JPH06162112A - データ検索装置 - Google Patents

データ検索装置

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JPH06162112A
JPH06162112A JP4315173A JP31517392A JPH06162112A JP H06162112 A JPH06162112 A JP H06162112A JP 4315173 A JP4315173 A JP 4315173A JP 31517392 A JP31517392 A JP 31517392A JP H06162112 A JPH06162112 A JP H06162112A
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JP4315173A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nishikawa
振一 西川
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数頁のデータのなかから任意の頁のデータを
良好な操作性で検索できるデータ検索装置を提供する。 【構成】閉じられた状態の本とほぼ同様な形状の本体部
21の腹部23には、操作部27が設けられている。操
作者が操作部27を押圧操作すると、腹部23の長手方
向と交差する方向に関して、その操作位置が検出され
る。この検出された操作位置に対応した頁情報がケーブ
ル20からファイリング装置などの一部を成すパーソナ
ルコンピュータに送信される。 【効果】本のなかの所定の事項を検索する場合と同様な
操作によってデータを検索できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書類を電子的にファイ
ルするファイリング装置などに適用され、複数頁のデー
タから所定の頁のデータを検索する場合に用いられるデ
ータ検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、書類を光学的に読み取って画
像データに変換し、この画像データを光ディスクなどに
蓄えて保存するようにしたファイリング装置が用いられ
ている。このようなファイリング装置は、たとえば図1
3に示すように、パーソナルコンピュータ1、書類等を
光学的に読み取って画像データに変換するイメージスキ
ャナ2、および画像データを光ディスクに蓄えるための
光ディスク装置3を備えている。パーソナルコンピュー
タ1には、入力操作を支援する情報を表示したり、光デ
ィスクから読み出された画像を表示したりするための表
示装置4が接続されている。さらに、パーソナルコンピ
ュータ1には、各種の指示を与えるためのキーボード5
およびマウス6が接続されている。また、光ディスクか
ら読み出した書類の画像を記録用紙上に再生するプリン
タ7が設けられている。
【0003】この構成により、イメージスキャナ2で書
類等を読み取り、得られた画像データを光ディスクに格
納することによりファイリングが達成される。光ディス
クに格納された画像は、キーボード5やマウス6を操作
することにより、表示装置4に表示させたりプリンタ7
で印刷させたりすることができる。光ディスクに格納さ
れた書類を読み出すと、表示装置4には、たとえば図1
4(a) に示す画像が現れる。すなわち、複数枚からなる
書類が頁順に重ね合わされた画像が表示され、各頁の画
像の右肩部には頁番号が表示される。任意の頁を検索し
て表示させる場合には、操作者は、マウス6を操作して
カーソル8で表示させるべき頁の画像を指示し、そのう
えでクリック操作を行う。これにより、たとえば、図1
4(b) に示すように、指示した頁が最も手前に表示され
た状態となる。このような頁検索動作は、キーボード5
から頁番号を入力することによっても行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置は、
従来では書類を冊子状に綴じ込んむことにより行われて
きたファイリングをいわば電子的に実現したものであ
り、これにより、書類保管スペースの削減等の効果をも
たらすものである。しかし、上述のように或る書類の必
要な頁を検索する場合には、キーボード5やマウス6を
操作しなければならないから、操作に熟練を要するとい
う問題があった。すなわち、従来の冊子状のファイルを
検索する動作とキーボード5やマウス6を操作する動作
とは全く異なる動作であるため、冊子状のファイルの検
索に慣れた操作者にとってはキーボード5やマウス6の
操作による検索作業は繁雑である。そのため、業務効率
の低下を招くおそれがあった。
【0005】また、書類の頁数が少ない場合にはキーボ
ード5やマウス6を用いた上記の検索方法でも弊害は少
ないが、頁数が多く、しかも検索すべき頁番号が漠然と
わかっているに過ぎないような場合には、熟練した操作
者であっても、該当頁を検索することは容易ではない。
なぜなら、表示装置4に多数頁が表示されると、いずれ
かの頁をカーソル8で指示する操作が困難になるからで
ある。また、キーボード5を用いる場合でも、いちいち
頁数を指定したりする操作は極めて繁雑である。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、データを検索する際の操作を格段に向上す
ることができるデータ検索装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための請求項1記載のデータ検索装置は、複数
頁のデータのなかから任意の頁のデータを検索するため
に用いられるデータ検索装置であって、閉じられた本と
ほぼ同様な形状を有する本体部と、この本体部の腹部に
設けられ、少なくとも腹部に交差する方向に関して複数
の異なる操作位置での操作を許容する操作部と、この操
作部が操作されたときに、少なくとも腹部に交差する方
向に関する操作位置を検出することができる位置検出手
段と、この位置検出手段が検出した操作位置に対応する
情報を出力する処理手段とを含むことを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、本体部は、閉じられ
た本とほぼ同様な形状を有しており、その腹部に操作部
が設けられている。この操作部が操作されると、その操
作位置が位置検出手段により検出される。この検出され
た操作位置に対応する情報が処理手段から出力される。
したがって、たとえば、検出された操作位置を検索すべ
き頁を表す情報として処理すれば、処理手段の出力に基
づいて、検索すべきデータの頁を指定できる。
【0009】たとえば、辞書などで所定の事項を調べる
場合には辞書の腹部で大まかな検索が行われるが、上記
の構成では、このような操作と同様な操作によってデー
タの検索を行える。請求項2記載のデータ検索装置は、
上記処理手段は、上記位置検出手段が検出した操作位置
に基づいて頁情報を演算し、この頁情報を検索すべき頁
を表す情報として出力するものであることを特徴とす
る。
【0010】この構成では、処理手段からは操作位置に
基づいて演算された頁情報が出力されるから、操作部の
操作位置に応じた頁のデータを検索できる。請求項3記
載のデータ検索装置は、上記本体部の腹部に設けられ、
複数の検索項目を異なる位置に表示する検索項目表示手
段をさらに含み、上記操作部は各検索項目の表示位置の
近傍の領域における操作を許容するものであり、上記位
置検出手段は、上記操作部における各検索項目の表示位
置の近傍が操作されたときに、その操作位置を各検索項
目毎に区別して検出することができるものであり、上記
処理手段は、上記位置検出手段が検出した操作位置に対
応する検索項目を表す情報を出力するものであることを
特徴とする。
【0011】この構成によれば、本体部の腹部には複数
の検索項目が表示され、この表示された検索項目の近傍
を操作することで、処理手段から検索項目を表す情報を
出力させることができる。これにより、頁による指定の
代わりに項目の指定によるデータの検索が行える。この
ような操作は、たとえば国語辞典を引くときにその腹部
に形成された「あ」、「か」、「さ」、・・・・のような検
索項目を参照して大まかな検索を行う場合の操作に類似
している。
【0012】請求項4記載のデータ検索装置は、複数頁
のデータのなかから任意の頁のデータを検索するために
用いられるデータ検索装置であって、見開き状態の本と
ほぼ同様な形状に構成され、見開き状態の本の左頁部分
に対応する左頁部、および見開き状態の本の右頁部分に
対応する右頁部を有する本体部と、上記本体部の左頁部
に設けられた第1の頁送り指示部と、上記本体部の右頁
部に設けられた第2の頁送り指示部と、上記第1の頁送
り指示部が操作されたことに応答して、頁番号の増加お
よび減少のうちの一方を表す信号を出力する手段と、上
記第2の頁送り指示部が操作されたことに応答して、頁
番号の増加および減少のうちの他方を表す信号を出力す
る手段とを含むことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、本体部は見開き状態の
本とほぼ同様な形状を有しており、その左頁部および右
頁部にはそれぞれ第1および第2の頁送り指示部が設け
られている。この第1および第2の頁送り指示部を操作
することにより、検索すべき頁番号を増減することがで
きる。したがって、見開き状態の本を繰る操作とほぼ同
様な操作によって、検索されるデータの頁番号を変化さ
せることができる。
【0014】請求項5記載のデータ検索装置は、所定の
記録媒体を装填することができ、この記録媒体に記録さ
れたデータを読み出すことができるデータ読出手段と、
このデータ読出手段が上記記録媒体から読み出したデー
タを表示する表示手段とを上記本体部に備えたことを特
徴とする。この構成によれば、本体部には記録媒体を装
填することができるデータ読出手段と、データ表示手段
とが備えられている。そのため、このデータ検索装置
は、他のデータ処理装置などと組み合わされて用いられ
る必要はなく、単独で用いることができる。
【0015】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例のデ
ータ検索装置の外観を示す斜視図である。このデータ検
索装置は、RS−232C用ケーブルなどのケーブル2
0を介して図外のファイリング装置に接続されて用いら
れ、たとえば光ディスクなどに記録された任意のファイ
ル中の情報を検索するために用いられる。
【0016】本体部21は、蝶番22により開閉自在に
連結された左頁部25および右頁部26を有し、左頁部
25および右頁部26を閉じた状態では、閉じられた本
とほぼ同様な形状となる。そして、その腹部23のほぼ
中央部には、腹部23の長手方向に交差する方向に延び
た操作部27が設けられている。この操作部27は、光
ディスクなどから読み出された複数頁のデータのなかか
ら任意の頁を検索する際に、大まかな検索位置を入力す
るために用いられる。
【0017】すなわち、たとえば、200頁の書類に対
応したデータの100頁目くらいを大まかに検索したい
ときに、この操作部27が用いられる。この操作部27
が設けられた腹部23には、左頁部25と右頁部26と
を固定するためのロック機構(図示せず。)が設けられ
ている。図2は左頁部25および右頁部26を開いて見
開き状態とした斜視図である。左頁部25は見開き状態
の本の左頁部分に対応しており、右頁部26は見開き状
態の本頁部分に対応している。左頁部25の左下角に
は、第1の頁送り指示部31が設けられており、右頁部
26の右下角には、第2の頁送り指示部32が設けられ
ている。第1および第2の頁送り指示部31,32を操
作することにより、検索される頁番号を増加または減少
させることができる。
【0018】図3は操作部27の構成を示す断面図であ
り、腹部23の長手方向に交差する断面が示されてい
る。操作部27は、腹部23の長手方向に交差する方向
に沿って連続的に分布する複数の位置での操作を許容す
るものである。この操作部27は、導電板28と、この
導電板28に対して一定の空隙を開けて配置された抵抗
板29と、この抵抗板29の上に配置され操作者の手指
33により押圧操作される絶縁板30とを有している。
抵抗板29において、腹部23に交差する一端部29A
には電源電圧Vcc(たとえば5V)が与えられており、
他端部29Bは接地されている。
【0019】手指33で操作部27を押圧操作すると、
図3において二点鎖線で示すように、絶縁板30および
抵抗板29が変形し、操作された位置で抵抗板29と導
電板28とが接触する。このときの等価回路は、図4に
示されている。すなわち、抵抗板29は導電板28と接
触した位置34で導電板28に電気的に接続される。そ
のため、導電板28には、電源電圧Vccを位置34にお
いて抵抗板29で分圧した電圧が与えられる。したがっ
て、この導電板28の電圧を適当な短絡防止用抵抗35
を介して検出すれば、手指33による操作部27の操作
位置を知ることができる。
【0020】なお、図5に示すように、抵抗板29と導
電板28とが位置35A,35Bの2箇所で同時に接触
した場合には、図4の回路から明らかなように、接地側
に近い位置35Bが操作位置として検出されることにな
る。図6は左頁部25に設けられた第1の頁送り指示部
31の構成を示す断面図である。左頁部25のハウジン
グ40の表面には孔41が形成されており、この孔41
にカバー部材42が嵌め込まれている。このカバー部材
42は、表面がやや盛り上がったシート状のもので、弾
性変形させることができるものである。カバー部材42
の下部には、軸43に回動自在に支持された指示部材4
4が設けられている。この指示部材44は、ほぼT字状
のもので、第1の突起44Aにはコイルばね45の一端
が取り付けられている。このコイルばね45の他端はハ
ウジング40に固定された固定部46に固定されてお
り、これにより、指示部材44は矢印47に向けて回動
するように付勢されている。この回動は、指示部材44
の第2の突起44Bが規制部材48に当接することによ
り規制される。また、指示部材44の第3の突起44C
には、操作者が手指でカバー部材42を矢印49方向に
こするように操作したときに、この操作力が弾性変形し
たカバー部材42を介して作用する。これにより、指示
部材44は矢印51方向への回動する。
【0021】図6において実線で示された指示部材44
の基準位置における第2の突起44Bの位置よりも矢印
51の下流側には、ホトインタラプタ50Lが配置され
ている。指示部材44が矢印51方向に回動して第2の
突起44Bがホトインタプタ50Lに達すると(図6に
おいて破線で示す位置)、このことを表す信号がホトイ
ンタラプタ50Lから出力される。
【0022】なお、右頁部26に備えられた第2の頁送
り指示部32は、図6の構成と左右対称な構成を有して
いる。図7は、上記のデータ検索装置の電気的構成を示
すブロック図である。制御の中心となるCPU(中央処
理装置)61には、操作部27の出力信号を操作位置情
報に変換する位置検出部62からの信号が与えられてい
る。CPU61にはさらに、ホトインタラプタ50L,
50Rの出力信号が、検出部63L,63Rを介して入
力されている。ホトインタラプタ50Rは、右頁部26
に備えられた第2の頁送り指示部32の一部をなすもの
で、ホトインタラプタ50Lと同様な働きを有する。ま
た、検出部63L,63Rは、たとえばカウンタなどで
構成され、ホトインタラプタ50L,50Rによって頁
送り指示部31,32の操作が検出されたときに、所定
の検出信号をCPU61に与えるものである。
【0023】CPU61にはさらに、動作プログラムな
どを記憶したROM(リード・オンリ・メモリ)64、
ワークエリアなどとして用いられるRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)65、およびファイリング装置が備
えるパーソナルコンピュータとの間で情報や制御信号の
授受を行うためのインタフェース(I/F)66が接続
されている。
【0024】図8および図9は動作を説明するためのフ
ローチャートである。ファイリング装置により光ディス
クなどにファイリングされている所定の書類を読み出
し、この書類のなかの所定の頁を検索する場合について
説明する。ファイリング装置の一部をなすパーソナルコ
ンピュータに接続されたキーボードやマウスなどを用い
て光ディスクなどから所定の書類を呼び出すと、ステッ
プS1では、その書類の総頁数と、その書類の縦書/横
書の別がインタフェース66を介してCPU61に与え
られる。CPU61は、この総頁数および縦書/横書の
別をRAM65に書き込む(ステップS2)。縦書/横
書の別は、各書類のファイルに付加情報として記録され
ていてもよく、操作者がキーボードやマウスから入力す
ることによりインタフェース66から与えられてもよ
い。
【0025】次に、ステップS3で操作者が操作部27
を押圧操作すると、ステップS4で位置検出部62から
の出力が取得される。さらに、ステップS5では、位置
検出部62から与えられた操作位置情報に基づき、RA
M65に記憶されている総頁数の内分演算が行われ、そ
の操作位置に対応する頁番号が演算される。すなわち、
操作部27における腹部23の長手方向と交差する方向
の全幅WA(図3参照。)が総頁数に対応付けられる。
たとえば、操作位置が全幅WAを左頁部25から右頁部
26に向かう方向にW1:W2に内分する位置であった
とする。この場合に、検索対象の書類が横書である場合
には、検索頁は下記第(1) 式の内分演算により求めら
れ、縦書である場合には検索頁は下記第(2) 式の内分演
算により求められる。
【0026】
【数1】
【0027】ステップS6では、上記第(1) 式または第
(2) 式により得られた検索頁が、「現在の頁」として、
RAM65に格納され、さらに、インタフェース66を
介してパーソナルコンピュータに伝送される。パーソナ
ルコンピュータでは、与えられた頁の画像をファイリン
グ装置に備えられた表示装置に表示することになる。こ
のようにして、いわば辞書を引く場合に、その腹部で大
まかな検索位置を予想して開く際の動作とほぼ同様な動
作によって、検索頁を大まかに設定することができる。
【0028】次に、操作者は、頁の検索を詳細に行うた
めに、左頁部25および右頁部26を開いて図2に示す
見開き状態とする。このとき、CPU61では、ステッ
プS1でRAM65に格納された情報を参照して、光デ
ィスクなどから読み出された書類が縦書であるか横書で
あるかを判断する(ステップS10)。縦書であるとき
には、ステップS11において、左頁部25に設けられ
た第1の頁送り指示部31に番号「1」が割り当てら
れ、右頁部26に設けられた第2の頁送り指示部32に
番号「2」が割り当てられる。また、横書であるときに
は、ステップS12において、左頁部25に設けられた
第1の頁送り指示部31に番号「2」が割り当てられ、
右頁部26に設けられた第2の頁送り指示部32に番号
「1」が割り当てられる。
【0029】ステップS13では、検出部63Lまたは
63Rの出力が参照され、番号「1」の頁送り指示部が
操作されたかどうかが判断される。番号「1」の頁送り
指示部が操作された場合には、ステップS14におい
て、RAM65内の「現在の頁」が1だけ増加させられ
る。さらに、ステップS15において、増加後の「現在
の頁」がインタフェース66からファイリング装置に送
信される。その後の処理は、ステップS13に戻る。
【0030】番号「1」の頁送り指示部が操作されなけ
れば、ステップS16において、番号「2」の頁送り指
示部が操作されたか否かが判断される。この判断は、検
出部63Lまたは63Rの出力を参照して行われる。番
号「2」の頁送り指示部が操作された場合には、ステッ
プS17において、RAM14内の「現在の頁」が1だ
け減少させられる。さらに、ステップS18において、
減少後の「現在の頁」がインタフェース66からファイ
リング装置のパーソナルコンピュータに送信される。そ
の後の処理は、ステップS13に戻る。
【0031】また、ステップS16で番号「2」の頁送
り指示部が操作されていないと判断されたときには、ス
テップS13に戻る。上記のフローチャートに従う処理
では、たとえば、横書の書類に対しては、第1の頁送り
指示部31に番号「2」が与えられ、第2の頁送り指示
部32に番号「1」が与えられるから、第1の頁送り指
示部31を操作すると「現在の頁」は減少し、第2の頁
送り指示部32を操作すると「現在の頁」は増加する。
したがって、第1の頁送り指示部31を右側に向けてこ
する操作を行うと(図6参照。)、その操作がホトイン
タラプタ50Lで検出され、「現在の頁」が1頁だけ減
少する。また、第2の頁送り指示部32は図6の構成と
は左右対称に構成されているから、この第2の頁送り指
示部32を左側に向けてこする操作を行うことにより、
「現在の頁」が1頁だけ増加することになる。
【0032】一方、横書の本を開いた状態では、右側頁
は左側頁よりも1だけ大きな頁番号が与えられた頁であ
る。したがって、一般に、左側頁よりも前の頁を見たい
ときには、左側頁の左下角部を右側に向かってこする動
作が行われる。また、右側頁よりも後ろの頁を見たいと
きには、右側頁の右下角部を左側に向かってこする動作
が行われる。
【0033】そうすると、本の頁を繰る操作とほぼ同じ
操作を本実施例のデータ検索装置に対して行うことによ
り、ファイリング装置の表示装置に表示される頁を増加
または減少させることができる。したがって、キーボー
ドやマウスの操作に慣れていない操作者であっても、必
要な頁を容易に検索することができる。書類の頁数が多
数であっても頁送り指示部31,32の操作が困難とな
ることはないから、頁数の多少にかかわらずに、必要な
頁を良好に検索できる。
【0034】縦書の書類に対しては、頁送り指示部3
1,32に対する番号「1」,「2」の割当が横書の書
類の場合とは反対になる。これは、縦書の本では、右側
頁と左側頁との頁数の大小関係が横書の本とは反対にな
るからである。したがって、検索対象の書類が縦書であ
っても横書であっても、本を繰る操作と同様な操作によ
り、必要な頁の検索を良好に行える。
【0035】以上のように本実施例では、書類を冊子状
に閉じて作成されたファイルを検索する操作とほぼ同様
な操作によって、必要なデータの検索を行える。そのた
め、データを検索する際の操作性が、マウスやキーボー
ドを用いる場合に比較して格段に向上される。これによ
り、業務効率の向上を計ることができる。図10は本発
明の第2実施例の構成を示す斜視図である。この図10
において、上記の図2に示された各部に対応する部分に
は同一の参照符号を付して示す。本実施例の装置は、記
録媒体としてのICカード70に記録されたデータを再
生するための携帯用のデータ検索装置である。
【0036】この装置は、左頁部25および右頁部26
にそれぞれ表示手段としての液晶表示パネル71,72
を備えている。そして、左頁部25の下端部には、IC
カード70を内部に導入するための開口75が形成され
ており、その内部にはICカード70に対するアクセス
を行うためのデータ読出手段としての記録/再生部(図
示せず。)が設けられている。たとえば、ICカード7
0に記録されたデータは、液晶表示パネル71,72に
横書で表示される。その場合に、右頁部26の液晶表示
パネル72には、左頁部25の液晶表示パネル72に表
示された頁の次の頁が表示される。
【0037】図11は上記のデータ検索装置の電気的構
成を示すブロック図である。制御の中心となるCPU8
0には、第1および第2の頁送り指示部31,32から
の信号が与えられている。また、このCPU80には、
その動作プログラムを記憶したROM81、ワークエリ
アとして用いられるRAM82、および上記の液晶表示
パネル71,72やこれらに関連した駆動回路などを含
む液晶表示部83が接続されている。さらに、ICカー
ド70の記録データを再生したり、このICカード70
にデータを記録したりするための記録・再生部84が、
CPU80に接続されている。
【0038】この構成により、第1の頁送り指示部31
が操作されると、CPU80は液晶表示部83を制御
し、液晶表示パネル71に表示されていた頁を液晶表示
パネル72に表示させる。そして、液晶表示パネル71
には、記録・再生部84によりICカード70から読み
出された前頁の画像が新たに表示される。また、第2の
頁送り指示部32が操作されると、CPU80は、液晶
表示部83を制御し、液晶表示パネル72に表示されて
いた頁を液晶表示パネル71に表示させる。そして、液
晶表示パネル71には、ICカード70から読み出され
た次頁の画像が新たに表示される。このようにして、横
書の本を繰る操作と同様な操作で、ICカード70に記
録されたデータを検索することができる。
【0039】ただし、最終頁が液晶表示パネル72に表
示されている状態で第2の頁送り指示部32が操作され
た場合や、最初の頁が液晶表示パネル71に表示されて
いる状態で第1の頁送り指示部31が操作された場合に
は、表示すべき頁が無いものとして、液晶表示パネル7
1,72にエラーメッセージが表示される。なお、本実
施例の装置は、第1実施例において設けられていた操作
部27を備えていないが、この操作部27を設けて、大
まかな検索を予め行えるようにしてもよい。
【0040】図12は本発明の第3実施例の構成を示す
斜視図である。この図12において、上記の図1に示さ
れた各部に対応する部分には同一の参照符号を付して示
す。また、上記の図2を併せて参照する。本実施例の装
置は、ケーブル20を介して図外のファイリング装置に
接続されて用いられるものである。本体部21の腹部2
3には、液晶パネルなどで構成された検索項目表示部9
0が設けられている。この検索項目表示部90には、た
とえば、50音に基づいて分類されたファイルが検索さ
れるときには、図12に示されているように「あ」、
「か」、「さ」、・・・・のような検索項目が、国語辞典の
腹部における表示と同様な態様で表示される。
【0041】検索項目表示部90には、表面にいわゆる
タッチパネルが操作部として設けられている(図示せ
ず。)。このタッチパネルは、操作者が表面を押圧操作
したときに、その操作位置を各検索項目毎に区別して検
出することができるものである。タッチパネルが操作さ
れると、本体部21の内部に設けられた図外の制御ユニ
ットは、その操作位置を検出する。そして、その操作位
置に表示されている検索項目を表す情報をケーブル20
を介してファイリング装置に送信する。
【0042】たとえば、検索項目「あ」が表示された位
置を押圧操作すると、ファイリング装置では、検索項目
「あ」に分類されているファイルの内容が表示装置に表
示される。その後は、左頁部25および右頁部26を開
いて図2の状態とし、第1および第2の頁送り指示部3
1,32を操作することによって、個々の事項を検索す
ることができる。
【0043】したがって、たとえば、国語辞典が記録さ
れたファイルを検索する場合には、実際に国語辞典を引
く場合の操作と全く同様な操作で、必要な事項を検索す
ることができる。なお、アルファベットに基づいて分類
されたファイルが検索されるときには、上記の「あ」、
「か」、「さ」、・・・・のような検索項目の代わりに、
「A」、「B」、「C」、・・・・のような検索項目が、英
和辞典の腹部における表示と同様な態様で、検索項目表
示部90に表示される。これにより、アルファベットに
よるデータの検索も行える。
【0044】以上のように本実施例によれば、50音や
アルファベットによるデータの検索を行えるから、デー
タの検索を一層良好に行うことができるようになる。な
お、本実施例の構成を、図10および図11に示された
上記の第2実施例に適用することもできる。この場合
に、たとえば国語辞典や英和辞典などを記録したICカ
ード70を装置に装填して、そのデータを検索するとき
には、辞書を引く場合と全く同様な操作でデータを検索
できる。
【0045】本発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
い。たとえば、上記の実施例では、第1および第2の頁
送り指示部31,32には、各表面を一定の方向にこす
る操作を前提とした図6の構成か採用されているが、こ
のような構成に代えて面状のスイッチが採用されてもよ
い。
【0046】また、上記の第2実施例の構成では、IC
カード70に記録されたデータの検索が行われている
が、たとえば、本体部21にCD−ROMドライバを設
け、CD−ROMから読み出したデータを液晶表示パネ
ル71,72に表示させる構成としてもよい。さらに、
上記の第3実施例では、液晶表示パネルで構成された検
索項目表示部90とタッチパネルとの組合せにより検索
項目の入力を可能にしているが、この構成に代えて、各
検索項目を本体部21の腹部に印刷などにより形成して
おき、各検索項目の表示位置の近傍にそれぞれスイッチ
を配置した構成が採用されてもよい。
【0047】また、上記の実施例では、左頁部25と右
頁部26とが開閉自在に連結されているが、たとえば、
操作部27の操作による検索のみが行えればよい場合に
は、図1に示された形状のままで形状を変化させること
ができない本体部が採用されてもよい。同様に、図2の
形状のままで形状を変化させることができない本体部が
採用されてもよい。
【0048】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明のデータ検索装置に
よれば、本のなかの所定の項目を検索する場合とほぼ同
様な操作によって、データの検索を行うことができる。
そのため、操作性が格段に向上されるから、データ検索
作業の効率を格段に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のデータ検索装置の構成を
示す斜視図である。
【図2】上記実施例のデータ検索装置を見開き状態に展
開したときの斜視図である。
【図3】検索位置指示部の構成を示す断面図である。
【図4】検索位置指示部の等価回路を示す電気回路図で
ある。
【図5】検索位置検出部の2箇所が操作された状態を示
す断面図である。
【図6】頁送り指示部の構成を示す断面図である。
【図7】上記データ検索装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】上記データ検索装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】上記データ検索装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例のデータ検索装置の構成
を示す斜視図である。
【図11】上記データ検索装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図12】本発明の第3実施例のデータ検索装置の構成
を示す斜視図である。
【図13】従来から用いられているファイリング装置の
基本構成を示す概念図である。
【図14】上記ファイリング装置の表示装置における表
示態様を示す概念図である。
【符号の説明】
21 本体部 22 蝶番 23 腹部 25 左頁部 26 右頁部 27 操作部 31 第1の頁送り指示部 32 第2の頁送り指示部 61 CPU 70 ICカード 71 液晶表示パネル 72 液晶表示パネル 80 CPU 83 液晶表示部 84 記録・再生部 90 検索項目表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数頁のデータのなかから任意の頁のデー
    タを検索するために用いられるデータ検索装置であっ
    て、 閉じられた本とほぼ同様な形状を有する本体部と、 この本体部の腹部に設けられ、少なくとも腹部に交差す
    る方向に関して複数の異なる操作位置での操作を許容す
    る操作部と、 この操作部が操作されたときに、少なくとも腹部に交差
    する方向に関する操作位置を検出することができる位置
    検出手段と、 この位置検出手段が検出した操作位置に対応する情報を
    出力する処理手段とを含むことを特徴とするデータ検索
    装置。
  2. 【請求項2】上記処理手段は、上記位置検出手段が検出
    した操作位置に基づいて頁情報を演算し、この頁情報を
    検索すべき頁を表す情報として出力するものであること
    を特徴とする請求項1記載のデータ検索装置。
  3. 【請求項3】上記本体部の腹部に設けられ、複数の検索
    項目を異なる位置に表示する検索項目表示手段をさらに
    含み、 上記操作部は各検索項目の表示位置の近傍の領域におけ
    る操作を許容するものであり、 上記位置検出手段は、上記操作部における各検索項目の
    表示位置の近傍が操作されたときに、その操作位置を各
    検索項目毎に区別して検出することができるものであ
    り、 上記処理手段は、上記位置検出手段が検出した操作位置
    に対応する検索項目を表す情報を出力するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ検索装置。
  4. 【請求項4】複数頁のデータのなかから任意の頁のデー
    タを検索するために用いられるデータ検索装置であっ
    て、 見開き状態の本とほぼ同様な形状に構成され、見開き状
    態の本の左頁部分に対応する左頁部、および見開き状態
    の本の右頁部分に対応する右頁部を有する本体部と、 上記本体部の左頁部に設けられた第1の頁送り指示部
    と、 上記本体部の右頁部に設けられた第2の頁送り指示部
    と、 上記第1の頁送り指示部が操作されたことに応答して、
    頁番号の増加および減少のうちの一方を表す信号を出力
    する手段と、 上記第2の頁送り指示部が操作されたことに応答して、
    頁番号の増加および減少のうちの他方を表す信号を出力
    する手段とを含むことを特徴とするデータ検索装置。
  5. 【請求項5】所定の記録媒体を装填することができ、こ
    の記録媒体に記録されたデータを読み出すことができる
    データ読出手段と、このデータ読出手段が上記記録媒体
    から読み出したデータを表示する表示手段とを上記本体
    部に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のデータ検索装置。
JP4315173A 1992-11-25 1992-11-25 データ検索装置 Pending JPH06162112A (ja)

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JP4315173A JPH06162112A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 データ検索装置

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