JPH0615831U - プレス機械のトランスファ装置 - Google Patents

プレス機械のトランスファ装置

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JPH0615831U
JPH0615831U JP5398692U JP5398692U JPH0615831U JP H0615831 U JPH0615831 U JP H0615831U JP 5398692 U JP5398692 U JP 5398692U JP 5398692 U JP5398692 U JP 5398692U JP H0615831 U JPH0615831 U JP H0615831U
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JP
Japan
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drive source
rotational force
feed bar
rotary drive
rotatably connected
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Pending
Application number
JP5398692U
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English (en)
Inventor
詔三 今西
隆 八木
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィードバーの円滑なアドバンス・リターン動
作を確約しつつワーク排出を円滑に行えるようにする。 【構成】フィードバー(1F,1R)の上方に回転駆動
源(31)を配設し、回転駆動源(31)および駆動ね
じ(21)間で回転力を伝達する平行運動機構を、一端
部が回転駆動源(31)に回転可能に連結された一方リ
ンク部材(42)と,一端部が一方リンク部材(42)
の他端部に相対回転可能に連結されかつ他端部が駆動ね
じ(21)に回転可能に連結された他方リンク部材(4
4)とからなりフィードバー(1F,1R)側のクラン
プ・リフト運動を吸収可能に形成された支持リンク部
(41)と、この支持リンク部(41)に組込まれ回転
駆動源(31)および駆動ねじ(21)間で回転位相を
変化させることなく回転力を伝達可能な回転力伝達部
(45)とから構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プレス機械のトランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4において、3次元トランスファ装置は、アドバンス・リターン装置とクラ ンプ・アンクランプ装置とリフト・ダウン装置とからなり、ワークをプレスセン ターに沿って各金型に間欠送りする構成とされている。 なお、X方向がアドバンス動作(AD)・リターン動作(RET)方向,Y方 向がクランプ動作(CL)・アンクランプ動作(UCL)方向およびZ方向がリ フト動作(LF)・ダウン動作(DW)方向である。
【0003】 前後に配設された一対のフィードバー1F,1Rは、X方向に離隔配設された 各2個の受台2,2に摺動自在に保持されている。各受台(2)は、それぞれク ランプユニット4に取り付けられている。
【0004】 ここに、クランプ・アンクランプ装置は、クランプ・アンクランプ駆動機構3 によってY方向に対向配設された各受台2,2を所定ストローク移動させて接近 ・離隔する構成とされている。 また、リフト・ダウン装置は、リフト・ダウン機構によってクランプユニット 4をZ方向に上下動させてフィードバー1F,1Rをリフト・ダウン動作させる 構成とされている。 さらに、アドバンス・リターン装置は、フィードバー1F,1Rの下流側のケ ーシング9内に設けられたアドバンス・リターン駆動機構5によって,ガイドバ ー7,7に摺動自在なアドバンス・リターン用駆動体8をX方向に往復移動させ て,フィードバー1F,1Rをアドバンス・リターン動作させる構成とされてい る。アドバンス・リターン駆動機構5は、太陽歯車6aを備えた歯車機構6等か ら構成されている。なお、フィードバー1F,1Rは、アドバンス・リターン用 駆動体8にX方向に同期移動可能かつY方向およびZ方向に摺動可能に連結され ている。
【0005】 上記したアドバンス・リターン駆動機構5,クランプ・アンクランプ駆動機構 3およびリフト・ダウン駆動機構は、リンクレバー16および2次元・3次元切 換えカム17等からなる動力伝達機構15を介して伝達されるプレス機械側の動 力により作動される。
【0006】 また、通常、フィードバー1F,1Rの下流側には、ワーク排出用のコンベア (図示省略)が配設される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記したトランスファ装置においては、フィードバー1F,1Rの 下流側に太陽歯車6a等を有するアドバンス・リターン駆動機構5が設けられて いるので、ワーク排出用コンベアの配置等に関しても種々の制約を受け、ワーク の取出しが円滑に行えない事態が生じることがある。
【0008】 本考案の目的は、上記事情に鑑み、フィードバーの円滑なアドバンス・リター ン動作を確約しつつワークの取出しを容易かつ確実に行えるプレス機械のトラン スファ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るプレス機械のトランスファ装置は、クランプ・リフト運動可能な 受台にアドバンス・リターン動作方向に移動可能に支持されたフィードバーと、 受台に回転支持されフィードバーと螺合された駆動ねじと、フィードバーの上方 に配設された回転駆動源と、回転駆動源および駆動ねじ間で回転力を伝達する平 行運動機構とを含んでなり、平行運動機構を、一端部が回転駆動源に回転可能に 連結された一方リンク部材と,一端部が一方リンク部材の他端部に相対回転可能 に連結されかつ他端部が駆動ねじに回転可能に連結された他方リンク部材とから なり,フィードバー側のクランプ・リフト運動を吸収可能に形成された支持リン ク部と、この支持リンク部に組込まれ回転駆動源および駆動ねじ間で回転位相を 変化させることなく回転力を伝達可能な回転力伝達部とから構成したことを特徴 とする。
【0010】
【作用】
上記構成による本考案では、回転駆動源を駆動させると、平行運動機構の回転 力伝達部によって駆動ねじに回転力が伝達される。これにより、駆動ねじが回転 されると、フィードバーはアドバンス・リターン動作方向に移動し所定のアドバ ンス・リターン動作を行う。
【0011】 ここで、受台(したがってフィードバー)が、クランプ・リフト運動(クラン プ・アンクランプ動作,リフト・ダウン動作)しても、該運動を平行運動機構の 支持リンク部は吸収し、かつ回転力伝達部は回転位相を変化させることなく回転 駆動源の回転力を駆動ねじに伝達できるので、フィードバーを円滑かつ正確にア ドバンス・リターン動作させることができる。
【0012】 このように、フィードバーの上方に配設した回転駆動源から平行運動機構を介 して駆動ねじに回転力を伝達して、フィードバーにアドバンス・リターン動作を 行わせるので、フィードバーの下流側部分の実装密度が従来に比し大幅に減少さ れる。したがって、ワーク排出用コンベヤを理想的な位置に配設等することがで き、ワークの取出しを容易かつ確実に行える。
【0013】 したがって、フィードバーの円滑なアドバンス・リターン動作を確約しつつワ ークの取出しを容易かつ確実に行うことができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 本プレス機械のトランスファ装置は、図1に示す如く、回転駆動源(サーボモ ータ31)をフィードバー1F,1Rの上方に設置し、回転駆動源(31)の回 転力を平行運動機構40を介して駆動ねじ(21)に伝達してフィードバー1F ,1Rをアドバンス・リターン動作させる構成とされている。 なお、図4に示した構成要素と同一のものについては同一の符号を付し、その 説明を省略もしくは簡略化する。
【0015】 ここで、フィードバー1F(1R)を支持する各受台2,2は、クランプ・リ フト駆動機構29によってクランプ・リフト運動〔クランプ動作(CL)・アン クランプ動作(UCL)方向(Y方向)およびリフト動作(LF)・ダウン動作 (DW)方向(Z方向)移動〕可能とされている。
【0016】 また、駆動ねじは、各受台2に回転支持されフィードバー1F,1Rと螺合さ れる構成とされている。本実施例では、駆動ねじは、X方向に伸延するように受 台2に回転支持されたボールスクリュー21から形成されている。このボールス クリュー21は、フィードバー1F(1R)に取り付けられたボールナット22 に回転自在に螺合されている。
【0017】 また、回転駆動源は、フィードバー1F,1Rの上方に配設されている。本実 施例では、回転駆動源は、フィードバー1F,1Rの上方のフレーム11に固設 されたサーボモータ31より形成されている。また、サーボモータ31には、駆 動軸35がカップリング39を介して直結されている。
【0018】 また、平行運動機構40は、回転駆動源(31)および駆動ねじ(21)間で 回転力を伝達可能に形成されている。 具体的には、平行運動機構40は、支持リンク部41と回転力伝達部45とか らなり、フィードバー1F,1Rのクランプ・リフト運動を吸収可能かつ回転駆 動源(31)および駆動ねじ(21)間で回転位相を変化させることなく回転力 を伝達可能に形成されている。 ここで、支持リンク部41は、一方リンク部材42および他方リンク部材44 から構成されている。一方リンク部材42は、その一端部42aが駆動軸35等 を介して回転駆動源(サーボモータ31)に回転可能に連結されている。この一 方リンク部材42の他端部42bには、中間軸43が回転可能に装着されている 。また、他方リンク部材44は、その一端部44aが一方リンク部材42の他端 部42bに相対回転可能に連結されかつ他端部44bが駆動ねじ(ボールスクリ ュー21)の入力軸22aに回転可能に連結されている。
【0019】 一方、平行運動機構40の回転力伝達部45は、支持リンク部41に組込まれ 回転駆動源(サーボモータ31)および駆動ねじ(ボールスクリュー21)間で 回転位相を変化させることなく回転力を伝達可能に形成されている。本実施例で は、回転力伝達部45は、駆動軸35に装着されたプーリ46a,中間軸43の 両端部に装着されたプーリ46b,46c,ボールスクリュー21の入力部21 aに装着されたプーリ46d(上記各プーリ46a〜46dは同一径),プーリ 46a,46b間に掛け渡されたタイミングベルト47およびプーリ46c,4 6d間に掛け渡されたタイミングベルト48とを含み構成されている。 しかして、駆動軸35が回転されると、プーリ46a〜46dおよびタイミン グベルト47,48を介してボールスクリュー21が駆動軸35と同一方向かつ 同一回転量だけ回転される。
【0020】 なお、支持リンク部41の一方および他方リンク部材42,44は、タイミン グベルト47,48のテンションを一定に保持するベルトテンション調整棒をも 兼ねるものとされている。
【0021】 次に、作用について説明する。 サーボモータ31を駆動して駆動軸35を正転,逆転させると、平行運動機構 40の回転力伝達部45によってボールスクリュー21の入力部21aに回転力 が伝達され当該スクリュー21はモータ31と同一方向に同一回転量だけ回転さ れる。 かかるボールスクリュー21の回転によりフィードバー1F,1Rはボールナ ット22を介してX方向に所定ストロークFsだけ往復移動しアドバンス動作・ リターン動作を行う。
【0022】 ここで、受台2(したがってフィードバー1F,1R)が、所定ストローク( クランプストロークCs,リフトストロークLs)だけクランプ・リフト運動し ても、平行運動機構40の支持リンク部41(一方および他方リンク部材42, 44)は姿勢変更(当該リンク部41の姿勢を表す各プーリ46a〜46dの軸 心を結んだ仮想線が図3に示す如くOP1 Q1 →OP2 Q2 →OP3 Q3 と変化 )して該運動を吸収することができる。また、同一径の各プーリ46a,46b ,46c,46dとタイミングベルト47,48との協働により回転位相を変化 させない。したがって、フィードバー1F,1Rを、正確にX方向に位置制御で きる。
【0023】 このように、フィードバー1F,1Rの上方に配設したサーボモータ31から 平行運動機構40を介してボールスクリュー21に回転力を伝達して回転させる ことにより、フィードバー1F,1Rにアドバンス・リターン動作させるので、 フィードバー1F,1Rの下流側部分の実装密度が従来に比し大幅に減少される 。したがって、ワーク排出用コンベヤ(図示省略)を理想的な位置に配設等する ことができ、ワークの取出しを容易かつ確実に行える。
【0024】 すなわち、この実施例によれば、フィードバー1F,1Rの上方にサーボモー タ31を配設し、モータ31およびボールスクリュー21間で回転力を伝達する 平行運動機構40を、一端部42がモータ31に回転可能に連結された一方リン ク部材42と,一端部44aが一方リンク部材42の他端部42bに相対回転可 能に連結されかつ他端部44bがボールスクリュー21に回転可能に連結された 他方リンク部材44とからなりフィードバー1F,1R側のクランプ・リフト運 動を吸収可能に形成された支持リンク部41と、この支持リンク部41に組込ま れモータ31およびボールスクリュー21間で回転位相を変化させることなく回 転力を伝達可能な回転力伝達部45とから構成したので、フィードバー1F,1 Rの円滑なアドバンス・リターン動作を確約しつつワークの取出しを容易かつ確 実に行うことができる。
【0025】 なお、平行運動機構40の回転力伝達部45を、同一径のプーリ46a,46 bおよび46c,46dに掛け渡された2本のベルト47,48を有するベルト 伝動機構より形成したが、一部または全部を所定個数の歯車が直列に噛合されて なる歯車列を用いて回転力を伝達する構成としてもよい。 例えば、駆動軸35および中間軸43間を互いに直列に噛合された所定個数の 歯車よりなる歯車列で連結し両者間で回転力を伝達する構成としてもよい。ただ し、歯車列を、駆動軸35および中間軸43が同一方向にかつ同一回転量だけ回 転するように形成する。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、クランプ・リフト運動可能な受台に、アドバンス・リターン 動作方向に移動可能に支持されたフィードバーと、受台に回転支持されフィード バーと螺合された駆動ねじと、フィードバーの上方に配設された回転駆動源と、 回転駆動源および駆動ねじ間で回転力を伝達する平行運動機構とを含んでなり、 平行運動機構を、一端部が回転駆動源に回転可能に連結された一方リンク部材と ,一端部が一方リンク部材の他端部に相対回転可能に連結されかつ他端部が駆動 ねじに回転可能に連結された他方リンク部材とからなりフィードバー側のクラン プ・リフト運動を吸収可能に形成された支持リンク部と、この支持リンク部に組 込まれ回転駆動源および駆動ねじ間で回転位相を変化させることなく回転力を伝 達可能な回転力伝達部とから構成したので、フィードバーの下流側部分の実装密 度が従来に比し大幅に減少される。したがって、ワーク排出用コンベヤを理想的 な位置に配設等することができ、ワークの取出しを容易かつ確実に行える。 したがって、フィードバーの円滑なアドバンス・リターン動作を確約しつつワ ークの取出しを容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】一実施例のフィードバーと受台との位置関係を
説明するための側面図である。
【図3】一実施例の平行運動機構の動作を説明するため
の図である。
【図4】従来のプレス機械のトランスファ装置の概略構
成を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1F,1R フィードバー 2 受台 21 ボールスクリュー(駆動ねじ) 31 サーボモータ(回転駆動源) 40 平行運動機構 41 支持リンク部 42 一方リンク部材 44 他方リンク部材 45 回転力伝達部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ・リフト運動可能な受台にアド
    バンス・リターン動作方向に移動可能に支持されたフィ
    ードバーと、受台に回転支持されフィードバーと螺合さ
    れた駆動ねじと、フィードバーの上方に配設された回転
    駆動源と、回転駆動源および駆動ねじ間で回転力を伝達
    する平行運動機構とを含んでなり、 平行運動機構を、一端部が回転駆動源に回転可能に連結
    された一方リンク部材と,一端部が一方リンク部材の他
    端部に相対回転可能に連結されかつ他端部が駆動ねじに
    回転可能に連結された他方リンク部材とからなり,フィ
    ードバー側のクランプ・リフト運動を吸収可能に形成さ
    れた支持リンク部と、この支持リンク部に組込まれ回転
    駆動源および駆動ねじ間で回転位相を変化させることな
    く回転力を伝達可能な回転力伝達部とから構成したこと
    を特徴とするプレス機械のトランスファ装置。
JP5398692U 1992-07-31 1992-07-31 プレス機械のトランスファ装置 Pending JPH0615831U (ja)

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JP5398692U JPH0615831U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 プレス機械のトランスファ装置

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JPH0615831U true JPH0615831U (ja) 1994-03-01

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JP5398692U Pending JPH0615831U (ja) 1992-07-31 1992-07-31 プレス機械のトランスファ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101536833B1 (ko) * 2010-09-22 2015-07-14 봅스트 맥스 에스에이 플래튼 프레스를 포함하는 엠보싱 기계

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101536833B1 (ko) * 2010-09-22 2015-07-14 봅스트 맥스 에스에이 플래튼 프레스를 포함하는 엠보싱 기계

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