JPH0615553Y2 - ホットおしぼり - Google Patents

ホットおしぼり

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JPH0615553Y2
JPH0615553Y2 JP1988069805U JP6980588U JPH0615553Y2 JP H0615553 Y2 JPH0615553 Y2 JP H0615553Y2 JP 1988069805 U JP1988069805 U JP 1988069805U JP 6980588 U JP6980588 U JP 6980588U JP H0615553 Y2 JPH0615553 Y2 JP H0615553Y2
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JP
Japan
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bag
water
towel
bag body
hot
Prior art date
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JP1988069805U
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English (en)
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JPH01177591U (ja
Inventor
護一 小関
Original Assignee
ホウケン産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はホットおしぼりに係り、特に、行楽地等の屋外
において使用可能な携帯用のホットおしぼりに関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
従来、ホットおしぼりは、水を含ませた濡れタオルをロ
ール状に巻くか折り畳んで棒状にして全体をポリプロピ
レンフィルム等の袋で密封包装した構成が良く知られて
おり、加熱装置に収納したり加熱後に保温装置に収納
し、必要な時に取り出して使用される。
そのため、このようなホットおしぼりは、暖かく快い使
用感触を得るために加熱装置や保温装置が常に必要とな
るし、取出した後では比較的早く常温になって使用価値
を半減させてしまう問題点があり、使用場所が限定され
ている。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、加熱装置や保温装置が不要で、使用したい時にす
ぐ暖めて使用することが可能な、使用場所を選ばない携
帯型のホットおしぼりの提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本考案のホットおし
ぼりは、第1図に示すように、水3を封入した水袋5と
その水3に溶解して発熱する無水塩化カルシウム7とが
第1の袋体1に封入され、濡れタオル11でこの第1の
袋体1をロール状に巻くように包むとともにその第1の
袋体1を包んだ濡れタオル11の外周全体を第2の袋体
13内に封入して構成されている。
そして、濡れタオル11で巻かれたその第1の袋体1の
片端部9をその第2の袋体13に、例えば挟持させて固
定してもよい。
〔作用〕
このような本考案のホットおしぼりは、第2の袋体13
を叩いたり折り曲げて第1の袋体1内の水袋5を破る
と、封入された水3が第1の袋体1内に流れ出て無水塩
化カルシウム7がその水3に溶解し、その溶解する過程
で水溶熱が生して濡れタオル11に含ませた水分が加熱
され、第2の袋体13を破るだけで濡れタオル11を取
り出せる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図は本考案に係るホットおしぼりの一
実施例を示す断面図および斜視図である。
第1図において、第1の袋体1内には、水3を封入した
水袋5および顆粒状の無水塩化カルシウム7が封入され
て細長いステック状に形成されている。
第1の袋体1は、例えばナイロン(商品名、以下同じ)
フィルム、ポリエステルフィルム、アルミニウムフィル
ムおよびポリエチレンフィルムをラミネート加工した多
層の薄いシート部材を、ポリエチレンフィルムを内側に
して第3図のようにまち付きの袋状、すなわちガゼット
折りした細長い筒型の袋状となっており、長手方向の両
開口部がヒートシールもしくは超音波加工されて密封さ
れている。
第3図中の符号9は第1の袋体1のシール部であり、便
宜上片方のシール部9のみ示して他方は開口状態として
いる。
その第1の袋体1内に封入される無水塩化カルシウム7
は、水に溶ける際に水溶熱を生ずるものである。
水袋5は、高ポリマーポリエチレンフィルムとアルミニ
ウムフィルムを重ねてラミネート加工したシート部材
を、そのポリエチレンフィルムを内側にして2枚重ねて
周囲をヒートシールもしくは超音波加工して内部に水3
を封入した小袋状になっており、細長い第1の袋体2の
長手方向中央部に位置してその前後に無水塩化カルシウ
ム7が配置されている。
第1の袋体1の外周には、綿を織ったり不織布や紙を厚
手に形成する等した従来公知のタオルであって水を含ま
せた濡れタオル11が、第2図のようにロール状に巻か
れており、第1の袋体1の両端部すなわち両シール部9
が濡れタオル11から突出している。なお、第2図は一
部省略して示されている。
第1の袋体1に巻かれた濡れタオル11の外周全体は、
第2の袋体13によって密封包装されている。
この第2の袋体13は、第4図に示すように、例えばナ
イロン、ポリエチレンフィルム等を重ねて一体化したシ
ート材料からなる筒袋状の両開口部をヒートシールして
圧着して形成され、濡れタオル11に含ませた水が染み
出ないようになっている。
第1図、第2図および第4図中の符号15はシール部
(第2図および第4図では便宜上片方のみ示されてい
る)であり、第1の袋体1の片方のシール部9が第2の
袋体13のシール部15で挟持されて、第1の袋体1が
第2の袋体13に固定されている。
第1の袋体1の片方のシール部9を第2の袋体13のシ
ール部15で挟持させるには、第1の袋体1のシール部
9を第2の袋体13の開放部に置いて挟むように圧着す
れば簡単に製造できる。
このように構成されたホットおしぼりは、手で叩いたり
折り曲げると、水袋5が破れて内部の水3が第1の袋体
1内に流れ出して無水塩化カルシウム7が溶ける際に水
溶熱を生じて加熱し、濡れタオル11に含ませた水が急
に加熱される。
そのため、第2の袋体13を破けば濡れタオル11を直
に取り出すことができ、暖かいタオルで例えば手を拭く
ことができる。
しかも、無水塩化カルシウム7は食品添加物として認め
られているから、万一、第1の袋体1が破れて無水塩化
カルシウム7が流出しても問題が生じない。
本考案者の実験によれば、第1の袋体1内に無水塩化カ
ルシウム7と水3を各々20gづつ封入して上述したホ
ットおしぼりを構成し、第2の袋体13の上から水袋5
を破いて発熱させた場合、第1の袋体1、濡れタオル1
1および第2の袋体13の外側の表面温度の推移が第5
図のようになった。
第5図中の符号Aは第1の袋体1の表面温度推移、符号
Bは濡れタオル11の表面温度推移、符号Cは第2の袋
体13の表面温度の推移を示しており、かなり長い間保
温されていることが分かる。
さらに、第1の袋体1内の無水塩化カルシウム7と水3
の分量を15gと18g、15gと15g,15gと1
2gにして試みたが、無水塩化カルシウム7と水3の分
量を15gと15づつ封入した例では他の例に比べて若
干発熱温度が低かったものの、いずれも第5図と同じよ
うな結果が得られた。
そして、濡れタオル11が第2の袋体13によって密封
包装されているから、暖気が発散され難くて効率的な保
温が確保される。
また、一般的に使用者は、第2の袋体13の中央部を叩
く傾向があるし、折り曲げる場合には中央部に折り曲げ
のストレスが加わるから、上述したように水袋5をステ
ィック状の第2の袋体13の中央部に配置して全体とし
て棒状のホットおしぼりを形成すれば、水袋5の位置を
確認することなく水袋5を破ることが可能となり、不慣
れな使用者にとっても確実に発熱させることができる。
さらにまた、第1の袋体1の片側のシール部9が第2の
袋体13のシール部15に挟持されていれば、第6図の
ように、第2の袋体13において挟持部すなわち固定部
とは反対側を破って濡れタオル11を引き出すと、第1
の袋体1を第2の袋体13内に保持されたまま濡れタオ
ル11のみを引き出せる。
もっとも、濡れタオル11からはみ出した第1の袋体1
の一端を第2の袋体13のシール部15に挟持すれば、
シール部9を挟持しなくとも同様な効果が得られる。
本考案のホットおしぼりにおいて、第1の袋体1や第2
の袋体13は無水塩化カルシウム7の発熱に耐えるよう
な材料を用いることが好ましいが、形状はスティック状
に限らず方形や板状等のように任意の形状で実施可能で
あり、濡れタオル11の包み方もロール状に限らず解け
るように包んでもよいが、ロール状に巻くように包むこ
とによって濡れタオル11の取り出しが極めて簡単とな
る利点がある。
また、本考案のホットおしぼりでは、必要に応じて無水
塩化カルシウム7に澱粉等の保温剤を混在させれば、水
3に溶けた無水塩化カルシウム7がゲル状になって保温
効果が高まる。
さらに、濡れタオル11に含ませる水分の分量も任意で
あるし、その水分中に香料等を入れることも可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のホットおしぼりは、水袋と
無水塩化カルシウムとを封入した第1の袋体を濡れタオ
ルでロール状に包んで第2の袋体で封入したから、濡れ
タオルを加熱装置や保温装置で加熱や保温することなく
使用したい時に即座に暖かい状態で取り出し可能とな
り、使用場所が限定されないし、食品衛生上も問題がな
い。
そして、濡れタオルから突出した第1の袋体の片端部を
その第2の袋体に固定すれば、濡れタオルのみを第2の
袋体から引き出せるから、第1の袋体の扱いが不要とな
って使用がより簡単となる。
しかも、第1の袋体が第2の袋体に挟持される構成にす
れば、第2の袋体を密封する過程で簡単に第1の袋体を
固定できる利点がある。
本考案のホットおしぼりは、例えば、行楽地、ドライ
ブ、来客時のお手拭き等広く洗浄具として使用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るホットおしぼりの一実施例を示す
断面図、第2図はその斜視図(一部省略して示す)、第
3図は第1図の第1の袋体を示す斜視図、第4図は第1
図の第2の袋体を示す斜視図、第5図は第1図のホット
おしぼりの使用時における発熱特性を示す図、第6図は
本考案のホットおしぼりの使用例を示す断面図である。 1……第1の袋体 3……水 5……水袋 7……無水塩化カルシウム 9、15……シール部 11……濡れタオル 13……第2の袋体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を封入した水袋と、 前記水に溶解して発熱する無水塩化カルシウムと、 前記水袋および前記無水塩化カルシウムを封入した第1
    の袋体と、 この第1の袋体をロール状に巻くように包んだ濡れタオ
    ルと、 前記第1の袋体を包んだ前記濡れタオルの外周全体を密
    封した第2の袋体と、 を具備してなることを特徴とするホットおしぼり。
  2. 【請求項2】前記第1の袋体の片端部が前記第2の袋体
    に固定されてなる請求項1記載のホットおしぼり。
  3. 【請求項3】前記第1の袋体の片端部が前記第2の袋体
    に挟持されてなる請求項2記載のホットおしぼり。
JP1988069805U 1988-05-26 1988-05-26 ホットおしぼり Expired - Lifetime JPH0615553Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988069805U JPH0615553Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 ホットおしぼり

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JP1988069805U JPH0615553Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 ホットおしぼり

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Publication Number Publication Date
JPH01177591U JPH01177591U (ja) 1989-12-19
JPH0615553Y2 true JPH0615553Y2 (ja) 1994-04-27

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ID=31295076

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6377590U (ja) * 1986-11-10 1988-05-23

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JPH01177591U (ja) 1989-12-19

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