JP2816402B2 - 遮光フィルム - Google Patents

遮光フィルム

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JP2816402B2
JP2816402B2 JP4312098A JP31209892A JP2816402B2 JP 2816402 B2 JP2816402 B2 JP 2816402B2 JP 4312098 A JP4312098 A JP 4312098A JP 31209892 A JP31209892 A JP 31209892A JP 2816402 B2 JP2816402 B2 JP 2816402B2
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shielding film
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浩 岩瀬
吉勝 吉田
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Toppan Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば果樹・園芸等に
用いられる遮光フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば果樹・園芸等に用いられる
遮光フィルムとしては特開平4-133730号公報に開示され
るものが知られている。
【0003】この公報に開示されるものは、高密度ポリ
エチレン(HDPE)のベースフィルムにアルミニウム蒸着
層を形成し、このアルミニウム蒸着層に接着剤層を介し
て二酸化チタン(TiO2)を混合させた低密度ポリエチレ
ン(LDPE)のフィルムを接着させた構成とされている。
このような遮光フィルムは、例えば細くスリット状の糸
にしてヤーン編み等により編んでビニールハウスに用い
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遮光フィルムを用いてフィルム状に編んだ場合、フ
ィルムの表裏面が一定して片面側に表われず、片面側に
は高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとがそれぞ
れ露呈して、高密度ポリエチレンの部分が紫外線に晒さ
れることとなり、高密度ポリエチレンが分解して傷み易
いという問題がある。
【0005】又、フィルム状のまま使用する場合には、
表裏面のどちらが高密度ポリエチレンであるかの判断が
難しいため、作業者が遮光フィルムの表裏面を誤って使
用し、遮光フィルムが破れ易くなるという問題がある。
【0006】
【発明の目的】本発明にかかる遮光フィルムはこのよう
な問題に着目してなされたものであり、表裏の何れから
光が当たっても分解しにくい遮光フィルムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にかかる遮光フィルムは、ベース
フィルムの一面側に二酸化チタンを含む低密度ポリエチ
レンフィルムを形成し、前記ベースフィルムの他面側に
アルミニウム蒸着層を形成し、このアルミニウム蒸着層
の前記ベースフィルムの反対側の面にプライマー層を介
して二酸化チタンを含む低密度ポリエチレンフィルムを
貼着したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明にかかる遮光フィルムによれば、ベース
フィルムの一面側に二酸化チタンが含まれる低密度ポリ
エチレンフィルムが形成され、低密度ポリエチレン層に
も二酸化チタンが含まれ、両者の間にアルミニウム蒸着
層が形成されているので、フィルム材の表裏面のどちら
を外気に晒して紫外線が当たるようにしても、紫外線を
遮光するので、分解されにくくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる遮光フィルム
を図面に基づいて説明する。
【0010】図1は本実施例にかかる遮光フィルムの断
面構成を示したものであり、この遮光フィルム1は、二
酸化チタン(TiO2)を含む低密度ポリエチレンのフィ
ルム2と、本実施例では高密度ポリエチレンからなるベ
ースフィルム3と、二酸化チタンを含む低密度ポリエチ
レンからなるフィルム6とを表裏面に備えている。
【0011】ベースフィルム3の材質としては、高密度
ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピ
レン等が使用できるが、本実施例ではベースフィルム3
に高密度ポリエチレンを使用している。
【0012】低密度ポリエチレンのフィルム2とベース
フィルム3とは融合接着されており、ベースフィルム1
の片面側にはアルミニウム蒸着層4が形成されている。
低密度ポリエチレンのフィルム2及び低密度ポリエチレ
ンのフィルム6の肉厚はそれぞれ10〜40μmであり、高
密度ポリエチレンのベースフィルム3の肉厚は20〜30μ
mとされている。
【0013】アルミニウム蒸着層4には接着剤層として
のプライマー層5が形成されており、アルミニウム蒸着
層4と低密度ポリエチレンのフィルム6とを貼着してい
る。アルミニウム蒸着層4の膜厚は500〜1000オングス
トロームとされている。
【0014】低密度ポリエチレンのフィルム2及びフィ
ルム6に含有される二酸化チタンの含有濃度は3〜10重
量パーセントとされている。
【0015】次に、本実施例の実験例を説明する。
【0016】表1は、本実施例の遮光フィルム1の紫外
線照射時間毎の引っ張り強さ並びに伸び率について従来
のものと比較したものである。
【0017】
【表1】 この実験例によると、紫外線をかけない状態で本実施例
に係る遮光フィルム1の平均引っ張り強度は2.51(kg
f)を示し、従来のものが平均引っ張り強度2.02を基準
にすると25%向上している。
【0018】このような状態で紫外線の長時間の連続照
射を行なうと、連続照射時間が500時間の場合、本実施
例の平均引っ張り強度は1.86であり、従来の平均引っ張
り強度は2.34であったが、連続照射時間が1000時間にな
ると、本実験例の平均引っ張り強度は1.79と500時間の
場合に較べてあまり減少しない。
【0019】他方、従来のフィルムの場合は、連続照射
時間が1000時間に及ぶと平均引っ張り強度は1.61にな
り、500時間の平均引っ張り強度2.34に較べて大幅にダ
ウンする。
【0020】又、本実験例の場合500時間経過後の平均
伸び率は元の18から13に減少し、従来のフィルムの場合
500時間経過後の平均伸び率は27から20に減少してい
る。本実験例の場合、1000時間経過した後の平均伸び率
の数値は11であり、当初の数値が18であったものに較べ
てそれほど低下してしないが、従来のフィルムの場合紫
外線照射時間が1000時間になると、平均伸び率は12に減
少し、伸び率が当初の27から較べると著しく低下してい
る。
【0021】この実験結果からすると、確かに500時間
の経過後は従来のものと較べて引っ張り強度は若干の低
下を示すものの、1000時間経過後の引っ張り強度及び伸
び率は500時間経過後のときからあまりダウンしないこ
とが判る。
【0022】このような実験からしても、本実験例では
紫外線が長期間にわたっても引っ張り強度及び伸び率の
低下が防止されており、農作物栽培のごとく長期間に及
ぶ紫外線照射に対して強度及び柔軟性を確保することが
出来る。
【0023】
【効果】本発明にかかる遮光フィルムによれば、遮光フ
ィルムの表裏面のどちらを外気に晒して紫外線が当たる
ようにしても、紫外線が遮光され、分解されにくくな
る。従って、シート状に編んだり、シート状のまま使用
する場合に紫外線が当たっても破れにくく,又傷み難く
なり、農作物や果樹等が日焼けするといった事態を防止
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる遮光フィルムの断面
構成図
【符号の説明】
1 遮光フィルム 2 二酸化チタンを含む低密度ポリエチレンのフィルム 3 高密度ポリエチレンのベースフィルム 4 アルミニウム蒸着層 5 プライマー層 6 二酸化チタンを含む低密度ポリエチレンのフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 7/02 103 B32B 7/02 103 9/00 9/00 A 9/04 9/04 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 103 A01G 9/14 A01G 9/22 A01G 13/02 B32B 7/02 103 B32B 9/00 B32B 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルムの一面側に二酸化チタン
    を含む低密度ポリエチレンフィルムを形成し、前記ベー
    スフィルムの他面側にアルミニウム蒸着層を形成し、こ
    のアルミニウム蒸着層の前記ベースフィルムの反対側の
    面にプライマー層を介して二酸化チタンを含む低密度ポ
    リエチレンフィルムを貼着したことを特徴とする遮光フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1の遮光フィルムにおいて、前記
    ベースフィルムは高密度ポリエチレンにて形成されてい
    ることを特徴とする遮光フィルム。
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FR2979521B1 (fr) * 2011-09-01 2013-08-23 Arkema France Film photocatalytique pour la fumigation des sols
ITPD20110341A1 (it) * 2011-10-31 2013-05-01 Ultrabatch S R L Corpo laminare per realizzare coperture di serre e metodo di coltivazione in serra
KR102087520B1 (ko) * 2018-11-29 2020-03-10 농업회사법인 델텍스 주식회사 인삼식물재배용 투톤 차광막 및 그 제조방법

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