JPH061431A - 仕分けコンベア装置及びストレージコンベア装置 - Google Patents

仕分けコンベア装置及びストレージコンベア装置

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JPH061431A
JPH061431A JP20587392A JP20587392A JPH061431A JP H061431 A JPH061431 A JP H061431A JP 20587392 A JP20587392 A JP 20587392A JP 20587392 A JP20587392 A JP 20587392A JP H061431 A JPH061431 A JP H061431A
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JP
Japan
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conveyor
storage
roll
take
winding
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Application number
JP20587392A
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English (en)
Inventor
Akira Kataoka
晧 片岡
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Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH061431A publication Critical patent/JPH061431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ランダムに供給される物品を能率良く仕分け
ると共に、仕分けた物品の取扱いを簡単にする。 【構成】 幹線コンベアLと該幹線コンベアに交差する
複数のストレージコンベアSa,Sbを備え、幹線コン
ベアにランダムに供給される物品1をストレージコンベ
アSa,Sb上に、予め決められたルールに従い仕分け
で保管し、保管した物品を予め決められた単位で幹線コ
ンベアLを通じて取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランダムに供給される
物品を仕分けるための仕分けコンベア装置、及びランダ
ムに供給される物品を保管するためのストレージコンベ
ア装置に関する。
【0002】本発明の仕分けコンベア装置及びストレー
ジコンベア装置は、たとえばスリッター付き巻取装置で
分割して巻取られた帯状シートの巻取ロールを取扱う場
合に使用される。
【0003】
【将来の技術】従来、スリッター付き巻取装置において
巻き取りが完了した巻取ロールは、一般に包装工程を経
て仕上げられた後、その巻取ロールが受注された製品で
ある場合には台車やフォークリフトによって出荷場へ運
ばれる。そして出荷場で、納品等に応じてまとめられ、
床面に単に置いた状態、又は床面に置いたパレットに載
せた状態で出荷までの間、保管される。
【0004】また、仕上げられた巻取ロールが未受注の
ものである場合には、その巻取ロールは製品倉庫に送ら
れ、フォークリフトやスタッカクレーンにより複数段の
ラックに品種、巻取仕様等により分類して収納され、立
体的に保管される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に出荷場に送られた巻取ロールを台車やフォークリフト
に載せ、納品先や、運送用のトラック便に応じた各々の
保管位置へ運び、床の上に保管するには、巻取ロールが
出荷場に送られてくるたびに、台車やフォークリフトを
巻取ロールの受け取り位置から巻取ロールの個々の保管
位置へ移動させて巻取ロールを降ろした後に、再び受取
り位置へ、次の巻取ロールを受け取るために復帰させな
ければならない。そのため、巻取ロールを各々の保管位
置へ運ぶのに手間がかかる。
【0006】また、保管位置に保管された巻取ロールを
出荷する場合にも、台車やフォークリフトを巻取ロール
の各々の保管位置と、運送用のトラックとの間を復帰さ
せなければならない。
【0007】したがって、受注された巻取ロールを従来
のような出荷場に保管するのは、巻取ロールの保管時及
び取り出し時の運搬に時間と労力がかかり、能率が悪
い。
【0008】しかも、出荷場には、必要な保管位置への
巻取ロールの保管、取り出しの台車やフォークリフトの
通路を縦横に設けなければならず、それだけ余分に床面
積が必要になる。
【0009】また、ラックに巻取ロールをフォークリフ
トやスタッカクレーンを用いて収納し、保管する場合
も、上述の出荷場と同様なことがいえる。
【0010】最近では、コンピューターにより受注情報
を集約して、歩留を最大に高めるように生産計画をた
て、それに基づきスリッター付き巻取装置を運転するよ
うになっている。その結果、スリッター付き巻取装置で
は、納品先が同じ巻取ロールであっても、それぞれ別々
の時期に巻取られ、分散して供給されるようになる。つ
まり、巻取ロールがランダムに供給されるようになる。
【0011】また、スリッター付き巻取装置等、製造ラ
インの個々の装置の性能が向上し、巻取ロールの生産量
が増大している。
【0012】それゆえ、出荷場では多量に送られてくる
巻取ロールを短時間で仕分けて、出荷できるようにしな
ければならない。
【0013】しかし、従来のような巻取ロールの保管・
取り出しに時間と労力がかかる出荷場では、巻取ロール
の供給量増大に対処することが困難であり、出荷場での
巻取ロール取り扱いの不便さが、巻取ロール製造ライン
の生産性の向上を阻害する要因となった。
【0014】本発明は、ランダムに供給される物品を能
率良く仕分けることができ、かつ仕分けた物品の取扱い
が簡単になる仕分けコンベア装置を提供すること目的と
する。また、ランダムに供給される物品を保管し、保管
された任意の物品を能率良く取り出すことができるスト
レージコンベア装置を供給することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の仕分けコンベア
装置は、幹線コンベアと、該幹線コンベアに交差する方
向に設けた複数のストレージコンベアを備え、幹線コン
ベアにランダムに供給される物品をストレージコンベア
上に、予め決められたルールに従い仕分けで保管し、保
管した物品を予め決められた単位で幹線コンベアを通じ
て取り出すことを特徴とする。
【0016】また、本発明のストレージコンベア装置
は、幹線コンベアと、該幹線コンベアに交差する方向に
設けた複数のストレージコンベアを備え、幹線コンベア
にランダムに供給される物品をストレージコンベア上へ
移送して保管し、保管された物品を取り出すとき、障害
となる物品を、空いているストレージコンベア上に搬送
して退避させることを特徴とする。
【0017】
【実施例】図1ないし図6を参照して本発明の仕分けコ
ンベア装置に係る一実施例を説明する。この実施例にお
ける仕分けコンベア装置は、巻取ロールの製造ラインに
適用されている。
【0018】図1は、仕分けコンベア装置の概略平面
図、図2は切断線A−Aにより切断した状態を示す仕分
けコンベア装置の正面図である。
【0019】図1において1は物品であり、この実施例
では巻取ロール、Lは幹線コンベア、Sa並びにSbは
幹線コンベアLに直交する方向に設けたストレージコン
ベア、Cは幹線コンベアLとストレージコンベアSa、
Sbとの間で巻取ロール1の受け渡しをするための交差
コンベアである。
【0020】幹線コンベアLは、チェーンコンベアであ
って、搬送方向に沿って伸びた複数(図1の実施例では
4本)の梁部材2を並列かつ等間隔に備えている。この
梁部材2の周りには、それぞれ細長いループを形成する
ように無端チェーン3が設けてある。
【0021】各無端チェーン3は、モーターM1の駆動
により、それぞれ同期して梁部材2のまわれを循環する
ことができるようになっている。なお、必要に応じて無
端チェーン3の代りに幅の狭い無端ベルトを用いる場合
もあり得る。
【0022】図2において、ストレージンベアSaは、
モーターM2により無端ベルト4を循環駆動して無端ベ
ルト4上に載せた巻取ロール1を左右いずれの方向にで
も搬送することができるベルトコンベアである。ストレ
ージコンベアSbは、ストレージコンベアsaと同じよ
うな構造で同じような動作をするので、説明を省略す
る。
【0023】交差コンベアCもベルトコンベアであっ
て、コンベアLの無端チェーン3相互間にも搬送面5a
が形成されるように、各無端チェーン3をそれぞれ下方
に回避して循環可能な無端ベルト5を備えている。
【0024】無端ベルト5は、フレーム6に設けた案内
ローラ群のまわりに掛けてあり、モーターM3により循
環駆動される。
【0025】フレーム6ば、幹線コンベアLの無端チェ
ーン3と交差する部分を切り欠いてあり、支持台7上に
昇降可能に設けてある。この実施例では、支持台7に摺
動可能に支持された案内棒8上に固着してある。そし
て、昇降機構9により昇降駆動される。
【0026】昇降機構9は、流体圧シリンダー10と、
昇降時、フレーム6の姿勢を水平に保つための一対のリ
ンク11a、11b及び連接棒12とからなる。そし
て、フレーム6を駆動して交差コンベアLを上昇させた
とき、交差コンベアCの搬送面5aが幹線コンベアLの
搬送面3より高くなる上昇位置につけることができる。
また、交差コンベアCを下降させたとき、その搬送面5
aが幹線コンベアLの搬送面3aより低くなる下降位置
につけることができる。図2に示す交差コンベアCは、
上昇地位置についており、図3に示す交差コンベアCは
下降位置についている。なお、昇降機構11は、上述の
ような機能をもつものであれば、この実施例以外のもの
を用いてもよい。
【0027】交差コンベアCは上昇位置についたとき、
巻取ロール1を支持して搬送することができるので、交
差コンベアCから巻取ロール1を受け取るストレージコ
ンベアSa、Sbの搬送面4aは、上昇位置についた交
差コンベアCの搬送面5aと同じ高さにしてある。
【0028】巻取ロール1は、搬送中に傷つく恐れがあ
り、また転がり易い。そこで、この実施例では搬送中の
損傷を防止し、安定性を確保するために搬送用の荷台1
3に載せて搬送する。
【0029】荷台13の高さは、隣り合う無端チェーン
3により一つの荷台13を支えることができるようにす
るために、隣り合う無端チェーン3の間隔より大きくし
てある。
【0030】巻取ロール1の個々の長さは多様であるた
め、巻取ロール1の長さに応じた搬送用荷台を準備する
と、その取扱い・保管等において手間がかかり面倒にな
る。この面倒を解消するため、荷台13は、同じ大きさ
のものを1種類だけ準備し、それぞれ互換性をもたせて
ある。巻取ロール1は、その長さが短いものであれば、
1個の荷台13により支持し、その長さが、ある一定値
を越えると、2個の荷台13によ支持する。本発明の装
置によれば、このような場合でも、荷台13と共に巻取
ロール1を移送する際の荷台13の取扱いにトラブルを
生じにくい。
【0031】巻取ロール1を2個の荷台13に載せると
き、2個の荷台13を最も外側の列とそれに隣り合う内
側の列とで1組となる左右2組の無端チェーン3に個々
に載せるので、2個の荷台13の間隔は、左右2組の無
端チェーン3の間隔に適合させる。
【0032】荷台13は、図3に示すように巻取ロール
1と共にその巻取ロール1に関するデータを搬送するた
め、非接触でデータの読み出し、書き込みが可能な記憶
媒体13aを保持している。
【0033】巻取ロール1は、図4に示す巻取ロール製
造ラインのスリッター付き巻取装置Wにより帯状シード
分割してロール状に巻き取ったものである。巻き取りが
完了すると巻取ロールは包装機Dに送られて包装された
後、本発明の仕分けコンベアへ搬送される。
【0034】この巻取ロール製造ラインでは、スリッタ
ー付き巻取装置Wは、生産計画用コンピューター14に
よって立案された最適な生産計画に基づき、生産計画用
コンピュータ14の指令信号を、図示しない制御用コン
ピュータに受けて運転される。この最適な生産計画は、
納期の条件に加えて、製品収率(歩留)と設備稼働率が
最大に調和する条件に照準を合せるものであるため、受
注先や納品ロットが同じ巻取ロールであっても、その製
造時期はランダムに分散されてしまう。判りやすくいう
と、たとえば1巻取サイクルことにスリッター付き巻取
機Wから取り出される4〜10個の巻取ロールは、複数
の納品先に分散して納入されるものであったり、たとえ
同じ納入先であっても、納品ロットや積載する出荷用パ
レットが異なり、複数の出荷用パレットに分散して積載
されるものであったりする。
【0035】つまり、上述の生産計画は、巻取ロールが
納入先や納品ロットごとにまとめて一時期に連続して巻
き取られるようにするものではない。
【0036】そこで、このように立案された生産計画に
よってスリッター付き巻取装置Wで生産される巻取ロー
ルを、再び納品条件に合うように納入先及び納品単位に
集荷するための設備として、仕分けコンベアAが不可欠
である。
【0037】仕分けコンベア装置Aは、ランダムに供給
される巻取ロールを、制御用コンピュータA1の制御に
より一定のルールに基づいて仕分け、図1の示すストレ
ージコンベアSa、Sb上に搬送して保管することがで
きる。また、仕分けられた巻取ロール1が予め決められ
た数量に達すると、ストレージコンベアSa、Sbに保
管されている巻取ロール1を予め決められたルールに基
づき所定の位置にまとめて取り出すことができるように
なっている。
【0038】この実施例によれば、受注番号または納品
先等が同じ巻取ロール1をひとまとめにして、それを一
つのパレットに載せるか、または複数のパレットに振り
分けて載せるようにしている。そして、個々のパレット
に一緒に積まれる、ひとまとめの巻取ロール1を出荷単
位の巻取ロールとしている。そして、仕分けコンベア装
置Aは各巻取ロール1を出荷単位で仕分けて保管し、各
出荷単位毎の巻取ロール1が前部揃うとパレタイザFへ
巻取ロール1出荷単位毎にまとめて取り出すことができ
るようになっている。
【0039】制御用コンピュータA1は、図示しない公
知の検出装置の信号に基づき搬送距離を検出しながら、
モーターM1を制御することにより、幹線コンベアLが
その搬送面上で巻取ロール1を必要な位置に搬送するこ
とができるようにする。
【0040】また、図2の流体シリンダ10を制御する
ことにより、幹線コンベアLによる巻取ロール1の搬送
中、及び交差コンベアCが幹線コンベアLへ巻取ロール
1を渡すときには、交差コンベアCが、図3に示す下降
位置につき、また交差コンベアCが幹線コンベアLから
巻取ロール1を受け取るとき、及び各々のストレージコ
ンベアSa、Sbとの間で巻取ロール1の受け渡しをす
るときには、その交差コンベアCが上昇位置につくよう
にする。
【0041】また、図2のモーターM3を制御すること
により、交差コンベアCが幹線コンベアLから巻取ロー
ル1を受け取ったときストレージコンベアSa又はSb
へ巻取ロール1を搬送し、ストレージコンベアSa又は
Sbから巻取ロール1を受け取ったときには巻取ロール
1を幹線コンベアLへ受け渡しできるように、その搬送
面上で所定の位置に付けることができるようにする。
【0042】また、図示しない公知の検出装置の信号に
基づき入口からの搬送距離を検出しながら、モータM2
を制御することにより、各々のストレージコンベアSa
が、それぞれその搬送面上で巻取ロール1を必要な位置
に搬送することができるようにする。ストレージコンベ
アSbについても同様である。
【0043】また、図1において、仕分けコンベア装置
に供給される巻取ロール1の荷台13の記憶媒体13a
には、その巻取ロール1の幅等の巻取仕様に関するデー
タや注文に応じた納品先、その巻取ロール1を仕分け後
に載せるパレット番号などの納品条件に関するデータが
書き込まれ、記憶されているので、読み出し書き込みヘ
ッド15により記憶媒体13aに書き込まれたデータを
読み出すことができる。
【0044】更に、ストレージコンベアSa、Sb上に
巻取ロール1が保管されると、その巻取ロール1に関す
る読み取ったデータを、保管位置ごとに記憶部に記憶
し、巻取ロール1が取り出されると、その巻取ロール1
に関するデータの記憶を消すようにして巻取ロール1の
現在の保管状況を記憶している。
【0045】たとえば図5に示すように出荷単位となる
巻取ロール1aないし1eが他の巻取ロール1に混じっ
てランダムに幹線コンベアLに送られてくる場合、この
実施例の仕分けコンベア装置は次のように動作する。
【0046】幹線コンベアLにより最初の巻取ロール1
aが送られてくると、それを空いているストレージコン
ベアへ、図5ではストレージコンベアSa2へ交差コン
ベアC2を経て送る。
【0047】次に、ストレージコンベアSa2は巻取ロ
ール1aを入口から奥へ、その巻取ロール1aの幅及
び、次に保管する巻取ロールとの間隔を合わせた距離だ
け送る。
【0048】巻取ロール1b、1c、1dについても上
述の動作を繰り返し、同じパレット番号の巻取ロール1
をストレージコンベアSa2上に順次載せて行き保管す
る。この間、他の巻取ロール1についても同様にストレ
ージコンベアSa2以外のストレージコンベアに保管す
る。巻取ロール1aないし1dが保管された状態を図6
に示す。
【0049】そして、最後の巻取ロール1eが送られて
きて、パレットに一緒に載せる出荷単位の巻取ロール1
aないし1eが仕分けコンベア装置上に全部揃うと、最
後の巻取ロール1eはストレージコンベアSa2へ載せ
る必要がないのでパレタイザへ幹線コンベアLにより直
接送る。また、ストレージコンベアSa2を搬入時とは
逆方向に搬送駆動し、巻取ロール1d、1e、1b、1
aを順次、交差コンベアC2を経て幹線コンベアLに渡
し、パレタイザFへ搬送する。パレタイザFは搬送され
た各々の巻取ロールをパレットに積み上げてまとめる。
【0050】図4において、制御用コンピュータA1記
憶容量が大きくデータ通信機能に優れたコンピュータ1
6、並びにイサネット17や光ファイバーケーブル18
のなどで構成されるデータ通信回線を介して生産計画用
コンピュータ14に接続されており、生産計画用コンピ
ュータ14に仕分けコンベア装置Aに保管された巻取ロ
ールのデータを通信して与えることができる。
【0051】生産計画用コンピュータ14によりスリッ
ター付き巻取装置Wにおける最大収率をねらって生産計
画をたてた場合、少量ではあるが未受注巻取ロールとな
る割当残部分が発生する。その場合、未受注巻取ロール
を短期間在庫する必要が生ずる。また、スリッター付き
巻取装置において突発的に部分的な不良が生することが
ある。その場合、不良部分を取り除いて再利用可能であ
れば、半製品として、その巻取ロールを短期間在庫にす
ることもある。そこで、これらの巻取ロールを保管する
ために、図4に示す巻取ロール製造ラインではストレー
ジコンベア装置Bを備えている。もちろん、これらの在
庫は少ない程良いが、生産量の5ないし15パーセント
程度が次に述べる調整用在庫として必要不可欠でもあ
る。
【0052】これらの短期在庫製品は、新しい生産計画
を更新する時点で、受注に対して、最優先して引き当て
られるようになっている。特に、典型的な少ロット短納
期をカバーでき、更に工程の途中で突発的に不良品が発
生した場合の緊急代替品の引き当て用在庫として、シス
テム構築の潤滑油の役割りとして重要である。従って在
庫といっても、その回転は素早く、従来の製品倉庫とは
本質的に異なった装置機能である。
【0053】なお、この生産設備に組み込まれた小型ス
リッターGも、システムを補佐する重要な役目をもって
いる。すなわち、スリッター付き巻取装置Wで、カバー
できない幅の狭い製品の加工を受け持たせることによっ
て、販売政策上メリットのみならず、製品ロール幅の組
み合せに柔軟性が増し、生産計画立案時の製品収率の最
大条件を有利に導くことができる。また、受注見込み製
品や再生可能部分不良製品を受注に引き当てて出荷する
場合の再分割作業の役割りを受け持つ。
【0054】ストレージコンベア装置Bは、図7に示す
ように並列に配置した2つの幹線コンベアL1、L2と
幹線コンベアL1、L2間に交差する方向に並列に配置
した複数のストレージコンベアSを備える。幹線コンベ
アL1、L2とストレージコンベアSとの交差点は、そ
れぞれ交差コンベアC1、C2が設けてある。これらの
幹線コンベアL1、L2、各ストレージコンベアS及び
各交差コンベアC1、C2は、図1及び図2で説明した
ものと同様な構造である。
【0055】図3に示すB1は、ストレージコンベア装
置Bを制御するための制御用コンピュータであり、仕分
けコンベア装置Aの制御用コンピュータA1と同様に生
産計画用コンピュータ14に接続されており、巻取ロー
ルの保管、取り出し手順を除けば、制御用コンピュータ
A1と同様に個々の幹線コンベアL1、L2、ストレー
ジコンベアS、交差コンベアCを制御することができ、
巻取ロールの保管状況等も記憶している。
【0056】ストレージコンベア装置Bは、制御用コン
ピュータB1の制御により、ランダムに送られてくる巻
取ロールを、図7の幹線コンベアL1を経てストレージ
コンベアS上の空いている場所に送って保管する。そし
て、保管された巻取ロールを取り出すときは、全部のス
トレージコンベアSのうちの2つのストレージコンベア
Sと、幹線コンベアL2と幹線コンベアL1とで作られ
るループ状の経略を通じて、保管された巻取ロール1を
循環させ、取り出しの必要な巻取ロールを幹線コンベア
L1上へ移送する際に障害となる巻取ロールを空いてい
るストレージコンベアSに移送して退避させた後、幹線
コンベアL1上に必要な巻取ロール1を移送し、幹線コ
ンベアL1で搬送して所定の場所に取り出す。なお、保
管された巻取ロールの所定の場所への取り出しは、幹線
コンベアL2により行うようにしてもよい。
【0057】図8、図9を参照して、ストレージコンベ
アSa上に保管された巻取ロール1Cを取り出す場合の
動作について説明する。ストレージコンベアS1は、こ
の実施例では巻取ロールを循環させるループ状の経略と
して利用するため、空けてある。
【0058】巻取ロール1Cを取り出すときストレージ
コンベア装置は、図3の制御用コンピュータB1に制御
されて次のように動作する。
【0059】ます、ストレージコンベアS3上の巻取ロ
ール1aないし1eを、図8において実線の矢印が示す
ように交差コンベアC23、幹線コンベアL2、交差コ
ンベアC21を経て、ストレージコンベアS1上に鎖線
で示すように移送する。
【0060】次に、巻取ロール1a、1bをストレージ
コンベアS1から図8に破線で示す矢印のように、交差
コンベアC11、幹線コンベアL1、交差コンベアC1
3を経てストレージコンベアS3上に移送する。
【0061】次に、巻取ロール1Cを図9に示すように
幹線コンベアL11上へ交差コンベアC11を経て移送
する。この実施例の場合、図4のストレージコンベア装
置Bは仕分けコンベア装置Aの上方に設けてあるので、
図9に示す昇降装置19を介して巻取ロールが供給さ
れ、保管した巻取ロールを昇降装置19を介して他の装
置へ供給する。そのため、幹線コンベアL1は巻取ロー
ル1Cが交差コンベアC11より移載されると、それを
昇降装置19に移送する。
【0062】次に、ストレージコンベアS1上の巻取ロ
ール1d、1eを交差コンベアC11、幹線コンベアL
2、交差コンベアC13を経てストレージコンベアS3
上へ図9に示すように移送し、一連の取り出し動作を終
了する。このようにするとストレージコンベア単位で巻
取ロールを管理できるので、制御が簡単になる。
【0063】図10に仕分けコンベア装置の他の実施例
を示す。この実施例では、幹線コンベアLの両側に、複
数のストレージコンベアSa、Sbが幹線コンベアLに
交差する方向に並列に設けてあり、各ストレージコンベ
アSaとSbとの間には、それぞれ幹線コンベアLに交
差する交差コンベアCが設けてある。
【0064】ストレージコンベアSa、Sbの交差コン
ベアCとば反対側に、幹線コンベアLに平行に幹線コン
ベアL1、L2が設けてある。この幹線コンベアL1、
L2はストレージコンベアSa、Sbに直角に交差す
る。
【0065】ストレージコンベアSa、Sb、交差コン
ベアCは、それぞれ前述の実施例の図1、図2に示す幹
線コンベアLと同じ構造のチェーンコンベアであり、巻
取ロール1を半径方向に搬送する。
【0066】幹線コンベアL、L1、L2は、それぞれ
前述の実施例の図1、図2及び図3に示す交差コンベア
Cと、他のコンベアの交差点を複数箇所に有しているこ
とを除けば同様の構造であり、巻取ロール1を長手方向
に搬送する。
【0067】巻取ロール1は、図示しないコンベアから
幹線コンベアL1またはL21に供給され、幹線コンベ
アL1からストレージコンベアSaに幹線コンベアL2
からストレージコンベアSbへ移送され保管される。
【0068】ストレージコンベアSa、Sbに保管され
た巻取ロール1を取り出す場合には、巻取ロールは交差
コンベアCを経由して幹線コンベアLに移送され、幹線
コンベアLを通じて取り出し位置へ搬送される。
【0069】巻取ロールは、個々の長さが多様である。
そして、パレットごとにまとめられる巻取ロールの長さ
の合計が常に平均しているとは限らず、場合によって
は、巻取ロール長さが長いものだけが1つのパレットに
集められたり、巻取ロールの長さが小さいものだけが1
つのパレットに集められたりする。
【0070】ところが、前述の図1ないし図6の実施例
のように巻取ロールを長手方向に搬送して保管する場
合、一つのパレットに巻取ロールの長さが長いものが集
められると、全部の巻取ロールが長さ{{、ストレージ
コンベアの長さより長くなり、1つのストレージコンペ
ア上に保管できなくなる。そうすると、保管された巻取
ロールの取扱いが複雑になる。また、巻取ロールの長さ
の短いものが1つのパレットに偏ると、ストレージコン
ベアの保管スペースが大幅に余るので、保管場所が無駄
になる。
【0071】この実施例によれば、ストレージコンベア
Sa、Sbは、巻取ロールを半径方向に搬送して保管す
る。そして、個々の巻取ロールの半径の差は、一般巻取
ロールの長さのように大きくならない。したがって、1
つのパレットに載せる出荷単位の巻取ロールを、一つの
ストレージコンベアにより充分保管することができ、ま
た保管場所の有効利用を図ることができるようになる。
【0072】図11にストレージコンベア装置の他の実
施例を示す。この実施例における装置の構造は、図10
の仕分けコンベア装置と同じであり、巻取ロール1を幹
線コンベアを通じてストレージコンベアSa、Sbへ搬
送し、そのストレージコンベアSa、Sb上に保管す
る。
【0073】保管された巻取ロールのうち任意の巻取ロ
ールを取り出す場合、たとえば、図11において巻取ロ
ール1Cを取り出す場合、取り出す巻取ロール1Cよ
り、幹線コンベアL側に保管されている巻取ロール1
a、1bを、空いているストレージコンベアSb(図1
では左側の一番下)へ搬送して、鎖線で示すように退避
させた後、必要な巻取ロール1Cをストレージコンベア
Saより交差コンベアCを経て幹線コンベアL上へ送り
出して取り出し位置へ搬送する。巻取ロール1Cが取り
出し位置へ搬送されると、巻取ロール1a、1bは元の
ストレージコンベアSaへ戻しておく。このようにする
と、制御が簡単になり取り出し時間が短縮される。
【0074】以上、少数の実施例により本発明を説明し
たが、その実施態様は、発明の要旨を衰えることなく多
様に変化し得る。
【0075】たとえば、幹線コンベア、ストレージコン
ベア、交差コンベアとしてチェーンコンベァ、ベルトコ
ンベア以外にローラコンベア等物品を載せて搬送する他
のコンベアを用いることができる。
【0076】また、仕分けコンベア装置は、幹線コンベ
アの片側に、その幹線コンベアと交差する、たとえば図
2、図3に示す交差コンベアと同様な構造のストレージ
コンベアを設けてもよい。その場合、交差コンベアは不
要である。
【0077】また、図8において、巻取ロールC1を取
り出す際に巻取ロール1e、1dを交差コンベアCは、
幹線コンベアL1、交差コンベアC11を経てストレー
ジコンベアS1上に一時適に退避させ、巻取ロール1C
が取り出された後、ストレージコンベアS3へ戻すよう
にするなど、必要な巻取ロールの取り出しに障害となる
巻取ロールの退避のさせ方は、上述のものに限らない。
【0078】
【発明の効果】本発明の仕分けコンベア装置によれば、
幹線コンベアとそれに交差するストレージ間で物品を移
送することにより物品の保管、取り出しを行うので、従
来のように物品の受け取り位置と保管位置との間におい
て台車やフォークリフト、スタッカクレーン等を往復移
動させる必要がない。
【0079】また、予め決められたルールに従い仕分け
保管し、保管した物品を予め決められた単位でまとめて
取り出すので、仕分けた物品を1箇所で取り扱うことが
できる。
【0080】したがって、物品を能率良く仕分けること
ができ、仕分けた物品の取扱いが簡単になる。また、装
置の構造が簡素になり、設置面積を節約することもでき
るようになる。
【0081】本発明の仕分けコンベア装置は、出荷先や
出荷単位か多様に異なる物品が入り混って、短時間に多
量に製造される製造ラインにおける仕分け作業に適用す
ることができ、製造ラインの生産性を大幅に向上させる
ことができる。
【0082】本発明のストレージコンベア装置によれ
ば、幹線コンベアとストレージ間で物品を移送すること
により物品の保管・取り出しを行い、また必要な物品を
取り出す際、障害になる物品は、空いているストレージ
コンベアに退避させるので、能率良く物品の保管・取り
出しができる。また、装置の構造が簡素化し、設置面積
を節約することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕分けコンベア装置の一実施例に係る
概略平面図である。
【図2】図1の切断線A−Aによる断面を一部分を省略
して示した正面図である。
【図3】図2に示す交差コンベアが物品を受け取った状
態を示す正面図である。
【図4】巻取ロール製造ラインをブロック線図化して示
した説明図である。
【図5】本発明の仕分けコンベア装置の一実施例におい
て、出荷単位の物品(巻取ロール)の仕分け開始前の状
態を示す動作説明図である。
【図6】本発明の仕分けコンベア装置の一実施例におい
て出荷単位の物品が全部、仕分けコンベア装置上に集ま
った状態を示す動作説明図である。
【図7】本発明のストレージコンベア装置の一実施例に
係る概略平面図である。
【図8】本発明のストレージコンベア装置の一実施例に
おいて、取り出しが必要な物品を含む1台のストレージ
コンベア上の物品を別のストレージコンベア上へ移送し
た状態を説明するための動作説明図である。
【図9】本発明のストレージコンベア装置の一実施例に
おいて、取り出しが必要な物品を幹線コンベア上に移動
した状態を示す動作説明図である。
【図10】本発明の仕分けコンベア装置の他の実施例に
係る概略平面図である。
【図11】本発明のストレージコンベア装置の他の実施
例に係る概略平面図である。
【符号の説明】
L、L1、L2 幹線コンベア Sa、Sb、S ストレージコンベア 1 物品(巻取ロール)
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の仕分けコンベア
装置は、少なくとも一つの幹線コンベアと、該幹線コン
ベアに交差する方向に設けた複数のストレージコシベア
を備え、幹線コンベアにランダムに供給される物品をス
トレージコンベア上に、予め決められたルールに従い仕
分け保管し、保管した物品を予め決められた単位で取
り出すことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、本発明のストレージコンベア装置
は、少なくとも一つの幹線コンベアと、該幹線コンベア
に交差する方向に設けた複数のストレージコンベアを備
え、幹線コンベアにランダムに供給される物品をストレ
ージコンベア上へ移送して保管し、保管された物品を取
り出すとき、障害となる物品を、空いているストレージ
コンベア上に搬送して退避させることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図2において、ストレージンベアSa
は、モーターM2により無端ベルト4を循環駆動して無
端ベルト4上に載せた巻取ロール1を左右いずれの方向
にでも搬送することができるベルトコンベアである。ス
トレージコンベアSbは、ストレージコンベアaと同
じような構造で同じような動作をするので、説明を省略
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】昇降機構9は、流体圧シリンダー10と、
昇降時、フレーム6の姿勢を水平に保つための一対のリ
ンク11a、11b及び連接棒12とからなる。そし
て、フレーム6を駆動して交差コンベアLを上昇させた
とき、交差コンベアCの搬送面5aが幹線コンベアLの
搬送面3より高くなる上昇位置につけることができ
る。また、交差コンベアCを下降させたとき、その搬送
面5aが幹線コンベアLの搬送面3aより低くなる下降
位置につけることができる。図2に示す交差コンベアC
は、下降位置についており、図3に示す交差コンベアC
上昇位置についている。なお、昇降機構11は、上述
のような機能をもつものであれば、この実施例以外のも
のを用いてもよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】巻取ロール1は、図4に示す巻取ロール製
造ラインのスリッター付き巻取装置Wにより帯状シー
分割してロール状に巻き取ったものである。巻き取り
が完了すると巻取ロールは包装機Dに送られて包装され
た後、本発明の仕分けコンベアAへ搬送される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】この実施例によれば、受注番号または納品
先等が同じ巻取ロール1をひとまとめにして、それを一
つのパレットに載せるか、または複数のパレットに振り
分けて載せるようにしている。そして、個々のパレット
に一緒に積まれる、ひとまとめの巻取ロール1を出荷単
位の巻取ロールとしている。そして、仕分けコンベア装
置Aは各巻取ロール1を出荷単位で仕分けて保管し、各
出荷単位毎の巻取ロール1が前部揃うとパレタイザFへ
巻取ロール1出荷単位毎にまとめて送り出すことがで
きるようになっている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】図4において、制御用コンピュータA1
記憶容量が大きくデータ通信機能に優れたコンピュータ
16、並びにイサネット17や光ファイバーケーブル1
8のなどで構成されるデータ通信回線を介して生産計画
用コンピュータ14に接続されており、生産計画用コン
ピュータ14に仕分けコンベア装置Aに保管された巻取
ロールのデータを通信して与えることができる。必要に
応じて仕分けコンベア装置Aより送り出した巻取ロール
のデータを通信して与えるようにしてもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】次に、巻取ロール1を図9に示すように
幹線コンベアL11上へ交差コンベアC11を経て移送
する。この実施例の場合、図4のストレージコンベア装
置Bは仕分けコンベア装置Aの上方に設けてあるので、
図9に示す昇降装置19を介して巻取ロールが供給さ
れ、保管した巻取ロールを昇降装置19を介して他の装
置へ供給する。そのため、幹線コンベアL1は巻取ロー
ル1交差コンベアC11より移載されると、それを昇
降装置19に移送する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】次に、ストレージコンベアS1上の巻取ロ
ール1d、1eを交差コンベアC11、幹線コンベア
L2、交差コンベアC13を経てストレージコンベアS
3上へ図9に鎖線で示すように移送し、一連の取り出し
動作を終了する。このようにするとストレージコンベア
単位で巻取ロールを管理できるので、制御が簡単にな
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】以上、少数の実施例により本発明を説明し
たが、その実施態様は、発明の要旨をえることなく多
様に変化し得る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】たとえば、幹線コンベア、ストレージコン
ベア、交差コンベアとしてチェーンコンベア、ベルトコ
ンベア以外に物品を載せて搬送することができればロー
ラコンベア、ホイールコンベア、チェーンとローラーや
ホイールを複合したコンベア等を採用する場合もある。
その場合、チェーン、ベルト、ローラ、ホイール等が全
て駆動されるとは限らず、必要に応じてそれらの駆動と
非駆動を使い分けてもよい。そして、たとえば物品を一
方向にだけ搬送するよう設計する場合は、後続の物品若
しくはそれを載せる台が、前方のものを押すことによっ
て、物品の相互間隔を無くし、収納密度を高めることも
あり得る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】また、仕分けコンベア装置は、幹線コンベ
アの片側に、その幹線コンベアと交差する、たとえば図
2、図3に示す交差コンベアと同様な構造のストレージ
コンベアを設けてもよい。その場合、交差コンベアは不
要である。また、図1に示す幹線コンベアLの片側にの
みストレージコンベアSa又はSbを設けてもよいし、
図10に示す中央の幹線コンベアLを搬入用とし、両側
の幹線コンベアL1、L2を搬出用としてもよいし、図
10に示す幹線コンベアL2並びにストレージコンベア
Sbを備えない構造のものでもよい。また、仕分けコン
ベア装置における物品の搬入・搬出態様は、図1または
図10に示すものに限らない。仕分け装置は、2箇所以
上の搬入口から物品を搬入するもの、2箇所以上の搬出
口から物品を送り出すものでもよいし、当然、各ストレ
ージコンベア毎にそれぞれの専用の搬出口より仕分けた
物品を、予め決められた単位で取り出すものでもよい。
また、幹線コンベアを4箇所以上に備えたもの、幹線コ
ンベアを物品のストレージコンベアへの供給専用のもの
と搬出専用のものとに分けたもの、幹線コンベアに、物
品のストレージコシベアへの供給兼搬出機能をもたせ、
物品の供給口と搬出口が共通になってるものであっても
よい。また、幹線コンベアへ巻取ロールを供給するため
に、たとえば図10に示す実施例では、幹線コンベアL
1、L2に共通に交差するコンベアを設けて、このコン
ベアより幹線コンベアL1、L2に振分けてもよいし、
複数のストレージコンベアSaまたはSbのうちのいず
れかを搬出用または、搬入用にするようにしてもよい。
そして、ストレージコンベア装置においても仕分けコン
ベア装置と同様のことがいえる。また、幹線コンベアへ
の物品の供給、幹線コンベアからの物品の受取りは、コ
ンベアに限らず台車等他の搬送手段を用い得る。さら
に、物品は、図2に示すように搬送用の荷台に載せて連
ぶとは限らず、幹線コンベア、ストレージコンベアに直
接載せて運ぶようにしてもよい。その場合には、搬送用
荷台に装備された記憶装置に代え、光学的あるいは磁気
的に、または印刷によりデータの書き込みができ、光学
的又は磁気的にデータの読み出しができるラベルを使っ
てもよい。また、仕分けコンベア装置又はストレージコ
ンベア装置は、スリッター付き巻取装置からそれへ物品
を搬送する経路が単純で、その搬送順序が入れ替わった
り、途中で物品が割り込んだり、抜けたりする可能性の
ない場合には、物品に付与したデータを読み出すことに
よる物品の搬入・搬出動作の制御が行なわれず、スリッ
ター付き巻取装置からの指定通りに、搬入・取り出し動
作がシーケンス制御されることもある。また、仕分けコ
ンベア装置とストレージコンベア装置とが共通の制御用
コンピュータ制御されることもあり得る。また、たとえ
ば幹線コンベアと交差コンベアまたはストレージコンベ
アとの交差点において、物品の正確な位置決めが必要な
場合には、交差コンベアを2段階に昇降させるようにし
て、交差コンベアのフレームをストッパ代りにしたり、
搬送面上に進退可能なストッパを設けるなど、適当な手
段を施せばよい。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】また、図8において、巻取ロール1cを取
り出す際に巻取ロール1e、1dを交差コンベアC、
幹線コンベアL1、交差コンベアC11を経てストレー
ジコンベアS1上に一時適に退避させ、巻取ロール1C
が取り出された後、ストレージコンベアS3へ戻すよう
したり、図11において退避させた巻取ロール1a、
1bを元のストレージコンベアSaに戻さず、巻取ロー
ル1d、1eを、巻取ロール1a、1bと同じストレー
ジコンベアSbに移動させたりするなど、必要な巻取ロ
ールの取り出しに障害となる巻取ロールの退避のさせ方
は、上述のものに限らない。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】また、予め決められたルールに従い仕分け
保管し、保管した物品を予め決められた単位でまとめて
取り出すので、仕分けた物品を1箇所で取り扱うことが
できる。そして、物品が取り出されたストレージコンベ
ア上には別の分類の物品を振分けて保管できるので、ス
トレージコンベアの数が分類の数より少なくてもよく、
たとえば、物品をパレット単位に分類する場合のよう
に、特に分類の数が多い場合に都合が良い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹線コンベアと、該幹線コンベアに交差
    する方向に設けた複数のストレージコンベアを備え、幹
    線コンベアにランダムに供給される物品をストレージコ
    ンベア上に、予め決められたルールに従い仕分けで保管
    し、保管した物品を予め決められた単位で幹線コンベア
    を通じて取り出すことを特徴とする仕分けコンベア装
    置。
  2. 【請求項2】 幹線コンベアと、該幹線コンベアに交差
    する方向に設けた複数のストレージコンベアを備え、幹
    線コンベアにランダムに供給される物品をストレージコ
    ンベア上へ移送して保管し、保管された物品を取り出す
    とき、障害となる物品を、空いているストレージコンベ
    ア上に搬送して退避させることを特徴とするストレージ
    コンベア装置。
JP20587392A 1992-06-22 1992-06-22 仕分けコンベア装置及びストレージコンベア装置 Pending JPH061431A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249201A (ja) * 2001-02-21 2002-09-03 Okamura Corp 複数種類の物品の整列搬送システム
JP2012096865A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Daihatsu Motor Co Ltd ワーク搬送装置
JP2013227122A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品搬送装置
KR102405331B1 (ko) * 2021-08-03 2022-06-07 주식회사 일진텍 철근 물류 자동화 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012096865A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Daihatsu Motor Co Ltd ワーク搬送装置
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