JPH06159399A - 自動車用クラッチの制御方法 - Google Patents

自動車用クラッチの制御方法

Info

Publication number
JPH06159399A
JPH06159399A JP4335181A JP33518192A JPH06159399A JP H06159399 A JPH06159399 A JP H06159399A JP 4335181 A JP4335181 A JP 4335181A JP 33518192 A JP33518192 A JP 33518192A JP H06159399 A JPH06159399 A JP H06159399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
electromagnetic powder
powder clutch
creep
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4335181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2920273B2 (ja
Inventor
Akiyoshi Morishita
秋吉 森下
Toshitaka Tsuji
俊孝 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Machine Industry Co Ltd filed Critical Aichi Machine Industry Co Ltd
Priority to JP4335181A priority Critical patent/JP2920273B2/ja
Publication of JPH06159399A publication Critical patent/JPH06159399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2920273B2 publication Critical patent/JP2920273B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者がアクセルを踏んでいなくても低速走
行できる小さなクリープ電流を電磁パウダークラッチに
通電する制御において、運転者がシフトをニュートラル
又はパーキングから前進又は後退位置に切り替えたとき
に良好なシフトフィーリングを得ることができるように
することを目的とする。 【構成】 運転者がアクセルを踏んでいなくても低速走
行できる小さなクリープ電流を電磁パウダークラッチ3
に通電する制御において、運転者がシフトをニュートラ
ル又はパーキングから前進又は後退位置に切り替えた直
後に、制御回路4は電磁パウダークラッチ3に対するク
リープ電流を増加させ、所定時間経過後に増加前の値に
戻すように制御することにより、運転者は良好なシフト
フィーリングを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁パウダークラッ
チを備えた自動車用クラッチの制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図3に示すような電
磁パウダークラッチ3は、コイル31に励磁電流を通電
することにより、クラッチのヨーク32とローター33
間に存在する磁性粉体34が磁化してクラッチのヨーク
32とローター33を締結させるとともに、非通電状態
では、クラッチのヨーク32とローター33が開放され
る構造となっており、励磁電流の増減により図4の特性
図で示すように、磁性粉体34の磁化による締結力を増
減させることができるものである。上記電磁パウダーク
ラッチ3を備えた従来のクラッチの制御は、シフト位置
が前進又は後退であるとともに、アクセルを踏んでいな
い低速走行状態であるとき、渋滞道路とか車庫入れなど
の運転が容易にできるような小さなクリープ電流をコイ
ル31に流している。また、フットブレーキ又はサイド
ブレーキなどを掛けて車両を停止させた状態ではクリー
プ電流を低減することによりエンジンへの負荷を低下さ
せ、エンジンの安定度悪化を防止している。
【0003】上記従来の電磁パウダークラッチ3を備え
た自動車用クラッチ制御にあっては、アクセルを踏んで
いない低速走行状態であるとき、渋滞道路とか車庫入れ
などの運転が容易にできるように、あるいはフットブレ
ーキ又はサイドブレーキなどを掛けて車両を停止させた
状態では、通常のクリープ電流よりも小さなクリープ電
流を電磁パウダークラッチ3に流しているため、運転者
がシフトをニュートラル又はパーキングから前進または
後退位置に切り替えたときの手ごたえ感がなく、良好な
シフトフィーリングが得られないという問題がある。
【0004】そこで本発明では、フットブレーキ又はサ
イドブレーキなどを掛けた状態でシフトをニュートラル
又はパーキングから前進又は後退位置に切り替えた直後
に、通常のクリープ電流と同様の、もしくはそれを越え
るクリープ電流を電磁パウダークラッチに通電すること
により、上記問題を解決することを課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための技
術的手段は、励磁電流値の増減により締結力を増減させ
ることのできる電磁パウダークラッチを備えた自動車に
おいて、シフト位置が前進または後退位置のときに運転
者がアクセルを踏んでいなくても低速走行できる小さな
クリープ電流を前記電磁パウダークラッチに通電する制
御に際して、前記シフト位置がニュートラル又はパーキ
ングから前進又は後退位置に切り替えられた直後に前記
クリープ電流を増加させ、所定時間経過後に前記クリー
プ電流を増加前の値に戻すように制御することである。
【0006】
【作用】上記のクラッチ制御方法によれば、シフト位置
が前進又は後退位置のときに運転者がアクセルを踏んで
いなくても低速走行できる小さなクリープ電流を前記電
磁パウダークラッチに通電する制御において、シフト位
置がニュートラル又はパーキングから前進又は後退位置
に切り替えられた直後に前記クリープ電流を増加させ、
所定時間経過後に前記クリープ電流を増加前の値に戻す
ように制御するため、運転者はシフトをニュートラル又
はパーキングから前進又は後退位置に切り替えたときの
手ごたえ感を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る自動車用クラッチの制御装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、制御回路4は、マイクロコンピューターを用いて
構成した電子制御回路であり、マイクロチップコンピュ
ーターや半導体メモリー、入出力回路等から構成されて
いる。
【0008】この制御回路4には、エンジン1の回転数
を検出するエンジン回転数センサー5と、アクセルの踏
み込みの有無を検出するアクセルスイッチ6と、スロッ
トルバルブ開度を検出するスロットルセンサー7と、車
速を検出する車速センサー8と、変速機2のシフト位置
を検出するシフトセンサー9およびクラッチ3の出力側
の回転数を検出するクラッチ出力側回転センサー11の
各出力信号が入力されている。更に、制御回路4には、
運転者がブレーキを踏み込んでいるときにフットブレー
キ信号を出力するフットブレーキスイッチ12と、サイ
ドブレーキを引いたときにサイドブレーキ信号を出力す
るサイドブレーキスイッチ14とが接続されている。
【0009】また、この制御回路4は変速機2のクラッ
チ機構に使用されている電磁パウダークラッチ3の励磁
電流駆動回路10に制御信号を出力する。更に制御回路
4は表示ランプ等の警告手段13にも制御信号を出力す
るように構成されている。変速機2は、そのクラッチ機
構に前記図3に示すような電磁パウダークラッチ3を備
えるものであり、電磁パウダークラッチ3に前記励磁電
流駆動回路10から励磁電流が供給されたときに、クラ
ッチのヨーク32とローター33間に封入された磁性粉
体34が磁力により結合してクラッチを締結させて動力
伝達を行い、励磁電流が停止したときは開放状態となり
動力伝達を停止するものである。
【0010】前記励磁電流駆動回路10は、制御回路4
から励磁電流の通電開始を指令する信号が入力されたと
きに、前記電磁パウダークラッチ3へ励磁電流を通電さ
せるものであり、リレー回路やスイッチング素子で構成
されている。
【0011】図2は、制御回路4において実行される制
御のうち本発明に係る制御の内容を示すフローチャート
であり、以下、図2に示すフローチャートに基づいて、
電磁パウダークラッチ3の制御を説明する。ステップS
1において、シフト位置センサー9の出力信号に基づい
てシフト位置がニュートラル又はパーキングであると判
定したとき、ステップS16においてフラグSをゼロに
し、ステップS17に示すように電磁パウダークラッチ
3に対する励磁電流を非通電にする。一方、シフト位置
が前進または後退位置にあると判定したときには、ステ
ップ2において、アクセルスイッチ6の出力信号に基づ
いてアクセルが踏まれているか否かを判定する。踏まれ
ているときは一般運転と判定し、ステップS14におい
てフラグSを1にしたあと、ステップS15に示すよう
に通常クラッチ制御をする。
【0012】ステップ2において、アクセルが踏まれて
いないと判定したとき、ステップS3において車速が所
定値以下であるか否かを判定する。所定値以上であれば
一般運転と判定し、ステップS14においてフラグSを
1にしたあと、ステップS15に示すように通常クラッ
チ制御をする。一方、車速が所定値以下であればクリー
プ制御ルーチンに入る。ステップS4において、フット
ブレーキスイッチ12またはサイドブレーキスイッチ1
4からの信号に基づいてフットブレーキまたはサイドブ
レーキが掛けられていないと判定したとき、ステップS
12においてフラグSを1にしたあと、ステップS13
に示すように電磁パウダークラッチ3に対して通常のク
リープ電流を通電する制御をする。一方、フットブレー
キまたはサイドブレーキが掛けられていると判定した場
合には、ステップS5において、フラグSがゼロである
か否かを判定する。
【0013】ステップS5において、フラグSが1と判
定した場合には、ステップS10においてフラグSを1
にしたあと、ステップS11に示すように電磁パウダー
クラッチ3に対して通常のクリープ電流値よりも低いレ
ベルのクリープ電流を通電するように制御する。一方、
ステップS5において、フラグSが0と判定した場合に
は、ステップS6において所定時間が経過したか否かを
判定する。所定時間が経過していないと判定した場合に
は、ステップS8においてフラグSをゼロにしたあと、
ステップS9に示すように電磁パウダークラッチ3に対
して通常のクリープ電流値と同等もしくはそれより高い
クリープ電流を通電する。一方、ステップS6において
所定時間が経過したと判定した場合には、ステップS7
においてフラグSを1にしたあと、ステップS9に示す
ように電磁パウダークラッチ3に対して通常のクリープ
電流値と同等もしくはそれより高いクリープ電流を通電
する。
【0014】所定時間経過した場合は、フラグSを1に
して通常のクリープ電流値と同等もしくはそれより高い
クリープ電流を通電するが、ここでフラグSを1にして
いるため、次のループのときは前記ステップS5の判定
ルーチンでフラグSが1と判定され、クリープ電流を下
げる制御をすることから、ハイレベルのクリープ電流の
通電が終了することになる。以上のようにフラグSを設
け、その値の違いを利用して運転者がシフトを切り替え
たことを確実に判定することによりシフト切り替え直後
のクリープ制御をしている。
【0015】
【発明の効果】本発明の自動車用クラッチの制御方法
は、励磁電流値の増減により締結力を増減させることの
できる電磁パウダークラッチを備えた自動車において、
シフト位置が前進または後退位置のときに運転者がアク
セルを踏んでいなくても低速走行できる小さなクリープ
電流を前記電磁パウダークラッチに通電する制御に際し
て、前記シフト位置がニュートラル又はパーキングから
前進又は後退位置に切り替えられた直後に前記クリープ
電流を増加させ、所定時間経過後に前記クリープ電流を
増加前の値に戻すように制御するため、運転者はシフト
をニュートラル又はパーキングから前進又は後退位置に
切り替えたときの手ごたえ感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用クラッチ制御装置のブロック構成図で
ある。
【図2】制御内容を示すフローチャート図である。
【図3】電磁パウダークラッチの半断面構成図である。
【図4】電磁パウダークラッチ特性の一例を示した特性
図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 電磁パウダークラッチ 4 制御回路 6 アクセルスイッチ 8 車速センサー 9 シフト位置センサ− 10 励磁電流駆動回路 12 フットブレーキスイッチ 14 サイドブレーキスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁電流値の増減により締結力を増減さ
    せることのできる電磁パウダークラッチを備えた自動車
    において、シフト位置が前進または後退位置のときに運
    転者がアクセルを踏んでいなくても低速走行できる小さ
    なクリープ電流を前記電磁パウダークラッチに通電する
    制御に際して、前記シフト位置がニュートラル又はパー
    キングから前進又は後退位置に切り替えられた直後に前
    記クリープ電流を増加させ、所定時間経過後に前記クリ
    ープ電流を増加前の値に戻すように制御することを特徴
    とする自動車用クラッチの制御方法。
JP4335181A 1992-11-20 1992-11-20 自動車用クラッチの制御方法 Expired - Fee Related JP2920273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4335181A JP2920273B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 自動車用クラッチの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4335181A JP2920273B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 自動車用クラッチの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06159399A true JPH06159399A (ja) 1994-06-07
JP2920273B2 JP2920273B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=18285667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4335181A Expired - Fee Related JP2920273B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 自動車用クラッチの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2920273B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295657A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Aisin Aw Co Ltd 車輌のパーキング制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002295657A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Aisin Aw Co Ltd 車輌のパーキング制御装置
JP4617589B2 (ja) * 2001-03-29 2011-01-26 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車輌のパーキング制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2920273B2 (ja) 1999-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4463822A (en) Cruise control system for automotive vehicle
JPH0678416A (ja) 電気自動車の疑似クリープ発生装置
US5188070A (en) System for starting an internal combustion engine for powering vehicles
US5027276A (en) Electric power steering device having a fail-safe relay
US5270934A (en) Constant-speed cruising control apparatus for vehicles
JPH06159399A (ja) 自動車用クラッチの制御方法
JPH06159398A (ja) 自動車用クラッチの制御方法
JPH06159397A (ja) 自動車用クラッチの制御方法
JPH06300057A (ja) 自動車用クラッチの制御方法
JPH07119769A (ja) 自動車用クラッチの制御方法
JP2002058105A (ja) 電気自動車の回生ブレーキ制御装置
KR970000858B1 (ko) 수동 변속장치를 이용한 자동변속 동작장치 및 그 방법
JPH06117454A (ja) 自動車用クラッチの制御装置
JP2920274B2 (ja) 自動車用クラッチの制御方法
JPH07163009A (ja) 制動装置
JPH06117455A (ja) 自動車用クラッチの発進制御装置
JPH05115105A (ja) 電動荷役車両の制動装置
JPH03277829A (ja) 車両用電磁クラッチの制御装置
JP2554444Y2 (ja) フォークリフトの走行制御装置
JPH05141521A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH086767B2 (ja) 自動車用クラッチの発進制御装置
JP2887432B2 (ja) 自動車用クラッチの発進制御装置
JPH06300058A (ja) 自動車用クラッチの発進制御装置
JPH10285714A (ja) 産業車両用直流分巻電動機の制御装置
JPH11191901A (ja) 電気車制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees