにな
る。この撓みによって、約６００ｇの接触圧がバネ接点
１と接触圧力がバネ接点１と接触片３の間に確保され、
安定な電気接続がなされる。なお、図面から明らかなよ
うに、接触圧力は接点バネの巻線方向と直角方向に与え
られる。
し、この接触片は約１μｍ程のすずメッキがプレコート
された厚み約０．３５ｍｍのリン青銅板である。符号４
は接点片３を支持している支持部材を示す。支持部材４
はビス５によってプリント基板２に連結されており、△
寸法が約１０ｍｍになるようにギャップ設定されてい
る。それによって、バネ接点１の最大径部分が接触片３
によって押され最小径の位置まで変形して撓むことにな
る。この撓みによって、約６００ｇの接触圧がバネ接点
１と接触圧力がバネ接点１と接触片３の間に確保され、
安定な電気接続がなされる。なお、図面から明らかなよ
うに、接触圧力は接点バネの巻線方向と直角方向に与え
られる。
【００１２】（他の実施例）前述の実施例では、バネ接
点の形状を図１〜図４のようにしたが、図５のような形
状にしても良く、最大径、最小径についてもこれらの形
状に限定されるものではない。また、バネ接点、接触片
の材質もこれらの実施例に限定されるものではない。
点の形状を図１〜図４のようにしたが、図５のような形
状にしても良く、最大径、最小径についてもこれらの形
状に限定されるものではない。また、バネ接点、接触片
の材質もこれらの実施例に限定されるものではない。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安価で、信頼性が高い、即ち、運搬中に変形したり、作
業員が誤って変形させたりする可能性が非常に少なく、
かつコイルバネを使用しているため接触圧力も安定した
電気接点装置が得られる。
安価で、信頼性が高い、即ち、運搬中に変形したり、作
業員が誤って変形させたりする可能性が非常に少なく、
かつコイルバネを使用しているため接触圧力も安定した
電気接点装置が得られる。
【図１】図１は、本発明の電気接点装置の実施例全体の
正面図である。
正面図である。
【図２】図２は、本発明の電気接点装置の実施例全体の
平面図である。
平面図である。
【図３】図３は、バネ接点の正面図である。
【図４】図４は、バネ接点の側面図である。
【図５】図５は、本発明の電気接点装置の他の実施例を
示す図である。
示す図である。
【図６】図６は、１つの従来例の斜視図である。
【図７】図７は、他の従来例の斜視図である。
【図８】図８は、さらに他の従来例の斜視図である。
１ バネ接点 ２ プリント基板 ３ 接触片 ４ 支持部材 ５ ビス
Claims (1)
- 【請求項１】 太鼓形状に巻き線処理した接点バネと、
該接点バネに接触する接点部材を具備し、両者の間に必
要な接点圧力を前記接点バネの巻線方向と直角方向に与
えることを特徴とする電気接点装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33801292A JP3154357B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 電気接点装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33801292A JP3154357B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 電気接点装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06162860A true JPH06162860A (ja) | 1994-06-10 |
| JP3154357B2 JP3154357B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=18314122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33801292A Expired - Fee Related JP3154357B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 電気接点装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3154357B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016531611A (ja) * | 2013-09-25 | 2016-10-13 | アエスキュラップ アーゲー | 高周波外科用器具 |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP33801292A patent/JP3154357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016531611A (ja) * | 2013-09-25 | 2016-10-13 | アエスキュラップ アーゲー | 高周波外科用器具 |
| JP2020000890A (ja) * | 2013-09-25 | 2020-01-09 | アエスキュラップ アーゲー | 高周波外科用器具 |
| US11185364B2 (en) | 2013-09-25 | 2021-11-30 | Aesculap Ag | HF surgical instrument |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3154357B2 (ja) | 2001-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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