JPH0615861A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH0615861A
JPH0615861A JP19756992A JP19756992A JPH0615861A JP H0615861 A JPH0615861 A JP H0615861A JP 19756992 A JP19756992 A JP 19756992A JP 19756992 A JP19756992 A JP 19756992A JP H0615861 A JPH0615861 A JP H0615861A
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JP
Japan
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recording paper
glossiness
recording
type
ink
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Pending
Application number
JP19756992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Iwakawa
浩文 岩川
Kazuyoshi Miyazaki
和義 宮崎
Tomoo Atsumi
智雄 渥美
Taiichi Koyama
泰一 小山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 記録紙の所定面の表裏を判別させることが可
能で、記録紙の種類の誤使用を防止し、記録紙の種類の
濃度階調性に応じてサーマルヘッドの制御が可能なプリ
ンタ装置。 【構成】 サーマルヘッド1と、インクシート3と、記
録面と裏面の光沢度を異ならせた記録紙4と、記録紙4
の上面の光沢度を測定する光沢度測定手段8と、光沢度
データに基づいて記録紙4の表裏面を判別する判別手段
を構成してある。複数種のインクを塗布したインクシー
ト3と、インクシート3の種類に対応した種類の記録紙
4が、記録結果の濃度階調性が異なるように記録面の光
沢度を異ならせて用意され、光沢度測定データに基づい
て判定手段の比較器9で記録紙4の種類を判別し、且
つ、比較器9によって記録紙4の種類に対応した濃度階
調性に対応してサーマルヘッド1の通電パルスを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドの発熱
によりインクシートのインクを記録紙の記録面に転写し
て画像の記録を行うプリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置の概略構造は、図3
に示すごとくサーマルヘッド1には発熱体1aを一列に配
置してあり、該サーマルヘッド1の上にサーマルヘッド
移動手段1bが設けるとともに、サーマルヘッド1をプラ
テンローラ2上に押圧あるいは離間させて設置してあ
る。インクシート3には、熱で転写されるインクが塗布
されており、リールに巻いた状態でインクカセット3aに
収納して所定の位置に装着されている。記録紙15は、裏
面に光を吸収する黒色のマーク15aが印刷されており、
記録紙カセット15bに収納して装置内の所定の位置に装
着されている。上記インクシート3よりインクが転写さ
れる。記録紙カセット15b内には、記録紙押上板15cが
回動自在に設けられており、記録紙15を該記録紙押上板
15cの上に載置させてある。濃度測定手段16は、記録紙
15のマーク15aが印刷された位置に相当する箇所の濃度
を測定するものであり、例えば図4に示すように構成さ
れている。
【0003】すなわち、図4において、濃度測定手段16
は、ランプ16a、光電変換器16b、A/D変換器16cで
構成されており、ランプ16aの光が測定面に対して45
度の角度で投射されると、投射光の一部は測定面に吸収
され、残りは即底面より反射するが、測定面からの反射
光を測定面に対し法線上に位置する光電変換器16bによ
り検出するように構成し、光電変換器16bの検出する反
射光が少ないほど高い濃度値となる。従って、測定面の
濃度が濃いほど反射光を吸収するので、光電変換器16b
に入射する反射光が少なくなり高い濃度値となる。光電
変換器16bの出力はA/D変換器16cを介してデジタル
信号に変換され、濃度データとして送出される。
【0004】一方、比較器17は、予め選定した閾値D1を
記憶しており、濃度測定手段16より送出された濃度デー
タと閾値D1との比較を行う。このとき、濃度データが閾
値D1より小さければ、記録面を検出したとして、上面が
記録面であると判別し、測定データが閾値D1より大きけ
れば、裏面のマーク15aを検出したとして、上面が裏面
であると判別する様にしている。なお、18はエラーの表
示手段であり、記録紙15の誤収納の情報を示すサインを
表示する。
【0005】上記のように構成されたプリンタ装置につ
いて、以下その動作について説明する。プリンタ装置内
の所定の位置に装着された記録紙カセット15b内の記録
紙押上板15c上に積載された、記録紙15は、記録紙押上
板15dの回動によって、記録紙押上板15cを介して給紙
ローラ5に押圧される。このとき、記録紙15は濃度測定
手段16に接近し、濃度測定手段16は記録紙15の上面のマ
ーク15aが印刷された位置に相当する所定箇所を測定可
能な状態となる。濃度測定手段16によって、記録紙15の
上面の上記所定箇所の濃度を測定し、デジタル信号に変
換した濃度データが閾値D1より小さい場合には、収納さ
れた記録紙15の上面が記録面であり、記録紙15が正常に
収納されていると判断する。濃度データが閾値D1より大
きい場合には、記録紙15が正常に収納されていないと判
断し、エラー表示手段18に記録紙記録紙15が正常に収納
されていない情報をしめすサインを表示させる。記録紙
15が正常に収納されていると判断されると、給紙ローラ
5により送り込まれた記録紙15は記録紙搬送ローラ6の
間に挟持され、記録紙搬送ローラ6の回転によって所定
の位置まで搬送される。続いて、所定の押圧力でサーマ
ルヘッド1の発熱体1aをプラテンローラ2上に押圧させ
ることによって、インクシート3と記録紙15をサーマル
ヘッド1の発熱体1aとプラテンローラ2との間に挟持
し、記録紙搬送ローラ6を回転させることによって記録
紙15を搬送させながら、サーマルヘッド1の発熱体1aを
印加された通電パルスに応じて発熱させることによっ
て、インクシート3上のインクを記録紙15に転写し、画
像を記録する。
【0006】また、インクシート3は用途に応じて複数
種が、例えばA,B,Cの3種が用意され、記録紙15
は、インクシート3の種類に対応して複数種が例えば
A,B,Cの3種が用意される。インクシート3および
記録紙15は各々、インクシート3のA種と記録紙15のA
種、インクシート3のB種と記録紙15のB種、インクシ
ート3のC種と記録紙15のC種の組み合せで使用される
が、種類に応じて記録結果の濃度階調特性が異なる。イ
ンクシート3は、その種類をインクシートカセット3aに
記されたマーク等の情報を使用者の目視または装置内に
設置された読み取り手段により解読することによって判
別し、装置内に装着する。記録紙15は、その種類を使用
者の目視による判断によって判別し、記録紙カセット15
b内に収納する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプリンタ装置の構成では物質の光の吸収特性
を示す濃度を測定する濃度測定手段16により記録紙15の
所定面の濃度を測定し、記録紙15の所定面が記録面であ
るか裏面であるかを判断させるために記録紙15の記録面
と裏面の濃度差を設定する必要があるので、裏面に予め
光を吸収する黒色のマーク15aを印刷する必要があっ
た。
【0008】また、記録紙15の種類の判断を使用者の目
視しよる判断で行っていたため、記録紙15の種類を誤っ
て使用する恐れがあった。本発明は、上記従来のプリン
タ装置の問題点を解決するもので、記録紙に予めマーク
を付与することなく装置内に収納された記録紙の所定面
の表裏を判別させることが可能であるプリンタ装置を提
供することを目的とする。また、記録紙の種類を自動的
に判別することによって、記録紙種類の誤使用を防止
し、上記種類の濃度階調特性に応じてサーマルヘッドを
制御して記録を行うことが可能であるプリンタ装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通電パルスの印加により発熱する複数の
発熱体を一列に配置したサーマルヘッドと、熱によって
転写されるインクを塗布したインクシートと、前記サー
マルヘッドの発熱体の発熱によって前記インクシートの
インクを転写される記録面と裏面の光沢を異ならせた記
録紙と、装置内の所定の場所に設置された前記記録紙の
所定の面の光沢度を測定する光沢度測定手段と、前記光
沢度測定手段により測定された光沢度データに基づいて
前記記録紙の所定の面の表裏を判別する判別手段とで構
成したことを特徴とするプリンタ装置である。
【0010】また、請求項2の発明は、通電パルスの印
加により発熱する複数の発熱体を一列に配置したサーマ
ルヘッドと、熱によって転写される複数種のインクを塗
布した複数種のインクシートと、前記サーマルヘッドの
発熱体の発熱によって前記インクシートのインクを転写
される前記インクシートの種類に対応した種類を有し、
種類に応じて記録結果の濃度階調特性が異なり、且つ、
記録面と裏面の光沢度を各々異ならせた複数種の記録紙
と、前記記録紙の記録面あるいは裏面の光沢度を測定す
る光沢度測定手段と、前記光沢度測定手段により測定さ
れた光沢度データに基づいて前記記録紙の種類に対応し
た濃度階調特性に応じて前記サーマルヘッドに印加する
通電パルスを制御する様にしたことを特徴とするプリン
タ装置である。
【0011】
【作用】したがって、本発明のプリンタ装置によれば、
上記構成により、光沢度測定手段により記録紙の所定面
の光沢度を測定し、測定された光沢度データに基づいて
判断手段により記録紙の所定面が記録面であるか裏面で
あるかを判断するものである。また、光沢度測定手段に
よって記録紙の種類を判別し、判別された光沢度データ
に基づいて判別手段により記録紙の種類を判別し、判別
された記録紙の種類に対応した濃度階調特性に応じて通
電パルスを制御し、サーマルヘッドに印加するものであ
る。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
図1において、サーマルヘッド1には複数の発熱体1aを
一列に配置してある。プラテンローラ2は回転軸によっ
て回転可能に支持されている。インクシート3はサーマ
ルヘッド1の下方に配されており、熱で転写されるイン
クが塗布されている。インクシート3は、用途に応じて
複数の種類が用意されるものであり、例えばA,B,C
の3種類が用意される。本実施例では、3種のインクシ
ート3について、A種のインクシートをインクシート3
A、B種のインクシートをインクシート3B、C種のイン
クシートをインクシート3Cと称して以下説明する。上記
インクシート3は、リール状に巻いた状態でインクシー
トカセット3aに収納されて装置内に装着されている。上
記インクシートカセット3aの一部には、インクシート3
の種類を検出させるための切り欠き部3bが設けられてい
る。
【0013】本実施例では、インクシートカセット3aに
ついて、インクシート3Aを収納したインクシートカセッ
トをインクシートカセット3aA 、インクシート3Bを収納
したインクシートカセットをインクシートカセット3aB
、インクシート3Cを収納したインクシートカセットを
インクシートカセット3aC と称して以下説明する。記録
紙4は、インクシート3からインクをが転写されるもの
であり、インクシート3の種類に対応した複数種が用意
されており、ここではA,B,Cの3種の記録紙4が用
意される。本実施例では、記録紙4について、A種の記
録紙を記録紙4A、B種の記録紙を記録紙4B、C種の記録
紙を記録紙4Cと称して以下説明する。インクシート3お
よび記録紙4は各々、インクシート3Aと記録紙4A、イン
クシート3Bと記録紙4B、インクシート3Cと記録紙4Cの
組み合せで使用されるが、種類に応じて記録結果の濃度
階調特性が異なっている。また、記録紙4A,4B,4Cの記
録面は、表面の粗さを変えることで各々異なった光沢度
g1,g2,g3を有している。さらに、各々の記録紙4の裏
面は、前記記録面と表面粗さを変えることで記録面の光
沢度とは異なった共通の光沢度g4を有している。なお、
各々の記録紙4の裏面の光沢度はここでは共通させてい
るが、種類によって各々異ならさせてもよい。
【0014】上記各記録紙4は、各々記録紙カセット4a
に収納させて装置内に装着されている。各記録紙カセッ
ト4aには、記録紙4を押し上げる記録紙押上板4bが回動
可能に支持されていて、記録紙4を該記録紙押上板4bに
積載させるように構成されている。また、この記録紙押
上板4bの上面は記録紙4A,4B,4Cの記録面、裏面のいず
れとも異なった光沢度g5を有している。記録紙押上板4b
には記録紙押上手段4Cが回転軸を中心に回動可能に支持
されている。ここで、上記光沢度g1,g2,g3,g4,g5を
各々デジタル信号に変換させた光沢データG1,G2,G3,
G4,G5の大小関係は、光沢度データG5<光沢度データG4
<光沢度データG1<光沢度データG2<光沢度データG3の
関係が成り立つように調整してある。
【0015】装置には、記録紙4を供給する給紙ローラ
5と、一対の記録紙搬送ローラ6,6が回転可能に支持
されている。また、インクシートカセット3aと当接する
位置にインクシート3の種類を検出させる2個のメカニ
カルスイッチ7aおよび7bが設けてあり、インクシートカ
セット3aの壁面に該スイッチ7a,7bが当接するとONの
状態になり、切り欠き部3bに対向するとOFFの状態に
なる。上記インクシートカセット3aAはメカニカルスイ
ッチ7bに対向した位置に切り欠き部3bを有しており、イ
ンクシートカセット3aBはメカニカルスイッチ7aに対向
した位置に切り欠き部3bを有しており、インクシートカ
セット3aCは切り欠き部3bを有していない。メカニカル
スイッチ7aがON、メカニカルスイッチ7bがOFFの状
態であれば、インクシート3の種類がB種であり、ま
た、メカニカルスイッチ7a,7bが両方ともONの状態で
あれば、インクシート3の種類がC種であり、メカニカ
ルスイッチ7a,7bが両方ともOFFの状態であれば、イ
ンクシートカセット3aが所定の位置に装着されていない
ことを判断するようにしている。
【0016】光沢度測定手段8は、記録紙4の上方に位
置させて記録紙4の上面の光沢度を測定するように設置
されており、例えば図2に示すように構成されている。
すなわち、図2において、8aはランプ、8bは光電変換
器、8cはA/D変換器を示す。ランプ8aの光が測定面に
投射されると、測定面上で一部は乱反射し、残りは正反
射方向に反射するが、測定面からの反射光を正反射方向
に位置する光電変換器8bにより検出するように構成し、
光電変換器8bの検出する反射光が多いほど高い光沢度値
となる。一例として、光は記録紙4の記録面に60度の
角度で入射し、60度の角度で正反射する。測定面が平
滑であるほど、正反射の反射光が多くなるので、光電変
換器8bに入射する反射光が多くなり、高い光沢値とな
る。また、測定面の表面粗さが粗いほど、反射光は乱反
射して、光電変換器8bに入射する反射光が少なくなり、
低い光沢度値となる。光電変換器8bの出力はA/D変換
器8cを介してデジタル信号に変換され、光沢度データと
して送出される。9は比較器を示し、第1の閾値群X1,
X2および第2の閾値Y1および第3の閾値Z1を予め記憶し
ており、上記閾値群と光沢度測定手段8により送出され
た光沢度データと比較を行う。(記録紙4の裏面の光沢
度が種類によって各々異なる場合は、第2の閾値は複数
の閾値群とする必要がある。)上記閾値群X1,X2,Y1,
Z1は、閾値Z1<閾値Y1<閾値X1<閾値X2の関係が成り立
ち、且つ、光沢度データG3>閾値X2>光沢度データG2>
閾値X1>光沢度データG1>閾値Y1>光沢度データG4>閾
値Z1>光沢度データG5の関係が成り立つように予め選定
している。
【0017】比較器9は、光沢度データが閾値Z1より小
であれば、記録紙4が記録紙カセット4a内に収納されて
いないと判断し、光沢度データが閾値Z1より大、閾値Y1
より小であれば、記録紙4が裏面を上にして積載されて
いると判断し、光沢度データが閾値Y1より大、閾値X1よ
り小であれば、記録紙4の種類はAであると判断し、光
沢度データが閾値X2より小、閾値X1より大であれば、記
録紙4の種類はBであると判断し、光沢度データが閾値
X2より大であれば、記録紙4の種類はCであると判断す
るようにしている。
【0018】10は、濃度階調制御用補正データメモリ手
段を示し、記録紙4の種類に応じた3種類の濃度階調制
御用補正データを記憶している。11は、濃度階調データ
生成手段を示し、入力された画像データに基づき濃度階
調データを生成する。12は濃度階調制御データ手段を示
し、濃度階調データに基づいて濃度階調制御データを生
成し、生成された濃度階調制御データを濃度階調制御用
補正データに基づいて補正する。13はサーマルヘッド駆
動手段を示し、サーマルヘッド1に通電する通電パルス
幅を制御する。14はエラー表示手段を示し、記録紙4の
表裏誤収納および未収納、インクシート3の未収納、お
よびインクシート3と記録紙4の組み合せの誤使用の情
報を示すサインを表示する。
【0019】以上のように構成された本実施例のプリン
タ装置について、以下その動作について説明する。記録
紙カセット4a内に積載された記録紙4は、記録紙押上手
段4cの回動によって、記録紙押上板4bを介して給紙ロー
ラ5に押圧される。この時、記録紙4は光沢度測定手段
8に接近し、光沢度測定手段8は記録紙4の上面を測定
可能な状態となる。光沢度測定手段8は、記録紙4の上
面の光沢度を測定し、デジタル信号に変換した光沢度デ
ータを比較器9に送出する。比較器9は先ず、光沢度デ
ータと閾値Z1を比較する。記録紙4が記録紙押上板4bの
上に設置されている場合は、光沢度測定手段8により、
記録紙4の上面の光沢度が測定され、記録紙4の表裏面
の光沢度データG1(G2,G3),G4が閾値Z1より大である
関係が成り立つので、比較器9は記録紙4を収納してい
ると判断する。記録紙4が記録紙押上板4bの上に積載さ
れていない場合には、光沢度測定手段8により記録紙押
上板4bの上面の光沢度が測定され、記録紙押上板4bの上
面の光沢度データG5は閾値Z1より小である関係が成り立
つので、比較器9は記録紙4を収納していないと判断
し、エラー表示手段14に記録紙4が収納されていない情
報を示すサインを表示させる。
【0020】比較器9は次に、光沢度データと閾値Y1と
を比較する。記録紙4が正常な向き、即ち、上面が記録
面であるように収納されている場合には、記録紙4の記
録面の光沢度が測定され、記録紙4の記録面の光沢度デ
ータG1(G2,G3)は閾値Y1より大である関係が成り立つ
ので比較器9は、記録紙4が正常向きに収納されている
と判断する。記録紙4が上面が裏面である様に収納され
ている場合は、記録紙4の裏面の光沢度が測定され、記
録紙4の裏面の光沢度データG4が閾値Y1より小である関
係が成り立つので、比較器9は、記録紙4が正常向きに
収納されていないと判断し、エラー表示手段14に記録紙
4の表裏を誤って収納している情報を示すサインを表示
させる。比較器9は続いて、光沢度データと閾値X1,X2
を比較する。収納された記録紙4の種類がAである場合
には、記録紙4Aの記録面の光沢度が測定され、記録紙4A
の記録面の光沢度データG1が閾値X1より小である関係が
成り立つので、比較器9は記録紙4の種類をAであると
判断する。収納された記録紙4の種類がBである場合に
は、記録紙4Bの記録面の光沢度が測定され、記録紙4Bの
記録面の光沢度データG2が閾値X1より大であり、且つ、
閾値X2より小である関係が成り立つので、比較器9は記
録紙4の種類をBであると判断する。同様に記録紙4の
種類がCである場合には、記録紙4Cの記録面の光沢度が
測定され、記録紙4Cの記録面の光沢度データG3が閾値X2
より大である関係が成り立つので、比較器9は記録紙4
の種類をCであると判断する。
【0021】装置内の所定の位置に装着されたインクシ
ートカセット3aに当接したメカニカルスイッチ7aおよび
7bはON、OFF状態によりインクシートカセット3a内
に収納されたインクシート3の種類の情報を解読する。
メカニカルスイッチ7aおよび7bが両方ともOFFの状態
であれば、エラー表示手段14にインクシート3が収納さ
れていない情報をしめすサインを表示させる。インクシ
ート3の種類が記録紙4の種類に対応したものでなけれ
ばエラー表示手段14にインクシート3と記録紙4の組み
合せの誤使用である旨の情報を示すサインを表示させ
る。比較器9は記録紙4の種類を判断すると、濃度階調
制御データ補正手段12に記録紙4の種類を示す情報を送
出する。
【0022】一方、映像信号が入力されると濃度階調デ
ータ生成手段11は入力された画像データより濃度階調デ
ータを生成し、濃度階調制御データ補正手段12に送出す
る。濃度階調制御データ補正手段12は、記録紙4の種類
を示す情報を受け取ると、濃度階調制御用補正データメ
モリ手段10より記録紙4Aに対応した濃度階調制御用補正
データを受け取る同時に、濃度階調データに基づき濃度
階調制御データを生成するが、濃度階調制御用補正デー
タに応じて濃度階調制御データを補正し、サーマルヘッ
ド駆動手段13に送出する。サーマルヘッド駆動手段13は
濃度階調制御データに基づき通電パルスの幅を制御して
サーマルヘッド1に印加する。
【0023】一方、給紙ローラ5より送り込まれた記録
紙4は、記録紙搬送ローラ6に挟持され、記録紙搬送ロ
ーラ6の回転によって所定の記録開始位置まで搬送され
る。続いて、所定の押圧力でサーマルヘッド1の発熱体
1aをプラテンローラ2上に押圧させることによって、イ
ンクシート3と記録紙4をサーマルヘッド1の発熱体1a
とプラテンローラ2との間に挟持させ、記録紙搬送ロー
ラ6を回転させ、記録紙4を搬送させながら、サーマル
ヘッド1の発熱体1aを印加された通電パルスに応じて発
熱させることによって、インクシート3上のインクを記
録紙4に転写させ、画像の記録を行う。
【0024】以上のように本実施例によれば、通電パル
スの印加により発熱する複数の発熱体を一列に配置した
サーマルヘッド1と、熱によって転写されるインクを塗
布したインクシート3と、前記サーマルヘッドの発熱体
1aの発熱によって前記インクシート3のインクを転写さ
れる記録面と裏面の光沢を異ならせた記録紙4と、記録
紙カセット4a内に設置された記録紙4の所定の面の光沢
度を測定する光沢度測定手段8と、光沢度測定手段8に
より測定された光沢度データに基づいて記録紙4の上面
の表裏を判別する比較器9とで構成し、記録面と裏面の
光沢度の異なった記録紙4の上面を光沢度測定手段によ
り光沢度を測定し、測定された光沢度データによ基づい
て比較器9により記録紙4の上面が記録面であるか裏面
であるかを判別することによって、記録紙4に予めマー
クを付与することなく記録紙4の種類を判別させること
が出来るものであり、誤って裏面に記録することがな
い。
【0025】また、通電パルスの印加により発熱する複
数の発熱体1aを一列に配置したサーマルヘッド1と、熱
によって転写される3種類のインクを塗布した3種類の
インクシート3(3A,3Bおよび3C)と、サーマルヘッド
1の発熱体1aの発熱によってインクシート3のインクを
転写されるインクシート3の種類に対応した種類を有
し、種類に応じて記録結果の濃度階調特性が異なり、且
つ、記録面の光沢度を各々異ならせた3種類の記録紙4
(4A,4Bおよび4C)と、記録紙カセット4a内に設置され
た記録紙4の記録面の光沢度を測定する光沢度測定手段
8と、光沢度測定手段8により測定された光沢度データ
に基づいて記録紙4の種類を判別する比較器9で構成
し、比較器9により判別された記録紙4の種類に対応し
た濃度階調性に応じてサーマルヘッド1に印加する通電
パルスを制御するようにし、記録結果の濃度階調性が異
なり、且つ、記録面あるいは裏面の光沢度の異なった3
種類の記録紙4を光沢度測定手段8により記録面の光沢
度を測定し、測定された光沢度データに基づいて比較器
9により記録紙4の種類を判別し、判別された記録紙4
の種類に対応した濃度階調性に応じて通電パルスを制御
してサーマルヘッド1に印加することによって、記録紙
4の種類の誤使用を防止出来、上記種類の濃度階調性に
応じてサーマルヘッドを制御して記録を行うことが可能
であり、設置された記録紙に応じて記録することができ
るものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通電パル
スの印加により発熱する複数の発熱体を一列に配置した
サーマルヘッドと、熱によって転写されるインクを塗布
したインクシートと、前記サーマルヘッドの発熱体の発
熱によって前記インクシートのインクを転写される記録
面と裏面の光沢を異ならせた記録紙と、装置内の所定の
場所に設置された前記記録紙の所定の面の光沢度を測定
する光沢度測定手段と、前記光沢度測定手段により測定
された光沢度データに基づいて前記記録紙の所定の面の
表裏を判別する判別手段とで構成したことを特徴とする
プリンタ装置であるので、光沢度測定手段により記録紙
の所定の面の光沢度を測定し、測定された光沢度データ
に基づいて判別手段により記録紙の所定面が記録面であ
るか裏面であるかを判別することによって、記録紙に予
めマークを付与することなく記録紙の所定の面の表裏を
判別させることが出来、誤って裏面に画像等を記録する
ことがないものである。
【0025】また、請求項2の発明によれば、通電パル
スの印加により発熱する複数の発熱体を一列に配置した
サーマルヘッドと、熱によって転写される複数種のイン
クを塗布した複数種のインクシートと、前記サーマルヘ
ッドの発熱体の発熱によって前記インクシートのインク
を転写される前記インクシートの種類に対応した種類を
有し、種類に応じて記録結果の濃度階調特性が異なり、
且つ、記録面と裏面の光沢度を各々異ならせた複数種の
記録紙と、前記記録紙の記録面あるいは裏面の光沢度を
測定する光沢度測定手段と、前記光沢度測定手段により
測定された光沢度データに基づいて前記記録紙の種類に
対応した濃度階調特性に応じて前記サーマルヘッドに印
加する通電パルスを制御する様にしたことを特徴とする
プリンタ装置であるので、光沢度測定手段により記録紙
の記録面あるいは裏面の光沢度を測定し、測定された光
沢度データに基づいて判別手段により記録紙の種類を判
別し、判別された記録紙の種類に対応した濃度階調性に
応じて通電パルスを制御してサーマルヘッドに印加する
ことによって、記録紙の種類を誤って使用することが防
止出来、上記種類の濃度階調性に応じてサーマルヘッド
を制御して記録を行うことが可能であり、設置された記
録紙に応じて記録することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるプリンタ装置の概略
図、
【図2】本発明の実施例におけるプリンタ装置の光沢度
測定手段を説明する概略図、
【図3】従来のプリンタ装置の概略図、
【図4】従来のプリンタ装置における記録紙マーク検出
手段を説明する概略図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 1a 発熱体 2 プラテンローラ 3 インクシート 3a インクシートカセット 3b 切り欠き部 4 記録紙 4a 記録紙カセット 4b 記録紙押上板 4c 記録紙押上手段 5 給紙ローラ 6 記録紙搬送ローラ 7a メカニカルスイッチ 7b メカニカルスイッチ 8 光沢度測定手段 8a ランプ 8b 光電変換器 8c A/D変換器 9 比較器 10 濃度階調制御用補正データメモリ手段 11 濃度階調データ生成手段 12 濃度階調制御データ補正手段 13 サーマルヘッド駆動手段 14 エラー表示手段 15 記録紙(従来例) 15a 記録紙カセット(従来例) 15b マーク(従来例) 15c 記録紙押上板(従来例) 15d 記録紙押上手段(従来例) 16 濃度測定手段(従来例) 16a ランプ(従来例) 16b 光電変換器(従来例) 16c A/D変換器(従来例) 17 比較器(従来例) 18 エラー表示手段(従来例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 泰一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電パルスの印加により発熱する複数の
    発熱体を一列に配置したサーマルヘッドと、熱によって
    転写されるインクを塗布したインクシートと、前記サー
    マルヘッドの発熱体の発熱によって前記インクシートの
    インクを転写される記録面と裏面の光沢を異ならせた記
    録紙と、装置内の所定の場所に設置された前記記録紙の
    所定の面の光沢度を測定する光沢度測定手段と、前記光
    沢度測定手段により測定された光沢度データに基づいて
    前記記録紙の所定の面の表裏を判別する判別手段とで構
    成したことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 通電パルスの印加により発熱する複数の
    発熱体を一列に配置したサーマルヘッドと、熱によって
    転写される複数種のインクを塗布した複数種のインクシ
    ートと、前記サーマルヘッドの発熱体の発熱によって前
    記インクシートのインクを転写される前記インクシート
    の種類に対応した種類を有し、種類に応じて記録結果の
    濃度階調特性が異なり、且つ、記録面と裏面の光沢度を
    各々異ならせた複数種の記録紙と、前記記録紙の記録面
    あるいは裏面の光沢度を測定する光沢度測定手段と、前
    記光沢度測定手段により測定された光沢度データに基づ
    いて前記記録紙の種類に対応した濃度階調特性に応じて
    前記サーマルヘッドに印加する通電パルスを制御する様
    にしたことを特徴とするプリンタ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397747B2 (en) 2003-08-29 2008-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Recording medium type discrimination apparatus, recording apparatus, and discrimination method
US7533954B2 (en) 2002-01-22 2009-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Printing media type discrimination apparatus and method, and printing apparatus
US7621615B2 (en) 2004-03-31 2009-11-24 Canon Kabushiki Kaisha Print medium identifying device, printing apparatus, and print medium identifying method
US8131192B2 (en) * 2007-04-16 2012-03-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus for forming image on record medium

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