JPH06156692A - シートロール運搬方法 - Google Patents

シートロール運搬方法

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JPH06156692A
JPH06156692A JP35147192A JP35147192A JPH06156692A JP H06156692 A JPH06156692 A JP H06156692A JP 35147192 A JP35147192 A JP 35147192A JP 35147192 A JP35147192 A JP 35147192A JP H06156692 A JPH06156692 A JP H06156692A
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JP
Japan
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sheet
sheet roll
transport mechanism
pallet
roll
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Application number
JP35147192A
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English (en)
Inventor
Akira Kataoka
晧 片岡
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Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kataoka Machine Co Ltd, Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd filed Critical Kataoka Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート分割巻取装置で巻き取ったシートロー
ルをパレットへの移載位置まで品質を損なうことなく能
率的に運搬する。 【構成】 シートロール搬送機構7上に準備した、シー
トロールR個々の荷台P上にシート分割巻取装置1から
シートロールRを受け取る。シートロール搬送機構7、
8、2a、9、3a、10、4、11、5aにより、荷
台P上にシートロールRを載せた状態でパレットへの移
載位置まで荷台Pを替えることなく搬送する。上記移載
位置でシートロールRをパレットに移載した後、空にな
った荷台Pを荷台搬送機構16、14、15によりシー
トロール搬送機構7へ返送してシートロールRを受け取
るための位置に準備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート分割巻取装置で
巻き取ったシートロールをパレットへの移載位置へ搬送
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シート分割巻取装置では帯状シートをス
リッターで複数条に分割しながら巻き取るので一度に複
数のシートロールが作られる。従来においては、巻き取
られた複数のシートロールを短時間で搬出するために、
シートロールをシート分割巻取装置から一斉に解放し、
搬送用台車の共通の荷台に一括して受け取る。その後、
作業者がその搬送用台車を押して次の工程へ運ぶ。
【0003】従来のシートロール生産設備ではシート分
割巻取装置で巻き取ったシートロールは、包装された
後、製品倉庫に品種別やサイズ別に仕分けて貯えられ、
注文に応じて製品倉庫から取り出される。取り出された
シートロールは、取り扱いを簡単にするために出荷先別
やトラックなどの運送便別に仕分けてパレットに積む。
したがって、シートロールは、通常、シート分割巻取装
置からいくつかの工程を経てパレットへの移載位置に至
る。
【0004】シート分割巻取装置からシートロールを受
け取った搬送用台車が次の工程に着くと、搬送用台車上
のシートロールはそれぞれ作業台又は保管台などの上に
直に降ろされ、この状態で処理の順番を待つ。そして、
処理の順番がくると台から作業位置へ移されて処理され
る。そして、その後、一定のまとまった数量が揃うまで
作業位置の近くに保管され、再び別の運搬手段に積み替
えられて、更に次の工程へ送られる。一方、シートロー
ルを降ろした搬送用台車は、作業者に押されてシート分
割巻取装置へ引き返し、次のシートロールができあがる
まで待機する。
【0005】このようにして、シートロールは次々と必
要な工程へ運ばれ、各工程で積み降ろしを繰り返しなが
ら、パレット移載位置に運搬されてパレットへ載せられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にシートロールを運ぶと次のような問題を生じる。即
ち、シートロールは各工程毎に運搬手段から降ろされて
一時的に保管された後に処理され、その後、再び台車上
に載せて搬送されるので、積み下ろし時又は搬送中にシ
ートロールが損傷することが多い。また、シートロール
を別の台車に積み降ろしするたびに支持面のゴミやほこ
りが付着するので、シートロールが汚損し易い。また、
シートロールを台車から降ろして作業を待つので、処理
する際に一旦運搬手段から降ろしたシートロールを再び
持ち上げて処理位置まで供給する必要があり、二度手間
になる。また、シートロールと共に作業者が移動する必
要があるので、更に手間がかかる。
【0007】本発明の目的は、シート分割巻取装置で巻
き取ったシートロールをパレットへの移載位置まで品質
を損なうことなく能率的に運搬することにある。
【0008】本発明の他の目的は、シート分割巻取装置
で巻き取ったシートロールをパレットへの移載位置へ運
搬する際に、シートロールの運搬中にシートロールに関
する情報の取り扱いを省力化し、個々のシートロールに
関する情報を必要な場所で随時に正確に提供できるよう
にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、シート分割巻取装置で巻き取ったシート
ロールを受け取ってパレットへの移載位置まで運搬する
方法において、シートロール搬送機構上に準備した、シ
ートロール個々の荷台上にシート分割巻取装置からシー
トロールを受け取り、上記シートロール搬送機構によ
り、上記荷台上にシートロールを載せた状態で上記移載
位置まで上記荷台を替えることなく搬送し、上記移載位
置でシートロールをパレットに移載した後、空になった
上記荷台を荷台搬送機構により上記シートロール搬送機
構へ返送してシートロールを受け取るための位置に準備
する。
【0010】上記荷台に非接触で情報の書き込み、読み
出し可能な記憶装置を装備させておき、該記憶装置にシ
ートロールに関する情報を記憶させるようにするとよ
い。
【0011】
【作用】シート分割巻取装置で巻き取ったシートロール
を個々の荷台上に受け取り、荷台から出荷用又は保管用
のパレットに載せ替えるまで、荷台を替えることなく搬
送するので、搬送経路では荷台を支持して荷台とシート
ロールとを一体に扱うことができ、それによって、搬送
経路でシートロールを直接保持して積み降ろしすること
が不要になる。
【0012】上記荷台に設けた記憶装置にシートロール
に関する情報を記憶させると、シートロールに関する情
報をシートロールと共に搬送するこができる。
【0013】
【実施例】次に、図を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0014】図1の(A)は本発明を適用したシートロ
ール生産設備のブロック図である。図1の(A)におい
て1は幅に広い帯状シートをスリッターにより複数条に
分割し、巻取位置に振り分けて巻き取ることによりシー
トロールを作るシート分割巻取装置、2はシート分割巻
取装置1で作ったシートロールの重量を計測するための
計量装置、3はシートロールの周りを包装シートで包装
するための包装装置、4はシートロールを仕分ける仕分
け装置、5は仕分け装置4で仕分けられたシートロール
をパレットに載せるパレタイザ、6はシートロールを載
せたパレットを出荷するまで保管しておくパレットプー
ルである。
【0015】シート分割巻取装置1で巻き取られたシー
トロールは、図1の(B)及び図1の(C)に示すよう
にシートロールR個々の運搬用の荷台Pに載せ、途中、
荷台Pを替えることなくパレタイザ5まで搬送する。こ
の荷台Pの上面は受け取ったシートロールRが転び落ち
ないよう窪んでいる。なお、荷台Pの形状や構造は、載
せたシートロールRが落ちないように搬送できれば、図
示にものに限らない。
【0016】図1の(A)に示すシートロール生産設備
には、シートロールを荷台に載せた状態でその荷台を支
持し、シート分割巻取装置1よりシートロールを受け取
る受取位置から、パレタイザ5の、シートロールをパレ
ット上に載せ替える移載位置まで搬送するために、搬送
機構7、8、9、10及び11が設けてある。
【0017】更に、計量装置2には、搬送機構8から送
られてくるシートロールを、荷台にのせた状態で受け取
ってシートロールの重量を計測するための所定位置に付
け、計測後に搬送機構9へ送り出すコンベヤ2aが備え
てある。
【0018】また、包装装置3には、搬送機構9から送
られてくるシートロールを、荷台に載せた状態で受け取
って所定の包装位置に付け、包装完了後に搬送機構10
へ送り出すことができるコンベヤ3aが備えてある。
【0019】また、仕分け装置4には、荷台に載せた状
態でシートロールを搬送機構10から受け取って搬送す
る幹線コンベヤと、この幹線コンベヤにそれぞれ交差
し、かつ並列に配置した複数の分岐コンベヤとが備えて
あり、幹線コンベヤで送られてくるシートロールのう
ち、仕分け先が同じシートロールを同じ分岐位置から分
岐コンベヤによって分岐させることにより仕分け、仕分
け先が同じシートロールが全て揃うまで分岐コンベヤ上
で保管し、その後、仕分けたシートロールを荷台に載せ
た状態で幹線コンベヤより、コンベヤからなる搬送機構
11へ送り出すことができるようになっている。
【0020】また、パレタイザ5には、搬送機構11よ
り送り出されたシートロールを荷台に載せた状態で受け
取ってシートロールをパレットへの移載位置まで搬送
し、シートロールがパレット上へ載せ替えられて空荷と
なった荷台を搬出することができるコンベヤ5aが備え
てある。
【0021】また、搬送機構9には、荷台に載せたシー
トロールを包装装置3へ搬送するためのコンベヤが備え
てある。そして、シートロールを更に幅の狭いシートロ
ールに加工するための小型シート分割巻取装置12へシ
ートロールを搬送するための分岐コンベヤも備えてあ
る。
【0022】また、搬送機構10には、包装装置3か
ら、荷台に載せたシートロールを受け取るコンベヤ、こ
のコンベヤからシートロールを仕分け装置4又はシート
ロールを一時保管するための保管装置13へ選択的に搬
送するための分岐コンベヤ、及び保管装置13に保管し
たシートロールを仕分け装置4又は小型シート分割巻取
装置12へ選択的に搬送するための分岐コンベヤが備え
てある。
【0023】また、保管装置13も、搬送機構10から
シートロールを受け取って搬送する一つ又は複数の幹線
コンベヤと、この幹線コンベヤにそれぞれ交差し、かつ
並列に配置した複数の分岐コンベヤとを備えており、幹
線コンベヤで送られてくるシートロールを分岐コンベヤ
によって分岐させることにより並列に配置した分岐コン
ベヤ上に保管しておき、必要なとき幹線コンベヤより必
要なシートロールを荷台に載せた状態で取り出して搬送
機構10へ送り出すことができるようになっている。
【0024】小型シート分割巻取装置12で加工された
シートロールは荷台に載せられ搬送機構9に供給され
る。
【0025】シートロールを載せる荷台を必要なときに
供給できるようにするために、図1の(A)に示すよう
に、荷台を一時的に保管しておくアキューム部14、ア
キューム部14から必要なときに荷台を搬送機構7へ搬
送する荷台搬送機構15、並びにパレタイザ5のコンベ
ヤ5aから搬出された、空荷になった荷台をアキューム
部14へ回収するための、コンベヤからなる荷台搬送機
構16が備えてある。
【0026】アキューム部14は、この実施例では駆動
軸に摩擦係合するように貫通支持されたローラを多数並
列に備えたローラコンベヤと、荷台搬送機構15側の先
頭の荷台の前進を阻止、阻止解除可能なストッパーとを
備えており、上記ローラは、駆動軸からの伝達トルクが
ある一定の値を越えると駆動軸に対してスリップするよ
うしてあるので、上記ストッパーで移動を阻止すると荷
台搬送機構16により間欠的に送られてきた各荷台を、
互いに接触するよう間隔をつめて貯えることができ、ス
トッパーにより荷台の前進阻止を解除することにより先
頭の荷台を荷台搬送機構15へ一つずつ送り出すことが
できる。
【0027】搬送機構7は、シート分割巻取装置1の前
後に巻取部に沿って設けた取出用コンベヤと、荷台搬送
機構15から供給されたシートロールを、シート分割巻
取装置1の前後の巻取部に支持されたシートロールに対
応するように、上記取り出しコンベヤ上に所要の間隔で
送り出す供給用のコンベヤとを備えており、シートロー
ルの巻取中又は巻取完了直後に上記取出用コンベヤ上に
荷台を準備することができる。そして、荷台上にシート
ロールを受け取ると、それを準備時とは逆方向に、取出
用コンベヤ及び供給用のコンベヤにより搬送して搬送機
構8へ、又は取出用コンベヤにより供給用のコンベヤと
は反対側に搬送して搬送機構8へ送るように構成してあ
る。
【0028】図1の(B)に示すように荷台Pは、たと
えばS−RAMを内蔵し、電磁結合により非接触でシー
トロールRに関する情報を書き込み、読み出しできる公
知の記憶装置Mを有している。また、記憶装置Mにシー
トロールRに関する情報を書き込むために、搬送機構7
によるシートロール搬送経路にアンテナ17が設けてあ
る。また、各荷台Pはそれぞれ実質的に同じ大きさで同
じ構造であり、互換性がある。そして、シートロールR
の幅に応じて、1個又は複数個一組でシートロールRを
支持する。即ち、幅の狭いシートロールRでは1個の荷
台Pにより支持すればよいが、幅の広いシートロールR
では安定性をよくするために、その幅方向において2ケ
所以上を荷台Pで支える。
【0029】シートロールRに関する情報は、シート
幅、巻取長さ、シート厚みなどのシートロールRの寸法
仕様に関する情報と、出荷の際に載せるパレットの番
号、納品先、運送便などの納品に関する情報、加工、処
理に関する情報などを含んでおり、生産計画用コンピュ
ータ19よりシート分割巻取装置1を制御するめための
コンピュータ18に与えられ、コンピュータ18に記憶
されている。そして、シートロールRを載せた荷台Pが
アンテナ17の位置に来たとき出力される。
【0030】生産計画用コンピュータ19は、たとえば
受注された必要なシートロールについてシートの無駄を
少なくし、かつ設備稼働率を向上させるようシートロー
ルの生産計画をたて、コンピュータ18より生産計画に
基づく帯状シートの分割巻き取りをシート分割巻取装置
1に指令する。したがって、図1(A)に示すシートロ
ール生産設備では、たとえば納品先や運送便が同じであ
るため一つのパレットに載せて一括して取り扱うことが
できるパレット単位のシートロールが、シート分割巻取
装置1において巻き取られる時期は、分散するするのが
普通である。そこで、仕分け装置4を設けてパレット単
位に仕分ける。これによって、設備の稼働率、歩留が飛
躍的に向上する。
【0031】なお、図1の(C)の場合、アンテナ17
は搬送機構7に設けるとは限らず、シートロールRが分
岐コンベヤを備えた搬送機構9に至るまでにシートロー
ルRに関する情報を書き込むことができる位置に設けて
おけばよい。
【0032】図1(A)の計量装置2は書き込み用のア
ンテナを備えており、コンベヤ2a上のシートロールの
重量をロードセルにより計量し、その計量データを荷台
の記憶装置に上記アンテナを介して書き込むことができ
るようになっている。
【0033】包装装置は読み出し用のアンテナを搬送機
構9による搬送経路に、また、ラベラーを搬送機構10
による搬送経路に備えており、シートロールの包装前に
読み出し用のアンテナで荷台の記憶装置からシートロー
ルに関する情報を読み出し、包装後、ラベラーにより包
装したシートロール上にそのシートロールに関する情報
のうち必要なものを出力して表示する。
【0034】搬送機構9は、荷台の記憶装置から読み出
した情報、あるいは図1の(C)のコンピュータ18よ
りデータ通信回線を経て受け取った情報に基づき、荷台
に載せたシートロールを小型シート分割巻取装置12へ
自動的に分岐させることができるように構成してある。
【0035】搬送機構10は、シートロールの受け取り
位置付近、及び保管装置13からの出口付近に、荷台の
記憶装置よりシートロールに関する搬送先の情報を読み
出すためのアンテナを備え、このアンテナにより読み出
した情報に基づき、荷台に載せたシートロールを仕分け
装置4、保管装置13、小型シート分割巻取装置12へ
選択的に搬送することができるように構成してある。
【0036】また、仕分け装置4は上述の幹線コンベヤ
への入口付近、又は搬送機構10の出口付近に荷台の記
憶装置よりシートロールを載せるべきパレットの番号に
関する情報を読み出すアンテナを備えており、このアン
テナで読み出した情報に基づき自動的に仕分けが行える
ように構成してある。
【0037】パレタイザ5は、移載位置において荷台上
のシートロールを保持してパレット上に載せる移載機構
を備えている。
【0038】シート分割巻取装置1からシートロールを
搬出するには、まず、アキューム部14に貯えてある荷
台を、シート分割巻取装置1によるシートロールの巻取
中又は巻取完了直後に荷台搬送機構15を経て1個ずつ
搬送機構7に供給する。そうすると搬送機構7はシート
ロールの受取位置に荷台を位置付け、荷台にシートロー
ルを受け取ることができるよう準備する。
【0039】搬送機構7の取出用コンベヤ上に荷台が準
備され、かつシート分割巻取装置1でのシートロールの
巻き取りが完了すると、シートロールはシート分割巻取
装置1から解放され、搬出機構7上の荷台に受け取られ
る。図1の(B)は搬出装置7上に準備した荷台Pに、
解放されたシートロールRを受け取った状態を示してい
る。
【0040】荷台P上に受け取られたシートロールRは
図1(C)に示すように情報の書き込み位置に移動し、
その位置でシートロールRに関する情報がアンテナ16
を介して記憶装置Mに書き込まれる。その後、シートロ
ールRは荷台Pに載った状態で搬送機構7により図1の
(A)の搬送機構8へ送り出される。
【0041】搬送機構7から送り出されたシートロール
は搬送機構8により受け取られ、搬送機構8にシートロ
ールか全部渡されると、搬送機構8はシートロールを荷
台に載せた状態で計量装置2に1個ずつ送る。
【0042】計量装置2に送られた荷台上のシートロー
ルは、コンベヤ2a上において重量が計測装置2のロー
ドセルにより計測され、その重量のデータが荷台の記憶
装置にアンテナを介して書き込まれだ後、コンベヤ2a
により搬送機構9へ送り出される。計量装置2から計量
を終えたシートロールが搬出されると、搬送機構8は次
のシートロールを送り出す。
【0043】搬送機構9に送られたシートロールは、小
型シート分割巻取装置で加工が必要なものは荷台と共に
小型シート分割巻取装置12へ分岐コンベヤにより送ら
れ、そうでないものは包装装置3へ荷台に載せた状態で
送られる。なお、包装装置3よりシートロールが搬出さ
れまで、搬出機構9は次のシートロールを包装装置3へ
は送り出さない。
【0044】包装装置3へ送られたシートロールは、コ
ンベヤ3aにより所定の位置にセンタリングされ、荷台
から持ち上げられて包装される。そして、包装が終わっ
ると、コンベヤ3a上に待機している元の荷台に再び載
せられ、搬送装置10へ送り出される。
【0045】搬送装置10へ送り出されたシートロール
は、その荷台の記憶装置からアンテナを介して処理情報
が読み出され、それに基づき、保管装置13に保管する
必要のないものは荷台に載せられた状態で仕分け装置4
へ送られ、保管する必要のあるものは、荷台に載せられ
た状態で保管装置13へ送られる。
【0046】搬送機構10より仕分け装置4にシートロ
ールが供給されると、仕分け装置4はシートロールを載
せている荷台の記憶装置からアンテナを介して、載せる
べきパレットの情報を読み出し、その情報に基づきシー
トロールを仕分けて上述の分岐コンベヤ上に保管する。
そして、分岐コンベヤ上に同一パレットに載せるシート
ロールが全て揃った時点で、その同一パレットに載せる
シートロールを全て個々の荷台に載せた状態で幹線コン
ベヤを経て搬送機構11へ送り出す。
【0047】搬送機構11はコンベヤからなり、仕分け
装置4から送り出されたシートロールを荷台に載せた状
態でパレタイザ5へ送る。なお、仕分け装置4及び搬送
機構11は、パレタイザ5によるシートロールのパレッ
ト上への移載が終了するまで次のパレタイザ5に供給す
べきシートロールを送り出さない。
【0048】パレタイザ5へ送られた各シートロール
は、コンベヤ5aにより所定の移載位置につけられ、そ
れぞれの荷台から出荷用パレット上に載せ替えられ、パ
レットプールに出荷時まで保管される。
【0049】コンベヤ5a上に残った荷台は荷台搬送機
構16へ送り出され、荷台搬送機構16によりアキュー
ム部14へ供給されて貯えられる。そして、アキューム
部14に貯えられた荷台は再びシート分割巻取装置1か
らシートロールを受け取るために荷台搬送機構15によ
り搬送機構7に供給される。
【0050】保管装置に保管されたシートロールは、そ
れが出荷できる仕様のものであれば、その荷台の記憶装
置にシートロールに関する情報が書き込まれ、搬送機構
10を経て仕分け装置4へ送り出される。また、出荷で
きるものでなくても、小型シート分割巻取装置で加工す
ることにより出荷できるようになるものであれば、搬送
機構10を経て小型シート分割巻取装置に供給して加工
し、搬送機構9より包装装置3へ供給する。こうするこ
とによりシートロールの在庫を減らすことができ、シー
トの無駄が少なくなり、シートの原料に対する製品の収
率が向上する。
【0051】この実施例によれば、荷台は互換性をもた
せるために1種類のみを準備しておくので、荷台の供
給、回収の自動化が容易である。また、シート分割巻取
装置からシートロールの移載位置までシートロールを載
せた荷台を支えて搬送できる搬送機構が準備してあり、
計量装置、包装装置、仕分け装置、パレタイザなどが作
動中であれば、シートロールが上記搬送機構上で荷台に
載せられたまま待機することができるので、従来のよう
なシートロールを一時的に保管するための搬送機構から
の積み降ろし作業や、搬送機構から降ろしたシートロー
ルを再び持ち上げて供給する作業が必要でなくなり、そ
のための労力が不要となる。また、荷台がシートロール
の受取位置と移載位置の間を自動的に循環するようにし
てあるので荷台の供給作業や回収作業が不要であり、作
業者の労力が著しく削減される。
【0052】以上、本発明を一実施例で説明したが、そ
の実施態様は発明の要旨を替えることなく多様に変化し
得る。たとえば、パレタイザが仕分け装置の下流側に設
けてあれば、包装装置は仕分け装置の下流側に設けた
り、包装装置の下流側に計量装置を設けたり、計測装置
や包装装置を省略したり、他の装置を加えたりする場合
も有り得る。また、パレットはシートロールを出荷する
ためのものでなく、シートロールを保管場所に運ぶため
のものであってもよい。また、シートロールの搬送機構
は、シートロールを荷台に載せた状態で荷台を支えて搬
送することができるものであれば、コンベヤに限らず、
搬送機構として台車などを用いてもよい。また、シート
ロールを昇降させることが必要な場所にはエレベータな
どを備えたものでもよい。また、記憶媒体は光学的なも
のに代えてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、シートロールをパレッ
トに載せ替えるまで同じ荷台に載せて搬送するので、搬
送経路でシートロールと荷台とを一体に取り扱うことが
でき、それによって、搬送経路でシートロールを直接保
持して積み下ろしすることが不要になる。それゆえ、出
荷用又は保管用パレットへの搬送過程でシートロールが
損傷するという問題か解決される。また、シートロール
は搬送時に異なる支持面に何度も接触することがないの
で汚損しにくい。したがって、運搬時においてシートロ
ールの品質を維持でき、歩留が大幅に向上する。
【0054】上記荷台に非接触で情報の書き込み、読み
だし可能な記憶装置を装備させておき、シートロールに
関する情報を記憶装置に記憶させるようにすると、シー
トロールと共にそれに関する情報を搬送するこができる
ので、個々のシートロールとそれに関する情報との同一
性を損なうことなく、個々のシートロールに関する情報
を必要な場所で随時に提供できるようになる。それによ
って、シートロールがシート分割巻取装置から搬出され
てからパレットに載るまでの間で搬送、処理作業の自動
化を図ることができるようになる。また、作業者による
情報の読み取り書き込み作業を不要にすることも可能に
なる。したがって、シートロールの生産設備の全自動化
の道が開ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明を適用したシートロール生産設
備のブロック図である。(B)はシートロールを受け取
った荷台の正面説明図である。(C)はシートロールを
受け取った荷台の側面説明図である。
【符号の説明】
P 荷台 M 記憶装置 R シートロール 1 シート分割巻取装置 2 計量装置 2a コンベヤ 3 包装装置 3a コンベヤ 4 仕分け装置 5 パレタイザ 5a コンベヤ 6 パレットプール 7 搬送機構 8 搬送機構 9 搬送機構 10 搬送機構 11 搬送機構 12 小型シート分割巻取装置 13 保管装置 14 アキューム部 15 荷台搬送機構 16 荷台搬送機構 17 アンテナ 18 コンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート分割巻取装置で巻き取ったシート
    ロールを受け取ってパレットへの移載位置まで運搬する
    方法において、シートロール搬送機構上に準備した、シ
    ートロール個々の荷台上にシート分割巻取装置からシー
    トロールを受け取り、上記シートロール搬送機構によ
    り、上記荷台上にシートロールを載せた状態で上記移載
    位置まで上記荷台を替えることなく搬送し、上記移載位
    置でシートロールをパレットに移載した後、空になった
    上記荷台を荷台搬送機構により上記シートロール搬送機
    構へ返送してシートロールを受け取るための位置に準備
    することを特徴とするシートロール運搬方法。
  2. 【請求項2】 上記荷台に非接触で情報の書き込み、読
    み出しが可能な記憶装置を装備させておき、該記憶装置
    にシートロールに関する情報を記憶させる請求項1記載
    のシートロール運搬方法。
JP35147192A 1992-11-17 1992-11-17 シートロール運搬方法 Pending JPH06156692A (ja)

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