JPH06153529A - 高圧発生装置およびその製造方法 - Google Patents

高圧発生装置およびその製造方法

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JPH06153529A
JPH06153529A JP4304097A JP30409792A JPH06153529A JP H06153529 A JPH06153529 A JP H06153529A JP 4304097 A JP4304097 A JP 4304097A JP 30409792 A JP30409792 A JP 30409792A JP H06153529 A JPH06153529 A JP H06153529A
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transformer
resin
voltage
container
outer container
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JP4304097A
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Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
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CHIYUUEN DENSHI KOGYO KK
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CHIYUUEN DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇圧トランスの絶縁を確保する高耐圧樹脂の
無駄を無くし、装置全体の小型化を図ると共に、生産効
率の向上を図ることができる高圧発生装置とその製造方
法を提供する。 【構成】 昇圧トランス6等の高圧発生回路を構成する
回路部品が取り付けられたプリント基板8を円筒状容器
9内に収納し、(a)に示すように、液状の高耐圧樹脂
を注入し、(b)に示すように、高真空下で真空脱泡処
理を施すと、高耐圧樹脂RGが円筒状容器9から溢れ出
したり、昇圧トランス6の一部が高耐圧樹脂RGの液面
から露出したりすることが無く、良好な樹脂モールドを
行えると共に、高耐圧樹脂RGの使用量を低減でき、装
置の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇圧トランスにより高電
圧を発生させるようにした高圧発生回路を構成する回路
部品が集積されて成る高圧発生装置に係り、特に、家庭
用のガスコンロやガス湯沸器の着火装置、あるいは、オ
ゾンやイオンの発生装置に好適に適用される高圧発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスコンロやガス湯沸器の着火装置とし
ては手動与圧を利用した圧電着火装置が主に用いられて
いたが、圧電ハンマーが反転して圧電体に衝突する際の
衝撃音や振動が使用者に不快感を与えると共に、不着火
の可能性もあるため、次第に電池電源を用いた高圧発生
器により断続的に火花放電させる着火装置に置き換えら
れるようになった。また、オフィスや家庭での快適な環
境を維持するための空気清浄機、あるいは健康増進のた
めの浴槽用気泡発生機にオゾンやイオンの発生装置が使
用されており、こられのオゾンやイオンの発生装置にも
高圧発生装置が用いられる。図9はかかる高圧発生装置
の高圧発生回路図である。図に示すように、約1.5V
程度の低圧可変直流電源10で発生した直流電圧は抵抗
1、トランジスター2、発振トランス3で構成される発
振回路によって、発振トランス3の二次側に140〜1
60Vの交流電圧が励起される。この交流電流はダイオ
ード4で整流されて直流電流となり、蓄電器5を経て昇
圧トランス6の一次側に供給される。昇圧トランス6の
二次側からは数KVの高圧電圧が出力される。
【0003】図6は従来例に係る高圧発生装置の半製品
状態における斜視図、図8は同じく、完成品の斜視図で
ある。高圧発生回路を構成する各電子部品はプリント基
板8上に実装され、プリント基板8裏面に形成されたプ
リント配線にそれぞれ半田接続されている。昇圧トラン
ス6は二次側捲線間の絶縁を確保する絶縁リング61で
部分的に絶縁され、さらに、その周囲を高耐圧樹脂7で
覆われることにより、高電圧による絶縁破壊からの保護
が図られている。なお、図6において、11は高圧接続
端子、12はアース端子、13は電源端子、60は昇圧
トランス6のボビン側板である。半製品の組み立てに際
しては手作業、あるいは、自動機械により、樹脂モール
ドされた昇圧トランス6を含む各電子部品をプリント基
板8に組み込んだ後、半田浸漬法により、プリント基板
8の貫通穴を挿通して裏面に露出した各電子部品の端子
とプリント基板8裏面に形成されたプリント配線の導電
接続と、機械的な固定が行われる。半製品の組み立て工
程が終了すると、半製品は外装ケース内に収納され、充
填用樹脂が注入された後、固化されることにより封止さ
れ、図8に示す完成品となる。昇圧トランス6の樹脂モ
ールドの内部に気泡が存在すると、その部分から絶縁破
壊を起こすことがあるので、昇圧トランス6を高耐圧樹
脂7で樹脂モールドするには半製品が収納された成形用
容器内に液状の高耐圧樹脂を流し込んだ後、高真空下で
真空脱泡処理を施す。高耐圧樹脂7としては一般にエポ
キシ樹脂等が用いられるが、この樹脂モールドの真空脱
泡処理を行う際、かかる高耐圧樹脂は高真空下では成形
用容器の壁面との接触部が壁面を伝ってかなり上昇する
性質がある。従って、この時に使用される成形用容器の
内部の深さは少なくとも昇圧トランス6の高さの2倍以
上なければならない。図7は昇圧トランス6の樹脂モー
ルドの工程を示す説明図である。なお、理解を容易にす
るため、仮想的に成形用容器80の切欠図で示してあ
る。(a)は成形用容器80内に昇圧トランス6を挿入
し、液状の高耐圧樹脂RGを注入した状態、(b)はそ
れを高真空下に置いて、真空脱泡処理を行っている状態
を示す。図7(b)に示すように、高真空下では液状の
高耐圧樹脂RGの液面の成形用容器80の壁面との接触
部が壁面を伝って大きく上昇するので、逆に液面の中央
部は大きく凹んでしまう。昇圧トランス6の一部が高耐
圧樹脂RGの液面から露出すると、十分な真空脱泡処理
を行うことができないので、通常は高耐圧樹脂RGの液
面の高さが昇圧トランス6の高さの略2倍となるよう
に、高耐圧樹脂RGの成形用容器80内の注入量が設定
されている。真空脱泡処理が終わって常圧下に戻される
と、高耐圧樹脂RGの液面は図7(a)に示すような、
真空脱泡処理前の状態と同様の液面の状態に戻る。そこ
で、加熱硬化処理により、高耐圧樹脂RGが硬化して昇
圧トランス6の樹脂モールドの工程が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】昇圧トランス6の樹脂
モールドの真空脱泡処理を行う際に一次側引き出し端子
62は図7に示すように、成形用容器80の上方に引き
出されるため、樹脂モールドされた昇圧トランス6の一
次側引き出し端子62が引き出される側、即ち、プリン
ト基板8上に搭載された時に他の電子部品と対向する側
に、上述の理由により、本来不要な高耐圧樹脂7のかな
りの厚みが形成されてしまう。他の電子部品に比べて大
分大きな昇圧トランス6の幅厚に匹敵する高耐圧樹脂7
の厚みは高圧発生装置の内部に大きな無駄な空間を占め
ると共に、高耐圧樹脂7自体もその分、無駄に消費され
てしまう。さらに、一次側引き出し端子62が高耐圧樹
脂7の端縁から引き出される部分に機械的応力が加わる
のを防止するため、高耐圧樹脂7の一次側引き出し端子
62が引き出される側の端縁に形成された係止端7aに
一次側引き出し端子62を係止して中継する手間が掛
り、生産効率の低下を招いていた。本発明は上記従来技
術の課題を解決しようとするものであり、昇圧トランス
の絶縁を確保する高耐圧樹脂の無駄を無くし、装置全体
の小型化を図ると共に、生産効率の向上を図ることがで
きる高圧発生装置とその製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、高圧発生装置においては、外装容器内に、
プリント基板に組み込まれた昇圧トランスと、昇圧トラ
ンスにより高電圧を発生させるようにした高圧発生回路
を構成する他の回路部品の中の一部の回路部品が、それ
らを封止し、高真空下で真空脱泡処理が必要な高耐圧樹
脂によって封止されているようにしたものである。ま
た、その製造方法においては、高圧発生回路を構成する
他の回路部品が組み込まれたプリント基板を昇圧トラン
スを下側にして外装容器内に収納し、上部より液状の高
耐圧樹脂を外装容器内に注入した後、高真空下で真空脱
泡処理を施し、その後、液状の高耐圧樹脂を硬化させる
工程を含むようにしたものである。
【0006】
【作用】外装容器内に高圧発生回路を構成する回路部品
が組み込まれたプリント基板を昇圧トランスを下側にし
て収納し、上部より液状の高耐圧樹脂を外装容器内に注
入した後、高真空下で真空脱泡処理を施すと、高耐圧樹
脂の液面は外装容器に接する部分が上昇し、中央部分が
凹むが、外装容器には昇圧トランスを収納する下部収納
部の上に他の回路部品を収納する上部収納部があるの
で、高耐圧樹脂が外装容器から溢れ出したり、昇圧トラ
ンスの一部が高耐圧樹脂の液面から露出したりすること
がない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る半製品
状態の斜視図、図2は昇圧トランス6の製造過程を示す
斜視図、図3は高圧発生装置の樹脂モールドの真空脱泡
処理工程を示す斜視図、図4は完成品状態の斜視図であ
る。なお、図3は理解を容易にするため、仮想的に円筒
状容器9の切欠図で示してある。また、従来例と同一、
または同一と見做せる箇所には同一の符号を付し、重複
する説明を省略する。これらの図から明らかなように、
本実施例においては高圧発生回路を構成する各電子部品
はプリント基板8上に昇圧トランス6のコア63の軸方
向に沿ってほぼ一列に配列された状態で実装されてい
て、昇圧トランス6の二次側引き出し端子64は円筒状
容器9の円形底面90の略中央部から引き出された高圧
接続端子11に接続され、アース端子12および電源端
子13は一端が各々プリント基板8の裏面のプリント配
線に接続されて、円筒状容器9の開口部91から引き出
されている。完成品においては円筒状容器9内に昇圧ト
ランス6を絶縁封止するための高耐圧樹脂と、それに接
して開口部91側を封止する封止用樹脂の2層の樹脂が
充填されている。このように、昇圧トランス6を円筒状
容器9の円形底面90側に配置し、発振トランス3、蓄
電器5等の各電子部品を長軸状に配列することにより、
これらを絶縁封止する樹脂の使用量を節約できると共
に、後述するように、昇圧トランス6を絶縁封止するた
めの高耐圧樹脂の無駄を省くことができる。
【0008】以下、本実施例に係る高圧発生装置の製造
方法の概略について説明する。図2は昇圧トランス6の
捲線の形成方法を説明するための図であって、(a)は
一次捲線、(b)は二次捲線の形成方法を示している。
まず、(a)に示すように、コア63が挿入された絶縁
筒65に一次捲線用ワイヤw1 を捲回し、次に、(b)
に示すように、絶縁紙66で一次捲線と二次捲線を絶縁
した後、二次捲線用ワイヤw2 を、捲線層の間に絶縁紙
を挟みながら捲回する。二次捲線を捲回し終わると、そ
の外側を絶縁紙で封止する。こうして完成した昇圧トラ
ンス6、および抵抗1、トランジスター2、発振トラン
ス3、ダイオード4、定電圧ダイオードおよび蓄電器5
をプリント基板8に取り付け、各電子部品が取り付けら
れたプリント基板8を溶融半田に浸漬して、各電子部品
の端子とプリント基板8の裏面のプリント配線を導電接
続する。こうして、図1に示す半製品ができ上がる。や
がて、半製品は円筒状容器9内に収納され、昇圧トラン
ス6の二次側引き出し端子64と高圧接続端子11が接
続された後、円筒状容器9の円形底面90を下にした状
態で液状の高耐圧樹脂RGが注入され、直ちに、高真空
下で真空脱泡処理が施される。図3(a)に示すよう
に、液状の高耐圧樹脂RGが注入され終わった時には、
高耐圧樹脂RGは昇圧トランス6を浸し、さらに、プリ
ント基板8に取り付けられた電子部品群を半ば浸した状
態になっている。この状態で高真空雰囲気に晒される
と、図3(b)に示すように、液状の高耐圧樹脂RGの
円筒状容器9の壁面との接触部が壁面を伝って大きく上
昇し、液面の中央部は逆に大きく凹んでしまうが、液面
の中央部が凹んでも昇圧トランス6が露出しないだけの
高耐圧樹脂RGが注入されているので、十分な昇圧トラ
ンス6の真空脱泡処理が行われる。真空脱泡処理が終わ
ると、雰囲気が常圧下に戻されるので、高耐圧樹脂RG
の液面は図3(a)に示す状態に戻る。その後、加熱硬
化処理が行われ、それにより高耐圧樹脂RGが硬化して
昇圧トランス6を絶縁する高耐圧樹脂の樹脂封止の工程
が終了する。高耐圧樹脂の樹脂封止が終了すると、再び
円筒状容器9の円形底面90を下にした状態で円筒状容
器9の開口部91側を封止する封止用樹脂の注入が行わ
れる。注入された封止用樹脂は常圧下で硬化処理が行わ
れて開口部91が封止され、図4に示す完成品となる。
【0009】このように、本実施例では高耐圧樹脂によ
る昇圧トランス6の樹脂封止を行うこと無く、昇圧トラ
ンス6を含む各電子部品をプリント基板8に組み込んだ
半製品を昇圧トランス6の外形状に合わせた円筒状容器
9内に収納し、その中に開口部91側から昇圧トランス
6の上部に位置する電子部品群が半ば浸された状態にな
るまで、液状の高耐圧樹脂RGを注入して真空脱泡処理
を行った後、加熱硬化処理を行うようにしたので、真空
脱泡処理によって高耐圧樹脂RGが円筒状容器9から溢
れ出ることが無く、また、高耐圧樹脂RGの液面から昇
圧トランス6が露出することも無く、さらに、高耐圧樹
脂RGの使用量を最低限に抑制することができ、昇圧ト
ランス6の上部の余分な高耐圧樹脂RGも他の電子部品
群の樹脂封止として活用されるから、高耐圧樹脂RGが
無駄に消費されることが無く、高圧発生装置の小型化を
図ることができると共に、昇圧トランス6の十分な真空
脱泡処理を行うことができる。また、昇圧トランス6の
二次側引き出し端子64を円筒状容器9の円形底面90
の略中央部に突設された高圧接続端子11に接続し、ア
ース端子12および電源端子13を円筒状容器9の開口
部91側から引き出すようにしたので、昇圧トランス6
の高電圧出力側の絶縁耐圧を高めることができる。
【0010】次に、昇圧トランス6のコア63の軸と並
列に他の電子部品群を配列し、直方体状容器9に収納す
るようにした本発明の第2の実施例を説明する。図5は
本発明の第2の実施例の完成品の斜視図であり、理解を
容易にするため、仮想的に直方体容器9の切欠図で示し
たものである。本実施例では昇圧トランス6の二次捲線
の間に二次側捲線間の絶縁を確保する絶縁リング61を
設け、プリント基板8に昇圧トランス6のコア63の軸
と並列に他の電子部品群を配列して組み込む外は第1の
実施例と同様の製造方法により作成される。ただし、本
実施例では直方体状容器9の裏蓋を取り外して半製品を
直方体状容器9内に収納し、裏蓋で封入した後、直方体
状容器9の1側面に形成された注入口92から液状の高
耐圧樹脂RGを注入して真空脱泡処理を行い、さらに、
加熱硬化処理を行う。そして、直方体状容器9内の空間
を封止用樹脂で封止すること無く、直方体状容器9の注
入口92のみを封止して完成品とする。本実施例では第
1の実施例よりも若干、高耐圧樹脂RGの消費量が増大
するが、従来例の半製品の組み立てラインと同様の組み
立てラインで半製品の製造を行うことができるという利
点がある。上述の実施例では昇圧トランス6の高電圧出
力が1端子の場合の例を説明したが、もちろん、高電圧
出力は1端子に限らず、多端子の場合であっても同様に
本発明を適用できる。例えば、第1の実施例と類似の円
筒状容器を使用し、多端子の高電圧出力を円筒状容器の
周面から径方向に引き出すようにすると、製造工程の簡
略化が図れる。また、高圧発生回路は低電圧直流電源を
用いたものに限らず、家庭用交流電源からの交流電圧を
昇圧トランスにより昇圧するものであっても良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、外装容器内に、プリント基板に組み込まれた
昇圧トランスと、高圧発生回路を構成する他の回路部品
の中の一部の回路部品が、それらを封止し、高真空下で
真空脱泡処理が必要な高耐圧樹脂によって封止されるよ
うにしたので、昇圧トランスと他の回路部品との間の無
用な高耐圧樹脂層が無くなるから、高耐圧樹脂の消費量
を低減し、安価で小型な高圧発生装置を提供できる。請
求項2記載の発明によれば、昇圧トランスの外部形状を
円筒状にし、外装容器を昇圧トランスより大径の内径を
有し、一端が閉塞し、他端が開放した中空円筒形状に
し、昇圧トランスを外装容器の閉塞端側に、昇圧トラン
スを除く他の回路部品を昇圧トランスの外装容器の開放
端側に配置したので、高耐圧樹脂の消費量をより低減
し、さらに安価で小型な高圧発生装置を提供できる。請
求項3記載の発明によれば、昇圧トランスの高電圧出力
端を外装容器の閉塞端外面の略中央部に突設された高圧
接続端子に接続し、電源端子を外装容器の開放端側から
引き出すようにしたので、昇圧トランスの高電圧出力側
の絶縁耐圧を高めることができる。請求項4記載の発明
によれば、外装容器内に高圧発生回路を構成する回路部
品が組み込まれたプリント基板を昇圧トランスを下側に
して収納し、上部より液状の高耐圧樹脂を外装容器内に
注入した後、高真空下で真空脱泡処理を施し、その後、
液状の高耐圧樹脂を硬化させる工程を含む製造方法によ
り製造するようにしたので、最低限の高耐圧樹脂を使用
して、高耐圧樹脂の無駄な消費を抑制しつつ、昇圧トラ
ンスに十分な真空脱泡処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る高圧発生装置の半
製品状態の斜視図である。
【図2】昇圧トランスの製造過程を示す斜視図である。
【図3】高圧発生装置の樹脂モールドの真空脱泡処理工
程を示す斜視図である。
【図4】第1の実施例の完成品状態の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施例の完成品の斜視図であ
る。
【図6】従来例に係る高圧発生装置の半製品状態におけ
る斜視図である。
【図7】同じく、昇圧トランスの樹脂モールドの工程を
示す説明図である。
【図8】同じく、完成品の斜視図である。
【図9】同じく、高圧発生回路図である。
【符号の説明】
3 発振トランス 5 蓄電器 6 昇圧トランス 7 高耐圧樹脂 8 プリント基板 9 容器 11 高圧接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/28 K 8617−4M H02M 7/04 E 9180−5H // B29L 31:34 4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧トランスにより高電圧を発生させる
    ようにした高圧発生回路を構成する回路部品が集積され
    て成る高圧発生装置において、外装容器内に、プリント
    基板に組み込まれた前記昇圧トランスと、前記高圧発生
    回路を構成する他の前記回路部品の中の一部の前記回路
    部品が、それらを封止し、高真空下で真空脱泡処理が必
    要な高耐圧樹脂によって封止されていることを特徴とす
    る高圧発生装置。
  2. 【請求項2】 昇圧トランスの外部形状は円筒状であ
    り、外装容器は前記昇圧トランスより大径の内径を有
    し、一端が閉塞し、他端が開放した中空円筒形状であ
    り、前記昇圧トランスは前記外装容器の閉塞端側に、前
    記昇圧トランスを除く他の回路部品は前記昇圧トランス
    の前記外装容器の開放端側に配置されていることを特徴
    とする請求項1記載の高圧発生装置。
  3. 【請求項3】 昇圧トランスの高電圧出力端は外装容器
    の閉塞端外面の略中央部に突設された高圧接続端子に接
    続されており、電源端子は前記外装容器の開放端側から
    引き出されていることを特徴とする請求項2記載の高圧
    発生装置。
  4. 【請求項4】 高圧発生回路を構成する回路部品が組み
    込まれたプリント基板を昇圧トランスを下側にして外装
    容器内に収納し、上部より液状の高耐圧樹脂を前記外装
    容器内に注入した後、高真空下で真空脱泡処理を施し、
    その後、前記液状の高耐圧樹脂を硬化させる工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の高圧発生装置の製造方
    法。
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