JPH06161919A - メッセージ制御方式 - Google Patents

メッセージ制御方式

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JPH06161919A
JPH06161919A JP4315392A JP31539292A JPH06161919A JP H06161919 A JPH06161919 A JP H06161919A JP 4315392 A JP4315392 A JP 4315392A JP 31539292 A JP31539292 A JP 31539292A JP H06161919 A JPH06161919 A JP H06161919A
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JP4315392A
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Ikuo Takegawa
郁男 竹川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、コンピュータネットワークにおけ
るメッセージ制御方式に関し、メッセージ出力先変更に
容易に対処できるようにすると共に、システムの同期制
御を容易に行えるようにすることを目的とする。 【構成】 プロセスPROCAからメッセージ表示要求
(メッセージ出力関数のコール)を行うと、そのプロセ
スPROCAのプロセス環境変数の取得が行われ(S1
01)、そのプロセス環境変数からプロセスPROCA
が設定した出力識別子(A)を読み込み(S102,S
103)、ネットワークを介してその出力識別子(A)
を持つWS(ワークステーション)に対してメッセージ
出力を依頼する(S104)。そして、その依頼したメ
ッセージ出力が成功であった場合には直ちに終了する
が、不成功であった場合にはシステムコンソール等に所
定のメッセージを出力する(S106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の情報処理装置が
通信回線を介して結合されたシステムにおけるメッセー
ジ制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報システムは、大型の汎用コン
ピュータに複数の端末を接続した集中処理(バッチ処
理)が主流であったが、近年は、高性能で廉価なワーク
ステーション(WS:Work Station) の登場により、ク
ライアント/サーバモデルを代表とする分散処理システ
ムが主流になってきている。
【0003】このような分散処理システムにおいて、
今、最も注目を集めているのが、マルチベンダ環境を提
供するオープンシステムであり、このオープンシステム
においては、システムを構築するコンピュータとしてU
NIXワークステーション(OS(オペレーティング・
システム)としてUNIXを用いるワークステーショ
ン)が使用される場合が多い。
【0004】UNIXは、業界において広く受け入れら
れ、しかも複数のベンダから入手でき、LAN(Local
Area Network) に代表されるようなネットワーク用の通
信プロトコルとして業界標準になりつつあるTCP/I
P(Transmission Control Protocol /Internet Proto
col)をサポートとしており、ワークステーション同士の
接続に優れている。また更に、UNIXは、他のワーク
ステーションのファイルをアクセスできるNFS(Netw
ork File System)機能、他のワークステーションの各種
資源を利用できるTelnetやrlogin 機能、別のワークス
テーションに接続されているプリンタを用いて印刷でき
るリモート・プリンタ機能SMPT(Simple Mail Tran
sfer Protocol)をベースにした電子メール等のサービス
を標準で用意している。
【0005】ところで、LAN等のような複数のワーク
ステーションやパーソナルコンピュータで構築されるネ
ットワークシステムにおいては、各コンピュータ間での
メッセージ通信が必須の機能となる。
【0006】このようなメッセージ通信の従来の制御方
式について、以下に説明する。図16は、事前にファイ
ルにメッセージの出力先についての環境の設定(定義)
をしておき、その環境設定に従ってメッセージの出力先
を決定する方式である。
【0007】同図に示す例では、装置(ワークステーシ
ョン)Bでメッセージ要求が発生すると、装置Bはファ
イル101Bに設定されているメッセージ出力先定義情
報を参照して、メッセージの出力先が装置(ワークステ
ーション)Aであると判断し、伝送路102を介して装
置Aに対してメッセージ表示要求を送信する。
【0008】尚、この方式の場合、メッセージ出力先定
義情報は必ずしも装置Bのファイルにある必要はなく、
メッセージの出力先を一括管理しているネットワーク内
の他の装置にあってもよい。この場合には、装置Bは、
上記メッセージ出力先定義情報を参照し、リモート・プ
ロシジャー・コール(RPC;Remote Procedure Call)
等により装置Aに対してメッセージ表示要求を行うこと
になる。
【0009】上記の方式では、事前に出力先定義情報を
固定的に設定するので、メッセージの出力先は固定され
てしまう。このような弱点を補うためのメッセージ制御
方式が、図17に示す方式である。
【0010】同図に示す例では、装置Bにより実行され
るプログラム104内のメッセージ出力要求を行う命令
のコードの中にメッセージの出力先を示す情報が付加さ
れており、この命令コードが実行される際に、上記付加
情報にしたがってメッセージの出力先が決定される。
【0011】このように、従来のメッセージ制御方式に
おいては、メッセージの出力先は、システムあるいは環
境設定により固定的に決められているか(例えばシステ
ムコンソール等)、またはメッセージ出力要求元のプロ
グラムが固定的にメッセージの出力先の情報を持ち、そ
の情報により出力先を決定していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】まず、図16に示す前
者の方式では、システムを稼働する前に事前にメッセー
ジの出力先についての定義をする作業の必要であり、ま
た、同一メッセージであって業務により出力先を変更し
たい場合には、メッセージ出力先定義情報に業務毎の出
力先を定義する情報を加える必要があるなど環境定義を
行うための作業が複雑で、また出力先の変更を行う場合
の作業も面倒であるという欠点があった。
【0013】一方、図17に示す後者の方式では、装置
B上で実行されるメッセージを表示するプログラム10
4を設計する際、事前にメッセージをどの装置に出力す
るかを決定し、プログラム上で固定的にメッセージの出
力先を指定する情報を保持する必要があった、このた
め、メッセージの出力先を変更したい場合には、プログ
ラムの修正が必要になるという欠点があった。
【0014】また、この方式と前記図16に示す方式を
併用し、出力先を指定する出力先定義情報をファイルに
持ち、プログラムのメッセージ出力要求の命令コードに
上記ファイル内の当該出力メッセージへのポインタを組
み込み、その命令コード実行時に、上記ポインタにより
上記ファイルから当該メッセージの出力先を取り出すよ
うな方式にすれば、上記ファイル内の出力先定義情報を
変更することにより、プログラム実行時にメッセージの
出力先を変更できるようになる。しかし、この場合で
も、上記ファイルに環境定義を設定・変更する作業は必
要となり、その作業が面倒である。
【0015】また、図18に示すような他のワークステ
ーション(WS)上のターゲットプログラムの起動を考
えた場合(以降、このようなプログラムの起動をリモー
トプログラム実行と呼ぶ)、従来は、その起動されたプ
ログラムが出力するメッセージはその起動先ワークステ
ーション(WS)上あるいはシステムコンソールに出力
されるようになっていた。
【0016】また、上述した図16に示すようなシステ
ムでは、事前に設定された出力先定義情報に従ったワー
クステーション(WS)に出力されることになる。この
ように、従来のシステムでは、メッセージの出力先に関
しては、システムで固定的な運用しかできなかった。し
たがって、リモートプログラム実行等において、起動す
るプログラム毎にメッセージの出力先を変更すること
や、起動するプログラムは同じでも起動時間や、起動元
ワークステーション(WS)の違いに応じて起動先ワー
クステーション(WS)で実行されるターゲットプログ
ラムが出力するメッセージの出力先を変更することはで
きなかった。
【0017】ところで、上述した従来例においては、メ
ッセージの出力先がいずれもワークステーション(W
S)となっているが、メッセージの出力先として指定す
るものとして、他に論理的な装置(論理画面等)があ
る。この論理的な装置に対するメッセージ出力について
も、上記3つの問題点が生じる。
【0018】さらに、複数のワークステーション(W
S)が結合されたシステムにおいて、あるワークステー
ション(WS)で他の全てのワークステーション(W
S)あるいは一部のワークステーション(WS)に対し
て、応答を必要とするメッセージを同時に出力すること
により、システム全体で同期制御を行うことができなか
った。
【0019】例えば、図19に示すように、あるWS
(以後、ワークステーションをこのように表現する)の
電源切断が他のWSに影響を与える場合、そのあるWS
が他のWSの全て(WS1,WS2,WS3)あるいは
一部のWSに対して、メッセージを同時に出力し、その
メッセージにより、それらのWSに対して上記電源切断
の通知をすることはできても、それらのWSのオペレー
タのその電源切断に対する承認を受けることはできなか
った。従って、上記のあるWSは、そのメッセージ通知
により、必ずしも電源を切断して良い状況になったか否
かの判断を行うことはできなかった。この場合、メッセ
ージ通知を行ったWSは、応答メッセージ待ちにより、
メッセージ通知先の全てのWSから上記メッセージに対
する応答を受け取ってから、電源切断の可否を判断する
同期制御ができるのが望ましい。
【0020】従来、同期制御を行う方法としては、プロ
セス間通信などの方法があるが、プロセス間通信の場合
は、OSによるオーバヘッドが大きくなり、また、全て
のWSがプロセス間通信用のプログラムを持つ必要があ
るなどシステムとしての性能、資源の効率化、環境設定
の複雑さ、それに伴うシステム開発工数の増加などの問
題があった。
【0021】また、更には、あるWSの処理が、任意の
WSのオペレータに対して応答が必要なメッセージを出
力し、その任意のWSからの応答結果を受けて、処理を
続行するような処理であって、メッセージの出力は複数
のWSに対して行うが、そのメッセージに対する応答結
果は、現在オペレータが存在するWSから通知されるだ
けで良いような処理は、従来は、図20で示すようにプ
ロセス間通信により実現する必要があった。
【0022】したがって、この場合も、上述したプロセ
ス間通信と同様な問題が生じていた。本発明は、メッセ
ージの出力先の変更をプロセスの環境を変更するだけで
行えるようにして、プログラムの修正は不要にすること
を第1の目的とする。
【0023】さらに、子プロセスが親プロセスから引き
継ぐ環境変数によりメッセージの出力先を知ることがで
きるようになることを第2の目的とする。また、自己の
出力したメッセージに対する応答を、同一ネットワーク
上の全てまたは一部の装置から待つ場合の同期制御を、
システム全体の性能を低下させることなく容易に行える
ようにすることを第3の目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の第1の発
明は、複数の情報処理装置が通信回線を介して結合され
たシステムにおけるメッセージ制御方式であって、出力
メッセージまたは返答が必要なメッセージの出力先につ
いて、プロセスに付随する環境情報にメッセージの出力
先を設定し、各プロセスは、その環境情報からメッセー
ジの出力先を得て、当該出力先にメッセージを出力する
ことを特徴とする。請求項2記載の第2の発明は、複数
の情報処理装置が通信回線を介して結合されたシステム
におけるメッセージ制御方式であって、プロセスに付随
する環境変数に応答が必要な複数のメッセージ出力先を
設定し、メッセージの出力要求が発生した場合、前記環
境変数から、複数のメッセージ出力先を得、それらの複
数のメッセージ出力先に一斉に当該メッセージの出力を
行い、上記当該メッセージを出力した全てのメッセージ
出力先からの応答を待ってそれらの応答結果に対応する
当該情報を上記メッセージの出力元に通知する。
【0025】上記第2の発明において、例えば、請求項
3記載のように、メッセージの出力元で、全ての情報処
理装置からの応答結果を待つ旨を指定してもよい。請求
項4記載の第3の発明は、複数の情報処理装置が通信回
線を介して結合されたシステムにおけるメッセージ制御
方式であって、プロセスに付随する環境変数に応答が必
要な複数のメッセージ出力先を設定し、メッセージの出
力要求が発生した場合、前記環境変数から、複数のメッ
セージ出力先を得、それらの複数のメッセージ出力先に
一斉に当該メッセージの出力を行い、一番最初に応答さ
れた結果を有効とし、その応答結果を、上記メッセージ
の出力元に通知する。上記第3の発明において、例え
ば、請求項5記載のように、メッセージの出力元で、一
番最初に応答された結果を有効とする。
【0026】
【作用】前記第1の発明によれば、プロセスに付随する
環境変数にメッセージの出力先を設定し、各プロセスは
メッセージ出力の際にはこの環境変数からメッセージの
出力先を得て、当該出力先へメッセージを出力する。環
境の設定は、オペレータが、環境設定用のコマンド入力
を行うことにより、容易に行うことができる。したがっ
て、メッセージの出力先の変更は、プロセスの環境を変
更するだけで良く、プログラムの変更は不要となる。
【0027】また、親プロセスから起動される子プロセ
スが親プロセスに付随する環境を引き継ぐシステムにお
いては、起動を行うだけで親プロセスから子プロセスへ
メッセージの出力先に関する情報が伝播するので、親プ
ロセスから子プロセスに対するメッセージ出力先の通知
が容易になる。
【0028】特に、この効果は、親プロセスが複数の子
プロセスを起動する場合、顕著になる。また、前記第2
の発明によれば、プロセスに付随する環境変数に複数の
メッセージ出力先を設定し、メッセージの出力要求が発
生した場合、前記環境変数から複数のメッセージ出力先
を得、それらのメッセージ出力先に、一斉に当該メッセ
ージ出力を行い、その当該メッセージを出力した全ての
メッセージ出力先からの応答があったとき、または一番
最初の応答結果を有効として、それらの応答結果から得
られる当該情報を上記メッセージの出力元に通知する。
【0029】したがって、メッセージの同報通知や、応
答メッセージ待ちによるシステムの同期制御が可能にな
る。さらに、前記第3の発明によれば、他の情報処理装
置上のプログラム(ターゲットプログラム)を起動(実
行)させる際に、そのターゲットプログラムが出力する
メッセージの出力先を、上記ターゲットプログラムの起
動元の情報装置から起動先の情報処理装置に通知し、そ
の起動先の情報処理装置でプロセスに付随する環境情報
にその通知されたメッセージの出力先を設定し、上記起
動先の情報処理装置上で起動される上記ターゲットプロ
グラムは、メッセージの出力先を上記環境情報から得
て、上記起動先の情報処理装置は、上記ターゲットプロ
グラムの出力メッセージを通知されたメッセージの出力
先装置に出力する。
【0030】したがって、上記起動元の情報処理装置
は、上記起動先の情報処理装置上のターゲットプログラ
ムのメッセージの出力先を簡易に指定できると共に、そ
のターゲットプログラムにより起動されるサブプログラ
ム(子プロセス)へもメッセージ出力先を容易に指定す
ることが可能になる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1及び図2は、本発明の第1実施例のメッ
セージ制御方式を説明する図である。
【0032】まず、図1に示すようにあるプロセスPR
OCAが、プロセス環境変数としてある出力装置Aを指
定する「出力先装置識別子(A)」を設定し、その後、
「メッセージ表示内容」を指定して、メッセージ表示要
求を行うと、OSにより同図右に示すメッセージ表示要
求が実行される。
【0033】このメッセージ表示要求処理においては、
まずプロセス環境変数の取得が行われる(S101)。
次に、その取得したプロセス環境変数に出力先装置識別
子があるか否か判別し(S102)、ある場合には、そ
の出力先装置識別子(この場合、出力先装置識別子
(A))を上記プロセス環境から読み込む(S10
3)。
【0034】そして、次に、ネットワークを介して、出
力先装置識別子(A)が割り当てられている装置に対し
て、上記「メッセージ内容」の出力依頼を行う(S10
4)。
【0035】続いて上記メッセージ出力依頼を行った出
力装置からのメッセージ出力結果を待ち、ネットワーク
を介してメッセージ出力結果が送られてきたら、それを
調べメッセージ出力が成功であったか否か判別する(S
105)。
【0036】そして、メッセージ出力が成功であった場
合には、直ちに終了するが、失敗であった場合には予め
システムで決められているWS(ワークステーション)
にエラーメッセージを出力して(S106)、処理を終
了する。上記エラーメッセージの出力は、通常システム
コンソールまたはメッセージ表示要求元WSのディスプ
レイ等の出力装置に行う。
【0037】このように、この第1実施例では、メッセ
ージを要求したプロセスに付随する環境変数に出力先装
置を指定する環境変数が存在するか否かを判断し、存在
する場合は、その環境変数に従って当該装置にメッセー
ジを出力する制御を行うようにする。
【0038】次に、上記図1のフローチャートのステッ
プS104のより詳細な動作を、図2を参照しながら説
明する。上記ステップS104において、ネットワーク
を介して出力先装置識別子(A)が割り当てられている
装置(A)160に対するメッセージ表示要求(メッセ
ージ出力要求)が発生すると、ネットワーク監視プロセ
スが、そのメッセージ要求において、メッセージの出力
先として指定されている装置(A)160内にメッセー
ジ出力受付プロセス161を生成する。
【0039】上記メッセージ出力要求を行ったメッセー
ジ事象発生装置150は、上記メッセージ表示要求にメ
ッセージ出力先として装置A160が指定されている
と、その装置A160とネットワーク通信を行うための
通信手順(プロトコル)を開設し、上記メッセージ表示
要求により装置A160に対して表示要求がなされてい
るメッセージの内容をネットワークを介し装置A160
のメッセージ出力受付プロセス161に転送する。
【0040】メッセージ出力受付プロセス161は、そ
のメッセージの内容をネットワークを介して受け取ると
(読み込むと)、そのメッセージの出力要求を標準関数
であるメッセージ出力関数162に対して行う。
【0041】メッセージ出力関数162は、上記メッセ
ージの内容を本装置A160の指定された出力装置に出
力する。そして、この出力に対するオペレータからの応
答内容がある場合には、その応答結果をメッセージ出力
受付プロセス161に通知して終了する。
【0042】メッセージ出力受付プロセス161は、そ
の応答結果を受け取ると、上記メッセージ出力の結果
(上記応答結果が有った場合には、それも)ネットワー
クを介して、メッセージ事象発生装置150に通知す
る。
【0043】メッセージ事象発生装置150では、上記
結果通知を受け取ると、上記開設した装置(A)160
に対する通信手順(プロトコル)を閉じる処理を行い、
上記受け取った結果通知を上記メッセージ出力要求を行
ったプロセスに返す。
【0044】そして、上記通信手順を閉じた際に、メッ
セージ出力受付プロセス161は、上記ネットワーク監
視プロセスにより消滅される。このように、第一実施例
においては、メッセージ表示要求を行ったプロセスに付
随する環境変数の中の出力先装置を識別する環境変数に
よって、メッセージの出力先を指定でき、このことによ
り、各処理プロセスはプロセス環境変数によりメッセー
ジの出力先を、動的に指定することが可能となる。ま
た、出力先を変更する場合もプログラムを変更する必要
はなく、プロセスの環境変更するだけでよい。また、親
プロセスから起動された子プロセスに、親プロセスの環
境が引き継がれるシステムにおいては、この親プロセス
に付随する環境変数で指定されている出力先装置にメッ
セージを出力することも容易に可能となる。
【0045】次に述べる図3及び図5のフローチャート
に示す第2の実施例は、ある装置が複数の装置に対して
メッセージ出力(表示)を行う場合のメッセージ制御方
式の例である。まず、あるプロセスPROCBは、プロ
セス環境変数として複数の出力先装置識別子を設定し、
その後、「メッセージ表示内容」を指定してメッセージ
表示要求を行う。
【0046】このメッセージ表示要求は、メッセージの
出力先として同時に複数の装置を指定するものであり、
かつそのメッセージは応答を必要とするものである。そ
して、その応答待ちとして、 全メッセージの応答結果が必要 最初の応答結果のみが必要 の2種類いずれか一方を指定できるようになっている。
【0047】また、応答待ち指定として、上記が指定
された場合、全ての応答結果が一致した場合には、その
応答結果をメッセージ表示要求を行ったプロセスPRO
CBに通知するが、全ての応答結果が一致していない場
合にはエラー扱いとして上記プロセスPROCBに対し
てはエラー通知のみを行う。
【0048】ここで、上記の応答待ち方式の機能を備
えたメッセージ表示要求処理の動作を図3のフローチャ
ートを参照しながら説明する。まず、上記プロセスPR
OCBの設定したプロセス環境変数を取得し(S20
1)、次にこの取得したプロセス環境変数の中に出力先
識別子があるか否か判別する(S202)。
【0049】そして、出力先装置識別子があれば、全て
の出力先装置識別子ID1 ,ID2,・・・を環境変数
から読み込み(S203)、続いて、ネットワークを介
して、それらの取得した複数の出力先識別子の内、最初
の出力先装置識別子ID1 が割り当てられた装置A1
対して上記メッセージ出力要求により指定された「メッ
セージ」の出力依頼を行う(S204)。
【0050】そして、上記メッセージ出力依頼が成功し
たか否かを示すステイタス情報をネットワークを介して
入力し、そのステイタス情報によりメッセージ出力依頼
が成功したか否かを判別する(S205)。
【0051】そして、メッセージ出力が成功であれば
(S205,YES)、まだ未出力の装置Ai (i=
2,3,・・・)が残っているか否か判別し(S20
6)、残っていれば、上記ステップS204,S205
を残りの全ての装置A2 ,A3 ,・・・に対して行う。
【0052】そして、全ての装置A1 ,A2 ,・・・に
おいてメッセージ出力が成功したと判別したならば(S
206,NO)それらメッセージ出力依頼を行った全て
の装置A1 ,A2 ,・・・からの上記メッセージに対す
る応答結果を待つ(S207)。
【0053】そして、ネットワークを介して全ての応答
結果を受信したならば、それら全ての応答結果が一致し
ているか否か判別し(S208)、全応答結果が一致し
ていれば(S208,YES)、その応答結果を上記メ
ッセージ表示要求をプロセスPROCBに通知する(S
209)。
【0054】一方、上記ステップS208で全応答結果
が一致していなければ(S208,NO)、上記プロセ
スPROCBに対しエラー通知を行う(S210)。ま
た、上記ステップS202でプロセス環境変数に出力先
識別子が無かったならば、予めシステムで決められた装
置(通常は、システムコンソールまたはメッセージ出力
要求元の装置)に対して、上記指定されたメッセージを
出力し(S211)、上記プロセスPROCBに復帰す
る。
【0055】また、さらに、上記ステップS205で、
メッセージ出力依頼に失敗したならば(S205,N
O)、予めシステムで決められた装置(通常は、システ
ムコンソールまたはメッセージ出力要求元の装置)に対
して、所定のエラーメッセージを出力(S211)し
て、上記プロセスPROCBに復帰する。
【0056】図4(a),(b),(c)に、それぞれ
上記図3のフローチャートのステップS204,S20
7,S208をC言語のプログラムにより実現した例を
示す。
【0057】同図(a),(b)に示すmsgout,msgrev
は、msgoutはメッセージ出力関数、msgrevはメッセージ
受信関数である。次に、上記の最初の応答結果だけ必
要である旨の指定がなされたメッセージ要求が行われた
場合のメッセージ表示要求処理を、図5のフローチャー
トに示す。このメッセージ表示要求処理は、メッセージ
出力関数をコールすることによって行われる。
【0058】この処理は、上述した全応答結果待ちの場
合の処理とほぼ同様であり、前記図3に示すステップS
207〜S208の応答結果待ちの制御処理がステップ
S251〜S252に置き換わっただけである。
【0059】すなわち、この図5のフローチャートに示
すメッセージ表示要求処理においては、ステップS20
4〜S206により、全ての出力先識別子ID1 ,ID
2 ,・・・に対応する装置A1 ,A2 ,・・・に対しネ
ットワークを介しメッセージ出力依頼を行った後、最初
の応答結果のみを待ち(S251)、最初の応答結果を
ネットワークを介して受信すると、この応答結果を直ち
に上記プロセスPROCBに通知する。
【0060】図6(a),(b),(c)に、それぞ
れ、上記図5のフローチャートのステップS04,S2
51,及びS252の処理をC言語のプログラムにより
実現した例を示す。
【0061】続いて本発明の第3の実施例を説明する。
この第3の実施例は複数のWSがネットワークにより結
合されたシステムにおいて、他のWS(起動先WS)上
の複数の子プロセスを起動するターゲットプログラムを
起動する場合のメッセージ制御方式である。
【0062】この実施例が適用されるシステムの一例を
図7に示す。同図において、WS(ワークステーショ
ン)310が、サーバであるWS(ワークステーショ
ン)320のAプログラムをリモートプログラム実行制
御により起動する。すなわち、WS310において、サ
ーバであるWS320上のAプログラムをリモートプロ
グラム実行制御により起動する旨の要求が発生すると、
リモートプログラムを実行するプロセス311が生成さ
れ、このプロセス311は、ネットワーク通信によりW
S320上のAプログラムの起動依頼をWS320に通
知する。
【0063】WS320上のリモートプログラム要求受
付プロセス321は、ネットワークを介してAプログラ
ム起動依頼を受け取ると、直ちにAプログラム322を
起動する。
【0064】このAプログラム322は、起動される
と、複数の子プロセスであるサブプログラムA1
2 ,・・・を次々に生成・起動させる。これらサブプ
ログラムA 1 ,A2 ,・・・の全ての実行が終了する
と、その実行結果がAプログラム322に通知される。
【0065】Aプログラム322は、この通知を受け取
ると、この通知を自己の処理結果として上記受付プロセ
ス321に通知し、受付プロセス321は、これを受け
て、ネットワーク通信によりそのAプログラム322の
処理結果をリモートプログラム実行プロセス311に通
知する。リモートプログラム実行プロセス311は、こ
の通知されたAプログラムの処理結果を、さらにAプロ
グラム322の起動要求を行ったプログラムに通知す
る。
【0066】続いて、上記のようなクライアントである
WS310が、サーバであるWS320上のAプログラ
ム321をリモートプログラム実行制御により起動され
る場合のメッセージ制御方式を図8を参照しながら説明
する。
【0067】WS310上で、サーバであるWS320
上のAプログラムの起動要求が発生すると、WS310
上のリモートプログラム実行プロセス311は、メッセ
ージ出力先に関する情報(メッセージ出力先情報)を設
定し、次にネットワーク通信により、WS320上のA
プログラム322の起動依頼をWS320上に依頼す
る。尚、このとき、上記メッセージ出力先情報も、ネッ
トワーク通信によりWS320に通知する。
【0068】WS320上の受付プロセス321は、ネ
ットワーク通信によりAプログラム322の起動依頼及
び上記メッセージ出力先情報を受け取ると、プロセス環
境変数にそのメッセージ出力先情報を設定する。そし
て、次に、Aプログラム322を起動する。
【0069】これにより、Aプログラム322は、上記
プロセス環境変数を引き継ぎながら起動される。そし
て、Aプログラム322は、サブプログラムA1
2 ,・・・を、順次起動されるが、これらAプログラ
ム322の子プロセスであるサブプログラムA 1
2 ,・・・にも上記プロセス環境変数が引き継がれ
る。
【0070】サブプログラムA1 ,A2 ,・・・はクラ
イアントであるWS310上のリモートプログラム実行
プロセス311が設定したメッセージ出力先にメッセー
ジ出力を行う場合には、その目的に応じて、前述した図
1、図3、または図5のフローチャートに示す処理を行
うメッセージ出力関数を起動する。このことにより、サ
ブプログラムA1 ,A2 ,・・・は、メッセージ出力先
を全く意識することなく、上記メッセージ出力関数を起
動するだけで、クライアントであるWS310上のリモ
ートプログラム実行プロセス311により設定されたメ
ッセージ出力先に、当該メッセージを出力できる。
【0071】従って、サーバWS等の他のWS上にある
ターゲットプログラムのメッセージの出力先を、プロセ
スに付随する環境情報に設定することにより、起動元W
S側で指定することが可能となるので、リモートプログ
ラム実行において簡易にメッセージ出力先を設定するこ
とが可能となる。上述したリモートプログラム実行制御
におけるメッセージの出力制御方式を実現するC言語に
よるプログラムの一例を図9に示す。
【0072】まず、WS310上のリモートプログラム
実行プロセス311は、システムコールgetenv("MSG
=")の実行により、プロセス環境情報からメッセージ出
力先を示す情報(メッセージ出力先情報)「WS01」
を獲得し、このメッセージ出力先情報「WS01」を電
文に組み込んで、ネットワーク通信によりWS320上
のリモートプログラム要求受付プロセス321へ送信す
る。
【0073】リモートプログラム要求受付プロセス32
1は、受信するメッセージ出力先情報「WS01」をシ
ステムコールsetenv(MSG=WS01)を実行するこ
とにより自身のプロセス環境変数に設定する。このこと
により、受付プロセス321により起動されるAプログ
ラム322(受付プロセス321の子プロセス)、さら
にAプログラムに起動されるサブプログラムA1 ,A2
・・・(Aプログラム322の子プロセス)に、メッセ
ージ出力先情報「WS01」が伝播される。
【0074】第1、及び第3の実施例を用いて、リモー
トプログラム実行起動元WSに、リモートプログラム実
行起動先WSのターゲットプログラムがメッセージ表示
を行う例を、図10に示す。
【0075】この場合、起動元WS410のリモートプ
ログラム実行においてメッセージ出力先として起動元W
S410のWS識別子を、起動元WS410から起動先
WS410に伝播させる。
【0076】図10に示す例では、起動元WS410上
のAプログラムのリモートプログラム実行プロセス41
1は、メッセージ出力先情報として、自身が属するWS
の識別情報(WS名)を求め、リモートプログラム実行
制御によりWS420上のAプログラム422の起動依
頼を、WS420のリモートプログラム要求受付プロセ
ス421に対して行う。
【0077】受付プロセス421は、Aプログラム42
2の起動依頼及びWS310のWS名を受け取ると、W
S310のWS名をプロセス環境変数に設定し、Aプロ
グラム422を起動する。
【0078】起動されたAプログラム422は、親プロ
セスである受付プロセスの環境変数を引き継ぐ。そし
て、Aプログラム422は、所定の処理を実行した後、
その処理結果を受付プロセス421に通知する。受付プ
ロセス421は、通知されたAプログラム422の処理
結果を、ネットワーク通信によりWS410上のリモー
トプログラム実行プロセス411に通知し、さらに、リ
モートプログラム実行プロセス421は、そのAプログ
ラム422の処理結果をAプログラム422の起動依頼
を行ったプロセスに通知する。
【0079】一方、Aプログラム422は、上記処理結
果の通知を行った後、所定のメッセージ内容を指定して
メッセージ表示を行う。このメッセージ表示要求によ
り、システムはまず、環境変数からメッセージ出力先情
報(WS410のWS名)を求める。
【0080】続いて、その求めたWS名からメッセージ
を通信すべきWSを決定し、そのWSとの間に通信手順
を開設する。この場合、環境変数に設定されていたメッ
セージ出力先のWS名は、WS410のWS名であるの
で、WS410との間に通信手順が開設されることにな
る。
【0081】次に、ネットワークを介して、WS410
上のメッセージ表示受付プロセス412に上記所定のメ
ッセージ内容を指定するメッセージ表示要求を行う。こ
のことにより、WS410上のメッセージ表示受付プロ
セス412は、上記指定されたメッセージ内容の表示要
求を行う。
【0082】この表示要求により、メッセージ出力制御
プログラムが、WS410上の表示部の表示制御を行
い、その表示部に上記指定されたメッセージ内容を表示
する。以上のようにして、クライアントであるWS41
0によりリモートプログラム実行がなされたWS420
上のターゲットプログラムであるAプログラム421
は、実行起動元であるWS410に所望のメッセージを
表示することができる。
【0083】次に図11に示す例は、クライアントであ
るWS430のウィンドウ画面431上からサーバであ
るWS440上のターゲットプログラム441の実行を
リモートプログラム実行により起動し、このターゲット
プログラム441が表示しようとするメッセージを、リ
モートプログラム実行の起動元であるWS410の上記
ウィンドウ画面431に表示する例である。
【0084】このようなメッセージ表示制御を実現する
ために、クライアントWS430のウィンドウ画面43
1は、プロセス(実行単位)として動作し、このウィン
ドウ画面431からリモートプログラム実行により起動
されたターゲットプログラム441は、上記ウィンドウ
画面431の子プロセスとして動作することを利用す
る。
【0085】図12に、このメッセージ表示制御の実現
方法を示す。まず、同図に示すように、クライアントW
S430のウィンドウ画面431からサーバWS440
上のターゲットプログラムを起動するリモートプログラ
ム実行制御においては、上述した第3の実施例の制御方
式を用いて、ウィンドウプロセス431のプロセス識別
子をターゲットプログラムまで伝播させる。
【0086】すなわち、この場合には、ウィンドウプロ
セス431からサーバWS440上のAプログラム44
1のリモートプログラム実行の依頼を受けたクライアン
トWS430上のリモートプログラム実行プロセス43
2は、親プロセスの識別子すなわちウィンドウプロセス
431の識別子を求め、次にネットワーク通信により、
サーバWS440上のリモートプログラム要求受付プロ
セス442に、Aプログラム441の起動依頼と親プロ
セス識別子の送信を行う。
【0087】サーバWS440上のリモートプログラム
要求受付プロセス442は、それらを受信すると、プロ
セス環境変数にクライアントWS430から受信した親
プロセス識別子を設定し、Aプログラム441を起動す
る。
【0088】このことにより、受付プロセス442の子
プロセスであるAプログラム441に環境変数である前
記親プロセス識別子が引き継がれる。そして、Aプログ
ラム441の処理結果は、上述した第3実施例と同様に
して、クライアントWS430のウィンドウプロセス4
31に通知される。
【0089】また、Aプログラム441がメッセージ表
示要求のシステムコールを行うと、このシステムコール
により実行されるメッセージ表示要求処理443は、ま
ず、環境変数から上述のようにしてリモートプログラム
要求受付プロセス443によって設定された前記親プロ
セス識別子を求める。
【0090】そして、所定のメッセージ表示内容を指定
してメッセージ表示要求のシステムコールを行う。この
システムコールにより実行されるOSのカーネルのプロ
グラムであるメッセージ表示要求処理プログラムは、ま
ず、メッセージ表示要求処理プログラムは、メッセージ
を要求したプロセス(Aプログラム441)の環境変数
にウィンドウプロセス431のプロセス識別子に関する
情報が存在するか否かを判別し、存在する場合は、その
ウィンドウプロセス431のプロセス識別子を求め、こ
のプロセス識別子をネットワーク通信により、クライア
ントWS430上のメッセージ出力受付プロセス433
に通知する制御を行う。メッセージ出力受付プロセス4
33では、このウィンドウプロセス431のプロセス識
別子をメッセージの出力先識別子に指定して、メッセー
ジ出力要求のシステムコールを行う。
【0091】図13は、このメッセージ表示要求のシス
テムコールによりOSのカーネルが行うメッセージ表示
要求処理を説明するフローチャートである。この処理に
おいては、まず、プロセス環境変数を取得し(S45
1)、次に、その環境変数の中にウィンドウプロセス4
31のプロセス識別子の指定があるか否かを判断し(S
452〜S454)、ウィンドウプロセス431である
場合には、ウィンドウプロセス431に対してメッセー
ジを表示する依頼をする制御を行う(S455)。
【0092】ウィンドウプロセス431はその依頼によ
りウィンドウ画面にメッセージを出力する制御を行う。
一方、プロセス環境変数の中にウィンドウプロセス43
1の識別子が無ければ(S452,NOまたはS45
4,NO)、予め定められたメッセージウィンドウ画面
またはメッセージ表示域にメッセージを表示する(S4
56)。
【0093】続いて、自装置上で実行されるプロセスが
出力しようとするメッセージを、他の任意のWSに表示
するメッセージ表示制御方式の例を、図14に示す。図
14はWS0で入力されたコマンドAが出力するメッセ
ージを、WS1に表示する例を示す図である。
【0094】このようなメッセージ表示制御を行う場合
には、まず、WS0上で、業務手続き等によりWSの識
別子を示す環境情報WSIDに任意WSの名称(図14
に示す例では、「WS01」)を設定する。
【0095】そして、コマンドAを起動し、このコマン
ドAがメッセージ表示要求のシステムコールを行うと、
このシステムコールにより実行されるメッセージ表示要
求処理501は、まず、環境変数から上記設定されたW
S名(図14に示す例では、「WS01」WS01)を
求める。
【0096】次に、その取得したWS名から通信すべき
WSを決定し、そのメッセージ表示先WSの間に通信手
順を開設する。そして、ネットワーク通信により、上記
メッセージ表示要求をそのメッセージ表示先WS(図1
4に示す例ではWS1)に対して行う。
【0097】このメッセージ表示要求は、上記メッセー
ジ表示先のWS上のメッセージ表示受付プロセスによ
り、受け取られ、当該メッセージが、前述のようにして
上記メッセージ表示先WS上に表示される。
【0098】このように、環境変数に任意のWSのWS
名を設定することにより、自装置で実行されるコマンド
の出力メッセージを、上記任意のWSに容易に表示する
ことができる。
【0099】続いて、前記第2の実施例を利用して、資
源をもつサーバWSから電源切断の承認依頼メッセージ
を、サーバWSの資源を使用中のクライアントWSに発
行し、各クライアントWSから電源切断に対する承認を
得る例を、図15を参照しながら説明する。
【0100】サーバWSは、電源切断要求が発生する
と、ネットワーク通信により、現在、自己の資源を使用
している全てのクライアントWS1,WS2,・・・に
対し、電源切断依頼の承認の確認を取るために、「サー
バの電源を切断します」というメッセージを送信する。
【0101】そして、上記メッセージを送信した全ての
クライアントWS1,WS2,・・・から、上記メッセ
ージに対する応答を待つ。この場合、あるクライアント
WSでオペレータが不在の場合があるため、サーバWS
は、例えば、あるクライアントWSから一定時間監視
後、応答がない場合は、そのクライアントWSをメッセ
ージ送信対象WSからはずす処理を行う。また、さら
に、メッセージ送信対象のWSが一つも無い場合には、
メッセージ表示対象無しでエラー復帰する。
【0102】以上説明したように本実施例によれば、以
下のような効果が得られる。 ある装置から遠隔地にある端末のプログラムを起動
した場合(遠隔プログラム実行:remote program execu
tion)そのプログラムが出力しようとしたメッセージ
(例えばエラーメッセージ、オペレータの介入を要する
メッセージ等)を、メッセージ要求を行うだけで、容易
に、任意の装置に表示することができる。
【0103】このため、例えばオペレータは、そのリモ
ートコマンドの実行結果などに対し、コマンドを入力し
たWSに、そのコマンドの出力するメッセージを表示す
ることが可能になるので、オペレータは、そのリモート
コマンドの実行結果などに対し、迅速な対応を図ること
ができる。
【0104】 コマンドが出力するメッセージを、任
意の装置に表示することが容易にできるようになるの
で、業務に応じてメッセージを適切な装置に表示するこ
とができる。
【0105】 ウィンドウ画面から、遠隔プログラム
実行により、他の装置上のプログラムを起動した場合、
その起動したプログラムが出力するメッセージを、上記
遠隔プログラム実行のコマンド入力を行ったウィンドウ
画面に表示することができるようになるため、オペレー
タは対話形式で、遠隔プログラム実行の操作を行うこと
ができる。
【0106】 また、上記のような効果を実現するた
めには、既存のメッセージ表示のコマンド(システムコ
ール)に機能を追加するだけでよく、他は既存のコマン
ド(システムコール)をそのまま使用できるので、既存
プログラムをほとんど修正することなく上記効果を得る
ことができる。
【0107】 メッセージの出力先を複数指定するこ
とができるので、メッセージの同報通知、メッセージ出
力に対する応答待ちにより同期制御ができるようにな
る。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果が得られる。 プロセスに付随する環境変数にメッセージの出力先
を設定し、各プロセスはメッセージ出力の際にはこの環
境変数からメッセージの出力先を得て、当該出力先へメ
ッセージを出力するようにしたので、メッセージの出力
先の変更は、プロセスの環境を変更するだけでプログラ
ムの変更は不要となる。
【0109】また、親プロセスから起動される子プロセ
スが親プロセスに付随する環境を引き継ぐシステムにお
いては、起動を行うだけで親プロセスから子プロセスへ
メッセージの出力先に関する情報が伝播するので、親プ
ロセスから子プロセスに対するメッセージ出力先の通知
が容易になる。
【0110】特に、この効果は、親プロセスが複数の子
プロセスを起動する場合、顕著になる。 プロセスに付随する環境変数に複数のメッセージ出
力先を設定し、メッセージの出力要求が発生した場合、
前記環境変数から複数のメッセージ出力先を得、それら
のメッセージ出力先に、一斉に当該メッセージ出力を行
い、その当該メッセージを出力した全てのメッセージ出
力先からの応答があったときまたは一番最初の応答結果
を有効として、それらの応答結果から得られる当該情報
を上記メッセージの出力元に通知するようにしたので、
メッセージの同報通知や、応答メッセージ待ちによるシ
ステムの同期制御が可能になる。
【0111】 他の情報処理装置上のプログラム(タ
ーゲットプログラム)を起動(実行)させる際に、その
ターゲットプログラムが出力するメッセージの出力先を
上記ターゲットプログラムの起動先の情報装置から起動
先の情報処理装置に通知し、その起動先の情報処理装置
でプロセスに付随する環境情報にその通知されたメッセ
ージの出力先を設定し、上記起動先の情報処理装置上で
起動される上記ターゲットプログラムはメッセージの出
力先を上記環境情報から得て、上記起動先の情報処理装
置は、上記ターゲットプログラムの出力メッセージを要
求された装置に出力するようにしたので、上記起動元の
情報処理装置は、上記起動先の情報処理装置上のターゲ
ットプログラムのメッセージの出力先を簡易に指定でき
ると共に、そのターゲットプログラムにより起動される
サブプログラム(子プロセス)へもメッセージ出力先を
容易に指定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるメッセージ出力先識
別子により出力先装置を割り分けるメッセージ表示制御
方式を説明する図である。
【図2】図1のステップS104の処理を詳細に説明す
るための図である。
【図3】本発明の第2実施例である複数装置にメッセー
ジを出力し、全応答結果待ちする制御方式を説明する図
である。
【図4】図3のステップS204,S207,S208
の処理をC言語のプログラムにより実現した例を示す図
である。
【図5】本発明の第2実施例である複数装置にメッセー
ジを出力し、最初の応答結果のみ受け取る制御方式を説
明する図である。
【図6】図5のフローチャートのステップS204,S
251,S252の処理をC言語のプログラムにより実
現した例を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例が適用されるリモートプロ
グラム実行の制御方式を説明する図である。
【図8】本発明の第3実施例のリモートプログラム実行
制御におけるメッセージ制御方式を説明する図である。
【図9】図8に示す第3実施例の本発明の要部に係わる
処理を、C言語によりプログラミングした例を示す図で
ある。
【図10】本発明をリモートプログラム実行におけるタ
ーゲットプログラムの表示に適用した例を説明する図で
ある。
【図11】リモートプログラム実行におけるウィンドウ
画面へのメッセージ表示の一具体例を示す図である。
【図12】図11に示すリモートプログラム実行におけ
るクライアントWSからのウィンドウ画面へのメッセー
ジ表示の制御を実現するためのメッセージ制御方式を説
明する図である。
【図13】ウィンドウプロセスにメッセージを出力する
ためのメッセージ制御を行う処理を説明するフローチャ
ートである。
【図14】任意のWSにメッセージを表示するメッセー
ジ制御方式を説明する図である。
【図15】サーバWSがクライアントWS1,WS2,
・・・から電源切断の承認を得るためのメッセージ制御
方式を説明する図である。
【図16】従来のメッセージ制御方式の一例を示す図で
ある。
【図17】従来のメッセージ制御方式の他の例を示す図
である。
【図18】従来のリモートプログラム実行時のメッセー
ジ表示の方法を説明する図である。
【図19】プロセス間通信によるあるWSの電源が切断
したときの同期合わせの例を示す図である。
【図20】従来のプロセス間通信により任意のWSから
の応答を受信する例を示す図である。
【符号の説明】
150 メッセージ事象発生装置 160 装置(A) 310,410 起動元WS 320,420 起動先WS 430 クライアントWS 440 サーバWS

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報処理装置が通信回線を介して
    結合されたシステムにおけるメッセージ制御方式であっ
    て、 出力メッセージまたは返答が必要なメッセージの出力先
    について、プロセスに付随する環境情報にメッセージの
    出力先を設定し、各プロセスは、その環境情報からメッ
    セージの出力先を得て、当該出力先にメッセージを出力
    することを特徴とするメッセージ制御方式。
  2. 【請求項2】 複数の情報処理装置が通信回線を介して
    結合されたシステムにおけるメッセージ制御方式であっ
    て、 プロセスに付随する環境変数に応答が必要な複数のメッ
    セージ出力先を設定し、メッセージの出力要求が発生し
    た場合、前記環境変数から、複数のメッセージ出力先を
    得、それらの複数のメッセージ出力先に一斉に当該メッ
    セージの出力を行い、上記当該メッセージを出力した全
    てのメッセージ出力先からの応答を待ってそれらの応答
    結果に対応する当該情報を上記メッセージの出力元に通
    知することを特徴とするメッセージ制御方式。
  3. 【請求項3】 メッセージの出力元で、全ての情報処理
    装置からの応答結果を待つ旨を指定することを特徴とす
    る請求項2記載のメッセージ制御方式。
  4. 【請求項4】 複数の情報処理装置が通信回線を介して
    結合されたシステムにおけるメッセージ制御方式であっ
    て、 プロセスに付随する環境変数に応答が必要な複数のメッ
    セージ出力先を設定し、メッセージの出力要求が発生し
    た場合、前記環境変数から、複数のメッセージ出力先を
    得、それらの複数のメッセージ出力先に一斉に当該メッ
    セージの出力を行い、一番最初に応答された結果を有効
    とし、その応答結果を、上記メッセージの出力元に通知
    することを特徴とするメッセージ制御方式。
  5. 【請求項5】 メッセージの出力元で、一番最初に応答
    された結果を有効とする旨の指定をすることを特徴とす
    る請求項4記載のメッセージ制御方式。
  6. 【請求項6】 複数の情報処理装置が通信回線を介して
    結合されたシステムにおけるメッセージ制御方式であっ
    て、 他の情報処理装置上のプログラムを起動させる際に、そ
    のプログラムが出力するメッセージの出力先を上記プロ
    グラムの起動元の情報処理装置から起動先情報処理装置
    に通知し、その起動先の情報処理装置でプロセスに付随
    する環境情報に、その通知されたメッセージの出力先を
    設定し、上記起動先の情報処理装置上で起動される上記
    プログラムは、メッセージの出力先を起動元上記環境情
    報から得て、上記起動先の情報処理装置は、上記プログ
    ラムの出力メッセージを通知されたメッセージの出力先
    の装置に出力することを特徴とするメッセージ制御方
    式。
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