JPH06153429A - モータ及び接着剤塗布装置 - Google Patents
モータ及び接着剤塗布装置Info
- Publication number
- JPH06153429A JPH06153429A JP4313939A JP31393992A JPH06153429A JP H06153429 A JPH06153429 A JP H06153429A JP 4313939 A JP4313939 A JP 4313939A JP 31393992 A JP31393992 A JP 31393992A JP H06153429 A JPH06153429 A JP H06153429A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- rotor
- rotor magnet
- fixed
- syringe
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- Pending
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接着剤の未硬化が生じてもロータマグネット
がロータ内面から離脱することのないモータを提供す
る。 【構成】 固定部材と、この固定部材に回転自在に支持
された回転部材と、この回転部材の内周面に接着固定さ
れた円筒状のロータマグネットと、固定部材に取り付け
られロータマグネットに若干の隙間を介して対向したス
テータとを備え、ロータマグネットの端面あるいは外周
面に凸部または凹部を形成するとともに、回転部材に前
記凸部または凹部が噛み合う凹部または凸部を形成す
る。
がロータ内面から離脱することのないモータを提供す
る。 【構成】 固定部材と、この固定部材に回転自在に支持
された回転部材と、この回転部材の内周面に接着固定さ
れた円筒状のロータマグネットと、固定部材に取り付け
られロータマグネットに若干の隙間を介して対向したス
テータとを備え、ロータマグネットの端面あるいは外周
面に凸部または凹部を形成するとともに、回転部材に前
記凸部または凹部が噛み合う凹部または凸部を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてディスク(磁
気ディスク、光ディスク)等を回転させるために使用さ
れるスピンドルモータ等のモータ、及びこのモータなど
の組立に使用する接着剤塗布装置に関する。
気ディスク、光ディスク)等を回転させるために使用さ
れるスピンドルモータ等のモータ、及びこのモータなど
の組立に使用する接着剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピンドルモータは、ディスク
駆動装置に装着されるブラケットにシャフトを固定し、
このシャフトの外周に一対の軸受を介して有蓋円筒状の
ロータを回転自在に支持すると共に、ロータにロータマ
グネットを装着し、このロータマグネットに対向してシ
ャフトに固定されたステータを配設している。
駆動装置に装着されるブラケットにシャフトを固定し、
このシャフトの外周に一対の軸受を介して有蓋円筒状の
ロータを回転自在に支持すると共に、ロータにロータマ
グネットを装着し、このロータマグネットに対向してシ
ャフトに固定されたステータを配設している。
【0003】前記ロータハブには、その外周にディスク
が固定され、ロータハブと共にディスクを高速回転しつ
つ、磁気ヘッドにより情報の読み書きを行うようになっ
ている。
が固定され、ロータハブと共にディスクを高速回転しつ
つ、磁気ヘッドにより情報の読み書きを行うようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うなスピンドルモータにあっては、通常、ロータマグネ
ットがロータの内周面に接着固定されるが、接着不良を
生じる場合があり、ロータマグネットがロータ内面から
外れ、脱落したり、ロータマグネットだけが空回りして
ロータつまりディスクが回転しない事態を生じる。この
原因としては、接着剤の未硬化があり、さらには、接着
剤塗布量の不足がある。
うなスピンドルモータにあっては、通常、ロータマグネ
ットがロータの内周面に接着固定されるが、接着不良を
生じる場合があり、ロータマグネットがロータ内面から
外れ、脱落したり、ロータマグネットだけが空回りして
ロータつまりディスクが回転しない事態を生じる。この
原因としては、接着剤の未硬化があり、さらには、接着
剤塗布量の不足がある。
【0005】塗布量不足については、通常、注射針を備
えたシリンジ内に接着剤を充填し、ロータ内面への接着
剤の塗布毎に、一定圧の圧縮空気を一定量シリンジ内に
供給して接着剤を塗布しているが、シリンジ内の接着剤
量が減少するに伴い、空気の占める割合が多く、シリン
ジ内の空気圧の低下を生じることが塗布量不足の原因と
考えられる。
えたシリンジ内に接着剤を充填し、ロータ内面への接着
剤の塗布毎に、一定圧の圧縮空気を一定量シリンジ内に
供給して接着剤を塗布しているが、シリンジ内の接着剤
量が減少するに伴い、空気の占める割合が多く、シリン
ジ内の空気圧の低下を生じることが塗布量不足の原因と
考えられる。
【0006】さらに、接着剤としては、1液と2液とを
混合したものが使用されるが、時間の経過に従って接着
剤の硬化が進行するため、一定圧の圧縮空気だけでは接
着剤の押し出し量が減少し、接着剤塗布量が不足してし
まう。
混合したものが使用されるが、時間の経過に従って接着
剤の硬化が進行するため、一定圧の圧縮空気だけでは接
着剤の押し出し量が減少し、接着剤塗布量が不足してし
まう。
【0007】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、第1の目的は、
接着剤の未硬化が生じてもロータマグネットがロータ内
面から離脱することのないモータを提供することであ
り、第2の目的は、毎回一定量の接着剤を確実に被塗布
面に塗布できる接着剤塗布装置を提供することである。
問題点に留意してなされたものであり、第1の目的は、
接着剤の未硬化が生じてもロータマグネットがロータ内
面から離脱することのないモータを提供することであ
り、第2の目的は、毎回一定量の接着剤を確実に被塗布
面に塗布できる接着剤塗布装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明のモータにおいては、固定部材と、こ
の固定部材に回転自在に支持された回転部材と、この回
転部材の内周面に接着固定された円筒状のロータマグネ
ットと、固定部材に取り付けられロータマグネットに若
干の隙間を介して対向したステータとを備え、ロータマ
グネットの端面あるいは外周面に凸部または凹部を形成
するとともに、回転部材に前記凸部または凹部が噛み合
う凹部または凸部を形成したものである。
るために、本発明のモータにおいては、固定部材と、こ
の固定部材に回転自在に支持された回転部材と、この回
転部材の内周面に接着固定された円筒状のロータマグネ
ットと、固定部材に取り付けられロータマグネットに若
干の隙間を介して対向したステータとを備え、ロータマ
グネットの端面あるいは外周面に凸部または凹部を形成
するとともに、回転部材に前記凸部または凹部が噛み合
う凹部または凸部を形成したものである。
【0009】また、前記第2の目的を達成するために、
本発明の接着剤塗布装置においては、注射針を備え内部
に液状の接着剤を充填したシリンジと、このシリンジを
支持した支持部と、この支持部に固定された電動機と、
この電動機の作動により直線移動するスライド軸と、こ
のスライド軸の直線移動によりシリンジ内を摺動し接着
剤を注射針から押し出すプランジャとを備え、電動機の
間欠駆動により、毎回一定量の接着剤を被塗布面に塗布
する構成としたものである。
本発明の接着剤塗布装置においては、注射針を備え内部
に液状の接着剤を充填したシリンジと、このシリンジを
支持した支持部と、この支持部に固定された電動機と、
この電動機の作動により直線移動するスライド軸と、こ
のスライド軸の直線移動によりシリンジ内を摺動し接着
剤を注射針から押し出すプランジャとを備え、電動機の
間欠駆動により、毎回一定量の接着剤を被塗布面に塗布
する構成としたものである。
【0010】
【作用】前述した構成のモータにあっては、回転部材の
内周面に配置された円筒状のロータマグネットがその端
面あるいは外周面の凸部または凹部を回転部材の凹部ま
たは凸部に噛み合わせて接着固定されているため、万一
接着剤の未硬化が生じても、ロータマグネットが容易に
脱落することがなく、ロータマグネットの凸部または凹
部と回転部材の凹部または凸部との噛み合いにより、ロ
ータマグネットの空回りが防止される。
内周面に配置された円筒状のロータマグネットがその端
面あるいは外周面の凸部または凹部を回転部材の凹部ま
たは凸部に噛み合わせて接着固定されているため、万一
接着剤の未硬化が生じても、ロータマグネットが容易に
脱落することがなく、ロータマグネットの凸部または凹
部と回転部材の凹部または凸部との噛み合いにより、ロ
ータマグネットの空回りが防止される。
【0011】また、前述した構成の接着剤塗布装置にあ
っては、塗布タイミング毎に電動機を間欠駆動してスラ
イド軸を直線移動させ、シリンジ内のプランジャを機械
的に摺動させてシリンジ内の接着剤を注射針から押し出
すため、毎回一定量の接着剤を確実に被塗布面に塗布す
ることができ、接着剤不足による接着不良を回避でき
る。
っては、塗布タイミング毎に電動機を間欠駆動してスラ
イド軸を直線移動させ、シリンジ内のプランジャを機械
的に摺動させてシリンジ内の接着剤を注射針から押し出
すため、毎回一定量の接着剤を確実に被塗布面に塗布す
ることができ、接着剤不足による接着不良を回避でき
る。
【0012】
【実施例】実施例につき、図1ないし図5を用いて説明
する。
する。
【0013】(第1の実施例)まず、本発明のモータを
ハードディスク駆動用スピンドルモータに適用した場合
の実施例につき、図1ないし図3を用いて説明する。
ハードディスク駆動用スピンドルモータに適用した場合
の実施例につき、図1ないし図3を用いて説明する。
【0014】ハードディスク装置に固定されるブラケッ
ト1の中央部には強磁性材料製のシャフト2が立設され
ている。シャフト2の中央部には環状突部3が設けられ
ており、ステータコア4がこの環状突部3の上側におい
てシャフト2に外嵌固定されている。5はステータコア
4に巻回されたステータコイルである。
ト1の中央部には強磁性材料製のシャフト2が立設され
ている。シャフト2の中央部には環状突部3が設けられ
ており、ステータコア4がこの環状突部3の上側におい
てシャフト2に外嵌固定されている。5はステータコア
4に巻回されたステータコイルである。
【0015】回転部材としてのロータ6は、アルミニウ
ム製のほぼ円筒状のロータハブ7と強磁性材料製のロー
タヨーク8とからなる。
ム製のほぼ円筒状のロータハブ7と強磁性材料製のロー
タヨーク8とからなる。
【0016】ロータハブ7は、その下端部に外方張出部
9を有すると共に、上下中間位置における内周部全周に
渡って帯状突部10が形成され、また、ロータヨーク8
は、上端部の径が絞られた円筒状をなし、径が絞られて
いない大径部の上部においてロータハブ7の帯状突部1
0が外嵌固定されている。
9を有すると共に、上下中間位置における内周部全周に
渡って帯状突部10が形成され、また、ロータヨーク8
は、上端部の径が絞られた円筒状をなし、径が絞られて
いない大径部の上部においてロータハブ7の帯状突部1
0が外嵌固定されている。
【0017】ロータハブ7とロータヨーク8との間は、
帯状突部10以外において径方向の空隙を有し、両者の
熱膨張率の差による屈曲の発生を可及的に防止するよう
になっている。
帯状突部10以外において径方向の空隙を有し、両者の
熱膨張率の差による屈曲の発生を可及的に防止するよう
になっている。
【0018】シャフト2には、ステータコア4の上方に
おいて第1ベアリング11が外嵌固定され、環状突部3
の下側において第2ベアリング12が外嵌固定されてい
る。
おいて第1ベアリング11が外嵌固定され、環状突部3
の下側において第2ベアリング12が外嵌固定されてい
る。
【0019】そして、前記ロータヨーク8は、その大径
部の下端が環状のブッシュ部材13を介して第2ベアリ
ング12に支持され、径が絞られた小径部が第1ベアリ
ング11に支持されることによって、シャフト2に回転
自在に支持されている。
部の下端が環状のブッシュ部材13を介して第2ベアリ
ング12に支持され、径が絞られた小径部が第1ベアリ
ング11に支持されることによって、シャフト2に回転
自在に支持されている。
【0020】ロータヨーク8における大径部の上部内周
側には、ステータコア4に対し径方向隙間を隔てて相対
する円筒状のロータマグネット14が接着剤により固定
されている。このロータマグネット14は、4極の磁極
を有しており、図2に示すように、その上端の各磁極の
境界位置に凹部15が形成されている。
側には、ステータコア4に対し径方向隙間を隔てて相対
する円筒状のロータマグネット14が接着剤により固定
されている。このロータマグネット14は、4極の磁極
を有しており、図2に示すように、その上端の各磁極の
境界位置に凹部15が形成されている。
【0021】他方、ロータヨーク8の前記各凹部15に
対応する位置には、この各凹部15に噛み合う凸部16
が突説されており、ロータマグネット14のロータヨー
ク8に対する回り止めがなされている。
対応する位置には、この各凹部15に噛み合う凸部16
が突説されており、ロータマグネット14のロータヨー
ク8に対する回り止めがなされている。
【0022】17はシャフト2とロータヨーク8との上
端間に設けられた磁性流体シール装置であり、強磁性材
料製の環状板よりなる1対のポールピース18,19
と、両ポールピース18,19間に挟まれた環状永久磁
石体20と、環状のカバー部材21とを、環状ホルダ2
2の内側に固定すると共に、この環状ホルダ22をロー
タヨーク8の上端内周に固定し、両ポールピース18,
19とシャフト2との間に磁性流体23を注入して構成
されている。
端間に設けられた磁性流体シール装置であり、強磁性材
料製の環状板よりなる1対のポールピース18,19
と、両ポールピース18,19間に挟まれた環状永久磁
石体20と、環状のカバー部材21とを、環状ホルダ2
2の内側に固定すると共に、この環状ホルダ22をロー
タヨーク8の上端内周に固定し、両ポールピース18,
19とシャフト2との間に磁性流体23を注入して構成
されている。
【0023】24はこれと上下対称状に設けられた磁性
流体シール装置であり、1対のポールピース25,2
6、環状永久磁石体27、環状のカバー部材28が環状
ホルダ29の内側に固定されると共に、この環状ホルダ
29がブッシュ部材13の下端内周に固定され、両ポー
ルピース25,26とシャフト2との間に磁性流体30
が注入されている。
流体シール装置であり、1対のポールピース25,2
6、環状永久磁石体27、環状のカバー部材28が環状
ホルダ29の内側に固定されると共に、この環状ホルダ
29がブッシュ部材13の下端内周に固定され、両ポー
ルピース25,26とシャフト2との間に磁性流体30
が注入されている。
【0024】これらの磁性流体シール装置17,24に
より、第1,第2ベアリング11,12,ステータコア
4,ステータコイル5,ロータマグネット14等を含む
スピンドルモータ内部と外部との境界部において、回転
部と固定部との間が密封されている。
より、第1,第2ベアリング11,12,ステータコア
4,ステータコイル5,ロータマグネット14等を含む
スピンドルモータ内部と外部との境界部において、回転
部と固定部との間が密封されている。
【0025】31はブッシュ部材13を上下に貫通する
複数個の連通孔であり、実質上気体のみを透過させるフ
ィルタ32により覆われ、温度変化や大気圧の変化によ
って内外部に気圧差が生じた場合であっても、連通孔3
1を通じて空気などの気体が出入りすることにより気圧
差がほぼ解消され、磁性流体23,30の飛散が防止さ
れる。
複数個の連通孔であり、実質上気体のみを透過させるフ
ィルタ32により覆われ、温度変化や大気圧の変化によ
って内外部に気圧差が生じた場合であっても、連通孔3
1を通じて空気などの気体が出入りすることにより気圧
差がほぼ解消され、磁性流体23,30の飛散が防止さ
れる。
【0026】このような構成のスピンドルモータにあっ
ては、ロータハブ7の外周部における外方張出部9上に
ハードディスク33が外嵌され、その上にスペーサ34
を介してハードディスク33が順次積み重ねられ、ロー
タハブ7の上端部に固定されるクランプ部材35と前記
外方張出部9との間に、これらハードディスク33が固
定される。そして、ロータ6の回転と共に各ハードディ
スク33が回転し、図外の磁気ヘッドにより情報の読み
書きが行われる。
ては、ロータハブ7の外周部における外方張出部9上に
ハードディスク33が外嵌され、その上にスペーサ34
を介してハードディスク33が順次積み重ねられ、ロー
タハブ7の上端部に固定されるクランプ部材35と前記
外方張出部9との間に、これらハードディスク33が固
定される。そして、ロータ6の回転と共に各ハードディ
スク33が回転し、図外の磁気ヘッドにより情報の読み
書きが行われる。
【0027】この時、ロータマグネット14をロータヨ
ーク8に固定する接着剤に未硬化が生じても、ロータマ
グネット14の凹部15にロータヨーク8の凸部16が
噛み合い、回転方向に対しては両者が一体となっている
ため、従来のようにロータマグネット14だけが空回り
するといった不具合がなく、安定したロータ6の回転、
つまりハードディスク33の回転が得られる。
ーク8に固定する接着剤に未硬化が生じても、ロータマ
グネット14の凹部15にロータヨーク8の凸部16が
噛み合い、回転方向に対しては両者が一体となっている
ため、従来のようにロータマグネット14だけが空回り
するといった不具合がなく、安定したロータ6の回転、
つまりハードディスク33の回転が得られる。
【0028】(第2の実施例)本発明の第2の実施例
を、図3を用いて説明する。
を、図3を用いて説明する。
【0029】図3は、前記スピンドルモータにおけるロ
ータヨーク8とロータマグネット14との嵌合部分を示
したものであり、ロータマグネット14の外周面におけ
る4極の磁極の各境界位置にそれぞれ上下方向の凸部3
6が突設されるとともに、ロータヨーク8の内周面に各
凸部36と噛み合う上下方向の凹部37が形成されてい
る。
ータヨーク8とロータマグネット14との嵌合部分を示
したものであり、ロータマグネット14の外周面におけ
る4極の磁極の各境界位置にそれぞれ上下方向の凸部3
6が突設されるとともに、ロータヨーク8の内周面に各
凸部36と噛み合う上下方向の凹部37が形成されてい
る。
【0030】従って、ロータマグネット14をロータヨ
ーク8に固定する接着剤に未硬化が生じても、ロータマ
グネット14の凸部36がロータヨーク8の凹部37に
噛み合って回転方向に対して両者が一体となっているた
め、従来のようにロータマグネット14だけが空回りす
るといった不具合がなく、安定したロータ6の回転つま
りハードディスク33の回転が得られる。
ーク8に固定する接着剤に未硬化が生じても、ロータマ
グネット14の凸部36がロータヨーク8の凹部37に
噛み合って回転方向に対して両者が一体となっているた
め、従来のようにロータマグネット14だけが空回りす
るといった不具合がなく、安定したロータ6の回転つま
りハードディスク33の回転が得られる。
【0031】(第3の実施例)次に、本発明の接着剤塗
布装置の実施例を、図4及び図5を用いて説明する。
布装置の実施例を、図4及び図5を用いて説明する。
【0032】図4は、スピンドルモータのロータハブ内
周にロータマグネットを接着固定するための接着剤塗布
装置の全体構成を示し、縦型フレーム40の中央部及び
下部に水平な支持板41,42が上下に向かい合うよう
にして固定され、この支持板41,42間に上下方向の
スライドシャフト43が固定されると共に、スライドシ
ャフト43に昇降台44が上下動自在に支持されてい
る。
周にロータマグネットを接着固定するための接着剤塗布
装置の全体構成を示し、縦型フレーム40の中央部及び
下部に水平な支持板41,42が上下に向かい合うよう
にして固定され、この支持板41,42間に上下方向の
スライドシャフト43が固定されると共に、スライドシ
ャフト43に昇降台44が上下動自在に支持されてい
る。
【0033】昇降台43には、角度調節機構45を介し
てワーク受け装置46が支持されており、支持板41に
支持されたエアシリンダ47のピストン軸48が昇降台
44に連結され、エアシリンダ47により、昇降台44
と共にワーク受け装置46が昇降する。
てワーク受け装置46が支持されており、支持板41に
支持されたエアシリンダ47のピストン軸48が昇降台
44に連結され、エアシリンダ47により、昇降台44
と共にワーク受け装置46が昇降する。
【0034】前記ワーク受け装置46には、図外のモー
タからの回転力により歯車機構49を介して回転する回
転シャフト50が支持され、図5に示すように、回転シ
ャフト50の上端の受け部51にワーク受け台52が固
定されている。このワーク受け台52には、スピンドル
モータのロータハブ53を反転状態で着脱自在に保持す
る受け溝54が凹設されている。前記回転シャフト50
は、上斜め前方に傾くように設置され、ワークであるロ
ータハブ53がその下端開口を上斜め前方に向けて配置
される。
タからの回転力により歯車機構49を介して回転する回
転シャフト50が支持され、図5に示すように、回転シ
ャフト50の上端の受け部51にワーク受け台52が固
定されている。このワーク受け台52には、スピンドル
モータのロータハブ53を反転状態で着脱自在に保持す
る受け溝54が凹設されている。前記回転シャフト50
は、上斜め前方に傾くように設置され、ワークであるロ
ータハブ53がその下端開口を上斜め前方に向けて配置
される。
【0035】フレーム40の上部の前側には、上下方向
のスライドレール55を取り付けたスライド支持板56
が固定され、この支持板56の下端にシリンジ取付板5
7が連結され、取付板57に固定した保持具58にシリ
ンジ59が着脱自在に保持されている。
のスライドレール55を取り付けたスライド支持板56
が固定され、この支持板56の下端にシリンジ取付板5
7が連結され、取付板57に固定した保持具58にシリ
ンジ59が着脱自在に保持されている。
【0036】前記シリンジ59の下端には注射針60が
取り付けられ、シリンジ59内に充填した接着剤61を
注射針60より供給するようになっており、シリンジ6
0は、前記ロータハブ53の内面の被塗布面すなわちロ
ータマグネットの接着面の上方に注射針60が位置する
ように配置されている。
取り付けられ、シリンジ59内に充填した接着剤61を
注射針60より供給するようになっており、シリンジ6
0は、前記ロータハブ53の内面の被塗布面すなわちロ
ータマグネットの接着面の上方に注射針60が位置する
ように配置されている。
【0037】スライドレール55の前方には、これと平
行に上下方向のボールねじ62が配置され、これに螺合
したナット63がスライドレール55に沿って摺動する
スライド体64に固定され、ボールねじ62の正逆回転
により、ナット63が上下に移動する構成になってい
る。
行に上下方向のボールねじ62が配置され、これに螺合
したナット63がスライドレール55に沿って摺動する
スライド体64に固定され、ボールねじ62の正逆回転
により、ナット63が上下に移動する構成になってい
る。
【0038】前記ナット63に連結具65を介して連結
された、上下方向のスライド軸66は、その下端がシリ
ンジ59内を摺動するプランジャ67に連結され、ナッ
ト63の下方への摺動により、スライド軸66と共にプ
ランジャ67が下方へ摺動し、シリンジ59内の接着剤
61が注射針60より押し出される。
された、上下方向のスライド軸66は、その下端がシリ
ンジ59内を摺動するプランジャ67に連結され、ナッ
ト63の下方への摺動により、スライド軸66と共にプ
ランジャ67が下方へ摺動し、シリンジ59内の接着剤
61が注射針60より押し出される。
【0039】フレーム40の上部後側には、間欠駆動す
る電動機68が配設され、電動機68の出力軸69に軸
着されたプーリ70とボールねじ62の上端に軸着され
たプーリ71とがベルト72を介して連結され、電動機
68の駆動により、スライド軸66が下方に移動する方
向にボールネジ62が回転する。
る電動機68が配設され、電動機68の出力軸69に軸
着されたプーリ70とボールねじ62の上端に軸着され
たプーリ71とがベルト72を介して連結され、電動機
68の駆動により、スライド軸66が下方に移動する方
向にボールネジ62が回転する。
【0040】このような構成の接着剤塗布装置にあって
は、ワーク受け台52にロータハブ53を装着して、ス
タートボタンを操作すると、エアシリンダ47によって
昇降台44が上昇し、図5のようにワーク受け台52の
ロータハブ53の内側にシリンジ59の注射針60が侵
入する状態となる。
は、ワーク受け台52にロータハブ53を装着して、ス
タートボタンを操作すると、エアシリンダ47によって
昇降台44が上昇し、図5のようにワーク受け台52の
ロータハブ53の内側にシリンジ59の注射針60が侵
入する状態となる。
【0041】さらに、回転シャフト50の回転によりロ
ータハブ53が回転すると同時に、電動機68が1ステ
ップだけ間欠駆動し、ボールネジ62の回転に従ってス
ライド軸66が下降し、プランジャ67の押圧により一
定量の接着剤61が注射針60から回転しているロータ
ハブ53の内周面つまりロータマグネットの接着面に塗
布される。
ータハブ53が回転すると同時に、電動機68が1ステ
ップだけ間欠駆動し、ボールネジ62の回転に従ってス
ライド軸66が下降し、プランジャ67の押圧により一
定量の接着剤61が注射針60から回転しているロータ
ハブ53の内周面つまりロータマグネットの接着面に塗
布される。
【0042】一定量の接着剤塗布が終了すると、エアシ
リンダ47により昇降台が下降し、ロータハブ53が取
り外されて次のロータマグネット接着工程へと運ばれ、
ワーク受け台52には、新たなロータハブ53が装着さ
れ、前述した動作が繰り返される。
リンダ47により昇降台が下降し、ロータハブ53が取
り外されて次のロータマグネット接着工程へと運ばれ、
ワーク受け台52には、新たなロータハブ53が装着さ
れ、前述した動作が繰り返される。
【0043】従って、前述の構成によれば、シリンジ5
9内の接着剤61は、電動機68の間欠駆動による一定
ピッチの機械的な圧送により押し出されるため、注射針
60からは常に一定量の接着剤61が供給され、従来の
ような接着剤の塗布量不足を生じることがなくなる。
9内の接着剤61は、電動機68の間欠駆動による一定
ピッチの機械的な圧送により押し出されるため、注射針
60からは常に一定量の接着剤61が供給され、従来の
ような接着剤の塗布量不足を生じることがなくなる。
【0044】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることは明きらかである。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることは明きらかである。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1に記
載のモータにあっては、回転部材の内周面に配置された
円筒状のロータマグネットがその端面あるいは外周面の
凸部または凹部を回転部材の凹部または凸部に噛み合わ
せて接着固定されているため、万一接着剤の未硬化が生
じても、ロータマグネットが容易に脱落することがな
く、ロータマグネットの凸部または凹部と回転部材の凹
部または凸部との噛み合いにより、ロータマグネットの
空回りが防止され、回転部材の安定した回転が得られ
る。
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1に記
載のモータにあっては、回転部材の内周面に配置された
円筒状のロータマグネットがその端面あるいは外周面の
凸部または凹部を回転部材の凹部または凸部に噛み合わ
せて接着固定されているため、万一接着剤の未硬化が生
じても、ロータマグネットが容易に脱落することがな
く、ロータマグネットの凸部または凹部と回転部材の凹
部または凸部との噛み合いにより、ロータマグネットの
空回りが防止され、回転部材の安定した回転が得られ
る。
【0046】請求項2に記載の接着剤塗布装置にあって
は、塗布タイミング毎に電動機を間欠駆動してスライド
軸を直線移動させ、シリンジ内のプランジャを機械的に
摺動させてシリンジ内の接着剤を注射針から押し出すた
め、毎回一定量の接着剤を確実に被塗布面に塗布するこ
とができ、接着剤不足による接着不良を回避できる。
は、塗布タイミング毎に電動機を間欠駆動してスライド
軸を直線移動させ、シリンジ内のプランジャを機械的に
摺動させてシリンジ内の接着剤を注射針から押し出すた
め、毎回一定量の接着剤を確実に被塗布面に塗布するこ
とができ、接着剤不足による接着不良を回避できる。
【図1】本発明によるモータの第1の実施例を示す切断
正面図である。
正面図である。
【図2】図1のロータヨークとロータマグネットとの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図3】本発明によるモータの第2の実施例を示すロー
タヨークとロータマグネットとの切断平面図である。
タヨークとロータマグネットとの切断平面図である。
【図4】本発明による接着剤塗布装置の第3の実施例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図5】図4の接着剤塗布時の要部の拡大断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 4 ステータ 6 ロータ 8 ロータヨーク 14 ロータマグネット 15,37 凹部 16,36 凸部 53 ロータハブ 59 シリンジ 60 注射針 61 接着剤 66 スライド軸 67 プランジャ 68 電動機
Claims (2)
- 【請求項1】 固定部材と、該固定部材に回転自在に支
持された回転部材と、該回転部材の内周面に接着固定さ
れた円筒状のロータマグネットと、前記固定部材に取り
付けられ前記ロータマグネットに若干の隙間を介して対
向したステータとを備えたモータであって、 前記ロータマグネットの端面あるいは外周面に凸部また
は凹部が形成され、前記回転部材に前記凸部または凹部
が噛み合う凹部または凸部が形成されていることを特徴
とするモータ。 - 【請求項2】 注射針を備えたシリンジ内に液状の接着
剤を充填して接着剤を前記注射針から被塗布面に塗布す
る接着剤塗布装置であって、 前記シリンジを支持した支持部と、該支持部に固定され
た電動機と、該電動機の作動により直線移動するスライ
ド軸と、該スライド軸の直線移動により前記シリンジ内
を摺動し接着剤を前記注射針から押し出すプランジャと
を備え、前記電動機の間欠駆動により、毎回一定量の接
着剤を前記被塗布面に塗布することを特徴とする接着剤
塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4313939A JPH06153429A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | モータ及び接着剤塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4313939A JPH06153429A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | モータ及び接着剤塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06153429A true JPH06153429A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=18047336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4313939A Pending JPH06153429A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | モータ及び接着剤塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06153429A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007202355A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石式回転子用の接着剤塗布装置及び接着剤塗布方法 |
KR101104375B1 (ko) * | 2009-06-26 | 2012-01-16 | 박준우 | 모터 케이스에 자석고정을 위한 접착제 자동도포장치 |
CN103683733A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-03-26 | 泰信电机(苏州)有限公司 | 一种波轮洗衣机转子磁钢粘贴装置 |
JP2015012635A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-19 | シナノケンシ株式会社 | 異方性マグネットおよび電動機 |
CN109395960A (zh) * | 2018-10-24 | 2019-03-01 | 北京航天控制仪器研究所 | 一种粘接接线板式永磁力矩器转子灌胶工装及灌胶方法 |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP4313939A patent/JPH06153429A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007202355A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石式回転子用の接着剤塗布装置及び接着剤塗布方法 |
KR101104375B1 (ko) * | 2009-06-26 | 2012-01-16 | 박준우 | 모터 케이스에 자석고정을 위한 접착제 자동도포장치 |
JP2015012635A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-19 | シナノケンシ株式会社 | 異方性マグネットおよび電動機 |
CN103683733A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-03-26 | 泰信电机(苏州)有限公司 | 一种波轮洗衣机转子磁钢粘贴装置 |
CN109395960A (zh) * | 2018-10-24 | 2019-03-01 | 北京航天控制仪器研究所 | 一种粘接接线板式永磁力矩器转子灌胶工装及灌胶方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000627 |