JPH0616031Y2 - ガラス板の取付け構造 - Google Patents

ガラス板の取付け構造

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JPH0616031Y2
JPH0616031Y2 JP1986030083U JP3008386U JPH0616031Y2 JP H0616031 Y2 JPH0616031 Y2 JP H0616031Y2 JP 1986030083 U JP1986030083 U JP 1986030083U JP 3008386 U JP3008386 U JP 3008386U JP H0616031 Y2 JPH0616031 Y2 JP H0616031Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
adhesive
plate mounting
frame
groove
Prior art date
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JP1986030083U
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English (en)
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JPS62141889U (ja
Inventor
三郎 伊勢谷
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はガラス板の取付け構造に関するものである。
[従来の技術] ガラス板の一方の面をシリコーン樹脂接着剤でサッシュ
に接着することによりガラス板を固定するいわゆる構造
シリコーン工法は広く知られている。
第4図、第5図は構造シリコーン工法の従来例を示す断
面図である。
図に示すようにガラス板1は、枠体2にシリコーン系接
着剤3により接着されており、ガラス板は接着剤の接着
力のみによって枠体に固定される。なお、図中4はシー
ラント、5はガラス板と枠体の間隔を所定値に保つため
のグレージングビードである。この構造シリコーン工法
はサッシュ枠がガラス板面から外側に全く突出しない平
らなガラス張りの壁面が得られる利点がある反面、次の
ような問題点があった。
構造シリコーン工法はガラスを金属枠の中に入れるので
はなく、金属枠にシリコーンで接着し保持するもので、
その安全性は全てシリコーンの接着力の信頼性に頼って
いる。シリコーン自体の耐久性ならびにシリコーンとガ
ラスの接着力の経年変化に対する耐久性については既に
1965年以来20年の実績があり、無事故である。し
かし、シリコーンと金属の接着力については清掃プライ
マー処理をしてもなお信頼性は完全とは云えず、漏水ト
ラブルを起しているのは全てシリコーンと金属の界面剥
離が原因である。従って、第4図または第5図のような
納まりでガラスをシリコーンだけで金属枠に接着してい
ると、万一シリコーンと金属枠との間に界面剥離が生じ
た場合、ガラスはそのまま落下する可能性が生じる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は従来技術が有していた前述の問題点を解消する
ことを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、ガラス板を枠体に接着剤で接着するガラス板の固定
方法において、枠体のガラス板取付け面にガラス板を接
着すべき面と平行な断面の内側が奥に向って大きくなる
部分を有する末拡形状の溝を設け、ガラス板を固定する
接着剤を少なくとも該溝面に沿って充填させ固化させる
ことを特徴とする。
本考案において、接着剤としては耐候性と接着強度を有
するものであれば使用できるが、ゲル状をしたシリコー
ン系接着剤が特に好適である。本考案においてはガラス
板を固定すべき枠体に末拡形状の溝を設ける。末拡形状
とは固化した接着剤がアンカーとして機能するように溝
の内側がガラス板を接着すべき面で平行な断面が奥に向
って大きくなる部分を有する形状を云い、必ずしも溝幅
が奥に向って全体的に大きくなるよう形成する必要はな
く、例えば溝の壁面をジグザグ状或は矢尻状の凹凸に形
成したものも使用できる。なお、溝は枠体のガラス板取
付け面に通常は連続して設けるが、所定の間隔をおいて
孔状に設けてもよい。また接着剤を付与すべき枠体のガ
ラス板取付け面は、予め清掃プライマー処理しておき、
又ガラス板と枠体の間隔を所定値に保つためのグレージ
ングビードを設けておくのが適当である。
ガラス板の取付けは、枠体のガラス板取付け面及び溝に
接着剤を付与した後ガラス板を押付けてもよいが、通常
はサイジングビード等を利用して、ガラス板を予め所定
位置に保持しておき、ガラス板と枠体の間及び溝に接着
剤をコーキングガン等を利用して注入する。
接着剤の固化によりガラス板は枠体に固着され、枠体と
の接着面に剥離が生じても、溝は末拡形状を有している
ため溝中で固化した接着剤がアンカーの役割を果し、ガ
ラス板が落下することはない。
次に本考案の実施例を図面に従って具体的に説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図で、金属枠体
2には截頭台形の溝6が形成されており、シリコーン系
接着剤3を金属枠体2のガラス板取付け面及び溝中に付
与し、ガラス板1を金属枠体に押し付けて接着する。こ
の場合、金属枠体1は図示を省略したが、建物などの構
築体に取り付けられている。図中5はグレージングビー
ドであり、4はシリコーン系シーラントでその一端はサ
ッシュに設けた末拡形状の溝中に充填されている。
第2図は本考案の他の実施例でシーラント4が金属枠体
2にシリコーン系接着剤3で接着固定したガラス板1の
端面に設けられ、ガラス板1の目地部をシールしてい
る。
第3図は、内壁にジグザグ状の凹凸を有する溝6を金属
枠体2のガラス板取付け面に設けた例を示したものであ
る。
[発明の効果] 溝中で一体化に固化した接着剤がアンカーの役割を果し
枠体のガラス板取付け面で剥離を生じてもガラス板が脱
落することがなく、構造シリコーン工法の信頼性を一層
大とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案に係るガラス板取付け部の断面図、
第4,5図は従来例を示す断面図である。 なお、図中1はガラス板、2は枠体、3は接着剤、6は
溝を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板の周辺を枠体に接着剤で接着する
    ガラス板の取付け構造において、前記枠体のガラス板取
    付け面に、内側がガラス板を接着すべき面と平行な断面
    が奥に向って大きくなる部分を有する末拡形状の溝を設
    け、ガラス板を枠体のガラス板取付け面に固定する前記
    接着剤が少なくとも該溝面に沿って充填固化されている
    ことを特徴とするガラス板の取付け構造。
  2. 【請求項2】接着剤はゲル状のシリコーン樹脂であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のガ
    ラス板の取付け構造。
JP1986030083U 1986-03-04 1986-03-04 ガラス板の取付け構造 Expired - Lifetime JPH0616031Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS62141889U JPS62141889U (ja) 1987-09-07
JPH0616031Y2 true JPH0616031Y2 (ja) 1994-04-27

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ID=30834569

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4113126Y1 (ja) * 1964-02-15 1966-06-22
US4543755A (en) * 1984-01-20 1985-10-01 Ppg Industries, Inc. Curtainwall system

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Publication number Publication date
JPS62141889U (ja) 1987-09-07

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