JPH06162329A - 情報および物品の自動販売システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 経済的で、かつ効率的な情報および物品の自
動販売ができる。 【構成】 コンピュータ10を用い自動販売機12での物品
の販売データなどを定期的にネットワーク13を介して収
集してＰＯＳ情報データベース16として構築する。コン
ピュータ10を用い自動販売機12で販売する情報を販売情
報データベース11として構築する。販売する情報を自動
販売機12へ送るネットワーク13と自動販売機12での物品
の販売データを収集するネットワーク13とを共用する。 【効果】 自動販売機12は一個の機器筐体で情報販売と
物品販売ができる。情報販売業者は物品販売の自動販売
機12の設置場所が情報自動販売機のロケーションとな
る。物品自動販売機のＰＯＳデータを収集する自動販売
機のＶＡＮシステムは情報販売の通信設備、ネットワー
クを利用できる。料金徴収装置、通信設備が共用でき、
機器費用、設置費用、管理費用が安価なる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、情報販売と物品販売と
を一体化したものをネットワークに接続した情報および
物品の自動販売システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、情報販売機から電話回線などのネ
ットワークに接続して情報をＩＣカードに記録したり、
プリンタに印字することにより、有償で情報を販売する
販売システムが知られている。

【０００３】また、煙草などのある特定の物品を販売す
る物品販売機の売上データ、売り切れデータなどの情報
を離れた場所から入手するために、管理者がＰＯＳデー
タ管理装置を用いて、自己が管理している物品販売機に
電話回線などを介して逐一接続してデータを収集できる
ようにしたＰＯＳデータ管理システムが知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の情報を販売
する販売システムでは、情報販売機を新たに設置しよう
とするときには、そのロケーションを新たに開拓する必
要がある問題があり、また、一方、従来のＰＯＳデータ
管理システムでは、物品販売機のデータを収集しようと
すれば、新たに電話回線を契約したり、モデムなどの通
信設備が必要となり、例えば、自動販売機の台数が少な
い管理者ではその費用負担が大きく、自動販売機の設置
台数の多いごく一部の管理者が実施できるのみであっ
た。

【０００５】本発明は上記問題に鑑みなされたもので、
経済的で、かつ効率的な情報および物品の自動販売シス
テムを提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の情報および物品
の自動販売システムは、自動販売機での物品の販売デー
タなどを定期的にネットワークを介して収集してＰＯＳ
情報データベースとして構築するとともに自動販売機で
販売する情報を販売情報データベースとして構築したコ
ンピュータを用い、販売する情報を自動販売機へ送るネ
ットワークと自動販売機での物品の販売データを収集す
るネットワークとを共用したものである。

【０００７】

【作用】本発明の情報および物品の自動販売システム
は、共通のネットワークでコンピュータを用いて自動販
売機での物品の販売データなどを収集したＰＯＳ情報デ
ータベースと自動販売機で販売する情報の販売情報デー
タベースとを構築できる。

【０００８】

【実施例】次に本発明の一実施例の構成を図面に基いて
説明する。

【０００９】図１において、情報販売事業を行う情報販
売業者（ＶＡＮ会社）１は情報提供者、例えば、ニュー
ス、イベント情報、金融、為替情報などの情報を供給販
売するキャプテンセンター２から文字図形情報としてビ
デオテックス網３を利用してモデム４を介して、また
は、通信社５、新聞社６からニュース速報などを文字情
報として、あるいはパソコン通信社７からニュース、タ
ウンガイドなどを文字情報として何らかの通信設備、例
えば既存の電話回線からなる情報ネットワーク８を利用
してモデム９を介して販売する情報を購入収集し、必要
に応じてこの収集した情報を加工し、この販売する情報
をＶＡＮ会社１のホストコンピュータ10に構築された販
売情報データベース11に蓄積する。

【００１０】また、各自動販売機12には販売時点情報管
理（ＰＯＳ）機能が付加され、情報管理メモリ38を有
し、この情報管理メモリ38にはこの販売機データの在庫
量、売上げ状況、故障情報、釣銭情報などが記憶され
る。情報販売業者は前記通信設備、例えば電話回線から
なるネットワーク13を利用してモデム14，15を介して自
動販売機12ごとの販売データを収集し、この販売データ
をホストコンピュータ10に構築されたＰＯＳ情報データ
ベース16に蓄積する。

【００１１】さらに、自動販売機12には、情報販売機能
が付加され、前記販売情報データベース11の情報データ
は前記モデム15，14を介してネットワーク13を共用して
前記自動販売機12に伝送される。

【００１２】また、ＶＡＮ会社１のホストコンピュータ
10に構築された広告用データベース17には広告提供者の
ホストコンピュータ18からモデム19，20を介して前記通
信設備、例えば電話回線からなるネットワーク21を利用
して蓄積されるようになっている。

【００１３】また、前記ＶＡＮ会社１のホストコンピュ
ータ10に構築されたＰＯＳ情報データベース16のＰＯＳ
情報データはモデム22，23を介して前記通信設備、例え
ば電話回線からなるネットワーク24を利用して自動販売
機12の管理者の表示装置25を有する、例えばディスプレ
イホンといわれる端末器26に伝送される。この端末器26
には印字装置27が接続されている。

【００１４】情報および物品を販売する前記自動販売機
12は図２に示すように、前面には販売する物品、例えば
煙草などの物品見本陳列棚32が設けられ、この物品見本
陳列棚32の下部に情報販売と広告および操作部とを兼ね
る表示部33、ＩＣカードなどのデータが記憶されたカー
ドをカードリード・ライターに挿入する挿入口34、料金
投入口35および釣銭投出口36とが設けられている。さら
に、この情報物品自動販売機12の前面下部には物品投出
口37が設けられている。

【００１５】前記表示部33はタッチ方式のディスプレイ
で通常は広告を表示し、前記料金投入口35に硬貨を投入
すると、商品選択表示となり、この表示部33に手を触れ
ると表示が変更され商品の選択ができ、前記物品投出口
37に選択した商品が放出され、釣銭が必要な場合は前記
釣銭投出口36に釣銭が放出される。

【００１６】また、前記カード挿入口34にカードを挿入
すると、情報販売のメッセージが表示され、前記ＶＡＮ
会社１のホストコンピュータ10の販売情報データベース
11にネットワーク13により接続されるようになってい
る。

【００１７】そして、表示部33の表示に所望の情報があ
れば、表示部33の表示に手を触れて情報を選択し、所定
の硬貨を前記料金投入口35に投入すると、その情報がカ
ードに書き込まれ、カードはカード挿入口34に返却さ
れ、釣銭が必要な場合は前記釣銭投出口36に釣銭が放出
される。その後、再び表示部33には広告が表示される。

【００１８】なお、前記ＰＯＳ情報データベース16は図
３に示すように、各自動販売機12の管理者ごとに在庫
量、売上げ状況、故障情報、釣銭情報などのデータが記
憶される第１のデータベース41と、自動販売機別売上げ
推移、商品別売上げ推移、年間売上げ管理などのデータ
が記憶される第２のデータベース42とから形成されてい
る。

【００１９】次に、この実施例の作用を説明する。

【００２０】まず、自動販売機12内の在庫量、売上げ状
況を把握する場合について説明する。

【００２１】ＶＡＮ会社１のホストコンピュータ10は、
ネットワーク13を利用して一定時間ごとに、例えば、１
時間ごとに各自動販売機12に問合せを行い、自動販売機
12のメモリに記憶されている在庫量や売上げ状況などの
情報を収集し管理者別（店別）、自動販売機別のデータ
をＰＯＳ情報データベース16の第１のデータベース41に
蓄積される。

【００２２】そして、自動販売機12の管理者は端末器26
を操作してネットワーク24を利用してＶＡＮ会社１のホ
ストコンピュータ10に構築されているＰＯＳ情報データ
ベース16を検索して表示部33にデータを表示させ、ある
いは印字装置27にてデータを印字する。そして、日々の
物品、釣銭の補充、売上げ貨幣の回収業務の効率向上を
図れる。

【００２３】また、自動販売機12の故障、釣銭不足の状
況の把握について説明する。

【００２４】自動販売機に故障、釣銭不足が発生した場
合には、自動販売機12から独自に発呼し、ＶＡＮ会社１
のホストコンピュータ10にネットワーク13を介して異常
を伝送する。そして、ＶＡＮ会社１のホストコンピュー
タ10は異常データを自動販売機12の管理者の端末器26に
ネットワーク24を介して伝送し、管理者は故障、釣銭不
足などの異常を感知して素早い対応ができる。

【００２５】また、ＶＡＮ会社１のホストコンピュータ
10に構築されたＰＯＳ情報データベース16の第２のデー
タベース42には第１のデータベース41に記憶されたデー
タを累積情報として蓄積される。この結果、自動販売機
の管理者は売上げ推移、売れ筋情報などのデータをＶＡ
Ｎ会社１のホストコンピュータ10のＰＯＳ情報データベ
ース16を端末器26で検索することにより、売上げ管理を
行ったり、売上げ向上の支援情報として活用できる。

【００２６】また、自動販売機12にて物品を販売すると
きは、購入者は料金投入口35に硬貨を投入し、表示部33
に表示される商品選択表示に手を触れて商品の選択を行
うと、商品が物品投出口37に商品が放出され、釣銭が必
要な場合は前記釣銭投出口36に釣銭が放出される。

【００２７】次に情報販売について説明する。

【００２８】カード挿入口34にカードを挿入すると、情
報販売のメッセージが表示され、ＶＡＮ会社１のホスト
コンピュータ10の販売情報データベース11にネットワー
ク13により接続される。そして、表示部33の所望の情報
の表示に手を触れて情報を選択し、所定の硬貨を料金投
入口35に投入すると、その情報がカードに書き込まれ、
カードはカード挿入口34に返却され、釣銭が必要な場合
は前記釣銭投出口36に釣銭が放出される。

【００２９】また、自動販売機12の表示部33に表示され
る広告はＶＡＮ会社１の広告用データベース17から所定
時間ごとにネットワーク13を介して自動販売機12のメモ
リ38に書き込まれ、所定時間ごとに広告内容が変化され
るようにすることもできる。そして、この表示部33の広
告により広告塔としての機能も有する。

【００３０】

【発明の効果】本発明によれば、自動販売機は一個の機
器筐体で情報販売と物品販売ができ、情報販売業者は物
品販売の自動販売機の設置場所がそのまま情報自動販売
機のロケーションとなり、自動販売機の設置場所を新た
に開拓する必要がなく、また、物品自動販売機のＰＯＳ
データを収集する自動販売機のＶＡＮシステムは情報販
売の通信設備、ネットワークを利用でき、料金徴収装
置、通信設備が共用でき、それぞれの自動販売機に比し
て安価にできるとともに、管理費用も別々の自動販売機
に比して安価にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す情報および物品の自動
販売システムの説明図である。

【図２】同上自動販売機の斜視図である。

【図３】同上ＰＯＳ情報データベースの説明図である。

【符号の説明】 10 コンピュータ 11 販売情報データベース 12 自動販売機 13 ネットワーク 16 ＰＯＳ情報データベース

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動販売機での物品の販売データなどを
   定期的にネットワークを介して収集してＰＯＳ情報デー
   タベースとして構築するとともに自動販売機で販売する
   情報を販売情報データベースとして構築したコンピュー
   タを用い、 販売する情報を自動販売機へ送るネットワークと自動販
   売機での物品の販売データを収集するネットワークとを
   共用したことを特徴とする情報および物品の自動販売シ
   ステム。