JPH0616044Y2 - 複層ガラス - Google Patents

複層ガラス

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JPH0616044Y2
JPH0616044Y2 JP1987196584U JP19658487U JPH0616044Y2 JP H0616044 Y2 JPH0616044 Y2 JP H0616044Y2 JP 1987196584 U JP1987196584 U JP 1987196584U JP 19658487 U JP19658487 U JP 19658487U JP H0616044 Y2 JPH0616044 Y2 JP H0616044Y2
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JP
Japan
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glass
metal wire
plate
adhesive
layer
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Application number
JP1987196584U
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JPH01100889U (ja
Inventor
邦夫 小松
博久 上村
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築物の窓部等に適用する複層ガラスに関
し、詳細には断熱、遮音に加えて耐火、耐衝撃に好適な
金属線入り複層ガラスの端面部の改良に関する。
〔従来の技術〕 複層ガラスは、間隔をおいて2枚の板ガラス間の周縁部
に吸湿剤を収納した金属あるいは非金属製のスペーサー
枠体を配設し、スペーサー枠体と板ガラスとの間を弾性
接着剤で封止すると共に、該接着剤あるいは性質の異な
る他の接着剤により接合一体化して構成されるが、金属
線入り板ガラスを使用した場合においては、耐火性を考
慮した弾性接着剤の中でも特に耐熱性に富む接着剤に変
更した複層ガラスが知られておる。また、その取付にお
いても板ガラス縁と板ガラスを支持している窓枠体との
間隙より雨水等の水分が浸入した時に金属線が腐蝕さ
れ、これに基因してガラスが破損する事故防止として金
属線が露出するガラス端面には、防錆処理液を塗布する
ようにしたもの、またはポリウレタン等樹脂を射出成形
することにより、2枚の板ガラスの内周面と並びにスペ
ーサー枠体により形成される凹部とを充填形成するだけ
でなく、ガラスの外面周縁部をも被覆する多層ガラスが
知られている。(例えば実開昭55−132134号公報、特公
昭51−7167号公報、特開昭62−246844号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
金属線が露出する端面に防錆処理液を塗布した複層ガラ
スは、加工、運搬、現地取付時において端面等に工具等
の硬質部材と接触、もしくは引き摺り等で塗布剤が部分
剥離してそのまま看過したものや、再度その部分の塗布
を行っても剥離部周辺の除去、清掃が不充分等の理由に
より完全な補修にならず、かかる状態で現地の窓枠体に
組込まれた場合は、常時看視することができない端面部
に雨水の浸入による発銹によって、突然の破損事故を起
こすという問題点がある。また射出成形によって端面を
被覆して防錆する方法は、現状の設備に別途成形用型
枠、射出装置等が必要となり、これによって作業内容も
大幅に増加し、ガラスの板厚、空間層の間隔、ガラスの
大きさ等の各種組合せて小量多品種でなる複層ガラスの
製造には、作業の複雑化、設備費用の増加等でコストア
ップに反映する欠点を有するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した従来技術の問題点を解決するため、簡
易な構成で確実に防錆し、取扱い時の不慮の衝接等にも
充分耐える複層ガラスを提供する目的で、間隔をおいた
少くとも2枚の板ガラス中1枚を金属線入りとし、該各
板ガラスの周辺寄りに吸湿剤を収納した間隔保持部材を
介して内部空間を形成し、対向する前記板ガラス相互間
に亘る内外面周縁に接着剤を充填塗布した複層ガラスに
おいて、前記金属線入り板ガラスを他の構成板ガラスに
比し狭小とし、突出する前記金属線を折り曲げた端面に
前記接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする複層
ガラスである。
〔作用〕
金属線入り板ガラスの端面、すなわち金属線が露出し、
露出した金属線をあるいは折り曲げた端縁周面部分と隣
り合う板ガラスの内縁部分を含め、一体に接着固定する
接着剤を塗布充填して接着層を設けるようにしたことに
より、露出している金属線は被覆されて大気と触れるこ
となく防錆作用を果し、接着層の弾性作用と強力な接着
力によって外部衝撃等による接着層の剥脱は皆無となる
ものである。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例を図面に基づき詳述する。
第1図は本考案にかかるユニット状の複層ガラスの斜視
図、第2図は第1図の中間部を省略した断面図、第3図
は本考案の構成を一辺のみに実施した断面図である。
複層ガラス1は、金属線入り板ガラス2と普通板ガラス
3(以下板ガラスという。)よりなり、板ガラス中に挿
入された金属線10としては、縦、或いは横に平行線とし
て挿入したもの、ガラス四辺と平行する縦、横に交叉す
るように設けた格子網目のもの、さらにガラス四辺と斜
めに線を交叉するように設けた菱形網目のもの等があ
る。かかる金属線入り板ガラス2の端縁を板ガラス3の
端線により2〜5mm狭小とし、端面より突出する金属線
10を軽く折り曲げ、2枚の各板ガラス2、3の面、辺を
平行にしてその周辺縁部間に金属あるいは非金属製スペ
ーサー4を介在させることで、隣合う板ガラス2、3の
端面は、両板ガラス内面間の空間溝を介して段差を設け
るようにするものである。
スペーサー4は、左右対称のボックス状断面をなし、例
えば引抜き加工で鋼板端部を折り曲げた通孔9を設けて
おり、その取付けはガラスの周辺全域に通孔9を各板ガ
ラス2、3の内側に向け、スペーサー4の側面に貼着す
る両面接着テープあるいはブチルゴム6により各ガラス
板の面と接合一体化するもので、スペーサー4の内部す
なわちボックス内には、吸湿剤5が充填されており、ス
ペーサー4と金属線入り板ガラス2、板ガラス3間に形
成される中間層7は後述する接着層8と吸湿剤5によっ
て常時乾乾燥状態にある。また、スペーサー4の外周で
各板ガラス2、3で内面とで形成する凹部には、接着剤
を充填すると共に該接着剤により狭小の金属線入り板ガ
ラス2の端面上にも塗布して突出する金属線10を封着す
る接着、充填層とするものである。
しかして、凹部に充填された接着剤によって中間層7の
気密性は保持され、金属線入り板ガラス2の端面をも接
着剤を塗布して仕上げるようにしたことにより、金属線
10は接着層8内に埋め込まれるものである。
接着層8に使用される接着剤は、例えば液状ポリサルフ
ァイドポリマに硬化剤を添加したようなもので、その性
能は気体および蒸気の遮断、接着性、耐候性に優れてお
り、養生硬化した弾性状の接着層8は、金属線10を被覆
した大気に触れることがなく、したがって金属線10の防
錆を図ることができるものである。
また、本考案においては金属線入り板ガラスの端部に突
出する金属線がある場合には、接着層8に埋入される金
属線10は、屈曲させることにより、補強的役割りも兼
ね、接着性能を高めるものである。また板ガラス3の端
面が接着層8の表面鏝仕上げの当板となるため仕上状態
も良く、接着と中間層7の気密保持を目的とした接着剤
によって金属線10の防錆効果を発揮せしめることができ
るものである。
なお金属線10の防錆は、第3図に示すように一辺のみで
も良く、またはサッシの底辺、立上り部のみ接着層8を
設けるようにしても良く、ガラスの組合せは金属線入り
板ガラス2と板ガラス3の組合せが2枚以上であっても
金属線入り板ガラス2の端縁を他の構成板ガラスに比
し、より狭小とし、その部分に接着剤による接着層8を
設けるようにすればよい。
〔考案の効果〕
本考案は、金属線入り板ガラスを採用するようにした複
層ガラスにおいて、金属線入り板ガラスの板幅、すなわ
ち板面積を他の構成板ガラスに比し縮小し、複層ガラス
端面に相互に段差を設けるようにして、各板ガラスの周
辺に充填する接着剤を金属線が露出する端面上に塗布す
ることよにり、埋入された金属線は大気に触れることが
なく発銹を完全に防止し得るというきわめて簡易な構成
により実用的に顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示し、第1図はユニット状の
複層ガラスの斜視図、第2図は第1図の中間部を省略し
た断面図、第3図は本考案の構成を一辺のみに実施した
断面図である。 ……複層ガラス、2……金属線入板ガラス 3……普通板ガラス、4……スペーサー 8……接着層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をおいた少くとも2枚の板ガラス中1
    枚を金属線入りとし、該各板ガラスの周辺寄りに吸湿剤
    を収納した間隔保持部材を介して内部空間を形成し、対
    向する前記板ガラス相互間に亘る内外面周縁に接着剤を
    充填塗布した複層ガラスにおいて、前記金属線入り板ガ
    ラスを他の構成板ガラスに比し狭小とし、突出する前記
    金属線を折り曲げた端面に前記接着剤を塗布するように
    したことを特徴とする複層ガラス。
JP1987196584U 1987-12-24 1987-12-24 複層ガラス Expired - Lifetime JPH0616044Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987196584U JPH0616044Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24 複層ガラス

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JP1987196584U JPH0616044Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24 複層ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01100889U JPH01100889U (ja) 1989-07-06
JPH0616044Y2 true JPH0616044Y2 (ja) 1994-04-27

Family

ID=31487187

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987196584U Expired - Lifetime JPH0616044Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24 複層ガラス

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JP (1) JPH0616044Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938413Y2 (ja) * 1979-03-10 1984-10-26 日本板硝子株式会社 複層ガラス
JPS55138841U (ja) * 1979-03-24 1980-10-03
JPS5622659A (en) * 1979-07-28 1981-03-03 Morio Watanabe Double-layered glass
JPS56138841U (ja) * 1980-03-16 1981-10-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01100889U (ja) 1989-07-06

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