JP2001032504A - タイルの取り付け構造とその取り付け工法 - Google Patents

タイルの取り付け構造とその取り付け工法

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JP2001032504A
JP2001032504A JP11210227A JP21022799A JP2001032504A JP 2001032504 A JP2001032504 A JP 2001032504A JP 11210227 A JP11210227 A JP 11210227A JP 21022799 A JP21022799 A JP 21022799A JP 2001032504 A JP2001032504 A JP 2001032504A
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Japan
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tile
base sheet
adhesive
base
locking
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JP11210227A
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English (en)
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Akio Takatsu
昭生 高津
Katsuhiko Baba
克彦 馬場
Kenichi Hasegawa
健一 長谷川
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HASEGAWA SEISAKUSHO KK
Hasegawa Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
HASEGAWA SEISAKUSHO KK
Hasegawa Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な技能や経験を要することなく、建築
や道路等にタイルを簡易かつ迅速に、しかも確実かつ体
裁良く取り付けられ、その取り付け強度を強化するとと
もに、係止部の強度を増強しタイルを安定して支持さ
せ、かつ該係止部にタイルを円滑かつ確実に掛け止める
一方、施工後タイル相互間からの雨水の侵入を防止し、
万一タイル裏面に侵入した雨水等に対しその排出を促
し、白華現象や冬期におけるタイルの剥落事故を防止
し、長期に亘ってタイル貼りの体裁と安全性を確保する
とともに、平坦な下地に限らず湾曲面を有する建物や床
面、道路等に広く適用できるようにしたタイルの取り付
け構造とその取り付け工法を提供すること。 【解決手段】 係止部4と通孔5を形成したベースシー
ト2を下地1側に固定する。前記係止部4にタイル6を
係止し、タイル裏面を前記ベースシート2に対向配置す
る。前記通孔5に臨むタイル6の裏面と前記下地側表面
との間に接着剤7を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特別な技能や経験を
要することなく、建物や道路等にタイルを簡易かつ迅速
に、しかも確実かつ体裁良く取り付けられ、その取り付
け強度を強化するとともに、係止部の強度を増強しタイ
ルを安定して支持させ、かつ該係止部にタイルを円滑か
つ確実に掛け止める一方、施工後タイル相互間からの雨
水の侵入を防止し、万一タイル裏面に侵入した雨水等に
対しその排出を促し、白華現象や冬期におけるタイルの
剥落事故を防止し、長期に亘ってタイル貼りの体裁と安
全性を確保するとともに、平坦な下地に限らず湾曲面を
有する建物や道路等に広く適用できるようにしたタイル
の取り付け構造とその取り付け工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物等の壁体に対するタイル貼
りは、一般に特別の技能や長年の経験を要して、素人で
はなかなか難しく、またその出来映えも見劣りしてしま
う等の問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解決するものと
して、特許第2649882号公報では、建築物等の壁
体表面に係止部を設けたベース板を取り付け、該係止部
にタイルの裏面および底面に形成した係止溝を掛け止
め、タイル相互間には目地部材を充填して、施工する工
法が示されている。
【0004】また、前記公報にはベース板を省略し、建
築物等の壁体表面に係止部を有する長尺の係止部材を直
接取り付け、前記係止部にタイルの裏面および底面に形
成した係止溝を掛け止め、かつ該係止溝と係止部に接着
剤を塗布するとともに、タイルの下端部裏面と壁体表面
との間に接着剤を塗布し、更にタイル相互間に目地部材
を充填して、施工する工法が示されている。
【0005】しかし、これらの工法は何れもベース板の
剛性が大きいため、平坦な下地に施工が限定され、しか
も施工が煩雑で工期が長期化し工費が嵩む上に、タイル
裏面の大半部とベース板ないし壁体表面との間に微小な
空隙が形成されて取り付け強度に不安があり、例えば地
震時にタイルが独自に揺動して、前記係止部材を変形さ
せたり固定部材を引き抜いて、タイルを崩落させる惧れ
がある。
【0006】この場合、係止部材をコンクリートで一体
成形し、その表面に前記係止溝に嵌合可能な係止部を突
設成形したものは大重量になり、壁体および係止部材を
固定する固定部材の負担が増大し、建築物が不安定にな
ったりタイルが崩落する事態を誘発して採用できない。
【0007】また、前記公報のものは目地部をモルタル
単体で充填しているため、目地部から雨水がタイル裏面
に侵入し易く、また一旦雨水等が侵入すると排出が困難
になり、これが目地から外へ染み出てタイル面を白く汚
損する白華現象を誘発したり、冬期にはそれが凍結して
タイルが剥落する不安があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、特別な技能や経験を要することなく、建物
や道路等にタイルを簡易かつ迅速に、しかも確実かつ体
裁良く取り付けられ、その取り付け強度を強化するとと
もに、係止部の強度を増強しタイルを安定して支持さ
せ、かつ該係止部にタイルを円滑かつ確実に掛け止める
一方、施工後タイル相互間からの雨水の侵入を防止し、
万一タイル裏面に侵入した雨水等に対しその排出を促
し、白華現象や冬期におけるタイルの剥落事故を防止
し、長期に亘ってタイル貼りの体裁と安全性を確保する
とともに、平坦な下地に限らず湾曲面を有する建物や道
路等に広く適用できるようにしたタイルの取り付け構造
とその取り付け工法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、係止部と通孔を形成したベースシートを下地側に
固定し、前記係止部にタイルを係止し、タイル裏面を前
記ベースシートに対向配置したタイルの取り付け構造に
おいて、前記通孔に臨むタイルの裏面と前記下地側表面
との間に接着剤を充填し、特別な技能や経験を要するこ
となく、建物の壁面や床面、道路等の下地にタイルを簡
易かつ迅速に、しかも確実かつ体裁良く取り付けられる
とともに、前記接着剤を介しタイルを直接下地側表面に
接着して、タイルの取り付け強度を強化するようにして
いる。
【0010】請求項2の発明は、前記タイルの裏面を前
記接着剤を介してベースシートに密着固定し、タイルと
ベースシートと下地との一体化を図り、タイルの取り付
け強度を強化するとともに、振動や衝撃によるタイル独
自の動揺を阻止し、係止部の変形やベースシートの剥離
を防止して、前記強度の強化を増進するとともに、施工
の信頼性を向上するようにしている。請求項3の発明
は、前記タイルの裏面全域を前記接着剤を介して、ベー
スシートおよび前記下地側表面に密着固定し、タイルの
裏面を広域に密着固定して、前記タイルの取り付け強度
を増進し、施工の信頼性を向上するようにしている。
【0011】請求項4の発明は、前記タイル相互間を前
記接着剤とモルタルとで内外二層に充填し、前記接着剤
を前記ベースシートに接着して、タイル相互間の接着力
を強化するとともに、当該部を緻密に構成して、タイル
相互間からの雨水等の侵入を防止し、雨水等による白華
現象や凍結によるタイルの剥落を防止し、長期に亘って
タイル貼りの体裁と安全性を確保するようにしている。
請求項5の発明は、前記係止部の断面形状を略U字形ま
たは略鋸歯形に形成し、係止部の強度を増強しタイルを
安定して支持するとともに、係止部を略鋸歯形断面に形
成することで、該係止部をタイル裏面の係止溝に円滑か
つ確実に係止させ、前記係止溝に切断バリ等の異物が存
在する事態に対応可能にしている。
【0012】請求項6の発明は、前記ベースシートを柔
軟なフィルム状に構成し、平坦な下地に限らず、湾曲面
を有する建物や道路等にベースシートを取り付けられ、
該シートを介し前記下地にタイル貼りを施工し得るよう
にしている。請求項7の発明は、前記係止部のタイルの
継ぎ目に対応する位置に指標部を設け、該指標部を目安
にタイル貼りを容易かつ体裁良く行なえるようにしてい
る。請求項8の発明は、前記指標部が排水溝であり、指
標部を明確にするとともに、排水溝を介してタイル裏面
に侵入した雨水等の排水を促し、白華現象や冬期におけ
るタイルの剥落事故を防止し、長期に亘ってタイル貼り
の体裁と安全性を確保するようにしている。
【0013】請求項9の発明は、係止部と通孔を形成し
たベースシートを下地側に固定し、前記係止部にタイル
を係止し、タイル裏面を前記ベースシートに対向配置す
るタイルの取り付け工法において、前記下地側に固定し
たベースシート表面またはタイルの裏面に接着剤を塗布
し、該接着剤を介して前記タイルをベースシートに押し
付け、少なくとも前記通孔に臨むタイル裏面と前記下地
側表面との間に接着剤を充填し、建物の壁面等の下地に
タイルを簡易かつ迅速に、しかも確実かつ体裁良く取り
付けられるとともに、前記接着剤を介しタイルを直接下
地側表面に接着して、タイルの取り付け強度を強化する
ようにしている。この場合、ベースシート表面に接着剤
を塗布し、該接着剤上からタイルをベースシートに押し
付けて貼り付ければ、タイルにいちいち接着剤を塗布す
る面倒がなく、迅速かつ能率良く施工することができ、
またタイルの裏面に接着剤を塗布し、該タイルをベース
シートに押し付けて貼り付ければ、接着剤の使用量が低
減し工費を低減することができるとともに、接着剤のオ
ープンタイム超過の心配がない。
【0014】請求項10の発明は、前記タイルの裏面を
前記接着剤を介してベースシートに密着固定し、タイル
とベースシートと前記下地側壁面との一体化を図り、タ
イルの取り付け強度を強化するとともに、振動や衝撃に
よるタイル独自の動揺を阻止し、係止部の変形やベース
シートの剥離を防止して、前記強度の強化を増進すると
ともに、施工の信頼性を向上するようにしている。請求
項11の発明は、前記タイルの裏面全域を前記接着剤を
介して、ベースシートおよび前記下地側表面に密着固定
し、タイルの裏面を広域に密着固定して、前記強度の強
化を更に増進し、施工の信頼性を向上するようにしてい
る。請求項12の発明は、前記ベースシートを垂直若し
くは傾斜壁面または水平若しくは傾斜平面の下地側に固
定し、前記ベースシートを用いて建物の壁面や床面、道
路等に対するタイル貼りを可能にしている。請求項13
の発明は、前記ベースシートを柔軟なフィルム状に構成
し、該ベースシートを水平若しくは傾斜平面または凹状
若しくは凸状湾曲面の下地側に固定し、前記ベースシー
トを用いて平坦な下地に限らず、湾曲面を有する建物や
道路等に対するタイル貼りに適用できるようにしてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を下地が垂直壁面で
ある場合に適用した図示の実施形態について説明する
と、図1乃至図4において1は建築物等のコンクリート
製の壁体、パネル等の下地で、その表面に後述する複数
のタイルを貼り付け可能な単一または複数のベースシ−
ト2が、工業用ステープル、釘等の固定部材3を介して
取り付けられている。
【0016】前記ベースシ−ト2は合成樹脂板またはア
ルミニウム板、金網、ステンレス鋼板等の軽量な金属板
若しくは金属部材で構成され、この実施形態では図2の
ような縦長矩形の合成樹脂板で構成され、その表面にビ
ード状の複数の係止部4が幅方向に平行かつ等間隔に形
成されている。
【0017】前記係止部4は図4のように略コ字形断面
形状若しくは略U字形断面形状に形成され、その相隣接
する各係止部4,4の間に複数の通孔5が等間隔に形成
されている。前記通孔5は実施形態の場合、長孔状に形
成され、その上下に隣接する通孔5,5を千鳥状に配置
していて、その一列置きの通孔5を図示のように、その
長さ方向の略1/2でベースシート2の側端部に開口し
ている。
【0018】前記係止部4に後述の係止溝を介してタイ
ル6が掛け止められ、該タイル6の裏面とベースシ−ト
2との間に合成樹脂系の接着剤7が充填されている。
【0019】前記タイル6の裏面に3つの係止溝8が平
行に形成され、その上下位置の2つの係止溝8に前記係
止部4が適宜な裕度で挿入されている。前記係止溝8の
幅は係止部4の幅よりも幅広に形成され、それらの嵌合
に適宜な裕度を与えている。この他、図中9はタイル
6,6間に充填したモルタル等の目地部材である。
【0020】このように構成したタイルの取り付け構造
において、垂直壁面の下地1にタイル貼りする場合は、
墨糸を介して下地1の表面を水平および垂直に墨付け
し、下地1表面にベースシート2の割り付けを行なう。
【0021】次に前記墨に基いてベースシート2を下地
1に配置し、該シート2を工業用ステープルまたは釘等
の固定部材3を用いて下地1に固定する。この場合、ベ
ースシート2は合成樹脂製で軽量であるから、前記シー
ト2の固定作業を容易に行なえるとともに、固定部材3
の負担にならずに済み、下地1の安定に支障を来さな
い。なお、下地1の横方向にベースシート2を取り付け
る場合、相隣接するベースシート2を所定間隔に配置す
る。
【0022】こうして、下地1の表面全域にベースシー
ト2を取り付け後、その施工面を単一または複数のベー
スシート2毎に複数に区画し、その区画毎にタイル貼り
を行なう。この場合、各施工区画の面積はベースシート
2に塗布する接着剤7の性質とその塗り置き時間、いわ
ゆるオープンタイムを考慮して決定され、その表面に前
記接着剤7を係止部4の高さと略同高厚に塗布する。
【0023】この後、前記接着剤7の塗布面にタイル6
の裏面を押し付け、該裏面の係止溝4をベースシート2
の係止部4に押し込む。その際、接着剤7の流動性を無
視できないときは、施工区域の上方から順次下方へタイ
ル貼りすることが望ましい。
【0024】このようにすると、係止溝8と係止部4と
の空隙部と、通孔5と中央の係止溝8との間に接着剤7
が充填され、また各係止溝8の内面と係止部4表面、お
よびタイル6裏面の上下端面とベースシート2との間
に、薄層状の接着剤7が介在する(図示略)。また、そ
の際、接着剤7の一部が押し退けられてタイル6の上下
および側方へ移動し、タイル6,6間のタイル目地スペ
ースを充填する。この状況は図1のようである。
【0025】そして、同列の係止部4,4に目地スペー
スを残してタイル6を掛け止め、次列の係止部4,4に
タイル6を同様に掛け止める。以後、同様にタイル6を
掛け止め、接着剤7を塗布した一定区画のベースシート
2にタイル6の掛け止めを終えたところで、隣接の施工
区画のベースシート2に接着剤7を塗布し、前述と同様
な要領でタイル6を掛け止める。
【0026】このように前記作業は係止部4に沿ってタ
イル6を掛け止めればよく、タイル貼り毎に水糸を張設
する従来の作業の煩雑を解消し、これを簡易かつ迅速に
施工できるとともに、タイル6がずれ落ちる心配がな
く、係止部4が一種の定規として機能し、タイル6を体
裁良く貼り付けられる。
【0027】したがって、接着剤7の前記オープンタイ
ムを確実に遵守でき、タイル6の接着力低下や剥離を防
止できる。しかも、上記のようにタイル6を掛け止める
ことで、上下のタイル6,6間に等幅の目地スペースが
自然に形成され、施工の容易化と良好な体裁を増進す
る。
【0028】そして、各施工区画のベースシート2上の
接着剤7が硬化したところで、タイル6,6間の目地ス
ペースにモルタル等の目地部材9を充填する。目地部材
9の硬化後、他の施工区画の目地部材9の硬化を待って
一緒にタイル6表面を洗浄し、一連のタイル貼り作業を
終了する。
【0029】こうしてタイル6を貼り終えた施工後の状
況は図1のようで、下地1の表面にベースシート2が固
定され、該シート2に突設した係止部4に接着剤7を介
して、タイル6裏面の係止溝8が係止かつ接着され、タ
イル6,6間には接着剤7と目地部材9が充填されてい
る。
【0030】そして、前記タイル6は通孔5と係止溝8
の間に充填された接着剤7によって下地1に接着され、
また係止溝8を含むタイル6の裏面全域が、ベースシー
ト2と係止部4周面との間に介在する層状および充填さ
れた接着剤8によってベースシート2に接着され、更に
隣接するタイル6,6間を接着剤7と目地部材9の双方
で接着されている。
【0031】したがって、タイル6の裏面は通孔5の接
着剤7を介して下地1に直接固定され、またタイル6の
裏面が薄層状の接着剤7を介してベースシート2の表面
に密着しているから、タイル6の取り付け強度が強化さ
れるとともに、下地1とベースシート2とタイル6との
一体化が増大し、地震等に対する安全性が向上する。
【0032】しかも、タイル6,6間を接着剤7と目地
部材9とで内外二層状に緻密に充填しているから、目地
からの雨水の侵入を防止し、白華現象や雨水凍結による
タイル6の剥落を未然に防止する。したがって、タイル
裏面とベース板ないし下地との間に空隙部が存在する従
来のもののように、タイルの動揺を助長し、固定部材を
引き抜いたり係止部材を変形させ、タイルの崩落を招く
ことはない。
【0033】なお、前述の実施形態はベースシート2に
塗布した接着剤7にタイル6の裏面を押し付けてタイル
貼りしているが、例えばこの反対にタイル6裏面の各係
止溝8に接着剤7を充填し、前記係止溝8を係止部4に
押し込んでベースシート2に貼り付けてもよく、そのよ
うにすることで接着剤7の使用量を節減し得、また施工
後の品質および仕上りも前述の実施形態と同様な結果が
得られる。
【0034】図5乃至図12は本発明の他の実施形態を
示し、前述の実施形態の構成と対応する部分には同一の
符号を用いている。このうち、図5は本発明の第2の実
施形態を示し、この実施形態はベースシート2の他の形
態であって、係止部4のピッチを広く形成し、ベースシ
ート2の構成と製作を簡単にしている。また、係止部4
をタイル6裏面の上側の係止溝8のみに掛け止め、該掛
け止め作業の容易化を図る一方、タイル6裏面の中間部
および下側の係止溝8,8に接着剤7を充填し、タイル
6の取り付け強度の増強を図っている。
【0035】図6および図7は本発明の第3の実施形態
を示し、この実施形態は係止部4の断面形状を略コ字形
状の代わりに、略鋸歯状若しくは直角三角形状に形成
し、係止部4を円滑かつ確実に係止溝8に係止可能にし
ている。すなわち、タイル6の成形後、これを所定寸法
に切断する際、係止溝8の側端部に突出するバリ11に
よって、係止溝8の口縁部が狭小かつ浅底になる。この
ような場合、係止部4の断面形状が略コ字形状である
と、係止溝8との係止に確実性と円滑性を欠くことにな
るが、係止部4を前記のように構成することで、前記問
題を解決している。
【0036】また、係止部4を略鋸歯状若しくは直角三
角形状に形成することで、その断面積が略コ字形状のも
のに比べて小さくなり、それだけ係止部4の肉厚の低下
を抑制し、当該部の強度低下を阻止している。この効果
は、ベースシート2を合成樹脂製とし、これを真空吸引
法によって係止部4を成形する場合に好適である。
【0037】図8および図9は本発明の第4の実施形態
を示し、この実施形態はベースシート2の更に他の形態
であって、係止部4のタイル6,6の継ぎ目に対応する
位置、つまり目地スペースに、指標部10として有底の
排水溝を形成している。前記排水溝10は係止部4を目
地幅相当分切欠き、その溝底をベースシート2の表面と
同一面に形成していて、これらを不連続に連通させてい
る。
【0038】このうち、図8は係止部4の長さ方向に沿
って、タイル6の2個分置きに指標部10を設け、図9
はタイル6毎に指標部10を設けている。したがって、
前記指標部10を目安にタイル6を貼り付けていけば、
タイル貼りが一層容易になり、また体裁も良好になる。
【0039】その際、排水溝10に接着剤7が充填され
ないよう適宜措置する。この取り付け状況は図1と実質
的に同一で、タイル6の貼り付け後、排水溝10は相互
に連通している。したがって、タイル6表面の雨水は排
水溝10に導かれて流下し、またタイル6の裏面に侵入
した雨水は、排水溝10に染み出し、該溝10に導かれ
て順次下方へ移動し外部に排出される。このようにする
ことで、前記雨水による白華現象や凍結によるタイル6
の剥落を防止する。
【0040】図10は本発明の第5の実施形態を示し、
この実施形態はベースシート2の別の形態であって、ベ
ースシート2を縦長に形成する代わりに横長に形成し、
また通孔5の形状を長孔と円孔の二様に形成し、かつこ
れらを交互に配置して、通孔5による空隙の面積を低減
し、ベースシート2の強度低下を防止している。
【0041】図11および図12は本発明の第6の実施
形態を示し、この実施形態はベースシート2の更に別の
形態であって、係止部4をビード状に形成する代わり
に、通孔5の両端部斜め上および通孔5の直下位置に横
長矩形の短小な係止部4aを形成し、ベースシート2の
構成と製作の簡潔化を図るようにしている。この実施形
態のタイル6は、係止溝8を省略して平坦面に形成して
いるが、係止溝8を有する前述のタイル6に適用するこ
とも可能である。
【0042】そして、タイル6の貼り付に際しては 下
地1に取り付けたベースシート2に接着剤7を所定量塗
布し、該接着剤7上からタイル6の裏面を係止部4aに
掛け止める代わりに、上下一組3個の係止部4aの間に
タイル6を嵌め込み、該タイル6を挟持かつ接着固定す
るとともに、上下のタイル6,6間に係止部4a幅の目
地スペースを形成し、該スペースに目地部材9を充填し
て、タイル貼りを簡易かつ迅速に施工可能にしている。
【0043】なお、前述の実施形態は何れも下地1とし
て、垂直な壁面に施工しているが、この例に限らず建物
や道路等の傾斜面に施工することも可能である。その場
合、ベースシート2を薄厚で柔軟なフィルム状に構成す
れば、平坦面や傾斜面の下地1に限らず、凹状若しくは
凸状の湾曲面の下地1にベースシート2を取り付けるこ
とができ、該シート2を介してタイル6の貼り付けが可
能になる
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、通孔に臨むタイルの
裏面と前記下地側表面との間に接着剤を充填したから、
特別な技能や経験を要することなく、建物の壁面や床
面、道路等の下地にタイルを簡易かつ迅速に、しかも確
実かつ体裁良く取り付けることができ、しかも接着剤を
介しタイルを直接下地側表面に接着して、タイルの取り
付け強度を強化することができる。請求項2の発明は、
前記タイルの裏面を前記接着剤を介してベースシートに
密着固定したから、タイルとベースシートと下地との一
体化を図れ、タイルの取り付け強度を強化するととも
に、振動や衝撃によるタイル独自の動揺を阻止し、かつ
係止部の変形やベースシートの剥離を防止して、前記強
度の強化を増進するとともに、施工の信頼性を向上する
ことができる。
【0045】請求項3の発明は、前記タイルの裏面全域
を前記接着剤を介して、ベースシートおよび前記下地側
表面に密着固定したから、タイルの裏面を広域に密着固
定し、前記タイルの取り付け強度を増進し、施工の信頼
性を向上することができる。請求項4の発明は、前記タ
イル相互間を前記接着剤とモルタルとで内外二層に充填
し、前記接着剤を前記ベースシートに接着したから、タ
イル相互間の接着力を強化するとともに、当該部を緻密
に構成して、タイル相互間からの雨水等の侵入を防止
し、雨水等による白華現象や凍結によるタイルの剥落を
未然に防止し、長期に亘ってタイル貼りの体裁と安全性
を確保することができる。
【0046】請求項5の発明は、前記係止部の断面形状
を略U字形または略鋸歯形に形成したから、係止部の強
度を増強しタイルを安定して支持することができるとと
もに、係止部を略鋸歯形断面に形成することで、該係止
部をタイル裏面の係止溝に円滑かつ確実に係止させ、前
記係止溝に切断バリ等の異物が存在する事態に対応する
ことができる。請求項6の発明は、前記ベースシートを
柔軟なフィルム状に構成したから、垂直面や傾斜面、平
坦面等の下地に限らず、湾曲面を有する建物や道路等に
ベースシートを取り付けることができ、該シートを介し
前記下地にタイル貼りを施工することができる。請求項
7の発明は、前記係止部のタイルの継ぎ目に対応する位
置に指標部を設けたから、該指標部を目安にタイル貼り
を容易かつ体裁良く行なうことができる請求項8の発明
は、前記指標部が排水溝であるから、指標部が明確にな
るとともに、排水溝を介してタイル表面の雨水を誘導
し、またタイル裏面に侵入した雨水の排出を促すことが
でき、該雨水による白華現象や冬期におけるタイルの剥
落事故を防止し、長期に亘ってタイル貼りの体裁と安全
性を確保することができる
【0047】請求項9の発明は、下地側に固定したベー
スシート表面またはタイルの裏面に接着剤を塗布し、該
接着剤を介して前記タイルをベースシートに押し付け、
少なくとも前記通孔に臨むタイル裏面と前記下地側表面
との間に接着剤を充填したから、建物の壁面や床面、道
路等の下地にタイルを簡易かつ迅速に、しかも確実かつ
体裁良く取り付けることができるとともに、前記接着剤
を介しタイルを直接下地側表面に接着して、タイルの取
り付け強度を強化することができる。この場合、ベース
シート表面に接着剤を塗布し、該接着剤にタイルを押し
付けて貼り付ければ、タイルにいちいち接着剤を塗布す
る面倒がなく、迅速かつ能率良く施工することができ、
またタイルの裏面に接着剤を塗布し、該タイルをベース
シートに押し付けて貼り付ければ、接着剤の使用量が低
減し工費を低減することができるとともに、接着剤のオ
ープンタイム超過の心配がない等の効果がある
【0048】請求項10の発明は、前記タイルの裏面を
前記接着剤を介してベースシートに密着固定したから、
タイルとベースシートと前記下地側壁面との一体化を図
れ、タイルの取り付け強度を強化するとともに、振動や
衝撃によるタイル独自の動揺を阻止し、係止部の変形や
ベースシートの剥離を防止して、前記強度の強化を増進
するとともに、施工の信頼性を向上することができる。
請求項11の発明は、前記タイルの裏面全域を前記接着
剤を介して、ベースシートおよび前記下地側表面に密着
固定したから、タイルの裏面を広域に密着固定し、前記
強度の強化を更に増進して、施工の信頼性を向上するこ
とができる。
【0049】請求項12の発明は、前記ベースシートを
垂直若しくは傾斜壁面または水平若しくは傾斜平面の下
地側に固定したから、前記ベースシートを用いて建物の
壁面や床面、道路等に対するタイル貼りを行なうことが
できる。請求項13の発明は、前記ベースシートを柔軟
なフィルム状に構成し、該ベースシートを水平若しくは
傾斜平面または凹状若しくは凸状湾曲面の下地側に固定
したから、前記ベースシートを用いて湾曲面を有する建
物や道路等に対するタイル貼りを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図で、タイルの貼
り付け後の状況を示している。
【図2】図1の実施形態に適用したベースシートの正面
図である。
【図3】図2の一部を拡大して示す正面図である。
【図4】図3のA―A線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の要部を示す断面図
で、タイルの貼り付け後の状況を示している。
【図6】本発明の第3の実施形態の要部を拡大して示す
断面図で、タイルの貼り付け後の状況を示している。
【図7】図6の実施形態に適用したタイルとベースシー
トとの係止状況を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態を示す正面図で、指標
部である排水溝をタイルの2個置きに設けたベースシー
トを示している。
【図9】前記第4の実施形態の応用例を示す正面図で、
指標部である排水溝をタイル毎に設けたベースシートを
示している。
【図10】本発明の第5の実施形態を示す正面図で、ベ
ースシートの他の形態を示している
【図11】本発明の第6の実施形態の要部を示す正面図
である。
【図12】図11のB―B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 下地(壁体) 2 ベースシート 4,4a 係止部 5,5a 通孔 6 タイル 7 接着剤 10 指標部(排水溝)
フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA13 AA14 AA15 AA27 AA41 BA12 BC14 CA04 CA17 DA12 DC21

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止部と通孔を形成したベースシートを
    下地側に固定し、前記係止部にタイルを係止し、タイル
    裏面を前記ベースシートに対向配置したタイルの取り付
    け構造において、前記通孔に臨むタイルの裏面と前記下
    地側表面との間に接着剤を充填したことを特徴とするタ
    イルの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記タイルの裏面を前記接着剤を介して
    ベースシートに密着固定した請求項1記載のタイルの取
    り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記タイルの裏面全域を前記接着剤を介
    して、ベースシートおよび前記下地側表面に密着固定し
    た請求項1記載のタイルの取り付け構造。
  4. 【請求項4】 前記タイル相互間を前記接着剤とモルタ
    ルとで内外二層に充填し、前記接着剤を前記ベースシー
    トに接着した請求項1記載のタイルの取り付け構造。
  5. 【請求項5】 前記係止部の断面形状を略U字形または
    略鋸歯形に形成した請求項1記載のタイルの取り付け構
    造。
  6. 【請求項6】 前記ベースシートを柔軟なフィルム状に
    構成した請求項1記載のタイルの取り付け構造。
  7. 【請求項7】 前記係止部のタイルの継ぎ目に対応する
    位置に指標部を設けた請求項1記載のタイルの取り付け
    構造。
  8. 【請求項8】 前記指標部が排水溝である請求項7記載
    のタイルの取り付け構造。
  9. 【請求項9】 係止部と通孔を形成したベースシートを
    下地側に固定し、前記係止部にタイルを係止し、タイル
    裏面を前記ベースシートに対向配置するタイルの取り付
    け工法において、前記下地側に固定したベースシート表
    面またはタイルの裏面に接着剤を塗布し、該接着剤を介
    して前記タイルをベースシートに押し付け、少なくとも
    前記通孔に臨むタイル裏面と前記下地側表面との間に接
    着剤を充填することを特徴とするタイルの取り付け工
    法。
  10. 【請求項10】 前記タイルの裏面を前記接着剤を介し
    てベースシートに密着固定する請求項9記載のタイルの
    取り付け工法。
  11. 【請求項11】 前記タイルの裏面全域を前記接着剤を
    介して、ベースシートおよび前記下地側表面に密着固定
    する請求項9記載のタイルの取り付け工法。
  12. 【請求項12】 前記ベースシートを垂直若しくは傾斜
    壁面または水平若しくは傾斜平面の下地側に固定する請
    求項9記載のタイルの取り付け工法。
  13. 【請求項13】 前記ベースシートを柔軟なフィルム状
    に構成し、該ベースシートを水平若しくは傾斜平面また
    は凹状若しくは凸状湾曲面の下地側に固定する請求項9
    記載のタイルの取り付け工法。
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