JPH0615985Y2 - フォークリフトの鋼材運搬用アタッチメント - Google Patents

フォークリフトの鋼材運搬用アタッチメント

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JPH0615985Y2
JPH0615985Y2 JP7526088U JP7526088U JPH0615985Y2 JP H0615985 Y2 JPH0615985 Y2 JP H0615985Y2 JP 7526088 U JP7526088 U JP 7526088U JP 7526088 U JP7526088 U JP 7526088U JP H0615985 Y2 JPH0615985 Y2 JP H0615985Y2
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洋志 天野
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フォークリフトで用いられるアタッチメント
に関し、特に、鋼板等の鋼材を磁力によりピッキングし
て運搬するための鋼材運搬用アタッチメント(以下、単
に「アタッチメント」ともいう。)に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来において、鋼材の運搬を容易に行うためのフォーク
リフトのアタッチメントとしては、例えば第6図に示す
ような、フォーク1の間に電磁石2を固定して成るもの
が知られている。この鋼材運搬用アタッチメント3は、
運転席に設けられているスイッチ4を投入して電磁石2
に電流を供給することにより磁力を発生させ、鋼材5を
吸着することができるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の鋼材運搬用アタッチメン
トは、電磁石に所望の磁力を発生させるために大容量の
バッテリ及び配線を必要とし、ガソリン車は不敵であ
り、バッテリ車においても消費電力が大きいために充電
回数が増えるという問題点があった。
また、このアタッチメントを用いて複数枚の鋼板をユニ
ット化して運搬する場合、1枚ずつ鋼板をピッキングし
てパレット上に積み重ねた後、電磁石をフォークから取
り外し、或は別のフォークリフトにより運搬する必要が
あった。
尚、電磁石を吊り下げたホイストクレーンを用いて鋼板
物をユニット化する手段も従来から知られているが、ホ
イストクレーンの設置場所により作業範囲が限られてし
まう問題がある。
そこで、本考案の第1の目的は、電磁石を用いることな
く鋼材を磁力でピッキングすることのできる鋼材運搬用
アタッチメントを提供することにある。
また、本考案の第2の目的は、前記第1の目的を達成す
ると共に、ピッキングした鋼材をフォークに載せて運搬
することのできる鋼材運搬用アタッチメントを提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するために、第1の考案は、永久
磁石と、該永久磁石を上下動可能に収容する非磁性材料
から作られたケーシングと、該ケーシングの下部開口を
閉じる磁性材料から作られたロアプレートと、該ロアプ
レートに対して前記永久磁石の接触・分離を行うために
前記ケーシング内で該永久磁石を上下動させる油圧シリ
ンダと、前記ケーシングをリフトブラケットに取り付け
る取付部材とを備えた鋼材運搬用アタッチメントを特徴
としている。
また、上記第2の目的を達成するために、第2の考案
は、永久磁石と、該永久磁石を上下動可能に収容する非
磁性材料から作られたケーシングと、該ケーシングの下
部開口を閉じる磁性材料から作られたロアプレートと、
該ロアプレートに対して前記永久磁石の接触・分離を行
うために前記ケーシング内で該永久磁石を上下動させる
油圧シリンダと、リフトブラケットに取り付けられ、且
つ、前記ケーシングを水平方向及び垂直方向に移動可能
に吊下げ支持する支持装置と、前記リフトブラケットに
取り付けられるフォークとを備えた鋼材運搬用アタッチ
メントを特徴としている。
[作用] 上記のように構成された第1及び第2の考案によるフォ
ークリフトの鋼材運搬用アタッチメントは、永久磁石を
ロアプレートに接触させることで、該ロアプレートを磁
石化し、鋼材を吸着することができる。
また、第2の考案による鋼材運搬用アタッチメントにお
いては、支持装置を作動させることにより、ロアプレー
トに吸着した鋼材をフォーク上に載せ換えることができ
る。
[実施例] 以下、図面と共に本考案の好適な実施例について詳細に
説明するが、図中、同一又は相当部分には同一符号を用
いることとする。
第1図〜第4図は第1の考案による鋼材運搬用アタッチ
メントの一実施例を示すものである。符号10はアルミニ
ウム等の非磁性材料から形成された箱形のケーシングで
あり、この中に平板状の永久磁石11が上下に摺動可能に
収容されている。また、このケーシング10は下部が開口
しており、この開口は鉄板等の磁性材料から成るロアプ
レート12により閉じられている。ケーシング10の上面に
は、これをフォーク1に取り付けるための取付部材13が
固着されている。この取付部材13は、左右のフォーク1
間に配置され且つ各フォーク1にねじ止めされるクロス
バー13aと、該クロスバー13aの中央部下面に固着される
と共にケーシング10に固着されているポスト13bとから
成り、フォーク1をリフトブラケット14に取り付けたま
まの状態で該アタッチメントの使用を可能とするもので
ある。尚、リフトブラケット14はフォークリフトの機台
前部に設けられたマスト15に沿って上下動される。
第4図に明示するように、ケーシング10はその側面の一
つに貫通孔16を有し、この貫通孔16にシャフト17が回動
可能に支承されている。シャフト17のケーシング10内の
端部には第1レバー18の一端が固着されている。第1レ
バー18の他端部には長孔19が穿設されており、ピン20が
この長孔19を通して永久磁石10に打ち込まれている。ま
た、シャフト17の外側の端部には第2レバー21が固着さ
れている。この第2レバー21を揺動させると、第1レバ
ー18がシャフト17を中心にして揺動し、これによって永
久磁石11がケーシング10内で上下動される。第2レバー
21の他端は油圧シリンダ22のピストンロッド23の先端に
ピン24で枢着され、油圧シリンダ22は、ロアプレート12
上のブラケット25により支持されている。この油圧シリ
ンダ22は運転席に設けられた操作レバー26を操作するこ
とにより油圧制御される。
このような構成において、油圧シリンダ22をリリーフ状
態とすると、永久磁石11はその自重及び磁力によりロア
プレート12に接し、ロアプレート12の下面が磁極面とな
る。従って、かかる状態でリフトブラケット14を下げる
ことによりアタッチメントを鋼板5に近付けると、鋼板
5はロアプレート12に吸着され、所定の荷降し位置まで
運搬することが可能となる。
荷降し位置において鋼板5をアタッチメントから離脱す
る場合、運転席の操作レバー26を操作して油圧シリンダ
22に作動油を圧送する。その結果、ピストンロッド23が
伸び、第2レバー21が揺動され、前述したように、第1
レバー18がシャフト17を中心として回動し、永久磁石11
が第3図の2点鎖線の位置まで持ち上げられる。このよ
うにして永久磁石11がロアプレート12から分離される
と、ロアプレート12からの磁力は弱まり、吸着されてい
た鋼板5はその自重によりロアプレート12から離脱す
る。
上記実施例では、アタッチメントはフォーク1を介して
リフトブラケット14に取り付けられているが、リフトブ
ラケット14に直接固定するようにしても良いことは勿論
である。
次に、第2の考案の実施例について第5図に沿って説明
する。
この実施例の鋼材運搬用アタッチメントは、第1図〜第
4図に示した第1の考案によるものと同様に、永久磁石
11と、該永久磁石11を収容する非磁性材料のケーシング
10と、該ケーシング10の下部開口を閉じる磁性材料のロ
アプレート12と、永久磁石11を上下動させるための油圧
シリンダ22とを有し、以下、これらの部材から成る部分
をマグネット装置30と称する。このマグネット装置30
は、リフトブラケット14に取り付けられた支持装置31に
より吊下げ支持されている。
図示の如く、支持装置31は、公知のシフト装置32を介し
てリフトブラケット14に取り付けられた左右一対の垂直
方向に延びるバーチカルホルダ33と、各バーチカルホル
ダー33に案内されるバーチカルレール34とを備えてい
る。左右のバーチカルレール34は、バーチカルホルダー
33に固定された油圧シリンダ(図示しない)により上下
動される。また、各バーチカルレール34の上端からはホ
リゾンタルホルダー35が水平方向前方に延びている。ホ
リゾンタルホルダー35はそれぞれホリゾンタルレール36
を前後方向に摺動可能に支持しており、左右のホリゾン
タルレール36はクロスバー37により互いに結合されてい
る。これらのホリゾンタルレール36は、バーチカルレー
ル34の上端に固定された油圧シリンダ(図示しない)に
より、前後方向に動かされるようになっている。更に、
ホリゾンタルレール36間のクロスバー37の中央部から垂
直下方に支持ポスト38が延びており、該支持ポスト38の
下端にマグネット装置30のケーシング10が取り付けられ
ている。支持装置31の各油圧シリンダ及びシフト装置32
の油圧シリンダ(図示しない)は、運転席内に設けられ
た対応の操作レバー39a,39b、39cにより制御される。
また、フォーク1は、バーチカルホルダー33間に横架さ
れているブラケット40に取り付けられている。符号41
は、フォーク1上の載置された鋼材5の荷崩れを防止す
るためのバックレストである。
このような構成の鋼材運搬用アタッチメントを用いて複
数枚の鋼材5を運搬する手順について以下に説明する。
運搬すべき鋼板5の手前にフォークリフトを配置したな
らば、操作レバー39a,39b、39cを操作することにより支
持装置31及びシフト装置32を作動させ、マグネット装置
30を垂直及び水平方向に移動させて鋼板5の上方に配置
する。ここで、先の実施例で述べたように、マグネット
装置30内の永久磁石11をロアプレート12に接触させ、ロ
アプレート12を磁石化する。そして、バーチカルレール
34又はリフトブラケット14を下降させることによりマグ
ネット装置30を鋼板5に接近させると、鋼板5はロアプ
レート12の下面に吸着される。
次に、マグネット装置30からフォーク1上に鋼板5を移
し換えるために、支持装置31及びシフト装置32を制御し
て、マグネット装置30に吸着された鋼板5をフォーク1
の上面に当接させると共に、マグネット装置30用の操作
レバー26を操作することにより、永久磁石11をロアプレ
ート12から分離させる。永久磁石11がロアプレート12か
ら離れると、ロアプレート12から発せられる磁力は極め
て弱くなるので、バーチカルレール34を上方に移動させ
ることで、鋼板5フォーク1上に載置される。
以上の操作を繰り返すことにより、フォーク1上に複数
枚の鋼板5を1ユニットとして積載することができる。
[考案の効果] 第1及び第2の考案は、上述の通り構成さているので、
次に記載する効果を奏する。
請求項1に記載されている第1の考案による鋼材運搬用
アタッチメントにおいては、電磁石が用いられておらず
且つ磁力のオン・オフを油圧により制御できるようにな
っているので、バッテリが不要であり、ガソリン車にも
好適に用いることができる。
また、請求項2に記載の第2の考案による鋼材運搬用ア
タッチメントは、バッテリが不要であることに加え、該
アタッチメントのみで鋼材をピッキングした後にフォー
ク上に載せることが可能である。従って、フォークリフ
トをもう1台使用したり、ホイストクレーン等の他の設
備を設けたりすることなく、複数枚の鋼板をフォーク上
でユニット化して運搬することができるので、従来に比
して、大幅に作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は第1の考案による鋼材運搬用アタッチ
メントを示すもので、第1図はフォークリフトに装着し
た状態の側面図、第2図は部分斜視図、第3図は一部切
欠き側面図、第4図は第3図のA−A線に沿っての断面
図である。第5図はフォークリフトに装着された第2の
考案による鋼材運搬用アタッチメントを示す側面図、第
6図は従来の鋼材運搬用アタッチメントを示す側面図で
ある。図中、 1…フォーク、5…鋼材 10…ケーシング、11…永久磁石 12…ロアプレート、13…取付部材 14…リフトブラケット、22…油圧シリンダ 26…操作レバー、30…マグネット装置 31…支持装置、32…シフト装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石と、 該永久磁石を上下動可能に収容する非磁性材料から作ら
    れたケーシングと、 該ケーシングの下部開口を閉じる磁性材料から作られた
    ロアプレートと、 該ロアプレートに対して前記永久磁石の接触・分離を行
    うために前記ケーシング内で該永久磁石を上下動させる
    油圧シリンダと、 前記ケーシングをリフトブラケットに取り付ける取付部
    材と、 を備えるフォークリフトの鋼材運搬用アタッチメント。
  2. 【請求項2】永久磁石と、 該永久磁石を上下動可能に収容する非磁性材料から作ら
    れたケーシングと、 該ケーシングの下部開口を閉じる磁性材料から作られた
    ロアプレートと、 該ロアプレートに対して前記永久磁石の接触・分離を行
    うために前記ケーシング内で該永久磁石を上下動させる
    油圧シリンダと、 リフトブラケットに取り付けられ、且つ、前記ケーシン
    グを水平方向及び垂直方向に移動可能に吊下げ支持する
    支持装置と、 前記リフトブラケットに取り付けられるフォークと、 を備えるフォークリフトの鋼材運搬用アタッチメント。
JP7526088U 1988-06-08 1988-06-08 フォークリフトの鋼材運搬用アタッチメント Expired - Lifetime JPH0615985Y2 (ja)

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JPH01180499U (ja) 1989-12-26

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