JP4146937B2 - 自動販売機システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点在して設置された複数の自動販売機(本体)とネットワークで接続された自動販売機コントローラ(管理センター)とで成る自動販売機システムに関し、特に点在して設けられた多数の自動販売機を効率良く管理し、かつネットワークシステムを利用して利用者の使用する複数の支払手段(現金、磁気カード、ICカード)に対応した売上金の精算を行い得る自動販売機システムの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
わが国においては屋外、屋内を問わず各地に様々な自動販売機が設置されて、商品(清涼飲料、酒類、煙草、食品等)購入の際の利便を人々に提供している。かかる自動販売機は無人でも24時間365日商品を販売し、代金を受け取るもので、特に清涼飲料水を中心とした自動販売機の設置台数は相当な数に上り、レジャーシーズンにおける行楽地や建設現場、市街地等において、自動販売機による売上はかなりの額になっている。
【0003】
従って、このような自動販売機を適切に管理し、商品の在庫量や釣り銭の残量、売上数量や売上高等を把握して、商品の欠品や釣り銭切れ、或は自動販売機の故障等を回避することは、商品の販売促進を図る上で極めて重要である。このような自動販売機は、商品供給業者の営業所或は配送センター等から離れた場所に分散して設けられることが一般的であり、このように各地に点在する多数の自動販売機を管理する方法として、商品を各自動販売機に搬送する配送スタッフが、定期的又は適宜巡回して商品を補給すべく自動販売機に立ち寄る際に、商品の在庫量や釣り銭の残量、売上数量や売上高等を確認して、これら情報を営業所或は配送センター等に報告することが行われている。しかしながら、この方法では、配送スタッフが各自動販売機の設置場所まで立ち寄って得られる情報に基づく場当たり的な管理となるため、自動販売機による商品の販売促進を図るための適切な管理を行うことが困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような問題を解決するものとして、自動販売機の売上データを管理センターに電話回線(無線も含めて)を通じて送信し、管理センターで売上商品の量の情報を得るネットワークシステムが提案されている(例えば特開平10−124585号)。また、自動販売機から管理センターに電話してデータを送信するシステム又は方法として例えば特許第2501847号、特許第2565271号がある。しかしながら、上記のものはいずれも自動販売機が現金若しくは磁気カードを対象としており、ICカードを利用できるようにするためには、自動販売機自体を大幅に改造しなければならない。
【0005】
一方、ICカード読み取り書き込み装置としては例えば特開平4−195380号があり、これは磁気カードリーダライタ及びICカードリーダライタの通信仕様を磁気カードリーダライタに合わせるインタフェースを備えているが、接続できるリーダライタは1台だけであり、磁気カード及びICカードの両方を使用することができない。このように、従来の自動販売機では現金で支払いをするか、磁気カードを使用できる装置もあるが、ICカードを使用できる装置では磁気カードを使用することができない。また、磁気カードリーダライタを具備した自動販売機では、ICカードを使用できるようにするには、大幅な改造をするか新たに設計し直す必要が生じる。
【0006】
本発明は上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、従来の自動販売機を改造することなくそのまま使用すると共に、商品売上情報のみならずICカード及び磁気カード等の異なるカード媒体による支払による個別の管理も行うことができる自動販売機システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 商品を内蔵し顧客の操作により前記商品を販売する複数の自動販売機本体と、該自動販売機本体のそれぞれと一対となって通信可能に並設された複数の自販機子機と、前記各自販機子機と有線又は無線のネットワーク回線で相互に通信可能に接続され、前記自販機子機を介して前記自動販売機本体の販売情報を収集すると共に、収集した前記販売情報を編集して出力する自動販売機コントローラと、を備えた自動販売機システムに関するものであり、本発明の上記目的は
前記自販機子機は、ICカードの読み書きが可能なICカードリーダライタと、磁気カードの読み書きが可能な磁気カードリーダライタと、前記自動販売機コントローラとの通信を行う通信手段と、前記ICカードリーダライタ及び前記磁気カードリーダライタからそれぞれ前記ICカード及び前記磁気カードによる販売ログを収集して記憶する販売ログ収集手段と、前記ICカードリーダライタ又は前記磁気カードリーダライタのいずれか先にアクセスされた方を優先作動状態とし、他方の動作を禁止する動作禁止手段とを備えるとともに、前記ICカードリーダライタは、前記自動販売機本体に対するインタフェースを前記磁気カードリーダライタ用のインタフェースと同じものに変換する磁気カードリーダライタインタフェース変換手段を備え、前記販売ログは、任意期間における前記自動販売機本体からの前記ICカード及び磁気カードによる第1売上データと、前記任意期間における前記自販機子機でのカードによる取引の発生順に並べられた前記各カードリーダライタによる取引の第2売上データとで構成され、前記自動販売機コントローラは、前記第2売上データの合計が前記第1売上データの合計と一致したことを条件に、前記任意期間におけるカード種類毎の売上金額を区分けすることによって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明では、情報収集のためのPOSスレーブを既に有している従来の自動販売機本体の変更、改造をすることなく、POSスレーブが収集した自動販売機本体からのデータを受けるための手段と、磁気カード、ICカードといった複数種類のカードを取り扱うことができるように複数種類のカードリーダライタとを自販機子機に設けている。また、多数の自動販売機本体を管理する自動販売機コントローラ(管理センター)を設け、商品の売上情報のみならず、ICカード及び磁気カード等の異なるカード媒体による支払による売上の管理も行うことのできる自動販売機システムを提供する。
【0010】
このため、本発明の自動販売機システムでは、点在して複数設置された各自動販売機(本体)に自販機子機が並設されており、自販機子機は複数種類(例えばICカード,磁気カード)のカードリーダライタを備えていると共に、各自動販売機の売上商品数、売上金、商品の在庫管理、自動販売機内部の装置の管理を行う自動販売機コントローラ(ホストコンピュータ)に接続するための通信インタフェース及び通信手段を有している。また、自販機子機は並設された自動販売機のデータを収集するデータ収集手段を具備しており、複数種類のカードリーダライタは恰も1台が接続されているように働き、データは複数種類のカードの売上を独立して管理している。ICカード及び磁気カードの場合、自動販売機コントローラ側でもICカードによる売上及び磁気カードによる売上を別々に管理し、各自動販売機毎に磁気カード、ICカードでの売上を集計して管理するようにしており、商品の販売状況の管理、在庫管理及びカードの種類毎、カードのID毎の売上管理等を行うことができる。
【0011】
以下に本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明による自動販売機システムの概略構成例を示しており、清涼飲料、酒類、煙草、食品等を販売する各自動販売機本体1,2,3には自販機子機100,200,300が並設されており、自販機子機100,200,300は有線若しくは無線で通信インタフェース(Ethernet)を介して自動販売機コントローラ(自販機管理用サーバー)4に接続されている。このように自動販売機1,2,3に、それぞれLANの基板、磁気カードリーダライタ及びICカードリーダライタを搭載した自販機子機100,200,300が並設されており、自動販売機1,2,3が販売する商品購入のために顧客に利用される。自販機子機100,200,300と自動販売機コントローラ4との通信は有線LANであっても、アンテナを介した無線LANであってもよく、より大きなシステムにあっては電話局の交換機が介在し、ISDN回線により自動販売機コントローラ4に接続される。自動販売機の管理は、ビル等の構内の管理でもよいし、地域限定の地区管理でもよい。
【0013】
図2は、自動販売機本体1、自販機子機100及び自動販売機コントローラ4の内部構成を示すものであり、各自動販売機本体1,2,3は全て同一構成であるが、ここでは自動販売機本体1を例に挙げて説明する。また、自販機子機は、選択的に有線若しくは無線で自動販売機コントローラ4に接続されるが、ここでは便宜的に有線及び無線の両方で接続する子機(100)の例を示している。自動販売機本体1の内部には自動販売機マスタ11及び電話モデムのPOSスレーブ12が設けられ、自動販売機マスタ11は各種イベント信号を出力し、POSスレーブ12は日本自動販売機工業会で決められた自販機制御信号をモニタして得られる販売データを作成するものである。また、自販機子機100はLANユニット101、ICカードリーダライタ110、磁気カードリーダライタ120、カード取引情報ファイル102、自販機情報ファイル103を具備している。自動販売機コントローラ4は通信用のLANカード41、ソケット通信プログラム及びデータベースアプリケーションで成るパソコン42、プリンタ43を具備している。自動販売機マスタ11、POSスレーブ12、ICカードリーダライタ110及び磁気カードリーダライタ120は相互にバスラインで接続されており、カード取引情報ファイル102の情報は所定規則の手順でパソコン42に送信され、自販機情報ファイル103の情報はデータベースアプリケーションからの一定タイミングの送信指示に基づいて送信される。POSスレーブ12はRS232Cで自販機子機100に接続され、通信プロトコルは従来のものと同一であり、自動販売機コントローラ4が自販機子機100から受信したデータは、データベースアプリケーションに取り込まれると共に、テキストファイルとしてディスク上に保存される。
【0014】
図3は自販機子機100の詳細な内部構成を示しており、自動販売機本体1へはカードインタフェース131を介して、POSスレーブ12とはインタフェース132を介して接続され、通信インタフェース140を介してカード取引情報ファイル102及び自販機情報ファイル103の記憶手段、CPU等で成る制御部141、時計手段142、表示手段143、入力手段144が接続されている。また、カードリーダライタインタフェース111及び121を介してそれぞれICカードリーダライタ110及び磁気カードリーダライタ120が接続され、リーダライタインタフェース112を介してICカードリーダライタ110の状態表示113及び磁気カードリーダライタ120の状態表示114が行われるようになっている。また、印字手段150はプリンタインタフェース151を介して接続されている。
【0015】
自動販売機本体1が有するデータは複数のレコードで構成されており、データとしては、自販機バージョン、商材別満杯数、故障・モニタコード、コラム別売り切れ状態、補給時累計販売数、データ発信時刻、回収時トータル累計、サンプリング周期設定、自販機管理データ、故障コード履歴、累計販売数、商品コード、ホット・コールド分類コード、コラム別販売数、金種別投入枚数、釣り切れ時間、トータル累計等であり、これらの内で自販機バージョン、商材別満杯数、故障・モニタコード、コラム別売り切れ状態、補給時累計販売数、回収時トータル累計、自販機管理データ、商品コード、ホット・コールド分類コード、釣り切れ時間、トータル累計は、POSスレーブ12で収集されて自販機子機100に転送されて記憶手段としての自販機情報ファイル103に記憶されると共に、送信指示に基づいて自動販売機コントローラ4にも送られる。
【0016】
自動販売機本体1には、係員が商品を補給(補充)した後で押す補給ボタン(スイッチ)、係員が売上金を回収する時に押す回収ボタン(スイッチ)が設けられている。自動販売機本体1には、図4に示すように売上管理シートが3種類(シートA,シートB,シートC)あり、シートAは商品の補給が完了して補給ボタンが押される毎にクリアされ、その後商品の販売毎にコラム毎に設けられている商品カウンタがカウントアップするようになっている。シートBはコラム毎の売上を管理するシートで、コラム毎の売上毎にカウントアップされる商品カウンタと、商品の単価とが記憶されている。そして、回収ボタンが押されると、その時のシートBがそのままシートCにコピーされる。シートBは特殊な操作をしないとクリアされないようになっており、通常自動販売機が設置され販売されてからの販売累積値が記録される。自動販売機コントローラ4での回収データはシートCのデータがアップロードされ、売上は今回の回収データから前回の回収データの値を減算することにより求まり、売上金額は各コラムの商品売上個数を乗算することにより計算することができる。商品の補給は、商品を実際に詰め込む行為を行った後に補給ボタンを押すことによって行われ、この操作により自販機内商品の個数がリセットされる。これ以後は、シートAの売上カウンタは商品1個販売する毎に“0”からカウントアップされる。パッケージ商品は各コラム毎に個数が管理され、売上個数は各コラム毎に0,1,2,3,…のようにカウントアップされる。回収は、係員が売上現金を回収した際に自動販売機の回収ボタンを押した時に、売上累積シートをコピー(シートBをシートCにコピー)することであり、データの処理は自動販売機コントローラ4が行う。自動販売機コントローラ4が回収データを吸い上げると、回収ボタンが押された時点の売上累積個数、単価を所定エリアにコピーして、その時点の値と前回の回収時点での個数との差から、前回回収時から今回回収時までの間の売上を特定する。また、前回回収データと今回読取データが同一のときは今回回収データを廃棄し、不一致のときは今回の回収データを最新として差分をとって回収期間データとする。
【0017】
図5はコラム別売り切れ状態レコード(ジュースの缶や煙草の箱等のパッケージを販売するパッケージ商品機)の例を示しており、自販機は、発呼制限クリア(リセットコマンドの一種で所定の初期状態にするコマンド処理)から1つのコラムが商品売り切れに変化すると、アラームによる自販機発呼の要因となり、データ受信OK終了後に発呼制限に入る。発呼制限のクリアは、全商品有りの時若しくはプリセッタ補給データレコード受信時若しくは補給スイッチが押された時に行う。データはコラム別の商品切れだけとし、コラム故障による売り切れは含まず、各コラム別データと対応している。また、売り切れスイッチがない場合には全て「0」となり、売り切れ状態が約1分継続したときに「01」(商品無し)とする。
【0018】
図6は補給時コラム別累計販売数レコードの例を示しており、コラム別累計販売数レコードをコピーしたデータである。補給時に係員が補給ボタンを押すと、予め設定されている数値がカウンタにセットされるプリセッタにより、パッケージ商品機では補給データレコードが、カップ機では商材補給レコードがそれぞれ作業時データ設定交信で送信された場合、又は補給スイッチが押された場合(パッケージ商品機のみ機能すること)にセットされる。作業時データ設定交信時には、補給時刻(月日時分)をそれぞれアイテム1及び2にセットする。補給スイッチ操作時には自動販売機の時刻をセットし、アイテム4以降にこの時点でのコラム別累計販売数のデータをセットする。自動販売機の時計が異常になった場合は、補給スイッチ操作時の時刻データが正規の日時データでない場合があるが、センター及びプリセッタは正常に受信する。
【0019】
また、図7はコラム別補給後販売数レコード(パッケージ商品機)の例を示しており、プリセッタにより補給データレコードがセットされた時点からの販売数を加算したデータ、若しくはそれまでのデータから補給数を減算した値に以後の販売数を加算したデータであり、補給スイッチによって補給データがセットされた場合は、その時点からの販売数データである。自動販売機は補給データレコードの受信により本レコードデータをセットし、一括補給モードでは全コラム「0」からスタートし、コラム別満杯補給モードでは補給されたコラムが「0」からスタートし、コラム別数量入力では現データから補給数データを減算し、負になったら「0」からスタートする。また、コラム別補給後販売数レコードは商品コードレコードと対応している。
【0020】
一方、POSスレーブ12は日本自動販売機工業会準拠のオンライン式自動販売情報管理システムを使用しており、これは自動販売機と営業所等(管理センター)との間を通信回線で結び、リアルタイムに自動販売機の販売情報、故障情報、売り切れ等の状態情報を営業所側で収集できるようになっている。通信形態としては、売り切れや故障が発生したといった状態の変化が発生したときに、自動販売機側が営業所へ呼び出しを行ってデータを送出する方式と、定期的に営業所側から各自動販売機に状態を問い合わせるポーリング方式と、上記両者を組み合わせた方式等がある。本発明では、既存の自動販売機に備えられているPOSスレーブをそのまま使用できるように、モデムとの信号の授受をするプロトコルで、しかもモデムを省略した状態で自販機子機の制御部とRS232C等を介して交信するようになっている。従って、本発明では、通信の部分及びカードリーダの接続部分に関して、従来の自動販売機を何ら変更することなく、そのまま利用できる利点がある。
【0021】
自動販売機コントローラ4は自販機子機監視モニタ及び自販機管理システムの機能を有しており、自販機子機監視モニタはポーリング、時刻合わせ、磁気カード/ICカード取引ログ収集、アラ−ムデータ収集、回収時データ収集、日次データ収集、ブラック送信、ホワイト送信、現在データ収集等の機能を有している。自販機管理システムは各自動販売機の商品売上、回収状況に合わせて売上の現金管理を行うと共に、各自動販売機毎に加工した画面情報表示、帳票印刷、表計算ソフトに合わせたデータ出力を行う。ポーリングはLANの状態の確認を行うためのプログラムであり、磁気カード/ICカード取引ログ収集は磁気カードとICカードとを含む取引ログを時系列に収集したログを収集し、アラ−ムデータ収集は対象自販機のアラーム情報及び自販機子機のアラーム、エラー情報の収集を行い、回収時データ収集は対象自販機の回収時(係員により現金が回収された際に回収ボタンが押された時)にコピーしたデータの収集を行い、日次データ収集は対象自販機の日次データの収集を行い、続けて磁気カード/ICカードの取引ログの収集を行い、現在データ収集は対象自販機の現在の状態を収集し続けて磁気カード/ICカードの取引ログの収集を行う。図8は本発明による売上管理の表示例を示しており、図9は従来装置における売上管理の表示例を示している。このように、本発明によれば販売形態別に各種小計をとれるほか、明細情報として各自販機のコラム別売上を集計して表示することもできる。また、図10は従来装置における入出金管理の表示例を示しており、本発明でもかかる入出金管理の表示を行うようになっている。
【0022】
図11は自動販売機コントローラ4の中にあるログファイルの例を示しており、○印の前回適用済み以外のレコードを順に取り出し、売上金額を累計して行き、POSスレーブ12から得たカード期間売上とログレコードの売上金額累計とが一致すれば累計を終了する。取り出したログレコードの売上金額を売上区分で再集約し、カード期間売上に対応する磁気カード売上及びICカード売上を算出する。そして、分割に使用したログレコードに適用済みフラグを立てる。自販機子機100ではカードリーダライタ110又は120による売上しかログできず、POSスレーブ12からの情報を基に発生順に並べられた自販機子機のデータ拾って、その取り引きはICカードによるものかを特定して図11のような結果を得る。
【0023】
自動販売機コントローラ4から自販機子機100に送られるデータとして、時刻合わせのための現在時刻データ、使用を禁止するカードのIDのブラックデータ(以前に不正歴がある人には利用させないためIDを登録しておく)、所定データがないカードは使用を許可しないようにするホワイトデータ(例えばA社の社員は使用できるが、B社の社員は使用できないようにする)がある。この場合の時刻、ブラックリスト、ホワイトリストのデータは別に設けられたサーバ共通ファイルとして、一括して1個所で管理される。これは通常、システムの起動時に自動的に自動販売機コントローラ4から各自販機子機へとダウンロードされ、ブラックリスト、ホワイトデータに変更があった場合には、上位サーバが自動販売機コントローラ4に更新要求を出すこともできるし、手動でオペレータが行うこともできる。
【0024】
上述のような構成において、顧客が商品を自動販売機から購入する場合の動作を、図12のフローチャートを参照して説明する。先ず電源を投入すると(ステップS1)、初期化の処理を行い(ステップS2)、カード非処理の表示を行う(ステップS3)。そして、自動販売機よりカード受け入れ待ちとなり(ステップS4)、カードの受け入れ状態にし(ステップS5)、カードが挿入されたときにブラックリスト及びホワイトデータのチェックによって使用可能なカードか否かを判断する(ステップS10)。使用不能のカードの場合には、エラーを表示してカードを返却し、上記ステップS6にリターンする(ステップS17)。最初にカードを入れられたカードリーダライタが優先して自動販売機と通信を行うことになり、他方のカードリーダライタは非動作状態となり、データの授受を行わない。カードが使用可能であれば、他方のリーダライタを非動作状態にし(ステップS11)、自動販売機本体1への残額通知、引き落とし金額受信、更新要求受信等で自動販売機との取引を行い(ステップS12)、当該カードの書込みを行って残金額の更新を行い(ステップS13)、取引ログの記録をカード取引情報ファイル102に対して行う(ステップS14)。そして、印字手段150でジャーナル印字をし(ステップS15)、カードを排出し、上記ステップS4にリターンする(ステップS16)。
【0025】
【発明の効果】
本発明の自動販売機システムによれば、ICカードリーダライタ及び磁気カードリーダライタを自動販売機に並設した自販機子機を有し、自販機子機が自動販売機のデータを収集する収集手段と、データを送信する通信手段とを具備しており、磁気カードの取引とICカードのそれとは恰も1台が接続されているように働き、データは2種類のカードの売上を別個独立に管理しているが、自動販売機は磁気カードリーダライタを用いた従来のもを何ら改造する必要がない。自動販売機コントローラ側でもICカードによる売上及び磁気カードによる売上を別管理し、各自動販売機毎に磁気カード、ICカードでの売上を集計して管理するようにしており、商品の販売状況の管理、在庫管理及びカードの種類毎、カードのID毎の売上管理を行うことができる。また、自動販売機コントローラと自動販売機との通信を1:1で通信することが可能となり、自動販売機主導でデータの発信をする場合と比べ、パケットがぶつかり合うことがなく、効率良くデータの収集を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】自動販売機、自販機子機及び自動販売機コントローラの内部構成例を示すブロック図である。
【図3】自販機子機の詳細な内部構成例を示すブロック図である。
【図4】自動販売機本体の売上管理シートを説明するための模式図である。
【図5】コラム別売り切れ状態レコード(パッケージ商品機)の例を示す図である。
【図6】補給時コラム別累計販売数レコードの例を示す図である。
【図7】コラム別補給後販売数レコード(パッケージ商品機)の例を示す図である。
【図8】本発明による売上管理の表示例を示す図である。
【図9】従来装置における売上管理の表示例を示す図である。
【図10】従来装置における入出金管理の表示例を示す図である。
【図11】自動販売機コントローラの中にあるログファイルの例を示す図である。
【図12】本発明の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、3 自動販売機本体
4 自動販売機コントローラ(自販機サーバー)
100,200,300 自販機子機

Claims (2)

  1. 商品を内蔵し顧客の操作により前記商品を販売する複数の自動販売機本体と、該自動販売機本体のそれぞれと一対となって通信可能に並設された複数の自販機子機と、
    前記各自販機子機と有線又は無線のネットワーク回線で相互に通信可能に接続され、前記自販機子機を介して前記自動販売機本体の販売情報を収集すると共に、収集した前記販売情報を編集して出力する自動販売機コントローラと、を備えた自動販売機システムにおいて、
    前記自販機子機は、ICカードの読み書きが可能なICカードリーダライタと、磁気カードの読み書きが可能な磁気カードリーダライタと、前記自動販売機コントローラとの通信を行う通信手段と、前記ICカードリーダライタ及び前記磁気カードリーダライタからそれぞれ前記ICカード及び前記磁気カードによる販売ログを収集して記憶する販売ログ収集手段と、前記ICカードリーダライタ又は前記磁気カードリーダライタのいずれか先にアクセスされた方を優先作動状態とし、他方の動作を禁止する動作禁止手段とを備えるとともに、
    前記ICカードリーダライタは、前記自動販売機本体に対するインタフェースを前記磁気カードリーダライタ用のインタフェースと同じものに変換する磁気カードリーダライタインタフェース変換手段を備え、
    前記販売ログは、任意期間における前記自動販売機本体からの前記ICカード及び磁気カードによる第1売上データと、前記任意期間における前記自販機子機でのカードによる取引の発生順に並べられた前記各カードリーダライタによる取引の第2売上データとで構成され、
    前記自動販売機コントローラは、前記第2売上データの合計が前記第1売上データの合計と一致したことを条件に、前記任意期間におけるカード種類毎の売上金額を区分けすることを特徴とする自動販売機システム。
  2. 前記自動販売機コントローラから前記各自販機子機に対してデータ送信指示を送ることによって、前記自動販売機コントローラは前記各自販機子機のデータを収集するようになっている請求項に記載の自動販売機システム。
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