JPH06158722A - 組立建物における組立て分解自在な側壁 - Google Patents

組立建物における組立て分解自在な側壁

Info

Publication number
JPH06158722A
JPH06158722A JP31731192A JP31731192A JPH06158722A JP H06158722 A JPH06158722 A JP H06158722A JP 31731192 A JP31731192 A JP 31731192A JP 31731192 A JP31731192 A JP 31731192A JP H06158722 A JPH06158722 A JP H06158722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
panels
hinge
split
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31731192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2602762B2 (ja
Inventor
Shunta Shioda
俊太 潮田
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP31731192A priority Critical patent/JP2602762B2/ja
Publication of JPH06158722A publication Critical patent/JPH06158722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602762B2 publication Critical patent/JP2602762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立て式ユニットハウス等の組立建物におけ
る側壁を、組立て分解自在なものとする。分解したパネ
ルをコンパクトにまとめて、運搬時の輸送効率を高め、
かつ保管スペースを少なくする。工場等における土地の
活用を果す。また軽量化を果たし、かつ美観を向上す
る。 【構成】 組立建物における側壁10の左右側壁パネル3,
4 の接続側縁部同志が、連結部材5,5 を介して折り畳み
自在に結合された分割パネル3a,3b,4a,4b によって構成
されている。左右側壁パネル3,4 の分割パネル3a,3b,4
a,4b の前後両外側縁部が前後側壁パネル1,2 の左右両
側縁部に略90°揺動自在に連結されかつ同側の分割パ
ネル3a,3b,4a,4b の折り畳み状態において分割パネル3
a,3b,4a,4b の第3ヒンジ構成部23,23 が、前後側壁パ
ネル1,2 の第1および第2ヒンジ構成部13,14 に対して
着脱自在となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、組立て式ユニットハ
ウス等の組立建物における組立て分解自在な側壁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばユニットハウスは、所要数
のハウス構成パネルを工場において箱型に組み立て、こ
れを現地に輸送して、据え付ける方式を採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方式
によれば、現地でのユニットハウスの据付作業が非常に
少なくてすむ利点はあるが、ユニットハウスの体積が大
きいため、運搬時の輸送効率が非常に悪いという問題が
あり、また保管時にも広いスペースを必要とするため、
工場等における土地活用の点でも問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、組立て分解が容易であり、しかも分解したも
のをコンパクトにまとめることができて、運搬時の輸送
効率を大幅に高め得るとともに、保管スペースが少なく
てすみ、工場等における土地の活用を果し得、また軽量
化を果たし得るとともに、美観の点でもすぐれている、
組立建物における組立て分解自在な側壁を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、前後側壁パネルと、前後一対の分割
パネルよりなる左右側壁パネルと、同側の分割パネル同
志を連結する連結部材とによって構成され、前後側壁パ
ネルの左右両側縁部の縦枠部材にそれぞれ第1および第
2ヒンジ構成部が設けられ、左右側壁パネルの各分割パ
ネルの前後両側縁部の縦枠部材にそれぞれ第3および第
4ヒンジ構成部が設けられ、各連結部材の前後両側縁部
に第5および第6ヒンジ構成部が設けられており、前後
側壁パネルの縦枠部材の第1および第2ヒンジ構成部
と、左右側壁パネルの両外側の分割パネルの縦枠部材の
第3ヒンジ構成部とが相互に組み合わせられて、前後側
壁パネルに対して左右側壁パネルの分割パネルが略90
°揺動自在に連結されるとともに、左右側壁パネルの分
割パネルの第4ヒンジ構成部がこれらの中間に配置され
た連結部材両側の第5および第6ヒンジ構成部に組み合
わせられて、同側の分割パネル同志が連結部材を介して
折り畳み自在に連結され、かつ同側の分割パネルの折り
畳み状態において分割パネルの第3ヒンジ構成部が、前
後側壁パネルの第1および第2ヒンジ構成部に対して着
脱自在となされている、組立建物における組立て分解自
在な側壁を要旨としている。
【0006】
【作用】上記組立建物における側壁を組み立てるには、
まず前後側壁パネルを重ね、これら前後側壁パネルの左
右両側に、連結部材を介して折り畳まれた左右側壁パネ
ルの分割パネルをそれぞれ配置し、左右両側の分割パネ
ルの折り畳み状態において分割パネルの第3ヒンジ構成
部を、前後側壁パネルの第1および第2ヒンジ構成部に
対して取り付けたのち、前後側壁パネルを前後両外側に
引っ張れば良い。
【0007】これによって、左右側壁パネルの前後両分
割パネルが連結部材を介して開いて、前後側壁パネルと
左右側壁パネルとよりなる平面よりみて略方形の側壁が
組み立てられるものである。
【0008】また逆に、組立建物の側壁を分解するに
は、平面よりみて略方形の側壁の前後側壁パネルを内側
に押し込むとともに、前後側壁パネルに対して左右側壁
パネルの分割パネルを略90°揺動させ、同時に、同側
の分割パネル同志を連結部材を介して二つに折り畳む。
そして、この分割パネルの折り畳み状態において分割パ
ネルの第3ヒンジ構成部を、前後側壁パネルの第1およ
び第2ヒンジ構成部より取り外せば良い。
【0009】このように、組立建物における側壁は組立
ておよび分解が自在である。
【0010】そして、分解したパネルは重ねてコンパク
トにまとめることができ、運搬時の輸送効率を大幅に高
め得るとともに、保管スペースが少なくてすむ。
【0011】また側壁の組立ては、各パネルの例えばア
ルミニウム押出形材製の縦枠部材のヒンジ構成部同志、
あるいはヒンジ構成部とアルミニウム押出形材製の連結
部材とを、単に嵌め合わせるだけであるため、素人でも
作業可能であり、組立て作業に手間がかゝらず、また組
立て精度を確実に出すことができる。
【0012】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0013】この明細書において、前後、左右および上
下は、図4を基準とし、前とは図4の右側、後とは同左
側をいゝ、左とは同図の上側、右とは同下側をいゝ、ま
た上とは同図図面紙葉の表側、下とは同裏側をいうもの
とする。
【0014】また、この明細書において、内とは建物の
内方向をいゝ、外とは同外方向をいうものとする。
【0015】図1は、ユニットハウス等の組立建物にお
ける側壁(10)の組立て状態を示すものである。同図にお
いて、組立建物における側壁(10)は、平面よりみて長方
形で、かつこれは前後側壁パネル(1)(2)と、前後一対の
分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)よりなる左右側壁パネル
(3)(4)と、同側の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)同志を連
結するアルミニウム押出形材製の連結部材(5)(5)とによ
って構成されている。この組立建物の側壁(10)の下側に
は、床パネル(6) が、また上側には、天井パネル(7) が
それぞれ配置されている。
【0016】図1に示すように、また図4と図7に詳し
く示すように、組立建物の側壁(10)の前後側壁パネル
(1)(2)の左右両側縁部のアルミニウム押出形材製の縦枠
部材(11)(12)にそれぞれ第1および第2ヒンジ構成部(1
3)(14)が設けられ、また左右側壁パネル(3)(4)の前後分
割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)の前後両外側縁部のアルミニ
ウム押出形材製の縦枠部材(21)(21)にそれぞれ第3ヒン
ジ構成部(23)(23)が設けられ、前後分割パネル(3a)(3b)
(4a)(4b)の接続側縁部のアルミニウム押出形材製の縦枠
部材(22)(22)にそれぞれ第4ヒンジ構成部(24)(24)が設
けられ、各連結部材(5) の前後両側縁部に第5および第
6ヒンジ構成部(43)(44)が設けられている。
【0017】そして、平面よりみて長方形の組立建物の
側壁(10)の4つのコーナー部において、前後側壁パネル
(1)(2)の縦枠部材(11)(12)の第1および第2ヒンジ構成
部(13)(14)と、左右側壁パネル(3)(4)の前後分割パネル
(3a)(3b)(4a)(4b)の両外側の縦枠部材(21)の第3ヒンジ
構成部(23)(23)とが相互に組み合わせられて、前後側壁
パネル(1)(2)に対して左右側壁パネル(3)(4)の分割パネ
ル(3a)(3b)(4a)(4b)が略90°揺動自在に連結されてい
る(図1と図4参照)。
【0018】また、組立建物の側壁(10)の左右両側にお
いて、左右側壁パネル(3)(4)の前後分割パネル(3a)(3b)
(4a)(4b)の接続側縁部の第4ヒンジ構成部(24)(24)がこ
れらの中間に配置された連結部材(5) 両側の第5および
第6ヒンジ構成部(43)(44)に組み合わせられて、同側の
分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)同志が連結部材(5) を介し
て略180°揺動して折り畳み自在に連結されている
(図1と図7参照)。
【0019】また、左右同側の分割パネル(3a)(3b)(4a)
(4b)の折り畳み状態において分割パネル(3a)(3b)(4a)(4
b)の第3ヒンジ構成部(23)(23)が、前後側壁パネル(1)
(2)の第1および第2ヒンジ構成部(13)(14)に対して着
脱自在となされている(図3と図6参照)。
【0020】上記において、前後側壁パネル(1)(2)の縦
枠部材(11)(12)の第1および第2ヒンジ構成部(13)(14)
同志は、左右対称で、相互に向きが反対であるととも
に、左右側壁パネル(3)(4)の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4
b)の両外側の縦枠部材(21)(21)の第3ヒンジ構成部(23)
(23)同志も、前後対称で、相互に向きが反対である。従
って、以下に、組立建物の側壁(10)の前部左側のコーナ
ー部について、第1ヒンジ構成部(13)と第3ヒンジ構成
部(23)の構造を、図4を参照して、詳しく説明する。
【0021】図4において、前側壁パネル(1) の縦枠部
材(11)は、水平断面略コ形でかつ左側に中空部(20)を有
しており、第1ヒンジ構成部(13)は、縦枠部材(11)の中
空部(20)の左壁に設けられかつ断面略90°の角度に相
当する断面円弧形の案内部(15)と、同案内部(15)の前側
縁部より後方にのびる後方張出部(16)とによって構成さ
れて、第1ヒンジ構成部(13)内に、左後方に向かって開
口した開口部を有しかつ断面略140°の角度に相当す
る断面円弧形の案内面(17a) を有する第3ヒンジ構成部
嵌込み用凹部(17)が設けられ、かつ後方張出部(16)の基
部寄り部分に嵌合凸部(18)が設けられるとともに、後方
張出部(16)の後半部の内側に断面略150°の角度に相
当する円弧形を有する凸面部(19a) を備えた内方凸部(1
9)が設けられている。
【0022】一方、左側壁パネル(3) の分割パネル(3a)
の縦枠部材(21)は、水平断面略コ形を有しており、第3
ヒンジ構成部(23)は、この縦枠部材(21)の後端左側縁よ
り前方にのびかつ右側に断面略140°の角度に相当す
る円弧形を有する凸面部(26)を備えた前方張出部(25)
と、前方張出部(25)の先端寄り部分から前方突出状に設
けられかつ断面略円弧形の先端部(27a) を有する係合凸
部(27)とによって構成されていて、この第3ヒンジ構成
部(23)の前面に、前方張出部(25)の基部より係合凸部(2
7)に至る横断面円弧形の案内面(28)が設けられるととも
に、係合凸部(27)と前方張出部(25)の先端部(25a) との
間に、平面よりみて略V形の嵌合凹部(29)が形成されて
いる。
【0023】図4の前側壁パネル(1) と分割パネル(3a)
とが、第1および第3ヒンジ構成部(13)(23)を介して、
略90°の角度を保持して結合されている場合には、第
1ヒンジ構成部(13)の嵌込み用凹部(17)内に、第3ヒン
ジ構成部(23)の前方張出部(25)が嵌め込まれて、前方張
出部(25)の断面円弧形凸面部(26)が該凹部(17)の断面円
弧形案内面(17a) に沿うように合わせられるとともに、
第1ヒンジ構成部(13)の後方張出部(16)の嵌合凸部(18)
が第3ヒンジ構成部(23)の嵌合凹部(29)に嵌め込まれて
いる。また、係合凸部(27)の断面略円弧形先端部(27a)
が、後方張出部(16)側の内方凸部(19)の断面円弧形凸面
部(19a) の始端部に当接せしめられている。
【0024】なお、前側壁パネル(1) の縦枠部材(11)の
中空部(20)の後側壁には、パッキン取付用内部拡大溝(3
1)が設けられ、この内部拡大溝(31)に中空部(32)を有す
るパッキン(33)が嵌め止められている。上記のように前
側壁パネル(1) と分割パネル(3a)とが、相互に略90°
の角度を保持して結合されている場合には、このパッキ
ン(33)は、分割パネル(3a)の縦枠部材(21)の後側壁外面
に密接せしめられている。
【0025】なお、組立建物の側壁(10)の折畳みのさい
には、図2と図5に示すように、前側壁パネル(1) の左
側縁部に対し分割パネル(3a)が90°揺動せしめられ
て、外側に開かれる。このとき、分割パネル(3a)側の第
3ヒンジ構成部(23)の前方張出部(25)の断面円弧形凸面
部(26)が、前側壁パネル(1) 側の第1ヒンジ構成部(13)
の凹部(17)の断面円弧形の案内面(17a) に案内され、か
つ前方張出部(25)の係合凸部(27)の断面略円弧形先端部
(27a) が第1ヒンジ構成部(13)側の内方凸部(19)の断面
円弧形凸面部(19a) に案内され、また第1ヒンジ構成部
(13)側の後方張出部(16)の先端が、分割パネル(3a)側の
第3ヒンジ構成部(23)の横断面円弧形の案内面(28)に案
内される。
【0026】また、上記前側壁パネル(1) 側の第1ヒン
ジ構成部(13)の第3ヒンジ構成部嵌込み用凹部(17)の開
口部は、分割パネル(3a)側の第3ヒンジ構成部(23)の前
方張出部(25)の先端部(25a) と係合凸部(27)の先端部(2
7a) との間の幅よりも大きい幅を有しており、従って図
3と図6に示すように、第3ヒンジ構成部(23)の前方張
出部(25)は、第1ヒンジ構成部(13)の開口部を通過する
ことができ、従って前側壁パネル(1) に対して分割パネ
ル(3a)は、着脱自在である。
【0027】つぎに、図1と図7に示すように、平面よ
りみて長方形の組立建物の側壁(10)の左右両側壁パネル
(3)(4)において、連結部材(5) を介して結合された分割
パネル(3a)(3b)、および(4a)(4b)のヒンジ構成部は、左
右対称でかつ相互に向きが反対であるので、以下に一方
の左側壁パネル(3) の分割パネル(3a)(3b)と連結部材
(5) との結合構造について、図7を参照して詳しく説明
する。
【0028】図7において、左側壁パネル(3) の前後分
割パネル(3a)(3b)の接続側の縦枠部材(22)(22)は、開口
部を互いに逆に向けたそれぞれ水平断面略コ形を有して
いる。これらの縦枠部材(22)(22)の対向壁部(22a)(22a)
の内側縁部に第4ヒンジ構成部(24)(24)がそれぞれ設け
られ、これらの第4ヒンジ構成部(24)(24)には、縦枠部
材(22)(22)の対向壁部(22a)(22a)の内側縁よりそれぞれ
後方または前方に突出しかつ先端に折返し係合部(35)(3
5)を有する横断面鉤形のヒンジ構成用突出部(34)(34)が
設けられている。なお、両折返し係合部(35)(35)の先端
部(35a)(35a)は、点(A)(B)を中心とする断面略半円形と
なされている。
【0029】一方、連結部材(5) の前後両側に、横断面
鉤形ヒンジ構成用突出部(34)(34)の折返し係合部(35)(3
5)が嵌め入れられかつ内向きに開口した凹溝(45)(45)を
有する第5および第6ヒンジ構成部(43)(44)が設けられ
ている。
【0030】そして、ヒンジ構成用突出部(34)(34)の折
返し係合部(35)(35)が、凹溝(45)(45)の内側より第5お
よび第6ヒンジ構成部(43)(44)の前後壁部(46)(46)とこ
れの先端より開口部に向かって伸びる係合部(47)(47)と
に係り合わせられている。
【0031】また凹溝(45)(45)内には、これの開口部よ
り前または後壁部(46)(46)にかけて、前後分割パネル(3
a)(3b)の揺動時に横断面鉤形ヒンジ構成用突出部(34)(3
4)の折返し係合部(35)(35)の先端を案内する横断面円弧
状の案内面(48)(48)が形成されている。
【0032】なお、左側壁パネル(3) の前後分割パネル
(3a)(3b)の接続側の縦枠部材(22)(22)の対向壁部(22a)
(22a)の外側縁部には、先端に内方凸部(36a)(36a)を有
する間隔保持凸部(36)(36)が互いに対向状に設けられ、
前後両分割パネル(3a)(3b)がいわば同一平面上に接続さ
れている場合には、間隔保持凸部(36)(36)の先端の凸部
(36a)(36a)同志が相互に突き合わせられている。また、
両縦枠部材(22)(22)の対向壁部(22a)(22a)の中央部に
は、パッキン取付用内部拡大溝(37)が設けられ、この内
部拡大溝(37)に中空部(38)を有するパッキン(39)が嵌め
止められている。上記のように前後両分割パネル(3a)(3
b)が同一平面上に接続されている場合には、これらのパ
ッキン(33)は、連結部材(5) の前後壁部(46)(46)に密接
せしめられている。
【0033】なお、組立建物の側壁(10)の折畳みのさい
には、図2と図8に示すように、左側壁パネル(3) の分
割パネル(3a)(3b)が、連結部材(5) の左右両側縁部に対
してそれぞれ90°ずつ揺動せしめられてー連結部材
(5) を外方に突き出すように二つ折りされる。このと
き、分割パネル(3a)(3b)側の第4ヒンジ構成部(24)(24)
の先端が、連結部材(5) 側の第5および第6ヒンジ構成
部(43)(44)の凹溝(45)(45)内の横断面円弧形の案内面(4
8)(48)に案内される。また連結部材(5) の第5および第
6ヒンジ構成部(43)(44)と係り合う分割パネル(3a)(3b)
側の第4ヒンジ構成部(24)(24)の折返し状係合部(35)(3
5)が、あたかもこれらの先端を回転芯(A点)および
(B点)として回動するようにして、結局、両分割パネ
ル(3a)(3b)が連結部材(5) を介して二つに折り畳まれ
る。
【0034】上記において、ユニットハウス等の組立建
物を構成する側壁(10)を組み立てるには、まず図2に示
すように、前後側壁パネル(1)(2)を重ね、これら前後側
壁パネル(1)(2)の左右両側に、連結部材(5)(5)を介して
折り畳まれた左右側壁パネル(3)(4)の分割パネル(3a)(3
b)(4a)(4b)をそれぞれ配置し、左右両側の分割パネル(3
a)(3b)(4a)(4b)の折り畳み状態において分割パネル(3a)
(3b)(4a)(4b)の第3ヒンジ構成部(23)(23)を、前後側壁
パネル(1)(2)の第1および第2ヒンジ構成部(13)(14)に
対して取り付けたのち、前後側壁パネル(1)(2)を前後両
外側に引っ張れば良い。
【0035】これによって、図1に示すように、左右側
壁パネル(3)(4)の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)が連結部
材(5)(5)を介して開いて、前後側壁パネル(1)(2)と左右
側壁パネル(3)(4)とよりなる平面よりみて略方形の側壁
(10)が組み立てられるものである。
【0036】上記のように、側壁(10)の組立て状態にお
いては、例えば図4に詳しく示すように、側壁(10)の前
部左側のコーナー部において、分割パネル(3a)側の第3
ヒンジ構成部(23)の前方張出部(25)の断面円弧形凸面部
(26)が、前側壁パネル(1) 側の第1ヒンジ構成部(13)の
凹部(17)の断面円弧形の案内面(17a) に沿うように合わ
せられるとともに、第1ヒンジ構成部(13)側の後方張出
部(16)の嵌合凸部(18)が第3ヒンジ構成部(23)側の前方
張出部(25)の嵌合凹部(29)に嵌め込まれて、前側壁パネ
ル(1) の左側縁部と左側壁パネル(3) の前部分割パネル
(3a)の前側縁部とが互いに連結される。
【0037】なお、図1に示すように、組立建物の側壁
(10)の残り3つのコーナー部、すなわち前部右側と後部
左右両側のコーナー部において、前側壁パネル(1) の右
側縁部と右側壁パネル(4) の前部分割パネル(4a)の右側
縁部、並びに後側壁パネル(2) の左右両側縁部と、左右
側壁パネル(3)(4)の後部分割パネル(3b)(4b)の左右両側
縁部とが、同様に連結され、また左右両側壁パネル(3)
(4)自体は、これらの分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)の接
続側縁部同志が、それぞれ連結部材(5)(5)を介していわ
ば同一平面上に接続されている。
【0038】つぎに、上記図1に示す組立建物の側壁(1
0)を、逆に折り畳んで分解するには、平面よりみて略方
形となされた側壁(10)の前後側壁パネル(1)(2)を内側に
押し込む。これとともに、前後側壁パネル(1)(2)に対し
て左右側壁パネル(3)(4)の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)
を略90°揺動させ、同側の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4
b)同志を連結部材(5)(5)を介して二つに折り畳む(図2
参照)。
【0039】ここで、左側壁パネル(3) の分割パネル(3
a)(3b)同志が連結部材(5) を介して外方に二つ折りせら
れた状態の詳細が図8に示されており、前側壁パネル
(1) の左側縁部に対し左側壁パネル(3) の前部分割パネ
ル(3a)が90°揺動して、外側に開いた状態の詳細が図
5に示されている。
【0040】さらに、二つ折りせられた折り畳み状態の
分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)を、若干開きながら前後側
壁パネル(1)(2)の両側方に引っ張ると、図3と図6に示
すように、分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)の両外側の縦枠
部材(21)(21)のヒンジ構成部(23)(23)と、前後側壁パネ
ル(1)(2)の縦枠部材(11)(12)のヒンジ構成部(13)(14)と
の結合が外れ、前後側壁パネル(1)(2)に対して分割パネ
ル(3a)(3b)(4a)(4b)が二つ折り状態のまゝで分離する。
【0041】上記ユニットハウス等の組立建物における
側壁(10)によれば、側壁(10)は組立て分解自在であり、
しかも分解したパネルを重ねてコンパクトにまとめるこ
とができ、運搬時の輸送効率を高め得るとともに、保管
スペースが少なくてすむ。
【0042】また側壁(10)の組立ては、各パネル(1)(2)
(3a)(3b)(4a)(4b)のアルミニウム押出形材製の縦枠部材
(11)(12)(21)のヒンジ構成部(13)(14)(23)同志、あるい
はヒンジ構成部(24)(24)とアルミニウム押出形材製の連
結部材(5) のヒンジ構成部(43)(44)とを、単に嵌め合わ
せるだけであるため、素人でも作業可能であり、組立て
作業に手間がかゝらず、また組立て精度を確実に出すこ
とができる。
【0043】なお、上記実施例の各パネル(1)(2)(3a)(3
b)(4a)(4b)の縦枠部材(11)(12)(21)(22)は、それぞれア
ルミニウム押出型材製であり、かつ連結部材(5) もアル
ミニウム押出形材製であるが、これに限らず、縦枠部材
(11)(12)(21)(22)と連結部材(5) は、その他の金属、あ
るいは硬質の合成樹脂によりつくられていても、勿論良
い。
【0044】
【発明の効果】この発明による組立建物における側壁
は、上述のように、前後側壁パネルと、前後一対の分割
パネルよりなる左右側壁パネルと、同側の分割パネル同
志を連結する連結部材とによって構成され、前後側壁パ
ネルの左右両側縁部の縦枠部材にそれぞれ第1および第
2ヒンジ構成部が設けられ、左右側壁パネルの各分割パ
ネルの前後両側縁部の縦枠部材にそれぞれ第3および第
4ヒンジ構成部が設けられ、各連結部材の前後両側縁部
に第5および第6ヒンジ構成部が設けられており、前後
側壁パネルの縦枠部材の第1および第2ヒンジ構成部
と、左右側壁パネルの両外側の分割パネルの縦枠部材の
第3ヒンジ構成部とが相互に組み合わせられて、前後側
壁パネルに対して左右側壁パネルの分割パネルが略90
°揺動自在に連結されるとともに、左右側壁パネルの分
割パネルの第4ヒンジ構成部がこれらの中間に配置され
た連結部材両側の第5および第6ヒンジ構成部に組み合
わせられて、同側の分割パネル同志が連結部材を介して
折り畳み自在に連結され、かつ同側の分割パネルの折り
畳み状態において分割パネルの第3ヒンジ構成部が、前
後側壁パネルの第1および第2ヒンジ構成部に対して着
脱自在となされているもので、この発明によれば、横長
の左右側壁パネルを二つに折り畳み得るとともに、左右
側壁パネルの折畳み状態においてこれらの分割パネルを
前後側壁パネルに取付けあるいは取り外すことができ
る。このようにこの発明による組立建物の側壁は、組立
て分解自在であり、しかも分解したパネルを重ねてコン
パクトにまとめることができて、運搬時の輸送効率を大
幅に高め得るとともに、保管スペースが少なくてすみ、
従って工場等における土地の活用を果し得る。
【0045】また組立建物の側壁の組立ては、各パネル
の縦枠部材のヒンジ構成部同志、あるいはヒンジ構成部
と連結部材とを、単に嵌め合わせるだけであるため、素
人でも作業可能であり、組立て作業に手間がかゝらず、
また組立て精度を確実に出すことができる。そして、各
パネルの縦枠部材のヒンジ構成部および連結部材を、い
ずれもアルミニウム押出型材でつくることができるの
で、パネルの連結部分に従来の鋼製丁番等の取付けが全
く不要であり、ヒンジ部分の軽量化を果たし得るととも
に、ユニットハウス等の組立建物を構成する側壁の美観
が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の組立建物の側壁の組立て状
態を示す概略斜視図である。
【図2】同側壁の折畳み状態の概略斜視図である。
【図3】側壁の折畳み後、パネルを分解した状態を示す
概略斜視図である。
【図4】この発明の実施例において左側壁パネルの前部
分割パネルと前側壁パネルとの結合状態を示す要部拡大
断面図である。
【図5】同前部分割パネルが90°揺動して開いた状態
を示す要部拡大断面図である。
【図6】同前部分割パネルの開放後に、前側壁パネルよ
り外れた状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】この発明の実施例において左側壁パネルの前後
分割パネル同志が連結部材を介して接続された状態を示
す要部拡大断面図である。
【図8】同左側壁パネルの前後分割パネルが二つに折り
畳まれた状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1,2 前後側壁パネル 3,4 左右側壁パネル 3a,3b 分割パネル 4a,4b 分割パネル 5 連結部材 11,12 前後側壁パネルの縦枠部材 13,14 第1および第2ヒンジ構成部 21,22 分割パネルの縦枠部材 23,24 第3および第4ヒンジ構成部 43,44 第5および第6ヒンジ構成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後側壁パネル(1)(2)と、前後一対の分
    割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)よりなる左右側壁パネル(3)
    (4)と、同側の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)同志を連結
    する連結部材(5)(5)とによって構成され、前後側壁パネ
    ル(1)(2)の左右両側縁部の縦枠部材(11)(12)にそれぞれ
    第1および第2ヒンジ構成部(13)(14)が設けられ、左右
    側壁パネル(3)(4)の各分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)の前
    後両側縁部の縦枠部材(21)(22)にそれぞれ第3および第
    4ヒンジ構成部(23)(24)が設けられ、各連結部材(5) の
    前後両側縁部に第5および第6ヒンジ構成部(43)(44)が
    設けられており、前後側壁パネル(1)(2)の縦枠部材(11)
    (12)の第1および第2ヒンジ構成部(13)(14)と、左右側
    壁パネル(3)(4)の両外側の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)
    の縦枠部材(21)の第3ヒンジ構成部(23)(23)とが相互に
    組み合わせられて、前後側壁パネル(1)(2)に対して左右
    側壁パネル(3)(4)の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)が略9
    0°揺動自在に連結されるとともに、左右側壁パネル
    (3)(4)の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)の第4ヒンジ構成
    部(24)(24)がこれらの中間に配置された連結部材(5) 両
    側の第5および第6ヒンジ構成部(43)(44)に組み合わせ
    られて、同側の分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)同志が連結
    部材(5) を介して折り畳み自在に連結され、かつ同側の
    分割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)の折り畳み状態において分
    割パネル(3a)(3b)(4a)(4b)の第3ヒンジ構成部(23)(23)
    が、前後側壁パネル(1)(2)の第1および第2ヒンジ構成
    部(13)(14)に対して着脱自在となされている、組立建物
    における組立て分解自在な側壁。
JP31731192A 1992-11-26 1992-11-26 組立建物における組立て分解自在な側壁 Expired - Lifetime JP2602762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31731192A JP2602762B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 組立建物における組立て分解自在な側壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31731192A JP2602762B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 組立建物における組立て分解自在な側壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06158722A true JPH06158722A (ja) 1994-06-07
JP2602762B2 JP2602762B2 (ja) 1997-04-23

Family

ID=18086797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31731192A Expired - Lifetime JP2602762B2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 組立建物における組立て分解自在な側壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602762B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190044253A (ko) * 2017-10-20 2019-04-30 남진호 절첩식 전시용 부스 어셈블리

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2011214181A1 (en) * 2010-02-15 2012-09-20 Global Owl Limited A blast protected unit and system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190044253A (ko) * 2017-10-20 2019-04-30 남진호 절첩식 전시용 부스 어셈블리

Also Published As

Publication number Publication date
JP2602762B2 (ja) 1997-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4544069A (en) Modular elements for composing frames for the construction of cabinet structures and containers for electrical, electromechanical and electronic components, for internal and external use
US5226755A (en) Angle bracket for attachment of metal studs
JP3161949B2 (ja) 窓接続枠
JPH06158722A (ja) 組立建物における組立て分解自在な側壁
US20070125020A1 (en) Trim molding system and apparatus
JPS5911523Y2 (ja) 接合部材
JP2001169833A (ja) 机装置
US4228626A (en) Prefabricated panel module construction
JPH077515Y2 (ja) 化粧板付型材同士の接合部の構造
CN116658498B (zh) 一种不锈钢柜的安装方法
JP2533229Y2 (ja) 間仕切
JP2003171991A (ja) 壁パネルの接続具
RU44987U1 (ru) Универсальная строительная панель
JPS6018483Y2 (ja) 屋根パネル載設用接合部材
JPH09195610A (ja) 折畳み式間仕切
JPS603201Y2 (ja) パネル接続装置
JP2604208Y2 (ja) 枠組接続構成体
JP2586652Y2 (ja) 壁パネルの組付け構造
JPS6339287Y2 (ja)
KR200169503Y1 (ko) 간주연결구조
JPH08284256A (ja) 折畳み収納式組立ハウス
JPS5838817Y2 (ja) 壁パネル
JP3065147B2 (ja) ユニットつなぎ部用内壁パネルおよびユニット住宅の内壁材取付け構造
JPH0213634A (ja) 間仕切り用パネルの連結構造
JP2000129801A (ja) 壁パネルの連結構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961008