JPH06161863A - 交換可能記憶媒体のデータ保護方式 - Google Patents

交換可能記憶媒体のデータ保護方式

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JPH06161863A
JPH06161863A JP4315391A JP31539192A JPH06161863A JP H06161863 A JPH06161863 A JP H06161863A JP 4315391 A JP4315391 A JP 4315391A JP 31539192 A JP31539192 A JP 31539192A JP H06161863 A JPH06161863 A JP H06161863A
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裕之 出井
Satoru Yamaguchi
悟 山口
Yoshihiro Morita
宜裕 森田
Yutaka Ito
裕 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は交換可能な記憶媒体のデータ保護方
式に関し、従来、駆動装置から記憶媒体が取り外される
際に生じていた記憶媒体のデータ破壊を防止することを
目的とする。 【構成】 媒体(フロッピーディスク)のファイルシス
テムへのマウント処理要求が発生すると、その媒体のス
ーパーブロックをメモリに読み出す(S101)。次
に、タイマから現在時刻を読み出し(S102)、その
現在時刻を、システムのメモリに記憶すると共に(S1
03)、メモリ内にロードされたスーパーブロックの媒
体の固有情報域にも設定する(S105)。そして、そ
のメモリ内のスーパーブロックを媒体の当該領域に書き
込んだ後(S105)、媒体のマウント処理を行う(S
106)。そして、以後、上記固有情報を用いて、媒体
のデータ保護を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置における
外部記憶媒体のデータ保護方式に係わり、より詳しくは
交換可能な記憶媒体(交換可能記憶媒体)のデータ保護
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、固定ディスクよりも安価で可搬性
にも優れた交換可能記憶媒体であるフロッピーディスク
が、パーソナルコンピュータやワークステーション、さ
らにはオフィスコンピュータ等で、データの記憶媒体や
ソフトの流通媒体等の用途に多量に用いられている。
【0003】また、最近では、光磁気ディスクやICメ
モリカード等も交換可能記憶媒体として用いられるよう
になってきている。しかしながら、フロッピーディスク
等の交換可能媒体は(以下、単に媒体と表現する)、可
搬性に優れているという利点を有するものの、ユーザが
いつでも駆動装置から取り出すことができるために、そ
の媒体上のあるファイルに対するデータ処理を実行中に
駆動装置から取り外されてしまうと、ファイルのデータ
内容が破壊されたり、ファイルのクローズ処理が未処理
のままとなって、ファイルに対するアクセスが以後不可
能になってしまうなどの問題が発生するという欠点も有
していた。
【0004】そして、このような問題に対処するため
に、従来は以下のような対策を施していた。すなわち、
媒体の初期化時にあるトラックのあるセクタ(通常は最
初のトラックの最初のセクタ)に固有情報を書き込んで
おき、媒体が駆動装置から取り外されるときにその固有
情報を情報処理装置内のメモリに記憶する。そして、上
記駆動装置に再び媒体が装着されたとき、その媒体から
固有情報を読み出し、この固有情報と上記メモリに記憶
していた固有情報とを比較し、両者が一致したときの
み、上記駆動装置に装着された媒体に対するアクセスを
許可するようにしていた。
【0005】このようにすることにより、媒体上のある
ファイルに対する入出力アクセスが可能な状態になって
いるときにその媒体が取り外された場合にも、その後、
上記外部記憶装置に別の媒体が装着されても、その別の
媒体のデータを破壊することなく、また、上記取り外さ
れた媒体上の上記あるファイルのクローズも正しく行う
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の交換可能媒体のデータ保護方式には、以下に示す
〜のような問題があった。
【0007】 上記のような交換可能媒体のデータ保
護機能を持たない情報処理装置(システム)で初期化さ
れた媒体は、一度駆動装置から取り出すと、以後使用で
きなくなる。すなわち、このような媒体には、初期化時
に所定の固有情報が所定領域に書き込まれないため、一
度取り出すと同一媒体の判定の際、エラーと判定され、
以後使用不可能となってしまう。
【0008】 また、上記のような初期化時に固有情
報が書き込まれなかった媒体を、上記のようなデータ保
護機能を有するシステムで使用可能とするためには、使
用前にその媒体をこのシステムで初期化する必要がある
が、この初期化時にそれまでその媒体に記憶されていた
全てのデータが消去されてしまう。このため、初期化を
行う前にその媒体上の必要なデータを退避し、初期化後
にその退避していたデータを元の領域に書き込むという
複雑な処理を行う必要があり、その処理をユーティリテ
ィプログラムにより実行するにしても、操作が面倒であ
る。また、そのようなユーティリティプログラムを新規
に作成しなければならない場合には、その開発が大きな
負担となる。
【0009】 また、媒体に対してデータの入出力要
求が行われ、そのデータ入出力要求に対する処理が完了
する前に、その媒体が取り出されてしまうと、上記入出
力要求したデータが失われてしまうという問題があっ
た。このため、アプリケーションプログラム側で再度そ
れらのデータの入出力要求をOS(オペレーティング・
システム)に対し行う必要があるが、そのためには、媒
体が取り外される前までにどこまでデータの入出力要求
が実行されたかの情報をOSからもらう必要があるが、
通常のOSにはそのような機能は備わっておらず、その
実現はほとんど不可能であった。
【0010】 また、媒体からの固有情報の読み出し
に失敗した時(入出力エラー発生時)、または駆動装置
に装着すべき取り外した媒体が見つからなくなったと
き、取り外し前にその媒体に対しなされていた入出力要
求を待ち行列から取り消すことができなかった。このた
め、それらの入出力要求を取り消すためには、一度シス
テムを落として、再度システムを立ち上げ直す操作を行
わねばならず、非常に面倒であった。
【0011】 ところで、駆動装置には、媒体の装着
・取り外しを電気的に検出する機構が備わっているが、
駆動装置への電力供給が停止した状態では、当然のこと
ながら上記検出機構は作動せず、駆動装置は、媒体の装
着及び取り外しを検出できなくなる。
【0012】このため、媒体が装着されたまま駆動装置
が電力供給停止状態に移行すると、この状態のときに、
上記駆動装置に装着する媒体を別媒体に交換することが
可能になる。上記従来のデータ保護方式では、媒体が装
着されかつ媒体がシステムで使用可能な状態にあるとき
に駆動装置への電力供給を停止することが可能になって
いた。
【0013】このため、レジューム機能を有する情報処
理装置においては、駆動装置に装着している媒体がシス
テムで使用可能な状態にあるときに駆動装置への電力供
給を停止し、その装着されていた媒体を別媒体に交換し
た後に上記駆動装置への電力供給を再開した場合、OS
が保持している上記駆動装置に装着されている媒体の管
理情報と、現在、駆動装置に、実際、装着されている媒
体の管理情報とが一致しなくなる。したがって、この状
態で、駆動装置に装着されている媒体(上記別媒体に等
しい)に対しデータの入出力処理を行うと、その媒体の
データが破壊されてしまう可能性があった。
【0014】また、同じくレジューム機能を有する情報
処理装置において、駆動装置に装着されている媒体が入
出力アクセス可能な状態、すなわち媒体上のあるファイ
ルがオープンされているときに、上記のような媒体交換
を行った場合にも、上記のような媒体のデータ破壊の可
能性があった。
【0015】本発明の第1の目的は、媒体のデータ保護
機能を持たない他のシステムで初期化された交換可能な
記憶媒体(以後、単に媒体と表現する)を、本システム
で新たに初期化し直すことなく使用しても、その媒体の
データを保護できるようにすることである。
【0016】また、本発明の第2の目的は、入出力処理
中の媒体が駆動装置から取り外された場合でも、その媒
体を再び上記駆動装置に装着することにより、上記入出
力処理中のデータを失うことなく処理を再開できるよう
にすることである。
【0017】そしてさらに、本発明の第3の目的は、上
記駆動装置への電力供給停止機能を有する情報処理装置
において、上記駆動装置が電源供給停止状態となってい
るときに、上記駆動装置に装着される媒体が別媒体に不
当に交換された場合に発生していた、その別媒体のデー
タ破壊を未然に防止できるようにすることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図(その1)である。本発明(第1の発明)は、外部
記憶媒体として交換可能記憶媒体が装着される外部記憶
装置を備えた情報処理装置における前記交換可能記憶媒
体のデータ保護方式であって、前記外部記憶装置に対す
る前記交換可能記憶媒体の装着及び取り外しを検出する
検出手段1と、前記交換可能記憶媒体が前記情報処理装
置で使用可能な状態になったときに、固有情報を前記交
換可能記憶媒体の所定領域と前記情報処理装置内のメモ
リに書き込む固有情報書き込み手段2と、前記検出手段
1により、前記交換可能記憶媒体が入出力アクセス可能
な状態にあるときに前記外部記憶装置から取り外され、
その後、前記外部記憶装置に再び交換可能記憶媒体が装
着されたことが検出されたとき、その装着された交換可
能記憶媒体の前記所定領域に、前記固有情報書き込み手
段2により前記情報処理装置内のメモリに書き込まれた
前記固有情報が書き込まれているか否かを調べることに
より、前記取り外された交換可能記憶媒体が再び前記外
部記憶装置に取り付けられたか否かを判定する判定手段
3と、該判定手段3により前記該記憶装置に取り外され
た前記交換記憶媒体が再び装着されたと判定されたとき
にのみ、その装着された交換可能記憶媒体への入出力処
理を許可する許可手段4と、を備えたことを特徴とす
る。
【0019】また、第2の発明は、請求項2記載のよう
に、上記第1の発明の各手段に加え、前記検出手段1に
より、前記外部記憶装置から前記交換可能記憶媒体が入
出力アクセスが可能な状態にあるときに取り外れるのが
検出されたときに、前記交換可能記憶媒体に対して現在
処理中もしくは待ち行列にある未処理の入出力要求、及
び前記交換可能記憶媒体に対する以降の入出力要求を保
留する保留手段11と、前記判定手段3によって、前記
外部記憶装置から一旦取り外された前記交換可能記憶媒
体が再び前記外部記憶装置に装着されたことが判定され
たとき、前記保留手段11によって保留されていた入出
力処理を再開させる再開手段12を、さらに備えたこと
を特徴とする。
【0020】また、第3の発明は、請求項3記載のよう
に、上記第1の発明の各手段に加え、前記判定手段3が
前記外部記憶装置に装着された交換可能記憶媒体の前記
所定領域からデータを読み出す際にエラーが発生した場
合、前記保留手段11によって保留されていた入出力要
求を強制終了させる第1の強制終了手段21を、さらに
備えたことを特徴とする。
【0021】また、第4の発明は、請求項4記載のよう
に上記第2または第3の発明の各手段に加え、前記判定
手段3により、前記外部記憶装置に新たに装着された交
換可能記憶媒体が、前記外部記憶装置から取り外された
元の交換可能記憶媒体と同一でないと判定されたとき、
オペレータに対し前記判定手段3の同一交換可能記憶媒
体の判定処理を終了させるか否かを問い合わせる問い合
わせ手段31と、該問い合わせ手段31の問い合わせに
対し前記オペレータが前記判定処理の終了を許可する旨
の回答をした場合には、前記判定手段3による同一交換
可能記憶媒体の判定処理を強制終了させると共に、前記
保留手段11により保留されていた入出力要求及び未実
行の入出力要求を強制終了させる第2の強制終了手段3
2と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0022】また、図2は他の発明の原理説明図であ
る。第5の発明は、請求項5記載のように、外部記憶媒
体として交換可能記憶媒体が装着される外部記憶装置を
備えた情報処理装置における前記交換可能記憶媒体のデ
ータ保護方式であって、前記外部記憶装置に対する電力
供給停止の要求が発生したとき、前記外部記憶装置に装
着されている前記交換可能な記憶媒体が、現在前記情報
処理装置で使用可能な状態になっているか否かを判断す
る第1の判断手段41と、該第1の判断手段41により
前記交換可能記憶媒体が前記情報処理装置で使用可能な
状態にあると判断されたとき、前記交換可能な記憶媒体
が現在入出力アクセス可能な状態にあるか否かを判断す
る第2の判断手段42と、前記第1の判断手段41の判
断結果と前記第2の判断手段42の判断結果に基づき、
前記外部記憶装置に対する電力供給の停止の可否を判断
して、前記外部記憶装置に対する電力供給の制御を行う
電力供給制御手段43と、を備えたことを特徴とする。
【0023】前記電力供給制御手段43は、例えば、請
求項6記載のように前記第1の判断手段41により前記
交換可能記憶媒体が、現在前記情報処理装置で使用可能
な状態にあると判断された場合に、前記交換可能記憶媒
体を前記情報処理装置で使用不可の状態にしてから、前
記外部記憶装置に対する電力供給を停止させるような構
成にしてもよい。
【0024】また前記電力供給制御手段43は、例えば
請求項7記載のように、前記第2の判断手段42により
前記交換可能記憶媒体が現在、入出力アクセス可能状態
にあると判断された場合には、前記外部記憶装置に対す
る電力供給の停止を禁止するような構成にしてもよい。
【0025】
【作用】前記第1の発明では、検出手段1により外部記
憶装置に装着された交換可能な記憶媒体(以後、単に媒
体と表現する)が情報処理装置(以後、システムと表現
する)で使用可能な状態になると、固有情報書き込み手
段2が上記媒体の所定領域とシステムのメモリ内に固有
情報(例えば、時刻)を書き込む。
【0026】その後、上記外部記憶装置から上記媒体が
取り外されると、これを、検出手段1が検出し、検出手
段1はこの検出を判定手段3に通知する。判定手段3
は、この通知を受信すると、上記媒体が入出力アクセス
可能な状態にあるときに取り外されたか否かを調べ、入
出力アクセス可能な状態であったならばその旨を記憶す
る。
【0027】そして、その後、上記外部記憶装置に媒体
が装着されると、これを検出手段1が検出し、検出手段
1は、この検出を判定手段3に通知する。判定手段3
は、この通知を受信すると、その装着された媒体の上記
所定領域に上記メモリに書き込まれていた固有情報と同
一の情報が書き込まれているか否かを調べ、前記取り外
された媒体が再び上記外部記憶装置に装着されたか否か
を判定し(同一媒体の判定処理)、その判定結果を許可
手段4に通知する。
【0028】許可手段4は、この通知された判定結果
が、同一媒体が再び上記外部記憶装置に装着された旨を
示すものであった場合にのみ、その媒体への入出力処理
を許可する。
【0029】このように、外部記憶装置から媒体が入出
力アクセス可能な状態にあるときに取り外された場合に
は、その取り外された媒体が再び外部記憶装置に装着さ
れるまで、その外部記憶装置に装着された媒体に対する
データの入出力処理を禁止する。
【0030】したがって、外部記憶装置に、取り外した
媒体とは異なる別の媒体を誤って装着しても、その別の
媒体のデータが破壊されることはない。また、外部記憶
装置に同一の媒体が装着されたか否かを調べるための媒
体に対する固有情報の書き込みを、従来のように媒体の
初期化時ではなく、外部記憶装置に装着された媒体をシ
ステムで使用可能な状態に移行させ処理を行う際に行う
ので、別のシステムで初期化された媒体についても、上
記と同様にして、上記外部記憶装置に、同一媒体が再装
着されるか否かの判定が可能である。したがって、別の
システムで初期化された媒体についても、データ保護が
可能になる。
【0031】また、前記第2の発明においては、検出手
段1により、外部記憶装置から入出力アクセス可能な状
態にある媒体が取り外されるのが検出されたとき、保留
手段11がその媒体に対して現在処理中の入出力要求及
びそれ以後の入出力要求を保留する。そして、判定手段
3によって上記媒体が再び外部記憶装置に装着されたこ
とが判定されると、再開手段12が、上記保留手段11
により保留されていた上記媒体に対する入出力要求の実
行を発生順に順次開始させる。
【0032】したがって、媒体が入出力アクセス可能な
状態にあるときに外部記憶装置から取り外されても、そ
の媒体を再び上記外部記憶装置に装着すれば、その媒体
に対する入出力要求は1つも失われることなく全て実行
される。
【0033】また、前記第3の発明においては、判定手
段3が上記同一媒体の判定処理中において、上記媒体の
所定領域からデータを読み出す際にエラーが発生した場
合、強制終了手段21は、保留手段11によって保留さ
れていた入出力要求を強制終了させる。
【0034】したがって、それまで待ち行列に入ってい
た上記媒体に対する全ての入出力要求は、その待ち行列
から外される。このため、入出力アクセス可能な状態に
あるときに外部記憶装置から取り外した媒体が見つから
ない場合や、上記媒体が外傷等により上記所定領域から
データを読み出せなくなった場合等に、従来のようにシ
ステムを一度落としてから再立ち上げする操作を行う必
要は無くなり、システムをそのまま続行できる。
【0035】また、前記第4の発明においては、判定手
段3により、入出力アクセス可能な状態にあるときに取
り外された媒体とは別の媒体が外部記憶装置に装着され
たと判断されると、問い合わせ手段31が、例えばメッ
セージ表示等により、オペレータに対し、上記同一媒体
の判定処理を終了させるか否かの問い合わせをし、オペ
レータがその問い合わせに対し、上記同一媒体の判定処
理の終了を許可する旨の回答を行うと、第2の強制終了
手段32が、保留手段11により保留されていた入出力
要求(途中まで行われていた入出力要求または未処理の
入出力要求)を強制終了させる。
【0036】したがって、この第4の発明においては、
オペレータの判断により上述した上記第3の発明と同様
の効果が得られる。前記第5の発明においては、外部記
憶装置に対する電力供給停止の要求が発生すると、第1
の判断手段41は、その外部記憶装置に装着されている
媒体が、現在、システムで使用可能な状態になっている
か否かを判断する。
【0037】そして、第1の判断手段41が、上記媒体
が、現在システムで使用可能になっていると判断すると
次に、第2の判断手段42が、上記媒体が現在入出力ア
クセス可能な状態にあるか否かを判断する。
【0038】電力供給制御手段43は、第1の判断手段
41の判定結果と第2の判断手段42の判断結果に基づ
き、上記外部記憶装置に対する電力供給の停止の可否を
判断して、上記外部記憶装置に対する電力供給の制御を
行う。
【0039】この電力供給制御において、電力供給制御
手段43は、例えば、第1の判断手段42により上記媒
体が現在使用可能な状態にあると判断された場合には、
上記媒体をシステムで使用不可能な状態にしてから、上
記外部記憶装置に対する電力供給を停止させる。また、
電力供給制御手段43は、例えば、第2の判断手段42
により上記媒体が現在入出力アクセス可能であると判断
された場合には、上記外部記憶装置に対する電力供給の
停止を禁止する。
【0040】このように、外部記憶装置に対する電力供
給停止の要求が発生した場合、媒体が入出力アクセス可
能であるときには、その要求は禁止し、上記媒体がシス
テムで使用可能でない状態にあるときにのみ、上記外部
記憶装置に対する電力供給を停止させる。したがって、
従来のように媒体がシステムで使用可能状態にあるとき
や、さらにはその媒体が入出力アクセス可能状態にある
ときに、外部記憶装置に対する電力供給が停止され、そ
の後、上記外部記憶装置に対する、電力供給が再開され
た後に、上記外部記憶装置に別の媒体を装着するような
その別の媒体のデータ破壊につながる操作が不可能とな
る。
【0041】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図3は、本発明の一実施例の情報処理装置の
システム構成を示すブロック図である。
【0042】同図において、マイクロプロセッサ(以
後、MPUと表現する)101は、ROM(リード・オ
ンリ・メモリ)102に格納されているOS(オペレー
ティングシステム)や各種アプリケーションプログラム
を、例えば、マイクロプログラム制御により実行して、
システム全体の制御を行うと共に、交換可能記憶媒体
(本実施例では、フロッピーディスク)のデータ保護に
係わる各種処理を行う。
【0043】フロッピーディスク・ドライブ(以後、F
DDと表現する)103は、その本体に装着される交換
可能記憶媒体の一つであるフロッピーディスクに対し、
データのリード/ライトを行うと共に、フロッピーディ
スクの本体への装着並びに本体からの取り外しを検出
し、それらの検出信号をフロッピー・ディスク・コント
ローラ(以後、FDCと表現する)104に出力する。
【0044】このFDD103は、電力消費を抑制する
ために、オペレータのキー入力コマンドによる指示によ
り後述する電力部(PWR)107からの電力供給が停
止されるようになっている。
【0045】FDC104は、MPU101から加わる
データのリード/ライト等の各種制御信号の指示に応じ
て、FDD103に装着されているフロッピーディスク
の初期化(フォーマット)やフロッピーディスク上への
ファイルの作成、そのファイルへのデータのリード/ラ
イト等を行う。また、FDD103から上記フロッピー
ディスクの装着・取り外しの検出信号を入力すると、そ
れらの検出をMPU101に対し割り込みにより通知す
る。
【0046】RAM105は、OSの格納領域並びに作
業領域として使用されるシステムメモリ領域や各種アプ
リケーションプログラムの格納領域並びに作業領域とし
て使用されるメモリ領域等を有するリード/ライト可能
なランダムアクセスメモリである。
【0047】タイマ(TMR)106は、例えば、電池
内蔵型のタイマであり、現在の時刻(年、月、日、時、
分、秒)を計時する。このタイマ106の時刻情報は、
MPU101により読み出し可能である。
【0048】電源部(PWR)107は、MPU10
1、ROM102、RAM105、FDC104、及び
FDD105に電力を供給する。尚、FDD103への
電力供給は、MPU101の制御により行われる。
【0049】上記各ブロックの内、ROM102、RA
M105及びFDC104は、バス108により直接、
MPU101に接続されている。また、コマンドやデー
タ入力のためのキーボード(KB)109、さらには上
記キーボード109へのキー入力のエコーバック表示、
オペレータのキー入力コマンドに対する応答メッセージ
等を表示するCRTディスプレイ(CRT)111の表
示制御を行うCRTコントローラ(CRTC)110も
バス108を介してMPU101に接続されている。
【0050】次に、図4は、上記構成の情報処理装置の
本発明に係わる要部の構成並びに動作を説明する図であ
る。同図において、ファイル管理部201、媒体保護部
202、及び電源供給管理部203は、MPU101が
ROM102に格納されているOSの一部のサブシステ
ムを実行することによって実現される機能ブロックであ
る。
【0051】ファイル管理部201は、可搬媒体装置
(本実施例ではFDD)103に装着される媒体(本実
施例ではフロッピーディスク(FD))103fの使用
可能な状態への移行処理及びそのフロッピーディスク1
03fの未使用状態への移行処理を行う。そして、その
フロッピーディスク103fを使用可能な状態に移行さ
せる処理を行う時に、そのフロッピーディスク103f
のデータを保護するための識別情報である固有情報10
51を、RAM105内のシステムメモリ領域105S
の所定領域に書き込み・記憶すると共に、フロッピーデ
ィスク103fの所定領域にも書き込む。本実施例で
は、上記固有情報1051としてタイマ106により計
時された時刻(年、月、日、時、分、秒)を使用する。
また、ファイル管理部201は、FDD103に装着さ
れているフロッピーディスク上に作成されている全ファ
イルについて、現在の状態、すなわちシステムに登録さ
れ、システムで使用可能な状態にあるか、さらには入出
力アクセス可能な状態であるかを、個々のファイル毎に
管理している。
【0052】媒体保護部202は、FDD103に装着
されているフロッピーディスク103fが入出力アクセ
ス可能な状態のときにFDD103から取り外され、そ
の後再びフロッピーディスク103f′がFDD103
に装着された場合に、上記取り外されたフロッピーディ
スク103fと上記新たに装着されたフロッピーディス
ク103f′とが同一媒体であるか否かの識別を、上記
システムメモリ105Sに記憶されてい固有情報105
1と上記フロッピーディスク103f′に書き込まれて
いる固有情報とが一致するか否かを判定することによっ
て行う(一致すれば、同一のフロッピーディスク、すな
わち取り外されたフロッピーディスク103fが再び装
着されたものと判定する)。また媒体保護部202は、
FDD103に、現在、フロッピーディスク103fが
装着されているか否かを、図4では不図示のFDC10
4からのFDD103に対するフロッピーディスク10
3fの装着・取り外しを通知する割り込み信号により判
断し、これを、ファイル管理部201に通知する。ま
た、後述する電源供給管理部203からのFDD103
に対する電源供給停止を行ってもよいか否かの問い合わ
せに対しての可否を判定し、その判定結果を電源供給管
理部203に通知する。また、さらにファイル管理部2
01に対し、現在のフロッピーディスク103fの状
態、すなわち、現在FDD103に装着されているフロ
ッピーディスク103fがシステムで使用可能な状態に
なっているか否か、使用可能な状態であれば、さらに入
出力アクセス可能な状態になっているか否か(オープン
されているファイルがあるか否か)を問い合わせる。
【0053】電力供給管理部203は、電源部107か
らFDD103への電力供給を制御するものであり、媒
体保護部202からの上記FDD103への電源供給停
止の問い合わせに対する判定結果に基づき、電源部10
7からFDD103への電力供給停止の制御、及びその
電力供給停止後のFDD103への電力供給再開の制御
を行う。
【0054】FDD103は、上述したように本体に対
するフロッピーディスク103fの装着/取り外しを検
出する機構(センサ)を有し、フロッピーディスクの装
着/取り外しの動作が行われる毎に、その旨を、FDC
104を介し媒体保護部202に通知する。
【0055】電源部107は、FDD103に対する駆
動電力の供給を行う電源である。続いて、フロッピーデ
ィスク103f上に作成されるファイルの集合体である
ファイルシステムの構成を説明する。
【0056】図5は、上記ファイルシステムの構成を説
明する図である。ファイルは1024バイトの大きさの
複数のブロックから成り、これらのブロックにはその先
頭から“0”,“1”,・・・“n”,“n+1”,・
・・の論理ブロック番号が付与される。
【0057】そして、論理ブロック番号“0”のブロッ
クは、スーパーブロック300と呼ばれ、ファイルシス
テムの大きさ、ブロック長、iリスト(後述)の大きさ
などのファイルシステム情報、さらには未使用(空き)
のiノード(後述)、未使用(空き)のデータブロック
(後述)などファイルシステムを管理するための情報
(ファイルシステム情報)が格納される。
【0058】また次の論理ブロック番号“1”のブロッ
クは、通常未使用領域となっている。そして、次に続く
論理ブロック番号“2”〜論理ブロック番号“n”の各
ブロックには、複数のiノード(iノード群)が格納さ
れ、これら(n−1)個のiノード群がiリスト400
を構成している。
【0059】iノードは、1つのファイル毎に作成され
るため、フロッピーディスク103fには、iリスト内
のiノードの個数に等しいだけのファイルが作成され
る。このiノードには、対応するファイルが使用してい
るデータブロックの情報や、上記ファイルの種類、上記
ファイルの大きさ等のファイル管理のための情報(ファ
イル管理情報)が格納される。
【0060】上記iリスト400に続く論理ブロック番
号“n+1”以降のブロックは、各ファイルのデータを
格納するデータブロックとなっており、これらのデータ
ブロックの集合はデータブロック域500と呼ばれる。
【0061】次に、上記スーパーブロック300の構成
を図6に示す。1024バイトのスーパーブロックの前半の
512バイトは、未使用領域となっており、後半の 512バ
イトの領域には、上記ファイルシステム情報を格納する
ファイルシステム情報管理域301、上記iリスト40
0内の空き(未使用)のiノードの情報を管理する空i
ノード管理域302、上記データブロック域500内の
空き(未使用)のデータブロックの情報を管理する空き
データブロック管理域303が順次配置され、その空き
データブロック管理域303に続くスーパーブロック3
00の最後尾の領域には前述したFDD103に装着さ
れるフロッピーディスク103fのデータを保護するた
めに使用される固有情報1051を格納する媒体の固有
情報域304が配置されている。
【0062】次に、上記構成から成る情報処理装置の動
作を説明する。ファイル管理部201は、マウント(mo
unt)操作指示の要求が発生すると、そのフロッピーディ
スク103fをシステムで使用可能な状態に移行させる
処理を行い、続いて、直ちに、図7のフローチャートに
示す処理を行う。
【0063】すなわち、ファイル管理部201は、FD
C104を介してフロッピーディスク103fのスーパ
ーブロック300(図6参照)の内容をRAM105内
のシステムメモリ上の所定領域に読み込む(S10
1)。
【0064】続いて、タイマ106から固有情報105
1となる現在時刻(年、月、日、分、時、秒)を読み出
し(S012)、その時刻をRAM105内のシステム
メモリ領域内に書き込み・記憶する(S103)。
【0065】次に、ファイル管理部201は、上記現在
時刻を上記フロッピーディスク103fの固有情報10
51としてシステムメモリ上にロードされたスーパーブ
ロック300内の媒体の固有情報域304(図6参照)
に設定し(S104)、この固有情報1051が設定さ
れたスーパーブロック300を、FDC104を介して
フロッピーディスク103f上のスーパーブロック30
0の格納領域に書き込む(S105)。
【0066】このことにより、FDD103に装着され
たフロッピーディスク103fのスーパーブロック30
0には、上記現在時刻が、そのフロッピーディスク10
3fを他のフロッピーディスク103f′と識別するた
めの固有情報1051として書き込まれる。
【0067】ファイル管理部201は、上記フロッピー
ディスク103fに対する固有情報1051の書き込み
が終了すると、このフロッピーディスク103fをシス
テムに登録し、システムで使用可能な状態とするマウン
ト処理を行い(S106)、処理を終了する。
【0068】このようにして、FDD103に装着され
たフロッピーディスク103fは、マウント要求の発生
によりシステムで使用可能な状態になると共に、そのス
ーパーブロック300に固有情報1051が書き込まれ
る。
【0069】次に、フロッピーディスクがFDD103
から取り外された場合の本実施例の動作を図8のフロー
チャートを参照しながら説明する。まず、媒体保護部2
02は、FDC104を介しFDD103に装着されて
いたフロッピーディスク103fが取り外されたことを
検出すると(S201)、FDD103用のデバイスド
ライバに対し、上記フロッピーディスク103fに対す
る現在処理中または未処理の全ての入出力要求を保留さ
せ(S202)、さらにそのデバイスドライバの処理を
停止させる(S203)。
【0070】続いて、媒体保護部202は、システムメ
モリ105s内の不図示のオープン・ファイルテーブル
を参照して、フロッピーディスク103f上に、現在、
オープンされているファイルがあるか否かを調べ(S2
04)、オープンされているファイルが1つもなけれ
ば、上記デバイスドライバの停止を解除し、このデバイ
スドライバに当該処理を再開させ(S212)、処理を
終了する。
【0071】一方、媒体保護部202は、フロッピーデ
ィスク103f上に、現在、オープンされているファイ
ルがある場合には、FDD103にフロッピーディスク
103fが装着されるのを待つ(S205)。
【0072】そして、媒体保護部202は、FDC10
4からの割り込みにより、FDD103にフロッピーデ
ィスク103fが装着されたことを知ると(S205,
Yes)、FDC104を介しFDD103に装着され
た上記フロッピーディスク103fのスーパーブロック
300を読み込む(S206)。
【0073】そして、媒体保護部202は、FDC10
4からの応答ステイタスにより、上記スーパーブロック
300の読み込み時に入出力エラーが発生したか否かを
調べ(S207)、上記スーパーブロック300の読み
込みが正常に行われた場合には(S207,No)、前
記RAM102内のシステムメモリ105sの所定領域
に記憶していた固有情報(時刻)1051と上記読み出
したスーパーブロック300内の媒体の固有情報域30
4に格納されている固有情報(時刻)とを比較する(S
208)。そして、両者が一致、すなわち上記ステップ
S201でFDD103からの取り外しが検出されたフ
ロッピーディスク103fが再びFDD103に装着さ
れたことを検知すると、上記デバイスドライバに入出力
要求の保留を解除させる通知を行い(S209)、上記
デバイスドライバに対し上記保留させていた入出力要求
を再開・実行させる(S212)。
【0074】一方、上記ステップS208で上記2つの
固有情報が一致しない、すなわち、FDD103に取り
外されたフロッピーディスク103fとは別のフロッピ
ーディスク103f′が装着されたと判断すると、オペ
レータに対し、CRTコントローラ110を介しCRT
ディスプレイ111に誤ったフロッピーディスク103
f′が装着された旨のワーニング・メッセージを出力す
ると共に、同一媒体の判定処理(上記FDD103から
取り外したフロッピーディスク103fが再びFDD1
03に装着されたか否かを判定する上記ステップS20
5〜S208の処理)を強制終了してもよいか否かを問
い合わせる(S210)。
【0075】そして、オペレータが強制終了してもよい
との応答をキーボード109から入力すると、上記デバ
イスドライバに対し、上記ステップS202で保留させ
ていた上記取り外されたフロッピーディスク103fに
対する入出力要求を全てエラーにして強制終了させた後
(S211)、上記デバイスドライバの処理を再開させ
る。
【0076】一方、上記ステップS210で、オペレー
タが上記同一媒体の判定処理の強制終了を拒否するキー
ボード入力を行った場合には、上記ステップS205に
戻り、再び上記同一媒体の判定処理を再開すべく、FD
D103に対するフロッピーディスク103fの装着の
検出待ちとなる。
【0077】また、媒体保護部202は、上記ステップ
S207で、FDC104から入出力エラーが発生した
旨の通知を受けた場合には上記デバイスドライバに上記
ステップS211、S212の処理を行わせ、上記デバ
イスドライバが保留していたフロッピーディスク103
fに対する未完了の入出力要求を全てエラーにして強制
終了させると共に、上記デバイスドライバの処理を再開
させる。
【0078】次に、FDD103への電力供給停止の要
求が発生したときの動作を、図9のフローチャートを参
照しながら説明する。まず、オペレータのキーボード2
06からのコマンド入力等によりFDD103への電力
供給停止状態への移行要求が発生したことを検出すると
(S301)、電力供給管理部203は、媒体保護部2
02に対し電力供給停止の問い合わせ(通知)を行う。
媒体保護部202には、この問い合わせを受け取ると、
ファイル管理部201に対し、現在、FDD103にフ
ロッピーディスク103fが装着されており、かつその
フロッピーディスク103fがマウント操作により、現
在、システムで使用可能な状態になっているかの問い合
わせを行う(S302)。
【0079】そして、媒体保護部202は、上記フロッ
ピーディスク103fが、現在、システムで使用可能な
状態にあるとの応答通知をファイル管理部201から受
け取ると、ファイル管理部202に対し、今度は上記フ
ロッピーディスク103f上に作成されているファイル
の中に、現在オープン(open) されているファイルがあ
るか否かの問い合わせを行う(S303)。
【0080】そして、媒体保護部202は、ファイル管
理部201から上記フロッピーディスク103f上に作
成されているファイルにオープンされているファイルが
ない旨の応答通知を受け取ると、まず、ファイル管理部
201に対し、上記フロッピーディスク103fに対し
アンマウント操作を行うように指示し、ファイル管理部
201に上記フロッピーディスク103fに対するアン
マウント(unmount)処理を行わせ、フロッピーディスク
103fをシステム上で未使用状態にし(S304)、
次に、電源供給管理部203にFDD103に対する電
力供給の停止を許可する。電力供給管理部203は、こ
れを受けて、電源部107を制御し、電源部107にF
DD103への電極供給を停止させる(S305)。こ
のことにより、FDD103への電力供給停止は停止さ
れる(S306)。
【0081】このように、FDD103への電力供給停
止の要求が発生したときにFDD103に、現在、シス
テムで使用可能な状態になっているフロッピーディスク
103fが装着されていても、そのフロッピーディスク
103f上に作成されている全てのファイルがクローズ
(close)していれば、FDD103への電力供給を停止
しても、フロッピーディスク103f上に作成されてい
るファイルのデータが破壊されてしまうことはないの
で、この場合には、直ちにFDD103への電力供給を
停止する。
【0082】一方、媒体保護部202は、上記ステップ
S303で、ファイル管理部201から、現在、フロッ
ピーディスク103f上に作成されているファイルの中
にオープンされているファイルがある旨の応答通知を受
け取ると、電力供給管理部203に対し、FDD103
に対する電力供給の停止は不可である旨を通知する。電
力供給管理部203は、この通知を受け取ると、電源部
107に対しFDD103に対する電力供給を停止させ
ない(S307)。
【0083】このように、FDD103上に装着されて
いるフロッピーディスク103fがマウント操作され
て、現在、システムで使用可能な状態にあり、かつ、現
在、そのフロッピーディスク103f上のファイルが1
つでもオープンされている場合には、FDD103への
電力供給を停止するとそのオープンされているファイル
のデータが破壊されたり、あるいはFDD103への電
力供給再開後に別のフロッピーディスク103f′がF
DD103に装着されてしまうと、そのフロッピーディ
スク103f′のデータが破壊されてしまう可能性があ
るので、この場合にはFDD103への電力供給停止の
要求があってもその要求を許可しない。
【0084】また、媒体保護部202は、上記ステップ
S302でファイル管理部202から、現在、FDD1
03にフロッピーディスク103fが装着されていない
かまたは装着されていてもそのフロッピーディスク10
3fがマウント操作されていなければ、電力供給管理部
203に対し、上記ステップS305、及びS306の
処理を行わせ、FDD103への電力供給を停止させ
る。
【0085】このように、FDD103にフロッピーデ
ィスク103fが装着されていないか、または装着され
ていてもそのフロッピーディスクがシステムで使用可能
な状態になっていなければ、FDD103への電力供給
を停止してもフロッピーディスク103fのデータが破
壊されることはなく、また、電力供給再開後に別のフロ
ッピーディスク103f′が装着され、マウント操作さ
れてもそのフロッピーディスク103f′のデータが破
壊されることはないので、直ちにFDD103への電力
供給を停止させる。
【0086】続いて、OS内に組み込まれたモジュール
であるFDD103用のデバイスドライバの、媒体保護
部202との間に係わる動作を、図10のフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0087】このデバイスドライバは、通常はMPU1
01に対するFDC104からの割り込み、または媒体
保護部202からのFDD103に装着されているフロ
ッピーディスク103fに対する入出力要求の保留解除
の通知待ちとなっている(S1001)。
【0088】そして、上記割り込みの発生または上記通
知の発行により起動され、起動後、まず上記割り込みま
たは上記通知のいずれの事象により起動されたか判別す
る(S1002)。
【0089】上記割り込みには、FDD103に対する
フロッピーディスク103fの装着またはFDD103
からのフロッピーディスク103fの取り外しの2種類
があり、デバイスドライバは、FDD103に対するフ
ロッピーディスク103fの装着による割り込みであっ
た場合には、直ちに媒体保護部202に対しその旨を通
知する(S1003)。
【0090】以上のステップS1001〜S1003の
一連の処理は、前述した図8のフローチャートのステッ
プS205の処理に対応するものである。一方、FDD
103からフロッピーディスク103fが取り外された
ことによる割り込みであった場合には、フロッピーディ
スク103fに対する未完了の全ての入出力要求を保留
した後(S1004)、媒体保護部202に対しFDD
103からフロッピーディスク103fが取り外された
旨を通知する(S1005)。
【0091】このステップS1001→S1002→S
1004→S1005の一連の処理は、前述した図8の
フローチャートのステップS201の処理に対応するも
のである。
【0092】また、デバイスドライバには、上記ステッ
プS1002で媒体保護部202からのFDD103に
対する入出力要求保留の解除の通知を受け取った場合に
は、FDD103からフロッピーディスク103fが取
り外されたために上記ステップS1004で保留してい
たフロッピーディスク103fに対する未完了の入出力
要求を、発生順に、順次実行する(S1006)。
【0093】以上のステップS1001→S1002→
1006の一連の処理は、前述した図8のフローチャー
トのステップS209→S212の処理に対応するもの
である。
【0094】後述するように、媒体保護部202は、F
DD203から取り外されたフロッピーディスク103
fが別のフロッピーディスク203f′に交換されるこ
となく再びFDD103に装着された場合のみに上記入
出力要求解除の通知を行うので、上記ステップS100
4で保留されていたフロッピーディスク103fに対す
る未完了の入出力要求が1つも失われることなく実行さ
れる。
【0095】デバイスドライバは、上記ステップS10
03,S1005、またはS1006の処理終了後、再
び上記ステップS1001に戻り、上記FDC104か
らの割り込みまたは上記媒体保護部202からの通知の
待ち状態となる。
【0096】次に、電力供給管理部203の媒体保護部
202との間に係わる動作を、図11のフローチャート
を参照しながら説明する。例えば、ユーザがキーボード
109から電源オフのコマンドをキー入力すると、この
電力供給管理部203が起動される。電力供給管理部2
03は、起動されると、まず、最初に媒体保護部202
に対し電力停止要求を通知し(S1011)、媒体保護
部202からその通知に対する応答通知を待つウェイト
(wait)状態となる(S1012)。
【0097】そして、媒体保護部202から応答通知が
発行されることによってウェイト状態から実行状態へ遷
移し、上記応答通知の種別を判別する(S1013)。
そして、この応答通知が電源部107からFDD103
への電力供給停止を許可する旨を指示するものであれ
ば、直ちに、電源部107を制御して電源部107から
FDD103への電力供給を停止させ(S1014)、
終了する。
【0098】以上の処理は、前述した図9のフローチャ
ートのステップS305→S306の処理に対応するも
のである。一方、上記ステップS1013で、FDD1
03への電力供給停止を不可とする旨の応答通知であっ
た場合には、直ちに終了する。
【0099】この処理は、前述した図9のフローチャー
トのステップS307の処理に対応するものである。こ
のように、電力供給管理部203は、ユーザにより電源
オフのコマンドがキー入力された場合には、媒体保護部
203に対しFDD103に対する電力供給を停止して
もよいか否かを問い合わせ、媒体保護部203からの指
示に従ってFDD103に対する電力供給を停止するか
否かを決定する。
【0100】続いて、媒体保護部202の動作を、図1
2のフローチャートを参照しながら説明する。媒体保護
部202は、通常、前記FDD103用のデバイスドラ
イバまたは電源供給管理部203からの通知待ちの状態
(ウェイト状態)となっている(S1041)。
【0101】そして、何らかの通知を受信すると、ウェ
イト状態が解除されて実行状態へと遷移し、まず、その
通知の種別を判別する(S1042)。そして、その通
知がデバイスドライバからのFDD103からフロッピ
ーディスク103fが取り外された旨の通知であった場
合には、現在、フロッピーディスク103上にオープン
されているファイルがあるか否かをファイル管理部20
1に問い合わせて判別する(S1043)。そして、フ
ァイル管理部201から、現在、フロッピーディスク1
03上にオープンされているファイルが無いとの応答を
受け取ると、上記デバイスドライバに対しFDD103
に対する入出力要求の保留解除を通知し(S104
6)、再び上記ステップS1041に戻り通知待ちの状
態になる。
【0102】この通知は、前述した図10のフローチャ
ートのステップS1001で上記デバイスドライバによ
り受信され、上記デバイスドライバはステップS100
6でフロッピーディスク103fから読み出し、バッフ
ァリングしていたデータ等をMPU101に出力する等
の未完了のフロッピーディスク103fに対する入出力
要求処理を開始する。
【0103】一方、媒体保護部202は、上記ステップ
S1043で、フロッピーディスク103f上に作成さ
れているファイルの中に、現在オープン中のファイルが
ある場合には、何の処理もせず、再び上記ステップS1
041に戻り通知待ちの状態になる。
【0104】また、媒体保護部202は、上記ステップ
S1042で、上記デバイスドライバからFDD103
にフロッピーディスク103fが装着された旨の通知を
受け取ると、その装着されたフロッピーディスク103
fのスーパーブロック300の媒体の固有情報域に書き
込まれている情報を読み出すと共に、システムメモリ1
05sに記憶されている固有情報1005も読み出し、
両者が一致するか否かを調べ(S1044)、取り外さ
れたフロッピーディスク103fが再びFDD103に
装着されたと判断すると(S1045,Yes)、上記
デバイスドライバに対し入出力要求の保留解除を通知し
(S1046)、再び上記ステップS1041に戻る。
【0105】この通知は、前述した図10のフローチャ
ートのステップS1001で上記デバイスドライバによ
り受信され、デバイスドライバは同図のステップS10
06で保留していた未完了の全ての入出力要求の実行を
開始する。
【0106】このことにより、FDD103に装着して
いたフロッピーディスク103fを、そのフロッピーデ
ィスク103fに対する入出力処理が全て完了する前に
誤って取り外した場合でも、再びそのフロッピーディス
クをFDD103に装着することにより、上記未完了で
あった全ての入出力処理がそのフロッピーディスク10
3fに対して行われるので、FDD103から取り外す
前にそのフロッピーディスク103fに対して要求され
ていた未完了の全ての入出力要求が1つも失われること
なく実行される。
【0107】一方、媒体保護部202は、上記ステップ
S1045でFDD103から取り外されたフロッピー
ディスク103fとは別のフロッピーディスク103
f′がFDD103に装着されたと判別すると、何らの
処理も行わず、直ちに、上記ステップS1041に戻
る。
【0108】このことにより、オープンされているファ
イルがあった(入出力アクセス可能な状態にあった)フ
ロッピーディスク103fがFDD103から取り外さ
れ、その後、別のフロッピーディスク103f′がFD
D103に装着された場合、その別のフロッピーディス
ク103f′に対し上記取り外されたフロッピーディス
ク103fに対して要求されていた未完了の入出力処理
が行われず、その別のフロッピーディスク103f′の
データが破壊されることが防止される。
【0109】一方、媒体保護部202は、上記ステップ
S1042で電源供給管理部203からFDD103へ
の電源供給停止要求の通知を受信した場合には、現在F
DD103上にフロッピーディスク103fが装着さ
れ、かつそのフロッピーディスク103fがマウント操
作によりシステムで使用可能な状態になっているか否か
ファイル管理部201に問い合わせて、判別する(S1
047)。
【0110】そして、そのフロッピーディスク103f
がマウント操作されていれば(S1047,Yes)、
次にそのフロッピーディスク103f上のファイルで、
現在、オープンされているファイルがあるか否か調べ
(S1048)、オープンされているファイルがあれば
(S1048,Yes)、FDD103への電源供給停
止を不可とする旨を電源供給管理部203に通知する
(S1049)。
【0111】この通知は、電源供給管理部203が前述
した図11のフローチャートのステップS1012の状
態にあるときに、電源供給管理部203により受信され
る。上述したように、電源供給管理部203は、この通
知を受信した場合にはFDD103への電力供給を停止
させないので、FDD103への電力供給停止要求がな
された場合でも、現在FDD103に装着されているフ
ロッピーディスク103f上のファイルにオープンされ
ているファイルがあった場合には(FDDが入出力アク
セス可能な状態にあった場合には)、FDD103への
電力供給は停止されない。
【0112】一方、媒体保護部202は、上記ステップ
S1048で、上記フロッピーディスク103f上のフ
ァイルが全てクローズされていると判断すると(S10
48、No)、そのフロッピーディスク103fに対し
てアンマウント処理を行ってシステムの管理下から除外
した後(S1050)、電源供給管理部203に対し電
源供給停止の許可を通知する(S1051)。
【0113】この通知は、上述した図11のフローチャ
ートのステップS1013で電力供給管理部203に受
信され、上述したように、電力供給管理部203はこの
通知を受け取ると、電源部107に対しFDD103へ
の電力供給を停止させる。
【0114】上記ステップS1042→S1047→S
1048→S1050→S1051の一連の処理は、前
述した図9のフローチャートのステップS301〜S3
06の処理に対応するものである。
【0115】このように、FDD103上に装着されて
いるフロッピーディスク103f上にオープンされてい
るファイルがあるときに(フロッピーディスク103f
が入出力アクセス可能な状態にあるときに)、FDD1
03に対する電力供給停止の要求が発生した場合には、
この要求は許可せず、上記オープンされているファイル
が全てクローズされてから、そのフロッピーディスク1
03fに対してアンマウント処理を行い、その後でFD
D103への電力供給を停止させる。
【0116】このため、従来のように、FDD103に
装着されているフロッピーディスク103fのあるファ
イルがオープンされているときに、FDD103への対
する電力供給停止要求を行い、駆動装置103が電力供
給停止状態にあるときにフロッピーディスク103fの
不当交換を行う操作は、不可能となる。したがって、レ
ジューム機能付の情報処理装置において、従来のような
FDDへの電力供給停止状態でのフロッピーディスクの
不当交換によるFDDに新たに装着されたフロッピーデ
ィスクのデータ破壊は、未然に防止される。
【0117】尚、上記実施例では、交換可能記憶媒体と
してフロッピーディスク103fを用いた例を説明した
が、本発明は、これに限定されることなく、光磁気ディ
スクやICメモリカード等のその他の交換可能記憶媒体
全てのデータ保護に適用できるものである。
【0118】また、固有情報1005も、上記のような
現在時刻に限定されるものではなく、時系列的に固有に
発生する情報、個々の交換可能記憶媒体に固有に設定さ
れる情報であれば、いかなる情報であってもよい。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報処理装置(以後、システムと表現する)で交換可能
な記憶媒体(以後、単に媒体と表現する)を使用可能な
状態に移行する処理を行う際に、媒体装着時に、取り外
された媒体が再び装着されたか否かを識別するための固
有情報を媒体及びシステムのメモリに書き込むようにし
たので、媒体のデータ保護機能を持たない他のシステム
で初期化した媒体を、本システムであらたに初期化する
ことなく使用しても、初期化時のフォーマットが同一で
あれば、その媒体のデータを保護することが可能にな
る。
【0120】さらに、入出力処理中の媒体が駆動装置か
ら取り外された場合でも、その処理中の入出力要求及び
その媒体にする以降の入出力要求を保留するので、その
取り外した媒体を再び上記駆動装置に装着することによ
り、上記入出力処理中のデータを失うことなく処理を再
開できると共に、上記装着までにその媒体に対して発行
された全ての入出力要求を処理することができる。
【0121】また、媒体駆動装置への電力供給停止機能
を持つ情報処理装置において、媒体が入出力アクセス可
能であるときには上記駆動装置に対する電力供給停止の
要求が発生しても、その駆動装置に対する電力供給の停
止を許可せず、その媒体がシステムで使用不可能な状態
になったときにのみ、その駆動装置に対する電力供給の
停止を許可するので、従来、問題となっていた媒体駆動
装置への電力供給停止状態での媒体の不当交換による新
たに装着された媒体のデータ破壊を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図(その1)である。
【図2】本発明の原理説明図(その1)である。
【図3】本発明の一実施例の情報処理装置のシステム構
成図である。
【図4】実施例の要部の構成及びその動作を説明する図
である。
【図5】フロッピーディスクに作成されるファイルシス
テムの構成図である。
【図6】スーパーブロックの構成図である。
【図7】ファイル管理部により行われる媒体の固有情報
設定の動作を説明するフローチャートである。
【図8】FDDからフロッピーディスクが取り外された
場合の動作を説明するフローチャートである。
【図9】FDDへの電力供給停止要求が発生した場合の
動作を説明するフローチャートである。
【図10】FDD用のデバイスドライバの動作を説明す
るフローチャートである。
【図11】電力供給管理部の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図12】媒体保護部の動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1 検出手段 2 固有情報書き込み手段 3 判定手段 4 許可手段 11 保留手段 12 再開手段 21 第1の強制終了手段 32 第2の強制終了手段 41 第1の判断手段 42 第2の判断手段 43 電力供給制御手段
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 裕 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部記憶媒体として交換可能記憶媒体が
    装着される外部記憶装置を備えた情報処理装置における
    前記交換可能記憶媒体のデータ保護方式であって、 前記外部記憶装置に対する前記交換可能記憶媒体の装着
    及び取り外しを検出する検出手段(1)と、 前記交換可能記憶媒体が前記情報処理装置で使用可能な
    状態になったときに、固有情報を前記交換可能記憶媒体
    の所定領域と前記情報処理装置内のメモリに書き込む固
    有情報書き込み手段(2)と、 前記検出手段(1)により、前記交換可能記憶媒体が入
    出力アクセス可能な状態にあるときに前記外部記憶装置
    から取り外され、その後、前記外部記憶装置に再び交換
    可能記憶媒体が装着されたことが検出されたとき、その
    装着された交換可能記憶媒体の前記所定領域に、前記固
    有情報書き込み手段(2)により前記情報処理装置内の
    メモリに書き込まれた前記固有情報が書き込まれている
    か否かを調べることにより、前記取り外された交換可能
    記憶媒体が再び前記外部記憶装置に取り付けられたか否
    かを判定する判定手段(3)と、 該判定手段(3)により前記外部記憶装置に、取り外さ
    れた前記交換記憶媒体が再び装着されたと判定されたと
    きにのみ、その装着された交換可能記憶媒体への入出力
    処理を許可する許可手段(4)と、 を備えたことを特徴とする交換可能記憶媒体のデータ保
    護方式。
  2. 【請求項2】 前記検出手段(1)により、前記外部記
    憶装置から前記交換可能記憶媒体が入出力アクセスが可
    能な状態にあるときに取り外れるのが検出されたとき
    に、前記交換可能記憶媒体に対して現在処理中及び前記
    交換可能記憶媒体に対する以降の入出力要求を保留する
    保留手段(11)と、 前記判定手段(3)によって、前記外部記憶装置から一
    旦取り外された前記交換可能記憶媒体が再び前記外部記
    憶装置に装着されたことが判定されたとき、前記保留手
    段(11)によって保留されていた入出力処理の実行を
    開始させる再開手段(12)を、 さらに備えたことを特徴とする交換可能記憶媒体のデー
    タ保護方式。
  3. 【請求項3】 前記判定手段(3)が前記外部記憶装置
    に装着された交換可能記憶媒体の前記所定領域からデー
    タを読み出す際にエラーが発生した場合、前記保留手段
    (11)によって保留されていた入出力要求を強制終了
    させる第1の強制終了手段(21)を、 さらに備えたことを特徴とする請求項2記載の交換可能
    記憶媒体のデータ保護方式。
  4. 【請求項4】 前記判定手段(3)により、前記外部記
    憶装置に新たに装着された交換可能記憶媒体が、前記外
    部記憶装置から取り外された元の交換可能記憶媒体と同
    一でないと判定されたとき、オペレータに対し前記判定
    手段(3)の同一交換可能記憶媒体の判定処理を終了さ
    せるか否かを問い合わせる問い合わせ手段(31)と、 該問い合わせ手段(31)の問い合わせに対し前記オペ
    レータが前記判定処理の終了を許可する旨の回答をした
    場合には、前記判定手段(3)による同一交換可能記憶
    媒体の判定処理を強制終了させると共に、前記保留手段
    (11)により保留されていた入出力要求及び未実行の
    入出力要求を強制終了させる第2の強制終了手段(3
    2)と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3記載
    の交換可能記憶媒体のデータ保護方式。
  5. 【請求項5】 外部記憶媒体として交換可能な記憶媒体
    が装着される外部記憶装置を備えた情報処理装置におけ
    る前記交換可能記憶媒体のデータ保護方式であって、 前記外部記憶装置に対する電力供給停止の要求が発生し
    たとき、前記外部記憶装置に装着されている前記交換可
    能記憶媒体が、現在、前記情報処理装置で使用可能な状
    態になっているか否かを判断する第1の判断手段(4
    1)と、 該第1の判断手段(41)により前記交換可能な記憶媒
    体が、現在、前記情報処理装置で使用可能な状態にある
    と判断されたとき、前記交換可能記憶媒体が現在入出力
    アクセス可能な状態にあるか否かを判断する第2の判断
    手段(42)と、 該第1の判断手段(41)の判断結果と前記第2の判断
    手段(42)の判断結果に基づき、前記外部記憶装置に
    対する電力供給の停止の可否を判断して、前記外部記憶
    装置に対する電力供給の制御を行う電力供給制御手段
    (43)と、 を備えたことを特徴とする交換可能記憶媒体のデータ保
    護方式。
  6. 【請求項6】 前記電力供給制御手段(43)は、前記
    第1の判断手段(41)により前記交換可能記憶媒体
    が、現在、前記情報処理装置で使用可能な状態にあると
    判断された場合に、前記交換可能記憶媒体を前記情報処
    理装置で使用不可の状態にしてから、前記外部記憶装置
    に対する電力供給を停止させることを特徴とする請求項
    5記載の交換可能記憶媒体のデータ保護方式。
  7. 【請求項7】 前記電力供給制御手段(43)は、前記
    第2の判断手段(42)により前記交換可能記憶媒体が
    現在、入出力アクセス可能な状態にあると判断された場
    合には、前記外部記憶装置に対する電力供給の停止を禁
    止することを特徴とする請求項5または6記載の交換可
    能記憶媒体のデータ保護方式。
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