JPH06161091A - 露光用マスク - Google Patents

露光用マスク

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JPH06161091A
JPH06161091A JP12281593A JP12281593A JPH06161091A JP H06161091 A JPH06161091 A JP H06161091A JP 12281593 A JP12281593 A JP 12281593A JP 12281593 A JP12281593 A JP 12281593A JP H06161091 A JPH06161091 A JP H06161091A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同位相のパターンが隣接する部分や大面積パ
ターンの部分においても位相シフト効果を与えることが
でき、より高解像度のパターン形成を可能とする露光用
マスクを提供すること。 【構成】 透光性基板301上にマスクパターンを配置
して構成された露光用マスクにおいて、マスクパターン
として、非露光領域に相当する透光性基板301上の領
域312に露光光に対する光路長が透光性基板301の
透明部分311とは所定量だけ異なる半透明位相シフト
パターン302を形成し、露光領域に相当する透光性基
板301上の領域313に透明位相シフトパターン30
3を選択的に形成し、かつ半透明位相シフトパターン3
02と透明位相シフトパターン303の境界部を一部積
層構造としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置製造におけ
るリソグラフィ工程に用いられる投影露光用マスクに係
わり、特に位相シフタを用いて解像度の向上をはかった
露光用マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の進歩と共に半導体装
置、ひいては半導体素子の高速化,高集積化が進められ
ている。それに伴い、パターンの微細化の必要性は益々
高くなり、パターン寸法も微細化,高精度化が要求され
るようになっている。この要求を満たす目的で、露光光
源に遠紫外光など短波長の光が用いられるようになって
きた。
【0003】しかし、今後露光光源に用いられようとし
ているKrFエキシマレーザの248nm発振線を露光
光に用いたプロセスでは、専用のレジストとしては、化
学増幅型レジストが開発されつつあるものの研究段階に
あり、g線,i線又は電子線用のレジストに頼っている
のが現状である。g線,i線用のレジストは、ノボラッ
ク樹脂がベースになっており、この物質の波長248n
mの光に対する吸収係数が大きいため、レジストの表面
しか露光できず、レジスト膜裏面までは光が達しない。
このため、g線,i線用のレジストを用いて高アスペク
ト比のパターンを形成することは困難である。
【0004】また、電子線をレジスト上に直接描画する
ことにより、微細なパターンの形成を行うことが可能で
あるが、この方法では、レジストヒーティング,チャー
ジアップ及びスループット等の問題があり、大量生産に
は向かない。一方、X線等の放射線、電子線,イオンビ
ーム等の荷電粒子線を用いたプロセスでは、解像度向上
ははかれるものの、露光装置、レジストが開発段階にあ
り直ちに利用することは難しい。
【0005】このように、露光光源を変えることで微細
化をはかる場合には、種々の問題が生じており、容易に
目的を達成することは難しい。そこで最近、露光光源を
変えることなく微細化をする試みがなされてきている。
その一つの手法として、位相シフト法がある。この手法
は、光透過部分に部分的に位相反転層を設け、隣接する
パターンからの光の回折の影響を除去し、パターン精度
の向上をはかるものである。
【0006】位相シフト法の中で、とりわけ解像性能が
向上する手法として、レベンソン型位相シフト法があ
る。この手法では、遮光パターンが配置されたマスクに
おいて、光透過部に交互に位相シフタを設けている。こ
の位相シフタを透過した光の位相は、位相シフタを配置
していない部分を透過した光に対し180°反転する。
このように遮光パターンに隣接した光透過部の光の位相
を反転させることで、パターン相互の光の干渉を低減
し、解像性能を向上させている。
【0007】また、位相シフト法の別な手法として、位
相シフタのエッジの部分で暗部が生じることを利用した
手法もある。この手法によれば、急峻な光強度変化を得
ることができ、ウェハプロセスとしてネガ型のレジスト
を用いた場合に、微細なスペースパターンを形成するこ
とができる。例えば、365nmの波長の露光光源を用
いた場合においても、その波長以下の250nmの幅の
溝を形成することが可能であった。
【0008】しかしながら、この種の位相シフト法にあ
っても次のような問題があった。即ち、レベンソン型位
相シフトマスクの場合、解像性能は優れているものの、
パターン配置に制約がある。例えば、図16に示すよう
な配置の場合、一点鎖線11の位置と一点鎖線12の位
置の隣接するパターン同士の光の位相関係を比べると、
一点鎖線11の位置では位相が0,180°が交互に配
置されているが、一点鎖線12の位置では同位相のパタ
ーンが隣接することになる。この同位相のパターンが隣
接する場合では、解像性能は、位相シフト法を用いない
場合と同等の解像性能しか得られないという問題があっ
た。
【0009】また、位相シフタのエッジの部分で暗部が
生じることを利用した手法では、微細なパターンの形成
は可能であるが、大面積パターンを形成することはでき
ず、この部分は従来より用いられている遮光パターンに
より形成されている。この場合、位相シフタにより微細
パターンが形成されても、従来の遮光膜により形成され
たパターンの解像性能が悪いため、十分に位相シフトマ
スクの性能を発揮させることができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のレ
ベンソン型位相シフトマスクの場合、パターン配置の制
約から同位相のパターンが隣接する部分が生じ、この部
分では解像性能は向上させることができない。また、位
相シフタのエッジの部分で暗部が生じることを利用した
手法では、大面積パターンの部分で解像性能を向上でき
ないという問題があった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、同位相のパターンが隣
接する部分や大面積パターンの部分においても位相シフ
ト効果を与えることができ、より高解像度のパターン形
成を可能とする露光用マスクを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、遮光膜
を用いている各種位相シフトマスクについて、遮光膜の
代わりに半透明位相シフト膜を用いることで、従来解像
性能が向上しなかった孤立抜き、残しパタ−ンやコンタ
クトホ−ルパタ−ン等においても位相シフト効果を発揮
せしめることにある。
【0013】即ち、本発明(請求項1)は、透光性基板
上にマスクパターンを配置して構成された露光用マスク
において、マスクパターンとして、非露光領域に相当す
る透光性基板上の領域に露光光に対する光路長が該透光
性基板の透明部分とは所定量だけ異なる半透明位相シフ
トパターンを形成し、露光領域に相当する透光性基板上
の領域に透明位相シフトパターンを選択的に形成したこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明(請求項2)は、半透明位相
シフトパターンと透明位相シフトパターンとの隣接領域
で、これらのパタ−ンが積層構造となるこを特徴とし、
さらには前記半透明位相シフトパターンが前記透明位相
シフトパターン上に積層された部分を含むことを特徴と
する。
【0015】また、本発明(請求項5)は、露光波長に
対して透明な透光性基板と、この透光性基板の表面又は
内部に、露光波長に対し該基板とは異なる屈折率を有す
る物質を埋込んで形成され、且つ透光性基板表面を平坦
化するよう形成された透明位相シフト領域と、透光性基
板の平坦化された表面上で、透明位相シフト領域の境界
を含む部分に形成された半透明位相シフトパターンとを
具備してなることを特徴とする。
【0016】また、本発明(請求項6)は、露光波長に
対して透明な透光性基板と、この透光性基板の表面を部
分的に掘り込んで形成され、基板部分とは露光波長に対
する光路長が異なる透明位相シフト領域と、透明位相シ
フト領域を塞ぐように透光性基板上に形成された透光性
平板と、この透光性平板上の位相シフト領域の境界を含
む部分に形成された半透明位相シフトパターンとを具備
してなることを特徴とする。
【0017】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものが上げられる。 (1) 位相シフト領域が、他の領域に対し、(90×m)
±10°又は(120×n)±10°(m、nは1以上
の整数)の相対位相を持つようにしたこと。 (2) 半透明位相シフトパターンが、同じ厚さの露光雰囲
気を透過する露光光に対し相対位相差が{180×(2
L+1)}±10°、(Lは整数)であるようにしたこ
と。 (3) 透光性基板の露光領域全域が、基板と異なる屈折率
を有する少なくとも1つの物質で膜厚hで覆われるこ
と。 (4) 膜厚hは、位相シフト領域を透過した光の強度が位
相シフト領域外を透過した光強度と等しくなるように、
多重反射を考慮して決められること。 (5) 半透明位相シフトパターンが、同じ厚さの露光雰囲
気を透過する露光光に対し20±15%の振幅透過率を
有すること。 (6) 半透明位相シフトパターンが、単層の半透明膜、乃
至は半透明膜と透明膜の積層膜で構成されること。 (7) 露光領域と非露光領域の境界上に振幅透過率5%以
下の遮光性膜を配設すること。
【0018】また、本発明の望ましい実施態様として、
次のような製造方法を採用することができる。 (1) 透光性基板を部分的に掘込み凹パターンを形成した
のち、少なくとも凹パターンに透光性基板の露光波長に
対する屈折率と異なる屈折率を有する透明材料を堆積し
て透明位相シフト領域を形成し、次いで少なくとも露光
転写領域を含む範囲で基板表面を平坦化し、次いで平坦
化された基板上の少なくとも一部に半透明位相シフト膜
を形成し、しかるのち透明位相シフト領域の境界上に半
透明位相シフト膜が残るように、半透明位相シフト膜の
少なくとも一部を選択的に除去すること。。 (2) 透光性基板を部分的に掘込み凹パターンを形成した
のち、基板上に透光性平板を配設することで、透明位相
シフト領域を形成すると共に基板表面を平坦化し、次い
で透光性平板全面或いは部分的に半透明位相シフト膜を
形成し、しかるのち透明位相シフト領域の境界上に半透
明位相シフト膜が残るように、半透明位相シフト膜の少
なくとも一部を選択的に除去すること。
【0019】ここで、望ましくは透明位相シフト領域の
境界を含む範囲で表面を平坦化する工程が、研磨するこ
とにより基板表面の凸部を除去する工程を含むこと。さ
らに望ましくは、透明位相シフト領域の境界を含む範囲
で表面を平坦化する工程が、流動性物質を基板上に塗布
して平坦にした後、非選択エッチングにより流動性物質
及び基板表面の凸部を除去する工程を含むようこと。
【0020】また、望ましくは半透明位相シフトパター
ンの表面を強制的に酸化すること。さらに望ましくは、
半透明位相シフト膜の代わりに遮光膜を用いた工程を含
むようにしたこと。また、望ましくは透明位相シフト領
域の境界の少なくとも一部が、半透明位相シフトパター
ン乃至は遮光膜が互いに近接する2つのエッジからほぼ
等距離に位置するよう配置すること。
【0021】
【作用】レベンソン型などの位相シフトマスクの構造を
図2(a)に示す。透光性基板201上に遮光パターン
202が配置され、遮光パターン202に隣接する光透
過部に交互に透明位相シフトパターン203が形成され
ている。このマスクを透過した光の振幅分布は、図2
(b)に示すようになる。そして、これにより得られる
解像度は図2(c)に示すようになる。本発明では、こ
れに加えて遮光パターンの代わりに半透明位相シフトパ
ターンを設け、例えばレベンソン型とハーフトーン型を
共存させることにより、隣接する透明部の位相が同位相
であっても、半透明部の位相シフト効果により解像性能
が改善され、焦点深度が向上する。
【0022】半透明位相シフトパターンと、異方的な堆
積法で形成した透明位相シフトパターンが共存するマス
クの構造を図3(a)に示す。透光性基板301上に、
ウェハ上の光照射されない領域(非露光領域)に相当す
る半透明位相シフトパターン302が配置され、この半
透明位相シフトパターン302に隣接する光透過部に交
互に透明位相シフトパターン303が配置されている。
半透明位相シフトパターン302と透明位相シフトパタ
ーン303は、基板301に対し位相差が180°とな
るようそれぞれ形成されている。
【0023】ここで、それぞれの領域を透過する光の位
相を考えることにする。基板301の露出している部分
311を透過した光の位相を0°とした場合、半透明位
相シフトパターン302が単独で存在する部分312と
透明位相シフトパターン303が単独で存在する部分3
13では、それぞれ位相が180°となる。一方、半透
明位相シフトパターン302と透明位相シフトパターン
303が2層構造で存在する部分314では、2つの位
相が足し合わされ360°となる。
【0024】これらの関係より、隣接する透明部に共に
位相シフタが配置されない場合、又は共に位相シフタが
配置された場合でも、図3の構造から隣り合う光路(3
11−312,312−313,314−313)の位
相の関係はいずれの部分でも180°を維持することに
なる。
【0025】このように半透明位相シフトパターン30
2と透明位相シフトパターン303からなる露光用マス
ク基板では、あらゆるパターンで位相シフト効果が現れ
ることになる。また、このときの光強度を図3(b)に
示す。透明位相シフトパターン303を透過した光の振
幅分布を点線で、半透明位相シフトパターン302を透
過した光の振幅分布を一点鎖線で、合成した振幅分布を
実線で表わす。これを二乗して得られる光強度分布を図
3(c)に示す。このように、本発明では、従来のレベ
ンソン型位相シフトマスクと比較し、よりパターン分離
がはかられ良好な光強度プロファイルが得られることが
分かる。
【0026】なお、ここで重要なのは透明位相シフトパ
ターン303と隣接する半透明位相シフトパターン30
2のエッジ部分で透明位相シフトパターン303と半透
明位相シフトパターン302を積層構造とすることであ
る。積層構造とすることではじめて全てのパターンで隣
り合う光が透過する部分で位相差180°を維持するこ
とができるからである。
【0027】図4に、積層構造とならない場合、即ち透
光性基板掘り込むことで透明位相シフトパターンを作成
した場合を示すが、この場合は掘り込んだ部分と隣接す
る半透明パターンの位相差が360°となり、掘り込ん
だ部分の光強度プロファイルが劣化し、性能はむしろ悪
化する。なお、図中401は透光性基板、402は半透
明位相シフトパターン、403は基板401に設けた溝
を示している。
【0028】ところで、透明位相シフトパターンを等方
的な手法で作成したマスク、即ち図5(a)に示すマス
クでは、半透明位相シフトパターン502のエッジ部分
に透明位相シフトパターン503が乗り上げている部分
515で、半透明位相シフトパターン502の段差に相
当する分だけ透明位相シフトパタ−ンの位相が回転す
る。例えば、i線を露光光源に用いた場合、領域515
の透明位相シフトパタ−ンの膜厚は、その屈折率1.4
7より388.2nmとなる。一方、半透明位相シフト
パターン502の膜厚は80nmである。従って、境界
部では透明位相シフトパターン503の膜厚は、38
8.2nmより更に80nm厚くなる。そのため、この
部分では、位相が37°余計に回転し、実際には180
°から217°までの連続した位相差が得られることに
なる。
【0029】この場合の像強度分布(図5(c))は、
基板501の露出部に相当する領域511に対し、透明
位相シフトパターン503に相当する領域513おいて
バンド幅が狭くなり、また透明位相シフトパターン50
3のエッジ部近傍では光強度を持ち易くなるため、解像
力や焦点深度の低下をもたらしていた。
【0030】以上のような問題は、図6に示す構造によ
り改善される。即ち図6に示す構造では、透明位相シフ
トパターン603の上に半透明位相シフトパターン60
2を積層させているため、透明位相シフトパタ−ン60
3が半透明位相シフトパターン602上に乗り上げるこ
とがない。そのため、位相は0°か180°のいずれか
をとり、透明位相シフトパタ−ン603間の位相シフト
効果も充分に発揮される。
【0031】また、図6に示す構成では、透明位相シフ
トパタ−ン603のエッジ部分に半透明位相シフトパタ
ーン602が乗り上げている部分614で、透明位相シ
フトパタ−ンの段差に相当する分だけ、半透明位相シフ
トパターンの位相が回転しているが、一方で段差相当分
だけ膜が厚くなる結果として透過率が減少し、遮光膜に
近い状態となっている。このため、半透明位相シフトパ
ターンが透明位相シフトパタ−ンに乗り上げている部分
614では、遮光性が増大したことにより、位相シフト
効果は殆どない。
【0032】ところで、半透明位相シフトパターンの位
相シフト効果は、パタ−ンエッジ部分で、隣接する18
0°の位相差を有する透明位相シフトパターン間の光の
干渉をなくすものである。従って、半透明位相シフトパ
ターンの中央部に遮光領域が存在しても、パタ−ンが有
する位相シフト効果に悪影響を殆どおよばさない。
【0033】図6に示す構造のマスクは、次のような方
法により製造される。まず、透明基板に部分的にエッチ
ングを施すことにより、透明基板上に位相差180°に
相当するパタ−ンを掘り込む、基板に一様に透明位相シ
フト膜を形成して部分的にエッチングによりパタ−ンを
形成する、選択成長により直接透明位相シフトパターン
を形成する、等の方法により、透明位相シフトパターン
を形成する。次いで、全面に半透明位相シフト膜を形成
した後、部分的に除去するか、又は選択的に半透明位相
シフト膜を堆積することにより、半透明位相シフトパタ
ーンを形成する。
【0034】なお、マスクの構造は、図6(a)では透
明位相シフトパタ−ン603の側壁を垂直に形成してい
るが、図6(d)に示すように603の側壁に角度を持
たせてもかまわない。
【0035】なお、半透明位相シフト膜の強度透過率が
2%以上である場合、パタ−ン領域外をCr等の遮光膜
により覆うのが好ましい場合もある。これは、半透明位
相シフト膜を用いた場合に、露光時において、パタ−ン
領域外に半透明位相シフト膜を透過した光が照射され、
形状劣化を引き起こすことが考えられるが、パタ−ン領
域外を遮光膜とすることにより、パタ−ン領域外に光が
漏れるのが抑制されるからである。
【0036】また、図15に、従来より用いられていた
レベンソン型と本発明(請求項5,6)によるマスクに
関して説明する。図15の(a)はマスク構造、(b)
は振幅分布、(c)は強度分布を示し、左側はレベンソ
ン型の従来例、右側は本発明を示している。なお、図1
5でレベンソン型のマスク構造は本発明で示すマスク構
造で示した。レベンソン型マスクで位相シフト領域の境
界の少なくとも一部が、半透明位相シフトパターン乃至
は遮光膜が互いに近接する2つのエッジからほぼ等距離
に位置するよう配置するようにしたものは従来存在して
いない。
【0037】レベンソン型マスクは繰り返しパターン開
孔部の交互に位相シフト領域を設けることで、パターン
エッジ部分で負の干渉効果761を生じさせるパターン
分離763を可能としている。しかし、孤立パターンに
関しては従来、遮光膜のみを用いたマスクで得られた性
能763aしか発揮しない。
【0038】これに対し本発明では、従来の遮光膜75
3の代わりに半透明位相シフト膜752を用いたこと
で、繰り返しパターンと孤立パターンの両パターンに対
し位相シフト効果を発揮することを可能とした。繰り返
しパターンではレベンソン型で得られる負の干渉効果の
ほか、透明位相シフト領域と半透明位相シフトパターン
間で負の干渉効果762が生じ、ウエハ上で遮光パター
ンとして構成されるべき繰り返しパターンのエッジ部分
の光強度764をより急峻とすることが可能である。ま
た、孤立パターンでは半透明位相シフトパターンの本来
の効果764aを発揮し、良好な焦点深度を得ることが
可能である。
【0039】なお、本発明(請求項5,6)では、マス
クに含まれるパターンに対し隣接する相互のパターン間
の相対位相差を180°とすることが必要で、この目的
を達成するため位相シフト領域の境界の少なくとも一部
が、半透明位相シフトパターン乃至は遮光膜が互いに近
接する2つのエッジからほぼ等距離に位置するよう配置
するようにした。例えば、透明位相シフト領域と半透明
位相シフトパターンが隣接するものの、これらのパター
ンが積層構造にない場合、即ち隣接する半透明位相シフ
トパターン間の基板を掘り込むことで透明位相シフトパ
ターンを作成した場合には、透明位相シフトパターンと
半透明位相シフトパターン間での位相差は360°とな
り位相シフト効果を得ることはできない。
【0040】次に、本発明(請求項5,6)のマスクに
関する必要事項を詳細に説明する。透光性基板にエッチ
ング等により凹部を形成する。この凹部の深さtは少な
くとも所望とする相対位相差Δφに対して決まる厚さT
以上とする必要がある。ここで厚さTは、露光波長λに
おける基板の屈折率をn1、凹部を埋め込む物質の屈折
率n2、凹部を埋め込んだ後に他の部分との間に生じる
相対位相差をΔφとすると T=λ×Δφ/360|n1−n2| (式1) と表せる。なお、凹部を埋める物質は空気を初めとする
気体であっても或いは液体であっても構わない。
【0041】次いで、この凹部を屈折率n2なる物質で
埋める。このとき、埋める高さは少なくともT以上であ
る必要がある。tとTの関係は以下の2つのいずれかを
満足せねばならない。
【0042】 t>T (式2) である場合には、屈折率n2なる物質で埋めた後に基板
の露光領域内をt−Tだけ削ることで、所望の位相差を
満足できる平坦な透光性基板を形成することが可能であ
る。
【0043】 t=T (式3) の場合には、基板の露光領域内で平坦で且つ基板自体削
られることがなければ、削る量をいかなる値にしても構
わない。
【0044】ここで、最終的に得られた透光性基板が、
基板の露光領域全域で堆積膜が形成され、堆積膜を削る
工程で位相シフト領域と他の領域を透過する光の強度が
等しくなるよう、多重反射を考慮した厚さを残すことで
透過光量差のない露光用マスクを得ることが可能であ
る。
【0045】なお、屈折率n2の気体或いは液体を凹部
に埋める場合、tとhとの関係は(式3)を満足せねば
ならない。また、この場合露光用マスクの露光装置装着
時における屈折率n2の物質の流出を防ぐため基板表面
を透光性平板で覆う必要がある。ここで用いる平板は透
光性基板と同質のものを用いても良く、他の物質を用い
ても良い。透光性平板に用いる材料としてはSiO2
Al23 ,MgF2,CaF2 等が挙げられる。
【0046】なお、本発明で半透明位相シフトパターン
と位相シフト領域で最適な位相環境を得るためには位相
シフト領域の境界の少なくとも一部が、半透明位相シフ
トパターン乃至は遮光膜が互いに近接する2つのエッジ
からほぼ等距離に位置するよう配置することが望まし
い。
【0047】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)この実施例は、KrFエキシマ露光用マス
クに関するものである。
【0048】まず、図1(a)に示すように、SiO2
露光用透明基板101上に半透明膜としてSiをターゲ
ットとしたスパッタリングにより窒素雰囲気中で、Si
に対する窒素の組成をコントロールすることでSiNx
膜(半透明膜)102を膜厚75nmで形成した。この
膜の露光光に対する位相差は180°、振幅透過率は1
9.6%であった。なお、xは組成比である。
【0049】次いで、図1(b)に示すように、SiN
x膜102上にレジスト103を膜厚1.0μmで塗布
した後、塗布性導電膜104を膜厚0.2μmで形成す
る。次いで、図1(c)に示すように、6μC/cm2
で露光を行い、続いて現像処理しレジストパターンを形
成した。その後、このレジストパターンをマスクとし
て、図1(d)に示すように、露出部分の半透明膜10
2を除去した。さらに、レジスト103を剥離し、半透
明位相シフトパターンを形成した。
【0050】次いで、図1(e)に示すように、得られ
た露光用透明基板に電子線レジスト105を膜厚1.0
μmで塗布した後、透明導電膜(図示せず)を膜厚0.
2μmで形成した。続いて、6μC/cm2 で露光を行
い、さらに現像処理してレジストパターンを形成した。
【0051】次いで、図1(f)に示すように、露出し
ているSiO2 露光用透明基板101上に液相中で選択
的にSiO2 膜(透明膜)106を堆積させた。その
後、レジスト105を除去して透明位相シフトパターン
を形成した。このときの堆積膜厚は248nmで、透明
位相シフトパターンを配置しない部分の位相に対し位相
差が180°であった。
【0052】ここで、SNR(シプレー社製)と称され
ているKrF用レジストを膜厚1.0μmで用いた露光
により、従来の遮光パターンと0−180°位相シフタ
膜で構成されるレベンソン型位相シフトマスクの0.3
μmパターンで、隣接するパターンが逆位相の場合、焦
点深度1.0μmが得られており、同位相の場合解像す
るものの寸法精度が得られていなかった。
【0053】これに対し、本実施例により得られた露光
用マスクを用いて露光したところ、逆位相の部分では焦
点深度1.5μmが得られ、同位相の部分で焦点深度
0.3μmが得られるのを確認した。
【0054】なお、本実施例で半透明位相シフト膜とし
てSiNxを用いたが、この代わりにシリコン,ゲルマ
ニウム,ガリウムヒ素、チタン,アルミニウム,クロ
ム,スズ,インジウム,ニッケル,コバルト、タンタル
を始めとする金属元素及びこれらの窒化物,酸化物,水
素化物,炭化物,ハロゲン化物或いはこれらの混合体を
用いてもよい。さらに、このときの透過率は目的に応
じ、振幅透過率10〜30%の範囲で調整が可能であ
る。
【0055】なお、透明位相シフト膜の材質もSiO2
に限るものではなく、CaF2 ,MgF2 など露光光に
対する透過率を95%以上持つものであれば構わない。
さらに、本実施例で説明したマスク製造方法はKrFの
露光波長に限るものではなく、g線,i線、その他の波
長に用いるマスクについても有効である。 (実施例2)実施例1と同様の手法により透明位相シフ
トパターンのエッジ部分でパターンを形成するための露
光用マスクを作成した。
【0056】SNR(シプレー社製)レジストを膜厚
1.0μmで用いた露光により、従来の遮光パターンと
0−180°位相シフタ膜で構成されるマスクの場合、
透明位相シフトパターンのエッジ部分で形成した0.2
5パターンの焦点深度は1.2μmであった。また、遮
光部分により形成される0.4μmパターンの焦点深度
は0.2μmであった。
【0057】これに対し、本実施例で作成した半透明位
相シフトパターンと透明位相シフトパターンからなるマ
スクでは、エッジ部分により形成される0.25μmパ
ターンの焦点深度は1.2μmと従来のマスクと変わら
ないが、半透明位相シフトパターンで形成された0.4
μmのパターンの焦点深度は0.8μmと飛躍的に増加
した。 (実施例3)この実施例は、KrFエキシマ露光用マス
クに関するものである。
【0058】まず、第1の実施例と同様にして、SiO
2 露光用透明基板上に半透明膜としてSiをターゲット
としたスパッタリングにより窒素雰囲気中で、Siに対
する窒素の組成をコントロールすることでSiNx膜を
膜厚75nmで形成した。この膜の露光光に対する位相
差は180°、振幅透過率は19.6%であった。
【0059】この膜にレジストを膜厚1.0μmで塗布
し、さらに塗布性導電膜膜厚0.2μmで形成した後、
6μC/cm2 で露光を行い、次いで現像処理してレジ
ストパターンを形成した。このレジストパターンをマス
クとし、露出部分の半透明膜を除去した。さらにレジス
トを剥離し、半透明位相シフトパターンを形成した。次
いで、全面にSiO2 膜をCVD法により形成した。
【0060】得られた露光用透明基板上に電子線レジス
トを膜厚1.0μmで塗布した後、透明導電膜を膜厚
0.2μmで形成した後、6μC/cm2 で露光を行
い、次いで現像処理してレジストパターンを形成し、露
出しているCVD−SiO2 膜をエッチングにより除去
した。次いで、レジストを除去し透明位相シフトパター
ンを形成した。このときの堆積膜厚は248nmで、透
明位相シフトパターンを配置しない部分の位相に対し位
相差が180°であった。
【0061】SNR(シプレー社製)レジストを膜厚
1.0μmで用いた露光により、従来の遮光パターンと
0−180°位相シフタ膜で構成されるレベンソン型位
相シフトマスクの0.3μmパターンで、隣接するパタ
ーンが逆位相の場合、焦点深度1.0μmが得られてお
り、同位相の場合解像するものの寸法精度が得られてい
なかった。
【0062】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、逆位相の部分では焦点深度1.
5μmが得られ、また、同位相の部分で焦点深度0.3
μmが得られ、全体として焦点深度が向上したことを確
認した。
【0063】なお、本実施例では半透明位相シフト膜と
してSiNxの他、シリコン,ゲルマニウム,チタン,
アルミニウム,スズ,インジウム,ニッケル,コバルト
を始めとする金属元素及びこれらの窒化物,酸化物,水
素化物,炭化物,ハロゲン化物或いはこれらの混合体に
より作成しても構わない。また、このとき透過率の目的
に応じ、振幅透過率10〜30%の範囲で調整が可能で
ある。
【0064】また、半透明位相シフト膜をスパッタ,蒸
着等で形成しても構わない。また、透明位相シフト膜の
材質もSiO2 に限るものではなく、CaF2 ,MgF
2 など露光光に対する透過率を95%以上持つものであ
れば構わない。さらに、本実施例のマスク製造方法は露
光波長KrFに限るものではなく、g線,i線,Kr
F、その他の波長に用いるマスクについても有効であ
る。 (実施例4)この実施例は、i線露光用マスクに関する
ものである。
【0065】まず、SiO2 露光用透明基板上に半透明
膜としてSiをターゲットとしたスパッタリングにより
窒素雰囲気中で、Siに対する窒素の組成をコントロー
ルすることでSiNy膜を膜厚65nmで形成した。こ
の膜の露光光に対する位相差は180°、振幅透過率は
18%であった。
【0066】この膜に電子線用レジストを膜厚1.0μ
mで塗布し、さらに透明導電膜を膜厚0.2μmで形成
した後、6μC/cm2 で露光を行い、次いで現像処理
してレジストパターンを形成した。このレジストパター
ンをマスクとし、露出部分の半透明膜を除去した。さら
に、レジストを剥離し、半透明位相シフトパターンを形
成した。
【0067】この露光用透明基板上に電子線レジストを
膜厚1.0μmで塗布し、さらに塗布性導電膜を膜厚
0.2μmで形成した後、6μC/cm2 で露光を行
い、次いで現像処理してレジストパターンを形成した。
次いで、露出しているSiO2 露光用透明基板上に液相
中で選択的にSiO2 膜を堆積させ、次いでレジストを
除去し透明位相シフトパターンを形成した。このときの
堆積膜厚は425nmで、透明位相シフトパターンを配
置しない部分の位相に対し位相差が180°であった。
【0068】PFR−IX500レジスト(日本合成ゴ
ム社製)を膜厚1.2μmで用いた露光により、従来の
遮光パターンと0−180°位相シフタ膜で構成される
レベンソン型位相シフトマスクの0.35μmパターン
で、隣接するパターンが逆位相の場合、焦点深度1.0
μmが得られており、同位相の場合解像するものの寸法
精度が得られていなかった。
【0069】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、逆位相の部分では焦点深度1.
0μmが得られ、また同位相の部分で焦点深度0.6μ
mが得られ、全体として焦点深度が向上したことを確認
した。
【0070】なお、本実施例でも半透明位相シフト膜と
してSiNy を用いているが、シリコン,ゲルマニウ
ム,アルミニウム,クロム,スズ,インジウム,ニッケ
ル,コバルトを始めとする金属元素及びこれらの窒化
物,酸化物,水素化物,炭化物,ハロゲン化物或いはこ
れらの混合体により作成しても構わない。また、このと
きの透過率の目的に応じ、振幅透過率10〜30%の範
囲で調整が可能である。
【0071】また、透明シフト膜の材質もSiO2 に限
るものではなく、CaF2 ,MgF2 など露光光に対す
る透過率を95%以上持つものであればよい。さらに、
本実施例用いたマスク製造方法は露光波長KrFに限る
ものではなく、g線,i線、その他の波長に用いるマス
クについても同様である。 (実施例5)この実施例は、i線露光用マスクに関する
ものである。
【0072】まず、図7(a)に示すように、SiO2
露光用透明基板701上に、電子線用レジスト702を
膜厚0.2μmで塗布した後、塗布性導電膜703を膜
厚0.2μmで形成した。その後、電子線を用い、6μ
C/cm2 で露光を行い、続いて現像処理し、図7
(b)に示すようにレジストパターン702aを形成し
た。その後、このレジストパターン702aをマスクと
して用い、基板の露出部分をCF4 とO2 との混合ガス
により異方性エッチングを行った(図7(c))。この
ときのエッチング量は388.2nmであり、エッチン
グを行わない部分に対し、位相差180°が設けられて
いる。なお、位相差における許容度は、180°に対し
±10°であり、この範囲であればよい。このマスクを
硫酸と過酸化水素水との混合溶液に浸してレジストパタ
−ン702aを除去し、図7(d)に示すように透明位
相シフトパターンを形成した。
【0073】次に、この透明位相シフトパタ−ンを形成
した基板の表面に、半透明位相シフト膜704を形成し
た。即ち、Siをターゲットとし、微量の窒素雰囲気中
でのスパッタリングにより、図7(e)に示すように、
SiNy 膜704を膜厚65nmで形成した。
【0074】次いで、この膜に電子線用レジスト705
を膜厚1.0μmで塗布し、さらに塗布性導電膜706
を膜厚0.2μmで形成した後(図7(f))、6μC
/cm2 で露光を行い、次いで現像処理して,図7
(g)に示すように、レジストパターン705aを形成
した。このレジストパターン705aをマスクとし、露
出部分の半透明位相シフト膜704を除去した。その
後、レジストを剥離することにより、図7(i)に示す
ように、半透明位相シフト膜704aを得た。
【0075】PFR−IX500レジスト(日本合成ゴ
ム社製)を膜厚1.2μmで用いた露光により、従来の
遮光パターンと0−180°位相シフタ膜で構成される
レベンソン型位相シフトマスクの0.35μmパターン
で、隣接するパターンが逆位相の場合、焦点深度1.0
μmが得られており、同位相の場合解像するものの寸法
精度が得られていなかった。
【0076】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、逆位相の部分では焦点深度1.
8μmが得られ、また同位相の部分で焦点深度0.6μ
mが得られ、全体として焦点深度が向上したことを確認
した。
【0077】なお、本実施例でも半透明位相シフト膜と
してSiNy の他に、シリコン,ゲルマニウム,ガリウ
ムヒ素、アルミニウム,クロム,スズ,インジウム,ニ
ッケル,コバルトを始めとする金属元素及びこれらの窒
化物,酸化物,水素化物,炭化物,ハロゲン化物或いは
これらの混合体により作成しても構わない。また、この
ときの透過率の目的に応じ、振幅透過率10〜30%の
範囲で調整が可能である。
【0078】また、透明シフト膜の材質もSiO2 に限
るものではなく、CaF,MgFなど露光光に対する透
過率を95%以上持つものであればよい。さらに、本実
施例用いたマスク製造方法は露光波長i線に限るもので
はなく、g線,h線、KrF線その他の波長に用いるマ
スクについても有効である。 (実施例6)実施例5と同様の手法により透明位相シフ
トパターンのエッジ部分でパターンを形成するための露
光用マスクを作成した。
【0079】PFR−IX500レジスト(日本合成ゴ
ム社製)を膜厚1.0μmで用いた露光により、従来の
遮光パターンと0−180°位相シフタ膜で構成される
マスクの場合、透明位相シフトパターンのエッジ部分で
形成した0.25μmパタ−ンの焦点深度は1.0μm
であった。また、遮光部分により形成される0.4μm
パタ−ンの焦点深度は0.2μmであった。
【0080】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、エッジ部分で形成した0.25
μmパタ−ンの焦点深度は1.0μmと従来のマスクと
変わらないが、半透明位相シフト膜で形成された0.4
μmパタ−ンの焦点深度は、1.0μmと飛躍的に増加
した。
【0081】なお、本実施例用いたマスク製造方法は露
光波長i線に限るものではなく、g線,h線、KrF線
その他の波長に用いるマスクについても有効である。 (実施例7)この実施例は、KrFレ−ザ露光用マスク
に関するものである。
【0082】まず、図8(a)に示すように、SiO2
露光用透明基板801上に、Al23 膜802を41
0nmの膜厚で形成した。この上に電子線用レジスト8
03を膜厚1.0μmで塗布した後、図8(b)に示す
ように、塗布性導電膜804を膜厚0.2μmで形成し
た。この膜を電子線を用い、6μC/cm2 で露光を行
い、続いて現像処理し、図8(c)に示すように、レジ
ストパターン803aを形成した。その後、このレジス
トパターン803aをマスクとして用い、基板の露出部
分をCl2 ガスにより異方性エッチングを行った(図8
(d))。その後、レジストパターン803aをO2
ラズマに晒して除去し、図8(e)に示すように、エッ
チングを行わない部分に対し位相差180°の透明位相
シフトパターン802aを形成した。
【0083】次に、この透明位相シフトパタ−ン802
aを形成した基板の表面に、半透明位相シフト膜805
を形成した。即ち、Siをターゲットとし、微量の窒素
雰囲気中でのスパッタリングにより、図8(f)に示す
ように、SiNx 膜805を膜厚85nmで形成した。
【0084】次いで、この膜に電子線用レジスト806
を膜厚1.0μmで塗布し、さらに塗布性導電膜807
を膜厚0.2μmで形成した後(図8(g))、この膜
を電子線により6μC/cm2 で露光を行い、次いで現
像処理して,図8(h)に示すように、レジストパター
ン806aを形成した。このレジストパターン806a
をマスクとし、CF4 ガスを用いた異方性エッチングに
より露出部分の半透明位相シフト膜805を除去した
(図8(i))。その後、レジストを剥離することによ
り、図8(j)に示すように、半透明位相シフト膜80
5aを得た。
【0085】SNRレジスト(シプレ−社製)を膜厚
1.0μmで用いた露光により、従来の遮光パターンと
0−180°位相シフタ膜で構成されるレベンソン型位
相シフトマスクの0.3μmパターンで、隣接するパタ
ーンが逆位相の場合、焦点深度1.5μmが得られてお
り、同位相の場合解像するものの寸法精度が得られてい
なかった。
【0086】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、逆位相の部分では焦点深度1.
8μmが得られ、また同位相の部分で焦点深度0.3μ
mが得られ、全体として焦点深度が向上したことを確認
した。
【0087】なお、本実施例でも半透明位相シフト膜と
してSiNxの他に、シリコン,ゲルマニウム,ガリウ
ムヒ素、アルミニウム,クロム,スズ,インジウム,ニ
ッケル,コバルトを始めとする金属元素及びこれらの窒
化物,酸化物,水素化物,炭化物,ハロゲン化物或いは
これらの混合体により作成しても構わない。また、この
ときの透過率の目的に応じ、振幅透過率10〜30%の
範囲で調整が可能である。
【0088】また、透明シフト膜の材質もAl23
限るものではなく、CaF,MgFなどを用いてもよ
い。さらに、本実施例で用いたマスク製造方法は、露光
波長KrF線に限るものではなく、g線,i線、h線、
その他の波長に用いるマスクについても有効である。 (実施例8)実施例7と同様の手法により透明位相シフ
トパターンのエッジ部分でパターンを形成するための露
光用マスクを作成した。
【0089】SNRレジスト(シプレ−社製)を膜厚
1.0μmで用いた露光により、従来の遮光パターンと
0−180°位相シフタ膜で構成されるマスクの場合、
透明位相シフトパターンのエッジ部分で形成した0.2
5μmパタ−ンの焦点深度は1.2μmであった。ま
た、遮光部分により形成される0.4μmパタ−ンの焦
点深度は0.2μmであった。
【0090】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、エッジ部分で形成した0.25
μmパタ−ンの焦点深度は1.2μmと従来のマスクと
変わらないが、半透明位相シフト膜で形成された0.4
μmパタ−ンの焦点深度は、1.5μmと飛躍的に増加
した。
【0091】なお、本実施例用いたマスク製造方法は露
光波長KrF線に限るものではなく、g線,i線、h
線、その他の波長に用いるマスクについても有効であ
る。 (実施例9)この実施例は、i線露光用マスクに関する
ものである。
【0092】まず、図9(a)に示すように、SiO2
露光用透明基板901上に、電子線用レジスト902を
膜厚0.1μmで塗布した後、塗布性導電膜903を膜
厚0.2μmで形成した。その後、電子線を用い、6μ
C/cm2 で露光を行い、続いて現像処理し、図9
(b)に示すようにレジストパターン902aを形成し
た。その後、このレジストパターン902aをマスクと
して用い、基板の露出部分にSiO2 の選択成長を行っ
た。このときの成膜量は410nmであり、選択成長を
行わない部分に対し、位相差180°が設けられてい
る。なお、位相差における許容度は、180°に対し±
10°であり、この範囲であればよい。
【0093】このマスクを硫酸と過酸化水素水との混合
溶液に浸してレジストパタ−ン902aを除去し、図9
(d)に示すようにSiO2 からなる透明位相シフトパ
ターン904を形成した。
【0094】次に、この透明位相シフトパタ−ンを形成
した基板の表面に、半透明位相シフト膜904を形成し
た。即ち、Siをターゲットとし、微量の窒素雰囲気中
でのスパッタリングにより、図9(e)に示すように、
SiNy 膜904を膜厚85nmで形成した。
【0095】次いで、この膜に電子線用レジスト906
を膜厚1.0μmで塗布し、さらに塗布性導電膜907
を膜厚0.2μmで形成した後(図9(f))、電子線
を用い6μC/cm2 で露光を行い、次いで現像処理し
て,図9(g)に示すように、レジストパターン906
aを形成した。このレジストパターン906aをマスク
とし、露出部分の半透明位相シフト膜904を除去し
た。その後、レジストを剥離することにより、図9
(i)に示すように、半透明位相シフト膜905aを得
た。
【0096】PFR−IX500レジスト(日本合成ゴ
ム社製)を膜厚1.2μmで用いた露光により、従来の
遮光パターンと0−180°位相シフタ膜で構成される
レベンソン型位相シフトマスクの0.35μmパターン
で、隣接するパターンが逆位相の場合、焦点深度1.0
μmが得られており、同位相の場合解像するものの寸法
精度が得られていなかった。
【0097】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、逆位相の部分では焦点深度1.
8μmが得られ、また同位相の部分で焦点深度0.6μ
mが得られ、全体として焦点深度が向上したことを確認
した。
【0098】なお、本実施例でも半透明位相シフト膜と
してSiNy の他に、シリコン,ゲルマニウム,ガリウ
ムヒ素、アルミニウム,クロム,スズ,インジウム,ニ
ッケル,コバルトを始めとする金属元素及びこれらの窒
化物,酸化物,水素化物,炭化物,ハロゲン化物或いは
これらの混合体により作成しても構わない。また、この
ときの透過率の目的に応じ、振幅透過率10〜30%の
範囲で調整が可能である。
【0099】また、透明シフト膜の材質もSiO2 に限
るものではなく、CaF,MgF,Al23 などを用
いてもよい。さらに、本実施例で用いたマスク製造方法
は、露光波長i線に限るものではなく、g線,h線、K
rF線その他の波長に用いるマスクについても有効であ
る。 (実施例10)実施例9と同様の手法により透明位相シ
フトパターンのエッジ部分でパターンを形成するための
露光用マスクを作成した。
【0100】PFR−IX500レジスト(日本合成ゴ
ム社製)を膜厚1.0μmで用いた露光により、従来の
遮光パターンと0−180°位相シフタ膜で構成される
マスクの場合、透明位相シフトパターンのエッジ部分で
形成した0.25μmパタ−ンの焦点深度は1.0μm
であった。また、遮光部分により形成される0.4μm
パタ−ンの焦点深度は0.2μmであった。
【0101】これに対し、本実施例の投影露光用マスク
を用いて露光した場合、エッジ部分で形成した0.25
μmパタ−ンの焦点深度は1.0μmと従来のマスクと
変わらないが、半透明位相シフト膜で形成された0.4
μmパタ−ンの焦点深度は、1.0μmと飛躍的に増加
した。
【0102】なお、本実施例用いたマスク製造方法は露
光波長i線に限るものではなく、g線,h線、KrF線
その他の波長に用いるマスクについても有効である。次
に、本発明の第11〜第15の実施例について説明す
る。これらの実施例は、第5〜第10の実施例における
レジストパターンの寸法精度の向上をはかったものであ
る。即ち、段差に形成されたレジスト層(ポジ型)に対
し露光を行うと、段差下部では露光が不十分となるた
め、形成される半透明位相シフトパターンは所望寸法よ
り細く解像される。これを、以下の実施例では、透光性
基板表面を平坦化することにより解決している。 (実施例11)本実施例は、水銀ランプのg線を露光光
源とし、隣接する開孔部間、及び隣接する開孔部と半透
明部間で負の干渉効果を持たせる位相シフトマスクに関
するものである。
【0103】まず、図10(a)に示すように、石英基
板上711に電子線用レジスト712を膜厚500nm
で塗布し、さらにこの上に塗布性導電膜713を膜厚2
00nmで形成した。これを電子線により描画し現像す
ることで、図10(b)に示すようにレジストパターン
712aを形成した。次いで、レジストパターン712
aをマスクとしてCF4 ガスによる異方性エッチングを
行い、図10(c)に示すように、石英基板を部分的に
掘込み位相シフト領域711aを作成した。次いで、図
10(d)に示すように、レジストパターン712aを
除去した。
【0104】ここで、位相シフト領域の深さは基板の屈
折率及び後に成膜する位相シフト部材の屈折率を考慮
し、この位相シフト部材と石英基板の掘込んでない領域
とを透過する光の位相差が180°となるように調整す
る必要がある。本実施例では、位相シフト部材としてS
34 を用いており、Si34 の屈折率2.06を
考慮し、位相シフト領域の深さを366.4nmとし
た。
【0105】次いで、図11(a)に示すように、少な
くとも石英基板を掘込んだ部分に、透明位相シフト層と
してのSi34 膜714を膜厚約400nmで成膜し
た。なお、成膜時の膜厚は透明位相シフト領域として掘
込んだ深さ以上、即ち本実施例においては366.4n
m以上であれば構わない。成膜後、図11(b)に示す
ように、基板全面を研磨することにより平坦化を行っ
た。これにより、透明位相シフト領域に位相シフトパタ
ーンを形成した。
【0106】次いで、図11(c)に示すように、この
平坦化した基板上に半透明位相シフト膜としてアモルフ
ァスシリコン膜715を膜厚6.1nmで形成した。こ
のアモルファスシリコン膜は、この膜を配していない領
域との位相差を180°とし且つ振幅透過率を15%と
なるように調整した。
【0107】次いで、図11(d)に示すように、この
基板に電子線レジスト716を膜厚500nmで形成
し、更に塗布性導電膜717を膜厚200nmで形成し
た。次いで、電子線を用い位相シフトパターンに対する
位置合わせ露光を行い、更に現像を行い、図11(e)
に示すようなレジストパターン716aを形成した。
【0108】次いで、図11(f)に示すように、この
レジストパターン716aをマスクに露出しているアモ
ルファスシリコン膜をエッチングにより除去し、半透明
位相シフトパターン715aを形成した。最後に、電子
線レジストを剥離し、図11(g)に示すような寸法制
御性の良い所望の露光用マスクを作成した。
【0109】本実施例のマスクを用い、g線用ポジレジ
ストを膜厚1.2μmで用いたg線露光により、0.4
5μmの繰り返しパターンで、透明位相シフト領域に対
応し交互に存在する部分では焦点深度1.2μmが得ら
れ、また透光性基板内に位相シフト領域が存在せず、半
透明位相シフトパターンのみで形成される0.45μm
孤立パターンで焦点深度0.5μmが得られた。
【0110】なお、本実施例では透光性基板に石英を用
いたがAl23 、MgF2 、CaF2 等を主成分とす
る基板を用いても構わない。また、本実施例では位相シ
フト部材としてSi34 を用いたが、基板と屈折率が
異なる物質で消衰係数が基板を構成する物質とほぼ等し
ければ、いかなる材料を用いても構わない。さらに、本
実施例では基板の平坦化を研磨により行ったが、位相シ
フト部材を成膜した後流動性樹脂を塗布し、平坦とし、
この位相シフト部材と樹脂の積層膜を、位相シフト部材
と樹脂のエッチング速度を等しく保ちながら除去するこ
とで位相シフト部材の平坦膜を形成しても構わない。
【0111】また、本実施例では半透明位相シフト材料
としてアモルファスシリコンを用いたが、この代わりに
酸化ゲルマニウム,酸化ガリウムアルセナイド等を用い
ても構わない。さらに、本実施例ではマスクパターン形
成に際し、電子線レジストを用い電子線描画を行った
が、フォトレジストを用い光露光によりマスクパターン
を形成しても構わない。 (実施例12)実施例11と同様の手法により透明位相
シフトパターンのエッジ部分でパターンを形成する為の
マスクを作成した。図12はマスクの構成図である。図
12中、721は透光性マスク基板、721aは透明位
相シフト領域、722は半透明位相シフト領域である。
【0112】PFRIX−500レジスト(日本合成ゴ
ム社製)を膜厚1.0μmで用いた露光により、従来の
透明位相シフト領域のエッジ部分で形成した0.25μ
mパターンの焦点深度は1.0μmであった。また、半
透明位相シフト膜で形成された0.4μmパターンの焦
点深度は1.0μmであった。
【0113】また、実施例に用いたマスク製造方法は露
光波長i線に限るものではなく、g線、i線、KrF線
その他の波長に用いるマスクについても有効である。 (実施例13)本実施例は、水銀ランプのi線を露光光
源とし、隣接する開孔部間及び隣接する開孔部と半透明
部間で負の干渉効果を持たせる位相シフトマスクに関す
るものである。
【0114】石英基板731の表面に凹パターンを形成
するまでは、図10(a)〜(d)と同様である。但
し、本実施例では位相シフト部材としてSiNy を用い
ており、SiNy の屈折率2.08を考慮し位相シフト
領域の深さを301.7nmとした。
【0115】次いで、図13(a)に示すように、少な
くとも石英基板を掘込んだ部分に、透光性位相シフト層
としてのSi34 膜734を膜厚約350nmで成膜
した。なお、成膜時の膜厚は位相シフト領域として掘込
んだ深さ以上、即ち本実施例においては301.7nm
以上であれば構わない。次いで、図13(b)に示すよ
うに、流動性樹脂735を塗布して平坦とした後、位相
シフト部材と樹脂のエッチング速度を等しく保ちながら
除去することで、図13(c)に示すように位相シフト
部材の平坦膜734aを形成した。
【0116】次いで、図13(d)に示すように、この
平坦化した基板上に半透明位相シフト膜736としてS
iNy 膜を膜厚90nmで形成した。このSiNy 膜
は、この膜を配していない領域との位相差を180°と
し且つ振幅透過率を22%となるように調整した。
【0117】次いで、図13(e)に示すように、この
基板に電子線レジスト737を膜厚500nmで形成
し、更に塗布性導電膜738を膜厚200nmで形成し
た。次いで、図13(f)に示すように、電子線を用い
位相シフトパターンに対する位置合わせ露光を行い、更
に現像を行いレジストパターン737aを形成した。
【0118】次いで、図13(g)に示すように、この
レジストパターン737aをマスクに露出しているSi
Ny 膜をエッチングにより除去し、半透明位相シフトパ
ターン736aを形成した。最後に、図13(h)に示
すように、レジストパターン737aを除去し寸法制御
性の良い所望の露光用マスクを作成した。
【0119】本実施例マスクを用い、PFR−IX50
0レジスト(日本合成ゴム社製)を膜厚1.2μmで用
いたi線露光により、0.35μmの繰り返しパターン
で、透明位相シフト領域に対応し交互に存在する部分で
は焦点深度1.3μmが得られ、また透光性基板内に位
相シフト領域が存在せず、半透明位相シフトパターンの
みで形成される0.35μm孤立パターンで焦点深度
0.6μmが得られた。
【0120】なお、本実施例においても、第11の実施
例と同様に、透光性基板,位相シフト部材,平坦化方法
等に関して、種々の変形が可能である。さらに、本実施
例では半透明位相シフト材料にSiNy 膜を用いたが、
元素組成比が制御された酸化硅素、酸化チタン、酸化ク
ロム等を初めとしたシリコン、ゲルマニウム、ガリウム
砒素、金属元素の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、
ハロゲン化物或いはこれらの混合物を用いても構わな
い。 (実施例14)本実施例は、KrFエキシマレーザを露
光光源とし、隣接する開孔部間及び隣接する開孔部と半
透明部間で負の干渉効果を持たせる位相シフトマスクに
関するものである。
【0121】石英基板上に電子線用レジストを膜厚50
0nmで塗布し、更にこの上に塗布性導電膜を膜厚20
0nmで形成した。これを電子線により描画し現像する
ことでレジストパターンを形成した。このレジストパタ
ーンをマスクとしてCF4 ガスによる異方性エッチング
を行い石英基板を部分的に掘込み位相シフト領域を作成
した。この位相シフト領域の深さは基板の屈折率及び後
に成膜する位相シフト部材の屈折率を考慮し、この位相
シフト部材と石英基板の掘込んでない領域とを透過する
光の位相差が180°となるように調整する必要があ
る。
【0122】本実施例では位相シフト部材としてAl2
3 を用いており、Al23 の露光光源KrFエキシ
マレーザの248nmにおける屈折率1.74を考慮し
位相シフト領域の深さを496nmとした。
【0123】次いで、少なくとも石英基板を掘込んだ部
分にAl23 を膜厚約500nmで成膜した。なお、
成膜時の膜厚は位相シフト領域として掘込んだ深さ以
上、即ち本実施例においては496nm以上であれば構
わない。成膜後、この基板全面を研磨することにより平
坦化を行った。これにより位相シフト領域に位相シフト
パターンを形成した。
【0124】この平坦化した基板上に半透明位相シフト
膜としてSiNx 膜を膜厚100nmで形成した。この
SiNx 膜は、この膜を配していない領域との位相差を
180°とし且つ振幅透過率を22%となるように調整
した。
【0125】この基板に電子線レジストを膜厚500n
mで形成した。次いで電子線を用い位相シフトパターン
に対する位置合わせ露光を行い更に現像を行いレジスト
パターンを形成した。このレジストパターンをマスクに
露出しているSiNx 膜をエッチングにより除去し半透
明位相シフトパターンを形成した。最後に電子線レジス
トを除去し寸法制御性の良い所望の露光用マスクを得る
ことができた。
【0126】本実施例マスクを用い、SNRレジスト
(シプレー社製)を膜厚1.0μmで用いたKrF露光
により、0.3μm繰り返しパターンで、透明位相シフ
ト領域が交互に存在する部分では焦点深度1.6μmが
得られた。また、透光性基板内に位相シフト領域が存在
せず、半透明位相シフトパターンのみで形成される0.
3μm孤立パターンで焦点深度0.3μmが得られた。
【0127】なお、本実施例においても第11の実施例
と同様に、透光性基板,位相シフト部材,平坦化方法等
に関して、種々の変形が可能である。さらに、本実施例
では半透明位相シフト材料にSiNx を用いたが、元素
組成比が制御された酸化硅素、酸化チタン、酸化クロム
等を初めとしたシリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒
素、金属元素の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハ
ロゲン化物或いはこれらの混合物を用いても構わない。 (実施例15)本実施例は、ArFエキシマレーザを露
光光源とし、隣接する開孔部間及び隣接する開孔部と半
透明部間で負の干渉効果を持たせる位相シフトマスクに
関するものである。
【0128】石英基板741の表面に凹パターンを形成
するまでは、図10(a)〜(d)と同様である。但
し、本実施例では位相シフト部材としてN2 を用いてお
り、N2 の屈折率1.0を考慮し位相シフト領域の深さ
を138nmとした。
【0129】次いで、図14(a)に示すように、N2
雰囲気中で、透光性基板と同一材料からなる透光性平板
745を透光性基板上に接合した。744はN2 が封じ
られた領域を示す。
【0130】次いで、図14(b)に示すように、この
平坦化した基板上に半透明位相シフト膜746としてS
iOz 膜を膜厚175nmで形成した。このSiOz 膜
は、この膜を配していない領域との位相差を180°と
し且つ振幅透過率を21%となるように調整した。
【0131】次いで、図14(c)に示すように、この
基板に電子線レジスト747を膜厚500nmで形成
し、更にこの上に塗布性導電膜748を膜厚200nm
で形成した。次いで、図14(d)に示すように、電子
線を用い位相シフトパターンに対する位置合わせ露光を
行い更に現像を行いレジストパターン747aを形成し
た。
【0132】次いで、図14(e)に示すように、この
レジストパターンをマスクに露出しているSiOz 膜を
エッチングにより除去し半透明位相シフトパターン74
6aを形成した。最後に、図14(f)に示すように、
電子線レジストを除去し寸法制御性の良い所望の露光用
マスクを得た。
【0133】本実施例マスクを用い、PMMAレジスト
を膜厚0.2μmで用いたArF露光により、0.20
μm繰り返しパターンで、透明位相シフト領域が交互に
存在する部分では焦点深度1.4μmが得られた。ま
た、透光性基板内に位相シフト領域が存在せず、半透明
位相シフトパターンのみで形成される0.2μm孤立パ
ターンで焦点深度0.3μmが得られた。
【0134】なお、本実施例ではマスクパターン形成に
際し、電子線レジストを用い電子線描画を行ったが、フ
ォトレジストを用い光露光によりマスクパターンを形成
しても構わない。また、本実施例では透光性基板に石英
を用いたが、Al23 、MgF2 、CaF2 等を主成
分とする基板を用いても構わない。また、本実施例では
位相シフト部材としてN2 を用いたが、基板と屈折率が
異なる物質で消衰係数が基板を構成する物質とほぼ等し
ければ、いかなる材料を用いても構わない。
【0135】また、本実施例では透光性平板として透光
性基板と同質のものを用いたが、他の組成からなる透光
性平板を用いても構わない。また透光性平板が若干の吸
収を有しても構わない。また、本実施例では半透明位相
シフト材料にSiOz 膜を用いたが、元素組成比が制御
された酸化硅素、酸化チタン,酸化クロム等を初めとし
たシリコン,ゲルマニウム,ガリウム砒素、金属元素の
酸化物,窒化物,水素化物,炭化物,ハロゲン化物或い
はこれらの混合物を用いても構わない。なお、SiOZ
のzは1.0≦z≦1.9の範囲が望ましい。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ベンソン型位相シフトマスクで従来より用いている遮光
パターンの代わりに半透明位相シフトパターンを用い、
これと透明位相シフトパターンを組み合わせることで、
より高精度のパターン形成を可能とした。また、半透明
位相シフトパターンを透明位相シフトパターンの上に積
層することにより、より高精度のパタ−ンの形成を可能
とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる露光用マスクの
製造工程を示す断面図。
【図2】従来のレベンソン型マスクの構造,光振幅分
布,光強度分布を示す図。
【図3】本発明により作成した半透明を含むレベンソン
型マスクの構造,光振幅分布,光強度分布を示す図。
【図4】本発明に当てはまらない場合の半透明を含むレ
ベンソン型マスクの構造,光振幅分布,光強度分布を示
す図。
【図5】本発明により作成した半透明を含むレベンソン
型マスクの構造,光振幅分布,光強度分布を示す図。
【図6】本発明により作成した半透明を含む更に改良さ
れたレベンソン型マスクの構造,光振幅分布,光強度分
布を示す図。
【図7】第5の実施例に係わる露光用マスクの製造工程
を示す断面図。
【図8】第7の実施例に係わる露光用マスクの製造工程
を示す断面図。
【図9】第9の実施例に係わる露光用マスクの製造工程
を示す断面図。
【図10】第10の実施例に係わる露光用マスクの製造
工程の前半を示す断面図。
【図11】第10の実施例に係わる露光用マスクの製造
工程の後半を示す断面図。
【図12】第12の実施例に用いられるマスクの例を示
す図。
【図13】第13の実施例に係わる露光用マスクの製造
工程を示す断面図。
【図14】第15の実施例に係わる露光用マスクの製造
工程を示す断面図。
【図15】レベンソン型と本発明の原理図。
【図16】位相シフタを配置したパターンと配置しない
パターンの配置例を示す模式図。
【符号の説明】
101,201,301,401,701,711,731,741,751,801,901 …透明
露光用基板 102,302,402,704,715,736,746,752,805,905 …半透明位
相シフトパターン 103,105,702,705,712,716,737,747,803,806,902,906 …
電子線用レジスト 104,703,706,713,738,748,804,807,903,907 …導電膜 106,203,303,403,714,734,802,802a,904…透明位相シフ
トパターン 202…遮光パターン 311…透明基板の光位相(原点) 312…透明基板に対する半透明位相シフトパターンの
位相 313…透明基板に対する透明位相シフトパターンの位
相 314…透明基板に対する2種の位相シフトパターン足
し合わせた位相 745…透明平板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板上にマスクパターンを形成した
    露光用マスクにおいて、 前記マスクパターンとして、露光光に対する光路長が前
    記透光性基板の透明部分とは所定量だけ異なるように構
    成された半透明位相シフトパターンと、透明位相シフト
    パターンとを含むことを特徴とする露光用マスク。
  2. 【請求項2】透光性基板上にマスクパターンを配置して
    構成された露光用マスクにおいて、 前記マスクパターンとして、非露光領域に相当する前記
    透光性基板上の領域に露光光に対する光路長が該透光性
    基板の透明部分とは所定量だけ異なる半透明位相シフト
    パターンを形成し、露光領域に相当する前記透光性基板
    上の領域に透明位相シフトパターンを選択的に形成して
    なることを特徴とする露光用マスク。
  3. 【請求項3】前記透明位相シフトパターンと半透明位相
    シフトパターンとの隣接領域において、これらのパター
    ンが積層構造となっていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の露光用マスク。
  4. 【請求項4】前記透明位相シフトパターンの境界領域を
    含む部分に、前記半透明位相シフトパターンが形成され
    てなることを特徴とする請求項1又は2に記載の露光用
    マスク。
  5. 【請求項5】露光波長に対して透明な透光性基板と、こ
    の透光性基板の表面又は内部に、露光波長に対し該基板
    とは異なる屈折率を有する物質を埋込んで形成され、且
    つ前記透光性基板表面を平坦化するよう形成された透明
    位相シフト領域と、前記透光性基板の平坦化された表面
    上で、前記透明位相シフト領域の境界を含む部分に形成
    された半透明位相シフトパターンとを具備してなること
    を特徴とする露光用マスク。
  6. 【請求項6】露光波長に対して透明な透光性基板と、こ
    の透光性基板の表面を部分的に掘り込んで形成され、基
    板部分とは露光波長に対する光路長が異なる透明位相シ
    フト領域と、前記透明位相シフト領域を塞ぐように前記
    基板上に形成された透光性平板と、この透光性平板上の
    前記位相シフト領域の境界を含む部分に形成された半透
    明位相シフトパターンとを具備してなることを特徴とす
    る露光用マスク。
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