JPH0615335B2 - パワ−ステアリング装置 - Google Patents

パワ−ステアリング装置

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JPH0615335B2
JPH0615335B2 JP3807786A JP3807786A JPH0615335B2 JP H0615335 B2 JPH0615335 B2 JP H0615335B2 JP 3807786 A JP3807786 A JP 3807786A JP 3807786 A JP3807786 A JP 3807786A JP H0615335 B2 JPH0615335 B2 JP H0615335B2
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JP
Japan
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ports
solenoid
port
flow path
flow
Prior art date
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JP3807786A
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JPS62198564A (ja
Inventor
清二 駒村
文一 杉本
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両の操舵力をパワーアシストするパワー
ステアリング装置に関する。
(従来の技術) 従来から知られている流体を利用したパワーステアリン
グ装置は、その流体の制御系として、スプールバルブや
ロータリーバルブを用いていた。例えば、スプールバル
ブを利用した場合には、当該スプールの両端を臨ませた
パイロット室内の圧力に応じてスプールバルブを切換
え、油圧アクチュエータの油室に供給する流量を制御す
るようにしていた。
(本発明は解決しようとする問題点) 上記のようにした従来の装置では、当該バルブが可動部
分を有するので、その加工精度を十分に維持しなければ
ならず、しかも、長時間使用することによって、その可
動部分が摩耗してしまうという問題があった。
また、バルブを用いると、重量がかさむとともに、設置
スペースが大きくなるので、当該車両の軽量化とその居
住空間の最大化という要請に答えられないという問題も
あった。
この発明は、バルブを用いずに流体を制御し、上記従来
の問題を解消することを目的にする。
(問題点を解決する手段) この発明は、上記の目的を達成するために、その構成を
次のようにしている。
すなわち、流路系をブリッジに組んだブリッジ回路に第
1〜4ポートを設け、これらポートのうち第1と第2ポ
ート、第3と第4ポートをそれぞれ対向させるととも
に、第1ポートをポンプに連通し、第2ポートをタンク
に連通し、第3、4ポートをアユチュエータの油室に連
通させ、しかも、上記ブリッジ回路には磁性流体を流す
とともに、各ポートの間を連通する流路に磁気を作用さ
せるソレノイドを設け、その磁気作用によって当該流路
に絞り効果を発揮させ、かつ、車両の走行条件に応じ
て、励磁させるソレノイドを選択するとともに、その励
磁電流を制御するコンローラを設ける構成にしている。
(本発明の作用) 上記のように構成したので、所定のソレノイドを励磁さ
せれば、その磁界と磁性流体の相互作用によって、当該
流路に絞り効果が作用し、この絞り効果が作用した流路
には流体が流れにくくなる。したがって、励磁させるソ
レノイドを選択すれば、アクチュエータの所望の油室を
ポンプに連通させ、他の油室をタンクに連通させること
ができる。しかも、上記ソレノイドに対する励磁電流を
制御すれば、当該アクチュエータへの供給流量も制御で
きる。
(本発明の効果) この発明に係る装置によれば、従来のようにスプールバ
ルブやロータリーバルブが不要になるので、それらバル
ブによってもたらされた種々の問題を一挙に解決でき
る。
(本発明の実施例) 第1、2図に示した第1実施例は、アクチュエータであ
るパワーシリンダSに、ラックピストン1で区画された
油室2、3を形成するとともに、このピストン1のラッ
ク4を、セクターギヤ5にかみ合せている。
したがって、上記ラックピストン1を左右いずれかに移
動させることにより、セクターギヤ5が回動するが、こ
のセクターギヤ5の回動にともなって操舵力がパワーア
シスされる。なお、セクターギヤ5の回動力を、上記の
ように車輪に伝達する機構は従来のものと同様である。
上記パワーシリンダSの油室2、3は、第1図に示すよ
うにブリッジ回路aに接続しているが、このブリッジ回
路aには、第1〜4ポート6〜9を設けている。そし
て、上記第1ポート6をポンプPに接続し、第2ポート
7をタンクTに接続するとともに、第3、4ポート8、
9を上記シリンダSの油室2、3に連通させている。
このようにしたブリッジ回路aであって、各ポート6〜
9間に設けた流路10〜13の外周には、第1〜4ソレノイ
ド14〜17を設けている。この第1〜4ソレノイド14〜17
は、第2図に示すように、コントローラcに接続してい
るが、このコントローラcには、ステアリングシャフト
に発生したトルクを検出するトルクセンサー18,19を接
続している。
そして、ステアリングシャフトに発生するトルクの方向
に応じて、いずれかのトルクセンサー18あるいは19が信
号を出力するが、いま、一方のトルクセンサー18が当該
ステアリングシャフトのトルクを検出してコントローラ
Cにその信号を入力すると、それにともなって第1ソレ
ノイド14と第4ソレノイド17とを励磁させる。また、コ
ントローラcが他方のトルクセンサー19からの出力信号
を受信すると、それにともなって第2ソレノイド15と第
3ソレノイド16とを励磁させる。
そして、上記ポンプPからは磁性流体を吐出させるが、
この磁性流体は、流動性と強磁性という両性質を備えた
公知のものである。そして、上記磁性流体を流している
とき、所定のソレノイドを励磁させると、その磁気作用
によって当該流路に圧力損失が生じるが、その圧力損失
の大きさはソレノイドに対する励磁電流に応じて決ま
る。
しかして、第1〜4ソレノイド14〜17の全てを非励磁の
状態に保ちつつ、ブリッジ回路aにポンプPから磁性流
体を流すと、当該磁性流体は第2ポート7を経由してタ
ンクTに流れ、パワーシリンダSの油室2、3がタンク
圧に維持される。
上記の状態からハンドルを回すと、それに応じてステア
リングシャフトにトルクが発生するが、そのトルクの方
向によって、トルクセンサー18あるいは19のいずれかが
動作する。
例えば、一方のトルクセンサー18が当該トルクを検出し
て動作したとすると、それに応じてコントローラcが動
作し、第1ソレノイド14と第4ソレノイド17とを励磁さ
せる。第1、4ソレノイド14、17が励磁すると、その磁
気作用により、流路10、13の圧力損失が大きくなる。つ
まり、この流路10、13に絞りを設けたと同様になるが、
そのときの圧力損失は上記ソレノイドに対する励磁電流
よって決まる。
上記のように流路10、13の圧力損失が大きくなれば、第
1ポート6から流入した磁性流体は、流路11及び第3ポ
ート8を経由して、パワーシリンダSの一方の油室2に
流入する。また、このパワーシリンダSの他方の油室3
の磁性流体は、第4ポート9→流路12→第2ポート7を
経由してタンクTに流出する。そのためにラックピスト
ン1が第1図左方向に移動しながらセクターギヤ5を回
動させるので、その操舵力がパワーアシストされる。
反対に、他方のトルクセンサ19が動作した場合には、コ
ントローラcの作用で第2、3ソレノイド15、16を励磁
させるので、その流路11、12の圧力損失が大きくなる。
そのために第1ポート6から流入した磁性流体は流路10
及び第4ポート9を経由して他方の油室3に流入し、一
方の油室2の磁性流体が第3ポート8→流路12→第2ポ
ート7を経由してタンクTに流出するので、ラックピス
トン1が第1図右方向に移動し、その操舵力をパワーア
シストする。
なお、上記第1実施例では、各流路の外周にソレノイド
のコイルを巻きつけるようにしたが、例えば、第3図に
示した第2実施例のように、空間部20を形成したコア21
に、コイル22を巻きつけてソレノイドを構成するととも
に、上記空間部20に各流路10〜13を位置させるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
図面第1、2図はこの発明の第1実施例を示すもので、
第1図は油圧回路図、第2図はソレノイドを制御する電
気回路図、第3図は第2実施例の要部の断面図である。 S……パワーシリンダ、6〜9……第1〜4ポート、10
〜13……流路、14〜17……第1〜4ソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路系をブリッジに組んだブリッジ回路に
    第1〜4ポートを設け、これらポートのうち第1と第2
    ポート、第3と第4ポートをそれぞれ対向させるととも
    に、第1ポートをポンプに連通し、第2ポートをタンク
    に連通し、第3、4ポートをアクチュエータの油室に連
    通させ、しかも、上記ブリッジ回路には磁性流体を流す
    とともに、各ポートの間を連通する流路に磁気を作用さ
    せるソレノイドを設け、その磁気作用によって当該流路
    に絞り効果を発揮させ、かつ、車両の走行条件に応じ
    て、励磁させるソレノイドを選択するとともに、その励
    磁電流を制御するコンローラを設けてなるパワーステア
    リング装置。
JP3807786A 1986-02-22 1986-02-22 パワ−ステアリング装置 Expired - Lifetime JPH0615335B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3807786A JPH0615335B2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22 パワ−ステアリング装置

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JP3807786A JPH0615335B2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22 パワ−ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62198564A JPS62198564A (ja) 1987-09-02
JPH0615335B2 true JPH0615335B2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=12515425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3807786A Expired - Lifetime JPH0615335B2 (ja) 1986-02-22 1986-02-22 パワ−ステアリング装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246305A (ja) * 1988-08-06 1990-02-15 Taiho Ind Co Ltd 粘性変化型圧力制御装置
JPH0687453A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Mitsubishi Motors Corp 減衰力可変型パワーステアリングマウント装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62198564A (ja) 1987-09-02

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