JPH06155102A - 旋 盤 - Google Patents

旋 盤

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JPH06155102A
JPH06155102A JP5218551A JP21855193A JPH06155102A JP H06155102 A JPH06155102 A JP H06155102A JP 5218551 A JP5218551 A JP 5218551A JP 21855193 A JP21855193 A JP 21855193A JP H06155102 A JPH06155102 A JP H06155102A
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JP
Japan
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bed
axis
axis direction
lathe
plane
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Pending
Application number
JP5218551A
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English (en)
Inventor
Eberhard Hack
ハック エベルハルト
Guenter Schleich
シュライヒ ギュンター
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INDEX WERKE KG HAAN and TETSUSUKII
Index Werke GmbH and Co KG Hahn and Tessky
Original Assignee
INDEX WERKE KG HAAN and TETSUSUKII
Index Werke GmbH and Co KG Hahn and Tessky
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Filing date
Publication date
Application filed by INDEX WERKE KG HAAN and TETSUSUKII, Index Werke GmbH and Co KG Hahn and Tessky filed Critical INDEX WERKE KG HAAN and TETSUSUKII
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/01Frames, beds, pillars or like members; Arrangement of ways
    • B23Q1/017Arrangements of ways
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/25Lathe
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T82/00Turning
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成要素の衝突時の応力によって旋盤が破損
するのを阻止する。 【構成】 本発明による旋盤は、少なくとも、主軸台6
8と、ベッド14と、Z軸方向に変位するようベッド1
4の長手方向面18,20上を案内される2つの工具保
持体滑動装置28,34と、を具備する。旋盤のZ軸お
よびX軸により画定される工作平面16は水平面に対し
或る角度を形成する。ベッド側台車28,34が利用で
きる空間を増大すべく、2つのベッド側台車28,34
を担持する、ベッド14の長手方向面18,20は工作
平面16の横断方向に延びる。またこれら長手方向面1
8,20はベッド14上に互いに離設されて設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも1つの主軸を
有する旋盤に関し、特に互いに対向配置されかつ主軸軸
線が同軸配置された2つの主軸と、特に工具タレットと
して構成された2つの工具保持体であってそれぞれが工
具保持体滑動装置に担持されると共に主軸軸線の両側に
配置された工具保持体と、を有する旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば西ドイツ国特許第A−3035451号あるいは西ド
イツ国特許第A−3514069号によって公知である
上述の型式の旋盤は通常水平方向に延びる工作平面を有
する。しかしながら上述の型式の旋盤では、原則とし
て、工作平面が鉛直方向に延びるように構成したり、あ
るいは工作平面が鉛直平面に対して例えば30゜だけ傾
斜するように構成することもできる(いわゆる傾斜ベッ
ド機械)。工作平面がここでは主軸軸線およびいわゆる
旋盤のX軸によって画定される平面であることが理解さ
れるべきであるが、これは、工作されるワークの直径を
減少させるべく作動位置内に配置された工具の切断端が
主軸軸線に向かって、すなわちX軸に対して平行にかつ
主軸軸線に対する半径方向に移動するときにはこれら工
具の切断端がこの平面内を変位するためである。
【0003】上述の特許公報に記載された旋盤は水平方
向に延びる上面を備えた機械基台を有し、主軸軸線の前
方および後方に位置する基台上には2つの交差滑動装置
のベッド側台車のための、棒状をなす案内部材(Z軸方
向案内部材)が取付けられ、これら案内部材は主軸軸線
に対して平行(いわゆる旋盤のZ軸方向)に延び、一方
各交差滑動装置は工具タレットを担持する。これら公知
の旋盤の各交差滑動装置は、Z軸方向に変位可能な下方
滑動装置あるいはベッド側台車とは別個に、水平方向に
かつ主軸軸線に対し垂直に、すなわち旋盤のX軸方向に
変位可能な上方滑動装置を有するので、これら旋盤の工
作平面は水平方向にかつZ軸方向案内部材の支持および
取付け表面に対して平行に延び、これら表面は機械基台
の上面によって形成される。この構成原則は一連の欠点
を有する。すなわち、工具保持体に保持された工具は工
作平面内を、すなわち主軸軸線の位置によって予め定め
られた工作平面の上面よりも上方において、移動可能で
なければならないのでベッド側台車は比較的薄くせざる
を得ず、にもかかわらずこのベッド側台車上には例えば
交差滑動装置の上方滑動装置を駆動するための駆動モー
タを取付けなければならない。さらに、機械基台に取付
けられたベッド側台車用Z軸方向案内部材全体の上方に
おいて、滑動装置用案内部材は工作中に生じる切削くず
の飛行領域内に配置される。このため、複雑な構造の金
属製伸縮自在カバーによって、あるいは拭き取り手段に
よる不満足な方法によってのみ解決されるような問題が
生じる。少なくとも1つのベッド側台車のためのZ軸方
向案内部材上をいわゆる心押し台、主軸の主軸台、およ
び/あるいは後振れ止もが案内されるときには、これら
要素およびベッド側台車が互いに独立に変位可能であり
かつ伸縮自在カバーの使用を妨げるべくこれら間にいか
なる間隙もなしに互いに接近可能でなければならないの
で、この切削くずの問題は特に深刻である。
【0004】さらに、滑動装置の前方に配置された交差
滑動装置のベッド側台車に対するエネルギ供給手段も問
題となる。これは、この型式のエネルギ供給手段が工作
されているワークから生じる切削くずの飛行領域内に配
置され、また旋盤の作動空間の横断方向に延びるためで
ある。
【0005】西ドイツ国特許第3921649−A号公
報には最初に記載した型式の旋盤が開示されるが、この
旋盤では上述の欠点のいくつかを阻止あるいは低減する
ことができる。この旋盤では、Z軸方向に延びるベッド
は機械基台の上面に取付けられ、この上面は前方に(操
作者に向かって)かつ水平面に対して下方に傾斜してい
る。Z軸方向に変位可能な上方交差滑動装置のベッド側
台車のためのZ軸方向案内部材はベッドの頂部に取付け
られ、しかもベッドの前面は下方交差滑動装置のベッド
側台車のためのZ軸方向案内部材を担持し、このベッド
の前面は下方にかつZ軸方向に延びる鉛直平面に対して
後方に傾斜している。上方交差滑動装置のベッド側台車
は下面および上面を備えた比較的薄い板状をなし、この
下面はZ軸に対して直角方向の断面において鋸刃形状を
なし、この上面上においてY軸方向滑動装置が水平方向
にかつZ軸に対して直角方向に案内される。このY軸方
向滑動装置はZ軸に対し平行にかつ鉛直方向に延びる前
面を有し、この前面上において鉛直方向に変位可能なX
軸方向滑動装置が案内される。このX軸方向滑動装置は
工具タレットを担持し、工具タレットはZ軸方向に指向
された割出し軸線を有する。下方交差滑動装置のベッド
側台車は三角形状断面(Z軸に対して垂直方向)を有す
ると共に鉛直方向にかつZ軸に対し平行に指向された前
面を備える。鉛直方向に変位可能なX軸方向滑動装置は
この前面上において案内され、またこのX軸方向滑動装
置もZ軸方向に対し平行な割出し軸線を有する工具タレ
ットを担持する。
【0006】公知の旋盤において、水平方向に延びる主
軸の主軸軸線は、Z軸方向として再び画定されるが、重
ねられた工具タレット間に配置され、また工作平面は鉛
直方向に延びる。ベッドの前面が後方および下方へ傾斜
しているので切削くずが下方交差滑動装置のベッド側台
車用Z軸方向案内部材上に維持されるのはほどんど不可
能である。しかしながら、下方交差滑動装置のベッド側
台車へのエネルギ供給手段は切削くずの飛行領域内に配
置しなければならず、また旋盤の作動空間を介してZ軸
方向に延びなければならない。さらに、上方交差滑動装
置のY軸方向滑動装置は上方ベッド側台車上に取付けら
れるので、また安定化のためにベッドの前方に大きな水
平方向間隙をもって主軸軸線を配置することができない
ので、ベッド側台車は比較的平坦でなければならない。
これは、下方ベッド側台車のY軸方向における厚さが制
限される、ことを意味する。
【0007】上述した公知の全ての旋盤はさらなる一連
の欠点を有する。この欠点を理解するためにまず、主軸
の回転しているチャックと工具あるいはこの工具を担持
する工具保持体(工具タレット)間の偶発的な衝突時に
どんな応力が生じているかを説明する必要がある。なお
このチャックは工作されるべきワークを保持する。主軸
軸線に関し、これら応力は工作平面に対し接線方向にか
つ鉛直方向に指向され、また滑動装置の変位速度に比べ
て非常に速いチャックの周面速度に対応して大きくなっ
ている。
【0008】水平面内を変位可能なベッド側台車と水平
方向に延びる工作平面とを有する上述の旋盤において、
これら衝突応力は2つのベッド側台車を担持したベッド
の水平方向に延びる上面に対して直角に延び、したがっ
て永久的な損傷を旋盤に対して与えるようになるが、こ
れは、この方向において、ベッド側台車を案内するZ軸
方向案内部材、あるいは主軸が取付けられかつベッドの
水平方向に延びる上面上に配置された主軸台のいずれに
おいてもこれら応力を阻止することができないためであ
る。しかしながら、西ドイツ国特許第3921649−
A号公報によれば、すなわち以下の理由のためにこれら
衝突によって旋盤には永久的な損傷が与えられる。この
旋盤において、2つのベッド側台車のためのZ軸方向案
内部材の部分はZ軸方向に延びる案内棒であり、またそ
の横断方向断面は正確にあるいは概ね横長の長方形をな
している。Z軸方向からみると、これら案内棒の幅広の
横断方向表面は互いに平行に延び、すなわち上方ベッド
側台車用の案内棒表面は或る角度で前方かつ下方に延
び、下方ベッド側台車用の案内棒表面は或る角度で後方
かつ下方に延びる。上述したように、どんな場合におい
ても衝突によって各案内棒に対しかなりの応力が生じ、
この応力は案内棒も主軸台も移動不可能な方向に作用す
る。割出しのために回転している工具あるいは工具タレ
ットの工具ホルダと、ワーク、主軸あるいは主軸台間の
衝突時に生じる応力によっても同様なことが生じる。
【0009】本発明の基礎となる目的は最初に述べた型
式の旋盤を提供することであり、この旋盤において上述
の欠点のうち少なくとも1つが阻止される。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的の達成は、機械
基台と、少なくとも1つの主軸台であって工作されるべ
きワークを保持するための主軸が旋盤のZ軸方向に画定
された主軸軸線周りに回転するよう取付けられた主軸台
と、機械基台に強固に連結されると共にZ軸方向に延び
る長手方向面を有するベッドと、を具備し、Z軸方向に
変位するようベッドの長手方向面上に保持された少なく
とも2つの工具保持体滑動装置をさらに具備し、各滑動
装置がZ軸方向にベッド上を案内されるベッド側台車を
有すると共に旋盤のZ軸に対して直角に延びるX軸方向
に変位可能な少なくとも1つの追加の滑動装置を有して
対応する滑動装置に保持された工具保持体の工具がX軸
に対し平行にかつ主軸軸線の半径方向に変位可能である
ようにし、また主軸軸線がX軸方向に関して工作平面を
画定すると共にこのときこの工作平面が主軸軸線を介し
て延びる水平面との間に小さくとも約45゜、大きくと
も90゜の角を形成するようにし、ベッドの各長手方向
面にはZ軸方向に延びる2つのベッド側台車用Z軸方向
案内部材がそれぞれ設けられた旋盤、すなわち西ドイツ
国特許第3921649−A号公報に記載の旋盤に基づ
く。上記目的を達成するために本発明によればこの型式
の旋盤において、Z軸方向からみたときに、2つのベッ
ド側台車がベッドの長手方向面上に互いに離設され、ま
たベッドの一方の長手方向面のうち2つのZ軸方向案内
部材が設けられた各領域が互いに平行に延びると共にベ
ッドの他方の長手方向面のうちのZ軸方向案内部材が設
けられた領域に対しても平行に延び、さらに工作平面を
横断して延びるようにベッドを構成したことを特徴とす
る旋盤が提案される。
【0011】本発明による旋盤において、各ベッド側台
車の寸法をベッドの長手方向面に対し直角の方向に関し
て上述した公知の旋盤の場合よりもかなり大きくするこ
とができる。したがって、2つのベッド側台車のうち少
なくとも一方が少なくとも1つの機械部分を収容するハ
ウジングを形成するように、また特にベッド側台車に担
持された追加の滑動装置を変位させるための駆動モータ
を収容するようにベッド側台車を構成することが容易に
可能となる。また本発明による旋盤において、工具を工
作平面まで移動させるために、またワークの工作中に生
じる応力の結果として生じる好ましくない大きなモーメ
ントを阻止するために、いずれのベッド側台車も平坦な
構造を有する必要がない。さらに、一方のベッド側台車
内部に配置された機械部分は保護されつつ収容され、駆
動モータがベッド側台車内に配置された場合ベッド側台
車の加速あるいは減速時に生じる慣性モーメントは駆動
モータがベッドから離設されてベッド側台車の側面に取
付けられた場合よりも非常に小さくなる。また、切削く
ずは、ベッドの長手方向面のうち下方ベッド側台車が案
内されている長手方向面の領域まで飛行するような切削
くずに関して、長手方向面上に落下できず、したがって
伸縮自在のカバーなどが必要なくなる。
【0012】本発明の旋盤は特に有利であるが、これ
は、ベッドが2つのベッド側台車を担持する長手方向面
上にZ軸方向に延びる平らな表面を有し、これら表面に
Z軸方向案内部材が取付けられ、またこれら全ての取付
け表面が工作平面の横断方向にかつ互いに平行に延びる
ためである。このような旋盤において、主軸軸線に関し
接線方向に整列されかつ工作平面に対し直角に指向され
た衝突応力によって、甚だしきにいたってはベッド側台
車がZ軸方向案内部材と共にベッドの取付け表面から変
位されるようになり、しかしながら旋盤には一連の損傷
は与えられない。これは、Z軸方向案内部材を再配置
し、またZ軸方向案内部材をベッドの所定位置に固定す
るのが比較的簡単である、ことを意味する。さらに、平
らでかつ互いに平行な取付け表面では互いに角を形成し
た平面の取付け表面の場合よりも容易に精密に成形でき
る。
【0013】欧州特許第0239564−A2号中に開
示された旋盤は鉛直平面および工作ベッドに対して後方
に約40゜傾斜した工作平面を具備し、この工作ベッド
は上方長手方向面を有し、この上方長手方向面はZ軸方
向にかつ工作平面に対し直角に延びて後方にかつ下方に
傾斜し、また上方長手方向面は滑動装置のベッド側台車
用のZ軸方向案内部材を担持し、滑動装置は工具タレッ
トを担持する。さらに、工作ベッドは上方長手方向面に
対し隣接配置された前方長手方向面を有し、前方長手方
向面はZ軸方向にかつ上方長手方向面に対し直角に延び
て前方にかつ下方に傾斜し、また前方長手方向面は心押
台用Z軸方向案内部材を形成する。欧州特許第0239
564−A2号中には工作ベッドの上方長手方向面を工
作平面に対し直角に延びるよう設ける理由は開示されて
いない。
【0014】西ドイツ国特許第3937330−A1号
中に開示された旋盤は鉛直方向に延びる主軸軸線を備え
た4つの主軸と、同様に鉛直方向に延びる工作スタンド
と、を有し、またほぼ2次曲線の断面を有し、工具保持
体を担持する交差滑動装置のベッド側台車は各長手方向
面上をZ軸方向に変位するように案内される。これらベ
ッド側台車の2つはしたがってベッドを形成する工作ス
タンドの各長手方向面上に配置され、工作スタンドは互
いに離設されて対面配置される。
【0015】ベッドをできるだけ強固にするべく、本発
明の旋盤では、工作平面を鉛直方向からみたとき、2つ
のベッド側台車のうち少なくとも一方のための2つのZ
軸方向案内部材が互いに離設されつつX軸方向に配置さ
れて2つのベッド側台車のZ軸方向案内部材のうち工作
平面から十分離設された方のZ軸方向案内部材がこれら
2つのベッド側台車のZ軸方向案内部材のうち工作平面
に隣接配置された方のZ軸方向案内部材よりもX軸方向
に関して互いに十分に離設されるのが好ましい。この型
式の旋盤において、ベッドは、工作平面に対面する2つ
のベッド側台車の側面であって互いに十分離設されなけ
ればならない側面を備えていない、少なくとも工作平面
から隔離された方の側面において断面を大きくすること
ができる。さらに、この型式のベッドによって、下方ベ
ッド側台車のためのZ軸方向案内部材における工作時応
力の吸収が下方ベッド側台車のためのZ軸方向案内部材
の一方が鉛直方向に延びる平面あるいは鉛直平面に対し
ていくらか傾斜した平面内において他方よりも上方に配
置された旋盤の場合よりも好ましくできる。
【0016】上述したように、公知の旋盤における心押
台用の工作ベッドの取付け平面は工作平面に対し平行に
指向され、このため主軸のチャックと工具保持体間の偶
発的な衝突といった、上述の欠点を生じさせる。このた
め、本発明の基本概念を心押台に適用するときには心押
台をベッドに取付けるように、すなわちX軸方向からみ
たとき、ベッドが主軸軸線の両側上に平らな取付け表面
を有し、これら表面が互いに平行にかつ工作平面の横断
方向に延び、また心押台がこれら表面上に取付けられて
係止するようにするのが好ましい。心押台はこれら取付
け表面上を衝突応力の方向に滑動可能となるので心押台
およびベッドにおいて生じた応力が制限されて永久的な
損傷が阻止される。さらに、心押台支持部材とベッド側
台車のZ軸方向への変位方向間の平行度が変更されない
ので衝突後に必要な心押台の再調整は厳密でなくなる。
また、工作平面の横断方向に延びる取付け表面によって
心押台の高さを(X軸方向に関して)非常に低く構成す
ることが可能となる。高さの低い心押台によって例えば
ガントリ式のワークハンドリング装置を用いたときには
大きな利点が確保されるが、これは、これら装置が主軸
軸線上方に非常に隣接してワークを供給しかつ移動させ
ることができるためである。
【0017】上述のように取付けられた心押台を有する
旋盤において、心押台が主軸軸線の両側において外側に
突出する取付け要素を具備し、これら要素がベッドの取
付け表面上に係止し、その結果これら取付け要素および
主軸軸線が共通の平面内に配置されたときには追加の利
点は容易に達成される。旋盤の作動時心押台が加熱され
たときでさえ主軸軸線はその理想位置から逸脱しなくな
る。
【0018】本発明による旋盤の有利な実施例におい
て、心押台が取付け要素のみにおいてベッドに係止し、
また空気間隙がベッドと取付け要素間に位置する領域の
心押台間に維持されるように構成されると、この空気間
隙が2つの長手方向端部において開口した場合、いくら
かの空気が心押台の外表面まで達することが可能となっ
て心押台が良好に冷却されるようになる。
【0019】さらに、上述のように取付けられた心押台
において、工作平面の横断方向に指向された切断応力は
ベッドによって理想的な方法で吸収されうるが、これ
は、ベッド断面の抵抗モーメントがこの方向において非
常に大きいためである。
【0020】本発明の旋盤の特に有利な実施例におい
て、ベッド側台車のためのZ軸方向案内部材および/あ
るいは心押台のための取付け表面は工作平面に対し直角
に指向され、これに対し、原則として、Z軸方向案内部
材が設けられたベッドの2つの長手方向面の領域、すな
わち特に特定の取付け表面、は工作平面の横断方向のみ
にかつ工作平面に対し正確に直角に延びる必要はない。
したがって、上述の利点が低減されることなく、これら
表面は工作平面に対し直角でかつZ軸方向に平行に延び
る平面と共に例えば5゜あるいは10゜の小さい角度を
形成することができる。
【0021】本発明による旋盤の特に有利な実施例によ
れば、衝突応力はこれら衝突応力の方向に心押台および
/あるいは各ベッド側台車を変位させることができる。
この変位は公知の旋盤においては不可能であり、したが
って心押台および/あるいは各ベッド側台車にかなりの
応力が作用し、その結果修復不可能なあるいは修復困難
な損傷を受けていた。その他の点について、上述の衝突
に関する記載は主軸の高速度で回転するチャックが滑動
装置、工具保持体あるいは工具に対して偶発的に衝突す
るときに適用されるだけでなく、また工具を備えた工具
タレットがチャック、チャックに保持されたワークある
いは心押台に対して偶発的に衝突するときにも適用され
る。現在の旋盤において工具タレットの割出し速度が高
速であることを考慮するとこれは理解できることであ
り、工具タレットの割出し時、すなわち割出し軸線周り
の工具タレットの回転時、回転速度は割出し軸線周りの
工具タレットの回転速度、例えば毎分180回転、に一
致する。
【0022】本発明による旋盤において、最初に記載し
た問題、すなわち工具保持体滑動装置へのエネルギ供給
の問題は、工作平面から突出する腕部を主軸軸線に離設
され対面配置された下方ベッド側台車の側上に配置し、
この腕部が、例えば追加の主軸軸線および/あるいは付
設された工具保持体を駆動させるために少なくとも1つ
のエネルギ供給装置を担持することによって解決され
る。しかしながら、この腕部は例えば圧力媒体用の管を
保持するようにも作用でき、これによって主軸軸線上に
設けられたワークチャック装置が作動され、主軸軸線は
例えば工作平面によって保持される。特に強固にした構
成によって、機械基台とベッド間にZ軸方向に延びる細
長い開口がこの腕部用に設けられたときには腕部がこの
開口を貫通するようになる。
【0023】本発明の別の特徴、利点、および詳細な説
明は2つの特別な実施例を示した添付図面および/ある
いは以下の実施例の記載から明らかになるであろう。
【0024】
【実施例】まず図1に基づいて本発明による第1の実施
例を説明する。本発明の旋盤は、特に橋部12を介して
ベッド14を担持する機械基台10を具備し、これら機
械基台10、橋部12およびベッド14はZ軸方向(図
4)、すなわち図1の紙面に垂直な方向、に延びる。図
1における左側には旋盤の前面が形成され、通常この前
面の前方には操作者が立ち、したがって図1においてベ
ッド14の左側に位置する旋盤の領域には操作空間が形
成される。ベッドは有利には上方長手方向面18および
下方長手方向面20を備えた平行四辺形状断面を有し、
これら上方長手方向面18および下方長手方向面20は
工作平面16の横断方向に延び、また平行四辺形の下方
かつ後方角部は除去され、さらに平行四辺形の上方かつ
前方角部には工作平面に対面する保持体リブ22が一体
的に形成される。保持体リブ22を図1に示すように形
成しまた配置することによって上方長手方向面18は延
長される(Z軸に対して垂直な断面において)こととな
り、一方下方長手方向面20の全表面は保持体リブ22
の下面と、所定角度で下方かつ後方に延びるベッド14
の表面と、工作平面16の横断方向に延びる表面と、か
ら形成されることとなる。図示した本発明の特に有利な
実施例においてベッド14はその下方長手方向面20は
したがって延長される(Z軸に対して垂直な断面におい
て)。
【0025】2つのZ軸方向案内部材(Z軸方向に延び
る)ベッド14の上方長手方向面18上に配置される。
これらは公知の長手方向案内部材でよい。長手方向案内
部材は概ね案内される部分と案内する部分とからなり、
これらのうち一方はベッド14に取付けられ、他方はベ
ッドに沿って変位するよう保持されたベッド側台車に取
付けられる。図1に示すように、前方かつ上方のZ軸方
向案内部材24と後方かつ上方のZ軸方向案内部材26
とは上方ベッド側台車28を担持する。同様に、前方か
つ下方のZ軸方向案内部材30と後方かつ下方のZ軸方
向案内部材32とがベッド14の下方長手方向面20上
に配置され、下方ベッド側台車34がこれら下方のZ軸
方向案内部材30,32によって担持されると共に、本
発明によれば、ベッド14の下面において懸下される。
本発明によれば、2つのベッド側台車28,34には図
示しない空洞が形成され、この空洞内には旋盤の要素が
収容される。この空洞内に収容された旋盤要素について
以下にさらに詳細に記載される。
【0026】滑動装置はベッド側台車28,34の各前
面に保持されて旋盤のいわゆるX軸方向に変位可能にさ
れる。X軸は図1において矢印で示され、工作平面16
に対し平行にかつZ軸に対し垂直に指向される。これら
2つの滑動装置は上方ベッド側台車28上を案内される
上方X軸方向滑動装置38と、下方ベッド側台車34上
を案内される下方X軸方向滑動装置40と、から構成さ
れる。駆動モータ42,44はその駆動軸線がX軸に平
行に配置され、また各ベッド側台車28,34の空洞内
に収容される。各駆動モータは例えばベルト歯車46,
48をそれぞれ介してボールねじ軸50,52を駆動す
る。ボールねじ軸はX軸方向に延びてX軸方向滑動装置
38,40がそれぞれ変位するようにする。X軸方向滑
動装置38,40を案内しかつ駆動するための案内手段
およびボールねじ軸は公知の機械要素でよいのでこれら
についての詳細な説明は省略する。
【0027】工具保持体は各X軸方向滑動装置38,4
0にそれぞれ取付けられるが、これら工具保持体は有利
には工具タレットから構成され、これらのうち少なくと
も一方はZ軸に対し平行な割出し軸線を有する。図1を
参照すると、上方工具タレット56は上方X軸方向滑動
装置38上に配置されると共に割出し軸線54周りに回
転可能に取付けられ、同様に下方工具タレット60は下
方X軸方向滑動装置40上に配置されると共に割出し軸
線58周りに回転可能に取付けられる。このとき、これ
ら割出し軸線54,58を工作平面16内に配置すると
共にZ軸に対し平行に指向させるのが特に有利である。
下方工具タレット60には下方工具タレット60に担持
されかつ旋盤工具64を有する工具ホルダ64が示され
るが、工具ホルダ64の上方に設けられた切削端は、本
発明によれば、工作平面16内に配置されてX軸方向滑
動装置40によりこの工作平面内をX軸方向に変位可能
になっている。
【0028】図2および図3に最もよく示されるよう
に、主軸台保持体66はベッド14上に取付けられると
共に、特にベッド14と一体的に形成される。この主軸
台保持体66は有利には主軸台68(図1)を担持する
ためのけた部あるいは腕部を有する。主軸台68は一対
の取付けリブ72を備えた、円筒形状の主軸台ハウジン
グ70を有し、主軸台保持体66はその上面に一対の支
持および取付け表面74を有する。本発明によればこれ
ら表面74は平坦でかつ互いに平行に形成され(共通の
平面内に配置されうる)、さらにこれら表面74は工作
平面16の横断方向に、特に工作平面16に対し垂直
に、指向されてZ軸方向に延びる。固定ねじ76は主軸
台保持体66上に主軸台68を固締するよう作用する。
【0029】主軸78は回転可能にかつ軸方向に変位不
可能に主軸台ハウジング70に取付けられる。主軸78
は有利にはいわゆるモータ主軸であり、このモータ主軸
により実際の主軸78がモータ(図示しない)と結合さ
れて構造体を形成し、その結果このモータは実際の主軸
78を主軸軸線80周りに回転させ、この主軸軸線80
は本発明によれば工作平面16内に配置され、またZ軸
方向に対し平行に指向されるかあるいはZ軸を画定す
る。主軸78は操作者に対面する方の端部においてワー
ク把持手段(図示しない)を担持すべく構成されて例え
ば主軸に保持されたワークが工具64により回転工作さ
れうるようにする。したがって工作平面16内において
は工具64の切削端あるいは先端が主軸軸線80に関し
半径方向に主軸軸線80に向け押出されて例えばワーク
の直径を減少させるようにする。また図1から明らかな
ように、例えば工具64を用いてワークの工作するとき
に生じる工作応力は実質的に工作平面16に対し垂直に
指向される。工作中に生じる切削くずは作動空間内に落
下して機械基台の傾斜した上面上に落下し、次いで切削
くず通路84内に到る。切削くず通路84の替わりに例
えば切削くず運搬装置を設けることもできる。
【0030】図1には、例えば下方X軸方向滑動装置用
の駆動モータ44、下方工具タレット60をその割出し
軸線58周りに回転させるためのモータ(図示しな
い)、下方工具タレット60に保持された工具を把持す
るための把持装置(図示しない)、および/あるいは工
具タレット60に保持された工具あるいはワーク用のモ
ータ(図示しない)に対しエネルギおよび/あるいは制
御信号を供給するための手段が示される。エネルギ供給
腕部86は下方ベッド側台車34に取付けられ、また橋
部12内においてZ軸方向に延びる、細長の開口形状の
窓88を貫通し、さらにこの腕部86は可塑性を有し中
空状をなす、いわゆるエネルギ案内鎖90に接続され
る。エネルギ案内鎖90内にはエネルギおよび制御信号
線(図示しない)が収容される。このようなエネルギ案
内鎖90の一端は機械に固締され、他端はエネルギ供給
腕部86に強固に接続されることによりエネルギおよび
制御信号が下方ベッド側台車34に伝達されるようにし
ている。
【0031】図1および図2には本発明における追加
の、本質的な利点が特に示される。主軸台保持体66は
取付け表面74間の頂部において主軸台68を収容する
ためのくぼみ92を有する。好ましい実施例において主
軸台ハウジング70は円筒状であるのでくぼみ92は半
円筒状をなすが、くぼみ92の半径は主軸台ハウジング
70の外表面の半径よりも大きくされる。したがって、
前方および後方に開口する空気間隙94が主軸台ハウジ
ング70とくぼみ92表面間に形成されることとなり、
この空気間隙92は主軸台68の表面に連通して主軸台
68表面が周囲の空気によりそのほぼ全面にわたって冷
却されるようになる。主軸台68の外形はもちろん例え
ば正方形にすることができ、このとき主軸台保持体66
のくぼみ92は主軸台68の外形に対応するように形成
される。
【0032】図4には本発明の第1実施例における旋盤
の追加の構成要素が示される。図4には主軸78のチャ
ック96が示され、チャック96内には工作されるべき
ワークが保持される。さらに図4には第2の主軸100
のための追加の主軸台98が示され、本発明によれば第
2主軸台98はベッド14により保持されかつ案内され
て下方Z軸方向案内部材30,32上を図4に矢印で示
したZ軸方向に変位可能にされる。第2主軸100には
第2のチャック102が設けられ、また第2主軸100
は通常相補的な主軸として構成されるが、第2主軸10
0は主軸軸線80と共通の主軸軸線を有し、すなわち2
つのチャック96,102は互いに対向してかつ同軸に
配置される。加えて図4には第2主軸台98用の第2の
エネルギ案内鎖104も示される。互いに逆方向に回転
する一対の送給ユニット
【0033】図5には本発明による第1実施例の背面図
が示されるが、図5においてはエネルギ案内鎖90,1
04を特に示すのみで全ての構成要素は示していない。
【0034】図4および図5からわかるように、主軸7
8および第2主軸100に保持されたワークを共に両方
の工具タレット56,60の工具によって互いに独立し
て工作することができる。例えば一方の主軸に保持され
たワークを一方の工具タレットの工具により工作すると
共に他方の主軸に保持されたワークを他方の工具タレッ
トの工具により工作することができる。しかしながら、
一方の主軸に保持されたワークを両方の工具タレット5
6,60の工具によって同時に工作することもできる。
【0035】図6には本発明による第2の実施例を示
す、図1と同様な断面図が示される。図6に示した第2
実施例では、本発明に関する限り、工作平面16′が鉛
直平面に対し約30゜だけ後方に傾斜している点で図1
に示した実施例と異なっている。その結果ベッド1
4′、滑動装置28′,38′,34′,40′、主軸
台保持体66′および主軸台68′は水平面に対し同じ
角度だけ後方に傾斜して配置される。その他については
図1に示した第1実施例と同様であるので説明を省略す
る。
【0036】図7には図6のC部、すなわち前方かつ下
方のZ軸方向案内部材30′とこれに隣接する下方ベッ
ド側台車34′およびベッド14′との部分の拡大図が
示される。図6における他のZ軸方向案内部材および図
1における全Z軸方向案内部材24,26,30,32
は図7に示したZ軸方向案内部材30′と同様に構成す
ることができる。
【0037】図7を参照すると、案内棒202はねじ2
00によりベッド14′に固締されてねじ204により
下方ベッド側台車34′に固締された案内レール206
を長手方向、すなわちZ軸方向、したがって図7の紙面
に対し垂直な方向に案内する。図7の実施例において、
下方ベッド側台車34′の上面は平坦な取付け表面20
8を形成し、この取付け表面208は下方ベッド側台車
34′の他方のZ軸方向案内部材用の取付け表面に対し
平行であり、またZ軸方向にかつ横断方向、特に工作平
面16′に対し垂直に指向される。上方ベッド側台車2
8′の取付け表面も同様である。しかしながら、両方の
ベッド側台車28′,34′のための案内レール206
をベッド14′に固締し、したがってベッドに取付け表
面208に対応する取付け表面を設けるようにしてもよ
い。一方、図7に示した実施例においてベッド14′の
下面には案内棒202のための取付け表面210が設け
られ、この取付け表面210は他方の案内棒のための取
付け表面に対し平行になっている。
【0038】図7に示した好ましい実施例において、ベ
ッド側台車は工作平面およびベッドに対面する長手方向
縁部にリブ211を有する。取付け表面208部分はこ
のリブ上に形成される。さらに図7にはベッド側台車に
形成されたくぼみ212が示され、このくぼみ212は
ベッド側台車内に収容されるべき機械要素を収容するた
めの空間を形成し、また図7において右側に示したねじ
204の取付けを容易にする。
【0039】図7に示したZ軸方向案内部材30′はそ
れ自体公知の案内部材でよいが、さらに以下のように構
成される。すなわち、案内レール206の前方端にはく
ぼみを有した閉鎖板(図示しない)が取付けられ、これ
ら閉鎖板のくぼみは案内棒202はZ軸方向に通過可能
であるが4組のボール214,216,218,220
は通過できない。これらボールは案内レール206内に
案内棒202が取付けられるよう作用する。案内レール
206にはその前方端に公知の偏向溝(図示しない)が
設けられ、また案内レール206に沿って4組のボール
のための戻し溝(図示しない)が設けられる。
【0040】図1、図6および図7から以下のことが明
らかである。上述したように、衝突の際に生じる応力は
主として工作平面16,16′の横断方向に指向され
る。本発明による旋盤において、(ねじ76が破損した
ときには)主軸台68,68′が取付け表面74上をこ
れら応力の作用方向に移動可能であり、さらに(ねじ2
04が破損したときには)案内レール206が取付け表
面208上をこれら応力の作用方向に移動可能であるの
でこれら応力によって旋盤が破損するのを阻止できる。
その結果、工作平面を横断して延びる平面内に配置され
ていた主軸軸線80は衝突が生じた後にもこの平面内に
維持され、したがって主軸軸線80がZ軸に対し平行に
延びるように主軸軸線80を再調節する必要がなくな
る。同様に、工作平面を横断して延びる平面内に配置さ
れていた案内レールの支持表面は衝突が生じた後にもこ
の平面内に維持される。したがって案内レール206が
Z軸に対し平行に延びるように衝突の後に案内レール2
06を再調節する必要がなくなる。
【0041】上記記載において、「横断」という語はベ
ッドの2つの長手方向面のうちZ軸方向案内部材が設け
られた領域が工作平面との間に鋭角あるいは直角を形成
する表面を画定する、ことを意味するべきである。本発
明の好ましい実施例においてこの角は75゜から90゜
であり、特に好ましくは90゜である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉛直方向に延びる工作平面を備えた、本発明の
第1実施例による旋盤の断面図である。
【図2】Z軸方向からみたベッドの前面図である。
【図3】ベッドの平面図である。
【図4】図1の矢印Aの方向からみた図1の旋盤の前面
図である。
【図5】図1の矢印Bの方向からみた図1の旋盤の背面
図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す図1と同様な断面図
である。
【図7】図6のC部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10…機械基台 14…ベッド 16…工作平面 18…上方長手方向面 20…下方長手方向面 24,26…上方Z軸方向案内部材 28…上方ベッド側台車 30,32…下方Z軸方向案内部材 34…下方ベッド側台車 38…上方X軸方向滑動装置 40…下方X軸方向滑動装置 42,44…駆動モータ 56,60…工具タレット 64…工具 68…主軸台 74…取付け表面 78…主軸 80…主軸軸線 86…腕部 88…開口 94…空気間隙 210…取付け表面

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械基台と、 少なくとも1つの主軸台であって工作されるべきワーク
    を保持するための主軸が旋盤のZ軸方向に画定された主
    軸軸線周りに回転するよう取付けられた主軸台と、 機械基台に強固に連結されると共にZ軸方向に延びる長
    手方向面を有するベッドと、を具備し、Z軸方向に変位
    するようベッドの長手方向面上に保持された少なくとも
    2つの工具保持体滑動装置をさらに具備し、各滑動装置
    がZ軸方向にベッド上を案内されるベッド側台車を有す
    ると共に旋盤のZ軸に対して直角に延びるX軸方向に変
    位可能な少なくとも1つの追加の滑動装置を有して対応
    する滑動装置に保持された工具保持体の工具がX軸に対
    し平行にかつ主軸軸線の半径方向に変位可能であるよう
    にし、また主軸軸線がX軸方向に関して工作平面を画定
    すると共にこのときこの工作平面が主軸軸線を介して延
    びる水平面との間に小さくとも約45゜、大きくとも9
    0゜の角を形成するようにし、ベッドの各長手方向面に
    はZ軸方向に延びる2つのベッド側台車用Z軸方向案内
    部材がそれぞれ設けられた旋盤において、 Z軸方向(80)からみたときに、2つのベッド側台車
    (28,34)がベッド(14)の長手方向面(18,
    20)上に互いに離設され、またベッド(14)の一方
    の長手方向面(18)の、2つのZ軸方向案内部材(2
    4,26)が設けられた各領域が互いに平行に延びると
    共にベッド(14)の他方の長手方向面(20)の、Z
    軸方向案内部材(30,32)が設けられた領域に対し
    ても平行に延び、さらに工作平面(16)を横断して延
    びるようにベッド(14)を構成したことを特徴とする
    旋盤。
  2. 【請求項2】 ベッド(14)が各長手方向面(18,
    20)上にZ軸方向(80)に延びる取付け表面(21
    0)を有し、Z軸方向案内部材(24,26,30,3
    2;30′)が該取付け表面(210)に取付けられ、
    これら全取付け表面が互いに平行に延びると共に工作平
    面(16)の横断方向に延びることを特徴とする請求項
    1に記載の旋盤。
  3. 【請求項3】 工作平面(16)に対し直角の方向から
    みたとき、少なくとも一方のベッド側台車のZ軸方向案
    内部材がX軸方向に関して互いに離設されることにより
    各ベッド側台車の、工作平面(16)から遠設された方
    の2つのZ軸方向案内部材(26,32)が工作平面
    (16)から隣接配置された方の2つのZ軸方向案内部
    材(24,30)よりもX軸方向に大きく離設されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に
    記載の旋盤。
  4. 【請求項4】 主軸台(68)がベッド(14)に取付
    けられ、X軸方向からみたとき、ベッドが主軸軸線の両
    側に取付け表面(74)を有し、これら取付け表面(7
    4)が互いに平行に延びると共に工作平面(16)の横
    断方向に延び、さらに主軸台(68)がこれら取付け表
    面(74)上に係止することを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれか一項に記載の旋盤。
  5. 【請求項5】 主軸台(68)には主軸軸線(80)の
    両側において外側に突出する取付け要素(72)が設け
    られ、該取付け要素(72)がベッド(14)の取付け
    表面(74)上に係止し、さらにこれら取付け要素(7
    2)および主軸軸線(80)が共通の平面内に配置され
    ていることを特徴とする請求項4に記載の旋盤。
  6. 【請求項6】 主軸台(68)が取付け要素(72)の
    みと共にベッド(14)上に係止し、取付け要素(7
    2)間に位置する領域においてベッド(14)と主軸台
    (68)間に空気間隙(94)が設けられたことを特徴
    とする請求項4あるいは請求項5に記載の旋盤。
  7. 【請求項7】 空気間隙(94)がその2つの長手方向
    端部においてそれぞれ開口していることを特徴とする請
    求項6に記載の旋盤。
  8. 【請求項8】 取付け表面が工作平面(16)に対し垂
    直に延びていることを特徴とする請求項2から請求項7
    のいずれか一項に記載の旋盤。
  9. 【請求項9】 X軸方向に上方からみたとき、一方のベ
    ッド側台車(28)がベッド(14)の上方に配置さ
    れ、他方のベッド側台車(34)がベッド(14)の下
    方に配置されていることを特徴とする請求項1から請求
    項8のいずれか一項に記載の旋盤。
  10. 【請求項10】 工作平面から離設された腕部(86)
    が下方ベッド側台車(34)の、主軸軸線(80)と反
    対側に位置する側部に配置され、該腕部(86)が少な
    くとも1つのエネルギ供給手段を担持することを特徴と
    する請求項9に記載の旋盤。
  11. 【請求項11】 Z軸方向に延びる細長形状の開口(8
    8)が機械基台(10)とベッド(14)間に設けら
    れ、腕部(86)が該開口(88)を貫通していること
    を特徴とする請求項10に記載の旋盤。
  12. 【請求項12】 少なくとも一方のベッド側台車(2
    8,34)がハウジングを形成して少なくとも1つの機
    械要素(42,44)を収容するようにしたことを特徴
    とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の
    旋盤。
  13. 【請求項13】 両方のベッド側台車(28,34)が
    ハウジングを形成して機械要素(42,44)を収容す
    るようにしたことを特徴とする請求項10に記載の旋
    盤。
  14. 【請求項14】 ハウジングが駆動モータ(42,4
    4)を収容して該駆動モータ(42,44)がベッド側
    台車(28,34)に担持された追加の摺動装置(3
    8,40)を変位させるようにしたことを特徴とする請
    求項12あるいは請求項13に記載の旋盤。
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