JPH061583Y2 - コンクリート製品の吊上げ構造 - Google Patents
コンクリート製品の吊上げ構造Info
- Publication number
- JPH061583Y2 JPH061583Y2 JP1988090556U JP9055688U JPH061583Y2 JP H061583 Y2 JPH061583 Y2 JP H061583Y2 JP 1988090556 U JP1988090556 U JP 1988090556U JP 9055688 U JP9055688 U JP 9055688U JP H061583 Y2 JPH061583 Y2 JP H061583Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- peripheral surface
- lifting
- hanger
- receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はU字溝用コンクリート製品やL型水路用コンク
リート製品等のコンクリート二次製品類の移送や施工時
の吊上げ作業や反転作業に有用な吊上げ構造に関するも
のである。
リート製品等のコンクリート二次製品類の移送や施工時
の吊上げ作業や反転作業に有用な吊上げ構造に関するも
のである。
[従来の技術] 例えばU字溝用コンクリート製品では、実公昭62−1
8618号公報に示されているように丸パイプ製の受具
を起立壁に埋設し、吊上げ機械の牽引用ワイヤーロープ
の末端に丸棒製の吊具を連結し、コンクリート製品の吊
上げ反転作業に当っては、該受具の中空部に該吊具を挿
入係止させている。
8618号公報に示されているように丸パイプ製の受具
を起立壁に埋設し、吊上げ機械の牽引用ワイヤーロープ
の末端に丸棒製の吊具を連結し、コンクリート製品の吊
上げ反転作業に当っては、該受具の中空部に該吊具を挿
入係止させている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、該吊具は丸パイプの平滑な内周面と丸棒
の平滑な外周面との面接触による摩擦力によって該受具
に係止されているだけであるため、十分な係止力が得ら
れず、コンクリート製品が揺れたりしたときには吊具が
受具から抜け出ることがある。
の平滑な外周面との面接触による摩擦力によって該受具
に係止されているだけであるため、十分な係止力が得ら
れず、コンクリート製品が揺れたりしたときには吊具が
受具から抜け出ることがある。
従って本考案の目的は、受具と吊具間の係止力を大きく
することができるため、吊具の抜脱の危険性なしに移送
や施工時の吊上げ作業が行なえるコンクリート製品の吊
上げ構造を提供することである。
することができるため、吊具の抜脱の危険性なしに移送
や施工時の吊上げ作業が行なえるコンクリート製品の吊
上げ構造を提供することである。
[課題を解決するための手段] 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考
案のコンクリート製品の吊上げ構造は、吊具6よりも軟
質材で作製した筒型受具3を起立壁2に埋設し、吊具6
の先端部外周面に係止突起7を設け、該受具3の中空部
4内で吊具6を傾動させ、該中空部4の内周面部5に該
係止突起7を食い込み係合させるものである。
案のコンクリート製品の吊上げ構造は、吊具6よりも軟
質材で作製した筒型受具3を起立壁2に埋設し、吊具6
の先端部外周面に係止突起7を設け、該受具3の中空部
4内で吊具6を傾動させ、該中空部4の内周面部5に該
係止突起7を食い込み係合させるものである。
[作用] 吊上げ作業に当っては、吊具6を受具3の中空部4の端
面開口部から真直に挿入し、係止突起7が内周面部5に
当接するように吊具6の本体部分を該中空部4内に載置
する。
面開口部から真直に挿入し、係止突起7が内周面部5に
当接するように吊具6の本体部分を該中空部4内に載置
する。
吊上げ機械の駆動によって牽引用のワイヤロープ9を引
上げると、第2図に示したように吊具6は基端部側の上
部外周面が端面開口部の上部縁面11に当接するまで斜
めに引上げられ、この上部縁面11を支点として吊具6
が傾動することによって、吊具6の係止突起7が受具3
の内周面部5に深く食い込み係合する。
上げると、第2図に示したように吊具6は基端部側の上
部外周面が端面開口部の上部縁面11に当接するまで斜
めに引上げられ、この上部縁面11を支点として吊具6
が傾動することによって、吊具6の係止突起7が受具3
の内周面部5に深く食い込み係合する。
そのままワイヤーロープ9の引上げを続けると、傾動し
た吊具6は先端部の係止突起7と基端部の2箇所で受具
3に係止され、吊具6は受具3から抜脱することなく、
コンクリート製品1の吊上げ移送や吊上げ反転作業に使
用される。
た吊具6は先端部の係止突起7と基端部の2箇所で受具
3に係止され、吊具6は受具3から抜脱することなく、
コンクリート製品1の吊上げ移送や吊上げ反転作業に使
用される。
[実施例] 第1図と第2図に示した実施例はU字型側溝用ブロック
に適用したものであり、軟鉄製肉厚パイプより成る円筒
型受具3は成型時に起立壁2に埋設固定されている。該
受具3の中間部外周面には円盤状補強板10が固着され
ている。鋼鉄製丸棒で構成された吊具6は連結金具8を
介して吊上げ機械の牽引用ワイヤーロプ9に連結されて
いる。
に適用したものであり、軟鉄製肉厚パイプより成る円筒
型受具3は成型時に起立壁2に埋設固定されている。該
受具3の中間部外周面には円盤状補強板10が固着され
ている。鋼鉄製丸棒で構成された吊具6は連結金具8を
介して吊上げ機械の牽引用ワイヤーロプ9に連結されて
いる。
係止突起7は吊具6の先端部に丸鍔状に連続形成され、
該係止突起7には挿入時の案内用テーパー面7aを先端
側に設けてある。第2図の右側に示したように吊具6は
受具3の中心軸線に沿って中空部4に挿入される。図示
の態様では吊具6は起立壁2の外側から装着されている
が、本実施例では円筒型受具3は内外両端が開口されて
いるため、吊具6は起立壁2の内側からも装着可能であ
る。尚、受具3の中空部4の内外一方端を閉塞すること
もできる。
該係止突起7には挿入時の案内用テーパー面7aを先端
側に設けてある。第2図の右側に示したように吊具6は
受具3の中心軸線に沿って中空部4に挿入される。図示
の態様では吊具6は起立壁2の外側から装着されている
が、本実施例では円筒型受具3は内外両端が開口されて
いるため、吊具6は起立壁2の内側からも装着可能であ
る。尚、受具3の中空部4の内外一方端を閉塞すること
もできる。
第3図の実施例では、係止突起7は丸鋸歯状や歯車状に
分断形成されているため、受具3の内周面部5への係止
突起7の食い込み深さが深くなり、受具3と吊具6間の
係止力が増大する。
分断形成されているため、受具3の内周面部5への係止
突起7の食い込み深さが深くなり、受具3と吊具6間の
係止力が増大する。
尚、コンクリート製品1の形状構造は図示のものに限定
されず、本考案は側溝用ブロックや水路用ブロック、境
界用ブロック、L型ブロック、マンホール用ブロック等
に適用できる。また、受具3と吊具6の形状や寸法、材
質等も限定されず、受具3をプラスチック材料で作製
し、吊具6を勤続材料で作製することもできる。受具3
を丸パイプ材で構成し吊具6を丸棒で構成すれば、製作
加工が簡単かつ低コストで行なえる。
されず、本考案は側溝用ブロックや水路用ブロック、境
界用ブロック、L型ブロック、マンホール用ブロック等
に適用できる。また、受具3と吊具6の形状や寸法、材
質等も限定されず、受具3をプラスチック材料で作製
し、吊具6を勤続材料で作製することもできる。受具3
を丸パイプ材で構成し吊具6を丸棒で構成すれば、製作
加工が簡単かつ低コストで行なえる。
[考案の効果] 以上のように本考案のコンクリート製品の吊上げ構造で
は、筒型受具3を吊具6よりも軟質材料で作製し、吊具
6の先端部外周面に係止突起7を設け、該受具3の中空
部4に挿入した吊具6を吊上げ時に傾動させ、吊具6の
基端部側の上部外周面を受具3の開口部の上部縁面11
に当接させて、該係止突起7を該中空部4の内周面部5
に食い込み係合させるので、受具3と吊具6間の係止力
が充分に高いものとなり、また、吊上げたコンクリート
製品1自体の重量によって該食い込み係合が強固に維持
されるため、吊具6が受具3から抜脱する危険性なしに
コンクリート製品1の吊上げ移送や吊上げ反転作業を行
なうことができる。
は、筒型受具3を吊具6よりも軟質材料で作製し、吊具
6の先端部外周面に係止突起7を設け、該受具3の中空
部4に挿入した吊具6を吊上げ時に傾動させ、吊具6の
基端部側の上部外周面を受具3の開口部の上部縁面11
に当接させて、該係止突起7を該中空部4の内周面部5
に食い込み係合させるので、受具3と吊具6間の係止力
が充分に高いものとなり、また、吊上げたコンクリート
製品1自体の重量によって該食い込み係合が強固に維持
されるため、吊具6が受具3から抜脱する危険性なしに
コンクリート製品1の吊上げ移送や吊上げ反転作業を行
なうことができる。
第1図は本考案の一実施例に係る吊上げ構造を適用した
コンクリート製品の吊上げ反転前の斜視図であり、第2
図は該コンクリート製品の吊具装着時の要部縦断面図で
ある。 第3図は本考案の別の実施例における吊具装着時の要部
縦断面図である。 1…コンクリート製品、2…起立壁、3受具、4…中空
部、5…内周面部、6…受具、7…係止突起、8…連結
金具、9…吊上げ機械の牽引用ワイヤーロープ、10…
補強板、11…開口部の上部縁面
コンクリート製品の吊上げ反転前の斜視図であり、第2
図は該コンクリート製品の吊具装着時の要部縦断面図で
ある。 第3図は本考案の別の実施例における吊具装着時の要部
縦断面図である。 1…コンクリート製品、2…起立壁、3受具、4…中空
部、5…内周面部、6…受具、7…係止突起、8…連結
金具、9…吊上げ機械の牽引用ワイヤーロープ、10…
補強板、11…開口部の上部縁面
Claims (3)
- 【請求項1】吊具6よりも軟質材で作製した筒型受具3
を起立壁2に埋設し、吊具6の先端部外周面に係止突起
7を設け、該受具3の中空部4内で吊具6を傾動させ、
該中空部4の内周面部5に該係止突起7を食い込み係合
させるコンクリート製品の吊上げ構造。 - 【請求項2】受具3を円筒体として吊具6を丸棒とし、
係止突起7を丸鍔状に連続形成した請求項(1)記載の
吊上げ構造。 - 【請求項3】受具3を円筒体として吊具6を丸棒とし、
係止突起7を丸鋸歯状に分断形成した請求項(1)記載
の吊上げ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988090556U JPH061583Y2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | コンクリート製品の吊上げ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988090556U JPH061583Y2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | コンクリート製品の吊上げ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0213088U JPH0213088U (ja) | 1990-01-26 |
JPH061583Y2 true JPH061583Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31315072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988090556U Expired - Lifetime JPH061583Y2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | コンクリート製品の吊上げ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061583Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113415712A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-09-21 | 上海隧道工程有限公司 | 城市密集区大断面顶管管节吊装吊具及其吊装方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019102U (ja) * | 1983-07-19 | 1985-02-08 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
JPS6040545U (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-22 | 日立建機株式会社 | ケ−シングパイプ先端掘削刃取付構造 |
-
1988
- 1988-07-08 JP JP1988090556U patent/JPH061583Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0213088U (ja) | 1990-01-26 |
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