JPH06161636A - 携帯型情報処理装置 - Google Patents

携帯型情報処理装置

Info

Publication number
JPH06161636A
JPH06161636A JP31251492A JP31251492A JPH06161636A JP H06161636 A JPH06161636 A JP H06161636A JP 31251492 A JP31251492 A JP 31251492A JP 31251492 A JP31251492 A JP 31251492A JP H06161636 A JPH06161636 A JP H06161636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
main body
case
tablet
body case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31251492A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kajino
修 梶野
Yoshito Saji
義人 佐治
Yoshiteru Namoto
吉輝 名本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31251492A priority Critical patent/JPH06161636A/ja
Publication of JPH06161636A publication Critical patent/JPH06161636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯性を損なわず、他装置を外付けすること
なく、表示ユニットとほぼ同じ大きさのタブレットとキ
ーボードの双方を搭載する携帯型情報処理装置を実現す
る。 【構成】 表示ケース3が本体ケース5に対して回動可
能に設けられた携帯型情報処理装置において、透明タブ
レット1を表示ケース3と同軸で回動自在に構成し、本
体ケース5と表示ケース3の間を自由に移動可能にす
る。 【効果】 キーボード使用時は透明タブレット1を表示
ケース3側に付け、タブレット使用時は透明タブレット
1を本体ケース5側に付け、キーボード4と透明タブレ
ット1の双方を利用可能とする。透明タブレット1によ
り、外付けタブレットのスペースも必要なく、ある程度
作業性を確保でき、携帯性も損なわない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タブレットからの入力
機能を備えた携帯型情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置への情報入力手段と
しては、文字入力にキーボードが用いられ、ポインティ
ングデバイスにマウスが用いられる場合が一般的であっ
た。キーボードによる入力作業は熟練すると効率的な文
字入力が可能である反面、習熟に時間を要するものであ
る。このことは、慣れない人が情報処理装置を使う際の
大きな障害となっている。
【0003】このような状況のもと、初心者でも簡単に
扱える情報入力方法としてペン入力が最近注目を集めて
いる。この方法はタブレット上をペンでなぞることによ
り情報入力を行うものであるが、手書き文字認識の技術
の発達にともない、特別な訓練の必要なく誰にでも自然
な文字入力が可能な方法として注目されている。このペ
ン入力方式のものは、マウスのようなポインティングデ
バイスとしても使用可能であり、特に電子手帳などのキ
ーボードを搭載するスペースのない携帯型情報処理装置
では、文字入力兼ポインティングデバイスとして一般的
になりつつある。ただしキーボードと比較すると、習熟
しても文字入力スピードがあまり変わらず一長一短であ
ると思われる。よって、使用者の様々な要求に対応する
ためには、キーボードとタブレットとの両方の入力手段
を備えることができれば良いと考えられる。
【0004】ところで、ノート型パーソナルコンピュー
タなど、携帯型情報処理装置のうちキーボードを搭載可
能な大きさのものの場合には、まずキーボードが優先し
て搭載される。この場合、キーボードに加えてペン入力
用のタブレットを装置本体に搭載すると、装置の床面積
が小さくなって充分なタブレットの面積が確保できない
ため、ペン入力の作業性が悪くなる。また、タブレット
を情報処理装置の本体に外付けすると、装置本体の他に
タブレットの分の設置面積が必要となり、携帯性も失わ
れてしまう。
【0005】以上のことから、キーボードを有する携帯
型情報処理装置ではタブレットを付けてペン入力を利用
できるようにすることはまれであった。図11は従来
の、タブレットを外付けした携帯型情報処理装置の一例
の外観斜視図である。使用時においては、表示ケース3
は操作者が表示ユニット2を見ることのできる位置まで
開いており、操作者は表示ユニット2を見ながらキーボ
ード4を操作する。表示ケース3はヒンジ6によって本
体ケース5に重なる位置まで回動することができ、これ
により表示ユニット2やキーボード4を隠蔽することが
できるので、安全に携帯することが可能になっている。
【0006】タブレット101はケーブル103を介し
て携帯型情報処理装置本体100に接続されている。タ
ブレット101を使用するには、ペン8をつかってタブ
レット101をなぞればよく、これによりタブレット1
01に内蔵してあるペン位置検出機構がペン先の位置を
検出し、ケーブル103を介して携帯型情報処理装置本
体100にペン位置情報を伝えるようになっている。
【0007】図12は従来の、タブレット102を携帯
型情報処理装置本体104に内蔵するタイプの携帯型情
報処理装置の一例の外観斜視図である。タブレット10
2は、本体ケース5におけるキーボード4とヒンジ6の
間のスペースに配置されている。キーボード4が本体ケ
ース5の床面積の内の多くを占めているために、タブレ
ット102はあまり大きくすることができなくなってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す従来構成
の携帯型情報処理装置では、タブレット101をキーボ
ード4と併用するためにタブレット101を携帯型情報
処理装置に外付けする場合には、携帯型情報処理装置本
体100と同時にタブレット101を持ち運びしなけれ
ばならず、携帯性が損なわれる。また、タブレット10
1を設置するための余分な床面積を必要とするため、携
帯型情報処理装置の「省スペース」というメリットも失
われてしまう。
【0009】また、図12に示す従来構成の携帯型情報
処理装置では、携帯型情報処理装置本体104にキーボ
ード4とタブレット102とを搭載しようとすると、装
置小型化の要求からくる床面積の制限によりタブレット
102に十分な面積を取ることができず、作業性が悪化
してしまう。
【0010】本発明は上記問題を解決するもので、キー
ボードに加えて、表示ユニットとほぼ同じ大きさのタブ
レットを備えながら携帯性を損なわず、かつタブレット
専用の設置スペースも必要としない携帯型情報処理装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の携帯型情報処理装置は、本体ケースと、前記
本体ケースに設けたキーボードと、表示ユニットと、前
記表示ユニットを収納する表示ケースと、前記表示ケー
スの表示面と概同等の面積の透明タブレットを備え、前
記表示ケースは前記本体ケースに回動自在に支持され、
かつ前記表示ケースは前記表示ユニットの表示面を少な
くとも操作者が見るために立てる位置まで回動可能であ
り、前記透明タブレットは前記表示ケースの回動軸と同
軸で支持され前記表示ケースと重なる位置から前記本体
ケースと重なる位置まで回動可能であるものである。
【0012】
【作用】上記構成により、透明タブレットが表示ケース
の回動軸と同軸で回動できるので、透明タブレットを表
示ケースと本体ケースの間で自由に動かすことができ
る。
【0013】操作者がキーボードを使用するときには、
透明タブレットを表示ケースに密着する位置に移動す
る。これによりキーボードが露出して使用可能となる。
また、操作者は透明タブレットを通して表示ユニットを
視認できるので、従来の、キーボードを備える携帯型情
報処理装置と全く同じ様に作業することができる。
【0014】操作者がタブレットを使用する場合には、
透明タブレットを本体ケースに接する位置まで回動する
と透明タブレットが水平状態になるので、操作者は容易
にペンによる入力操作を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の第1の実施例における携帯
型情報処理装置について図面を参照しながら説明する。
なお、従来のものと同機能のものには同符号を付す。
【0016】図1は本発明の第1の実施例おける携帯型
情報処理装置の外観斜視図、図2はキーボードを使用し
ている状態の外観斜視図、図3はタブレットを使用して
いる状態の外観斜視図である。
【0017】本実施例は、表示ユニットとほぼ同じ大き
さのタブレットとキーボードを備えながら携帯性を損な
わず、かつタブレット専用の設置スペースも必要としな
い携帯型情報処理装置を提供することを目的としてい
る。
【0018】図1において、1は透明タブレット、2は
表示ユニット、3は表示ケース、4はキーボード、5は
本体ケースである。表示ユニット2を備える表示ケース
3は、ヒンジ6によって本体ケース5に回動可能に支持
されている。このヒンジ6によって、表示ケース3は本
体ケース5に接する位置から、操作者が表示ユニット2
を見ることができる位置まで自由に動かすことができ
る。また、ヒンジ6の回動軸と同軸にヒンジ7a、7b
が設けられており、これらに透明タブレット1が固定さ
れている。透明タブレット1は、位置情報検出を行い透
明な材質からなる中央部1aと、中央部1aを支持する
外枠部1bとからなっている。外枠部1bにはヒンジ7
a、7bが固定されているので、透明タブレット1は、
表示ケース3に重なる位置から本体ケース5に重なる位
置まで容易に回動することができる。
【0019】なお、本実施例では透明タブレット1の回
動動作実現に2つのヒンジを用いているが、安定した回
動動作が可能である場合には一つのヒンジでも構わな
い。また、本実施例においては透明タブレット1の回動
手段としてヒンジを用いているが、同様の動作が可能な
機構であれば発明の効果は変わらない。
【0020】また、本体ケース5にはキーボード4が備
えられているが、透明タブレット1が本体ケース5に重
なる位置にあるときにはキーボード4のキーが透明タブ
レット1に接触しないように、キーボード4は本体ケー
ス5の凹部5aに埋め込まれている。
【0021】以上のように構成された第1の実施例にお
ける携帯型情報処理装置について、図2、図3を用いて
その動作を説明する。操作者がキーボード4を使用する
場合には、図2に示すように透明タブレット1をヒンジ
7a、7bを介して表示ケース3に接する位置まで回動
する。透明タブレット1は中央部1aを透明な材質で構
成しているので、操作者は透明タブレット1を通して表
示ケース3に備えられた表示ユニット2(図1参照)に
表示された画像を視認可能である。このとき、キーボー
ド4は操作者が操作可能なように露出した状態になって
いるので、操作者は、従来の、キーボードのみを備える
携帯型情報処理装置と同じようにキーボード4を操作し
て、表示ユニット2を見ながら情報入力作業を行うこと
が可能である。
【0022】また、透明タブレット1の本体ケース5側
の面にノングレア処理面9aを備えるノングレアシート
9を張り付けておくことにより、室内灯などが透明タブ
レット1の表面へ写り込むのを防ぐことができ、表示ユ
ニット2の視認性が良好になる。
【0023】操作者が透明タブレット1を使用する場合
には、図3に示すように、透明タブレット1を本体ケー
ス5の上面に接する位置まで移動する。これにより、透
明タブレット1が水平に近い状態になり、操作者は容易
に透明タブレット1を使用することができる。操作者は
ペン8を透明タブレット1に押し付けて情報入力を行う
が、透明タブレット1がペン8によって下方に押し付け
られても、透明タブレット1は本体ケース5に接触して
支えられ、キーボード4は透明タブレット1の下に空隙
を有して配置されてなるため、安定したペン入力が可能
である。
【0024】以上に示したように本実施例の構成による
と、透明タブレット1を回動することによりキーボード
4と透明タブレット1とを使い分けることができるの
で、表示ユニット2とほぼ同じ大きさの透明タブレット
1を備えながら携帯性を損なわず、かつタブレット専用
の設置スペースも必要としない携帯型情報処理装置を提
供することが可能である。また、透明タブレット1にノ
ングレア処理をほどこしたので、表示ユニット2の視認
性が向上している。
【0025】次に、本発明の第2の実施例における携帯
型情報処理装置について、図面を参照しながら説明す
る。図4は本発明の第2の実施例おける携帯型情報処理
装置の外観斜視図、図5は本発明の第2の実施例におけ
る透明タブレットの構成図、図6はキーボードを使用し
ている状態の外観斜視図、図7はタブレットを使用して
いる状態の外観斜視図である。
【0026】本実施例では、表示ユニットとほぼ同じ大
きさのタブレットとキーボードを備えながら携帯性を損
なわず、かつタブレット専用の設置スペースも必要とし
ない携帯型情報処理装置を提供し、かつ搭載した透明タ
ブレット上にメニューパターンを視認可能にして、使い
やすさを向上させること目的としている。
【0027】図4において、1は透明タブレット、2は
表示ユニット、3は表示ケース、4はキーボード、5は
本体ケース、1dは透明タブレット1に設けられたメニ
ューパターンである。ここでメニューパターン1dと
は、透明タブレット1上を線分で複数の区画に区切り、
各区画内にコマンドを割り当てたものである。操作者が
区画内をペン8で押えると、その区画に対応したコマン
ドが実行されるように構成して使用する。区画内にはコ
マンドに対応したコマンド名や画像が描かれており操作
者の理解を助けるようになっている。
【0028】ここで、表示ユニット2を備える表示ケー
ス3は、ヒンジ6によって回動可能である。このヒンジ
6によって、表示ケース3は本体ケース5に接する位置
から、操作者が表示ユニット2を見ることができる位置
まで自由に動かすことができる。また、ヒンジ6の回動
軸と同軸にヒンジ7a、7bが設けられており、これら
に透明タブレット1が固定されている。透明タブレット
1は、位置情報検出を行い透明な材質からなる中央部1
aと、中央部1aを支持する外枠部1bとからなってい
る。外枠部1bにはヒンジ7a、7bが固定されている
ので、透明タブレット1は、表示ケース3に接する位置
から本体ケース5に接する位置まで容易に回動すること
ができる。
【0029】なお、本実施例では透明タブレット1の回
動動作実現に2つのヒンジを用いているが、安定した回
動動作が可能であれば一つのヒンジでも構わない。ま
た、本実施例においては透明タブレット1の回動手段と
してヒンジを用いているが、同様の動作が可能な機構で
あれば発明の効果は変わらない。
【0030】また、本体ケース5にはキーボード4が備
えられているが、透明タブレット1が本体ケース5に重
なる位置にあるときにキーボード4のキーが透明タブレ
ット1に接触しないように、キーボード4は本体ケース
5の凹部5aに埋め込まれている。
【0031】図5は透明タブレット1の構造を示す斜視
図である。メニューパターン1dの文字や直線などは、
マジックミラーのように一方向からの光のみ透過させる
材料で構成しており、透明基板1eの上に描かれてい
る。そしてメニューパターン1dと透明基板1eは透明
タブレット1と一体に構成されている。ここでメニュー
パターン1dは、光路15に示すように表示ケース3
(図4参照)側からの光を透過し、また、光路16に示
すように本体ケース5側からの光を遮断するように構成
されている。
【0032】以上のように構成された第2の実施例にお
ける携帯型情報処理装置について、図6、図7を用いて
その動作を説明する。操作者がキーボード4を使用する
場合には、図6に示すように、透明タブレット1をヒン
ジ7a、7bによって表示ケース3に接する位置まで回
動する。透明タブレット1に設けられたメニューパター
ン1d(図5参照)は、表示ケース3側からの光を透過
するように配置されているので、操作者は表示ユニット
2(図4参照)に表示された画像を視認可能である。キ
ーボード4は操作者が操作可能なように露出した状態に
なっているので、操作者は、従来の、キーボードのみを
備える携帯型情報処理装置と同じようにキーボード4を
操作して、表示ユニット2(図4参照)を見ながら情報
入力作業を行うことが可能である。
【0033】操作者が透明タブレット1を使用する場合
には、図7に示すように、透明タブレット1を本体ケー
ス5の上面に接する位置まで移動する。これにより透明
タブレット1が水平に近い状態になり、操作者は容易に
透明タブレット1を使用することができる。操作者はペ
ン8を透明タブレット1に押し付けて情報入力を行う
が、透明タブレット1がペン8によって下方に押し付け
られても、透明タブレット1は本体ケース5に接触して
支えられているために安定した入力が可能である。この
時メニューパターン1dは、メニューの文字や直線が、
本体ケース5側からの光を遮断するように構成されてい
るので、操作者からは文字や直線が黒く見え、メニュー
パターン1dが視認可能となる。これにより、操作者は
メニューパターン1dの上を直接ペン8で押えて入力が
できるので慣れていない操作者も迷わずペン入力を行う
ことができる。
【0034】以上に示したように本実施例の構成による
と、透明タブレット1を回動することによりキーボード
4と透明タブレット1とを使い分けることができるの
で、表示ユニット2とほぼ同じ大きさの透明タブレット
1を備えながら携帯性を損なわず、かつタブレット専用
の設置スペースも必要としない携帯型情報処理装置を提
供することが可能である。また、タブレット使用時に
は、透明タブレット1上にメニューパターン1dが視認
可能になり、操作者が迷わず操作できる。
【0035】次に、本発明の第3の実施例における携帯
型情報処理装置について、図面を参照しながら説明す
る。図8は本発明の第3の実施例おける携帯型情報処理
装置の外観斜視図、図9はキーボードを使用している状
態の外観斜視図、図10はタブレットを使用している状
態の外観斜視図である。
【0036】本実施例では、表示ユニットとほぼ同じ大
きさのタブレットとキーボードを備えながら携帯性を損
なわず、かつタブレット専用の設置スペースも必要とし
ない携帯型情報処理装置を提供し、かつ搭載した透明タ
ブレット上にメニューパターンを表示可能にし、使いや
すさを向上させること目的としている。
【0037】図8において、1は透明タブレット、2は
表示ユニット、3は表示ケース、4はキーボード、5は
本体ケース、10は透明タブレット1と本体ケース5と
の接触を検出する接触検出手段である。
【0038】表示ユニット2を備える表示ケース3は、
ヒンジ6によって回動可能である。このヒンジ6によっ
て、表示ケース3は本体ケース5に接する位置から、操
作者が表示ユニット2を見ることができる位置まで自由
に動かすことができる。また、ヒンジ6の回動軸と同軸
にヒンジ7a、7bが設けられており、これらに透明タ
ブレット1が固定されている。透明タブレット1は、位
置情報検出を行い透明な材質からなる中央部1aと、中
央部1aを支持する外枠部1bと、文字やパターンを表
示するための液晶パネル1cとからなっている。外枠部
1bにはヒンジ7a、7bが固定されているので、透明
タブレット1は、表示ケース3に接する位置から本体ケ
ース5の上面に接する位置まで容易に回動することがで
きる。
【0039】なお、本実施例では透明タブレット1の回
動動作実現に2つのヒンジを用いているが、安定した回
動動作が可能であれば一つのヒンジでもかまわない。ま
た、本実施例においては透明タブレット1の回動手段と
してヒンジを用いているが、同様の動作が可能な機構で
あれば発明の効果は変わらない。
【0040】また、本体ケース5にはキーボード4が備
えられているが、透明タブレット1が本体ケース5に重
なる位置にあるときにキーボード4のキーが透明タブレ
ット1に接触しないように、キーボード4は本体ケース
5の凹部5aに埋め込まれている。
【0041】以上のように構成された第3の実施例にお
ける携帯型情報処理装置について、図9、図10を用い
てその動作を説明する。操作者がキーボード4を使用す
る場合には、図9に示すように透明タブレット1をヒン
ジ7a、7bによって表示ケース3に接する位置まで回
動する。このとき操作者は、透明タブレット1を通して
表示ケース3に備えられた表示ユニット2(図8参照)
に表示された画像を視認可能である。キーボード4は操
作者が操作可能なように露出した状態になっているの
で、操作者は、従来のキーボードのみを備える携帯型情
報処理装置と同じようにキーボード4を操作し、表示ユ
ニット2(図8参照)を見ながら情報入力作業を行うこ
とが可能である。
【0042】また、透明タブレット1の本体ケース5側
の面にノングレア処理面9aを備えるノングレアシート
9を張り付けておくことにより、室内灯などが透明タブ
レット1の表面へ写り込むのを防ぐことができ、表示ユ
ニット2の視認性が良好となる。
【0043】また、接触検出手段10は本体ケース5と
透明タブレット1とが接触しているかどうかを検出する
ためのものである。操作者が透明タブレット1を使うた
めに透明タブレット1を回動して本体ケース5と接触す
る位置まで移動させると、接触検出手段10に備えられ
た突起が透明タブレット1によって押し込まれ、突起に
連動するスイッチがONになるように構成することによ
り、透明タブレット1と本体ケース5との接触を検出し
ている。この接触検出手段10により、操作者がキーボ
ード4と透明タブレット1のいずれを使用しているかを
判定することができる。例えば、図9に示すように本体
ケース5と透明タブレット1が接触していなければ、操
作者はキーボード4を使用していると判定できる。逆
に、図10に示すように本体ケース5と透明タブレット
1とが接触していれば、操作者は透明タブレット1を使
用していると判定できる。この接触検出手段10の効果
については、後で述べる。
【0044】操作者が透明タブレット1を使用する場合
には、透明タブレット1を本体ケース5の上面に接する
位置まで移動する。これにより透明タブレット1が水平
に近い状態になり、操作者は容易に透明タブレット1を
使用することができる。操作者はペン8を透明タブレッ
ト1に押し付けて情報入力を行うが、透明タブレット1
がペン8によって下方に押し付けられても、透明タブレ
ット1は本体ケース5に接触して支えられているために
安定した入力が可能である。またこの時、透明タブレッ
ト1に重ねて設けられた液晶パネル1cにタブレット用
のメニューパターンを表示することにより、メニューパ
ターンの上を直接ペン8で押えて入力ができるので、慣
れない操作者も迷わずペン入力を行うことができる。
【0045】しかもタブレット用メニューの内容は、液
晶パネル1cへの表示を変更するだけで容易に変更可能
なので、従来のタブレットに見られるようなメニューテ
ーブルを付け変えるという手間なしに、作業内容に応じ
てメニューを容易に変更することができる。なお、本実
施例では、透明タブレット1にメニューパターンを表示
するのに液晶パネルを用いているが、無表示時には透明
である表示デバイスであれば、どのようなものでも発明
の効果は変わらない。
【0046】また、透明タブレット1へのメニューパタ
ーン表示は、透明タブレット1を使用する時のみ行う必
要があるが、表示のON/OFFを、接触検出装置10
(図9)に連動させることにより、操作者が自ら透明タ
ブレット1の表示をON/OFFする手間を省くことが
でき、作業効率を向上できる。
【0047】以上に示したように本実施例の構成による
と、透明タブレット1を回動することによりキーボード
4と透明タブレット1とを使い分けることができるの
で、表示ユニット2とほぼ同じ大きさの透明タブレット
1を備えながら携帯性を損なわず、かつタブレット専用
の設置スペースも必要としない携帯型情報処理装置を提
供することが可能である。また、タブレット使用時に
は、透明タブレット1上に、作業内容に応じたタブレッ
ト用メニューが表示されるので、操作者は迷わず操作で
きるようになる。また、透明タブレット1への表示のO
N/OFFは自動的になされるので、操作者をわずらわ
せることがない。また、透明タブレット1にノングレア
処理をほどこしてあるので、表示ユニット2の視認性が
よくなっている。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、透明タブ
レットを回動することにより、キーボードとタブレット
を使い分けることができるので、表示ユニットとほぼ同
じ大きさのタブレットを備えながら携帯性を損なわず、
かつタブレット専用の設置スペースも必要としない携帯
型情報処理装置を提供することが可能である。また、透
明タブレット上でメニューパターンを視認できる構成と
することにより、操作者が迷わず操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかわる携帯型情報処
理装置の斜視図
【図2】第1の実施例にかかわる携帯型情報処理装置の
キーボード使用時の斜視図
【図3】第1の実施例にかかわる携帯型情報処理装置の
タブレット使用時の斜視図
【図4】本発明の第2の実施例にかかわる携帯型情報処
理装置の斜視図
【図5】第2の実施例にかかわる携帯型情報処理装置の
透明タブレット構成図
【図6】第2の実施例にかかわる携帯型情報処理装置の
キーボード使用時の斜視図
【図7】第2の実施例にかかわる携帯型情報処理装置の
タブレット使用時の斜視図
【図8】本発明の第3の実施例にかかわる携帯型情報処
理装置の斜視図
【図9】第3の実施例にかかわる携帯型情報処理装置の
キーボード使用時の斜視図
【図10】第3の実施例にかかわる携帯型情報処理装置
のタブレット使用時の斜視図
【図11】従来例の、タブレットを備える一例の携帯型
情報処理装置の外観斜視図
【図12】従来例の、タブレットを備える別の例の携帯
型情報処理装置の外観斜視図
【符号の説明】
1 透明タブレット 1c 液晶パネル 1d メニューパターン 1e 透明基板 2 表示ユニット 3 表示ケース 4 キーボード 5 本体ケース 5a 凹部 6,7a,7b ヒンジ 9a ノングレア処理面 10 接触検出手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、前記本体ケースに設けた
    キーボードと、表示ユニットと、前記表示ユニットを収
    納する表示ケースと、前記表示ケースの表示面とほぼ同
    面積の透明タブレットとを備え、前記表示ケースは前記
    本体ケースに回動自在に支持され、かつ前記表示ケース
    は前記表示ユニットの表示面を少なくとも操作者が見る
    ために立てる位置まで回動可能であり、前記透明タブレ
    ットは前記表示ケースの回動軸と同軸で支持されて前記
    表示ケースと重なる位置から前記本体ケースと重なる位
    置まで回動可能である携帯型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 本体ケースと、前記本体ケースに設けた
    キーボードと、表示ユニットと、前記表示ユニットを収
    納する表示ケースと、前記表示ケースの表示面とほぼ同
    面積でメニューパターンを備えた透明タブレットとを備
    え、前記表示ケースは前記本体ケースに回動自在に支持
    され、かつ前記表示ケースは前記表示ユニットの表示面
    を少なくとも操作者が見るために立てる位置まで回動可
    能であり、前記透明タブレットは前記表示ケースの回動
    軸と同軸で支持されて前記表示ケースと重なる位置から
    前記本体ケースと重なる位置まで回動可能であり、前記
    透明タブレットに備えられた前記メニューパターンは、
    表示ケース側から見た場合には視認可能で、本体ケース
    側から見た場合には透明である携帯型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 本体ケースと、前記本体ケースに設けた
    キーボードと、表示ユニットと、前記表示ユニットを収
    納する表示ケースと、前記表示ケースの表示面とほぼ同
    面積で、かつ文字およびパターンの表示が可能な透明タ
    ブレットとを備え、前記表示ケースは前記本体ケースに
    回動自在に支持され、かつ前記表示ケースは前記表示ユ
    ニットの表示面を少なくとも操作者が見るために立てる
    位置まで回動可能であり、前記透明タブレットは前記表
    示ケースの回動軸と同軸で支持され、前記表示ケースと
    重なる位置から前記本体ケースと重なる位置まで回動可
    能であり、かつ前記透明タブレットは無表示時は透明で
    少なくとも前記本体ケースに重なる位置にあるときは表
    示動作を行い文字およびパターンが視認可能となる携帯
    型情報処理装置。
  4. 【請求項4】 透明タブレットの本体ケース側の面にノ
    ングレア処理を施している請求項1または請求項3記載
    の携帯型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 透明タブレットにおける文字およびパタ
    ーンの表示を、液晶パネルにより行う請求項3記載の携
    帯型情報処理装置。
  6. 【請求項6】 透明タブレットと本体ケースとの接触を
    検出する接触検出装置を備え、前記接触検出装置が前記
    透明タブレットと前記本体ケースの接触を検出している
    間、自動的に透明タブレットへの表示を行う請求項3記
    載の携帯型情報処理装置。
  7. 【請求項7】 透明タブレットが本体ケースと重なる位
    置にあるときに前記透明タブレットにメニューパターン
    を表示し、かつ前記メニューパターンは情報処理内容に
    合わせて変更自在である請求項3記載の携帯型情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 透明タブレットと本体ケースとが重なる
    位置にあるとき、キーボードが、透明タブレット下に空
    隙を持つ位置に配置されてなる請求項1または請求項2
    または請求項3記載の携帯型情報処理装置。
JP31251492A 1992-11-24 1992-11-24 携帯型情報処理装置 Pending JPH06161636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31251492A JPH06161636A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 携帯型情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31251492A JPH06161636A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 携帯型情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06161636A true JPH06161636A (ja) 1994-06-10

Family

ID=18030144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31251492A Pending JPH06161636A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 携帯型情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06161636A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6259597B1 (en) 1998-09-30 2001-07-10 International Business Machines Corporation Portable electronic device
US6628267B2 (en) 1998-03-27 2003-09-30 International Business Machines Corporation Flexibly interfaceable portable computing device
US6795381B2 (en) * 1998-02-12 2004-09-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Multi-body multi-purpose information processing apparatus
JP2006039485A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Nec Corp 携帯端末
JP2008158758A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Nec Corp 携帯型情報機器
JP2009245074A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 電子機器
JP2010073071A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Sony Computer Entertainment Inc 入力装置及び入力操作補助パネル
JP2015181015A (ja) * 2011-01-31 2015-10-15 アップル インコーポレイテッド 可撓性ディスプレイを有するカバーアタッチメント
US9563231B2 (en) 2013-09-10 2017-02-07 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Electronic device capable of input from a detachably attached digitizer panel and input method and system therefor

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6795381B2 (en) * 1998-02-12 2004-09-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Multi-body multi-purpose information processing apparatus
US6628267B2 (en) 1998-03-27 2003-09-30 International Business Machines Corporation Flexibly interfaceable portable computing device
US6727894B1 (en) 1998-03-27 2004-04-27 International Business Machines Corporation Flexibly interfaceable portable computing device
US6259597B1 (en) 1998-09-30 2001-07-10 International Business Machines Corporation Portable electronic device
JP2006039485A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Nec Corp 携帯端末
JP2008158758A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Nec Corp 携帯型情報機器
JP2009245074A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 電子機器
JP2010073071A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Sony Computer Entertainment Inc 入力装置及び入力操作補助パネル
JP2015181015A (ja) * 2011-01-31 2015-10-15 アップル インコーポレイテッド 可撓性ディスプレイを有するカバーアタッチメント
US9563231B2 (en) 2013-09-10 2017-02-07 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Electronic device capable of input from a detachably attached digitizer panel and input method and system therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3222764B2 (ja) 情報処理装置
US20040133817A1 (en) Portable computer managing power consumption according to display part positions and control method thereof
KR100447040B1 (ko) 이동 통신 장치용 폴더형 키보드
EP1298890B1 (en) Foldable portable information terminal
KR20010082342A (ko) 숨겨진 키보드를 가진 전자 장치
US20190034025A1 (en) Operation terminal integrated machine operation panel and external device
KR19990078832A (ko) 확장형 디스플레이장치
JP2003044169A (ja) 電子機器
JPH06161636A (ja) 携帯型情報処理装置
US20010049293A1 (en) Information processing apparatus having display which can be conveniently seen even when the apparatus is folded
JPH07234743A (ja) データ処理装置
JP2000056878A (ja) 画像表示処理装置
JP2005338949A (ja) 入力装置
KR20000025650A (ko) 포인팅 디바이스를 갖는 휴대형 컴퓨터
JP2695864B2 (ja) データ処理装置
JP2002318641A (ja) 情報処理装置およびその使用方法
JP5010485B2 (ja) 携帯端末装置および情報表示方法
JPH03214223A (ja) 情報入力装置
JPH0830353A (ja) 情報処理装置
KR200307054Y1 (ko) 컴퓨터용 핸드 그립 마우스
KR200307053Y1 (ko) 디스플레이부를 구비하는 컴퓨터용 마우스
JPH11259209A (ja) 周辺装置
JPH07210283A (ja) 入力装置
JPH10320120A (ja) 選択表示対象選択装置およびポインティングデバイス
JPH07160418A (ja) 文書作成装置及びデータ入力方法