JPH06154167A - 固視微動検査装置 - Google Patents

固視微動検査装置

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JPH06154167A
JPH06154167A JP4318423A JP31842392A JPH06154167A JP H06154167 A JPH06154167 A JP H06154167A JP 4318423 A JP4318423 A JP 4318423A JP 31842392 A JP31842392 A JP 31842392A JP H06154167 A JPH06154167 A JP H06154167A
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Hitoshi Hongo
仁志 本郷
Keiichi Ueno
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充 藤井
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倫仁 中野
Hitoaki Miyazawa
仁朗 宮澤
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亮 深津
直彦 ▲高▼畑
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/113Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for determining or recording eye movement

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は被験者の眼球の固視微動を測定し
て解析することにより、被験者の脳内の眼球運動制御機
構の異常を簡単に検査することができ、脳血管性痴呆症
とアルツハイマー型痴呆症の鑑別を容易に鑑別できるよ
うな固視微動検査装置を提供することを主要な特徴とす
る。 【構成】 指標板4に指標を提示したときの被験者の眼
球の動きを眼球運動検出部2で検出し、信号処理回路3
でディジタル化して演算部1に与える。演算部1は検出
された眼球運動に基づく視線移動の時間変化から固視微
動成分の異常をフラクタル次元解析を用いて鑑別し、脳
機能に関係する疾患を判断し、その結果を出力部6に出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固視微動検査装置に関
し、特に、被験者の視線を測定し、フラクタル次元を計
算して被験者の脳機能,眼球運動制御機構の異常を検査
するような固視微動検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルツハイマー型痴呆症の患者数は、ア
メリカで約400万人,日本でも約100万人に上ると
推定されている。日本人に多い脳血管障害性痴呆などの
老人性痴呆症に比べ、アルツハイマー型痴呆症は原因が
不明であり、早期診断,治療のためにもその究明が急が
れている。しかし、脳血管性痴呆症とアルツハイマー型
痴呆症とでは、その症例が典型でないときは鑑別が難し
く、発症後経過,薬物治療法などがそれぞれ異なること
から、より正確な鑑別法の提案が望まれていた。
【0003】従来からの両者の鑑別法としては、Hachin
ski の虚血点数表などが提案されている。この虚血点数
表は、過去に脳溢血や脳梗塞に罹ったかどうかに応じて
点数を付けていき、それがある点数を越えると脳血管性
と判断し、そうでなければアルツハイマー型痴呆症と判
断するものである。しかしながら、この方法では、その
患者に脳血管障害などの既往症がなければ、鑑別が難し
くなるという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アルツハイマー型痴呆
症では、比較的病初期から視覚認識障害や行為障害など
の「道具機能」の障害とされる神経心理学的症状が出現
することが知られている。このことに着目して、藤井他
は、眼球運動を用いて次のような分析を行ない報告をし
ている。すなわち、向かって左側の立方体の原図を見な
がら、その右側に立方体を模写するという課題で、構成
障害が明らかでない初期のステージIのアルツハイマー
型痴呆患者でも、注視点分布の異常や両図形から逸脱し
た単振幅のサッカードの発生や長時間注視点が同じ地点
に駐留するなど、一点を見つめることができないという
症状、いわゆる Balint 症候群類似の特徴的な所見を得
ている。
【0005】これらの原因について、アルツハイマー型
痴呆症では、MRI(核磁気共鳴)検査から空間視に関
係する頭頂葉の機能に障害が生じていると考えられるこ
とから、頭頂葉を中心とした後方連合野の機能低下によ
る構成障害や眼球運動の障害などの外空間視の障害によ
る奥行知覚や目標地点の位置の認識の機能低下など眼球
運動系の座標と体中心の座標との間などの座標変換系の
障害や視運動協調機構障害の可能性を示唆している。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、被
験者の眼球運動により実現される視線の動きに着目し、
脳機能に関係する疾患を容易に判断できるような固視微
動検査装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
被験者の眼球運動を検査して脳機能に関係する疾患を検
査する固視微動検査装置であって、被験者の眼球の動き
を検出して注視位置を検出する眼球運動検出手段と、被
験者に対して指標を提示する指標提示手段と、被験者が
提示された指標を注視しているときの検出された眼球運
動に基づく視線移動の時間変化から固視微動成分の異常
をフラクタル次元解析を用いて鑑別し、脳機能に関係す
る疾患を判断する演算手段とを備えて構成される。
【0008】請求項2に係る発明は、被験者の頭部の動
きを検出する頭部運動検出手段を含み、演算手段は被験
者が指標を注視しているときの頭部運動と眼球運動とに
基づいて視線の移動を演算し、その視線の移動に基づい
て固視微動成分の異常を鑑別する。
【0009】請求項3に係る発明は、検出された視線移
動の時間変化から微小振動を求め、その微小振動に応じ
てフラクタル次元を演算し、演算されたフラクタル次元
に応じて眼球制御系の特性を定量化する。
【0010】請求項4に係る発明は、微小振動を時系列
的な二次元データとして表わし、その二次元データに応
じて位相空間の次元の設定を行ない、設定された位相空
間の次元に応じて相関次元を演算する。
【0011】請求項5に係る発明は、演算されたフラク
タル次元と予め定める標準値とを比較し、脳機能に関す
る疾患を判断する。
【0012】請求項6に係る発明は、眼球運動に応じて
左右の眼の眼球制御系のそれぞれの微小振動を判別し、
それぞれの微小振動に応じてそれぞれの眼球制御系につ
いて同時にフラクタル次元の時間依存性を解析する。
【0013】請求項7に係る発明は、位相空間を部分空
間に分割した後、各部分空間でフラクタル次元を演算す
る。
【0014】
【作用】この発明に係る固視微動検査装置は、被験者が
提示された指標を注視しているときの眼球運動に基づく
視線移動の時間変化から固視微動成分の異常をフラクタ
ル次元解析を用いて鑑別し、脳機能に関係する疾患を判
断する。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の概略ブロック図
である。図1において、眼球運動検出部2は被験者の眼
球の動きを検出するものであり、その検出出力は信号処
理回路3でディジタル信号に変換され、演算部1に与え
られる。演算部1は指標制御装置5に制御信号を与え、
指標板4の指標を提示させる。指標としては、たとえば
発光ダイオードなどを点灯させることが考えられる。演
算部1は指標板4に提示されている指標を被験者が注視
しているときに眼球運動検出部2で検出された検出出力
に応じて、固視微動データを演算し、フラクタル次元の
値やフラクタル次元の時間依存性を求め、脳機能に関係
する疾患を判断し、その判断出力を出力部6に与える。
出力部6としては、表示装置やプリンタなどが考えられ
る。
【0016】図2は図1に示した頭部運動検出部をゴー
グルへ装着した例を示す図であり、図3は眼球運動検出
部2の具体例を示す図である。
【0017】図2に示したゴーグルは被験者が装着する
ものであって、それぞれの下部には眼球運動検出部2
1,22が設けられる。眼球運動検出部21,22はそ
れぞれ図3に示すように、中央に設けられた発光ダイオ
ード23とその両側に設けられたフォトダイオード2
4,25とを含む。発光ダイオード23は比較的指向性
の広い±21°程度の赤外線投射の発光ダイオードが用
いられ、フォトダイオード24,25は指向性の鋭い±
10°程度のものが用いられる。発光ダイオード23か
ら眼球26に投射された光は黒眼27と白眼28とで反
射率が異なり、この反射率の違いをオペアンプ29で増
幅し、その差をとれば図3(b)に示すように水平(左
右)の出力となり、図3(c)に示すようにオペアンプ
30で和をとれば垂直(上下)の出力となる。
【0018】図4はこの発明の一実施例の動作を説明す
るためのフロー図であり、図5はこの発明の一実施例に
よる鑑別結果を示す図である。
【0019】次に、図1〜図5を参照して、この発明の
一実施例の具体的な動作について説明する。まず、被験
者は図2に示す眼球運動検出部2を頭部に装着する。こ
のとき、被験者の頭部を固定するために顎台などが用い
られる。演算部1は指標制御装置5に制御信号を与え、
指標板4の発光ダイオードを点灯させる。被験者が指標
板4の指標を注視しているとき、図3に示す発光ダイオ
ード23によって眼球26に赤外光が照射され、フォト
ダイオード24,25によって眼の黒眼からの反射光と
白眼からの反射光が受光される。フォトダイオード2
4,25の受光出力は信号処理回路3に与えられてディ
ジタル化された後、眼球運動データとして演算部1に与
えられる。
【0020】演算部1はディジタル化された眼球運動デ
ータを時系列的な二次元サンプリングデータとして取込
む。ここで言う二次元データは任意の座標系、すなわ
ち、極座標系や直交座標系上の座標に相当する。演算部
1はこれらの座標軸の1つをx(t)として固視微動の
フラクタル次元を導出する。時系列のサンプリングデー
タで簡単にフラクタル次元を計算する方法として、たと
えば、N. B. Abraham etal. : Phys. Lett., Vol 144A
(5). 第217頁〜第221頁(1986)がある。演
算部1はデータの前処理を行なうために、時系列的な一
次元データをx(t)とし、このデータから適当なサン
プリング周期を選び、離散的なデータ{x i =x
(ti ):i=1…n}を生成する。
【0021】次に、演算部1は位相空間の次元の設定を
行なう。すなわち、 X1 (i)=(xi ,xi-1 ) ただし、i=1,3,…,2n+1,…,N−1 として、xi の対Xi を作成する。擬似位相空間上の軌
道xi はトポロジカルには位相空間上の(x(t),v
(t))と同等となる。ただし、v(t)はx(t)の
時間微分(速度)を表わす。
【0022】次に、演算部1は相関関数の計算を行な
う。すなわち、上述のN. B. Abrahamet al.の方法に従
い、擬似位相空間上のデータ点の集合について、フラク
タル次元として以下で定義する相関次元を計算する。
【0023】相関次元の定義: frac.dim=log(C(r))/log(r) ただし、C(r):相関関数、r:各データ点間の距離 C(r)=lim1/N2 ・Ni ・Nj H(r−|xi
−xj |) xi :時刻ti における測定点の位置 H(r):Heaviside step関数 このようにして固視微動を測定し、フラクタル次元を計
算し、そのフラクタル次元の値を予め測定した標準的な
健常者の値や患者の値と比較し、出力部6に出力し、た
とえば表示装置に表示させたり、プリンタによってプリ
ントアウトする。その結果は図5に示すようになる。図
5は解析例として、フラクタル次元の埋込次元依存性を
示したものであり、横軸は情報空間の埋込次元を示し、
縦軸にフラクタル次元を示す。アルツハイマー患者の例
をM.A.およびT.C.で示す。ここでアルツハイマ
ー患者T.C.では、検査中に姿勢が変化し、検査に失
敗した例であるが、このような場合、明らかに正しく検
査した場合の健常者や患者とは異なることが確実にわか
る。フラクタル次元の埋込次元依存性において、健常者
HCの場合(K.F.,M.D.の例)とアルツハイマ
ー患者M.A.,T.C.やMID患者Y.Y.とを比
較し、健常者の場合、高い埋込次元でより高くなってい
るのがわかる。また、アルツハイマー病患者M.A.と
MID患者Y.Y.とを比較しても、定量的に有意差を
確認することができる。
【0024】脳疾患患者において、フラクタル次元が低
いのは定性的には水平方向のマイクロサッカードの多発
により、固視微動の軌跡が健常者の場合の二次元的な運
動に比べ、より一次元的な運動になっていることによ
る。個人差によって、健常者や他の患者MIDと鑑別し
にくい場合もあるが、この結果に従来のHachinski の虚
血点数表や脳のCT画像診断などと組合わせて、この方
法による判別を行なうと、より完全に鑑別することがで
きる。
【0025】なお、前述の吉野誠司他が発表した両眼の
眼球運動の時間微分の相互相関から眼精疲労を評価する
方法と同様にして被験者の見る指標を診断させ、指標の
動きに眼球運動、特にサッカードがとのように追従する
かを測定し、そのフラクタル次元を計算するようにして
もよい。もし完全に指標の動きに追従すれば、そのフラ
クタル次元は1となる。
【0026】またW. N. Charman : “Fluctuations in
accommodation : a review” Ophthal. Physiol. Opt.,
1998,8,第153頁〜第164頁によると、調節
にも眼球運動の場合の固視微動に相当する微振運動(調
節微動)があり、ノイズとみなされている。そこで、こ
の発明を適用して、微振のフラクタル次元を解析するよ
うにしてもよい。
【0027】さらに、S. F. Stanten & L.Stark : IEE
E,. BME-13 第140頁〜第152頁,1966によれ
ば、通常の瞳孔運動に2Hz程度の周波数で常に存在す
るノイズ成分が確かめられており、このノイズ成分のフ
ラクタル次元を計算するようにしてもよい。特に、瞳孔
系は自律神経系によりコントロールされており、眼科領
域に限らず、精神疾患の診断や各種内科系疾患の治療効
果の評価(定量化)に有用である。
【0028】図6はこの発明のさらに他の実施例を示す
フロー図である。この図6に示した実施例は、図4に示
した眼球運動データの入力からフラクタル次元の計算ま
でのステップを用い、個々の眼球制御系について同時に
フラクタル次元の時間依存性を解析し、その相互相関か
らシステムとして眼球の総合的な指標を得るようにした
ものである。すなわち、適当な時間間隔でデータを切出
し、その時間間隔のデータに基づいてフラクタル次元の
計算を行ない、各時間間隔の計算結果として、横軸に時
間,縦軸にフラクタル次元をプロットすればよい。
【0029】図7はこの発明のさらに他の実施例を示す
フロー図である。この図7に示した実施例は、上述の実
施例について述べてきたフラクタル次元の拡張概念とし
てマルチフラクタル構造を特徴付けるf(α)スペクト
ラム(T. C. Halsey et al.: Phys. Rev., A33 (19
86),1141)を用いて位相空間中のフラクタル次
元の分布を調べるようにしたものである。
【0030】上述の各実施例では、位相空間中のデータ
点の集合全体についてフラクタル次元を計算しているた
め、位相空間中の各部分でのフラクタル次元の揺らぎを
無視している。マルチフラクタルでは、位相空間中での
フラクタル次元の分布密度を考慮するので、精密な数値
化が可能となる。すなわち、図7に示すように、位相空
間中のデータ点の測定を一度に行ない、位相空間を部分
空間に分割した後、各部分空間でフラクタル次元を計算
する。そして、出力部6によってフラクタル次元のヒス
トグラムを、横軸をフラクタル次元にとり、縦軸をその
頻度としてグラフをプロットする。
【0031】図8はこの発明のさらに他の実施例を示す
ブロック図であり、図9は図8に示した頭部運動検出部
の具体例を示す図である。
【0032】図8に示した実施例は、図1に示した実施
例の構成に加えて、さらに被験者の頭部の動きを検出す
る頭部運動検出部7を設けたものである。頭部運動検出
部7は図9に示すように、磁気センサで構成される。す
なわち、頭部運動検出部7はソース71となる直交コイ
ルと、センサ72となる直交コイルとを含む。制御部7
3からの指令に応じて、ドライブ回路74がソース71
の直交コイルを駆動して磁界を発生させる。センサ72
は前述の図2に示したゴーグルに装着されており、頭部
運動検出部7を装着した被験者が動くと、センサ72に
電圧が誘起され、この電圧を検出回路75が検出し、そ
の検出出力を制御部73が演算することにより頭部の移
動に応じたデータが出力される。
【0033】図10は被験者を中心とした頭部座標系に
ついてその原理を示す図である。次に、図10を参照し
て、頭部運動検出部7によって検出される頭部座標系に
ついて説明する。頭部座標系は、図10(a)に示すよ
うに、被験者の観察対象に対する平行移動により実現さ
れるXYZ座標系と、図10(b)に示す頭部の回転運
動に基づく極座標系の2つが考えられる。それぞれの座
標系の頭部移動量を(Hx,Hy,Hz),(Hψ,H
φ,Hθ)と定義する。ここでは、一例として観察対象
に近づく方向をY軸とし、水平移動方向をX軸とし、垂
直移動方向をZ軸とした。HφはX軸の回転、すなわち
首を上下に傾ける運動を示し、HθはY軸の回転すなわ
ち左肩から右肩へと一旦首を傾ける運動を示す。Hψは
Z軸内の回転であり、首を左右に回転する運動である。
【0034】頭部の水平移動(Hx,Hy,Hz)によ
り視線が変化するが、これを眼球回転角(Ex,Ey)
に換算すると次式が得られる。
【0035】 Ex=180/π・tan-1Hx/(D+Hy) …(1) Ey=180/π・tan-1Hz/(D+Hy) …(2) ただし、D:被験者から注視点までの距離 首を左肩方向または右肩方向にHθ傾けると、眼球運動
系の座標が回転する。したがって、Hθだけ傾いた眼球
運動座標系(Xe,Ye)をもとの観察対象に直交した
座標系(Xe′,Ye′)に変換する必要がある。
【0036】 Xe′=Xe・cosHθ+Ye・sinHθ …(3) Ye′=−Xe・sinHθ+Ye・cosHθ …(4) 頭部運動により実現される視線の動き(Xh,Yh)は
第(1)式および第(2)式より次の第(5)式および
第(6)式で表わされる。
【0037】 Xh=Ex+Hψ …(5) Yh=Ey+Hφ …(6) したがって、頭の動きを考慮した視線の動き(Vx,V
y)は第(3)式〜第(6)式より、次の第(7)式お
よび第(8)式で表わされる。
【0038】 Vx=Xe′+Xh …(7) Vy=Ye′+Yh …(8) 上述の第(7)式および第(8)式を用いることによ
り、頭部運動と眼球運動とを組合わせて通常の視線の動
きを再現することができる。
【0039】図11はこの発明のさらに他の実施例の動
作を説明するためのフロー図である。
【0040】次に、図8〜図11を参照して、この発明
のさらに他の実施例の動作について説明する。前述の図
4に示した実施例と同様にして、指標板4で指標を提示
した後、眼球運動検出部2から眼球運動データが演算部
1に入力され、その後、頭部運動検出部7で被験者の頭
部運動が検出される。その後、前述の図10で説明した
ように、頭部の角度Hθ,Hψ,Hφと位置Hx,H
y,Hzと、眼球運動の検出結果Ex,Eyを合せて頭
部運動と眼球運動を合せた総合の視線移動(Vx,V
y)が演算される。そして、このVx,Vyを用いて、
様々な注視角度における固視微動の各成分のフラクタル
次元が求められる。この演算は、前述の図4と同じであ
る。そして、各パラメータの測定値をそれぞれ独立にま
たは協調運動として総合的に評価され、アルツハイマー
病の鑑定が行なわれる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、被験
者に対して指標を提示し、そのときの被験者の眼球の動
きを検出し、その眼球運動に基づく視線移動の時間変化
から固視微動成分の異常をフラクタル次元解析を用いて
鑑別し、脳機能に関係する疾患を判断するようにしたの
で、被験者の脳内の眼球運動制御機構の異常を簡単に検
査することができ、これにより脳血管性痴呆症とアルツ
ハイマー型痴呆症の鑑別を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略ブロック図である。
【図2】図1に示した眼球運動検出部をゴーグルへ装着
した例を示す図である。
【図3】眼球運動検出部の具体例を示す図である。
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ロー図である。
【図5】この発明の一実施例の解析例として、フラクタ
ル次元の埋込次元依存性を示す図である。
【図6】この発明の他の実施例の動作を説明するための
フロー図である。
【図7】この発明のさらに他の実施例の動作を説明する
ためのフロー図である。
【図8】この発明にさらにその他の実施例の概略ブロッ
ク図である。
【図9】図8に示した頭部運動検出部の具体例を示す図
である。
【図10】被験者を中心とした頭部座標系についてその
原理を示す図である。
【図11】この発明のさらにその他の実施例の動作を説
明するためのフロー図である。
【符号の説明】
1 演算部 2 眼球運動検出部 3 信号処理回路 4 指標板 5 指標制御装置 6 出力部 7 頭部運動検出部 23 発光ダイオード 24,25 フォトダイオード 29,30 オペアンプ 71 ソース 72 センサ 73 制御部 74 ドライブ回路 75 検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592149082 中野 倫仁 札幌市中央区北3条西17丁目2−31−605 (71)出願人 592149093 宮澤 仁朗 札幌市南区常盤3条1丁目6−1 (71)出願人 592149107 深津 亮 札幌市中央区円山西町3丁目5の26 (71)出願人 592149118 ▲高▼畑 直彦 札幌市南区真駒内南町1丁目3−9 (72)発明者 吉松 浩 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール視聴覚 機構研究所内 (72)発明者 村上 新治 札幌市豊平区西岡2条5丁目2−3 (72)発明者 山田 光穗 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール視聴覚 機構研究所内 (72)発明者 魚森 謙也 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール視聴覚 機構研究所内 (72)発明者 本郷 仁志 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール視聴覚 機構研究所内 (72)発明者 上野 圭一 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール視聴覚 機構研究所内 (72)発明者 藤井 充 札幌市中央区宮の森1条16丁目7−37− 506 (72)発明者 中野 倫仁 札幌市中央区北3条西17丁目2−31−605 (72)発明者 宮澤 仁朗 札幌市南区常盤3条1丁目6−1 (72)発明者 深津 亮 札幌市中央区円山西町3丁目5の26 (72)発明者 ▲高▼畑 直彦 札幌市南区真駒内南町1丁目3−9

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の眼球運動を検出して脳機能に関
    係する疾患を検査する固視微動検査装置であって、 前記被験者の眼球の動きを検出して注視位置を検出する
    眼球運動検出手段、 前記被験者に対して指標を提示する指標提示手段、およ
    び前記被験者が前記指標提示手段によって提示された指
    標を注視しているときの前記眼球運動検出手段によって
    検出された眼球運動に基づく視線移動の時間変化から固
    視微動成分の異常をフラクタル次元解析を用いて鑑別
    し、脳機能に関係する疾患を判断する演算手段を備え
    た、固視微動検査装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記被験者の頭部の動きを検出
    する頭部運動検出手段を含み、 前記演算手段は、前記被験者が前記指標を注視している
    ときの前記頭部運動検出手段の検出出力と前記眼球運動
    検出手段の検出出力とに基づいて、視線の移動を演算
    し、その視線の移動に基づいて前記固視微動成分の異常
    を鑑別することを特徴とする、請求項1の固視微動検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、前記検出された視線移
    動の時間変化から微小振動を求め、その微小振動に応じ
    てフラクタル次元を演算し、演算されたフラクタル次元
    に応じて眼球制御系の特性を定量化することを特徴とす
    る、請求項1または2の固視微動検査装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、前記微小振動を時系列
    的な二次元データとして表わし、その二次元データに応
    じて、位相空間の次元の設定を行ない、設定された位相
    空間の次元に応じて相関次元を演算することを特徴とす
    る、請求項3の固視微動検査装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段は、前記演算されたフラク
    タル次元と予め定める標準値とを比較し、脳機能に関す
    る疾患を判断することを特徴とする、請求項3の固視微
    動検査装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記眼球運動検出手段
    の検出出力に応じて、左右の眼の眼球制御系のそれぞれ
    の微小振動を判別し、それぞれの微小振動に応じて、そ
    れぞれの眼球制御系について、同時にフラクタル次元の
    時間依存性を解析することを特徴とする、請求項1の固
    視微動検査装置。
  7. 【請求項7】 前記演算手段は、前記位相空間を部分空
    間に分割した後、各部分空間でフラクタル次元を演算す
    ることを特徴とする、請求項4の固視微動検査装置。
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