JPH06157168A - 珪酸カルシウム装飾板およびその製造方法 - Google Patents
珪酸カルシウム装飾板およびその製造方法Info
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- JPH06157168A JPH06157168A JP14880192A JP14880192A JPH06157168A JP H06157168 A JPH06157168 A JP H06157168A JP 14880192 A JP14880192 A JP 14880192A JP 14880192 A JP14880192 A JP 14880192A JP H06157168 A JPH06157168 A JP H06157168A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 珪酸カルシウム板に施釉してもクラック等の
欠陥を生じないこと。 【構成】 珪酸カルシウム板に燐酸アルミニウムを含浸
し、その含浸した珪酸カルシウム板１を６００℃で仮焼
し、その珪酸カルシウム板１に施釉２して、７５０℃で
焼成すると、珪酸カルシウム板の強度が増し、クラック
等の欠陥を生ぜずかつタイルのような美麗な珪酸カルシ
ウム装飾板が得られる。
欠陥を生じないこと。 【構成】 珪酸カルシウム板に燐酸アルミニウムを含浸
し、その含浸した珪酸カルシウム板１を６００℃で仮焼
し、その珪酸カルシウム板１に施釉２して、７５０℃で
焼成すると、珪酸カルシウム板の強度が増し、クラック
等の欠陥を生ぜずかつタイルのような美麗な珪酸カルシ
ウム装飾板が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、珪酸カルシウム板に施
釉をした珪酸カルシウム装飾板およびその製造方法に関
するものである。
釉をした珪酸カルシウム装飾板およびその製造方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、珪酸カルシウム板はプレス成形さ
れて、超高層ビル等の内壁材、例えば防火被覆材等とし
て使用されていたが、装飾板として使用する場合は、表
面が粗雑であるためそのままでは使用できず、表面にク
ロス張り等の化粧被覆が必要であった。
れて、超高層ビル等の内壁材、例えば防火被覆材等とし
て使用されていたが、装飾板として使用する場合は、表
面が粗雑であるためそのままでは使用できず、表面にク
ロス張り等の化粧被覆が必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クロス張り
等の化粧被覆によると、施行に手間がかかりコスト高と
なる割に見栄えがせず、できれば、珪酸カルシウム板に
施釉してタイルのような感じの装飾板となしたいが、施
釉して焼成すると、珪酸カルシウム基材の強度不足によ
り、膨張係数の差によって珪酸カルシウム板が釉面に向
って反ったり、焼成後外力を受けると歪を生じたりする
ため、釉面にクラックを生じたり、釉面が剥れたり等し
て、施釉をした装飾板として製品化することができなか
った。
等の化粧被覆によると、施行に手間がかかりコスト高と
なる割に見栄えがせず、できれば、珪酸カルシウム板に
施釉してタイルのような感じの装飾板となしたいが、施
釉して焼成すると、珪酸カルシウム基材の強度不足によ
り、膨張係数の差によって珪酸カルシウム板が釉面に向
って反ったり、焼成後外力を受けると歪を生じたりする
ため、釉面にクラックを生じたり、釉面が剥れたり等し
て、施釉をした装飾板として製品化することができなか
った。
【０００４】そこで、本発明の課題は、珪酸カルシウム
板に施釉をしてもクラック等の欠陥を生じない珪酸カル
シウム装飾板およびその製造方法を提供することにあ
る。
板に施釉をしてもクラック等の欠陥を生じない珪酸カル
シウム装飾板およびその製造方法を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の珪酸カルシウム装飾板は、無機質のバイン
ダーを混合または含浸した珪酸カルシウム板と、その表
面の釉とからなるものであり、また、その製造方法は、
珪酸カルシウム板に無機質のバインダーを混合または含
浸し、乾燥または仮焼き後施釉して焼成するものであ
る。
に、本発明の珪酸カルシウム装飾板は、無機質のバイン
ダーを混合または含浸した珪酸カルシウム板と、その表
面の釉とからなるものであり、また、その製造方法は、
珪酸カルシウム板に無機質のバインダーを混合または含
浸し、乾燥または仮焼き後施釉して焼成するものであ
る。
【０００６】
【作用】珪酸カルシウム板に無機質のバインダーを混合
または含浸して乾燥または仮焼きし、その後施釉して焼
成すると製品が得られる。この場合、基材としての珪酸
カルシウム板に無機質のバインダーを添加するため珪酸
カルシウム板の強度が増し、仮焼き後施釉して焼成して
も、膨張係数の差や外力によって珪酸カルシウム板が歪
んで、釉面にクラックを生じたり、釉面が剥れたりする
ことがなく、タイルのような装飾板として実用化でき
る。
または含浸して乾燥または仮焼きし、その後施釉して焼
成すると製品が得られる。この場合、基材としての珪酸
カルシウム板に無機質のバインダーを添加するため珪酸
カルシウム板の強度が増し、仮焼き後施釉して焼成して
も、膨張係数の差や外力によって珪酸カルシウム板が歪
んで、釉面にクラックを生じたり、釉面が剥れたりする
ことがなく、タイルのような装飾板として実用化でき
る。
【０００７】
【実施例】本発明に係る珪酸カルシウム装飾板およびそ
の製造方法の実施例を、添付図面に基づいて以下説明す
る。すなわち、その製造方法は、 第１工程・・・珪酸カルシウム板（３×６板）に、無機
質のバインダーとして燐酸アルミニウムを含侵する。 第２工程・・・その含侵した珪酸カルシウム板を６００
℃で仮焼きする。 第３工程・・・仮焼した珪酸カルシウム板に施釉する。 第４工程・・・施釉した珪酸カルシウム板を７５０℃で
焼成し、図１示のような製品となす。 すなわち、１は含侵した珪酸カルシウム板、２は釉であ
る。
の製造方法の実施例を、添付図面に基づいて以下説明す
る。すなわち、その製造方法は、 第１工程・・・珪酸カルシウム板（３×６板）に、無機
質のバインダーとして燐酸アルミニウムを含侵する。 第２工程・・・その含侵した珪酸カルシウム板を６００
℃で仮焼きする。 第３工程・・・仮焼した珪酸カルシウム板に施釉する。 第４工程・・・施釉した珪酸カルシウム板を７５０℃で
焼成し、図１示のような製品となす。 すなわち、１は含侵した珪酸カルシウム板、２は釉であ
る。
【０００８】なお、上記の第１工程において、珪酸カル
シウム板に無機質のバインダーを含侵する代りに、珪酸
カルシウム板の成形時に無機質のバインダーを混合して
も良い。また、第１工程において、バインダーとしてシ
リカゾルを含侵する場合は、第２工程において、仮焼き
の代りに約１２０℃で乾燥させても良い。そして、無機
質のバインダーとしては、燐酸アルミニウムやシリカゾ
ル以外に、水ガラス，ホウ酸塩，燐酸等を用いても良
い。
シウム板に無機質のバインダーを含侵する代りに、珪酸
カルシウム板の成形時に無機質のバインダーを混合して
も良い。また、第１工程において、バインダーとしてシ
リカゾルを含侵する場合は、第２工程において、仮焼き
の代りに約１２０℃で乾燥させても良い。そして、無機
質のバインダーとしては、燐酸アルミニウムやシリカゾ
ル以外に、水ガラス，ホウ酸塩，燐酸等を用いても良
い。
【０００９】上記の製造方法によって製造された珪酸カ
ルシウム装飾板は、基材としての珪酸カルシウム板に、
無機質のバインダーを含侵または混合したので、珪酸カ
ルシウム板の強度が増し、仮焼き後施釉して焼成して
も、膨張係数の差や外力によって珪酸カルシウム板が歪
んだりして、釉面にクラックを生じたり、釉面が剥れた
りすることがなく、タイルのような装飾板として建築構
造物等に使用できるものである。
ルシウム装飾板は、基材としての珪酸カルシウム板に、
無機質のバインダーを含侵または混合したので、珪酸カ
ルシウム板の強度が増し、仮焼き後施釉して焼成して
も、膨張係数の差や外力によって珪酸カルシウム板が歪
んだりして、釉面にクラックを生じたり、釉面が剥れた
りすることがなく、タイルのような装飾板として建築構
造物等に使用できるものである。
【００１０】なお、上記の実施例は一例であって、珪酸
カルシウム板のサイズ，仮焼温度，焼成温度等は、適宜
変更して差支えない。要は、本発明の目的および趣旨を
逸脱しない範囲において、適宜変更できるもである。
カルシウム板のサイズ，仮焼温度，焼成温度等は、適宜
変更して差支えない。要は、本発明の目的および趣旨を
逸脱しない範囲において、適宜変更できるもである。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る珪酸
カルシウム装飾板は、無機質のバインダーを混合または
含浸した珪酸カルシウム板に施釉したものであり、その
製造方法は、珪酸カルシウム板に無機質のバインダーを
混合または含浸して、乾燥または仮焼き後施釉して焼成
したものであるから、珪酸カルシウム板の強度が増し、
膨張係数の差や外力によって珪酸カルシウム板が歪んだ
り、変形したりして、釉面にクラックを生じたり、釉面
が剥れたりすることがなく、強靭かつタイルのような美
麗な装飾板として、建築構造物等に使用できるものであ
る。
カルシウム装飾板は、無機質のバインダーを混合または
含浸した珪酸カルシウム板に施釉したものであり、その
製造方法は、珪酸カルシウム板に無機質のバインダーを
混合または含浸して、乾燥または仮焼き後施釉して焼成
したものであるから、珪酸カルシウム板の強度が増し、
膨張係数の差や外力によって珪酸カルシウム板が歪んだ
り、変形したりして、釉面にクラックを生じたり、釉面
が剥れたりすることがなく、強靭かつタイルのような美
麗な装飾板として、建築構造物等に使用できるものであ
る。
【図１】本発明の一実施例の説明図である。
【符号の説明】 １・・含侵した珪酸カルシウム板、２・・釉。
Claims (2)
- 【請求項１】 無機質のバインダーを混合または含浸し
た珪酸カルシウム板と、その表面の釉とからなるところ
の珪酸カルシウム装飾板。 - 【請求項２】 珪酸カルシウム板に無機質のバインダー
を混合または含浸し、乾燥または仮焼き後施釉して焼成
する請求項１記載の珪酸カルシウム装飾板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4148801A JPH0737353B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 珪酸カルシウム装飾板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4148801A JPH0737353B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 珪酸カルシウム装飾板およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06157168A true JPH06157168A (ja) | 1994-06-03 |
| JPH0737353B2 JPH0737353B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=15461017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4148801A Expired - Lifetime JPH0737353B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 珪酸カルシウム装飾板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0737353B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05294704A (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-09 | Isolite Kogyo Kk | 不燃軽量化粧板の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4148801A patent/JPH0737353B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05294704A (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-09 | Isolite Kogyo Kk | 不燃軽量化粧板の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0737353B2 (ja) | 1995-04-26 |
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