JPH06158460A - 糸破断補修方法及び紡機 - Google Patents

糸破断補修方法及び紡機

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JPH06158460A
JPH06158460A JP17908693A JP17908693A JPH06158460A JP H06158460 A JPH06158460 A JP H06158460A JP 17908693 A JP17908693 A JP 17908693A JP 17908693 A JP17908693 A JP 17908693A JP H06158460 A JPH06158460 A JP H06158460A
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JP
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spinning
yarn
bobbin
yarns
spinning machine
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Application number
JP17908693A
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English (en)
Inventor
Rolf Binder
ロルフ ビンダー
Martin Witschi
マーティン ビッチュ
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Maschinenfabrik Rieter AG
Original Assignee
Maschinenfabrik Rieter AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H15/00Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/026Doubling winders, i.e. for winding two or more parallel yarns on a bobbin, e.g. in preparation for twisting or weaving
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の紡機の糸破断補修方法及び装置に関
し、集合巻取の場合における糸切れ時の補修を可能とす
ることを目的とする。 【構成】 2本の平行な紡績糸8,8aは集合横断巻取ボビ
ン15に巻き取られる。糸破断の場合に、ボビン15及びド
ラフト装置11,11aに対するスライバ32,32aの供給は停止
される。他の糸8aの端は吸引チューブ69によって巻き取
られる。2本の糸8,8aの糸通し、ボビン15及び引取装置
14の始動後に、糸8,8aはドラフト装置11,11aに同時にデ
ポジットされる。粗糸ストッパ30,30aはこれに継続する
ように作動され。これによりツイン紡績において糸破断
が除かれる。移行の糸の撚りかけの際に、糸の接合部は
相互にオフセットされ、この部分で糸が太くなることは
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一対の紡出ユニットに
おける糸破断補修装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,854,523 号では精紡機に空
気ノズルを有した複数対の紡出ユニットが設けられ、紡
がれた糸を集合ボビンに巻き取るものを開示している。
この方法は2本の糸を後続のプロセスで加撚する場合
は、再巻取の必要が解消することから好ましい。空気ノ
ズルにより惹起せしめられる仮撚糸の場合はこの加撚方
式に特に適している。加撚を受けた仮撚糸は品質に関す
る限りは加撚を受けたリング糸に殆ど等しく、かつより
安価に製造することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】他方では、EP417 662
号等によって公知の自動作動装置では空気ジェット式の
精紡機が公知であり、空気ジェット精紡機における糸破
断の自動的な糸継ぎを行なっている。これらの公知の始
動作動装置は付加的な構成を設けることなしには米国特
許第4,854,523 号の精紡機に使用することはできない。
【0004】この発明の目的は対をなして巻き取られる
場合にであってさえ、糸破断の補償を可能とする方法及
び精紡機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、一対の紡
出ユニットにおける紡出開始方法において、各紡出ユニ
ットは夫々の繊維供給手段と、紡出部材と、集合巻取装
置とを備え、紡出開始のために、各々ある長さの糸が夫
々の繊維供給手段に対して予め規定した比率で案内さ
れ、繊維供給手段の起動時点は異なっているが、その集
合位置は糸構造の長手方向において相互にオフセットす
るように調節されることを特徴とする。
【0006】第2の発明は、精紡機が対をなすように組
み合せられた紡出ユニットを備え、2本の紡出された糸
は引き取り装置の後では集合ボビン上に相互に近接して
案内され、これにより引き取り装置とボビンとの間にお
いて、2本の糸は吸引チューブのオリフィスを介して案
内され、前記吸引チューブは糸格納手段として機能する
と共に精紡機内に設けられることを特徴とする。
【0007】第3の発明は、一対の紡出ユニットの糸破
断を除去する方法であって、この紡出ユニットは、糸の
進行方向において順次、二つの独自に作動可能な粗糸ス
トッパと、二つのドラフト装置と、二つの紡出部材と、
引き取りユニットと、二つの停止手段と、双方の糸を巻
き取るための共通のボビンとを具備していて、第1の糸
の破断に引き続く二つの停止手段の第1のものの応答の
間に、双方の粗糸ストッパは起動され、ボビンはその駆
動軸から持ち上げられかつ停止され、残りの第2の糸は
ボビン上において吸引口によって探られ、2本の糸は引
き取り加圧ローラ内に収容されかつ接合の準備がされ
て、自動作動装置によって取扱可能な各収納チューブで
は、接合するべき糸の各々の一端が収納され、2本の糸
端は接合引き取りユニットから出現し始めるところから
計測して異なる長さを持ち、糸端の接合のため2本の粗
糸ストッパを弛緩させることにより、2本の糸の二つの
接合位置は糸の長手方向において相互にオフセットされ
ることを特徴とする。
【0008】第4の発明は、対をなして配置される複数
の紡出ユニットを具備し、各紡出ユニット対は、糸の進
行方向において順次、二つの独自に作動可能な粗糸スト
ッパと、二つのドラフト装置と、二つの紡出部材と、引
き取り装置と、二つの停止機構と、双方の糸を巻き取る
ための集合ボビンと、紡出ユニットの前方を移動して、
一対の紡出ユニットの双方の糸の同時的接合を行なう自
動作動装置とを具備しており、かつ、操作可能でありか
つ夫々が横断カット部材を有した二つの収納チューブが
具備され、自動的切断装置が接合準備されたとき、二つ
の収納チューブ内に収納された糸の長さは引き取り装置
から計測し始めたとき異なっていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は自動作動装置を有した空気ジェット精
紡機1の紡出位置を通しての概略的断面図である。精紡
機1は相互に対(図2)をなして位置する多数の同一の
紡出ユニット3,3aを有する。各対の二つ紡出ユニッ
ト3,3aは夫々がスライバコンテナ10, 10a に割り当
てられており、糸の進行方向に見て、順次、二つのドラ
フト装置11, 11a と、二つのボルテックスノズル12, 12
a と、集合引き取りユニット14と、集合ボビン15と
から成る。ここにボビン15は通常型のボビン枠38に
支持されると共に、ボビン15は作動中はフリクション
ローラ16上に載置される。
【0010】対をなすドラフト装置11, 11a はEP 488 0
07号等に開示されるものと同様であり、二つの供給加圧
ローラ21, 21a を備え、これらの供給加圧ローラ21, 21
a は別個に保持され、かつ別個のスプリングによって供
給シリンダ20に対して加圧されている。エプロン23
は、対をなす双方のユニット3,3aの双方に使用され
るものであり、エプロン23はシリンダ20の外周より
は速く回転する、シリンダ26によって駆動されるエプ
ロン22に対して押し付けられている。二つの送り出し
ローラ25, 25a はドラフト装置11, 11a のデリベリロー
ラ24上に加圧される。このデリベリローラはより速い
回転すら行なう。ローラはオーバマウントされており、
そのベアリングの対向側に円錐面40を備えている。ド
ラフト装置11, 11a は夫々の供給部に粗糸ストッパ30,
30a を備えている。これはEP 353575号と同様である。
【0011】二つのローラ21,21aは粗糸ストッパ30, 30
a の各々によってシリンダ20から持ち上げることがで
きる。ストッパ30, 30a は各々がレバー27, 27a に取り
付けられている。レバー27, 27a は接合継手28上を回
動可能であり、ソレノイドバルブ29, 29a もしくは空気
シリンダによって別個に作動可能である。各ストッパ3
0, 30a は夫々のスライバ32, 32a を案内するためのダ
クト31を有する。ソレノイド29が図1の位置にある
ときはスライバ32は舌状ストッパ30と持ち上げられ
たローラ21との間のダクト31からの出口においてニ
ップされ、ローラ21は制動を受け、空気ボルテックス
ノズル12への繊維の供給(従って、精紡工程自体)も
停止される。
【0012】引き取り加圧ローラ36は、対をなす双方
の紡出ユニット3,3aで共通であり、揺動レバー37
によって引き取りローラ35に対して加圧されている。
この引き取りローラは“連続的”ローラ(即ち、全紡出
ユニットに対して共通なシリンダ)として構成すること
が可能である。シリンダ35はデリベリローラ24より
はその周速度が幾分低くなっている。引き取り装置14
の後で二本の糸8,8aはその各々が別々の案内アイ1
7, 17a 、次いで接合アイ18を通過し、あや振り装置
19を経てから横断巻取ボビン15に一緒に巻き取られ
る。糸8,8aは各々が、引取装置14と紡出ノズル1
2, 12a との間(図1)、もしくは引取装置14と案内
アイ17, 17a との間(図2)にストップモーション13
を具備している。
【0013】図1において、自動装置2は紡機1の側面
に沿ったロール上を移動可能であり、この自動装置2は
ロールの代りにEP 300 235号のような駆動システムを具
備することができる。即ち、後者のシステムは懸垂型レ
ールシステムに沿って駆動されるように配置される。自
動装置は一対の紡出ユニット3,3aの前方に光バリヤ
47等によって作動されるように配置される。即ち、光
バリヤ47は、適当な手段(図示しない)が紡出ユニッ
トにおいて自動装置の作動の必要を指示した後に、精紡
機1のマーク48をスキャンするものである。自動装置
2は、腕50によって枠38を昇降せしめる作動手段4
9と、アーム52によってレバー37の昇降を行なうこ
とができる第2の作動部材51と、二つのアーム54に
よって二つの吸引チューブ55, 55a (図2)を移動する
操作部材53とを具備する。吸引チューブ55, 55a (図
2)はチューブ56, 56a を介して負圧源に接続されてい
る。この部材49, 51及び操作部材53の作動は自動装置
に設けられる制御装置57によって制御を受ける。制御
装置57は信号線58を介して精紡機の制御装置42に
接続される。
【0014】正規の作動の間は自動装置2は休止位置に
あり精紡機に沿った監視運動を実施する。一方、各対の
紡出ユニット3,3aの2本の糸は夫々の集合ボビン1
5に巻き取られる。対の糸のうちの一方(例えば糸8
(図2))が破断した場合には、この破断は制御装置4
2のストップモーション(図2の13)によって報告さ
れる。ボビン15はフリクションローラ16から持ち上
がり、紡機に設けられる持ち上げビーム67の延長部に
よって停止される。この延長部は空気シリンダ68によ
って作動されるものである。摩擦ローラからの持ち上げ
を行なう機構はEP128 417号等に示されている。
【0015】同時に、そのオリフィス70の上方を二つ
の糸8,8aが通過する収納手段69はバルブ(図示し
ない)を介して負圧源に接続される。オリフィス70は
アイ18とフリクションローラ16との間の糸コースの
付近に位置している。その結果、破断した糸8の端はボ
ビンに巻き取られ、他方、ループが依然形成され、破断
しなかった糸8aは収納手段69に移る。収納チューブ
69内での糸の存在はセンサ71によって決定され、装
置42に報知せしめられる。
【0016】糸の破断が装置42に報知せしめられると
破断された糸のストップモーション30が起動される。
即ち、非破断糸8aに割り当てられたストップモーショ
ン30aは、ボビン15が停止状態に来たときのみソレ
ノイド29aによって装置42により起動されるだけで
ある。このことにより、破断糸端のみがボビン15に巻
かれることを確保する。ビーム67の延長部とボビン1
5の静止との間の時間間隔はとりわけボビン径に依存す
るので、ストッパ30aの起動のための遅れ時間はある
程度の安全マージンで有利に選定することができる。
【0017】精紡機に設けられる制御装置は、停止した
紡出ユニット3の対を作動するのが好適となると即座に
自動作動装置2を図1に示す位置に制御する。自動装置
2は最初にアーム50によってボビン15を持ち上げる
ものと仮定し、ビーム67(EP 128 417号参照)は収縮
される。ローラ36はアーム52によってシリンダ35
から持ち上げられる。一つの吸引チューブ55aは操作
機構53によって収納チューブ69のオリフィスにその
オリフィスが変位される。操作機構53ではチューブ6
9に収納される糸8aの端部が受け取られる。この糸端
は、アイ18,17a及びストップモーション13aを
介して通され、このストップモーション13aはプログ
ラムによって制御されるものであり、ローラ36の付近
に配置されている。
【0018】操作機構53による操作の終端において、
糸8aの端は別の装置75に引き渡される。この装置は
図3には概略的にのみ図示しており、糸8,8aを二つ
の空気ボルテックスノズル12,12aを介して通すも
のである。装置75はEP 433832号のものと類似した構
成であり、詳細はこの特許を参照されたい。この装置は
変位可能な支持体76上に設けられる二つの円錐状ピン
77を備え、この円錐状ピン77は空気ボルテックスノ
ズル12,12aの出口側に同時にドッキングせしめこ
とができる。ピン77に形成される溝78は軸方向には
連続的であり、糸8及び8aの導入を可能とするべく半
径方向にはその一側で開放しており、かつピン77は概
ね軸線方向に平行な圧縮空気孔79を形成しており、ノ
ズル12,12aの孔を通して糸端を吹き飛ばすことが
できるようになっている。糸8及び8aはそれぞれが一
対のローラ80の把持ラインにおいて把持され、かつ予
め設定可能な速度で供給される。2対のローラ80は共
用のモータによって駆動可能である。しかしながら、最
初に必要なことは破断した糸を見つけ、これを復帰せし
めることである。
【0019】糸8aの端を復帰せしめる際にボビン15
上の糸8の端はボビン15を低速で回転させつつ吸引漏
斗83によって探られる。吸引漏斗83のオリフィス8
4はボビン15の全幅にわたって延びている。ボビン1
5は後転駆動可能であり、例えば、駆動ローラ(図示し
ない)は、持ち上げられたボビン15に、自動装置によ
って担持されるアーム(図示しない)によって加圧され
る。糸8の端が捕捉されるとこれは漏斗83内のセンサ
85によって報知せしめられ即座に糸はオリフィス84
内の吸引チューブ55に捕らえられ、糸8aの端につい
て説明されたものと同一の手法で装置75に案内され
る。双方の糸8,8aは装置75に通され、一対のロー
ラ80によって把持される。2本の糸8,8aはピン7
7の前端に近接して切断され、このピン77はノズル1
2,12aの出口を通して案内される。2本の糸8,8
aがノズル12,12aを通されると、取扱装置53に
よって移動された吸引チューブ55,55aのオリフィ
スによって、糸は入口ノズル12,12aで再度把持さ
れる。オリフィスは、次いで、図2に示す位置まで移動
される。
【0020】破断された糸8を装置75に戻す際に、糸
8aはボビン15から自然に引き出される。この“過剰
長さ”の糸8aは吸引チューブ55aに連結される廃棄
チャンバに回収される。糸を切断することにより発生し
たウエスト繊維も夫々のチャンバで採集される。かくし
て、糸8,8aは切断されかつほぐされる。図4及び5
に示すように装置88はこの目的で使用される。この装
置88はケーシング89を備え、ケーシング89内に回
転研磨ディスク90が回転可能となっている。この研磨
ディスク90はモータ91によって駆動することができ
る。ディスク90のケーシングは、少なくともその一部
(例えば半分)が弓型のベル92によって被覆され、ベ
ル92はモータ93によって図4に示す位置から丁度1
回転によって回転することができ、この作動は制御ユニ
ット57の信号によって開始される。二つのノズル94
は相互に近接してケーシングに接線方向に開口してい
る。二つのチューブ56,56aはこれらのノズル94
に取り付けられている。吸引ノズル95はノズル94に
対して略90゜ずれてケーシングに開口している。ノズ
ル95はチューブ96を介して吸引ポンプに連結されて
いる。この2本のチューブ56,56aはその長さが異
なっている。図4の位置ではベル92はノズル94と吸
引ノズル95との間の通路から研磨ローラ90を遮蔽し
ている。
【0021】糸8,8aの端部は一対のローラ80で運
ばれ、一方、ボルテックスノズル12,12aを介して
孔79から空気流によって吹き飛ばされ、吸引チューブ
55,55aに吸引される。ベル92の回りで糸はチュ
ーブ56,56aを介して接合ノズル95に到達する。
上記のウエストチャンバはこのノズル95に近接して位
置している。チューブ96内での吸引される糸の長さ及
び強さは糸8,8aに働く引っ張り強度を規定する。糸
8,8aの切断及びほぐしのためにモータ91,93は
起動され、緊張された糸8,8aが瞬間的に回転研磨デ
ィスク90と接触状態に入る。
【0022】このようにして、糸は切断され必要な処理
(ほぐし)が行なわれる。チューブ56,56aの長さ
が異なることにより、チューブ内に収納される糸の長さ
もまた異なっている。ドラフト機構11,11aによっ
て新規に供給されたスライバに対する糸8,8aの接合
のために、二つのアーム50,52(図1)は図1に示
される位置から下降され、糸8,8aは引取シャフト3
5によって同時に運ばれ、ボビン15に巻き取られる。
作動速度に至るまでのボビン15が行なう緩慢な加速を
補償するために2本の吸引収納チューブ98をアイ1
7,18及び17a,18aの間の自動装置に設けるこ
とができ、ボビンの周速が本来のものとなるまで予め糸
ループを一時的に収容するようにする。吸引69をこの
目的に使用することも可能である。
【0023】同時に、2本のチューブ55,55aは離
間するように回動し、オリフィスとノズル12,12a
に対する入口との間で緊張を受けた糸8,8aはローラ
25もしくは25aと、シリンダ24との間のニップラ
インに達する。二つのソレノイド29,29aは継続的
にスイッチオフされ、シリンダ20及びエプロン22,
23によって新規に運ばれたスライバ32,32aの新
規な導入は、糸8,8aのほぐされた端部もまたそこに
達した時に、行なわれる。チューブ56,56aの長さ
が異なることによりソレノイド29,29aのスイッチ
オフ時点は異なりるが、スライバ流はどの場合でもほぐ
された糸に接合することができる。糸の長さが異なるこ
とによって長手方向における2本の糸8,8aの接合位
置は相互にオフセットしている。かくして、加撚工程の
後は、接合位置における加撚部分に目立つような太い箇
所が発生することはない。しかしながら、2本の糸8,
8aの引き取り及び巻き取りは同時に開始される。
【0024】接合の手法自体は1991年7月25日にされた
CH2223/91 もしくは1992年6月25日にされたCH1997/92
に開示されたものと同様である。以上の実施例とは異な
って、1本の収納チューブ69の代りにアイ18の下流
において精紡機に2本のチューブ69を設けることも可
能である。自動装置に設けられる収納チューブ98はこ
の場合は省略することができる。製造するべき糸8,8
aのタイプに応じて各収納チューブ55,56もしくは
55aに専用の横断切断装置80を設け、この場合、切
断装置は一本のノズル94のみを有する。ベル92は研
磨ディスク90の解放のため軸線方向に移動することが
でき、かつ研磨ディスクを包囲するべく円筒状に配置す
ることができる。
【0025】ダクト31の横方向の相互距離が短く維持
されている場合は、ある状況においては、ドラフト装置
11,11aに出口加圧ローラ25を一個のみ設け、2
本の糸8,8aをこのローラの背後で同一側から溜める
ことが可能である。自動接合装置に使用する糸操作機構
はPCT 特許出願WO 90/7599にリング精紡機に関して開示
されている。この操作部材はこの発明の自動装置として
も採用可能である。
【0026】図1の例では一つの吸引チューブが糸毎に
設けられる。システムの制御は吸引チューブが糸に“割
り当て”られ、糸の破断に応じてストップモーション1
3,13aに応動して作動し、各吸引チューブはボビン
に巻き取られる糸の受け取り及び収納部69に保持され
る糸端の受け取りのために案内することができる。従っ
て、各吸引チューブはいずれかの糸が最初に破断したか
に関わらず“自らの”糸8,8aをいつも収容すること
ができる。しかしながら、取扱機構の制御は、特定の吸
引チューブが収容部69からの糸を取り上げ、他の吸引
チューブがボビンからの糸端を取り上げるように行なわ
れる。この場合に、いずれの糸をも予め規定された供給
部10もしくは10aから製造することは可能ではな
い。
【0027】単純化のために、以上は二つの吸引チュー
ブ55,55aのみを備えた実施例について説明してい
る。吸引チューブが行なうべき作業は別の取扱装置に分
割することができる。即ち、取扱装置を糸通しアイ1
7,18のために設けることができ、その後に通された
糸8もしくは8aを吸引チューブ55,55aに移送さ
せることができる。
【0028】収納装置69内で未破断の糸を捕捉してい
るために、ボビン15上で2本の糸を探る必要は回避す
ることができる。このような糸のさぐり作動は、別個に
見つけることは困難であることから、糸の分離を行なわ
せる必要がでてくる。更に、糸は破断されていても未破
断でも離間保持することができ、所定の供給部10,1
0aで集合させることができ、これは“混合”糸の場合
は好都合となろう。
【0029】双方の糸8,8aが、例外的であるが、同
時にもしくは瞬間的に前後して破断された場合は、セン
サ71はボビン15の停止後に応答しない。この場合装
置42は少なくとも1本の糸の手動による探りが必要で
あることを表す信号をオペレータに送るようになってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は糸継ぎの際の空気ジェット精紡機の概略
的断面図である。
【図2】図2は図1の矢印IIの方向より見た図ある。
【図3】図3は糸通し装置の概略図である。
【図4】図4は横断切断部材の断面図である。
【図5】図5は図4のV−V線より見た断面図である。
【符号の説明】
2…自動装置 3,3a…紡出ユニット 8,8a…糸 11,11a…ドラフト装置 12,12a…ノズル 13,13a…ストップモーション 14…引取装置 15…ボビン 55,55a…吸引チューブ 56,56a…チューブ 57…制御装置 69…吸引チューブ 70…オリフィス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の紡出ユニット(3,3a)におけ
    る紡出開始方法において、各紡出ユニット(3,3a)
    は夫々の繊維供給手段(11, 11a)と、紡出部材(12, 12
    a) と、集合巻取装置とを備え、紡出開始のために、各
    々ある長さの糸が夫々の繊維供給手段(11, 11a)に対し
    て予め規定した比率で案内され、繊維供給手段の起動時
    点は異なっているが、その集合位置は糸構造の長手方向
    において相互にオフセットするように調節されることを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 紡機が対をなすように組み合せられた紡
    出ユニット(3,3a)を備え、2本の紡出された糸
    (8,8a)は引き取り装置(14)の後では集合ボビ
    ン(15)上に相互に近接して案内され、これにより引
    き取り装置(14)とボビン(15)との間において、
    2本の糸(8,8a)は吸引チューブ(69)のオリフ
    ィス(70)を介して案内され、前記吸引チューブ(6
    9)は糸格納手段として機能すると共に紡機内に設けら
    れることを特徴とする紡機。
  3. 【請求項3】 吸引チューブ(69)は一対の紡出ユニ
    ット(3,3a)によって共用されていることを特徴と
    する請求項2に記載の紡機。
  4. 【請求項4】 吸引チューブ(69)内に糸センサ(7
    1)が設けられることを特徴とする請求項2に記載の紡
    機。
  5. 【請求項5】 一対の紡出ユニット(3,3a)の糸破
    断を除去する方法であって、この紡出ユニットは、糸の
    進行方向において順次、二つの独自に作動可能な粗糸ス
    トッパ(30, 30a) と、二つのドラフト装置(11, 11a)
    と、二つの紡出部材(12, 12a) と、引き取りユニット
    (14)と、二つの停止手段(13, 13a) と、双方の糸
    (8,8a)を巻き取るための共通のボビン(15)と
    を具備していて、第1の糸(8)の破断に引き続く二つ
    の停止手段(13, 13a) の第1のものの応答の間に、双方
    の粗糸ストッパ(30, 30a) は起動され、ボビンはその駆
    動軸16から持ち上げられかつ停止され、残りの第2の
    糸(8a)はボビン(15)上において吸引口(83)
    によって探られ、2本の糸(8,8a)は引き取り加圧
    ローラ(36)内に収容されかつ接合の準備がされて、
    自動作動装置(2)によって取扱可能な各収納チューブ
    (55, 56a; 56, 56a)では、接合するべき糸(8,8a)
    の各々の一端が収納され、2本の糸端は接合引き取りユ
    ニット(145)から出現し始めるところから計測して
    異なる長さを持ち、糸端の接合のため2本の粗糸ストッ
    パ(30, 30a) を弛緩させることにより、2本の糸(8,
    8a)の二つの接合位置は糸の長手方向において相互に
    オフセットされることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 対をなして配置される複数の紡出ユニッ
    ト(3,3a)を具備し、各紡出ユニット対は、糸の進
    行方向において順次、二つの独自に作動可能な粗糸スト
    ッパ(30, 30a) と、二つのドラフト装置(11, 11a) と、
    二つの紡出部材(12, 12a) と、引き取り装置(14)
    と、二つの停止機構(13, 13a) と、双方の糸(8,8
    a)を巻き取るための集合ボビン(15)と、紡出ユニ
    ット(3,3a)の前方を移動して、一対の紡出ユニッ
    ト(3,3a)の双方の糸(8,8a)の同時的接合を
    行なう自動作動装置(2)とを具備しており、かつ、操
    作可能でありかつ夫々が横断カット部材(88)を有し
    た二つの収納チューブ(55, 55a) が具備され、自動的切
    断装置(2)が接合準備されたとき、二つの収納チュー
    ブ(55, 55a) 内に収納された糸の長さは引き取り装置
    (14)から計測し始めたとき異なっていることを特徴
    とする請求項5に記載の方法の実施のための紡機。
  7. 【請求項7】 一対の紡出ユニットの双方のドラフト装
    置(11, 11a) の駆動軸(20, 26, 24)は共通であり、前記
    ドラフト装置(11, 11a) の二つの入口加圧ローラ(21, 2
    1a) は別個にばね荷重を受けており、対応の軸(20)
    に加圧されていることを特徴とする請求項6に記載の紡
    機。
  8. 【請求項8】 各入口加圧ローラ(21, 21a) は別個の粗
    糸ストッパ(30, 30a) を具備しており、その各々は別個
    の起動部材(29, 29a) を備えていて、夫々の加圧ローラ
    (21, 21a) を集合入口シャフト(20)から持ち上げる
    と共に、それぞれのスライバ(32, 32a) をニップするこ
    とを特徴とする請求項7に記載の紡機。
  9. 【請求項9】 二つの収納チューブ(56, 56a) のそのオ
    リフィス(55)から横断カット部材までの長さは異な
    っていることを特徴とする請求項7もしくは8に記載の
    紡機。
  10. 【請求項10】 引き取り装置(14)とボビン(1
    5)との間で二つの糸(8, 8a) は紡機に設けられる吸引
    チューブ(69)のオリフィス(70)上を案内され、
    かつ糸収納手段として機能することを特徴とする請求項
    6から9のいずれか一項に記載の紡機。
JP17908693A 1992-07-23 1993-07-20 糸破断補修方法及び紡機 Pending JPH06158460A (ja)

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CH02323/92-0 1992-07-23

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