JPH06158021A - 増粘ゲル化剤 - Google Patents

増粘ゲル化剤

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JPH06158021A
JPH06158021A JP33510292A JP33510292A JPH06158021A JP H06158021 A JPH06158021 A JP H06158021A JP 33510292 A JP33510292 A JP 33510292A JP 33510292 A JP33510292 A JP 33510292A JP H06158021 A JPH06158021 A JP H06158021A
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JP
Japan
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maltitol
thickening
gelling agent
gel
acid ester
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JP33510292A
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Kazuya Shibata
和也 芝田
Hideo Nakajima
英夫 中島
Shinichi Anzai
伸一 安齋
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構 成】 マルチトールジ脂肪酸エステル及びイオン
性界面活性剤を含むことを特徴とする増粘ゲル化剤。 【効 果】 安全性及び使用性が良好なゲルを得ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増粘ゲル化剤、特に界面
活性剤を用いた増粘ゲル化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品、化粧品等の分野においてその剤
型保持のために種々の水性の増粘ゲル化剤が用いられ
る。例えば、有機化合物としては多糖類、カゼイン等の
天然高分子、ポリオキシエチレン、アクリル酸ポリマー
等の合成高分子が、また、無機化合物としては、モンモ
リロナイトをはじめとする各種粘土鉱物やシリカなど
が、増粘ゲル化剤の目的効果に応じて適宜選択使用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような増粘ゲル化
剤を医薬品や化粧品に利用する場合、これらは人体に使
用するために高い安全性を要求されることは当然なが
ら、同時に外用として皮膚に対して使用されるものの場
合には使用したときの感触、すなわち使用性のよさなど
が要求される。このため、上記の目的で使用される増粘
ゲル化剤は高い安全性と好ましい使用性、そして良好な
増粘ゲル化能をあわせ持つことが要求されるが、従来の
増粘ゲル化剤には上記3点を充分に満たすものは知られ
ていなかった。
【0004】例えば、高分子系のものは安全性も比較的
高く、少量の添加で良好な増粘ゲル化能を発揮するが、
皮膚に使用した場合は高分子特有の「ぬめり感」を生
じ、好ましくない使用感を有する。また、粘土鉱物はチ
キソトロピー性が高くてさっぱりとした使用後感であり
使用性的には好ましいものであるが、離液が起こりやす
く不安定である。本発明は前記従来技術の課題に鑑みな
されたものであり、その目的は安全性、使用性に優れ、
しかも良好な増粘ゲル化を行うことのできる増粘ゲル化
剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達するために
本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、マルチトールジ脂
肪酸エステルを用いると優れた増粘ゲル化能を持ち、し
かも安全性、使用性も良好な水性増粘ゲル化剤が得られ
ることを見いだした。すなわち本出願の請求項1記載の
増粘ゲル化剤は、マルチトールジ脂肪酸エステル及びイ
オン性界面活性物質を含むことを特徴とする。
【0006】以下、本発明の構成要件を更に詳細に説明
する。必須成分としては、先に述べたマルチトールジ脂
肪酸エステル、イオン性界面活性物質の2種である。マ
ルチトールジ脂肪酸エステルにおける脂肪酸は炭素数12
〜22の飽和あるいは不飽和の直鎖あるいは分岐を持つも
のであり、二つの脂肪酸は異なってもよい。
【0007】マルチトールジ脂肪酸エステル中に他のマ
ルチトール脂肪酸エステル、例えばマルチトールモノ脂
肪酸エステルやマルチトールトリ脂肪酸エステルが不純
物として含有されていても増粘ゲルは形成される。不純
物の含有率は最大で50%であり、好ましくは40%以下、
更に好ましくは30%以下である。マルチトールジ脂肪酸
エステルについては、ゲル化、あるいは増粘の重要な因
子としてTc(溶液中における各マルチトール脂肪酸エ
ステルの固液転移温度を示し、例えばDSC(示差熱量
計)によって測定することができる)が挙げられる。す
なわち、増粘剤としてはジエステルのTc以上であるこ
とが好ましく、ゲル化剤としては、ジエステルのTc以
下であることが好ましい。
【0008】純粋なマルチトールジ脂肪酸エステル(カ
ラムクロマトグラフィーによって分取した純度99%以上
のもの)単独系では水に分散せず、増粘ゲル化剤として
機能しないが、マルチトールジ脂肪酸エステルに少量の
イオン性界面活性物質を添加することによって均一分散
し、良好な増粘ゲル化剤となる。
【0009】イオン性界面活性剤としては、脂肪酸石
鹸、エーテルカルボン酸及びその塩、アルカンスルホン
酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、ジアルキル
スルホコハク酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、
アルキルアリルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エス
テル塩、二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル
及びアルキルアリルエーテル硫酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロ
ールアミドの硫酸エステル塩、硫酸化油、リン酸エステ
ル塩、アミノ酸、コラーゲン加水分解物と高級脂肪酸縮
合物、コラーゲン加水分解物誘導体等のアニオン性界面
活性剤及びアルキルアミン塩、ポリアミンまたはアルカ
ノールアミン脂肪酸誘導体、アルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキ
ルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニ
ウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモル
ホリニウム塩等のカチオン界面活性剤等を用いることが
でき、好ましくは親油基の炭素数が12〜22のイオン性界
面活性剤であり、特に好ましいものは親油基の炭素数12
〜22のアニオン性あるいはカチオン性界面活性剤であ
る。
【0010】上記増粘ゲル化剤の増粘及びゲル化能を高
めるために両親媒性物質を添加する方が好ましく、それ
らの疎水基の炭素数は12以上のものがよく、さらに好ま
しくは高級脂肪酸及び高級脂肪族アルコールである。
【0011】両親媒性物質とは、界面活性を有するが、
それ自体は疎水性が強く一般の界面活性剤ほど界面活性
を有さないものであり、例えば高級脂肪酸、高級脂肪族
アルコール、モノグリセリド、グリセロールモノアルキ
ルエーテル、モノアルキルアミン及びステロール骨格を
有する化合物油(コレステロール、フィトステロール)
などがある。
【0012】増粘ゲル化する組成としては、マルチトー
ルジ脂肪酸エステルが50%以上99.6%以下、イオン性界
面活性物質が 0.4%以上35%以下、両親媒性物質が0%
以上40%以下、好ましくはマルチトールジ脂肪酸エステ
ルが72%以上97%以下、イオン性界面活性物質が1%以
上20%以下、両親媒性物質が1%以上15%以下である。
【0013】組成の例として、図1にマルチトールジ脂
肪酸エステルとしてマルチトールジイソステアリン酸エ
ステル、イオン性界面活性物質としてイソステアリン酸
ナトリウム、両親媒性物質としてイソステアリン酸を選
択した際のゲル化領域図を示した。図において実践で囲
まれた部分がゲル領域に対応している。
【0014】本発明の増粘ゲル化剤はマルチトールジ脂
肪酸エステルを主成分として用いているために安全性に
優れ、少量のゲル化剤を添加することで水をゲル化でき
るという利点がある。すなわち、本発明の増粘ゲル化剤
を1%以上、好ましくは2%以上、さらに好ましくは3
%以上水に均一分散させることによって、使用性のよい
良好なゲルが得られる。ゲル化剤の濃度が増加すると、
ゲルの硬度が高くなる。さらに、水の一部を水溶性溶媒
に置き換えて前記のゲルと同様なゲルが得られる。
【0015】水溶性溶媒としてはエチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、メチルアルコール、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリ
ン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール等が
あげられる。上記のゲルに前記イオン性界面活性物質、
もしくは非イオン性界面活性物質を用いて調製した各種
乳化物、可溶化物を添加し混合してクリーム、あるいは
乳液などを調製することも可能である。また、用途、目
的に応じて他の物質を配合することも可能であり、たと
えば化粧品に応用するならば香料類、防腐剤類、ビタミ
ン類等を配合できる。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。また、配合量は特に指定がない限り重量%で示す。
まず、本発明において特徴的なマルチトールジ脂肪酸エ
ステルの製造例について説明する。
【0017】製造例1 マルチトールイソステアリン
酸エステルの合成 1リットルのナス型フラスコへイソステアリン酸 1
50gと塩酸−メタノール試薬10を 900ml入れ、攪拌下60
℃で5時間還流した。空冷後、塩酸とメタノールを減圧
留去した。これを2リットルの分液ロートに入れ、酢酸
エチル 1.5リットルと精製水 300mlを加えて抽出した。
精製水で数回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで脱水
し、濾過した。その後、エバポレーターで酢酸エチルを
ある程度除去してから減圧蒸留(2mmHg、 140〜160
℃)し、イソステアリン酸メチル 138.9gを得た。 1リットルのナス型フラスコへマルチトール89.1g
を入れ、脱水したジメチルスルホキシド(DMSO)800ml
で溶解した。攪拌しながらイソステアリン酸メチル 13
8.9g(1.8 倍等量)と炭酸カリウム25.0g加えた。こ
れを90℃、35mmHgの条件下で2時間反応させた。反応終
了後デカンテーションし、DMSOを減圧留去(2mmH
g、60℃)して、粗マルチトールジイソステアリン酸エ
ステル約 250gを得た。 メタノール:クロロホルム=5:95(体積比)2リ
ットルを溶媒として市販品のカラムクロマトグラフィー
用シリカゲル1kgを膨潤させ、スラリー状としてカラム
クロマト管に充填し、で得られた粗マルチトールジイ
ソステアリン酸エステルを約80g付加する。以下の溶媒
を順次用いて段階溶離を行う。 i)メタノール:クロロホルム=5:95(体積比)2リ
ットル ii)メタノール:クロロホルム=10:90(体積比)2リ
ットル iii )メタノール:クロロホルム=15:85(体積比)2
リットル 溶離液を 300mlづつ分画し、ガスクロマトグラフィーと
TLCを用いて分画した成分の同定及び純度の確認を行
った。ジエステル画分を濃縮したところ、純度99%以上
のマルチトールジイソステアリン酸エステルが約20g分
取できた。
【0018】製造例2 マルチトールイソステアリン
酸エステルの精製 1リットルのビーカーに製造例1の方法で合成した
粗マルチトールジイソステアリン酸エステル 100gを秤
取し、メタノール 855mlと水45mlの混合液を加えて溶媒
の沸点近傍の温度で一度試料を溶解する。その後、溶液
を5℃に保温し、二層に分離させた後、上層(溶液相)
を分取する。なお、下相(固体相)の主成分はトリエス
テルであり、上層にはモノエステル及びジエステルが主
に含まれる。 この上層に、水をメタノール濃度が約80v/v%にな
るように加え、60℃に加温した後、−10℃にて沈澱物を
生成させ、該沈澱物を分取する。この上層はモノエステ
ルを主成分とし、沈澱はジエステルを主成分とする。 で得られた沈澱物をメタノール 720mlに溶解し、
その溶液に水を 180ml加えて攪拌し、−10℃にて保温・
静置して沈澱物を生成させ、その沈澱物を分取する。 の操作を再度行い、マルチトールジイソステアリ
ン酸エステルを約80%以上含む組成物を得ることができ
た。マルチトールジイソステアリン酸エステル以外に存
在する含有物としては、マルチトールモノイソステアリ
ン酸エステル及びトリエステル、イソステアリン酸、イ
ソステアリン酸ナトリウム等であった。なお、原料マル
チトール脂肪族エステルに対する収率は約23%であっ
た。
【0019】製造例3 マルチトールステアリン酸エ
ステルの合成 1リットルのナス型フラスコへマルチトール80.0g
を入れ、脱水したジメチルスルホキシド(DMSO) 8
00mlで溶解した。攪拌しながら市販品のステアリン酸メ
チル 124.8g(1.8 倍等量)と炭酸カリウム25.0g加え
た。これを90℃、35mmHgの条件下で2時間反応させた。
反応終了後、デカンテーションし、DMSOを減圧留去
(2mmHg、60℃)して、粗マルチトールジステアリン酸
エステル約250gを得た。 メタノール:クロロホルム=5:95(体積比)2リ
ットルを溶媒として市販品のカラムクロマトグラフィー
用シリカゲル1kgを膨潤させ、スラリー状としてカラム
クロマト管に充填し、で得られた粗マルチトールジス
テアリン酸エステルを約80g付加する。以下の溶媒を順
次用いて段階溶離を行う。 i)メタノール:クロロホルム=5:95(体積比)2リ
ットル ii)メタノール:クロロホルム=10:90(体積比)2リ
ットル iii )メタノール:クロロホルム=15:85(体積比)2
リットル 溶離液を 300mlづづ分画し、ガスクロマトグラフィーと
TLCを用いて分画を濃縮したところ、純度99%以上の
マルチトールジステアリン酸エステルが約23g分取でき
た。
【0020】製造例4 マルチトールステアリン酸エ
ステルの精製 1リットルのビーカーに製造例3の方法で合成した
粗マルチトールジステアリン酸エステル 100gを秤取
し、メタノール 855mlと水45mlの混合液を加えて溶媒の
沸点近傍の温度で一度試料を溶解する。その後、溶液を
45℃に保温し、二層に分離させた後、上層(溶液相)を
分取する。なお、下層(固体相)の主成分とトリエステ
ルであり、上層にはモノエステル及びエステルが主に含
まれる。 この上層に、水をメタノール濃度が約80v/v%にな
るように加え、60℃に加温した後、25℃にて沈澱物を生
成させ、該沈澱物を分取する。この上層はモノエステル
を主成分とし、沈澱はジエステルを主成分とする。 で得られた沈澱物をメタノール 720mlに溶解し、
その溶液に水を 180ml加えて攪拌し、25℃にて保温・静
置して沈澱物を生成させ、その沈澱物を分取する。 の操作を再度行い、マルチトールジステアリン酸
エステルを約80%以上含む組成物を得ることができた。
マルチトールジステアリン酸エステル以外に存在する含
有物としては、マルチトールモノステアリン酸エステル
及びトリエステル、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリ
ウム等であった。なお、原料マルチトール脂肪酸エステ
ルに対する収率は約26%であった。
【0021】実施例1 製造例4によって得られたマルチトールジステアリン酸
エステルを用いて以下の組成からなるゲルを調製し、25
℃におけるゲルの硬度をカードテンションメーターで測
定した。
【表1】 ──────────────────────────────────── マルチトールジステアリン酸エステル 1.0% 3.0 5.0 ──────────────────────────────────── 水 99.0% 97.0 95.0 ──────────────────────────────────── ゲル硬度 直後 1 11 21 一カ月後 1 11 20 ──────────────────────────────────── 以上の結果より明らかなように、いずれのゲルにおいて
も、製造直後及び一カ月経過後とも硬度の変化がなく、
分離もしない良好なものが得られた。
【0022】実施例2 製造例3によって得られたマルチトールジステアリン酸
エステル2gに対して、ステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド(STAC)0.04gとステアリルアルコ
ール0.06gを加え、クロロホルムで溶解し、蒸発乾固さ
せた。乾固させた試料に対して精製水97.9gを加え、60
℃に加熱した後、室温に放置したところゲルを得た。
【0023】実施例3 製造例3によって得られたマルチトールジステアリン酸
エステル1.72gに対して、ソディウムヘキサデシルサル
フェート(SODS)0.06gとパルミチン酸0.22gを加
え、クロロホルムで溶解し、蒸発乾固させた。乾固させ
た試料に対して精製水98gを加え、60℃に加熱、試料を
均一分散した後、室温に放置したところゲルを得た。
【0024】実施例4 製造例3によって得られたマルチトールジステアリン酸
エステル2gに対してステアリン酸ナトリウム0.04gと
コレステロール0.14gを加え、クロロホルムで溶解し、
蒸発乾固させた。乾固させた試料に対して精製水 97.88
gを加え、60℃に加熱、試料を均一分散した後、室温に
放置したところゲルを得た。
【0025】実施例5 ゲル状美白化粧料 <ゲル処方> マルチトールジステアリン酸エステル 3 g アルブチン 3 g グリセリン 15 g メチルパラベン 0.1g 精製水 残 量 ここで、マルチトールジステアリン酸エステルは、製造
例4によって得られたものである。以上の組成物を60℃
に加熱、均一分散させた後、室温に放置してゲル状美白
化粧料を得た。
【0026】実施例6 栄養クリーム <ゲル処方> マルチトールジステアリン酸エステル 5 g メチルパラベン 0.1g 水 残 量 ここで、マルチトールジステアリン酸エステルは、製造
例4によって得られたものである。上記の組成物を60℃
で加熱し、均一分散させた後、室温に放置してゲルを得
た。 <乳化処方> プルロニックL−68 4 g 流動パラフィン 40 g ビタミンEアセテート 0.5 g グリセリン 25 g 1,3−ブチレングリコール 10 g メチルパラベン 0.2 g 香 料 0.05 g 精製水 残 量 前ゲル処方と乳化処方でそれぞれゲルと乳化物を調整
し、70℃で攪拌しながらゲル80gと乳化物20gを混合
し、後25℃に冷却して栄養クリームを得た。
【0027】実施例7 美容液の調製 <ゲル処方> マルチトールジイソステアリン酸エステル 7.0% オレイルアルコール 1.4% パルミチン酸カリウム 0.2% メチルパラベン 0.1% グリセリン 5.0% 精製水 残 量 ここで、マルチトールジイソステアリン酸エステルは、
製造例1によって得られたものである。
【0028】上記組成物の中で、グリセリン、水を除い
たものをクロロホルムに溶解し、均一にした後蒸発乾固
させる。乾固した試料にグリセリン、水を加え均一に分
散させ粘稠液を得た。次に下記処方の可溶化液をそれぞ
れ混合溶解し、粘稠液95部と可溶化液5部を40℃で混合
し、室温まで冷却して美容液を得た。 <可溶化処方> HCO−60 5 g ビタミンEアセテート 1 g エタノール 50 g メチルパラベン 0.1g 1,3−ブチレングリコール 3 g 精製水 残 量
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように本発明にかかる増
粘ゲル化剤によれば、マルチトールジ脂肪酸エステル及
びイオン性界面活性剤を主成分とすることで、安全性及
び使用性が良好なゲルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるゲル形成領域の説明
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50重量%以上のマルチトールジ脂肪酸エ
    ステルと、 0.5重量%以上のイオン性界面活性剤とを含
    むことを特徴とする増粘ゲル化剤。
JP33510292A 1992-11-20 1992-11-20 増粘ゲル化剤 Withdrawn JPH06158021A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016011354A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 川研ファインケミカル株式会社 マルチトール混合脂肪酸エステルからなる油ゲル化剤

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