JPH06155659A - 遮光フィルム - Google Patents

遮光フィルム

Info

Publication number
JPH06155659A
JPH06155659A JP4312098A JP31209892A JPH06155659A JP H06155659 A JPH06155659 A JP H06155659A JP 4312098 A JP4312098 A JP 4312098A JP 31209892 A JP31209892 A JP 31209892A JP H06155659 A JPH06155659 A JP H06155659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
density polyethylene
light
vapor deposition
titanium dioxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4312098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2816402B2 (ja
Inventor
Hiroshi Iwase
浩 岩瀬
Yoshikatsu Yoshida
吉勝 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Toppan Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Toppan Printing Co Ltd filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP4312098A priority Critical patent/JP2816402B2/ja
Publication of JPH06155659A publication Critical patent/JPH06155659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2816402B2 publication Critical patent/JP2816402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線の長時間照射により分解しにくい遮光
フィルムの開示 【構成】 ベースフィルム3の一面側に二酸化チタンを
含む低密度ポリエチレンフィルム2を形成し、ベースフ
ィルム3の他面側にアルミニウム蒸着層4を形成し、こ
のアルミニウム蒸着層4のベースフィルム3の反対側の
面にプライマー層5を介して二酸化チタンを含む低密度
ポリエチレンフィルム6を貼着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば果樹・園芸等に
用いられる遮光フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば果樹・園芸等に用いられる
遮光フィルムとしては特開平4-133730号公報に開示され
るものが知られている。
【0003】この公報に開示されるものは、高密度ポリ
エチレン(HDPE)のベースフィルムにアルミニウム蒸着
層を形成し、このアルミニウム蒸着層に接着剤層を介し
て二酸化チタン(TiO2)を混合させた低密度ポリエチレ
ン(LDPE)のフィルムを接着させた構成とされている。
このような遮光フィルムは、例えば細くスリット状の糸
にしてヤーン編み等により編んでビニールハウスに用い
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遮光フィルムを用いてフィルム状に編んだ場合、フ
ィルムの表裏面が一定して片面側に表われず、片面側に
は高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとがそれぞ
れ露呈して、高密度ポリエチレンの部分が紫外線に晒さ
れることとなり、高密度ポリエチレンが分解して傷み易
いという問題がある。
【0005】又、フィルム状のまま使用する場合には、
表裏面のどちらが高密度ポリエチレンであるかの判断が
難しいため、作業者が遮光フィルムの表裏面を誤って使
用し、遮光フィルムが破れ易くなるという問題がある。
【0006】
【発明の目的】本発明にかかる遮光フィルムはこのよう
な問題に着目してなされたものであり、表裏の何れから
光が当たっても分解しにくい遮光フィルムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にかかる遮光フィルムは、ベース
フィルムの一面側に二酸化チタンを含む低密度ポリエチ
レンフィルムを形成し、前記ベースフィルムの他面側に
アルミニウム蒸着層を形成し、このアルミニウム蒸着層
の前記ベースフィルムの反対側の面にプライマー層を介
して二酸化チタンを含む低密度ポリエチレンフィルムを
貼着したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明にかかる遮光フィルムによれば、ベース
フィルムの一面側に二酸化チタンが含まれる低密度ポリ
エチレンフィルムが形成され、低密度ポリエチレン層に
も二酸化チタンが含まれ、両者の間にアルミニウム蒸着
層が形成されているので、フィルム材の表裏面のどちら
を外気に晒して紫外線が当たるようにしても、紫外線を
遮光するので、分解されにくくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる遮光フィルム
を図面に基づいて説明する。
【0010】図1は本実施例にかかる遮光フィルムの断
面構成を示したものであり、この遮光フィルム1は、二
酸化チタン(TiO2)を含む低密度ポリエチレンのフィ
ルム2と、本実施例では高密度ポリエチレンからなるベ
ースフィルム3と、二酸化チタンを含む低密度ポリエチ
レンからなるフィルム6とを表裏面に備えている。
【0011】ベースフィルム3の材質としては、高密度
ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピ
レン等が使用できるが、本実施例ではベースフィルム3
に高密度ポリエチレンを使用している。
【0012】低密度ポリエチレンのフィルム2とベース
フィルム3とは融合接着されており、ベースフィルム1
の片面側にはアルミニウム蒸着層4が形成されている。
低密度ポリエチレンのフィルム2及び低密度ポリエチレ
ンのフィルム6の肉厚はそれぞれ10〜40μmであり、高
密度ポリエチレンのベースフィルム3の肉厚は20〜30μ
mとされている。
【0013】アルミニウム蒸着層4には接着剤層として
のプライマー層5が形成されており、アルミニウム蒸着
層4と低密度ポリエチレンのフィルム6とを貼着してい
る。アルミニウム蒸着層4の膜厚は500〜1000オングス
トロームとされている。
【0014】低密度ポリエチレンのフィルム2及びフィ
ルム6に含有される二酸化チタンの含有濃度は3〜10重
量パーセントとされている。
【0015】次に、本実施例の実験例を説明する。
【0016】表1は、本実施例の遮光フィルム1の紫外
線照射時間毎の引っ張り強さ並びに伸び率について従来
のものと比較したものである。
【0017】
【表1】 この実験例によると、紫外線をかけない状態で本実施例
に係る遮光フィルム1の平均引っ張り強度は2.51(kg
f)を示し、従来のものが平均引っ張り強度2.02を基準
にすると25%向上している。
【0018】このような状態で紫外線の長時間の連続照
射を行なうと、連続照射時間が500時間の場合、本実施
例の平均引っ張り強度は1.86であり、従来の平均引っ張
り強度は2.34であったが、連続照射時間が1000時間にな
ると、本実験例の平均引っ張り強度は1.79と500時間の
場合に較べてあまり減少しない。
【0019】他方、従来のフィルムの場合は、連続照射
時間が1000時間に及ぶと平均引っ張り強度は1.61にな
り、500時間の平均引っ張り強度2.34に較べて大幅にダ
ウンする。
【0020】又、本実験例の場合500時間経過後の平均
伸び率は元の18から13に減少し、従来のフィルムの場合
500時間経過後の平均伸び率は27から20に減少してい
る。本実験例の場合、1000時間経過した後の平均伸び率
の数値は11であり、当初の数値が18であったものに較べ
てそれほど低下してしないが、従来のフィルムの場合紫
外線照射時間が1000時間になると、平均伸び率は12に減
少し、伸び率が当初の27から較べると著しく低下してい
る。
【0021】この実験結果からすると、確かに500時間
の経過後は従来のものと較べて引っ張り強度は若干の低
下を示すものの、1000時間経過後の引っ張り強度及び伸
び率は500時間経過後のときからあまりダウンしないこ
とが判る。
【0022】このような実験からしても、本実験例では
紫外線が長期間にわたっても引っ張り強度及び伸び率の
低下が防止されており、農作物栽培のごとく長期間に及
ぶ紫外線照射に対して強度及び柔軟性を確保することが
出来る。
【0023】
【効果】本発明にかかる遮光フィルムによれば、遮光フ
ィルムの表裏面のどちらを外気に晒して紫外線が当たる
ようにしても、紫外線が遮光され、分解されにくくな
る。従って、シート状に編んだり、シート状のまま使用
する場合に紫外線が当たっても破れにくく,又傷み難く
なり、農作物や果樹等が日焼けするといった事態を防止
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる遮光フィルムの断面
構成図
【符号の説明】
1 遮光フィルム 2 二酸化チタンを含む低密度ポリエチレンのフィルム 3 高密度ポリエチレンのベースフィルム 4 アルミニウム蒸着層 5 プライマー層 6 二酸化チタンを含む低密度ポリエチレンのフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/02 103 9267−4F 9/04 7258−4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルムの一面側に二酸化チタン
    を含む低密度ポリエチレンフィルムを形成し、前記ベー
    スフィルムの他面側にアルミニウム蒸着層を形成し、こ
    のアルミニウム蒸着層の前記ベースフィルムの反対側の
    面にプライマー層を介して二酸化チタンを含む低密度ポ
    リエチレンフィルムを貼着したことを特徴とする遮光フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1の遮光フィルムにおいて、前記
    ベースフィルムは高密度ポリエチレンにて形成されてい
    ることを特徴とする遮光フィルム。
JP4312098A 1992-11-20 1992-11-20 遮光フィルム Expired - Fee Related JP2816402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4312098A JP2816402B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 遮光フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4312098A JP2816402B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 遮光フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06155659A true JPH06155659A (ja) 1994-06-03
JP2816402B2 JP2816402B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=18025220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4312098A Expired - Fee Related JP2816402B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 遮光フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2816402B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100937210B1 (ko) * 2009-04-07 2010-01-20 (주)부전 알루미늄을 이용한 다겹 차광 보온 커튼
JP2014534894A (ja) * 2011-09-01 2014-12-25 アルケマ フランス 土壌燻蒸用光触媒フィルム
JP2015502143A (ja) * 2011-10-31 2015-01-22 ウルトラバツチ・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ 温室屋根を作製するための積層体及び温室栽培方法
KR102087520B1 (ko) * 2018-11-29 2020-03-10 농업회사법인 델텍스 주식회사 인삼식물재배용 투톤 차광막 및 그 제조방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100937210B1 (ko) * 2009-04-07 2010-01-20 (주)부전 알루미늄을 이용한 다겹 차광 보온 커튼
JP2014534894A (ja) * 2011-09-01 2014-12-25 アルケマ フランス 土壌燻蒸用光触媒フィルム
JP2015502143A (ja) * 2011-10-31 2015-01-22 ウルトラバツチ・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ 温室屋根を作製するための積層体及び温室栽培方法
KR102087520B1 (ko) * 2018-11-29 2020-03-10 농업회사법인 델텍스 주식회사 인삼식물재배용 투톤 차광막 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2816402B2 (ja) 1998-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE120651T1 (de) Stoff für die herstellung von gegen nukleare, biologische und chemische angriffe schützenden ausrüstungen.
DE69637064D1 (de) Transparente, formbare, orientierte folien und etiketten
JPH06155659A (ja) 遮光フィルム
JP2007295858A (ja) 農業用被覆材
JP2949161B2 (ja) 野菜類の栽培方法
JPH05193078A (ja) 金属層を含まない遮断層フイルム
JP5890807B2 (ja) 農業用多層マルチフィルム
JP2009225668A (ja) 農業用フィルム
CN209797839U (zh) 一种经过金属材料处理的闪点膜
JPH11235129A (ja) 農園芸用遮光資材
JPH10174530A (ja) 遮光資材
CA2074578A1 (en) Degradable films
JP5859997B2 (ja) 農業用多層マルチフィルム
JP2001061357A (ja) 遮光シート及び使用方法
JP6060249B2 (ja) 農業用多層マルチフィルム
JP4173793B2 (ja) カーテン用乳白フィルム
JPH0523331Y2 (ja)
JPH0499263A (ja) 積層フイルム
JP2004238784A (ja) 遮熱シートおよび農業用被覆シート
JPS63500352A (ja) 特に農業用の光カスケ−ド効果を有する被覆要素
JPH09205898A (ja) 農業用シート
JPH03248840A (ja) 熱線遮蔽材およびそれを用いた複合シート
JPH03262419A (ja) 農業用プラスチックフィルム
JPS63199266A (ja) 害虫防除用熱可塑性樹脂組成物
JPS62265927A (ja) 害虫忌避マルチングフイルム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees