JPH06160739A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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Publication number
JPH06160739A
JPH06160739A JP31027492A JP31027492A JPH06160739A JP H06160739 A JPH06160739 A JP H06160739A JP 31027492 A JP31027492 A JP 31027492A JP 31027492 A JP31027492 A JP 31027492A JP H06160739 A JPH06160739 A JP H06160739A
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JP
Japan
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guide member
optical fiber
moving stage
uneven surface
optical switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP31027492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Saito
和人 斉藤
Yukihiro Yokomachi
之裕 横町
Toru Yamanishi
徹 山西
Hideo Kobayashi
英夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP31027492A priority Critical patent/JPH06160739A/ja
Publication of JPH06160739A publication Critical patent/JPH06160739A/ja
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光スイッチにおいて、簡単な構成により、光
ファイバの位置決めと調芯を素早くしかも正確に行な
う。 【構成】 マスター側光ファイバ1を支持する移動ステ
ージ5に設けた凹凸部5aと、ガイド部材6および駆動
板7のそれぞれに設けた凹凸部6a,7aとが互いに噛
み合うように構成され、移動ステージ5とガイド部材6
とは適当強度の磁石により吸引されている。支持部材1
6に形成した複数本のV溝16aにそれぞれn側光ファ
イバ3を嵌合し、押さえ板17で固定されている。そし
て、駆動板7が円環運動することにより、移動ステージ
5はガイド部材6に沿って移動し、凹凸部5a,6aの
噛み合いにより位置決めされると共に、マスター側光フ
ァイバ1の先端は次のV溝6a内において、n側光ファ
イバ3と光結合して光路の切替が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の光ファイバ間で任
意の切替接続が可能な光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より光スイッチの構造に関しては様
々な機構のものが提案されているが、大きく分けると非
機械式と機械式の方式があり、とくに機械式ではミラー
により光路を切替える構造や光ファイバを直接移動する
方法がある。
【0003】これらの方式のうち、機械式の光スイッチ
であって、かつ光ファイバを直接移動する光スイッチで
は、一本または複数本の光ファイバ(マスター側光ファ
イバ)とn本の光ファイバ(n側光ファイバ)を端面同
士で対向させ、マスター側光ファイバを移動させること
により光結合対象のn側光ファイバを切替えるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の光スイッチに
は、1×2光スイッチ、1×n光スイッチ、m×n光ス
イッチ等がある。このうち、1×2光スイッチは切替え
る光ファイバの切り替えポジションを2箇所設定するだ
けでよく、比較的簡単な構造で実現可能である。ところ
が1×n光スイッチやm×n光スイッチにおいては、1
本またはn本のマスター側光ファイバを複数本のn側光
ファイバに対応して複数点に位置決めする必要がある。
この場合、光ファイバ同士の光結合には、軸ずれが1μ
m以下の高精度な位置決めが要求されるが、この様な複
数点の高精度位置決めが可能な光スイッチを作るのは従
来容易ではなかった。
【0005】本発明は上記の欠点を改良したもので、複
数点の高精度な位置決めが可能な光スイッチを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光スイッチ
は第1の光ファイバを支持する移動ステージと、この移
動ステージを互いに噛み合う凹凸面を介して可動的にガ
イドし、かつ位置決めするガイド部材と、上記移動ステ
ージの上記凹凸面が上記ガイド部材の凹凸面を乗り越え
るための乗り越え動作を上記移動ステージに与える円環
駆動手段とからなる第1光ファイバのガイド機構と、支
持部材に形成された略V溝に第2の光ファイバが嵌合さ
れており、上記移動ステージが上記ガイド部材により位
置決めされたとき、上記第1と第2の光ファイバが上記
略V溝内において光結合される第2光ファイバの支持機
構からなることを特徴とする。
【0007】上記の円環駆動手段は、ガイド部材と並設
され、かつガイド部材の凹凸面と同一ピッチの凹凸面部
を有する駆動部材と、この駆動部材の両端部を上下方向
に吸引する双安定ソレノイドと、駆動部材の下方実出部
を当該駆動部材の両端方向に吸引できる双安定ソレノイ
ドとから構成され、上記移動ステージの凹凸面は上記ガ
イド部材の凹凸面を乗り越える際、上駆動部材の凹凸面
と噛み合って支持される構成とするのがよい。
【0008】また、移動ステージの凹凸面が上記ガイド
部材の凹凸面を乗り越える位置に移動したとき、移動ス
テージに支持された第1の光ファイバが上記略V溝を乗
り越える位置に移動するように凹凸面と略V溝の深さを
設定するとよい。
【0009】本発明の光スイッチは、第1の光ファイバ
を支持する移動ステージと、この移動ステージを互いに
噛み合う凹凸面を介して水平方向に可動的にガイドし、
かつ位置決めするガイド部材と、移動ステージの凹凸面
がガイド部材の凹凸面を乗り越えるための乗り越え動作
を、当該移動ステージに与える円環駆動手段とからなる
複数のスイッチ手段を垂直方向に多段に積層なるm×n
光スイッチの一方の選択機構と、第2の光ファイバを支
持する移動ステージと、この移動ステージを互いに噛み
合う凹凸面を介して垂直方向に可動的にガイドし、かつ
位置決めするガイド部材と、移動ステージの凹凸面がガ
イド部材の凹凸面を乗り越えるための乗り越え動作を当
該移動ステージに与える円環駆動手段とからなる複数の
スイッチ手段を、水平方向に多段に積層してなるm×n
光スイッチの他方の選択機構と、マスター側光ファイバ
とn側光ファイバのそれぞれが嵌合できるガイド溝を所
定ピッチで複数有するガイド溝群を具備した光ファイバ
結合部とからなる構成と特徴とする。
【0010】
【作用】光路を切替えるには円環駆動手段によって移動
ステージに上下運動と水平運動を与える。それにより移
動ステージの凹凸面はガイド部材の凹凸面を乗り越えて
次の凹凸面と噛合う。これによって当該移動ステージは
新たな位置に移動され、そこに位置決めされるので、こ
れにより第1と第2の光ファイバ同志の光路の切替えが
行なわれる。しかも、第1と第2の光ファイバ同志の光
結合は、略V溝内で高精度に行なわれる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0012】図1は第1実施例に係る光スイッチの斜視
図である。本実施例の光スイッチは1×n(n=8)光
スイッチであり、1本のマスター側光ファイバ1を可動
的にガイドするガイド機構2と、複数本のn側光ファイ
バ3を支持する支持機構4とが所定の間隔をあけて配置
されている。マスター側光ファイバ1のガイド機構2に
おいては、当該マスター側光ファイバ1が移動ステージ
5を前後方向に挿通してこれに支持されている。移動ス
テージ5は、所定の間隔をおいて平行に配設された基盤
形状のガイド部材6と、この左右のガイド部材6の中間
に配設された駆動板7とによって移動自在に支持されて
いる。
【0013】ガイド部材6と駆動板7の上面には複数の
波形状の凹凸部6a,7aが等間隔に設けられており、
かつそれぞれの凹凸部6aと7aのピッチは同一に設け
られている。一方、移動ステージ5の下面には、上記ガ
イド部材6および駆動板7と係合する波形状の凹凸部5
aが設けられている。これらガイド部材6と駆動板7の
凹凸部6a,7aは、マスター側光ファイバ1の軸線と
略平行になるように形成されている。
【0014】駆動板7は、円環運動起生用の駆動手段に
より左右のガイド部材6の中間において円環運動を行な
うように設けられており、それにより移動ステージ5を
ガイド部材6の凹凸部6aに沿って1ピッチずつ移動さ
せるものである。駆動板7に円環運動を与える手段とし
て本実施例では図3に示されるように第1,第2,第3
の3個の双安定ソレノイド8a,8b,8cが使用され
ている。
【0015】図3において、第1,第2,第3の各双安
定ソレノイド8a,8b,8cは、略コ字形のコア9
と、コア9の両腕部10,10にそれぞれ巻回された第
1,第2コイル11,12と、第1,第2コイル11,
12の中間に位置してコア9に設けられた永久磁石13
とから構成されている。第1と第2の双安定ソレノイド
8a,8bは、駆動板7の磁性を有する両端部7b,7
bに対向して配置される。これら第1と第2の双安定ソ
レノイド8a,8aは、永久磁石13と駆動板7の両端
部7b,7bとの間に所定の間隙14が形成されるよう
配置され、かつ両腕部10,10と両端部7b,7bの
上下面との間にも所定の間隙15をが形成されるように
配設される。
【0016】駆動板7の下部にはに磁性を有する下向き
の突出部7cが形成されており、この突出部7cの下面
に永久磁石13を対向させて第3の双安定ソレノイド8
cが配設されている。この第3の双安定ソレノイド8a
の両腕部10,10は、駆動板7の両端部7b,,7b
側に位置するように設けられている。
【0017】図4には第3の双安定ソレノイド8cによ
る駆動板7の動作原理が示されている。同図において、
右側のコイル12に通電すれば点線の磁束Sが強めら
れ、突出部7cは同図の右側に強く吸引されて右へ動
く。次に同図の左側のコイル11に通電すれば実線の磁
束S1 が強められ、突出部7cは左へ動く。また、両側
のコイル11,12に通電していない状態では、左右ど
ちらか一方に移動した位置において永久磁石13に吸引
され安定な状態、つまり無電力自己保持状態となる。
【0018】第1,第2の双安定ソレノイド8a,8b
による駆動板7の動作原理も第3の双安定ソレノイド8
cの場合と同じである。すなわち、第1,第2の双安定
ソレノイド8a,8bの上側のコイル11,11に通電
することにより、上側のコア腕部が励磁されて駆動板7
が持上げられる。これと反対に、第1,第2の双安定ソ
レノイド8a,8bの下側のコイル12,12が通電す
ることにより、下側のコア腕部が励磁されて駆動板7が
引下げられる。したがって、第1、第2、第3の双安定
ソレノイドに8a、8b、8cの各コイル11、12に
順次通電することにより、駆動板7に円環運動を行わせ
ることができる。
【0019】つぎに、複数本のn側光ファイバ3の支持
機構4には、上面に約0.25mmピッチで8本のV溝
16aが形成された支持部材16が設けられており、各
V溝16aの後端部から8本のn側光ファイバ3がV溝
16a内に導かれたうえ、このn側光ファイバ3が上方
から押さえ板17で押さえられてV溝16aに固定され
ている。n側光ファイバ3の端部はV溝16aの途中ま
で伸びており、図1に示すように、このn側光ファイバ
3の端部と押さえ板17の前端面とが揃った位置に配置
されている。また、移動ステージ5に支持されたマスタ
ー側光ファイバ1は、n側光ファイバ3の支持部材16
方向に延びており、光ファイバ先端部がV溝16aに嵌
合し、かつn側光ファイバの端面と当接するように配置
されている。
【0020】上記の光スイッチにおいて、光ファイバの
光路を切替えるには第1,第2の双安定ソレノイド8
a,8b,8cのそれぞれの2つのコイル11,12に
所定のタイミングで通電することにより、駆動板7に円
環運動を行なわせる。図5〜図8は駆動板7が円環運動
を行なうときの行程図である。図5に示す位置に移動ス
テージ5があるとき、駆動板7が第1,第2の双安定ノ
レイド8a,8bにより持上げられ、つぎに水平方向に
ガイド部材6の凹凸部6aの1ピッチ分移動し、再び下
降する(図6,図7)。このとき移動ステージ5は、そ
の凹凸部5aが駆動板7の凹凸部7aに噛み合った状態
でガイド部材6の凹凸部6aから上方に持ち上げられ、
かつ水平移動して、その凹凸部5aはガイド部材6の凹
凸部6aに移動される。これで移動ステージ5は、ガイ
ド部材6の凹凸部6aの1ピッチ分移動したことにな
り、マスター側光ファイバ1は移動して新しいn側光フ
ァイバ3と光結合して光路の切替えが行なわれる。
【0021】駆動板7は、図7の位置に降下した後、さ
らに下降し図6における移動方向と反対方向に移動し、
そして再び持上り図5の状態となり、これで駆動板7の
1回転の円環運動が完了する。このようにして駆動板7
が同じ場所を円環運動することにより、移動ステージ5
はガイド部材6の凹凸部6aに沿って1ピッチずつ左右
に移動でき光路の切替えが行なわれる。
【0022】図9と図10は第2実施例に係る光スイッ
チを示す。この第2実施例では、移動ステージ5の前端
中央部に凹部18が形成されており、この凹部18にマ
スター側光ファイバ1を支持する首振り支持部材19が
配置され、この首振り支持部材19が支軸20を介して
移動ステージ5に可回動的に支持されている。また、首
振り支持部材19には、例えばコイルバネ21のごとき
回動付勢手段により、この首振り支持部材19の先端が
下がる方向に付勢されている。また、首振り支持部材1
9は、その側面に設けたストッパー22が凹部18の内
側面に設けた係止部23に当接することにより、所定角
度以上の回動が阻止される構成とされている。その他の
構成は第1実施例と同じである。
【0023】第2実施例によると、マスター側光ファイ
バ1の先端が首振り支持部材19によって弾性的に押下
げられているので、V溝16aに安定に嵌合して、この
V溝16aから浮き上るような不具合がない。したがっ
て、V溝16a内でマスター側光ファイバ1とn側光フ
ァイバ3とのスムーズな光結合が可能となる。
【0024】なお、首振り支持部材19は、そのストッ
パー22が係止部23に当接することにより、下方への
回動が阻止されるので、光路の切替えのため移動ステー
ジ5の凹凸部5aが、ガイド部材6の凹凸部6aの山を
乗り越える位置に移動したとき、首振り支持部材19に
支持されたマスター側光ファイバ1はV溝16aの山を
乗り越える位置に移動でき、首振り部材19を設けたこ
とによる不具合はない。
【0025】次に、図11〜図14は第3実施例に係る
光スイッチの斜視図である。この実施例は、m×n光ス
イッチ24であり、マスター側光ファイバ1のマスター
側選択機構25とn側光ファイバ3のn側選択機構26
が光ファイバ結合部27を介して対向配列されている。
このm×n光スイッチ24は、m×nの完全群マトリッ
クス光スイッチとして構成されており、マスター側選択
機構25とn側選択機構26は相互に駆動することによ
り複数本のマスター側光ファイバ1と複数本のn側光フ
ァイバ3同士のすべての光ファイバ間での光路の切替え
が可能な構成とされている。
【0026】このm×n光スイッチ24では、マスター
側選択機構25と光ファイバ結合部27の一端側27a
との間、およびn側選択機構25と光ファイバ結合部2
の他端側27bとの間に、それぞれ1×n光スイッチ2
8,29が構成されている。そして、マスター側選択機
構25においては、上記の1×n光スイッチ28が水平
方向に配置されたうえ、この1×n光スイッチ28が垂
直方向に複数段積層して構成されている。n側選択機構
26においては上記の1×n光スイッチ29が垂直方向
に配置されたうえ、この1×n光スイッチ29が水平方
向に複数段多段に積層して構成されている。
【0027】上記マスター選択機構25とn側選択機構
26のそれぞれの1×光スイッチ28,29の構成およ
びその駆動手段は第1実施例と同様であり、片面に波形
状の凹凸部6aを有するガイド部材6が所定の間隔を離
して配設されており、左右のガイド部材6の間に上記ガ
イド部材6の凹凸部6aと同一形状で同一ピッチの凹凸
部7aを有する駆動板7が配設されている。
【0028】図12,図13に示されるように駆動板7
の両端部7bと下方突出部7cに対向して第1実施例と
同様に第1,第2,第3の双安定ソレノイド8a,8
b,8cが配設されている。また、マスター側光ファイ
バ1を支持する移動ステージ5の凹凸部5aはガイド部
材6の凹凸部6aと駆動板7の凹凸部7aに同時に噛み
合うよう構成されている。
【0029】したがって、マスター側選択機構25とn
側選択機構26において、各段の1×n光スイッチ2
8,29のそれぞれの第1,第2,第3の双安定ソレノ
イド8a,8b,8cに順次通電して、駆動板7に円環
運動を行なわせ、各段の移動ステージ5をガイド部材6
に沿って移動させることによりm×n光スイッチの光路
を切替えることができる。この場合、図14に示すよう
に光ファイバ結合部27の一端側27aにはマスター側
光ファイバ1の先端部が嵌合できるガイド溝30aが、
ガイド部材6の凹凸部6aと同じピッチで水平方向に形
成されており、複数のガイド溝30aによって水平方向
に形成されるガイド溝群30が上下に多段に設けられて
いる。また、光ファイバ結合部27の他端側27には、
n側光ファイバ3の先端部が嵌合できるガイド溝31a
がガイド部材6の凹凸部6aと同じピッチで垂直方向に
形成されており、複数のガイド溝aによって垂直方向に
形成されるガイド溝群31が水平方向に多段に設けられ
ている。これら左右のガイド溝30a,31aはその軸
線が同一線上に揃うように設けられている。
【0030】したがって、マスター側光ファイバ1とn
側光ファイバ3は上記のガイド溝30a,31a上にお
いて各ファイバ先端が調芯された状態で光結合される。
なお、図11では、マスター側選択機構25およびn側
選択機構26の1×n光スイッチ28,29はそれぞれ
4段ずつ図示されているが、これは略図的に示したもの
で、図14の光ファイバ結合部27のごとく垂直方向お
よび水平方向にそれぞれ10段のガイド溝群30,31
が設けられる場合は、これと同数の1×n光スイッチが
マスター側とn側の各選択機構25,26に設けられ
る。
【0031】図15は光ファイバ結合部27の作製例を
示している。まず、同図aに示すように中央部にガイド
孔32を有する所定長、所定径のスリーブ33を複数本
平行に並べて接着剤にて接着し、つぎに図bに示すよう
にスリーブ33の中間部から一端部にかけて中心から上
半部を切削する。つづいてスリーブ33の中間部から他
端部にかけて中心から右半部を切削する。これにより、
2つのガイド溝30a,31aが同一軸線上で接続する
水平方向と垂直方向のガイド溝群30,31を有する光
ファイバ結合部27を容易に作製することができる。
【0032】なお、上記の各実施例において、駆動板7
の円環駆動手段や、光ファイバ結合部27の作製手段等
は必要に応じて設計変更することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る光スイッチによると、互い
に光結合すべき第1と第2の光ファイバのうち、可動側
光ファイバの位置決めを移動ステージとこれをガイドす
るガイド部材のそれぞれに設けた凹凸面の噛み合いによ
って行ない、位置決めした後の高精度の調芯は略V溝内
で行っている。したがって、移動ステージの位置決めと
光ファイバ同士の調芯とが簡潔な構成により行なえるう
え、移動ステージの位置決めは高精度でなくてもよいの
で製作が容易である。
【0034】また、移動ステージは外部駆動手段である
円環駆動手段により、ガイド部材に沿って移動するよう
に構成されているので、移動ステージ自体にアクチュエ
ータを搭載しなくてもよい点で移動ステージの構成の簡
素化と小型化に有利である。また、移動ステージの移動
ストロークの大小に拘らず、円環駆動手段は一定大きさ
の機構で構成できるのでこの点でも小型化に有利であ
る。
【0035】さらに、移動ステージとガイド部材とが噛
み合う凹凸部のピッチは、略V溝のピッチと同じである
から、第1と第2の大体の位置合わせが迅速かつ正確に
できる。さらに、移動ステージとガイド部材とは適度の
力で互いに吸引し合っているので、移動ステージの光路
切替えのための移動と、その後の位置決めのための自己
保持とがスムーズに行なわれる。
【0036】また、本発明に係るm×n光スイッチによ
ると、上記と同じ原理にもとづき、マスター側光ファイ
バとn側光ファイバの移動と位置決めおよび、光ファイ
バ同士の調芯を簡単な構成で、素早く正確に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光スイッチの斜視図
である。
【図2】マスター側光ファイバのガイド機構の拡大斜視
図である。
【図3】駆動板の円環駆動手段の斜視図である。
【図4】上記円環駆動手段の動作原理の説明図である。
【図5】駆動板の円環運動の第1行程図である。
【図6】同上円環運動の第2行程図である。
【図7】同上円環運動の第3行程図である。
【図8】同上円環運動の第4行程図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る光スイッチの斜視図
である。
【図10】首振り支持部材に支持されたマスター側光フ
ァイバとV溝との関係を示す一部断面の説明図である。
【図11】第3実施例に係る光スイッチを一部省略して
示す斜視図である。
【図12】マスター側選択機構の動作原理の説明図であ
る。
【図13】n側選択機構の動作原理の説明図である。
【図14】光ファイバ結合部の斜視図である。
【図15】a,b,cは光ファイバ結合部の作製工程図
である。
【符号の説明】
1…マスター側光ファイバ、2…ガイド機構、3…n側
光ファイバ、4…支持機構、5…移動ステージ、5a…
凹凸部、6…ガイド部材、6a…凹凸部、7…駆動板、
7a…凹凸部、8a,8b,8c…双安定ソレノイド、
16a…V溝、24…m×n光スイッチ、25…マスタ
ー側選択機構、26…n側選択機構、27…光ファイバ
結合部、28,29…1×n光スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山西 徹 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 小林 英夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光ファイバを支持する移動ステー
    ジと、この移動ステージを互いに噛み合う凹凸面を介し
    て可動的にガイドし、かつ位置決めするガイド部材と、
    前記移動ステージの前記凹凸面が前記ガイド部材の凹凸
    面を乗り越えるための乗り越え動作を前記移動ステージ
    に与える円環駆動手段とからなる第1光ファイバのガイ
    ド機構と、 支持部材に形成された略V溝に第2の光ファイバが嵌合
    されており、前記移動ステージが前記ガイド部材により
    位置決めされたとき、前記第1と第2の光ファイバが前
    記略V溝内において光結合される第2光ファイバの支持
    機構からなる光スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記円環駆動手段は、前記ガイド部材と
    並設され、かつ前記ガイド部材の凹凸面と同一ピッチの
    凹凸面部を有する駆動部材と、この駆動部材の両端部を
    上下方向に吸引する双安定ソレノイドと、駆動部材の下
    方突出部を当該駆動部材の両端方向に吸引する双安定ソ
    レノイドとから構成されている請求項1記載の光スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 前記移動ステージの前記凹凸面と前記ガ
    イド部材の前記凹凸面が波形状である請求項1または2
    記載の光スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記移動ステージと前記ガイド部材は磁
    力により互いに吸引されている請求項1ないし3のいず
    れか一項に記載の光スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記移動ステージの前記凹凸面が前記ガ
    イド部材の前記凹凸面を乗り越える位置に移動したと
    き、前記移動ステージに支持された第1の光ファイバ
    が、前記略V溝を乗り越える位置に移動するように前記
    に凹凸面と前記略V溝の深さが設定されている請求項1
    ないし4のいずれか一項に記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 第1の光ファイバを支持する移動ステー
    ジと、この移動ステージを互いに噛み合う凹凸面を介し
    て水平方向に可動的にガイドし、かつ位置決めするガイ
    ド部材と、前記移動ステージの前記凹凸面が前記ガイド
    部材の凹凸面を乗り越えるための乗り越え動作を前記移
    動ステージに与える円環駆動手段とからなる複数のスイ
    ッチ手段を、垂直方向に多段に積層なるm×n光スイッ
    チの一方の選択機構と、 第2の光ファイバを支持する移動ステージと、この移動
    ステージを互いに噛み合う凹凸面を介して垂直方向に可
    動的にガイドし、かつ位置決めするガイド部材と、前記
    移動ステージの前記凹凸面が前記ガイド部材の凹凸面を
    乗り越えるための乗り越え動作を前記移動ステージに与
    える円環駆動手段とからなる複数のスイッチ手段を、水
    平方向に多段に積層してなるm×n光スイッチの他方の
    選択機構と、 前記マスター側光ファイバと前記n側光ファイバのそれ
    ぞれが嵌合できるガイド溝を所定ピッチで複数有するガ
    イド溝群を具備した光ファイバ結合部と、 からなる光スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記円環駆動手段は前記ガイド部材と並
    設され、かつ前記ガイド部材の凹凸面と同一ピッチの凹
    凸面部を有し、この凹凸面部に前記移動ステージの凹凸
    面が噛合できる駆動部材と、この駆動部材の両端部を上
    下方向に吸引する双安定ソレノイドと、駆動部材の下方
    突出部を当該駆動部材の両端方向に吸引する双安定ソレ
    ノイドとから構成されている請求項6記載の光スイッ
    チ。
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