JPH06154156A - 内視鏡装置用スコープ - Google Patents
内視鏡装置用スコープInfo
- Publication number
- JPH06154156A JPH06154156A JP4313701A JP31370192A JPH06154156A JP H06154156 A JPH06154156 A JP H06154156A JP 4313701 A JP4313701 A JP 4313701A JP 31370192 A JP31370192 A JP 31370192A JP H06154156 A JPH06154156 A JP H06154156A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- rubber
- flexible
- basic
- flexibility
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00064—Constructional details of the endoscope body
- A61B1/00071—Insertion part of the endoscope body
- A61B1/00078—Insertion part of the endoscope body with stiffening means
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Pathology (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ゴムチューブの材質の種類を増やすことなく、
スコープ軸方向の所定範囲にわたって可撓性を徐々に変
化させる。 【構成】螺旋管10の周りに金属繊維からなるメッシュ
11を被覆した基本管体を形成。基本管体の周りに、外
皮ゴム層12を成す内側ゴム層12aと外側ゴム層12
bを被覆させる。内側ゴム層12aとして、可撓性を例
えば4段階に変化させるための4個のゴムチューブ片2
0,…,23を基本管体の軸方向に沿って隣接状態で順
次被覆させる。ゴムチューブ片20,…,23は全て同
一のゴム材(例えばウレタン系ゴム)で形成し、それら
の内径を自然状態でr1,r2,r3,r4(r1>r
2>r3>r4)とし、基本管体の外径をr5(>r
1)とする。ゴムチューブ片に発生する歪みの大きさを
利用して可撓性を制御する。
スコープ軸方向の所定範囲にわたって可撓性を徐々に変
化させる。 【構成】螺旋管10の周りに金属繊維からなるメッシュ
11を被覆した基本管体を形成。基本管体の周りに、外
皮ゴム層12を成す内側ゴム層12aと外側ゴム層12
bを被覆させる。内側ゴム層12aとして、可撓性を例
えば4段階に変化させるための4個のゴムチューブ片2
0,…,23を基本管体の軸方向に沿って隣接状態で順
次被覆させる。ゴムチューブ片20,…,23は全て同
一のゴム材(例えばウレタン系ゴム)で形成し、それら
の内径を自然状態でr1,r2,r3,r4(r1>r
2>r3>r4)とし、基本管体の外径をr5(>r
1)とする。ゴムチューブ片に発生する歪みの大きさを
利用して可撓性を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療診断で使用され
る内視鏡装置用スコープに係り、とくに、スコープの可
撓管部における所定部位の可撓性を調整できるようにし
たスコープ構造に関する。
る内視鏡装置用スコープに係り、とくに、スコープの可
撓管部における所定部位の可撓性を調整できるようにし
たスコープ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡装置のスコープにあって
は、被検者の体内に挿入する先端側の管状部分は可撓性
を有した可撓管の構造になっている。この可撓管は、細
長い金属板を螺旋状に巻いた層の上に金属繊維からなる
メッシュを被覆させた基本管体を有し、この基本管体に
ゴムチューブを被覆させている。このような構造の可撓
管を例えば被検者の大腸に挿入して検査する場合、可撓
管が例えばS字結腸部で撓んでしまい挿入困難になるの
を回避するため、可撓管の所定部位の撓み難さを他の部
位よりも上げる(可撓性を下げる)必要がある。このよ
うに撓み難さを調整するため、従来では、例えば先端か
ら所定距離の部位に硬度の高いゴム管を被覆させたり、
その部位のゴム管の肉厚を大きくしていた。
は、被検者の体内に挿入する先端側の管状部分は可撓性
を有した可撓管の構造になっている。この可撓管は、細
長い金属板を螺旋状に巻いた層の上に金属繊維からなる
メッシュを被覆させた基本管体を有し、この基本管体に
ゴムチューブを被覆させている。このような構造の可撓
管を例えば被検者の大腸に挿入して検査する場合、可撓
管が例えばS字結腸部で撓んでしまい挿入困難になるの
を回避するため、可撓管の所定部位の撓み難さを他の部
位よりも上げる(可撓性を下げる)必要がある。このよ
うに撓み難さを調整するため、従来では、例えば先端か
ら所定距離の部位に硬度の高いゴム管を被覆させたり、
その部位のゴム管の肉厚を大きくしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た手法で可撓性を調整するとき、以下に示す不都合や不
便を生じていた。まず、ゴム硬度を調整する構造を採用
して、可撓管の長さ方向のある範囲にわたって可撓性を
徐々に変えたいような場合、材質の異なる数種類のゴム
を準備しなければならない。また、ゴムの肉厚を調整す
る構造を採用する場合、被覆時の外径が異なるから、外
表面に段差が生じてしまう。この段差は、スコープの被
検者体内へのスムーズな挿入の妨げになることもあり、
また洗浄作業も面倒になるなど、扱い面からも好ましく
ない。
た手法で可撓性を調整するとき、以下に示す不都合や不
便を生じていた。まず、ゴム硬度を調整する構造を採用
して、可撓管の長さ方向のある範囲にわたって可撓性を
徐々に変えたいような場合、材質の異なる数種類のゴム
を準備しなければならない。また、ゴムの肉厚を調整す
る構造を採用する場合、被覆時の外径が異なるから、外
表面に段差が生じてしまう。この段差は、スコープの被
検者体内へのスムーズな挿入の妨げになることもあり、
また洗浄作業も面倒になるなど、扱い面からも好ましく
ない。
【0004】この発明は、上述した従来技術の状況に鑑
みてなされたもので、可撓性を長さ方向のある範囲にわ
たって変化させ、良好な可撓特性を得ることができ、し
かも、ゴムチューブの材質の多種類化を排除できるよう
にすることを、目的とする。また、上記目的と共に、外
表面の段差を無くすることを、別の目的とする。
みてなされたもので、可撓性を長さ方向のある範囲にわ
たって変化させ、良好な可撓特性を得ることができ、し
かも、ゴムチューブの材質の多種類化を排除できるよう
にすることを、目的とする。また、上記目的と共に、外
表面の段差を無くすることを、別の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、この発明に係る内視鏡装置用スコープは、被検体内
に挿入される可撓管を、可撓性を有し且つ非弾性体で形
成された基本管体と、その基本管体に被覆させた外皮ゴ
ム層とにより形成し、その可撓管の一部に可撓性を調整
する可撓性調整管部を備えた。上記可撓性調整管部の外
皮ゴム層は、自然状態で少なくとも内径が上記基本管体
の外径よりも大きく且つその内径が相異なる複数個のゴ
ムチューブ片を上記基本管体の軸方向に順次被覆させた
構造を備えるようにした。
め、この発明に係る内視鏡装置用スコープは、被検体内
に挿入される可撓管を、可撓性を有し且つ非弾性体で形
成された基本管体と、その基本管体に被覆させた外皮ゴ
ム層とにより形成し、その可撓管の一部に可撓性を調整
する可撓性調整管部を備えた。上記可撓性調整管部の外
皮ゴム層は、自然状態で少なくとも内径が上記基本管体
の外径よりも大きく且つその内径が相異なる複数個のゴ
ムチューブ片を上記基本管体の軸方向に順次被覆させた
構造を備えるようにした。
【0006】とくに、前記複数個のゴムチューブ片は、
前記基本管体に被覆した状態で同一の外径となるように
自然状態での肉厚を各々調整した。
前記基本管体に被覆した状態で同一の外径となるように
自然状態での肉厚を各々調整した。
【0007】
【作用】複数個のゴムチューブ片を基本管体の可撓性調
整管部に被覆させると、基本管体の外径はそれらのゴム
チューブ片の自然状態での内径よりは大きいので、内部
に歪を生じる。複数個のゴムチューブ片の内径は各々異
なるので、発生する歪の大きさもゴムチューブ片毎に異
なる。被覆時の径が同じ場合、歪が大きいほど撓み難く
なるので、内径が異なるゴムチューブ片の部位毎に可撓
性も徐々に変化する。このため、可撓性調整管部の可撓
性がその軸方向に沿って例えば徐々に低くなり、撓み難
くなる。
整管部に被覆させると、基本管体の外径はそれらのゴム
チューブ片の自然状態での内径よりは大きいので、内部
に歪を生じる。複数個のゴムチューブ片の内径は各々異
なるので、発生する歪の大きさもゴムチューブ片毎に異
なる。被覆時の径が同じ場合、歪が大きいほど撓み難く
なるので、内径が異なるゴムチューブ片の部位毎に可撓
性も徐々に変化する。このため、可撓性調整管部の可撓
性がその軸方向に沿って例えば徐々に低くなり、撓み難
くなる。
【0008】また別の態様では、上述したように可撓性
を徐々に変化させた場合でも、複数個のゴムチューブ片
の外径も予め調整してあるので、それらの外径も同じ寸
法になり、外表面に段差を生じることがない。
を徐々に変化させた場合でも、複数個のゴムチューブ片
の外径も予め調整してあるので、それらの外径も同じ寸
法になり、外表面に段差を生じることがない。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図7を参
照して説明する。
照して説明する。
【0010】図1に示す、内視鏡装置としての電子内視
鏡装置は、装置本体1と、この装置本体1にケーブル2
を介して連結されたスコープ3とを有する。スコープ3
は、オペレータが手で操作する手元側操作部4と、この
手元側操作部4から所定長さだけ伸びて形成された可撓
管5とを備えている。可撓管5は被検者の体内に挿入さ
れる部分であり、その先端の所定長さ部分だけ、可撓性
の無い硬性部5aを形成している。この硬性部5aに
は、CCDなどのセンサ、ライトガイド、鉗子口、送水
口、送気口などが設けられており、それらの機構に必要
な信号ケーブル、送気、送水管類が可撓管5の内側を通
って手元側操作部4、装置本体1に連結されている。
鏡装置は、装置本体1と、この装置本体1にケーブル2
を介して連結されたスコープ3とを有する。スコープ3
は、オペレータが手で操作する手元側操作部4と、この
手元側操作部4から所定長さだけ伸びて形成された可撓
管5とを備えている。可撓管5は被検者の体内に挿入さ
れる部分であり、その先端の所定長さ部分だけ、可撓性
の無い硬性部5aを形成している。この硬性部5aに
は、CCDなどのセンサ、ライトガイド、鉗子口、送水
口、送気口などが設けられており、それらの機構に必要
な信号ケーブル、送気、送水管類が可撓管5の内側を通
って手元側操作部4、装置本体1に連結されている。
【0011】可撓管5は図2に示すように、細い金属板
を螺旋状に巻いた螺旋管10の周りに金属繊維からなる
メッシュ11を被覆した基本管体を有し、その基本管体
の周りに外皮ゴム層12を被覆させている。これによ
り、所定内径、外径を有する可撓管5全体が所定の可撓
性を持つようになっている。
を螺旋状に巻いた螺旋管10の周りに金属繊維からなる
メッシュ11を被覆した基本管体を有し、その基本管体
の周りに外皮ゴム層12を被覆させている。これによ
り、所定内径、外径を有する可撓管5全体が所定の可撓
性を持つようになっている。
【0012】さらに、可撓管5には、その先端から例え
ば数十cmの位置に在る所定長さ(例えば数cm)にわ
たって、可撓性を調整する可撓性調整管部5Aが一体に
形成されている。この可撓性調整管部5Aは図3に示す
如く、上述した基本管体としての螺旋管10及びメッシ
ュ11の周りに、外皮ゴム層12を成す内側ゴム層12
aと外側ゴム層12bが被覆された構造を有する。
ば数十cmの位置に在る所定長さ(例えば数cm)にわ
たって、可撓性を調整する可撓性調整管部5Aが一体に
形成されている。この可撓性調整管部5Aは図3に示す
如く、上述した基本管体としての螺旋管10及びメッシ
ュ11の周りに、外皮ゴム層12を成す内側ゴム層12
aと外側ゴム層12bが被覆された構造を有する。
【0013】この内、内側ゴム層12aとして、この実
施例では可撓性を4段階に変化させるための4個のゴム
チューブ片20,…,23を基本管体の軸方向に沿って
隣接状態で順次被覆させている。4個のゴムチューブ片
20,…,23(図4、5参照)は全て同一のゴム材
(例えばウレタン系ゴム)で形成されているが、それら
の内径が自然状態(ここでは外力が作用していない状態
をいう)でr1,r2,r3,r4(r1>r2>r3
>r4)であり、基本管体、即ちメッシュ11の外径は
r5で、r5>r1>r2>r3>r4の関係を満足し
ている。また4個のゴムチューブ片20,…,23の肉
厚は自然状態でt1,t2,t3,t4になっている。
この肉厚は、基本管体へ被覆したときの厚みの減少を考
慮してt1<t2<t3<t4に形成され、しかも、そ
の被覆時の外径が同一になるように各肉厚が選択されて
いる。なお、4個のゴムチューブ片20,…,23の軸
方向長さは、各々、L1,L2,L3,L4としてい
る。
施例では可撓性を4段階に変化させるための4個のゴム
チューブ片20,…,23を基本管体の軸方向に沿って
隣接状態で順次被覆させている。4個のゴムチューブ片
20,…,23(図4、5参照)は全て同一のゴム材
(例えばウレタン系ゴム)で形成されているが、それら
の内径が自然状態(ここでは外力が作用していない状態
をいう)でr1,r2,r3,r4(r1>r2>r3
>r4)であり、基本管体、即ちメッシュ11の外径は
r5で、r5>r1>r2>r3>r4の関係を満足し
ている。また4個のゴムチューブ片20,…,23の肉
厚は自然状態でt1,t2,t3,t4になっている。
この肉厚は、基本管体へ被覆したときの厚みの減少を考
慮してt1<t2<t3<t4に形成され、しかも、そ
の被覆時の外径が同一になるように各肉厚が選択されて
いる。なお、4個のゴムチューブ片20,…,23の軸
方向長さは、各々、L1,L2,L3,L4としてい
る。
【0014】さらに、4個のゴムチューブ片20,…,
23は基本管体の軸方向に沿って順次強制的に被覆され
(図5参照)、その上に外側ゴム層12aを被覆させて
いる(図6参照)。この外側ゴム層12aは、可撓管5
の全域にわたって被覆されている。
23は基本管体の軸方向に沿って順次強制的に被覆され
(図5参照)、その上に外側ゴム層12aを被覆させて
いる(図6参照)。この外側ゴム層12aは、可撓管5
の全域にわたって被覆されている。
【0015】このように、4個のゴムチューブ片20,
…,23を基本管体に被覆させたとき、それらのゴムチ
ューブ片20,…,23の内径は強制的に全てr5とな
り、内部に歪を発生する。この歪は内径が小さいほど大
きいから、ゴムチューブ片「20−21−22−23」
の順に歪も大きくなる。一般に、断面形状が同じチュー
ブの場合、発生する内部歪が大きいものの方がその可撓
性は小さい(撓み難い)。以上のことから、図5に示す
装着状態では、ゴムチューブ片「20−21−22−2
3」の順に撓み難くなる。この撓み難さの特性例を図7
に示す。スコープ先端側に配されたゴムチューブ片20
の先端位置から順に、階段状に撓み難くなることが分か
る。
…,23を基本管体に被覆させたとき、それらのゴムチ
ューブ片20,…,23の内径は強制的に全てr5とな
り、内部に歪を発生する。この歪は内径が小さいほど大
きいから、ゴムチューブ片「20−21−22−23」
の順に歪も大きくなる。一般に、断面形状が同じチュー
ブの場合、発生する内部歪が大きいものの方がその可撓
性は小さい(撓み難い)。以上のことから、図5に示す
装着状態では、ゴムチューブ片「20−21−22−2
3」の順に撓み難くなる。この撓み難さの特性例を図7
に示す。スコープ先端側に配されたゴムチューブ片20
の先端位置から順に、階段状に撓み難くなることが分か
る。
【0016】以上のように、この実施例によれば、材質
の異なる数種類のゴムを準備しなくても、可撓管5の長
さ方向のある範囲(即ち、可撓性調整管部5A)におい
て可撓性を徐々に変えることができる。そこで、その可
撓性調整管部5Aを可撓管5の所定位置に形成すること
により、可撓管5全体としては所定の可撓性を有しなが
らも、局所的には可撓性を徐々に下げる(撓み難くな
る)ことができる。この結果、可撓管5が例えばS字結
腸部で撓んでしまい挿入困難になる状態を回避でき、被
検者の体内にスムーズに挿入でき、操作性が著しく向上
する。
の異なる数種類のゴムを準備しなくても、可撓管5の長
さ方向のある範囲(即ち、可撓性調整管部5A)におい
て可撓性を徐々に変えることができる。そこで、その可
撓性調整管部5Aを可撓管5の所定位置に形成すること
により、可撓管5全体としては所定の可撓性を有しなが
らも、局所的には可撓性を徐々に下げる(撓み難くな
る)ことができる。この結果、可撓管5が例えばS字結
腸部で撓んでしまい挿入困難になる状態を回避でき、被
検者の体内にスムーズに挿入でき、操作性が著しく向上
する。
【0017】また、ゴムチューブ片20,…,23の肉
厚を調整しているから、それらの装着状態での外径は同
一になり、チューブ片間に半径方向における段差を生じ
ない。この結果、段差が被検者体内へのスムーズな挿入
の妨げになることもなく、洗浄作業も容易になる。
厚を調整しているから、それらの装着状態での外径は同
一になり、チューブ片間に半径方向における段差を生じ
ない。この結果、段差が被検者体内へのスムーズな挿入
の妨げになることもなく、洗浄作業も容易になる。
【0018】さらに、可撓管5を大きく湾曲させ、各チ
ューブ片間の継ぎ目に隙間が生じた場合でも、内側ゴム
層12bの周りが外側ゴム層12aで覆われているの
で、スコープの体内挿入に何ら支障を生じることがな
い。また、この外側ゴム層12aは可撓管5全体に被覆
されているので、前述した図7記載の撓み難さの特性は
相対的には不変であり、また可撓性調整管部5Aとその
他の可撓性部分との特性も相対的には変わらない。
ューブ片間の継ぎ目に隙間が生じた場合でも、内側ゴム
層12bの周りが外側ゴム層12aで覆われているの
で、スコープの体内挿入に何ら支障を生じることがな
い。また、この外側ゴム層12aは可撓管5全体に被覆
されているので、前述した図7記載の撓み難さの特性は
相対的には不変であり、また可撓性調整管部5Aとその
他の可撓性部分との特性も相対的には変わらない。
【0019】なお、上記第1実施例においては4個のゴ
ムチューブ片20,…,23の材質を同一のものとした
が、可撓性を大きく変化させたい場合は、必要に応じ
て、同一形状であっても異なる材質のゴムチューブ片を
用いることができる。例えば、前述した図5において、
ゴムチューブ片20,21よりも硬い材質のゴムチュー
ブ片22,23を用いることにより、図8に示したよう
に、可撓性調整管部5Aの先端からの位置L21で可撓性
を大きく下げることができる。
ムチューブ片20,…,23の材質を同一のものとした
が、可撓性を大きく変化させたい場合は、必要に応じ
て、同一形状であっても異なる材質のゴムチューブ片を
用いることができる。例えば、前述した図5において、
ゴムチューブ片20,21よりも硬い材質のゴムチュー
ブ片22,23を用いることにより、図8に示したよう
に、可撓性調整管部5Aの先端からの位置L21で可撓性
を大きく下げることができる。
【0020】また、上記可撓性調整管部の形成位置及び
数は任意であり、上述した実施例記載のものに限定され
ることはない。例えば、スコープの使用目的によって
は、1本のスコープ内に複数個の可撓性調整管部を設け
てもよい。さらに、可撓性調整管部に持たせる可撓特性
も上述した実施例記載のように、手元側になるにつれて
可撓性が下がる(撓み難くなる)特性に限定されること
なく、例えば、その反対の特性であってもよいし、また
可撓性調整管部の軸方向中央部が最も可撓性が低くなる
ようにしてもよい。さらにまた、ゴムチューブ片も4個
に限定されることなく、任意の複数個でよい。
数は任意であり、上述した実施例記載のものに限定され
ることはない。例えば、スコープの使用目的によって
は、1本のスコープ内に複数個の可撓性調整管部を設け
てもよい。さらに、可撓性調整管部に持たせる可撓特性
も上述した実施例記載のように、手元側になるにつれて
可撓性が下がる(撓み難くなる)特性に限定されること
なく、例えば、その反対の特性であってもよいし、また
可撓性調整管部の軸方向中央部が最も可撓性が低くなる
ようにしてもよい。さらにまた、ゴムチューブ片も4個
に限定されることなく、任意の複数個でよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る内
視鏡用スコープによれば、可撓管の可撓性調整管部の外
皮ゴム層を、自然状態で少なくとも内径が基本管体の外
径よりも大きく且つその内径が相異なる複数個のゴムチ
ューブ片を基本管体の軸方向に順次被覆させた構造を有
するので、可撓性調整管部の可撓性をその軸方向の位置
毎に徐々に変化させることができ、良好な操作性を得
る。また、この良好な可撓特性を得るに際して、従来の
ようにゴムチューブの材質の種類を増やすこともなく、
製造が容易になる。
視鏡用スコープによれば、可撓管の可撓性調整管部の外
皮ゴム層を、自然状態で少なくとも内径が基本管体の外
径よりも大きく且つその内径が相異なる複数個のゴムチ
ューブ片を基本管体の軸方向に順次被覆させた構造を有
するので、可撓性調整管部の可撓性をその軸方向の位置
毎に徐々に変化させることができ、良好な操作性を得
る。また、この良好な可撓特性を得るに際して、従来の
ようにゴムチューブの材質の種類を増やすこともなく、
製造が容易になる。
【0022】一方、複数個のゴムチューブ片を、基本管
体に被覆した状態で同一の外径となるようにすること
で、可撓性調整管部のゴムチューブ片間の段差を排除で
きるから、可撓管の挿入がスムーズになると共に、手触
りや多層外皮構造の場合の密着性にも優れ、また洗浄も
容易になるなど、操作性が向上し、メインテナンスの容
易化も図られる。
体に被覆した状態で同一の外径となるようにすること
で、可撓性調整管部のゴムチューブ片間の段差を排除で
きるから、可撓管の挿入がスムーズになると共に、手触
りや多層外皮構造の場合の密着性にも優れ、また洗浄も
容易になるなど、操作性が向上し、メインテナンスの容
易化も図られる。
【図1】この発明の内視鏡装置用スコープに係る一実施
例の概要を示す説明図。
例の概要を示す説明図。
【図2】可撓管の内部構造を示す破断斜視図。
【図3】可撓管の可撓性調整管部の断面(図1中のIII-
III 線に沿う断面)を示す部分断面図。
III 線に沿う断面)を示す部分断面図。
【図4】個々のゴムチューブ片を示す斜視図。
【図5】基本管体にゴムチューブ片を装着した状態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図6】基本管体にゴムチューブ片(内側ゴム層)及び
外側ゴム層を装着した状態を示す斜視図。
外側ゴム層を装着した状態を示す斜視図。
【図7】図1の実施例における可撓性調整管部の可撓特
性例を示す特性図。
性例を示す特性図。
【図8】その他の実施例に係る可撓性調整管部の可撓特
性例を示す特性図。
性例を示す特性図。
3 内視鏡装置用スコープ 5 可撓管 10 螺旋管 11 メッシュ 12 外皮ゴム層 12b 内側ゴム層 20,…,23 ゴムチューブ片
Claims (2)
- 【請求項1】 被検体内に挿入される可撓管を、可撓性
を有し且つ非弾性体で形成された基本管体と、その基本
管体に被覆させた外皮ゴム層とにより形成し、その可撓
管の一部に可撓性を調整する可撓性調整管部を備えた内
視鏡装置用スコープにおいて、上記可撓性調整管部の外
皮ゴム層は、自然状態で少なくとも内径が上記基本管体
の外径よりも大きく且つその内径が相異なる複数個のゴ
ムチューブ片を上記基本管体の軸方向に順次被覆させた
構造を備えたことを特徴とする内視鏡装置用スコープ。 - 【請求項2】 前記複数個のゴムチューブ片は、前記基
本管体に被覆した状態で同一の外径となるように自然状
態での肉厚を各々調整したことを特徴とする請求項1記
載の内視鏡装置用スコープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4313701A JPH06154156A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 内視鏡装置用スコープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4313701A JPH06154156A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 内視鏡装置用スコープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06154156A true JPH06154156A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18044483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4313701A Pending JPH06154156A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 内視鏡装置用スコープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06154156A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009104121A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-05-14 | Snecma | カテーテルまたは内視鏡型の操作可能な構造体 |
JP2015530181A (ja) * | 2012-09-28 | 2015-10-15 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 光学形状検出のための最適ファイバ統合のための内腔設計 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP4313701A patent/JPH06154156A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009104121A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-05-14 | Snecma | カテーテルまたは内視鏡型の操作可能な構造体 |
JP2015530181A (ja) * | 2012-09-28 | 2015-10-15 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 光学形状検出のための最適ファイバ統合のための内腔設計 |
US10350011B2 (en) | 2012-09-28 | 2019-07-16 | Koninklijke Philips N.V. | Lumen design for optimal fiber integration for optical shape sensing |
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