JPH0615874U - 溶接ワイヤーの収納容器 - Google Patents

溶接ワイヤーの収納容器

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JPH0615874U
JPH0615874U JP5355292U JP5355292U JPH0615874U JP H0615874 U JPH0615874 U JP H0615874U JP 5355292 U JP5355292 U JP 5355292U JP 5355292 U JP5355292 U JP 5355292U JP H0615874 U JPH0615874 U JP H0615874U
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照一 森
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円筒状の側壁部5aと底部5bとから成るア
ウターケース5a,5bの内部に、前記底部5bから前
記アウターケース5a,5bの上部開口部6に向かって
立設する円筒状の芯部分5cが備えられた溶接ワイヤー
の収納容器であって、前記アウターケース5a,5bと
前記芯部分5cとが、前記底部5bにおける前記芯部分
5cに対応する部分7を開口する状態で、且つ、前記側
壁部5aを前記上部開口部6に向かうほど大径に、且
つ、前記芯部分5cを前記上部開口部6に向かうほど小
径にする状態で、合成樹脂にて一体成形されている溶接
ワイヤーの収納容器。 【効果】 保形強度が強く、水などに濡れてもいたむこ
とがないから、メーカー側で回収して何回も再使用する
ことができる容器として製作することができ、しかも、
使用後の空の容器をいくつも積み重ねて置いておくこと
ができるから、メーカー側が回収するまでの間、ユーザ
ーが保存していても邪魔にならない溶接ワイヤーの収納
容器を提供することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、円筒状の側壁部と底部とから成るアウターケースの内部に、前記底 部から前記アウターケースの上部開口部に向かって立設する円筒状の芯部分が備 えられた溶接ワイヤーの収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の溶接ワイヤーの収納容器において、アウターケースと芯部分と は、紙などの材料により別体として製作され、又、アウターケースの側壁部及び 前記芯部分は、どちらも均一な径の円筒状に形成され、アウターケースの底部の 上に芯部分が取り付けられて構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の溶接ワイヤーの収納容器は、溶接ワイヤーの使用後は使 い捨てられるものとして製作されていたので、紙などの材料によりできるだけ簡 略に構成され、且つ、使用後の処理は、ユーザーサイドに任されていた。 このため、上記従来技術による溶接ワイヤーの収納容器は、保形強度が弱く、 水などに濡れると再使用ができず、又、溶接ワイヤー使用後の空の容器の処理に も手間がかかり、使用後においても使用前の状態と同じ広さの載置スペースが必 要なので邪魔になる等の不都合を生じていた。 又、使用後の収納容器を、メーカー側で回収して再使用して欲しい等の、ユー ザー側からの要望も高かった。尚、森林伐採による地球の砂漠化が進む今日、リ サイクル可能な収納容器が自然環境の保護の面からも望まれる。 本考案の目的は、上記従来欠点を解消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による溶接ワイヤーの収納容器の第一の特徴構成は、前記アウターケー スと前記芯部分とが、前記底部における前記芯部分に対応する部分を開口する状 態で、且つ、前記側壁部を前記上部開口部に向かうほど大径に、且つ、前記芯部 分を前記上部開口部に向かうほど小径にする状態で、合成樹脂にて一体成形され ている点にある。
【0005】 本考案による溶接ワイヤーの収納容器の第二の特徴構成は、第一の特徴構成を 実施する際の好適な具体構成を特定するもので、 前記側壁部の全部又は一部が、透明の合成樹脂にて形成されている点にある。
【0006】
【作用】
本考案の第一の特徴構成によれば、容器が合成樹脂にて構成されているので、 保形強度が強く、水などに濡れてもいたむことがない。 又、前記底部における前記芯部分に対応する部分が開口し、且つ、前記側壁部 が前記上部開口部に向かうほど大径に、且つ、前記芯部分が前記上部開口部に向 かうほど小径になるように形成されているので、溶接ワイヤー使用後の空になっ た容器を、いくつも積み重ねることができる。
【0007】 第二の特徴構成によれば、側壁部の全部又は一部が透明の合成樹脂にて形成さ れているので、中に収納されている溶接ワイヤーを見ることができる。
【0008】
【考案の効果】
第一の特徴構成によれば、保形強度が強く、水などに濡れてもいたむことがな いから、メーカー側で回収して何回も再使用することができる容器として製作す ることができ、しかも、使用後の空の容器をいくつも積み重ねて置いておくこと ができるから、メーカー側が回収するまでの間、ユーザーが保存していても邪魔 にならない溶接ワイヤーの収納容器を提供することができる。
【0009】 第二の特徴構成によれば、中に収納されている溶接ワイヤーを見ることができ るから、溶接ワイヤーの残量を確認することができる溶接ワイヤーの収納容器を 提供することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図2には、例えばアーク溶接機の消耗電極に使用する金属細線Sを収納してお くためのペールパックPに使用されている、溶接ワイヤーの収納容器としての容 器Kが示されている。 ペールパックPは、容器Kと、ワイヤー矯正器1aが備えられた円錐形のワイ ヤー引き出し装置1とから構成され、ワイヤー引き出し装置1によって引き出さ れた金属細線Sは、ワイヤー矯正器1aに接続されているコンジットチューブ2 を通ってワイヤー送給装置3に導入され、溶接トーチ4に供給されるように構成 されている。
【0011】 容器Kは、図1に示すように、円筒状の側壁部5aと底部5bとから成るアウ ターケース5a,5bと、アウターケース5a,5bの内部において前記底部5 bからアウターケース5a,5bの上部開口部6に向かって立設する円筒状の芯 部分5cとから構成されており、これらが、合成樹脂にて一体成形されている。
【0012】 側壁部5aの上端近くには、持ち運びや据え付けの用に供せられる把手5dが 形成されている。 側壁部5aの上端縁部には、ワイヤー引き出し装置1を嵌合装着するためのヘ リ部5eが形成されている。ヘリ部5eは、ワイヤー引き出し装置1の下端縁部 内面側に形成されている凹部1bに嵌合するように構成され、もって、ワイヤー 引き出し装置1が、容器Kの上部開口部6を閉塞するフタのような状態で、容器 Kに装着される。 尚、ヘリ部5e及び側壁部5aは合成樹脂にて形成されているから、ヘリ部5 e及び側壁部5aの弾性変形により、ワイヤー引き出し装置1が金属で構成され ていても容易に装着することができるが、ワイヤー引き出し装置1の凹部1bも 合成樹脂にて形成されている場合には、更に容易に装着することができる。
【0013】 又、側壁部5aは、上部開口部6に向かうほど大径になるように形成されてい る。芯部分5cは、上部開口部6に向かうほど小径になるように形成されている 。さらに、底部5bにおける芯部分5cに対応する部分7は、開口する状態で、 底部5bと芯部分5cとが形成されている。 従って、同じ大きさの容器Kは、図3に示すように、入れ子状(ネスティング )にして、いくつも積み重ねることができる。
【0014】 金属細線Sは、図2に示すように、芯部分5cに巻回される状態で、容器Kの 内部に収納されている。
【0015】 又、容器Kは透明の合成樹脂にて形成されているので、金属細線Sの残量の確 認ができるように構成されている。
【0016】 尚、金属細線Sがアーク溶接機などの消耗電極である場合には、容器Kの内部 に収納されている金属細線Sにも高い電圧がかかっているので、合成樹脂にて形 成されている容器Kは、例えば短絡事故や漏電を防止するための、優れた絶縁体 としての機能も果たしている。
【0017】 〔別実施例〕 金属細線Sは、上述のようなアーク溶接機の消耗電極に限らず、非消耗電極式 溶接機に使用される場合には、溶加材などで構成されても良い。
【0018】 上述の実施例においては、容器Kの全体が透明の合成樹脂にて形成されていた が、側壁部5aの一部のみが、窓のような状態で透明の合成樹脂にて形成されて も良い。
【0019】 容器Kは、側壁部5aに取付フックなどが設けられて、例えば溶接ロボットな どの自動溶接機のボディーに、直接取り付けられるように構成されても良い。
【0020】 容器Kの表面に耐熱層をコーティングして、溶接スバッタ等の付着に対する耐 久性を向上させると一層良い。
【0021】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶接ワイヤーの収納容器の全体構成を示す断面
【図2】ペールパックを示す説明図
【図3】積み重ねられた溶接ワイヤーの収納容器を示す
説明図
【符号の説明】
5a 側壁部(アウターケース) 5b 底部(アウターケース) 5c 芯部分 6 上部開口部 7 底部における芯部分に対応する部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の側壁部(5a)と底部(5b)
    とから成るアウターケース(5a,5b)の内部に、前
    記底部(5b)から前記アウターケース(5a,5b)
    の上部開口部(6)に向かって立設する円筒状の芯部分
    (5c)が備えられた溶接ワイヤーの収納容器であっ
    て、 前記アウターケース(5a,5b)と前記芯部分(5
    c)とが、前記底部(5b)における前記芯部分(5
    c)に対応する部分(7)を開口する状態で、且つ、前
    記側壁部(5a)を前記上部開口部(6)に向かうほど
    大径に、且つ、前記芯部分(5c)を前記上部開口部
    (6)に向かうほど小径にする状態で、合成樹脂にて一
    体成形されている溶接ワイヤーの収納容器。
  2. 【請求項2】 前記側壁部(5a)の全部又は一部が、
    透明の合成樹脂にて形成されている溶接ワイヤーの収納
    容器。
JP1992053552U 1992-07-30 1992-07-30 溶接ワイヤーの収納容器 Expired - Fee Related JP2597070Y2 (ja)

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JPH0615874U true JPH0615874U (ja) 1994-03-01
JP2597070Y2 JP2597070Y2 (ja) 1999-06-28

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016641A (ja) * 1973-06-18 1975-02-21
JPS5029727U (ja) * 1973-07-12 1975-04-03
JPS5838382U (ja) * 1981-09-07 1983-03-12 株式会社神戸製鋼所 パツク入り溶接ワイヤ引出し装置
JPH01137975U (ja) * 1988-03-11 1989-09-20

Patent Citations (4)

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