JPH0616105A - 車両のための膨張可能な安全クッション - Google Patents

車両のための膨張可能な安全クッション

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JPH0616105A
JPH0616105A JP5084469A JP8446993A JPH0616105A JP H0616105 A JPH0616105 A JP H0616105A JP 5084469 A JP5084469 A JP 5084469A JP 8446993 A JP8446993 A JP 8446993A JP H0616105 A JPH0616105 A JP H0616105A
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JP
Japan
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safety cushion
vehicle
battery
flange
magnet
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Pending
Application number
JP5084469A
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English (en)
Inventor
Goernig Thomas
ゲルニク トマス
Kyriakos Vavalidis
ババリディ キリアコ
Denis Bourcart
ブルカール デニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Autoliv Klippan SNC
Original Assignee
Autoliv Klippan SNC
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Filing date
Publication date
Application filed by Autoliv Klippan SNC filed Critical Autoliv Klippan SNC
Publication of JPH0616105A publication Critical patent/JPH0616105A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/017Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including arrangements for providing electric power to safety arrangements or their actuating means, e.g. to pyrotechnic fuses or electro-mechanic valves
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • H01H35/14Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
    • H01H35/147Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch the switch being of the reed switch type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池により電力供給される電気式点火可能状
態設定装置を備えた安全クッションを提供する。 【構成】 車両のための膨張可能な安全クッションは、
電気式点火可能状態設定装置(19)を具備する。電気
式点火可能状態設定装置(19)は、危険状態を検出で
きると共に上記安全クッションを起動するための発火ガ
ス発生器を非常に迅速に作動させることができ、また電
池(12)により電力供給される。さらに安全クッショ
ンは、車両の使用を検出して上記車両が使用されている
ことが検出されるとすぐに上記装置(19)を自動的に
点火可能状態にするようにした点火可能状態設定手段
(20,21)と、予め定められた時間にわたった車両
の非使用が検出されるとすぐに点火可能状態を中断する
手段(21a)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常エアバッグと呼ば
れる、車両のための膨張可能な安全クッション、特に上
記車両の運転者を保護するために操向ホイール内に収納
され得る安全クッションに関し、この安全クッションは
電気式点火可能状態設定装置を具備し、電気式点火可能
状態設定装置は危険状態を検出することができると共に
上記安全クッションを起動するための発火部材を非常に
迅速に作動させることができる。
【0002】
【従来の技術】仏国特許第2,582,269号には、
シートベルトを緊締する部材を起動させるための器械が
開示されている。この器械は電気式点火可能状態設定装
置を具備し、電気式点火可能状態設定装置は危険状態を
検出することができると共に上記の緊締部材を起動する
ための発火ガス発生器を非常に迅速に作動させることが
できる。この装置は電池により電力供給される回路を具
備すると共に、危険状態が検出されたときに上記回路を
閉じることができる、直列に接続された、少なくとも1
つのセンサと、センサが上記回路を閉じるとすぐに回路
内を流れる電流の作動によって発火ガス発生器を作動さ
せるよう点火され得る電気点火器とを具備し、これら電
池、センサおよび点火器は同じ場所に集めて配置される
と共に非常に短い回路により連結される。
【0003】電池に蓄えられたエネルギの消費を節約す
るために、この装置は磁気片型リレーである停止/始動
スイッチを具備し、このリレーはシートベルトの帯内に
織り込まれた磁気テープの通過を検出することができ
る。このスイッチは、シートベルトが車両の使用者によ
って巻取られていないときには装置を起動させ、ベルト
が上記使用者により開放されて巻取り器に巻取られたと
きにはスイッチが再びオフにされる。
【0004】このような装置にはエアバッグを設けるこ
とができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電池
により電力供給される電気式点火可能状態設定装置を備
えた、上述した型のエアバッグを提案することであり、
この装置は車両の操向ホイール内部に完全に収納される
ことができる、完全に自律的な装置であると共に、上記
車両の使用時のあらゆる状態において、完全に信頼性が
あり、確実であり、また車両の当該の搭乗者を効果的に
保護することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による膨張可能な
安全クッション、あるいはバッグは先述した型の電気式
点火可能状態設定装置を具備する。
【0007】本発明によればこの安全クッションは、車
両の使用を検出して上記車両が使用されていることが検
出されるとすぐに上記装置を自動的に点火可能状態にす
るようにした点火可能状態設定手段と、予め定められた
時間にわたった車両の非使用が検出されるとすぐに点火
可能状態を中断する手段とを具備する。
【0008】本出願人が優位とするところは車両の使用
状態を解析したことであり、また車両の使用を検出する
手段と、車両の使用を示す最後の信号の後に予め定めら
れた時間だけ点火可能状態設定装置を作動状態に維持す
る時間遅延手段とが結合されて協動するような上述した
型のエアバッグに対してこの解析が十分であることを発
見したことであり、したがってこの装置は、危険が生じ
る恐れが存続されつつ車両の使用を検出するのが困難で
ある特別な状況、例えば直線状でかつ完全に平坦な道路
を運転しているときに、赤信号になっている交通信号で
停止している間、あるいは交通渋滞で停止している間な
どの状況において、作動状態を維持する。
【0009】したがって、どんな型の車両にも、操向ホ
イールがバッテリから操向ホイール内部にエネルギを供
給する回転接触装置を具備しない場合にも、搭載され得
る、完全に自律的なエアバッグを製造することが可能で
ある。本発明によるエアバッグは、バッテリから電流の
分配を提供するケーブルが切断されるような偶発的な事
故により生じる事故の場合であっても作動し得る。
【0010】本発明の有利な態様によれば、点火可能状
態設定手段は回転シャフトの回転を検出する検出器を具
備する。
【0011】したがって、少なくとも当該車両の運転者
を保護するようにしたエアバッグに関する限り、操向ホ
イールが回転されたときすぐに点火可能状態設定装置を
オンにすることは容易である。
【0012】本発明の好ましい態様によれば、点火可能
状態設定手段は少なくとも1つの磁石と少なくとも1つ
の磁気リレーとを具備し、この磁気リレーは1つあるい
は複数の上記磁石に対して相対的に変位したときに磁石
の前を通過することによって開くあるいは閉じることが
できる。
【0013】本発明の他の特徴および利点が以下の詳細
な記載によって明らかとなろう。
【0014】
【実施例】添付図面において、単に限定されない実施例
が示される。
【0015】図1の実施例において操向ホイール組立体
1は、さや3内で回動する操向コラム2に固定される。
操向ホイール組立体1は、上部ライニング5と下部ライ
ニング6とがそれぞれ装着された輪4を具備し、これら
上部ライニング5および下部ライニング6は、折たたま
れて使用可能状態にある保護エアバッグ7と、エアバッ
グ7が非常に迅速に膨張するのを可能にする発火ガス発
生器8と、電気点火器9と、衝撃センサ10とを包囲す
る。あらゆる型の、この設備全てはそれ自身公知であ
り、これを詳細に記載する必要はない。組立体1は後述
される他の構成要素をも含む。
【0016】公知の方法によって、上記の設備は、他の
設備と結合されて、電気式点火可能状態設定装置11を
構成し、この電気式点火可能状態設定装置11は危険状
態を検出することができると共にバッグ7を膨張させる
ための発火ガス発生器8を非常に迅速に作動させること
ができる。この装置はさらに、公知の方法によって(図
2および図3参照)、連続した電流源を形成する手段1
2と、電流源12によって電力供給される回路14であ
って、危険状態が検出されたとき上記回路14を閉じる
ことができる、直列に接続された、センサ10と、セン
サ10が上記回路を閉じるとすぐに回路14内を流れる
電流の作動によって発火ガス発生器8を作動させるよう
点火され得る電気点火器9とを具備する回路14と、を
具備する。
【0017】図2に示された実施例において、電流源1
2は、損失の少ない少なくとも1つの長寿命電池12で
あって、電池のほぼ全寿命の間実質的に一定に維持され
た数ボルトの電圧下で数アンペア−時間(Ah)の電荷
を供給することができる長寿命電池12から成り、セン
サ10は、作動されていないときには電力を消費しない
受動衝撃センサであり、蓄電器13は、インピーダンス
が非常に低くかつ漏れ電流が非常に低い、少なくとも1
つの蓄電器から成り、電気点火器9は、オーム抵抗が非
常に低くかつ点火エネルギが非常に低い点火器から成っ
ている。
【0018】電池12、蓄電器13、センサ10および
点火器9は操向ホイール1内の同じ場所に集めて配置さ
れると共に低抵抗の非常に短い回路によって連結され
る。
【0019】電池12の電圧、蓄電器13の容量および
回路14のオーム抵抗は、上記回路がセンサ10により
閉じられたときに予め定められた時間だけかつ予め定め
られた強度の、点火器9を点火させるのに必要な電流が
蓄電器13における放電によって回路14内を流れるよ
うに、選ばれる。
【0020】電池12は例えばリチウム/塩化チオニル
電池であり、この電池は約3.6ボルトの電圧を提供
し、また約10Ahのエネルギを供給することができ
る。この電池は、操向ホイール内部において支配的な温
度に対する耐熱性を有し、その電圧はほぼその全寿命に
わたって実質的に一定に維持される。
【0021】上記温度域において蓄電器13は、有利に
は1オームより低い、好ましくは0.2オームよりも低
いインピーダンスを有し、また同じ温度域において蓄電
器13は、有利には5μAより低い、好ましくは2μA
より低い漏れ電流を有する。
【0022】電気点火器9は、例えば強度がほぼ0.8
Aより低くかつ最小持続期間が約2ms、好ましくは強
度が0.6Aである電流の作動によって点火されること
ができる。着火するためには、例えば約2msの供給に
おいて約2.2mJより低い点火エネルギが必要であ
り、好ましくは約1.7あるいは1.8mJのエネルギ
が必要である。
【0023】装置11は、図2のように連結された4つ
の上記要素、すなわち電池12、蓄電器13、センサ1
0および点火器9から成る回路14によって限定され得
るが、この回路において電流は、もちろん、接地点から
戻される。
【0024】好ましくは、図2に示されるように装置1
1はまた、電池12の電圧を監視する手段と、電池の電
圧が予め定められた最小限界値よりも低くなったときに
監視手段によって作動される警告手段とを具備する。
【0025】公知の方法によって、この監視手段は電池
12の電圧と参照電圧16とを受信する電圧コンパレー
タ15を具備する。電池12の電圧が参照電圧16によ
って定義される予め定められた最小限界値よりも低くな
ったときにはコンパレータ15は、警告用発光ダイオー
ド(LED)18を発光させるタイムベース17に電力
を供給する。
【0026】図3に示された実施例において、本発明に
よる監視装置19は図2の装置11を構成する全ての構
成要素を具備し、これらは図3において同一の参照番号
で示される。
【0027】装置19はさらに、車両が使用されている
ことを検出する点火可能状態設定手段20であって、上
記車両が使用されていることが検出されるとすぐに上記
装置を自動的に点火可能状態にする点火可能状態設定手
段20と、車両が予め定められた時間にわたって非使用
であることが検出されるとすぐに点火可能状態を中断す
る手段とを具備する。
【0028】図示した実施例において点火可能状態設定
手段は回転シャフト、本実施例では操向コラム2の回転
を検出する検出器20を具備する。検出器20の機能は
信号、例えば接触状態の変化を示す信号、あるいは電圧
の有無を示す信号を送信することであり、またこの検出
器は、ここでは記載する必要のない、従来型の電子回路
21と協動されるが、この回路21は上記装置をオンに
する、あるいはオフにすることによって装置19の点火
可能状態設定を制御する、あるいはこれと反対に中断す
ることができる。電子回路21は特に、検出器20から
の車両の使用を示す最後の信号を受信してから予め定め
られた時間、例えば1時間だけ、装置19を点火可能状
態に維持する時間遅延装置21aを具備する。
【0029】装置19はさらに、好ましくは、点火可能
状態設定手段20,21が上記装置を点火可能状態にせ
しめたときに警告手段を作動させる手段を具備し、回路
21はしたがって、装置19がオンにされたときに、例
えば電圧コンパレータ15に連結されて電圧コンパレー
タがタイムベース17を作動させると共に発光ダイオー
ド18を発光させるようにする。したがって、車両内で
操向ホイール1を回動させる運転者には、ダイオード1
8が発光することによって、装置19がオンにされて点
火可能状態であることが知らされる。
【0030】したがって回路14がオンにされると、電
池12は蓄電器13の電荷を補うために弱電流を放電す
ると共に車両が前回使用されたときから蓄電器13にお
いて生じ続ける損失を補う。電池12からのこの弱電流
は、電池12の電極のパッシベーションを少なくとも部
分的に低減するという大きな利点を有し、このため電池
12は永久的に最適な操作状態にある。
【0031】点火可能状態設定手段は、少なくとも1つ
の磁石と少なくとも1つの磁気リレー(リード式中空
体)とを具備してよく、この磁気リレーは磁石に対して
相対的に変位したときに1つあるいは複数の磁石の前を
通過することによって開く、あるいは閉じることができ
る。
【0032】図4に示された実施例において回転検出器
22は、円筒状の中空体24内に収容された可撓性の条
片スイッチ23を具備する。中空体24周りには、環状
ハウジング26の内部を軸方向に自由に移動する環状の
磁石24が配置され、この環状ハウジング26は中空体
24周りに中空体24に対して同軸上に配置される。
【0033】例えば操向ホイール1が中間位置にあると
きに検出器22の軸線が水平になるように検出器22が
操向ホイール1内に固定されると、操向ホイール1の時
計回りの回転によって、図4において中空体24に対し
て右方向へ磁石25が変位し、操向ホイールが反時計回
りに回転されると磁石は、図面において左方向へ変位す
る。磁石25が可撓性条片スイッチ23に沿って通過す
る毎に、スイッチ23は閉じられて電子回路21によっ
て処理された状態変化を示す信号を送信する。
【0034】図示した実施例において、ハウジング26
の両端において磁石のはね返りが生じたときの寄生信号
を阻止するために、環状磁石25をその行程の両端にお
いて制動する手段が設けられる。これらの手段はどんな
公知の型のものでもよく、したがって、図4における右
端にはばね27が配置され、左端には弾性体28と可撓
性制動帯29とが配置され、これらばね27、弾性体2
8および可撓性制動帯29は磁石25を拘束することな
く磁石25を制動できる。U字形状の磁石30は長手方
向において環状ハウジング26を囲み、また磁石30の
S極を構成する枝31を有し、この枝31は磁石25の
N極を構成する一側面32に対向する。同様に、磁石3
0のN極を構成する枝33は磁石25のS極を構成する
他側面34に対向する。
【0035】したがって磁石30により形成される磁界
は、磁石25が枝31,33のいずれか一方に近づいた
ときに、磁石25がこれら枝31,33のうちの一方に
近づくと増大する磁力によって、磁石25を制動する。
【0036】もちろん、これら制動手段のうちの1つの
みを使用してもよく、これらのうちのいくつかを必要に
応じ結合させて使用してもよい。
【0037】図5(A)および図5(B)に示す実施例
において回転検出器35は、操向ホイール1に緊締され
た可撓性条片スイッチ36と、振り子37を形成する要
素とを具備し、この振り子37は、操向ホイール1に固
定された主軸38から懸下されてこの主軸38周りに自
由に回動するようにされる。振り子37は少なくとも1
つの磁石39を担持し、この磁石39は操向ホイール1
がその中間位置に対して回動したときに可撓性条片スイ
ッチ36の前を通過し、このとき主軸38は実質的に水
平である。
【0038】図5(B)に示した実施例において、振り
子は4つの磁石39a,39b,39c,39dを担持
し、操向ホイール1が回動したときにこれら4つの磁石
39a,39b,39c,39dがスイッチ36の前を
通過することによってスイッチ36が閉じられ、このた
め操向ホイール1の回転のより良好な解析が達成でき
る。
【0039】さらに強磁性金属体40が、磁石39a,
39b,39c,39dに対して可撓性条片スイッチ3
6の他側に配置され、このため磁力線が集中してスイッ
チ36による信号の精度が向上される。
【0040】図6に示された実施例において操向ホイー
ル41は装置42を具備し、この装置42はさや3に固
定され操向コラム2に垂直な第1フランジ43と、操向
ホイール41に固定され第1フランジ43に平行な第2
フランジ44とを具備する。
【0041】第1フランジ43および第2フランジ44
はそれぞれ連結手段を担持し、第2フランジ44に担持
されたこの手段が、操向ホイール41の回転時に第1フ
ランジ43に担持された手段の前を通過することによっ
て、少なくとも1つの状態変化を示す信号を送信するよ
うにする。
【0042】図示した実施例において、第1フランジ4
3は何らかの手段、例えばピン45によってさや3の端
部に固定された円板であり、このピン45は円板15が
回動するのを阻止する。フランジ44は操向ホイール4
1の下端に固定された別の円板であり、またフランジ4
4は、操向ホイール41の回転を阻害することなく操向
ホイール41のはね返りを阻止するために、円板43を
把持できる2つの弾性つめ46を担持する。
【0043】図7において実線で示され、また図8に示
された実施例において、第1円板43aは金属から成る
と共に同一の円周上に均等に分配された開口47を具備
し、第2円板44aは第1フィーラ48および第2フィ
ーラ49を具備し、第1フィーラ48は、或る電位下で
第1円板43aに永久的に当接して第1円板43aに電
位を与え、第2フィーラ49は開口47に接触するとき
もあれば隣接する2つの開口47間に位置する金属部分
50に接触するときもある。第2フィーラ49はしたが
って、操向ホイール41が回転したときに、第2フィー
ラ49が開口47の前にあれば電位がない、あるいは第
2フィーラ49が金属部分50の前にあれば電位があ
る、ということのいずれかを検出する。
【0044】図7において破線で示され図8(B)にお
いて実線で示された実施例において第1円板43bは、
同一の円周上に均等に分配されたいくつかの磁石51を
担持し、第2円板44bは少なくとも1つの可撓性条片
スイッチ52を担持し、この可撓性条片スイッチ52は
スイッチ52が磁石51の前を通過する毎に状態変化を
示す信号を送信する。
【0045】本発明の装置の様々な実施例が上述のよう
に記載され、これら全ては操向ホイール内に取付けられ
ることができ、したがってどんな車両に対しても、たと
え上記車両の初期の操向ホイールがバッテリから操向ホ
イールに電流を供給できる回転接触を備えていなくて
も、保護エアバッグが備えられた新規な操向ホイールに
適応することができる。
【0046】本出願人による試験の結果によれば本発明
の装置は、車両における一般的な条件下において、たと
え装置が点火可能状態設定手段を具備していても、少な
くとも5年の耐久性を有する。安全のための要求事項を
考慮すると達成し難い、装置を操向ホイール内に搭載す
ることが、現在まで不可能であると考えられてきたこの
ような耐久性によって可能となるが、これは利用者が長
年の間点火可能状態設定手段の電池を交換すべく車両の
操向ホイールを分解する必要がないことが保証されるた
めである。
【0047】もちろん、本発明は上述した実施例に限定
されず、また本発明の範囲から逸脱することなく本発明
に対する様々な改良および変更がなされ得る。
【0048】したがって、電気点火器に電力を供給する
ために、いくつかの直列および/あるいは並列に接続さ
れた電池と共に、いくつかの並列に接続された蓄電器を
設けることができる。
【0049】上記記載の要求事項に適応する限りどんな
型の衝撃センサおよび点火器も用いることができる。
【0050】もちろんどんな型の回転検出器も用いるこ
とができ、あるいはこの検出器は車両の使用を検出する
他の検出器、例えば車両の加速および減速に対して高感
度である、低い慣性力に対する慣性力検出器に置き換え
得る。
【0051】もちろん、ここに記載の全ての構成要素は
互いに、あるいは他の同様な手段と結合され得る。
【0052】明らかに本発明は、車両の操向ホイール内
に収容されたエアバッグ装置のみに限定されず、また本
発明の装置は発火部材によって起動されるどんな安全設
備にも用いてよく、このとき発火部材自身は電気点火器
により作動され、この安全設備が、例えばシートベルト
の予緊張装置といった自動車分野のものであろうと、他
の分野のものであろうと、車両はどんな機械にも変更し
得る。この装置はしたがって、例えば側部の衝撃から保
護するために車両のドア内に収容されたエアバッグ装
置、あるいは後部座席の搭乗者を保護するために前部座
席のバックレスト内に収容されたエアバッグ装置のため
に使用してもよく、このためこれらの場所まで導線の束
を取付ける必要がない。
【0053】同様に、前部座席の搭乗者を保護すること
ができるエアバッグに関して、電気式点火可能状態設定
回路において、操向ホイールに接近して配置された磁気
リレーを設けることが容易であり、また操向ホイールに
結合された磁石によって作動されることができ、操向ホ
イールからエアバッグまで延びる2つの蓄電器を具備し
たとしてもこの電気式点火可能状態設定回路は、操向ホ
イール内に収容されたエアバッグのための回路のよう
に、完全に自動的で、信頼性が高く、また確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の操向ホイールおよび操向コラムの部分断
面図である。
【図2】本発明による装置の第1実施例を示す簡略化さ
れた電気線図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図2と同様な図であ
る。
【図4】本発明による回転検出器の第1実施例を示す部
分断面図である。
【図5】本発明による回転検出器の第2実施例を示す側
面図(A)および正面図(B)である。
【図6】本発明による回転検出器の他の実施例を示す、
図1と同様な図である。
【図7】図6に示した検出器の構成要素の部分正面図で
ある。
【図8】図6の検出器の変更を示す、図7の線VIII
−VIIIに沿ってみた部分断面図である。
【符号の説明】
2…回転シャフト 3…さや 7…安全クッション 8…発火ガス発生器 9…電気点火器 10…センサ 11,19,42…電気式点火可能状態設定装置 12…電池 14…回路 15,16…監視手段 17,18…警告手段 20,22,35,42;21…点火可能状態設定手段 23…可撓性条片スイッチ 24…中空体 25…環状磁石 26…環状ハウジング 43…第1フランジ 44…第2フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キリアコ ババリディ フランス国,76220 フェルリエレ−アン −ブライ,ルート ドシ(番地なし) (72)発明者 デニ ブルカール フランス国,76220 グルナイ−アン−ブ ライ,リュ バルバカヌ 8

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気式点火可能状態設定装置(19,4
    2)を具備した、車両のための膨張可能な安全クッショ
    ン(7)、特にエアバッグであって、上記電気式点火可
    能状態設定装置(19,42)が危険状態を検出するこ
    とができると共に上記安全クッション(7)を起動する
    ための発火ガス発生器(8)を非常に迅速に作動させる
    ことができ、該装置(11,19,42)が電池(1
    2)により電力供給される回路(14)を具備すると共
    に、危険状態が検出されたときに上記回路(14)を閉
    じることができる、直列に接続された、少なくとも1つ
    のセンサ(10)と、センサ(10)が上記回路(1
    4)を閉じるとすぐに回路(14)内を流れる電流の作
    動によって発火ガス発生器(8)を作動させるよう点火
    され得る電気点火器(9)とを具備し、これら電池(1
    2)、センサ(10)および点火器(9)が同じ場所に
    集めて配置されると共に非常に短い回路(14)により
    連結された、車両のための膨張可能な安全クッション
    (7)において、車両の使用を検出して上記車両が使用
    されていることが検出されるとすぐに上記装置(19,
    42)を自動的に点火可能状態にするようにした点火可
    能状態設定手段(20,22,35,42;21)と、
    予め定められた時間にわたった車両の非使用が検出され
    るとすぐに点火可能状態を中断する手段(21a)とを
    具備した、車両のための膨張可能な安全クッション
    (7)。
  2. 【請求項2】 点火可能状態設定手段が、回転シャフト
    (2)の回転を検出する検出器(20,22,35,4
    2)を具備した、請求項1に記載の安全クッション。
  3. 【請求項3】 電気点火器(9)が、その強度がほぼ
    0.8Aより低くかつ最小持続期間が約2msである電
    流の作動によって点火されることができる、請求項1あ
    るいは請求項2に記載の安全クッション。
  4. 【請求項4】 電池(12)がリチウム/塩化チオニル
    電池である、請求項1から請求項3までのいずれか一項
    に記載の安全クッション。
  5. 【請求項5】 電気点火器(9)が、着火するために、
    約2msの供給において約2.2mJより低い点火エネ
    ルギを必要とする、請求項1から請求項4までのいずれ
    か一項に記載の安全クッション。
  6. 【請求項6】 電池(12)の電圧を監視する手段(1
    5,16)を具備した、請求項1から請求項5までのい
    ずれか一項に記載の安全クッション。
  7. 【請求項7】 電池(12)の電圧が予め定められた最
    小限界値よりも低くなったときに監視手段(15,1
    6)によって作動される警告手段(17,18)をさら
    に具備した、請求項6に記載の安全クッション。
  8. 【請求項8】 点火可能状態設定手段(20,22,3
    5,42;21)が上記装置を点火可能状態にしたとき
    に警告手段(17,18)を作動させる手段を具備し
    た、請求項7に記載の安全クッション。
  9. 【請求項9】 点火可能状態設定手段が少なくとも1つ
    の磁石と少なくとも1つの磁気リレーとを具備し、該磁
    気リレーが1つあるいは複数の上記磁石に対して相対的
    に変位したときに磁石の前を通過することによって開く
    あるいは閉じることができる、請求項1から請求項8ま
    でのいずれか一項に記載の安全クッション。
  10. 【請求項10】 点火可能状態設定手段が、回転シャフ
    ト(2)に対して相対的に固定されると共に中空体(2
    4)内に収容された可撓性の条片スイッチ(23)を具
    備し、中空体(24)が環状ハウジング(26)と同一
    軸線上に配置され、環状ハウジング(26)内におい
    て、上記回転シャフト(2)の回転によって、同一軸線
    上に配置された環状磁石(25)が、それに作用する重
    力によって一方向、あるいは他方向に自由に軸方向に移
    動して上記スイッチ(23)の前を通過するようにし
    た、請求項2あるいは請求項9に記載の安全クッショ
    ン。
  11. 【請求項11】 環状磁石(25)を、その行程の両端
    において制動させるための手段(27,28,29,3
    0)が設けられた、請求項10に記載の安全クッショ
    ン。
  12. 【請求項12】 点火可能状態設定手段が、回転シャフ
    トに固定された可撓性条片スイッチと、振り子を形成す
    る要素とを具備し、該振り子が上記回転シャフトに固定
    されたその軸線周りに自由に回動し、上記振り子が少な
    くとも1つの磁石を担持し、回転シャフトがその中間位
    置に対して回動したときに可撓性条片スイッチが該磁石
    の前を通過するようにした、請求項2あるいは請求項9
    に記載の安全クッション。
  13. 【請求項13】 さや(3)内で回転する上記シャフト
    (2)を備えた安全クッションであって、さや(3)に
    固定され回転シャフト(2)の軸線に垂直な第1のフラ
    ンジ(43)と、回転シャフト(2)に固定され第1の
    フランジ(43)に平行な第2のフランジ(44)とを
    具備し、第1フランジ(43)および第2フランジ(4
    4)がそれぞれ連結手段を担持し、第2フランジ(4
    4)に担持された該手段が、回転シャフト(2)の回転
    時に第1フランジ(43)に担持された手段の前を通過
    することによって、少なくとも1つの状態変化を示す信
    号を送信するようにした、請求項2あるいは請求項9に
    記載の安全クッション。
JP5084469A 1992-04-10 1993-04-12 車両のための膨張可能な安全クッション Pending JPH0616105A (ja)

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FR929204423A FR2689833B1 (fr) 1992-04-10 1992-04-10 Dispositif electrique de veille capable de declencher un appareil de securite sur un vehicule, notamment automobile, et appareil de securite equipe d'un tel dispositif.
FR9204423 1992-04-10

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FR2689833A1 (fr) 1993-10-15
DE4311682A1 (de) 1993-10-14
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US5387006A (en) 1995-02-07

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