JPH06158620A - ロータリ除雪装置 - Google Patents

ロータリ除雪装置

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JPH06158620A
JPH06158620A JP31046392A JP31046392A JPH06158620A JP H06158620 A JPH06158620 A JP H06158620A JP 31046392 A JP31046392 A JP 31046392A JP 31046392 A JP31046392 A JP 31046392A JP H06158620 A JPH06158620 A JP H06158620A
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blower
auger
spiral
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Takeshi Hino
毅 日野
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 馬力ロスを少なく押さえて、除雪効率の向上
が図れるロータリ除雪装置を提供する。 【構成】 オーガ(3)を構成する複数のスパイラルプ
レート(10)のブロア(5)の開口縁部(5a)を臨
む位置に屈曲部(11)を設け、該屈曲部より内側のス
パイラルプレートの傾斜角度(θa)を、屈曲部より外
側のスパイラルプレートの傾斜角度(θb)より小に設
定した。また、屈曲部より内側のスパイラルプレートの
傾斜角度(θa)を、内側のスパイラルプレート(10
a)の側面がブロアの開口部(5a)を指向するよう
に、設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータリ除雪車に搭載さ
れるロータリ除雪装置に係わり、詳しくはロータリ除雪
装置に組み込まれるのオーガを構成するスパイラルプレ
ートの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリ除雪車に搭載されるロ
ータリ除雪装置には、前方の積雪を掻き寄せるオーガ
と、該オーガの後方に設けられてオーガで掻き寄せた雪
を側方へ吹き上げるブロアを備えるいわゆるツーステー
ジ形のものがある。
【0003】図3ないし図5に従来のツーステージタイ
プのロータリ除雪装置の一例を示す。このロータリ除雪
装置1は、ロータリ除雪車の前部に搭載されるもので、
前端部に設けられ回転駆動されて積もった雪を切削しつ
つ中央に掻き寄せるオーガ3と、該オーガ3の背面の周
面と両側と上方とを囲う横長の除雪枠4と、この除雪枠
4の後方に設けられ、前記オーガ3によって掻き寄せら
れた雪を側方へ吹き上げる投雪用ブロア5によって構成
される。
【0004】オーガ3は、板状体を螺旋状に巻き、中心
軸線をほぼ水平にして周方向回転自在に設けられた3条
のスライラルプレート6を、除雪枠4の幅方向左側(図
3中左側)の内方と除雪枠4の右側の内方とにそれぞれ
配して成るものである。左側のオーガスパイラルプレー
ト6と右側のスパイラルプレート6とはそれぞれ逆方向
に巻かれている。そして、オーガ3が図示しない回転駆
動手段によって回転されると、各々のスパイラルプレー
ト6の外周部の歯先によって積雪7を所定深さ切り込
み、該切り込んだ雪をスパイラルプレートの片側の歯面
によって除雪枠4の幅方向中央に(図4の左右方向の中
央)に掻き寄せ得るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のロータリ除雪装置1では、積雪を切り込んで掻き寄
せる左右のスパイラルプレート6の水平軸線に対する傾
斜角度θが、オーガ3の両端部から中央部にかけて一定
になっているため、端部から中央部へ送られてきた雪
は、すぐにブロア5へは投入されず、図5中破線矢印で
示す如く逆サイドのスパイラルプレート6側へ一旦投げ
出され、この雪を逆サイドのスパイラルプレート6が拾
ってまた中央へ送るというやり取りを複数回繰り返し、
その後ブロア5へ投入されるといった動きが行なわれて
いる。
【0006】このように中央部へ寄せられる雪が、すぐ
にはブロア5へ投入されず、左右のスパイラルプレート
6の間で複数回やりとりされながらブロア5へ投入され
るようになっているため、側方へ吹き上げられる雪はや
りとりの分だけ長い経路を辿ることとなり、オーガの回
転数と雪の質量との積から算出される馬力はその分ロス
となる欠点を有していた。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、馬力ロスを少なく押さえて、除雪効率の向上が図れ
るロータリ除雪装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明にかかるロータリ除雪装置では、オーガを
構成する複数のスパイラルプレートのブロアの開口縁部
を臨む位置に屈曲部を設け、該屈曲部より内側のスパイ
ラルプレートの傾斜角度を、屈曲部より外側のスパイラ
ルプレートの傾斜角度より小に設定する構成とした。
【0009】また、前記屈曲部より内側のスパイラルプ
レートの傾斜角度は、該内側のスパイラルプレートの側
面が前記ブロアの開口部を指向するように設定するのが
好ましい。
【0010】
【作用】ロータリ除雪装置において、オーガを構成する
スパイラルダクトは、ブロアを臨む中央部分とそれより
外方の外側部分とではそれぞれ機能が異なる。すなわ
ち、ともに積雪を切り込む点は同じであるが、スパイラ
ルダクトの外側部分は雪を中央へ掻き寄せる機能を持つ
のに対し、スパイラルダクトの中央部分は掻き寄せた雪
あるいは切り込んだ雪をブロアへ投入する機能を持ちこ
の点で両者の機能は異なる。
【0011】このような異なった機能を果たすために、
本発明にかかるロータリ除雪装置のオーガスパイラルプ
レートでは、中央部分と外側部分とで傾斜角度を変えて
おり、中央部分の傾斜角度を外側部分の傾斜角度より小
に設定し、ブロアへ投入するのに適した角度に設定して
いる。この結果、スパイラルプレートで切り込まれたお
のおのの雪は必要な最短経路を経てブロアへ投入される
ことになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照して説明する。なお、従来例で説明したもののと同
一構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。
【0013】本発明にかかるロータリ除雪装置におい
て、オーガ3を構成する複数のスパイラルプレート10
は、前記ブロア5の開口縁部5aを臨む位置にそれぞれ
屈曲部11が設けられている。そして、該屈曲部11を
挟んで、その内側と外側のスパイラルプレート10の傾
斜角度はそれぞれ異なり、内側のスパイラルプレートの
中央部分10aの傾斜角度θaは、スパイラルプレート
の外側部分10bの傾斜角度θbより小に設定されてい
る。
【0014】前記除雪枠4の中央に配される前記ブロア
5の開口部5bを臨む箇所の前記スパイラルプレート1
0の中央部分10aの傾斜角度θaは、該スパイラルプ
レート10aの側面が前記ブロア5の開口部5bを指向
するように設定されている。この傾斜角度θaは、スパ
イラルプレート10の中央部分10aをブロア5の開口
部5bへ指向させるには0度が最も好ましいが、スパイ
ラルプレート10の中央部分10aは掻き寄せられた雪
をブロア5へ投入するだけでなく、真下にある雪を切り
込む機能も果たさなければならず、それにはある程度の
傾斜をつけるのが良い。
【0015】このようにスパイラルプレート10の中央
部分は、雪を切削する機能と掻き寄せた雪をブロア5へ
投入する機能を果たすので、雪質に応じても変わるが通
常0度〜30度の範囲内で決定される。その範囲外とな
ると、雪の切削機能あるいは雪の掻き寄せ機能のいずれ
かに支障を来たすためである。
【0016】他方、前記ブロア5の開口部5bを指向し
ないスパイラルプレート10の外側部分10bは、雪を
切削する機能と、該切断した雪を中央へ掻き寄せる機能
を果たすものであって、その傾斜角度θbは従来と同様
に60度〜75度の範囲内で設定するのがよい。
【0017】次に、上記構成のロータリ除雪装置の作用
について説明する。除雪作業をする場合には、車両を所
定速度で前進させながらオーガ3を回転させながら車両
を所定速度で前進させる。
【0018】このとき、スパイラルプレート10の外側
部分10bで切削された雪は、該スパイラルプレート1
0の片側の歯面に沿って中央へ掻き寄せられる。
【0019】一方、スパイラルプレート10のブロア開
口部5bを臨む中央部分10aは、該スパイラルプレー
ト10によって真下の雪を切削すると共に、それらの雪
を前記スパイラルプレート10の外側部分10bで切削
されかき集められた雪とともに、ブロア5の開口部5b
へ投入する。
【0020】このようにオーガ3を構成するスパイラル
プレート10は、ブロア5の開口部5bを臨む中央部分
10aとそれより外方の外側部分10bとではそれぞれ
機能が異なる。すなわち、ともに積雪を切り込む点は同
じであるが、スパイラルプレート10の外側部分10b
は雪を中央へ掻き寄せる機能を持つのに対し、スパイラ
ルプレート10の中央部分10aは側方から掻き寄せた
雪あるいは真下の切り込んだ雪をブロア5へ投入する機
能を持っており、この点で両者の機能は異なる。
【0021】このような異なった機能を果たすために、
上記オーガスパイラルプレート10中央部分10aの傾
斜角度θaを外側部分10bの傾斜角度θbより小に設
定し、ブロア5へ投入するのに最適の値に設定してい
る。この結果、スパイラルプレート10の中央部分10
aおよび外側部分10bで切り込まれたおのおのの雪は
必要な最短経路を経てブロアへ投入されることになる。
【0022】なお、上記実施例では、スパイラルプレー
ト10を単に屈曲させただけの構成としているが、屈曲
部11には掻き寄せる雪からの荷重が集中的に加わるこ
とが予想される。このため、この屈曲部11を例えば厚
肉にするあるいは、雪の切削および掻き寄せ機能に支障
のない範囲内で補強部材を重ねる等の補強手段を構じて
も良い。また、屈曲部11の曲率半径を大きくとって緩
やかに角度変化させるようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるロー
タリ除雪装置によれば、オーガを構成する複数のスパイ
ラルプレートの途中にそれぞれ屈曲部を設け、ブロアの
開口部を臨むスパイラルプレートの中央部分の傾斜角度
を、スパイラルプレートの外側部分の傾斜角度より小に
設定する構成としたから、スパイラルダクトの中央部分
は掻き寄せた雪をブロアへ投入する機能を効率良く果た
すことができ、したがって、雪が長い経路を辿ってブロ
アへ達する従来のオーガと比べて、馬力ロスを押さえて
効率良く除雪できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すロータリ除雪装置の正
面図である。
【図2】ロータリ除雪装置で使用されるスパイラルプレ
ートの展開図である。
【図3】ロータリ除雪車の前部を示す概略側面図であ
る。
【図4】従来のロータリ除雪装置の一例を示す正面図で
ある。
【図5】ロータリ除雪装置で使用されるスパイラルプレ
ートの展開図である。
【符号の説明】
1 ロータリ除雪装置 4 除雪枠 3 オーガ 5 ブロア 5a ブロアの開口縁部 5b ブロアの開口部 10 スパイラルプレート 10a スパイラルプレートの中央部分 10b スパイラルプレートの外側部分 11 屈曲部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積雪の掻き寄せを行なうオーガと、該オ
    ーガの後方に設けられてオーガで掻き寄せた雪を側方へ
    吹き上げるブロアを備えるツーステージ形のロータリ除
    雪装置において、 前記オーガを構成する複数のスパイラルプレートの前記
    ブロアの開口縁部を臨む位置に屈曲部を設け、該屈曲部
    より内側のスパイラルプレートの傾斜角度を、屈曲部よ
    り外側のスパイラルプレートの傾斜角度より小に設定し
    たことを特徴とするロータリ除雪装置。
  2. 【請求項2】 前記屈曲部より内側のスパイラルプレー
    トの傾斜角度を、該内側のスパイラルプレートの側面が
    前記ブロアの開口部を指向するように、設定したことを
    特徴とする請求項1記載のロータリ除雪装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2832929A1 (en) * 2013-08-02 2015-02-04 Honda Motor Co., Ltd. Auger snow-removing machine

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4843202U (ja) * 1971-09-21 1973-06-04
JPS4866288A (ja) * 1971-12-16 1973-09-11

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US9359736B2 (en) 2013-08-02 2016-06-07 Honda Motor Co., Ltd. Auger snow-removing machine

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