JPH06153367A - 架空配電線路の支持装置 - Google Patents

架空配電線路の支持装置

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Publication number
JPH06153367A
JPH06153367A JP29248492A JP29248492A JPH06153367A JP H06153367 A JPH06153367 A JP H06153367A JP 29248492 A JP29248492 A JP 29248492A JP 29248492 A JP29248492 A JP 29248492A JP H06153367 A JPH06153367 A JP H06153367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulators
pole
lower side
work
utility pole
Prior art date
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Pending
Application number
JP29248492A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Gunji
勉 郡司
Yoshiaki Abe
好秋 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 架空配電線工事のロボットによる作業を容易
にする。 【構成】 略V形をなし、一辺部11aが電柱1の上部
から略水平に張り出し、他辺部11bが一辺部との連設
部から電柱に臨んで斜め下方に延び、両端が夫々電柱の
上部に固定されて逆三角形状に配置された腕金11と、
腕金の他辺部に上下方向に所定の間隔で配設され複数の
電線4〜6を夫々支持する複数の碍子25〜27とを備
えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空配電線路の支持装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧架空電線の配電工事は、活線作業が
多く、従来、図1のように作業者が電気用ゴム手袋を装
着して電柱1に昇り直接配電作業を行なう直接活性工
法、或いは作業者が電柱1に上りホットスティックを使
用して配電工事を行なう間接活線工法により行ってい
た。しかしながら、これらの直接活線工法、間接活線工
法等は、何れも作業者が高所に昇り、且つ手作業により
配電作業を行なうために常に感電の危険に晒されてお
り、作業者の疲労が極めて大きい。また、複数人が電柱
1上で作業を行なうために作業効率が悪い等の問題があ
る。
【0003】そこで、近年、図2のように油圧により操
作されて旋回及び伸縮可能なブーム7、当該ブーム7の
上端に配設されたバケット8及び当該バケット8に配設
されたロボット(マニピュレータ)9等を搭載した間接
工法車(図示せず)を使用し、作業者がバケット8に搭
乗してロボット9を操作して配電作業を行なう工法が採
用されてきている。かかる工法は、手作業では困難な種
々の作業を安全に行なうことが可能であり、複雑な作業
を一人の作業者で行なうことができ、作業能率が高く、
しかも、作業者は、バケット8内に搭乗しているために
転落等の虞れもない等の利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高圧架空配
電は、図1のように電柱1の最上部に水平に固定された
腕金2に夫々碍子例えば、耐張碍子3を介して三本(三
相)の高圧電線4〜6を支持しており、これらの高圧電
線4〜6は、水平面内で互いに平行に配列されている。
一方、前記間接工法車は、道路の一側に停止して前記作
業を行ない、ロボット9により作業を行なう場合、道路
側に最も近い(手前側)電線4の作業に比して、最も奥
の電線6の作業を行なう場合、手前の2本の電線4、5
の下方からロボット9のアームを延ばして行なうために
ロボットの移動距離が大きくなり、作業性が悪いばかり
でなく、作業時に他の電線4、5等に触れる虞れがあ
る。また、ロボット9のアームの工具把持部に装着され
た工具がこれらの電線に引っ掛かってアームから外れ落
下する虞れもある。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ロボットによる架空電線の配電工事の作業性の向上
を図るようにした架空配電線路の支持装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、略V型をなし、一辺部が電柱の上部
から略水平に張り出し、他辺部が当該一辺部との連設部
から電柱に臨んで斜め下方に延び、両端が夫々前記電柱
の上部に固定されて逆三角形状に配置された腕金と、前
記腕金の他辺部に上下方向に所定の間隔で配設され複数
の電線を夫々支持する複数の碍子とを備えた構成とした
ものである。
【0007】
【作用】腕金の斜め下方に向かって傾斜せる下辺部に配
設された複数の碍子は、上段から下段に至るに伴い順次
電柱側に近づくような略逆雛段状に配列されており、各
碍子には夫々高圧電線が支持されている。これによりロ
ボットを使用して配電作業を行なう場合に他の電線に干
渉することが少なくなり、作業が容易となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図3及び図4において架空配電線路支持装置
10の腕金11は、略V形をなしており、上辺部(水平
部)11aと下辺部(傾斜部)11bとの長さの比は例
えば、1:2程度に設定されており、各先端には夫々孔
11c(図5に一側のみ図示)が穿設されている。そし
て、下辺部11bには長手方向に沿って即ち、上下方向
に所定の間隔で碍子取付部11d〜11fが設けられて
いる。この腕金11は、耐食性、耐銹性を有する金属部
材により角筒状に形成されている。
【0009】一方、電柱1の上部にはバンド15、16
が装着されている(図3)。バンド15は、図5に示す
ように半円状の2本のバンド片15Aと15Bとにより
構成され、各バンド片15A、15Bの両端は、夫々外
方に略直角に折曲されて耳部15a、15a、15b、
15bとされている。そして、一方のバンド片15Aの
中央部には腕金11を支持するための支持部15c、1
5cが所定の間隔で半径方向外方に向かって平行に延出
されている。支持部15c、15cは、各基端が夫々バ
ンド片15Aに溶着固定され、略中央に孔15d、15
dが穿設されている。このバンド15は、腕金11と同
様に耐食性、耐銹性を有する金属部材により形成されて
いる。
【0010】これらのバンド片15A、15Bは、各両
端の耳部15a、15aと15b、15bとが夫々ボル
ト20、20及びナット21、21により連結されて環
状とされ、電柱1の上端に装着され、各支持部15c、
15cが電柱1から所定方向に水平に張り出した状態で
強固に締付固定される。バンド16もバンド15と同様
に構成されており、電柱1の上部、且つバンド15の下
方所定位置に装着固定される(図3)。
【0011】腕金11は、図3のように上辺部11a、
下辺部11bの各両端が夫々ベルト15、16に固定さ
れる。即ち、腕金11の上辺部11aの先端は、ベルト
15の支持部15c、15c間に嵌挿され、孔11c、
15d、11cを貫通するボルト22とナット23とに
より固定される(図5)。腕金11の下辺部11bの先
端も上述と同様にしてベルト16に固定される。この状
態において腕金11は、下辺部(傾斜部)11bの上端
(上辺部11aとの連設部)が側方に張り出し、下端が
電柱1に固定されて逆三角形状をなして配置される。
【0012】そして、腕金11の下辺部11bの各碍子
取付部11d〜11fに碍子25〜27が外方に臨んで
水平に取付固定される。従って、碍子25〜27は、上
段、中段、下段の順に順次内側即ち、電柱1側に近づい
て所謂逆雛段状に配置されている。そして、これらの碍
子25〜27に高圧電線4〜6が支持される。このよう
にして電柱1に高圧電線4〜6が支持される。尚、この
場合電柱1は、引通し柱とされている。
【0013】従って、ロボットにより配電工事を行なう
場合、高圧電線4〜6の何れの電線の工事を行なう場合
でも、作業がし易くなり、アームを余り長く延ばす必要
もなく、作業中に他の電線に干渉することも少なくな
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、略
V型をなし、一辺部が電柱の上部から略水平に張り出
し、他辺部が当該一辺部との連設部から電柱に臨んで斜
め下方に延び、両端が夫々前記電柱の上部に固定されて
逆三角形状に配置された腕金と、前記腕金の他辺部に上
下方向に所定の間隔で配設され複数の電線を夫々支持す
る複数の碍子とを備えた構成としたことにより、ロボッ
トによる活線作業の作業能率の向上が図られると共に、
作業時にロボットのアームに装着された工具が他の電線
に干渉することが防止される等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の高圧架空電線の配電工事における直接活
性工法を示す図である。
【図2】ロボットを使用した高圧架空電線の配電工事を
示す図である。
【図3】本発明に係る架空配電線路の支持装置の一実施
例を示す側面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図3の腕金とバンドとの接続部の一部切欠平面
図である。
【符号の説明】
1 電柱 4〜6 高圧電線 11 腕金 15、16 バンド 25〜27 碍子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略V型をなし、一辺部が電柱の上部から
    略水平に張り出し、他辺部が当該一辺部との連設部から
    電柱に臨んで斜め下方に延び、両端が夫々前記電柱の上
    部に固定されて逆三角形状に配置された腕金と、前記腕
    金の他辺部に上下方向に所定の間隔で配設され複数の電
    線を夫々支持する複数の碍子とを備えたことを特徴とす
    る架空配電線路の支持装置。
JP29248492A 1992-10-30 1992-10-30 架空配電線路の支持装置 Pending JPH06153367A (ja)

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JPH06153367A true JPH06153367A (ja) 1994-05-31

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JP29248492A Pending JPH06153367A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 架空配電線路の支持装置

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